JPH11167765A - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

磁気ディスク駆動装置

Info

Publication number
JPH11167765A
JPH11167765A JP28080298A JP28080298A JPH11167765A JP H11167765 A JPH11167765 A JP H11167765A JP 28080298 A JP28080298 A JP 28080298A JP 28080298 A JP28080298 A JP 28080298A JP H11167765 A JPH11167765 A JP H11167765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
shaft
magnetic disk
housing
disk drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28080298A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Toyoshima
弘祥 豊島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28080298A priority Critical patent/JPH11167765A/ja
Publication of JPH11167765A publication Critical patent/JPH11167765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク駆動装置の磁気ヘッドの放電破
壊や磁気ディスクに記録した情報の破壊を防止。 【解決手段】 磁気ディスク駆動装置は、図1に示すよ
うに、モータと磁気ディスクと装置本体のシャーシ2と
で構成されている。このモータは、ハウジング1とシャ
フト7とロータ部62と巻線部61と軸受60とで構成
されたラジアルタイプのブラシレスモータである。この
軸受60は、スリーブ3とスラスト板14とで構成され
ている。モータのハウジング1はアルミニウム合金をプ
レス加工で成形した板状のもので、フランジ部1cの外
周は磁気ディスク駆動装置本体のシャーシ2に取り付け
られる。スリーブ3がハウジング1の軸受取付孔に導電
性の接着剤を用いて固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクに情
報を記録する磁気ディスク駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク駆動装置としては、一般に
コンピュータで使用されるハードディスクドライブがあ
る。
【0003】従来の磁気ディスク駆動装置の軸受は、ボ
ール軸受を使用しており、そのボール軸受によって磁気
ディスクの回転を支持しているの。そのために、磁気デ
ィスクを高精度に回転することができない。これを解決
するために、動圧流体軸受を使用した磁気ディスク駆動
装置が開発されている。
【0004】また磁気ヘッドの位置決めにおいては、前
記ボール軸受の振動によって磁気ヘッドの高精度位置決
めが困難であるが、これに対して、動圧流体軸受を用い
た磁気ディスク駆動装置では磁気ヘッドの高精度位置決
めを可能にしている。
【0005】近年の磁気ディスク駆動装置は、装置本体
の小型化と高密度記録化のために磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッド(以下、MR磁気ヘッドと呼ぶ。)を採用してい
る。
【0006】しかし、高速で回転する磁気ディスクと空
気との摩擦により、前記磁気ディスクに静電気が帯電
し、磁気ディスクと磁気ヘッドとの間に電位差が生じ
る。この電位差によって磁気ディスクとMR磁気ヘッド
との間で放電した場合には、MR磁気ヘッドを構成する
磁気抵抗効果薄膜などが破損する問題があった。
【0007】この問題を解消するために、磁気ディスク
駆動装置の放電対策、すなわちアース手段として種々の
提案がされている。これらの提案をまとめると以下のよ
うになる。
【0008】磁気ヘッドのアース手段は、特開平4−1
37212号公報に記載されているように、磁気ヘッド
スライダのMR感磁部以外に接地電位の導電層を設けて
導電層を介して帯電静電気を放電するアース手段、特開
平2−94103号公報に記載されているように、MR
磁気ヘッドの中央電圧及び基準電位を所望の電位にセッ
トすることにより、MR磁気ヘッドと磁気ディスクの間
のキャパシタンスの放電する電流を小さい値に保つ手段
が開示されている。
【0009】モータシャフトと装置ハウジングとの間の
アース手段は、実開平1−31597号公報に記載され
ているように、バネで予圧したボールをシャフトに設
け、そのボールを装置ハウジングの凸部に接触させる手
段が開示されている。
【0010】モータシャフトの軸端にハウジングに固定
された接触子を摺動させるアース手段は、特開平7−1
76132号公報や特開平7−254213号公報に記
載されているように、ハウジング外側に位置してモータ
のシャフトの軸端に摺接させた接触子と、基端側はハウ
ジングに固定され、先端側は該接触子と摺動する電極が
設けられた板バネとから構成されたアース手段が開示さ
れている。
【0011】モータシャフトとハブとのアース手段は、
特開平5−81825号公報に記載されているように、
板バネのようなフィンガをシャフトの外周面に当てて摺
動させるもの、特開平5−288214号公報のよう
に、シャフトにバネで予圧したボールを設け、そのボー
ルがハブに当接摺動するもの、実開平7−32746号
公報のように、回転するハブに円筒突起を設け、その円
筒突起をシャフトに設けた磁性流体の中に入れたアース
手段が開示されている。
【0012】動圧軸受の潤滑剤のアース手段は、特開平
5−347066号公報に記載されているように、動圧
軸受の潤滑剤として導電性の磁性流体を用いるもの、特
開平1−77125号公報や特開平7−6491号公報
のように、動圧軸受の潤滑剤として導電性の潤滑剤を用
いるアース手段が開示されている。
【0013】ボール軸受のアース手段は、実開平3−9
1067号公報に記載されているように、ボール軸受に
使用するグリースとして導電性グリースを用いるアース
手段が開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の磁気ヘ
ッドのアース手段のように、磁気ヘッド側だけに特別な
回路を設けて放電破壊を防止するアース手段は、非常に
コストが高くなり、ヘッド機構が複雑になる等の問題が
ある。
【0015】前述のモータシャフトと装置ハウジングと
の間のアース手段やモータシャフトの軸端にハウジング
に固定された接触子を摺動させるアース手段やモータシ
ャフトとハブとのアース手段では、モータ側に放電破壊
を防止するために磁気ディスク駆動装置の構造を変更し
なければならない。また、高容量化に優れた動圧流体軸
受の磁気ディスク駆動装置では、ボール軸受を有する磁
気ディスク駆動装置よりも部材の締結部に接着剤を使用
することが多くなり、前述のボール軸受のアース手段の
動圧軸受の潤滑剤として導電性の潤滑剤または導電性の
磁性流体を用いるだけでは、磁気ディスクとハウジング
(またはモータのハウジング)との間の抵抗が高く放電
破壊する問題がある。
【0016】本発明は、磁気ディスク駆動装置の構造を
変更せずに、磁気ディスクと装置本体のハウジングとの
間の抵抗を低くして導通させることで高速に回転する磁
気ディスクに発生した電荷を前記ハウジング逃がして、
磁気ヘッドの放電破壊や磁気ディスクに記録した情報の
破壊を防止した磁気ディスク駆動装置を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク駆
動装置は、ロータ部を持つシャフトと、前記シャフトに
勘合する軸受とを有するモータと、前記モータを収納し
孔を形成したハウジングと、前記シャフトおよび前記軸
受のうちの一つに設置された磁気ディスクと、前記ハウ
ジングの孔と前記軸受との接続方法、または前記ハウジ
ングの孔と前記シャフトとの接続方法、または前記軸受
と前記シャフトとの接続方法の少なくとも一つが、接続
方法に導電性接着剤を用いていて、前記磁気ディスクと
前記ハウジングとが電気的に導通している。
【0018】上記の構成により、モータの構造の変更を
必要としないで、磁気ディスクと装置本体のハウジング
との間の抵抗を低くして導通させることができる。この
ような磁気ディスクとハウジングとの間の電気的導通に
より、高速に回転する磁気ディスクに発生した電荷を前
記ハウジングに逃がすことができる。その結果、磁気ヘ
ッドの放電破壊が防止され、さらに、磁気ディスクに記
録された情報の破壊を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のひとつの磁気ディスク駆
動装置は、上面に巻線部が環状に配置される板状のハウ
ジングと、前記巻線部の中央位置になるように前記ハウ
ジングに設けられた軸受取付孔に取り付けられる軸受
と、基端部が前記軸受に支持され前記巻線部に対向する
マグネットを有するロータ部が取り付けられたシャフト
と、シャフトの先端部に取り付けられた磁気ディスクと
を備え、前記軸受がハウジングの前記軸受取付孔に導電
性の接着剤により固定されている。この構成により、磁
気ディスクとモータのハウジングとの間の抵抗が低くな
り、磁気ディスクに発生した電荷が前記モータのハウジ
ングに導通して逃げることができる。
【0020】本発明の他の磁気ディスク駆動装置は、上
面に巻線部が環状に配置される板状のハウジングと、前
記巻線部の中央位置になるように前記ハウジングに設け
られたシャフト取付孔に取り付けられるシャフトと、前
記ハウジングの上方位置で前記シャフトの外周に設けた
軸受と、前記軸受の外周に取り付けられるとともに前記
巻線部に対向するマグネットを取り付けられたハブと、
前期ハブの先端部に取り付けられた磁気ディスクとを備
え、ハウジングの前記シャフト取付孔と前期シャフトと
の固定または前記軸受とハブとの固定の少なくとも一方
が導電性の接着剤により固定されている。この構成によ
り、軸固定型の磁気ディスク駆動装置であっても、磁気
ディスクとモータのハウジングとの間の抵抗を低くして
磁気ディスクに発生した電荷を前記モータのハウジング
に導通させて逃がすことができる。
【0021】本発明のさらに他の磁気ディスク駆動装置
は、モータのハウジングに対して回転自在なロータ部に
締結されたシャフト先端面に対向して配置したスラスト
板を設けたスラスト軸受と、前記シャフトと前記シャフ
トを支持するスリーブとの少なくとも一方にヘリングボ
ーン溝を設けて前記シャフトと前記スリーブとの周面間
に潤滑油を充填したラジアル動圧流体軸受とを備え、前
記スリーブと前記ハウジングとが導電性の接着剤で接着
固定されている。この構成により、ラジアル動圧流体軸
受を備えた磁気ディスク駆動装置あっても、磁気ディス
クとモータのハウジングとの間の抵抗を低くして磁気デ
ィスクに発生した電荷を前記モータのハウジングに導通
させて逃がすことができる。
【0022】本発明のさらに他の磁気ディスク駆動装置
は、モータのハウジングに対して回転自在なロータ部に
締結されたシャフト先端面に対向して配置したスラスト
板と、前記シャフトを支持するスリーブに固定された前
記スラスト板とシャフト先端面との少なくとも一方に溝
を設けたスラスト動圧流体軸受を備え、前記スリーブと
前記ハウジングとが導電性の接着剤で接着固定されてい
る。この構成により、スラスト動圧流体軸受を備えた磁
気ディスク駆動装置あっても、磁気ディスクとモータの
ハウジングとの間の抵抗を低くして磁気ディスクに発生
した電荷を前記モータのハウジングに導通させて逃がす
ことができる。
【0023】本発明のさらに他の磁気ディスク駆動装置
は、モータのハウジングに対して回転自在なロータ部に
締結されたシャフト先端面に対向して配置したスラスト
板と、前記シャフトの球状先端面を前記スラスト板に当
接させてスラスト荷重を受けるスラストピボット軸受
と、前記シャフトと前記シャフトを支持するスリーブと
の少なくとも一方にヘリングボーン溝を設けて前記シャ
フトと前記スリーブとの周面間に潤滑油を充填したラジ
アル動圧流体軸受とを備え、前記スリーブと前記ハウジ
ングとが導電性の接着剤で接着固定されている。この構
成により、磁気ディスクとモータのハウジングとの間の
抵抗を低くして磁気ディスクに発生した電荷を前記モー
タのハウジングに導通させて逃がすことができる。
【0024】また、スラスト軸受の抵抗を小さくでき、
高記録密度用の磁気ヘッドが採用でき、その結果、装置
の小型化が可能となる。
【0025】本発明のさらに他の磁気ディスク駆動装置
は、モータのハウジングに固定したシャフトとブッシュ
とによりスラスト規制板を挟み込んだ固定部と、前記ハ
ウジングに対して回転自在でハブに接続したスリーブと
カバープレートとで前記スラスト規制板を挟み込んだロ
ータ部と、前記カバープレートと前記スリーブと前記ス
ラスト規制板とを設けた動圧流体軸受と、前記スリーブ
と前記シャフトの少なくとも一方にヘリングボーン溝を
有するラジアル動圧流体軸受とを備え、シャフトとハウ
ジングの固定またはハブとスリーブの固定の少なくとも
一方が導電性の接着剤により接着固定されている。この
構成により、軸固定型の磁気ディスク駆動装置であって
も、磁気ディスクとモータのハウジングとの間の抵抗を
低くして磁気ディスクに発生した電荷を前記モータのハ
ウジングに導通させて逃がすことができる。
【0026】本発明のさらに他の磁気ディスク駆動装置
は、モータのハウジングに固定した軸受ホルダーと、一
方のボール軸受の外輪に固定した前記軸受ホルダーと、
他方のボール軸受の内輪に固定したシャフトとを備え、
ボール軸受で挟み込んだボールでシャフトが回転する磁
気ディスク駆動装置において、ボール軸受の内輪とシャ
フトの固定またはボール軸受の外輪と軸受ホルダーの固
定または軸受ホルダーとハウジングの固定の少なくとも
一つが導電性の接着剤により接着固定されている。この
構成により、ボール軸受を用いた磁気ディスク駆動装置
にであっても、磁気ディスクとモータのハウジングとの
間の抵抗を低くして磁気ディスクに発生した電荷を前記
モータのハウジングに導通させて逃がすことができる。
【0027】本発明のさらに他の磁気ディスク駆動装置
は、軸受ホルダーがモータのハウジングで一体に構成さ
れる。本発明のさらに他の磁気ディスク駆動装置は、モ
ータのハウジングが装置本体のハウジングで一体に構成
される。
【0028】
【実施例】以下、本発明の磁気ディスク駆動装置の具体
的な実施例について図面を用いて説明する。
【0029】(実施例1)本発明の実施例1の磁気ディ
スク駆動装置は、図1に示すように、モータと磁気ディ
スクと装置本体のシャーシ2とで構成されている。
【0030】このモータは、ハウジング1とシャフト7
とロータ部62と巻線部61と軸受60とで構成された
ラジアルタイプのブラシレスモータである。この軸受6
0は、スリーブ3とスラスト板14とで構成されてい
る。
【0031】モータのハウジング1はアルミニウム合金
をプレス加工で成形した板状のもので、フランジ部1c
の外周は磁気ディスク駆動装置本体のシャーシ2に取り
付けられる。
【0032】この磁気ディスク駆動装置本体のシャーシ
2は、モータのハウジング1とは別に本体ハウジングま
たはシャーシとも呼ばれる。モータのハウジング1の上
面には、巻線部61が環状に配置されている。
【0033】この巻線部61は、コイル4とステータコ
ア5とで構成されている。軸受取付孔1a、例えばモー
タのハウジング1の中央円筒部の内周には、スリーブ3
が取り付けられている。また、ハウジング1の中央円筒
部の外周1dには、コイル4が巻配されたステータコア
5が固着されている。
【0034】前記ロータ部62は、ハブ6とロータフレ
ーム8と駆動マグネット9とで構成されている。ハブ6
は、ディスク受け面6aとディスクの内径規制の円筒部
6bとを有するカップ形状をしている。カップ状のハブ
6の中央に垂直に圧入して固定されたモータのシャフト
7を中心にして回転する。
【0035】ロータフレーム8は、プレス加工で形成さ
れていて、ハブ6に固定されている。ロータフレーム8
の円筒部内周には周方向にN極とS極を交互に着磁した
円筒状の駆動マグネット9が固着されている。
【0036】前記軸受60は、モータのハウジング1に
設けられた軸受取付孔1aに取付けられている。この軸
受60は、スリーブ3とスラスト板14とで構成されて
いて、スリーブ3の中央に設けた円筒部に前記ロータ部
62を取付けたシャフト7の基端部を挿入して支持して
いる。
【0037】具体的には、モータのハウジング1の軸受
取付孔1aに固定されたスリーブ3内には潤滑油があ
り、スラスト方向はスラスト板14とシャフト7の端面
で動圧を発生させるスラスト軸受となっていて、スラス
ト板14は鍛造などにより溝を形成したスパイラル溝を
有する。スリーブ3の内周面側に間隔を置いた2箇所に
ヘリングボーン型のグルーブ溝が設けられていて、ラジ
アル方向の動圧流体軸受を構成している。
【0038】モータのハブ6が衝撃などでスラスト方向
に移動した場合、ハブ6に固定したロータフレーム8の
内周の円筒突起部16がスリーブ3に接着固定した突起
15に当接するので、ハブ6は抜けない構造になってい
る。
【0039】磁気ディスクの回転に際しては、このモー
タのコイル4に電流が通電され、ステータコア5の突極
に磁界が発生し、ステータコア5に対向した界磁用の駆
動マグネット9との間でトルクが発生し、モータのロー
タ部が回転する。このロータの回転により、このロータ
部ハブ6のディスク受け面6aにクランプした磁気ディ
スク10,11が回転する。
【0040】この磁気ディスク駆動装置は、磁気ディス
ク10,11の2枚搭載する。ハブ6の磁気ディスク受
け面6aには磁気ディスク10を載せ、クランプのスペ
ーサ12を介してもう一枚の磁気ディスク11を載せ、
クランパ13で固定する。このクランパ13はポリイミ
ド樹脂やポリアミド樹脂をリング形状に成形して作成さ
れ、磁気ディスク10,11の固定にはハブ6外周の円
筒部6bに圧入で固定されている。
【0041】ハウジング1の底面部の1個の細長い取り
出し口17にフレキシブルプリント基板18を通し、そ
のフレキシブルプリント基板18のモータ内部側のラン
ド部にコイル端末線を半田付し、モータ外部にはフレキ
シブルプリント基板18を介して配線される。フレキシ
ブルプリント基板18の取り出し口17は、内部との密
閉のために紫外線硬化型の接着剤で硬化密閉している。
【0042】シャフト7とハブ6との固定は圧入である
ために、磁気ディスクとシャフト7は導通している。軸
受60はラジアル動圧軸受やスラスト動圧軸受であるの
で、シャフト7はスリーブ3には非接触で回転してい
て、その介在には潤滑油が用いられている。
【0043】潤滑剤は一般的には絶縁物にであるが、磁
気ディスク駆動装置に使用する潤滑油は、油膜厚さが数
ミクロンであるため、潤滑油のイオンの影響で導電性が
あるようなレベルまで絶縁抵抗を小さくできる。
【0044】実施例1では、積極的に導電性の潤滑剤を
使用している。モータのハウジング1とスリーブ3とを
固定するために導電性の接着剤70を使用している。具
体的には、モータのハウジング1の軸受取付孔1aに接
着剤70を塗布しスリーブ3を挿入して接着固定してい
る。
【0045】従来使用していた接着剤は一般に絶縁物で
あり非導電性の接着剤(例えば、日本ロックタイト
(株)製:嫌気性UV型LX0603)であるが、実施
例1では導電性の接着剤70を使用している。
【0046】空気の中を磁気ディスク10,11が高速
に回転することによって、磁気ディスク10,11は空
気層から抵抗を受け、その抵抗による摩擦によって、空
気に発生した電荷が磁気ディスク10,11表面に帯電
していく。磁気ディスク10,11に発生した電荷を逃
がすように導電性の部材(ハブ6とシャフト7とスリー
ブ3とモータのハウジング1は導電性を有する。)を使
用している。スリーブ3とモータのハウジング1との接
着として、導電性の接着剤70を使用することで、磁気
ディスク10,11と装置本体のハウジング2との間の
抵抗が低い値で導通している。そのためにMR磁気ヘッ
ドの静電破壊がなくなる。
【0047】導電性の接着剤70は、図2に示すよう
に、モータのハウジング1とスリーブ3との間に介在さ
せている。導電性の接着剤の硬化前は、図2(a)に示
すように、導電フィラー22は分散状態のためにほぼ絶
縁状態となっているが、硬化後では、図2(b)に示す
ように、硬化の際にバインダ21が体積収縮し、導電フ
ィラー22の内部接触およびモータのハウジング1とス
リーブ3との界面接触により導通がなされる。すなわ
ち、硬化の際の体積収縮により導電フィラー22同士が
接続され導電性が発現する。
【0048】導電フィラー22としては金属粉またはカ
ーボンが使用される。導電フィラー22が金属粉である
場合は、自由電子の移動により導通がなされる。ただ
し、導電性の接着剤のバインダに導電フィラーが分散さ
れているため、硬化した後も導電フィラーの周りは絶縁
体である有機バインダに囲まれている。導電フィラー2
2がカーボンの場合はπ電子が導通の主役となる。
【0049】導電性の接着剤は、導電フィラー、バイン
ダ、添加剤、希釈剤などで構成されている。導電フィラ
ーとしては、金粉、銀粉、銅粉、ニッケル粉、アルミ
粉、パラジウム粉、メッキ粉、カーボン粉、グラファイ
ト粉などが使用される。これらのフィラーの形状、粒径
も様々であり、形状ではフレーク上、球状、樹枝状、針
状などがある。磁気ディスク駆動装置ではより抵抗を小
さくするために、粒径が大きいフレーク状の導電フィラ
ーが用いられる。嵌合部の接着時の作業性のためにフレ
ーク状の導電フィラーと球状の導電フィラーを併用する
タイプなども使用される。
【0050】バインダの役割は、導電フィラーをバイン
ドさせたり、体積収縮に硬化物内部の導電フィラー同士
を接触させたり、および、モータのハウジング1とスリ
ーブ3とを接着させることである。バインダとしては、
エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、シリコン
樹脂などの熱硬化性樹脂、または熱可塑性樹脂が使用さ
れる。接着剤などから発生するガスを嫌うために、バイ
ンダとしては、エポキシ樹脂が特に望ましい。
【0051】添加剤としては、カップリング剤および希
釈剤などが使用される。接着の密着性を上げるための微
量のカップリング剤が添加されている。希釈剤としては
硬化性や塗布作業性を調整するために配合されるモノマ
ー樹脂や溶剤が使用される。
【0052】以上のことから、モータのハウジング1と
スリーブ3とを固定するために、導電性の接着剤70を
使用するこにより、磁気ディスクとモータのハウジング
との間の抵抗を低くして、高速に回転する磁気ディスク
に発生した電荷をモータのハウジングに導通させ、その
電荷を逃がすことができ、磁気ヘッドの放電破壊や磁気
ディスクに記録した情報の破壊を防止することができ
る。
【0053】この実施例1では、モータのハウジングと
装置本体のハウジングとを分離してあるが、モータのハ
ウジングが装置本体のハウジングと一体になったもので
も同様の効果を有する。
【0054】(実施例2)本発明の実施例2の磁気ディ
スク駆動装置は、図3に示すように、ハウジング23と
磁気ヘッド24と蓋体25と磁気ディスク31とクラン
パ32とモータ部とで構成されている。
【0055】この磁気ディスク駆動装置は、磁気ディス
ク31を1枚搭載するものである。ハウジング23は、
モータのハウジングであるとともに本体のシャーシーで
もあり、一体型となっている。
【0056】ハウジング23と蓋体25とで構成される
空間にモータ部が構成されていて、この空間は密閉され
ている。このモータ部は、シャフト28とロータ部82
と巻線部81と軸受80とで構成されている。
【0057】この巻線部81は、ステータコア36とコ
イル37とで構成されている。このロータ部82は、ハ
ブ30とロータフレーム34と駆動マグネット35とで
構成されている。
【0058】ハウジング23の上面には、巻線部が環状
に配置されている。ハウジング23はアルミダイキャス
トで作られた成形物を加工したり、または、鉄板をプレ
ス加工することなどにより製作される。
【0059】蓋体25はアルミニウム合金の板材をプレ
スフォーミングしたり、または、鉄板をプレス加工で成
形することなどにより製作される。モータ部は、ハウジ
ング23の凹部の面上に構成されている。その凹部の面
上に凸部の軸受取付孔26a、例えば円筒部26がハウ
ジング23に一体で設けられ、その軸受取付孔26aに
スリーブ27が導電性の接着剤71で接着固定されてい
る。
【0060】前記軸受80は、ハウジング23に設けら
れた軸受取付孔26aに取付けられている。この軸受
は、スリーブ27とスラスト板29とを有し、スリーブ
27の中央に形成された円筒部に前記ロータ部を取付け
たシャフト28の基端部が挿入されて支持されている。
【0061】具体的には、スリーブ27の内周円筒部の
2ヵ所にヘリングボーン溝が設けられ、スリーブ27と
シャフト28との隙間に潤滑油が充填されている。シャ
フト28の回転に伴って発生する動圧によりシャフト2
8はスリーブ27に非接触に支持されるラジアル動圧流
体軸受が構成されている。
【0062】スラスト方向の荷重に対しては、シャフト
28の先端部は球状になっていて、スリーブ27に固定
された金属系のスラスト板29とシャフト先端部でのピ
ボット軸受となっている。スラスト板29は金属系であ
るので、ピボット軸受の関係で、スリーブ27とシャフ
ト28は導通している。
【0063】シャフト28には非磁性材料のハブ30が
固定されている。そのハブ30には、外周方向へ環状に
張り出したフランジ部30aが形成され、このフランジ
部30aの上面には磁気ディスク31が搭載される。
【0064】シャフト28の上端面にはクランプビスを
取り付けるためのねじ穴がセンタに設けられている。シ
ャフト28のねじ穴へクランパ32をねじ33で取り付
けることにより、その磁気ディスク31はハブ30にク
ランプされる。
【0065】ハブ30のフランジ部30aの下側には、
磁性材料で形成されたロータフレーム34がハブ30に
かしめ固定されている。ハブ30へ固定されたロータフ
レーム34の最外周垂下部には、駆動マグネット35が
接着固定されている。
【0066】駆動マグネット35は環状であり、円筒内
周面には磁極が周方向へ着磁されている。その内周面に
対向するようにステータコア36はハウジング23の円
筒部26に固定されている。
【0067】また、ステータコア36のスロット数Sと
駆動マグネット35の磁極の数Pとは、(式1)の関係
にある。 S:P=3:4 ‥‥‥‥(式1) 電磁鉄板が積層されたステータコア36には、絶縁され
た上からこのステータコア36にコイル37が巻配され
ている。コイル37に通電されるとき、ステータコア3
6と駆動マグネット35との電磁相互作用により、ハブ
30に搭載された磁気ディスク31が回転駆動される。
【0068】磁気ディスク駆動装置内部には、MR磁気
ヘッド24が磁気ディスク31に対応して配置されてい
る。MR磁気ヘッド24はアーム38を介して、ボイス
コイルモータで駆動されている。MR磁気ヘッド24は
磁気ディスク31の情報を読み出しするために、磁界の
変化が抵抗値の変化として現れるMR磁気ヘッド24を
用いている。
【0069】磁気ディスク31が高速回転するとき、磁
気ディスクの上面および下面と空気の摩擦により磁気デ
ィスクに静電気が発生する。
【0070】この静電気は、磁気ヘッドでの情報の読み
出し・書き込みに悪影響を与えるばかりでなく、モータ
のハブ30を介してモータのロータ部に帯電し、この帯
電量が増加するとき、ロータ部のステータ部との間で放
電が生じてノイズの発生、記録情報の破壊等の原因にな
る。
【0071】特に、MR磁気ヘッドは、外的要因として
の静電気や異常電圧に対して弱いために、高圧に帯電し
なくするために、スリーブ27とハウジング23の円筒
部26との接着に導電性の接着剤を使用している。
【0072】スリーブ27と円筒部26とを接着するた
めに、一般的な接着剤(非導電性の接着剤)と導電性の
接着剤71を使用した場合において、クランパ32とハ
ウジング23との抵抗値の測定結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】20台の磁気ディスク駆動装置を用いて、
抵抗値を測定した。抵抗値の測定方法において、磁気デ
ィスク駆動装置を4200rpmで回転させて、クラン
パ32の中心部に接触子を当て、その接触子に電流計を
直列に接続して微少定電圧電源の+側に接続する。また
ハウジング23から微少定電圧電源の−側に接続する。
すなわち、抵抗値は定電圧方式で測定し、導通抵抗は
(微少電圧電源値/電流値)で計算される。
【0075】(表1)は、磁気ディスク駆動装置20台
の値のばらつきの範囲を示す。従来の非導電性の接着剤
を用いた場合の測定結果は0.7〜5.0Ωであり、本
実施例2の導電性の接着剤71を用いた場合の測定結果
は0.2〜3.0Ωであるので、従来に比べて本実施の
形態2の導電性の接着剤を用いた場合の方が抵抗値が低
いことがわかる。
【0076】(表1)に示すように、スリーブ27と円
筒部26の接着に導電性の接着剤71を使用することに
より、ハブ30とハウジング23との間の抵抗を小さく
できる。以上のことから、ハウジング23の円筒部26
とスリーブ27の固定に導電性の接着剤71を使用する
こにより、磁気ディスクと装置本体のハウジングとの間
の抵抗を低くして、高速に回転する磁気ディスクに発生
した電荷を導通させることで逃がすことができ、磁気ヘ
ッドの放電破壊や磁気ディスクに記録した情報の破壊を
防止することができる。
【0077】(実施例3)本発明の実施例3の磁気ディ
スク駆動装置は、図4に示すように、ハウジング39と
シャフト40とスラスト規制板42とブッシュ43と磁
気ディスク48,49とロータ部92と巻線部91とを
備える。
【0078】この磁気ディスク駆動装置は、軸固定の片
持ち型の磁気ディスク駆動装置であり、磁気ディスク4
8,49の2枚搭載するものである。
【0079】クランプする磁気ディスク48,49とス
ペーサ51とOリング50は一点鎖線で表示している。
【0080】ロータ部92は、ハブ46と駆動マグネッ
ト47と軸受90とを有する。この巻線部91は、例え
ばステータコア41で構成されている。この軸受90
は、スリーブ44とカバープレート45とで構成されて
いる。
【0081】ハウジング39はモータのハウジングであ
るとともに本体のシャーシであり、一体に構成されてい
る。板状のハウジング39の上面には、巻線部が環状に
配置されている。巻線部の中央位置になるようにハウジ
ング39にはシャフト40を固定するシャフト取付孔が
設けられている。
【0082】シャフト取付孔39a、例えばハウジング
39の円筒部の内周部に一端部40aが固定されたシャ
フト40と円筒部の外周部39bに固定されたステータ
コア41が固定される。
【0083】ハウジング39とシャフト40とは導電性
の接着剤72を用いて固定されており、接着剤には嫌気
性の導電性の接着剤72を使用する。このシャフト40
の他端の小径部40bの小径段差部に鋼板系のスラスト
規制板42を当接させ、ブッシュ43とその小径段差部
とにより、スラスト規制板42を挟み込み固定する。ま
た、スラスト規制板42の上下面42a、42bには、
それぞれスパイラル状の動圧発生用溝が形成されてい
る。
【0084】その溝は鍛造加工で形成され、上下面の平
行度は0.002mm以下の規定範囲内であり、表面粗
さはRmaxで0.001mm以下である。この場合、
ダイヤモンドラップやスーパポリシュなどの加工工程を
行っている。また、上側42aの溝が下側42bの溝よ
りも外周に位置するように溝を形成している。
【0085】スラスト規制板42の周りは潤滑油で充填
され、スラスト規制板42がスラスト動圧流体軸受を構
成するためには回転する相対部材が必要である。スラス
ト規制板42の下面42bには、銅系のスリーブ44の
端面部44aと下面42bとでスラスト動圧流体軸受が
構成されるとともに、上面42aには、超硬系のカバー
プレート45と上面42aとで動圧流体軸受が構成され
ている。このカバープレート45は中心孔を有する円盤
形状をしており、カバープレート45の中央孔の内周面
には螺旋状の溝が形成されている。この溝は一般にビス
コシール溝と呼ばれている。
【0086】カバープレート45のビスコシール溝とブ
ッシュ43の外周は非常にわずかな隙間で構成されて、
ラビリンス効果を持たせて潤滑油の飛散を対策してい
る。このカバープレート45はスリーブ44の逆キャッ
プ状の最大円筒部44bに嵌合させて、紫外線硬化型の
接着剤をカバープレート45の外周部に塗布して硬化さ
せて接着固定する。
【0087】スリーブ44はスリーブ44の端面44a
とカバープレート45によりスラスト規制板42を挟み
込んだ構成である。そのために、スリーブ44のスラス
ト方向の移動がスラスト規制板45により規制され、装
置に衝撃が作用した場合、ロータ部が抜けるようなこと
はない。
【0088】銅系のスリーブ44にはシャフト40に対
向する内周面にヘリングボーン溝が2ヵ所形成されてい
て、図4では図示的にシャフトにヘリングボーン溝をわ
かりやすいように表示した。スリーブ44とシャフト4
0との隙間には潤滑油が充填されている。スリーブ44
が回転するとき、そのヘリングボーン溝で動圧が発生
し、シャフト44に対して非接触でスリーブが回転する
ようなラジアル動圧流体軸受が構成される。スリーブ4
4とシャフト40との隙間はロータ部の回転中心を一定
に保つ作用をする。
【0089】例えば、回転スリーブ44が図の左方にズ
レたとするとき、右方の隙間が大きくなり、右方の隙間
内圧力はズレる前よりも小さくなる。一方、左方の隙間
は小となるから、この部分の隙間内圧力はズレる前より
も大きくなる。圧力の関係が上述のようになると、回転
スリーブ44は右方に押され、最終的には元の位置に戻
される。従って、動圧流体軸受はそのような調芯作用で
振れを小さくすることができる。
【0090】したがって、動圧流体軸受を使用すること
によって、より高回転精度が要求される高記録密度の磁
気ディスク装置が可能となる。また、スリーブ44のハ
ウジング39側には、潤滑油の飛散防止のための油溜ま
り44cが形成されている。
【0091】銅系のスリーブ44の外周には、ステンレ
ス等の磁性材からなる円筒状のハブ46が導電性の接着
剤73で接着固定されている。このハブ46の内周面に
は、ステータコア41に対面する対向位置に駆動マグネ
ット47が取付られている。このハブ46の外周面に
は、磁気ディスク48,49が取付けられている。
【0092】具体的には、ハブ46のフランジ部46a
に磁気ディスク48を搭載させ、磁気ディスク48の内
周はハブの規制円筒部46bで規制され、磁気ディスク
48はOリング50をハブ46に設けたテーパ状の切り
込み部46cに装着して、Oリング50の弾性力を利用
してクランプされる。2枚目の磁気ディスク49はハブ
46の外周部にOリング50に圧力を加えるように挿入
されたスペーサ51の端面に搭載され、磁気ディスク4
9の内周はハブの規制円筒部46dで規制され、ハブ4
6に設けたテーパ状の切り込み部46eにクランプ用の
Oリング52装着して、Oリング52の弾性力を利用し
て磁気ディスク49のクランプを行う。また、ハブ46
にもオイル溜まり部46fが構成されている。
【0093】ステータコア41には、電気絶縁した絶縁
材を介してコイルが巻回されている。ステータコア41
はコイルに通電する電流の切り替わりによりステータコ
ア41の振動がハウジング39に伝わり、さらに磁気ヘ
ッドに伝わり情報の書き込みの信頼性を維持するため
に、ステータコア41が軟固定になるようステータコア
41の一部のみをハウジング39に固定している。
【0094】以上のことから、ハブ46とスリーブ44
の固定またはシャフト40とハウジング39との固定を
目的として、導電性の接着剤72,73を使用するこに
より、磁気ディスクと装置本体のハウジングとの間の抵
抗を低くして、高速に回転する磁気ディスクに発生した
電荷を導通させ、その電荷を逃がすことができ、その結
果、磁気ヘッドの放電破壊や磁気ディスクに記録した情
報の破壊を防止することができる。
【0095】また、ハブ44とスリーブ46の固定、シ
ャフト40とハウジング39の固定のいずれか一方を導
電性の接着剤72,73により固定した場合であって
も、少なからず磁気ディスク48,49に帯電した電荷
をハウジング39に落とすことができる。
【0096】(実施例4)本発明の実施例4の磁気ディ
スク駆動装置は、図5に示すように、モータと磁気ディ
スク10,11と装置本体のハウジング2とを備える。
【0097】このモータは、ハウジング53とコイル4
とハブ6とシャフト57とロータフレーム8と駆動マグ
ネット9と軸受95とを備える。この軸受95は、軸受
ホルダー54と第一ボール軸受55,第二ボール軸受5
8とを備える。
【0098】この磁気ディスク駆動装置は、2枚の磁気
ディスク10,11を搭載するものである。モータのハ
ウジング53は、中央円筒部53aと外周円筒部53b
とフランジ部53cを有する。中央円筒部53aの内側
には、軸受取付孔53dが設けられていて軸受ホルダー
54が取り付けられ、中央円筒部53aの外周にはコイ
ル4が巻配されたステータコア5が固着されている。
【0099】ハブ6の中央部にはシャフト57が圧入さ
れていて、ハブ6はワッシャ56を介して第一ボール軸
受55に当接している。軸受が第二ボール軸受55であ
るためにシャフト57の軸径は動圧流体軸受の軸径のよ
うな公差を必要としない。第一ボール軸受55,第二ボ
ール軸受58に予圧をかけた状態で第一ボール軸受55
の外周部に軸受ホルダー54の固定を導電性接着剤76
を用いて接着して固定するとともに、第二ボール軸受5
8の内周部にシャフト57を導電性接着剤74を用いて
固定している。
【0100】また、軸受ホルダー54とハウジング53
とは導電性の接着剤75により固定されている。軸受ホ
ルダー54とハウジング53との接着、シャフト57と
第二ボール軸受58の内周部との接着、並びに第一ボー
ル軸受55の外周部と軸受ホルダー54との接着におい
て、一般的な接着剤(非導電性の接着剤)と導電性の接
着剤74,75,76を使用した場合のハブ6とハウジ
ング53との抵抗値の測定結果を表2に示す。
【0101】
【表2】
【0102】20台の磁気ディスク駆動装置を用いて抵
抗値を測定した。表1の場合と同様に、測定方法におい
て、磁気ディスク駆動装置を4200rpmで回転さ
せ、ハブ6の中心部(ハブ6においてのシャフト57の
近傍)に接触子を当て、その接触子に電流計を直列に接
続して、さらに微少定電圧電源の+側に接続する。また
ハウジング53から微少定電圧電源の−側に接続する。
すなわち、抵抗値は定電圧方式で測定し、導通抵抗は
(微少電圧電源値/電流値)で計算される。
【0103】(表2)は、磁気ディスク駆動装置20台
の値のばらつきの範囲を示す。導通抵抗値はばらついて
いる。さらに、表2には、実施例1で示す動圧流体軸受
を使用した磁気ディスク駆動装置において、軸が固定部
から動圧流体で浮いている場合の測定値も比較のために
載せてある。
【0104】従来の非導電性接着剤を用いた場合の測定
結果は6.5〜70.0Ωであり、本実施の形態4の導
電性の接着剤74,75,76を用いた場合の測定結果
は4.6〜35.5Ωであり、実施例1の導電性の接着
剤74,75,76を用いた場合の測定結果は0.3〜
4.8Ωであった。
【0105】従来に比べて実施例4の導電性の接着剤を
用いた場合の方の抵抗値が低く、実施の形態1の動圧流
体軸受の場合の導通抵抗値が最も小さいことがわかる。
【0106】また、ボール軸受の磁気ディスク駆動装置
の方が動圧流体軸受の磁気ディスク装置に比べて抵抗値
がかなり高くなっているのは、第一ボール軸受55,第
二ボール軸受58に使用しているグリースによるもので
ある。
【0107】以上のことから、ボール軸受を使用した磁
気ディスク駆動装置においても、軸受ホルダー54とハ
ウジング53との固定、シャフト57と第二ボール軸受
58の内周部との固定、および第一ボール軸受55の外
周部と軸受ホルダー54とのそれぞれの固定のために導
電性の接着剤74,75,76を使用するこにより、磁
気ディスク10,11とモータのハウジング53との間
の抵抗を低くして,高速に回転する磁気ディスク10,
11に発生した電荷を導通させ、その電荷を逃がすこと
ができ、その結果、磁気ヘッドの放電破壊や磁気ディス
クに記録した情報の破壊を防止することができる。
【0108】この実施例4では、モータのハウジング5
3と軸受ホルダー54とを分離してあるが、軸受ホルダ
ー54がモータのハウジング53と一体になったもので
あっても、シャフト57と第二ボール軸受58の内周部
との固定、および第一ボール軸受55の外周部と軸受ホ
ルダー54との固定に導電性の接着剤を使用するこによ
り、同様の効果を有する。
【0109】この実施例4では、モータのハウジング5
3と装置本体のハウジング2とが分離されているが、こ
れに限定されることなく、モータのハウジング53が装
置本体のハウジング2と一体になった構成も可能であ
り、この場合も、同様の効果を有する。
【0110】この実施例4では、モータのハウジング5
3と軸受ホルダー54と装置本体のハウジング2とが分
離されているが、これに限定されることなく、軸受ホル
ダー54とモータのハウジング53とが装置本体のハウ
ジング2と一体になった構成も可能であり、この場合
も、シャフト57と第二ボール軸受58の内周部との固
定、および第一ボール軸受55の外周部と軸受ホルダー
54との固定に導電性の接着剤を使用するこにより、同
様の効果を有する。
【0111】各実施例では、動圧流体軸受またはボール
軸受の磁気ディスク駆動装置を用いて説明したが、これ
らの軸受に限定されるものではなく、その他の軸受を用
いた磁気ディスク駆動装置の場合であっても、導電性の
接着剤を用いることにより、同様の効果を有する。
【0112】
【発明の効果】以上のように本発明の磁気ディスク駆動
装置によれば、軸受をハウジングの軸受取付孔に導電性
の接着剤で固定することにより、モータの構造を変更せ
ずに、磁気ディスクと装置本体のハウジングとの間の抵
抗を低くして高速に回転する磁気ディスクに発生した電
荷を導通させ、その電荷を逃がすことができ、磁気ヘッ
ドの放電破壊や磁気ディスクに記録した情報の破壊を防
止することができる。
【0113】具体的には、動圧流体軸受を用いた軸回転
型のモータにおける軸受とハウジングとの固定、動圧流
体軸受を用いた軸固定型のモータにおけるハウジングと
シャフトとの固定やハブと軸受との固定などのそれぞれ
の固定のために導電性の接着剤を用いることにより、モ
ータの構造を変更せずに、磁気ディスクと装置本体のハ
ウジングとの間の抵抗を低くして高速に回転する磁気デ
ィスクに発生した電荷を導通させ、その電荷を逃がすこ
とができ、磁気ヘッドの放電破壊や磁気ディスクに記録
した情報の破壊を防止することができる。
【0114】また、モータの軸受にボール軸受を用いた
モータの場合であっても、ボール軸受の内周部とシャフ
トとの固定、ボール軸受の外周部と軸受ホルダーとの固
定または軸受ホルダーとハウジングとの固定などのそれ
ぞれの固定のために導電性の接着剤を用いることによ
り、モータの構造を変更せずに、磁気ディスクと装置本
体のハウジングとの間の抵抗を低くして高速に回転する
磁気ディスクに発生した電荷を導通させ、その電荷を逃
がすことができ、磁気ヘッドの放電破壊や磁気ディスク
に記録した情報の破壊を防止することができる。
【0115】また、動圧流体軸受またはボール軸受のど
ちらの場合でも、磁気ディスクに発生した静電気をハウ
ジング側に逃がすアース手段を安価に設けることがで
き、MR磁気ヘッドやGMR磁気ヘッドや、スピン磁気
ヘッドなどの高記録密度用の磁気ヘッドを採用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の磁気ディスク駆動装置の断
面図
【図2】本発明の導電性の接着剤の導電機構の説明図
【図3】本発明の実施例2の磁気ディスク駆動装置の断
面図
【図4】本発明の実施例3の磁気ディスク駆動装置の断
面図
【図5】本発明の実施例4の磁気ディスク駆動装置の断
面図
【符号の説明】
1 ハウジング 1c フランジ部 2 シャーシ 3 スリーブ 7 シャフト 14 スラスト板 60 軸受 61 巻線部 62 ロータ部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線部を配置したハウジングと、前記ハ
    ウジングに設置固定された軸受と、前記軸受に回転可能
    に支持され、前記巻線部に対向するマグネットを有する
    ロータ部を備えたシャフトと、前記ロータ部の回転と同
    期して回転駆動される磁気ディスクとを備え、前記軸受
    は、導電性接着剤を用いて前記ハウジングに固定されて
    いる磁気ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 上面に巻線部を環状に配置したハウジン
    グを備え、前記ハウジングは前記巻線部の中央位置に一
    致するように形成されたシャフト取付孔を有する。前記
    シャフト取付孔に固定されたシャフトと、前記ハウジン
    グの上部において前記シャフトの外周に回転可能に設置
    された軸受と、前記軸受の外周に設置されるとともに、
    前記巻線部に対向するマグネットを有するハブと、前記
    ハブの先端部に設置された磁気ディスクとを備え、前記
    シャフト取付孔と前記シャフトとの固定および前記軸受
    と前記ハブとの固定のうちの少なくとも一つの固定は、
    導電性接着剤を用いて固定されている磁気ディスク駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 モータのハウジングに対して回転自在な
    ロータ部に締結されたシャフトの先端面に対向して設置
    されたスラスト板を有するスラスト軸受と、前記シャフ
    トと前記シャフトを支持するスリーブとのうちの少なく
    とも一つに形成されたヘリングボーン溝を含む前記シャ
    フトと前記スリーブとの周面間に充填された潤滑剤を有
    するラジアル動圧流体軸受とを備え、前記スリーブが前
    記ハウジングに導電性接着剤を用いて固定されている磁
    気ディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 モータのハウジングに対して回転自在な
    ロータ部に締結されたシャフトの先端面に対向して設置
    されたスラスト板と、前記シャフトの先端面と前記シャ
    フトを支持するスリーブに固定された前記スラスト板と
    のうちの少なくとも一つに形成された溝を含むスラスト
    動圧流体軸受とを備え、前記スリーブが前記ハウジング
    に導電性接着剤を用いて固定されている磁気ディスク駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 モータのハウジングに対して回転自在な
    ロータ部に締結されたシャフトの先端面に対向して設置
    されたスラスト板と、前記シャフトの先端面を前記スラ
    スト板に当接させてスラスト荷重を受けるスラストピポ
    ット軸受と、前記シャフトと前記シャフトを支持するス
    リーブとのうちの少なくとも一つに形成されたヘリング
    ボーン溝を含む前記シャフトと前記スリーブとの周面間
    に充填された潤滑剤を有するラジアル動圧流体軸受とを
    備え、前記スリーブが前記ハウジングに導電性接着剤を
    用いて固定されている磁気ディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 モータのハウジングに固定されたシャフ
    トとブッシュとによりスラスト規制板を挟み込んだ固定
    部と、前記ハウジングに対して回転自在にハブに接続さ
    れたスリーブとカバープレートとにより前記スラスト規
    制板を挟み込んだロータ部と、前記カバープレートと前
    記スリーブと前記スラスト規制板とを有する動圧流体軸
    受と、前記スリーブと前記シャフトとのうちの少なくと
    も一つに形成されたヘリングボーン溝を有するラジアル
    動圧軸受とを備え、前記シャフトと前記ハウジングとの
    固定方法、または前記ハブと前記スリーブとの固定方法
    の少なくとも一つが、固定方法に導電性接着剤を用いて
    いる磁気ディスク駆動装置。
  7. 【請求項7】 モータを収納したハウジングと、前記ハ
    ウジングに固定された軸受ホルダーと、前記軸受ホルダ
    ーの内側に設置された第一ボール軸受と第二ボール軸
    受、前記第一ボール軸受は前記軸受ホルダーに固定さ
    れ、前記第一ボール軸受と前記第二ボール軸受との内側
    に設置されたシャフト前記第二ボール軸受は前記シャフ
    トに固定され、前記ハウジングと前記軸受ホルダーとの
    固定方法、または前記第一ボール軸受と前記軸受ホルダ
    ーとの固定方法、または前記第二ボール軸受と前記シャ
    フトとの固定方法の少なくとも一つが、固定方法に導電
    性接着剤を用いている磁気ディスク駆動装置。
  8. 【請求項8】 軸受ホルダがハウジングに一体に形成さ
    れている請求項7記載の磁気ディスク駆動装置。
  9. 【請求項9】 ハウジングが、装置本体シャーシーに一
    体に形成されている請求項1記載の磁気ディスク駆動装
    置。
  10. 【請求項10】 ハウジンクが、装置本体シャーシーに
    一体に形成されている請求項2記載の磁気ディスク駆動
    装置。
  11. 【請求項11】 ハウジンクが、装置本体シャーシーに
    一体に形成されている請求項3記載の磁気ディスク駆動
    装置。
  12. 【請求項12】 ハウジンクが、装置本体シャーシーに
    一体に形成されている請求項4記載の磁気ディスク駆動
    装置。
  13. 【請求項13】 ハウジンクが、装置本体シャーシーに
    一体に形成されている請求項5記載の磁気ディスク駆動
    装置。
  14. 【請求項14】 ハウジングが、装置本体シャーシーに
    一体に形成されている請求項6記載の磁気ディスク駆動
    装置。
  15. 【請求項15】 ハウジンクが、装置本体シャーシーに
    一体に形成されている請求項7記載の磁気ディスク駆動
    装置。
  16. 【請求項16】 ロータ部を持つシャフトと、前記シャ
    フトに嵌合する軸受とを有するモータと、前記モータを
    収納し孔を形成したハウジングと、前記シャフトおよび
    前記軸受のうちの一つに設置された磁気ディスクと、お
    よび前記ハウジングの孔と前記軸受との間の接続方法、
    または前記ハウジングの孔と前記シャフトとの間の接続
    方法、または前記軸受と前記シャトフとの間のの接続方
    法の少なくとも一つが、接続方法に導電性接着剤を用い
    られて、前記磁気ディスクと前記ハウジングとが電気的
    に導通している磁気ディスク駆動装置。
  17. 【請求項17】 孔は軸受取付孔であり、軸受は導電性
    接着剤を用いて前記軸受取付孔に固定され、シャフトが
    前記軸受の内周側に回転可能に設置され、磁気ディスク
    が前記シャフトに連結されている請求項16記載の磁気
    ディスク駆動装置。
  18. 【請求項18】 軸受は、軸受取付孔の内周に設置され
    たスリーブと、シャフトの先端面に対向して設置された
    スラスト板を有し、前記スリーブは前記シャフトを支持
    し、前記スリーブが導電性接着剤を用いて前記軸受取付
    孔に固定されている請求項17記載の磁気ディスク駆動
    装置。
  19. 【請求項19】 軸受は、軸受取付孔の内周に設置され
    たスリーブと、シャフトの先端面に対向して設置された
    スラスト板とを有し、前記シャフトは前記スリーブの内
    周側に設置され、前記シャフトと前記スリーブとの間に
    潤滑剤が充填され、前記シャフトは前記潤滑剤を介して
    回転可能であり、前記スリーブが導電性接着剤を用いて
    前記軸受取付孔に固定されている請求項17記載の磁気
    ディスク駆動装置。
  20. 【請求項20】 潤滑剤は導電性を有する導電性潤滑剤
    である請求項19記載の磁気ディスク駆動装置。
  21. 【請求項21】 軸受は、軸受取付孔の内周に設置され
    たスリーブと、シャフトの先端面に対向して設置された
    スラスト板とを有し、前記シャフト前記軸受との間に潤
    滑剤が充填され、前記軸受は、前記潤滑剤を介して前記
    シャフトを支持するラジアル動圧流体軸受およびスラス
    ト動圧流体軸受のうちの一つの軸受であり、前記スリー
    ブが導電性接着剤を用いて前記軸受取付孔に固定されて
    いる請求項17記載の磁気ディスク駆動装置。
  22. 【請求項22】 孔はシャフト取付孔であり、軸受は導
    電性接着剤を用いて軸受取付孔に固定され、前記シャフ
    トが前記軸受の外周側に回転可能に設置され、磁気ディ
    スクが前記軸受に連結されている請求項16記載の磁気
    ディスク駆動装置。
  23. 【請求項23】 ハウジングは、装置本体のシャーシー
    に一体に形成されている請求項16記載の磁気ディスク
    駆動装置。
  24. 【請求項24】 孔は軸受取付孔であり、軸受は、前記
    軸受取付孔の内側に設置された第一軸受と第二軸受とを
    有し、前記第一軸受は前記軸受取付孔に固定され、シャ
    フトは前記第二軸受の内側に固定され、前記第一軸受と
    前記軸受取付孔との固定方法、または前記第二軸受と前
    記シャフトとの固定方法のうち少なくとも一つが、固定
    方法に導電性接着剤を用いている請求項16記載の磁気
    ディスク駆動装置。
  25. 【請求項25】 導電性接着剤は、導電性を持つフィラ
    ーとバインダーとを含有し、前記フィラー同志が接触し
    て、電気的導電性が発生する請求項16記載の磁気ディ
    スク駆動装置。
JP28080298A 1997-10-03 1998-10-02 磁気ディスク駆動装置 Pending JPH11167765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28080298A JPH11167765A (ja) 1997-10-03 1998-10-02 磁気ディスク駆動装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27025397 1997-10-03
JP9-270253 1997-10-03
JP28080298A JPH11167765A (ja) 1997-10-03 1998-10-02 磁気ディスク駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11167765A true JPH11167765A (ja) 1999-06-22

Family

ID=26549129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28080298A Pending JPH11167765A (ja) 1997-10-03 1998-10-02 磁気ディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11167765A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069226A1 (ja) * 2006-12-05 2008-06-12 Nidec Corporation 流体動圧軸受装置並びにそれを用いたスピンドルモータ及びディスク駆動装置
US7542232B2 (en) 2005-05-24 2009-06-02 Nidec Corporation Motor unit including spindle motor and recording-disk-driving device including the same
JP2013032830A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd スピンドルモータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7542232B2 (en) 2005-05-24 2009-06-02 Nidec Corporation Motor unit including spindle motor and recording-disk-driving device including the same
WO2008069226A1 (ja) * 2006-12-05 2008-06-12 Nidec Corporation 流体動圧軸受装置並びにそれを用いたスピンドルモータ及びディスク駆動装置
JP2013032830A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd スピンドルモータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6512654B2 (en) Magnetic disk driving apparatus with bearing fixed with conductive adhesive
US7015611B2 (en) Spindle motor and recording disk driving apparatus having the spindle motor
RU2137217C1 (ru) Поворотный подшипник
US7460334B2 (en) Spindle motor and recording-disk drive furnished with the spindle motor
US20020117911A1 (en) Motor and apparatus using the same motor
US7029179B2 (en) Bearing unit, and motor using same
CN1272895C (zh) 硬盘驱动器用主轴电动机
JPH09501532A (ja) 超薄型ディスク記憶装置
JP3661853B2 (ja) スピンドルモータおよびスピンドルモータを有する情報記録再生装置
US20110200279A1 (en) Rotary device
JP2000082252A (ja) 固定磁気ディスク駆動装置とその製造方法
US6702465B2 (en) Exclusion seal for fluid dynamic bearing motors
JPH11167765A (ja) 磁気ディスク駆動装置
US5291358A (en) Magnetic recording device
US20140212079A1 (en) Disk drive unit
US8810959B2 (en) Disk drive spindle motor with core support having angled sloping part of decreased thickness
JPH11285199A (ja) 流体軸受ブラシレスモータ
JPH11132225A (ja) 軸受装置
US20120112587A1 (en) Hydrodynamic bearing assembly and motor including the same
US11011196B2 (en) Spindle motor and hard disk drive device
JP3302543B2 (ja) スピンドルモータ
JP2002130257A (ja) 動圧軸受装置を使用したディスク駆動装置
JP2501939Y2 (ja) 回転ヘッド装置のア―ス機構
JP2007097393A (ja) 磁気ディスク駆動用スピンドルモータ
JP3736468B2 (ja) 軸受けユニット、軸受けユニットを有するモータおよび電子機器