JPH11167736A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JPH11167736A JPH11167736A JP33284697A JP33284697A JPH11167736A JP H11167736 A JPH11167736 A JP H11167736A JP 33284697 A JP33284697 A JP 33284697A JP 33284697 A JP33284697 A JP 33284697A JP H11167736 A JPH11167736 A JP H11167736A
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- Japan
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- objective lens
- bobbin
- driving device
- lens holder
- wound
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズホルダーの中央に対物レンズが配置さ
れる構成とし、レンズホルダーの側面に光路を確保する
開口を設けて立ち上げミラーをレンズホルダーの内部空
間に配置可能とした場合、フォーカシングコイルの厚み
方向に巻回幅が規制され、フォーカス制御方向に十分な
駆動感度を得ることが出来なかった。 【解決手段】 対物レンズ2の光軸に垂直な線に対して
線対称となる位置に分けてレンズホルダー1に第1及び
第2ボビン部3,4を形成し、その第1及び第2ボビン
部3,4間をその上側で連結した連結部11の下方に空
間12を形成すると共に、第1及び第2ボビン部3、4
に対応してそれぞれ磁石及び外部ヨークを分離して形成
している。レンズホルダー1の中央部分の両側面及び底
面に壁面をなくすことにより第1及び第2ボビン部3,
4の厚み方向の略全幅に渡ってフォーカシングコイル
3,4を巻回し、十分なフォーカシング感度を得る。
れる構成とし、レンズホルダーの側面に光路を確保する
開口を設けて立ち上げミラーをレンズホルダーの内部空
間に配置可能とした場合、フォーカシングコイルの厚み
方向に巻回幅が規制され、フォーカス制御方向に十分な
駆動感度を得ることが出来なかった。 【解決手段】 対物レンズ2の光軸に垂直な線に対して
線対称となる位置に分けてレンズホルダー1に第1及び
第2ボビン部3,4を形成し、その第1及び第2ボビン
部3,4間をその上側で連結した連結部11の下方に空
間12を形成すると共に、第1及び第2ボビン部3、4
に対応してそれぞれ磁石及び外部ヨークを分離して形成
している。レンズホルダー1の中央部分の両側面及び底
面に壁面をなくすことにより第1及び第2ボビン部3,
4の厚み方向の略全幅に渡ってフォーカシングコイル
3,4を巻回し、十分なフォーカシング感度を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク等の媒体
から信号の読み取りを行う為、あるいは媒体に信号の書
き込みを行う為の光ビームを出射する光学ヘッドにおけ
る対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置に関し、特
に、光源から出射された光ビームを対物レンズに入射す
る入射光路において、対物レンズの手前側に前記光ビー
ムを屈曲する立ち上げミラーを配置して薄型化を図った
光学ヘッド装置に採用する対物レンズ駆動装置に関す
る。
から信号の読み取りを行う為、あるいは媒体に信号の書
き込みを行う為の光ビームを出射する光学ヘッドにおけ
る対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置に関し、特
に、光源から出射された光ビームを対物レンズに入射す
る入射光路において、対物レンズの手前側に前記光ビー
ムを屈曲する立ち上げミラーを配置して薄型化を図った
光学ヘッド装置に採用する対物レンズ駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク等の信号記録媒体に対して光学
的に信号の読み取り、あるいは書き込みを行う光学ヘッ
ド装置においては、光源から出射された光ビームを対物
レンズに入射する入射光路上で対物レンズの手前側に前
記光ビームを屈曲する立ち上げミラーを配置する構成と
し、薄型化を図ったものが知られている。
的に信号の読み取り、あるいは書き込みを行う光学ヘッ
ド装置においては、光源から出射された光ビームを対物
レンズに入射する入射光路上で対物レンズの手前側に前
記光ビームを屈曲する立ち上げミラーを配置する構成と
し、薄型化を図ったものが知られている。
【0003】このような光学ヘッド装置は、対物レンズ
と立ち上げミラーとが信号記録媒体の信号面に対して垂
直となる方向に重ねて配置されることから、対物レンズ
を駆動する対物レンズ駆動装置として対物レンズを磁気
回路部分に対してオフセットした位置に配置する構成の
ものを使用することにより磁気回路部分に光路を遮断さ
れることなく対物レンズの下方に立ち上げミラーを配置
することが出来、薄型化が図れる。
と立ち上げミラーとが信号記録媒体の信号面に対して垂
直となる方向に重ねて配置されることから、対物レンズ
を駆動する対物レンズ駆動装置として対物レンズを磁気
回路部分に対してオフセットした位置に配置する構成の
ものを使用することにより磁気回路部分に光路を遮断さ
れることなく対物レンズの下方に立ち上げミラーを配置
することが出来、薄型化が図れる。
【0004】しかしながら、対物レンズを磁気回路部分
に対してオフセットした位置に配置するオフセット型の
対物レンズ駆動装置は、駆動力が発生される作用点を対
物レンズの光軸上に一致させることが出来ないと共に、
対物レンズを装着するレンズホルダーの重心を対物レン
ズの光軸上に一致させることが出来ず、ヨーイング及び
ピッチングの点で不利である。
に対してオフセットした位置に配置するオフセット型の
対物レンズ駆動装置は、駆動力が発生される作用点を対
物レンズの光軸上に一致させることが出来ないと共に、
対物レンズを装着するレンズホルダーの重心を対物レン
ズの光軸上に一致させることが出来ず、ヨーイング及び
ピッチングの点で不利である。
【0005】その為、特性面を重視する場合は、レンズ
ホルダーの中央に対物レンズが配置される構成の対物レ
ンズ駆動装置を使用したい。
ホルダーの中央に対物レンズが配置される構成の対物レ
ンズ駆動装置を使用したい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにレンズホル
ダーの中央に対物レンズが配置される対物レンズ駆動装
置を使用する光学ヘッド装置の場合、通常、対物レンズ
駆動装置の磁気回路部分の側方に信号記録媒体に平行す
る光路を確保することが出来ないことから前記磁気回路
部分の下方に重ねて立ち上げミラーを配置することにな
る。その為、オフセット型の対物レンズ駆動装置を使用
する光学ヘッド装置に比べて薄型化が図れないという問
題があった。
ダーの中央に対物レンズが配置される対物レンズ駆動装
置を使用する光学ヘッド装置の場合、通常、対物レンズ
駆動装置の磁気回路部分の側方に信号記録媒体に平行す
る光路を確保することが出来ないことから前記磁気回路
部分の下方に重ねて立ち上げミラーを配置することにな
る。その為、オフセット型の対物レンズ駆動装置を使用
する光学ヘッド装置に比べて薄型化が図れないという問
題があった。
【0007】この問題点を解決した光学ヘッド装置とし
ては、例えば、特開昭59−221841号公報に示さ
れている。この公報の光学ヘッド装置においては、レン
ズホルダーの側面に光路を確保する開口を設け、立ち上
げミラーをレンズホルダーの内部空間に配置するように
して薄型化を図っている。
ては、例えば、特開昭59−221841号公報に示さ
れている。この公報の光学ヘッド装置においては、レン
ズホルダーの側面に光路を確保する開口を設け、立ち上
げミラーをレンズホルダーの内部空間に配置するように
して薄型化を図っている。
【0008】しかしながら、この公報の光学ヘッド装置
に用いられる対物レンズ駆動装置においては、レンズホ
ルダーの側面に開口が形成されており、その開口を閉塞
しないようにフォーカシングコイルを巻回する必要があ
るので、レンズホルダーの厚み方向におけるフォーカシ
ングコイルの巻回幅が規制され、フォーカス制御方向に
十分な駆動感度を得ることが出来なかった。
に用いられる対物レンズ駆動装置においては、レンズホ
ルダーの側面に開口が形成されており、その開口を閉塞
しないようにフォーカシングコイルを巻回する必要があ
るので、レンズホルダーの厚み方向におけるフォーカシ
ングコイルの巻回幅が規制され、フォーカス制御方向に
十分な駆動感度を得ることが出来なかった。
【0009】本発明は、前述の問題点に鑑み、光学ヘッ
ド装置の薄型化に寄与し、フォーカス制御方向に十分な
駆動感度が得られる対物レンズ駆動装置を提供すること
を目的とする。
ド装置の薄型化に寄与し、フォーカス制御方向に十分な
駆動感度が得られる対物レンズ駆動装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、対物レンズが
装着される位置を挟む両側に対物レンズの光軸に直交す
る線に対して略線対称となる位置に分けてレンズホルダ
ーに第1及び第2ボビン部を形成し、その第1及び第2
ボビン部間をその上側で連結して対物レンズの装着箇所
となる連結部を形成し、該連結部の下方に前記第1及び
第2ボビン部の間に空間を形成する。この空間に立ち上
げミラーを配置するようにすると共に、前記空間により
レンズホルダーの前記第1及び第2ボビン部にそれぞれ
独立してフォーカシングコイル及びトラッキングコイル
が巻回されるようにしている。そして、前記第1及び第
2ボビン部にそれぞれ巻回されたフォーカシングコイル
及びトラッキングコイルに作用する有効磁界を各ボビン
部に対してそれぞれ独立して形成するべく磁気回路を構
成する磁石及び外部ヨークを前記第1及び第2ボビン部
に対応して分離して形成し、その分離された磁気回路の
間と前記レンズホルダーの連結部の下方に形成された空
間とにより光ビームの光路を確保している。
装着される位置を挟む両側に対物レンズの光軸に直交す
る線に対して略線対称となる位置に分けてレンズホルダ
ーに第1及び第2ボビン部を形成し、その第1及び第2
ボビン部間をその上側で連結して対物レンズの装着箇所
となる連結部を形成し、該連結部の下方に前記第1及び
第2ボビン部の間に空間を形成する。この空間に立ち上
げミラーを配置するようにすると共に、前記空間により
レンズホルダーの前記第1及び第2ボビン部にそれぞれ
独立してフォーカシングコイル及びトラッキングコイル
が巻回されるようにしている。そして、前記第1及び第
2ボビン部にそれぞれ巻回されたフォーカシングコイル
及びトラッキングコイルに作用する有効磁界を各ボビン
部に対してそれぞれ独立して形成するべく磁気回路を構
成する磁石及び外部ヨークを前記第1及び第2ボビン部
に対応して分離して形成し、その分離された磁気回路の
間と前記レンズホルダーの連結部の下方に形成された空
間とにより光ビームの光路を確保している。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る対物レンズ駆動装置の一
実施例を示す斜視図である。同図において、1は対物レ
ンズ2が装着された合成樹脂製のレンズホルダーであ
る。該レンズホルダー1は、図2に示す如く、対物レン
ズ2が装着される位置を挟む両側に対物レンズ2の光軸
に直交する線に対して略線対称となる位置に分けて第1
ボビン部3及び第2ボビン部4が形成され、その第1及
び第2ボビン部3及び4にそれぞれ独立してフォーカシ
ングコイル5及び6とトラッキングコイル7及び8とが
巻回されている。
実施例を示す斜視図である。同図において、1は対物レ
ンズ2が装着された合成樹脂製のレンズホルダーであ
る。該レンズホルダー1は、図2に示す如く、対物レン
ズ2が装着される位置を挟む両側に対物レンズ2の光軸
に直交する線に対して略線対称となる位置に分けて第1
ボビン部3及び第2ボビン部4が形成され、その第1及
び第2ボビン部3及び4にそれぞれ独立してフォーカシ
ングコイル5及び6とトラッキングコイル7及び8とが
巻回されている。
【0012】前記第1及び第2ボビン部3及び4には、
それぞれトラッキングコイル7及び8が巻回されない部
分に孔9及び10が形成されて中空構造となっている。
また、レンズホルダー1には前記第1及び第2ボビン部
3及び4間をその上側で連結する連結部11が形成さ
れ、その連結部11に対物レンズ2が装着されるように
なっており、その連結部11の下方に前記第1及び第2
ボビン部3及び4の間に空間12が形成されている。
それぞれトラッキングコイル7及び8が巻回されない部
分に孔9及び10が形成されて中空構造となっている。
また、レンズホルダー1には前記第1及び第2ボビン部
3及び4間をその上側で連結する連結部11が形成さ
れ、その連結部11に対物レンズ2が装着されるように
なっており、その連結部11の下方に前記第1及び第2
ボビン部3及び4の間に空間12が形成されている。
【0013】フォーカシングコイル5及び6とトラッキ
ングコイル7及び8は、それぞれ自動機を用いてレンズ
ホルダー1への巻回が行われ、特に、前記空間12が形
成されてレンズホルダー1の中央部分の両側面及び底面
に壁面が形成されていないことにより第1及び第2ボビ
ン部3及び4の厚み方向の略全幅に渡ってそれぞれ前記
フォーカシングコイル5及び6を巻回することが可能と
なっている。
ングコイル7及び8は、それぞれ自動機を用いてレンズ
ホルダー1への巻回が行われ、特に、前記空間12が形
成されてレンズホルダー1の中央部分の両側面及び底面
に壁面が形成されていないことにより第1及び第2ボビ
ン部3及び4の厚み方向の略全幅に渡ってそれぞれ前記
フォーカシングコイル5及び6を巻回することが可能と
なっている。
【0014】このように構成されるレンズホルダー1
は、フレーム(図示せず)に固定される配線基板13に
各一方の端部がハンダ付け固定された4本の支持ワイヤ
ー14の各他方の端部にハンダ付けにより固着されるこ
とで、それらの支持ワイヤー14によりフレームに対し
て弾性的に支持されている。
は、フレーム(図示せず)に固定される配線基板13に
各一方の端部がハンダ付け固定された4本の支持ワイヤ
ー14の各他方の端部にハンダ付けにより固着されるこ
とで、それらの支持ワイヤー14によりフレームに対し
て弾性的に支持されている。
【0015】15及び16はレンズホルダー1の第1ボ
ビン部3を挟んで互いに同一磁極の一方の磁極面(N
極)が対向するべくそれぞれ配置された一対の第1の永
久磁石、17及び18は第2ボビン部4を挟んで互いに
同一磁極の一方の磁極面(N極)が対向するべくそれぞ
れ配置された一対の第2の永久磁石である。
ビン部3を挟んで互いに同一磁極の一方の磁極面(N
極)が対向するべくそれぞれ配置された一対の第1の永
久磁石、17及び18は第2ボビン部4を挟んで互いに
同一磁極の一方の磁極面(N極)が対向するべくそれぞ
れ配置された一対の第2の永久磁石である。
【0016】前記第1の永久磁石15及び16はそれぞ
れ他方の磁極面(S極)がそれぞれ外部ヨーク19及び
20に固着されており、前記第2の永久磁石17及び1
8はそれぞれ他方の磁極面(S極)がそれぞれ外部ヨー
ク21及び22に固着されている。
れ他方の磁極面(S極)がそれぞれ外部ヨーク19及び
20に固着されており、前記第2の永久磁石17及び1
8はそれぞれ他方の磁極面(S極)がそれぞれ外部ヨー
ク21及び22に固着されている。
【0017】23及び24は前記第1及び第2ボビン部
の孔9及び10にそれぞれ挿入される内部ヨークであ
る。外部ヨーク19、20、21、22及び内部ヨーク
23、24は、軟鉄等の磁性体の金属板をプレス加工に
より切断して折曲することにより一体的に形成されてい
る。
の孔9及び10にそれぞれ挿入される内部ヨークであ
る。外部ヨーク19、20、21、22及び内部ヨーク
23、24は、軟鉄等の磁性体の金属板をプレス加工に
より切断して折曲することにより一体的に形成されてい
る。
【0018】第1の永久磁石15及び16と外部ヨーク
19及び20と内部ヨーク23は、第1ボビン部3に巻
回されるフォーカシングコイル5及びトラッキングコイ
ル7の前記第1の永久磁石15及び16に対向する有効
辺に作用する磁界を形成する磁気回路を構成しており、
一方、第2の永久磁石17及び18と外部ヨーク21及
び22と内部ヨーク24は、第2ボビン部4に巻回され
るフォーカシングコイル6及びトラッキングコイル8の
前記第2の永久磁石17及び18に対向する有効辺に作
用する磁界を形成する磁気回路を構成している。
19及び20と内部ヨーク23は、第1ボビン部3に巻
回されるフォーカシングコイル5及びトラッキングコイ
ル7の前記第1の永久磁石15及び16に対向する有効
辺に作用する磁界を形成する磁気回路を構成しており、
一方、第2の永久磁石17及び18と外部ヨーク21及
び22と内部ヨーク24は、第2ボビン部4に巻回され
るフォーカシングコイル6及びトラッキングコイル8の
前記第2の永久磁石17及び18に対向する有効辺に作
用する磁界を形成する磁気回路を構成している。
【0019】この場合、内部ヨーク23及び24が配置
される位置は、それぞれトラッキングコイル7及び8が
巻回されている外側になるので、前記内部ヨーク23は
第1の永久磁石15及び16の磁極面の幅方向において
半分弱のフォーカシングコイル5のみが巻回される領域
に対向されることになり、一方、前記内部ヨーク24は
第2の永久磁石17及び18の磁極面の幅方向において
半分弱のフォーカシングコイル6のみが巻回される領域
に対向されることになる。
される位置は、それぞれトラッキングコイル7及び8が
巻回されている外側になるので、前記内部ヨーク23は
第1の永久磁石15及び16の磁極面の幅方向において
半分弱のフォーカシングコイル5のみが巻回される領域
に対向されることになり、一方、前記内部ヨーク24は
第2の永久磁石17及び18の磁極面の幅方向において
半分弱のフォーカシングコイル6のみが巻回される領域
に対向されることになる。
【0020】その為、第1の永久磁石15及び16の各
磁極面からは、内部ヨーク23に対向される部分におい
てはその内部ヨーク23の対向面に直線的に向かう磁束
が発生され、内部ヨーク23に対向されない部分におい
ては主にその内部ヨーク23の側面に円弧状に向かう磁
束が発生される。
磁極面からは、内部ヨーク23に対向される部分におい
てはその内部ヨーク23の対向面に直線的に向かう磁束
が発生され、内部ヨーク23に対向されない部分におい
ては主にその内部ヨーク23の側面に円弧状に向かう磁
束が発生される。
【0021】同様に、第2の永久磁石17及び18の各
磁極面からは、内部ヨーク24に対向される部分におい
てはその内部ヨーク24の対向面に直線的に向かう磁束
が発生され、内部ヨーク24に対向されない部分におい
ては主にその内部ヨーク24の側面に円弧状に向かう磁
束が発生される。
磁極面からは、内部ヨーク24に対向される部分におい
てはその内部ヨーク24の対向面に直線的に向かう磁束
が発生され、内部ヨーク24に対向されない部分におい
ては主にその内部ヨーク24の側面に円弧状に向かう磁
束が発生される。
【0022】ここで、第1及び第2ボビン部3及び4に
はそれぞれフォーカシングコイル5及び6とトラッキン
グコイル7及び8とがそれぞれ同一方向に同量巻回され
ると共に、フォーカシングコイル5及び6が互いに連続
されて巻回され、かつトラッキングコイル7及び8が互
いに連続されて巻回され、第1及び第2ボビン部3及び
4にそれぞれ同一方向に同量の力が発生されるように構
成されている。
はそれぞれフォーカシングコイル5及び6とトラッキン
グコイル7及び8とがそれぞれ同一方向に同量巻回され
ると共に、フォーカシングコイル5及び6が互いに連続
されて巻回され、かつトラッキングコイル7及び8が互
いに連続されて巻回され、第1及び第2ボビン部3及び
4にそれぞれ同一方向に同量の力が発生されるように構
成されている。
【0023】その為、フォーカシングコイル5及び6に
フォーカス制御信号を供給することによりそのフォーカ
ス制御信号に応じてレンズホルダー1を介して対物レン
ズ2をフォーカス方向に駆動することが出来、トラッキ
ングコイル7及び8にトラッキング制御信号を供給する
ことによりそのトラッキング制御信号に応じてレンズホ
ルダー1を介して対物レンズ2をトラッキング方向に駆
動することが出来る。
フォーカス制御信号を供給することによりそのフォーカ
ス制御信号に応じてレンズホルダー1を介して対物レン
ズ2をフォーカス方向に駆動することが出来、トラッキ
ングコイル7及び8にトラッキング制御信号を供給する
ことによりそのトラッキング制御信号に応じてレンズホ
ルダー1を介して対物レンズ2をトラッキング方向に駆
動することが出来る。
【0024】この場合、レンズホルダー1の重心が対物
レンズ2の光軸に一致されると共に、フォーカス方向の
合成された駆動力及びトラッキング方向の合成された駆
動力がそれぞれ発生される作用点を対物レンズの光軸に
一致させることが出来る。
レンズ2の光軸に一致されると共に、フォーカス方向の
合成された駆動力及びトラッキング方向の合成された駆
動力がそれぞれ発生される作用点を対物レンズの光軸に
一致させることが出来る。
【0025】また、フォーカシング感度がトラッキング
感度の2倍程度必要な場合が一般的であるが、第1及び
第2ボビン部3及び4のそれぞれトラッキングコイルが
巻回されていないフォーカシングコイル5及び6のみが
巻回される領域にのみ、永久磁石15、16及び17、
18にそれぞれ対向するように内部ヨーク23及び24
が配置されるので、フォーカシングコイル5及び6がそ
れぞれ第1及び第2ボビン部3及び4の厚み方向の略全
幅に渡って巻回されていることと相俟ってフォーカシン
グ感度をトラッキング感度に比べて高感度にするのに有
利である。
感度の2倍程度必要な場合が一般的であるが、第1及び
第2ボビン部3及び4のそれぞれトラッキングコイルが
巻回されていないフォーカシングコイル5及び6のみが
巻回される領域にのみ、永久磁石15、16及び17、
18にそれぞれ対向するように内部ヨーク23及び24
が配置されるので、フォーカシングコイル5及び6がそ
れぞれ第1及び第2ボビン部3及び4の厚み方向の略全
幅に渡って巻回されていることと相俟ってフォーカシン
グ感度をトラッキング感度に比べて高感度にするのに有
利である。
【0026】次に、図1に示す対物レンズ駆動装置を採
用した光学ヘッド装置の光学系について図3及び図4に
示す透視平面図及び透視側面図を用いて説明する。各光
学素子が組み込まれる光学ハウジング25には、光源と
なるレーザーダイオード26から発生されるレーザービ
ームを対物レンズ2に導く入射光路及びディスクDで反
射されて前記対物レンズ2に戻されたレーザービームを
光検出器27に導く戻り光路が形成されている。
用した光学ヘッド装置の光学系について図3及び図4に
示す透視平面図及び透視側面図を用いて説明する。各光
学素子が組み込まれる光学ハウジング25には、光源と
なるレーザーダイオード26から発生されるレーザービ
ームを対物レンズ2に導く入射光路及びディスクDで反
射されて前記対物レンズ2に戻されたレーザービームを
光検出器27に導く戻り光路が形成されている。
【0027】レーザーダイオード26から発生されるレ
ーザービームは、回折格子28によりトラッキング制御
に利用する副ビームを形成するべく3ビームに分離され
た後にハーフミラー29により屈曲され、更に立ち上げ
ミラー30により屈曲されて対物レンズ2に入射され、
該対物レンズ2により集光されてディスクDに到達され
る。
ーザービームは、回折格子28によりトラッキング制御
に利用する副ビームを形成するべく3ビームに分離され
た後にハーフミラー29により屈曲され、更に立ち上げ
ミラー30により屈曲されて対物レンズ2に入射され、
該対物レンズ2により集光されてディスクDに到達され
る。
【0028】ディスクDにより反射されたレーザービー
ムは、対物レンズ2に戻り、立ち上げミラー30により
屈曲された後、ハーフミラー29を通過してフォーカス
制御に利用する非点収差が付与されて光検出器27に到
達する。
ムは、対物レンズ2に戻り、立ち上げミラー30により
屈曲された後、ハーフミラー29を通過してフォーカス
制御に利用する非点収差が付与されて光検出器27に到
達する。
【0029】ところで、立ち上げミラー30は、レンズ
ホルダー1の連結部11の下方の空間12に対物レンズ
駆動装置の磁気回路に収まる高さに配置されており、レ
ーザーダイオード26から発生されるレーザービームを
前記立ち上げミラー30に導く光路は、第1ボビン部3
と第2ボビン部4とが分離されて形成され、それに対応
して磁気回路が分離して形成されることにより確保され
ている。
ホルダー1の連結部11の下方の空間12に対物レンズ
駆動装置の磁気回路に収まる高さに配置されており、レ
ーザーダイオード26から発生されるレーザービームを
前記立ち上げミラー30に導く光路は、第1ボビン部3
と第2ボビン部4とが分離されて形成され、それに対応
して磁気回路が分離して形成されることにより確保され
ている。
【0030】したがって、図1に示す対物レンズ駆動装
置を採用することにより対物レンズ2を除く各光学部品
を対物レンズ駆動装置の磁気回路に収まる高さに配置す
ることが出来、光学ヘッド装置の薄型化が図れる。
置を採用することにより対物レンズ2を除く各光学部品
を対物レンズ駆動装置の磁気回路に収まる高さに配置す
ることが出来、光学ヘッド装置の薄型化が図れる。
【0031】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明は、対物レンズ
が装着される位置を挟む両側に対物レンズの光軸に直交
する線に対して略線対称となる位置に分けてレンズホル
ダーに第1及び第2ボビン部を形成し、その第1及び第
2ボビン部間をその上側で連結した連結部の下方に空間
を形成すると共に、前記第1及び第2ボビン部に対応し
てそれぞれ磁気回路を構成する磁石及び外部ヨークを分
離して形成しているので、前記空間に立ち上げミラーを
配置してその立ち上げミラーを対物レンズ駆動装置の磁
気回路に収まる高さに配置した場合において、レンズホ
ルダーの中央に対物レンズが配置される構成とした上
で、立ち上げミラーに光源からの光ビームを導く光路を
確保することが出来、光学ヘッド装置の薄型化に貢献で
きる。この場合、特に、前記空間を形成することにより
連結部下方のレンズホルダーの中央部分の両側面及び底
面に壁面が形成されないので、第1及び第2ボビン部の
厚み方向の略全幅に渡ってフォーカシングコイルをそれ
ぞれ巻回することが可能となり、十分なフォーカシング
感度を得ることが出来る。
が装着される位置を挟む両側に対物レンズの光軸に直交
する線に対して略線対称となる位置に分けてレンズホル
ダーに第1及び第2ボビン部を形成し、その第1及び第
2ボビン部間をその上側で連結した連結部の下方に空間
を形成すると共に、前記第1及び第2ボビン部に対応し
てそれぞれ磁気回路を構成する磁石及び外部ヨークを分
離して形成しているので、前記空間に立ち上げミラーを
配置してその立ち上げミラーを対物レンズ駆動装置の磁
気回路に収まる高さに配置した場合において、レンズホ
ルダーの中央に対物レンズが配置される構成とした上
で、立ち上げミラーに光源からの光ビームを導く光路を
確保することが出来、光学ヘッド装置の薄型化に貢献で
きる。この場合、特に、前記空間を形成することにより
連結部下方のレンズホルダーの中央部分の両側面及び底
面に壁面が形成されないので、第1及び第2ボビン部の
厚み方向の略全幅に渡ってフォーカシングコイルをそれ
ぞれ巻回することが可能となり、十分なフォーカシング
感度を得ることが出来る。
【0032】また、対向する各一対の磁石に対して第1
及び第2ボビン部ごとに各内部ヨークを共用する構成と
しているので、構成の簡略化に有利であり、特に、第1
及び第2ボビン部のそれぞれトラッキングコイルが巻回
されていないフォーカシングコイルのみが巻回される領
域にのみ、各磁石にそれぞれ対向するように内部ヨーク
を配置しているので、フォーカシング感度をトラッキン
グ感度に比べて高感度にする必要があるが、その場合に
有利である。
及び第2ボビン部ごとに各内部ヨークを共用する構成と
しているので、構成の簡略化に有利であり、特に、第1
及び第2ボビン部のそれぞれトラッキングコイルが巻回
されていないフォーカシングコイルのみが巻回される領
域にのみ、各磁石にそれぞれ対向するように内部ヨーク
を配置しているので、フォーカシング感度をトラッキン
グ感度に比べて高感度にする必要があるが、その場合に
有利である。
【図1】本発明に係る対物レンズ駆動装置の一実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】本発明に係る対物レンズ駆動装置の主要部分と
なるレンズホルダーを示す斜視図である。
なるレンズホルダーを示す斜視図である。
【図3】図1に示す対物レンズ駆動装置を採用した光学
ヘッド装置の光学系を示す透視平面図である。
ヘッド装置の光学系を示す透視平面図である。
【図4】図3に示す光学ヘッド装置の透視側面図であ
る。
る。
1 レンズホルダー 2 対物レンズ 3 第1ボビン部 4 第2ボビン部 5,6 フォーカシングコイル 7,8 トラッキングコイル 9,10 孔 11 連結部 12 空間 15,16 第1の永久磁石 17,18 第2の永久磁石 19,20,21,22 外部ヨーク 23,24 内部ヨーク
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気回路により形成される同一磁界を用
いて直交する2軸方向に対物レンズが装着されるレンズ
ホルダーを駆動する対物レンズ駆動装置であって、該レ
ンズホルダーには、対物レンズが装着される位置を挟む
両側に対物レンズの光軸に直交する線に対して略線対称
となる位置にそれぞれフォーカシングコイル及びトラッ
キングコイルが巻回される第1及び第2ボビン部が分け
て形成されると共に、レンズホルダーの前記第1及び第
2ボビン部間をその上側で連結して対物レンズの装着箇
所となる連結部が形成され、該連結部の下方に前記第1
及び第2ボビン部の間に空間が形成されており、かつ、
前記磁気回路は、前記第1及び第2ボビン部にそれぞれ
巻回されたフォーカシングコイル及びトラッキングコイ
ルに作用する有効磁界を各ボビンに対してそれぞれ独立
して形成するべく前記磁気回路を構成する磁石及び外部
ヨークが前記第1及び第2ボビン部に対応して分離して
形成され、その分離された磁気回路の間と前記レンズホ
ルダーの連結部の下方に形成された空間とにより光ビー
ムの光路を確保したことを特徴とする対物レンズ駆動装
置。 - 【請求項2】 前記磁気回路を構成する磁石はそれぞれ
第1及び第2ボビン部を挟み込むように対向して配置さ
れると共に、前記第1及び第2ボビン部を中空構造とし
て前記第1及び第2ボビン部にそれぞれ1つずつ内部ヨ
ークを配置し、対向する各一対の磁石に対して前記第1
及び第2ボビン部ごとに各内部ヨークを共用する構成と
したことを特徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動装
置。 - 【請求項3】 前記第1及び第2ボビン部には、対物レ
ンズの光軸と直交する方向に巻回中心軸を有するトラッ
キングコイルが前記第1及び第2ボビン部の一部にそれ
ぞれ巻回され、前記第1及び第2ボビン部のトラッキン
グコイルが巻回されていない部分に内部ヨークを配置す
る孔を形成したことを特徴とする請求項1、あるいは請
求項2記載の対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33284697A JPH11167736A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33284697A JPH11167736A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11167736A true JPH11167736A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18259457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33284697A Pending JPH11167736A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11167736A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030085725A (ko) * | 2002-05-01 | 2003-11-07 | 삼성전자주식회사 | 광픽업의 대물렌즈 구동장치 |
JP2008226453A (ja) * | 2008-06-20 | 2008-09-25 | Toshiba Samsung Storage Technology Corp | 光ピックアップ装置 |
-
1997
- 1997-12-03 JP JP33284697A patent/JPH11167736A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030085725A (ko) * | 2002-05-01 | 2003-11-07 | 삼성전자주식회사 | 광픽업의 대물렌즈 구동장치 |
JP2008226453A (ja) * | 2008-06-20 | 2008-09-25 | Toshiba Samsung Storage Technology Corp | 光ピックアップ装置 |
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