JP4146313B2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

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本発明は、CDやDVDなどの光記録ディスクの記録、再生等に用いられる光ヘッド装置に関するものである。
CDやDVDなどの光記録ディスクの記録、再生等に用いられる光ヘッド装置として、対物レンズを保持したレンズホルダをワイヤによって支持したワイヤサスペンション方式
の対物レンズ駆動装置を備えた光ヘッド装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の光ヘッド装置では、例えば、図8(a)、(b)に示すように、装置フレーム10内に立上げミラー42が配置されており、対物レンズ駆動装置では、立上げミラー42で反射した光源からのレーザ光Lが対物レンズ(図示せず)で収束されて光記録ディスクの情報記録面に焦点を結ぶように、対物レンズを保持するレンズホルダ(図示せず)をフォーカシング方向(矢印Foで示す方向)、トラッキング方向(矢印Trで示す方向)およびチルト方向(矢印Tiで示す方向)に駆動させるための磁気駆動機構8が構成されている。
磁気駆動機構8は、レンズホルダの側にフォーカシング用駆動コイル11、トラッキング用駆動コイル12、チルト用駆動コイル13を備えている一方、ヨーク65aの側には、フォーカシング用駆動コイル11およびトラッキング用駆動コイル12に対向する一対のトラッキング・フォーカシング用駆動マグネット19と、フォーカシング用駆動コイル11およびチルト用駆動コイル13に対向する一対のフォーカシング・チルト用駆動マグネット20とを備えている。これらの駆動マグネット19、20は、装置フレーム10上に搭載されるヨーク65aの一部を外側から内側に起立させたマグネット保持部652a、652bの内面に固着されている。また、ヨーク65aの底板部651aからは、駆動マグネット19、20に対向する位置に内ヨーク655、656が各々、起立している。
特開2002−216380号公報
光ヘッド装置では、ノートパソコンなどに搭載するために装置全体の小型化も求められている。しかしながら、従来の光ヘッド装置では、レンズホルダを3方向Fo、Tr、Tiに駆動させるための2種類の駆動マグネット19、20と、この駆動マグネット19、20の磁束を駆動コイル11、12、13に鎖交させるための内ヨーク655、656とが必要であるため、それらの配置スペースを考えるとこれ以上の装置の小型化が困難である。
また、立上げミラー42は装置フレーム10の内部、すなわち、ヨーク65aの下方に配置されているので、装置フレーム10を含めた厚さ寸法をこれ以上の圧縮できないという問題点がある。
さらに、従来の構成のままで小型化を進めると、2種類の駆動マグネット19、20が非常に近接した位置に配置されることになるため、駆動マグネット19、20をヨーク65aに組み込む際、マグネット同士の磁気吸引力、あるいは磁気反発力によって、取付け位置がずれてしまうといった弊害が生じる。従って、従来の光ヘッド装置では小型化に適していないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、光ヘッド装置において、小型化を図ることができる構成を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明では、光源からの出射光を光記録ディスクに収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、上方に前記レンズホルダがフォーカシング方向、トラッキング方向およびチルト方向に変位可能に配置された固定側部材と、前記レンズホルダ側のトラッキング用の駆動コイル、フォーカシング用の駆動コイル、およびチルト用の駆動コイルに鎖交する磁束を発生させる駆動マグネットを前記固定側部材の側に備えた磁気駆動機構とを有する光ヘッド装置において、前記駆動マグネットは、前記3種類の駆動コイルの各々と鎖交する磁束を発生させる一対の共通駆動マグネットから構成されていることを特徴とする。
また、本発明において、前記トラッキング用の駆動コイル、および前記チルト用の駆動コイルはいずれも、前記レンズホルダのトラッキング方向で離間する位置の各々に配置され、前記共通駆動マグネットは、トラッキング方向で離間して前記トラッキング用の駆動コイル、および前記チルト用の駆動コイルの双方に対向する一対の縦辺部と、前記フォーカシング用の駆動コイルに対向する位置で前記一対の縦辺部を繋げるように延びた横辺部とを備える逆凹の字形状をしていることを特徴とする。
さらに、本発明において、前記固定側部材は、磁性板からなるヨークとして構成されているとともに、当該ヨークは、底板部と、該底板部から起立して前記レンズホルダが位置する側の面で前記共通駆動マグネットを保持するマグネット保持部とを備え、前記ヨークの前記底板部では、少なくとも前記共通駆動マグネットの前記縦辺部の下端面と平面的に重なる領域が前記磁性板のない開口になっていることを特徴とする。
このように構成すると、共通駆動マグネットの下方にヨークが存在しないため、磁束が下方に導かれて無効になることがない。従って、共通駆動マグネットに対向する位置に内ヨークを起立形成しなくても駆動コイルに磁束を鎖交させることができる。それ故、内ヨークを形成しなくてもよい分、スペースに余裕ができるので、光ヘッド装置の小型化を図ることができる。
本発明では、前記フォーカシング用の駆動コイルと、前記チルト用の駆動コイルは、フォーカシング方向に隣接して配置されていることが好ましい。すなわち、前記フォーカシング用の駆動コイルと、前記チルト用の駆動コイルは、フォーカシング方向でずれた位置に配置されていることが好ましい。このように構成すると、フォーカシング用の駆動コイル、およびチルト用の駆動コイルの双方を共通駆動マグネットに直接、対向させることができるので、レンズホルダをフォーカシング方向およびチルト方向に駆動するのに充分な推力を得ることができる。
本発明において、前記レンズホルダの下方位置には、少なくとも上端部が前記ヨークの底板部よりも上方に位置する立上げミラーが配置され、前記マグネット保持部、および前記駆動マグネットは、前記立上げミラーに向かう光路を確保するための切り欠きを備えていることが好ましい。立上げミラーをその上端部がヨークの底板部よりも上方に位置するように配置すると、レンズホルダ、立上げミラー、およびヨークを含めた厚さ寸法を圧縮できる。このように立上げミラーを配置した場合でも、マグネット保持部、および駆動マグネットに切り欠きを形成すれば、立上げミラーに向かう光路を確保することができる。
本発明において、前記ヨークは、前記磁性板に対するプレス加工により形成され、前記マグネット保持部は、前記レンズホルダが位置する内側から外側に向かって前記磁性板が切り起こされてなることが好ましい。このように構成すると、ヨークの底板部では、駆動マグネットと平面的に重なる領域から磁性板を除去することができる。
本発明において、前記レンズホルダは、その中央位置に前記対物レンズを保持していることが好ましい。このように構成すると、レンズホルダの中央から外れた位置に対物レンズを配置した場合に比較してレンズホルダを小型化できる。
本発明では、駆動マグネットとして、トラッキング用の駆動コイル、フォーカシング用の駆動コイル、およびチルト用の駆動コイルの各々に鎖交する磁束を発生させる一対の共通駆動マグネットを用いたため、駆動マグネットの数が少ない分、光ヘッド装置の小型化を図ることができる。また、小型化した場合でも、駆動マグネットの数が少ない分、組み立て時に駆動マグネット同士が吸引、反発することがないので、駆動マグネットの組み込みを容易に行うことができる。また、小型化を図った分、各駆動コイルと共通駆動マグネットとを近接配置できるので、マグネットに対向する位置に内ヨークを配置しなくても駆動コイルに磁束を鎖交させることができる。それ故、内ヨークを形成しなくてもよい分、スペースに余裕ができるので、光ヘッド装置のさらなる小型化を図ることができる。
また、本発明では、ヨークの底板部では、駆動マグネットの下端面と平面的に重なる領域が磁性板のない開口になっているため、磁束が下方に導かれて無効になることがない。従って、駆動マグネットに対向する位置に内ヨークを配置しなくても駆動コイルに磁束を鎖交させることができる。それ故、内ヨークを形成しなくてもよい分、スペースに余裕ができるので、光ヘッド装置の小型化を図ることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した光ヘッド装置の一例を説明する。
(全体構成)
図1は、本発明に係る光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。この図に示すように、光ヘッド装置1は、CDあるいはDVDなどの光記録ディスク2に対する情報記録、情報再生を行うものであり、レーザ光源3から出射されたレーザ光Lが、コリメータレンズ41で平行光化された後、立上げミラー42で反射し、対物レンズ5で収束されて光記録ディスク2の情報記録面に焦点を結ぶように構成されている。対物レンズ5は、後述するワイヤサスペンション方式の対物レンズ駆動装置6によってトラッキング方向、フォーカシング方向、およびチルト方向の位置がサーボ制御される。
光記録ディスク2で反射した戻り光は、対物レンズ5を通過して再び立上げミラー42で反射し、ビームスプリッタ43で部分反射された後、光検出器44に入射する。駆動制御装置9は、光検出器44での受光量に基づき、情報再生処理を行うとともに、対物レンズ駆動装置6を駆動制御して対物レンズ5のトラッキング方向、フォーカシング方向、およびチルト方向の位置をサーボ制御する。また、レーザ光源3の駆動制御も行う。
なお、図1には、レーザ光源が1つ、搭載された例を示したが、異なる波長のレーザ光を出射する複数のレーザ光源を用いる場合には、光路合成素子によって各レーザ光を共通光路に導く構成とする。
(対物レンズ駆動装置6の構成)
図2は、図1に示す光ヘッド装置に用いた対物レンズ駆動装置の斜視図である。図3は、図1に示す光ヘッド装置に用いたレンズホルダなどを抜き出して示す斜視図である。図4は、図2に示す対物レンズ駆動装置から磁気駆動機構などを抜き出して示す斜視図である。図5(a)、(b)は、図2に示す対物レンズ駆動装置からから磁気駆動機構などを抜き出して示す平面図、および側面図である。図6(a)、(b)は、図2に示す対物レンズ駆動装置に用いた共通駆動マグネットの斜視図、および正面図である。
図2および図3に示すように、対物レンズ駆動装置6は、対物レンズ5を保持するレンズホルダ61と、このレンズホルダ61の左右両側で上下3段に配置された6本のワイヤ70によりレンズホルダ61をトラッキング方向(矢印Trで示す方向)、フォーカシング方向(矢印Foで示す方向)、およびチルト方向(矢印Tiで示す方向)に変位可能に支持するホルダ支持部材63と、レンズホルダ61をトラッキング方向Tr、フォーカシング方向Fo、およびチルト方向Tiに駆動するための磁気駆動機構8とを有している。
レンズホルダ61は、その中央に対物レンズ5を保持しており、後述する立上げミラーへの光路を確保するため、正面からみたとき、逆凹の字形状を有している。
レンズホルダ61の両側に配置された6本のワイヤ70は各々、後述するフォーカシング用駆動コイル、トラッキング用駆動コイル、およびチルト用駆動コイルへの給電ワイヤとして用いられている。このため、ワイヤ70の基端側は、ホルダ支持部材63の背面に取り付けた例えばプリント基板71の配線パターンにハンダ等により各々固定されている。また、ワイヤ70の先端側は、レンズホルダ61の左右両側に固着されている中継基板72にハンダにより固定されている。
(磁気駆動機構8の構成)
図2ないし図5に示すように、磁気駆動機構8は、レンズホルダ61の側に搭載されたフォーカシング用駆動コイル11、トラッキング用駆動コイル12、チルト用駆動コイル13と、これらの駆動コイル11、12、13に鎖交する磁束を発生させることにより、トラッキング用、フォーカシング用、およびチルト用の磁気駆動回路を構成する一対の共通駆動マグネット18と、ヨーク65とを有している。
3種類の駆動コイルのうち、フォーカシング用駆動コイル11は、レンズホルダ61の胴部に巻回され、このフォーカシング用駆動コイル11に対してフォーカシング方向Foの下側に隣接する位置には、トラッキング方向Trで離間する位置に一対のチルト用駆動コイル13が配置されている。また、トラッキング用駆動コイル12は、4個の平面コイルからなり、これら4個の平面コイルは、トラッキング方向で離間する位置でフォーカシング用駆動コイル12、およびチルト用駆動コイル13の外面に貼付されている。
一対の共通駆動マグネット18は、レンズホルダ61を挟む両側位置で、同極(N極)をレンズホルダ61の側に向けるように配置され、その状態で、駆動コイル11、12、13の各々に対向している。
ヨーク65は、磁気駆動機構8の構成要素として用いられているとともに、光ヘッド装置1の装置フレームへの固定側部材として用いられ、その上方にレンズホルダ61がフォーカシング方向Fo、トラッキング方向Tr、およびチルト方向Tiに変位可能に配置されている。
本形態において、ヨーク65は、0.8mmの薄板状のめっき鋼板(磁性板)をプレス加工することにより形成され、共通駆動マグネット18は、装置フレーム(図示せず)上に搭載されるヨーク65の底板部651を内側(レンズホルダ61が位置する側)から切起こすことによって形成した一対のマグネット保持部652の内面に固着されている。このため、ヨーク65の底板部651では、共通駆動マグネット18と平面的に重なる領域が磁性板のない開口になっている。
ここで、ヨーク65の内側では、樹脂製のミラー支持部材67が取り付けられ、このミラー支持部材67には、レーザ光源3から出射されたレーザ光Lを対物レンズ5に向けて反射する立上げミラー42が保持されている。この状態で、立上げミラー42の上端側は、ヨーク65より上方に位置している。このため、マグネット保持部652および共通駆動マグネット18は、立上げミラー42への光路を確保する矩形の切り欠き181、653が形成され、逆凹の字形状になっている。
このため、図6(a)、(b)に示すように、共通駆動マグネット18は、光路を挟んで両側で直立して、フォーカシング用駆動コイル11の有効辺部分121、およびチルト用駆動コイル13の有効辺部分131と対向する一対の縦辺部182と、これらの縦辺部182を繋げるように水平方向に延びてフォーカシング用駆動コイル11の有効辺部分111に対向する横辺部183とを有している。
ここで、立上げミラー42への光路を確保するという観点からすれば、一対のマグネット保持部652の一方、および一対の共通駆動マグネット18の一方のみに切り欠き181、653を形成すればよいが、本形態では、磁気的対称性を確保するという観点から、一対のマグネット保持部652の両方、および一対の共通駆動マグネット18の両方に切り欠き181、653が形成されている。
なお、本形態の光ヘッド装置1では、FEM磁場解析ソフトを用いて、レンズホルダ61の駆動感度、駆動感度リニアリティ、Fo−Trクロストーク特性(不要推力の低減)が最適になるように、ヨーク65の形状、共通駆動マグネット18の形状、駆動コイル11、12、13の形状、および共通駆動マグネット18と駆動コイル11、12、13との位置関係の設計を行っている
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態の光ヘッド装置1では、レンズホルダ61の側に配置されたフォーカシング用駆動コイル11、トラッキング用駆動コイル12、およびチルト用駆動コイル13と磁気駆動回路を構成する駆動マグネットとして一対の共通駆動マグネット18を用いている。従って、数種類の駆動マグネットを用いた場合と違って、駆動マグネットの数が少なく済むので、小型化を図ることができる。また、小型化した場合でも、駆動マグネットの数が少ない分、組み立て時にマグネット同士が吸引、反発することがないので、共有駆動マグネット18の組み込みを容易に行うことができる。
また、小型化を図ったので、各駆動コイル11、12、13と共通駆動マグネット18とを近接配置できるので、共通駆動マグネット18に対向する位置に内ヨークを配置しなくても駆動コイル11、12、13に磁束を鎖交させることができる。
さらに本形態では、ヨーク65の底板部651では、共通駆動マグネット18と平面的に重なる領域が磁性板のない開口になっているため、磁束が下方に導かれて無効になることがない。従って、共通駆動マグネット18に対向する位置に内ヨークを配置しなくても駆動コイル11、12、13に磁束を鎖交させることができる。それ故、内ヨークを形成しなくてもよい分、スペースに余裕ができるので、光ヘッド装置1の小型化を図ることができる。
また、本形態では、レーザ光源3からのレーザ光Lを対物レンズ5に向けて反射する立上げミラー42をヨーク65の上方位置、すなわち、レンズホルダ61の内側に配置したので、装置フレームを含めた光ヘッド装置1の薄型化を図ることができる。また、立上げミラー42のレイアウトに対応させて、レンズホルダ61、共通駆動マグネット15、およびマグネット保持部652については、正面からみて逆凹の字形状にしてあるので、立上げミラー42に対する光路を確保できる。
(その他の実施の形態)
なお、上記形態は、本発明の例示にすぎず、共通駆動マグネット18と駆動コイル11、12、13の位置関係や、共通駆動マグネット18、駆動コイル11、12、13、およびヨーク65の形状などを変更することが可能である。例えば、図7(a)、(b)に示すように、共通駆動マグネット18の縦辺部182に対してトラッキング方向Trで分極着磁を施し、トラッキング用駆動コイル12をその中心に来るように配置すれば、トラッキング方向Trへの駆動感度をあげることができる。
本発明の光ヘッド装置では、フォーカシング用の駆動コイル、トラッキング用の駆動コイル、およびチルト用の駆動コイルの各々に鎖交する磁束を発生させる一対の共通駆動マグネットを用いたため、駆動マグネットの数が少ない分、光ヘッド装置の小型化を図ることができる。また、小型化した場合でも、駆動マグネットの数が少ない分、組み立て時に駆動マグネット同士が吸引、反発することがないので、駆動マグネットの組み込みを容易に行うことができる。また、小型化を図った分、各駆動コイルと共通駆動マグネットとを近接配置できるので、マグネットに対向する位置に内ヨークを配置しなくても駆動コイルに磁束を鎖交させることができる。それ故、内ヨークを形成しなくてもよい分、スペースに余裕ができるので、光ヘッド装置のさらなる小型化を図ることができる。
また、本発明では、ヨークの底板部では、駆動マグネットと平面的に重なる領域が磁性板のない開口になっているため、磁束が下方に導かれて無効になることがない。従って、駆動マグネットに対向する位置に内ヨークを配置しなくても駆動コイルに磁束を鎖交させることができる。それ故、内ヨークを形成しなくてもよい分、スペースに余裕ができるので、光ヘッド装置の小型化を図ることができる。
本発明に係る光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。 図1に示す光ヘッド装置に用いた対物レンズ駆動装置の斜視図である。 図1に示す光ヘッド装置に用いたレンズホルダなどを抜き出して示す斜視図である。 図2に示す対物レンズ駆動装置から磁気駆動機構などを抜き出して示す斜視図である。 (a)、(b)は、図2に示す対物レンズ駆動装置からから磁気駆動機構などを抜き出して示す平面図、および側面図である。 (a)、(b)は、図2に示す対物レンズ駆動装置に用いた共通駆動マグネットの斜視図、および正面図である。 (a)、(b)は、その他の実施の形態の駆動マグネットの斜視図、および側面図である。 従来の光ヘッド装置の概略構成図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置
2 光記録ディスク
3 レーザ光源
5 対物レンズ
6 対物レンズ駆動装置
8 磁気駆動機構
11 フォーカシング用駆動コイル
12 トラッキング用駆動コイル
13 チルト用駆動コイル
18 共通駆動マグネット
42 立上げミラー
61 レンズホルダ
65 ヨーク
182 縦辺部
183 横辺部
181、653 切り欠き
651 底板部
652 マグネット保持部
L レーザ光

Claims (5)

  1. 光源からの出射光を光記録ディスクに収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、上方に前記レンズホルダがフォーカシング方向、トラッキング方向およびチルト方向に変位可能に配置された固定側部材と、前記レンズホルダ側のトラッキング用の駆動コイル、フォーカシング用の駆動コイル、およびチルト用の駆動コイルに鎖交する磁束を発生させる駆動マグネットを前記固定側部材の側に備えた磁気駆動機構とを有する光ヘッド装置において、
    前記トラッキング用の駆動コイル、および前記チルト用の駆動コイルはいずれも、前記レンズホルダのトラッキング方向で離間する位置の各々に配置され、
    前記駆動マグネットは、前記3種類の駆動コイルの各々と鎖交する磁束を発生させる一対の共通駆動マグネットから構成されており、トラッキング方向で離間して前記トラッキング用の駆動コイル、および前記チルト用の駆動コイルの双方に対向する一対の縦辺部と、前記フォーカシング用の駆動コイルに対向する位置で前記一対の縦辺部を繋げるように延びた横辺部とを備える逆凹の字形状をしており、
    前記固定側部材は、磁性板からなるヨークとして構成されているとともに、当該ヨークは、底板部と、該底板部から起立して前記レンズホルダが位置する側の面で前記駆動マグネットを保持するマグネット保持部とを備え、
    前記ヨークの前記底板部では、少なくとも前記駆動マグネットの前記縦辺部の下端面と平面的に重なる領域が前記磁性板のない開口になっていることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 請求項1おいて、前記フォーカシング用の駆動コイルと、前記チルト用の駆動コイルは、フォーカシング方向に隣接して配置されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  3. 請求項1または2において、前記レンズホルダの下方位置には、少なくとも上端部が前記ヨークの底板部よりも上方に位置する立上げミラーが配置され、
    前記マグネット保持部、および前記駆動マグネットは、前記立上げミラーに向かう光路を確保するための切り欠きを備えていることを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記ヨークは、前記磁性板に対するプレス加工により形成され、
    前記マグネット保持部は、前記レンズホルダが位置する内側から外側に向かって前記磁性板が切り起こされてなることを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記レンズホルダは、その中央位置に前記対物レンズを保持していることを特徴とする光ヘッド装置。
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