JP4146313B2 - 光ヘッド装置 - Google Patents
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Description
の対物レンズ駆動装置を備えた光ヘッド装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、本発明に係る光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。この図に示すように、光ヘッド装置1は、CDあるいはDVDなどの光記録ディスク2に対する情報記録、情報再生を行うものであり、レーザ光源3から出射されたレーザ光Lが、コリメータレンズ41で平行光化された後、立上げミラー42で反射し、対物レンズ5で収束されて光記録ディスク2の情報記録面に焦点を結ぶように構成されている。対物レンズ5は、後述するワイヤサスペンション方式の対物レンズ駆動装置6によってトラッキング方向、フォーカシング方向、およびチルト方向の位置がサーボ制御される。
図2は、図1に示す光ヘッド装置に用いた対物レンズ駆動装置の斜視図である。図3は、図1に示す光ヘッド装置に用いたレンズホルダなどを抜き出して示す斜視図である。図4は、図2に示す対物レンズ駆動装置から磁気駆動機構などを抜き出して示す斜視図である。図5(a)、(b)は、図2に示す対物レンズ駆動装置からから磁気駆動機構などを抜き出して示す平面図、および側面図である。図6(a)、(b)は、図2に示す対物レンズ駆動装置に用いた共通駆動マグネットの斜視図、および正面図である。
図2ないし図5に示すように、磁気駆動機構8は、レンズホルダ61の側に搭載されたフォーカシング用駆動コイル11、トラッキング用駆動コイル12、チルト用駆動コイル13と、これらの駆動コイル11、12、13に鎖交する磁束を発生させることにより、トラッキング用、フォーカシング用、およびチルト用の磁気駆動回路を構成する一対の共通駆動マグネット18と、ヨーク65とを有している。
以上説明したように、本形態の光ヘッド装置1では、レンズホルダ61の側に配置されたフォーカシング用駆動コイル11、トラッキング用駆動コイル12、およびチルト用駆動コイル13と磁気駆動回路を構成する駆動マグネットとして一対の共通駆動マグネット18を用いている。従って、数種類の駆動マグネットを用いた場合と違って、駆動マグネットの数が少なく済むので、小型化を図ることができる。また、小型化した場合でも、駆動マグネットの数が少ない分、組み立て時にマグネット同士が吸引、反発することがないので、共有駆動マグネット18の組み込みを容易に行うことができる。
なお、上記形態は、本発明の例示にすぎず、共通駆動マグネット18と駆動コイル11、12、13の位置関係や、共通駆動マグネット18、駆動コイル11、12、13、およびヨーク65の形状などを変更することが可能である。例えば、図7(a)、(b)に示すように、共通駆動マグネット18の縦辺部182に対してトラッキング方向Trで分極着磁を施し、トラッキング用駆動コイル12をその中心に来るように配置すれば、トラッキング方向Trへの駆動感度をあげることができる。
2 光記録ディスク
3 レーザ光源
5 対物レンズ
6 対物レンズ駆動装置
8 磁気駆動機構
11 フォーカシング用駆動コイル
12 トラッキング用駆動コイル
13 チルト用駆動コイル
18 共通駆動マグネット
42 立上げミラー
61 レンズホルダ
65 ヨーク
182 縦辺部
183 横辺部
181、653 切り欠き
651 底板部
652 マグネット保持部
L レーザ光
Claims (5)
- 光源からの出射光を光記録ディスクに収束させる対物レンズを保持するレンズホルダと、上方に前記レンズホルダがフォーカシング方向、トラッキング方向およびチルト方向に変位可能に配置された固定側部材と、前記レンズホルダ側のトラッキング用の駆動コイル、フォーカシング用の駆動コイル、およびチルト用の駆動コイルに鎖交する磁束を発生させる駆動マグネットを前記固定側部材の側に備えた磁気駆動機構とを有する光ヘッド装置において、
前記トラッキング用の駆動コイル、および前記チルト用の駆動コイルはいずれも、前記レンズホルダのトラッキング方向で離間する位置の各々に配置され、
前記駆動マグネットは、前記3種類の駆動コイルの各々と鎖交する磁束を発生させる一対の共通駆動マグネットから構成されており、トラッキング方向で離間して前記トラッキング用の駆動コイル、および前記チルト用の駆動コイルの双方に対向する一対の縦辺部と、前記フォーカシング用の駆動コイルに対向する位置で前記一対の縦辺部を繋げるように延びた横辺部とを備える逆凹の字形状をしており、
前記固定側部材は、磁性板からなるヨークとして構成されているとともに、当該ヨークは、底板部と、該底板部から起立して前記レンズホルダが位置する側の面で前記駆動マグネットを保持するマグネット保持部とを備え、
前記ヨークの前記底板部では、少なくとも前記駆動マグネットの前記縦辺部の下端面と平面的に重なる領域が前記磁性板のない開口になっていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1おいて、前記フォーカシング用の駆動コイルと、前記チルト用の駆動コイルは、フォーカシング方向に隣接して配置されていることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項1または2において、前記レンズホルダの下方位置には、少なくとも上端部が前記ヨークの底板部よりも上方に位置する立上げミラーが配置され、
前記マグネット保持部、および前記駆動マグネットは、前記立上げミラーに向かう光路を確保するための切り欠きを備えていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記ヨークは、前記磁性板に対するプレス加工により形成され、
前記マグネット保持部は、前記レンズホルダが位置する内側から外側に向かって前記磁性板が切り起こされてなることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記レンズホルダは、その中央位置に前記対物レンズを保持していることを特徴とする光ヘッド装置。
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