JPH11167683A - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

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JPH11167683A
JPH11167683A JP33397497A JP33397497A JPH11167683A JP H11167683 A JPH11167683 A JP H11167683A JP 33397497 A JP33397497 A JP 33397497A JP 33397497 A JP33397497 A JP 33397497A JP H11167683 A JPH11167683 A JP H11167683A
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JP
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container
container cover
fire detector
container base
binding band
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JP33397497A
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Kentaro Azuma
健太郎 東
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で取付作業を容易にす
ると共に、保守・管理に便利で、しかも故障が少なく長
期の使用に耐える火災感知器を実現することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明は、感熱部を取付面に取付けた容
器カバーと建造物内に取り付けられて外部配線を導入す
る容器ベースとを接合面で接合して結合する容器を構成
し、容器の内部に感熱部と外部機器に接続された電子部
品を収容してなる火災感知器において、容器カバーを容
器ベースに連結して懸吊する取り外し可能な懸吊体を設
けた火災感知器を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は火災感知器に係り、
さらに詳しくはサーミスタのような熱感知素子の熱によ
る電気的特性の変化を利用して火災の発生を感知する防
爆構造を有するような火災感知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のこの種の感知器の断面
図、図14は素子ユニットの断面図で、特開平5−21
0791号公報記載の図面と数字符号が示されている。
図13において、11は素子ユニット、12は嵌合金
具、12aと12dは嵌合金具12の水平部と垂直部、
13は外カバー、14はモールド本体、15は回路収納
部、16は回路基板、17は蓋部材、、24はOリン
グ、25は保護カバーである。また、図14において、
1は測温素子、11は前記と同じ素子ユニット、20は
リードフレーム、21はユニット本体、22はリード
線、23は樹脂コーティング材である。
【0003】上述のような従来の感知器の製作には、図
14に示された素子ユニット11と所定の形に折り曲げ
られた嵌合金具12が予め準備されている。準備された
素子ユニット11と一対の嵌合金具12が、モールド本
体14を樹脂成形する金型にセットされる。この状態で
インサート成形を行って、素子ユニット11と嵌合金具
12を埋め込んだモールド本体14が作られる。作られ
たモールド本体14の回路収納部15に、回路部品の実
装済みの回路基板16が配置される。配置された回路基
板16の所定の位置に、素子ユニット11のリードフレ
ーム20と嵌合金具12の垂直部12dを挿入して回路
パターンに半田付けする。
【0004】次に、回路収納部15の隙間にOリング2
4を入れて蓋部材17を被せ、図示されていない4本の
ビスで外カバー13を固定してモールド本体14が外カ
バー13に組み付けられる。4本のビスで結合された外
カバー13とモールド本体14とからなる感知器本体
は、嵌合金具12の水平部12aを図示しない感知器ベ
ースの嵌合金具12に嵌着して天井面等に取り付けられ
る。そして、素子ユニット11内のサーミスタ等の測温
素子1が火災発生時の温度を電気的に検出して、火災が
感知されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の感知器の感
熱部を構成する素子ユニット11は、図14に示すよう
にリードフレーム20をインサート成型したユニット本
体21とリード線22を含めて全体をコーティング材2
3で覆った測温素子1とを結合して作られている。した
がって、感熱部が大形になるばかりか、当然製作工数も
増加することになる。また、ユニット本体21のモール
ド加工が重複して行われているので、成型用の型の製作
やモールド作業も付加されて工数が一層増加し、場合に
よっては2度目のモールド加工で最初のモールドが変形
する恐れもあった。
【0006】また、測温素子1の全体がコーティング材
23で覆われているので、火災時の熱の応答性が低下す
ることにもなる。特に、コーティング材23で覆われた
だけの測温素子1を樹脂で成型された感知器本体の外部
に突出させて裏側から樹脂製の蓋部材17で回路収納部
を密封閉鎖しただけの従来の感知器では、このままでは
容器内の点火源による侵入ガスの爆発圧力に耐え、且つ
爆発火炎に基づく周囲の爆発性ガスへの点火を防止させ
る防爆構造のような感知器に適用することは到底不可能
であるという致命的な問題点があった。
【0007】本発明は、上述のような従来の感知器の問
題点を解消するためになされたもので、簡単な構成で取
付作業を容易且つ安全に実施できるようにすると共に、
保守・管理にも便利で、しかも故障が少なく長期の使用
に耐える防爆構造のような火災感知器を実現することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、感熱部を取付
面に取付けた容器カバーと建造物内に取り付けられて外
部配線を導入する容器ベースとを接合面で接合して結合
する容器を構成し、容器の内部に感熱部と接続された電
子部品を収容してなる火災感知器において、容器カバー
を容器ベースに連結して懸吊する取り外し可能な懸吊体
を設けた火災感知器を構成したものである。また、容器
ベースと容器カバーのそれぞれに懸吊体を挿通する連結
孔を設けた火災感知器を構成したものである。また、容
器カバーと容器ベースに互いに対応する耳部を形成し、
両耳部に連結孔を設けた火災感知器を構成したものであ
る。また、懸吊体に樹脂成形の結束バンド用いた火災感
知器を構成したものである。また、容器カバーと容器ベ
ースに互いに対応するネジ孔を形成し、ネジ孔に螺合す
るネジに取り外し自在に両端部が取り付けられる懸吊板
を設けた火災感知器を構成したものである。また、懸吊
板にヒンジを設けた防爆構造の火災感知器を構成したも
のである。さらに、懸吊板に金属のLアングルを用いた
火災感知器を構成したものである。
【0009】プリント基板から引き出された内部配線を
端子台に接続してから、仕切板を容器カバーに結合して
プリント基板が収納室内に収容される。その後、容器ベ
ースが建造物内の天井面に取り付けられて、結束バンド
で容器カバーが取容器ベースに懸吊される。容器カバー
の懸吊状態で、接地用の導線と外部配線が端子台に接続
される。また、容器カバーに取り付けられた仕切板の外
周にOリングを嵌め合わせて、ボルトにより容器カバー
が容器ベースに一体に固定されて火災感知器が組み立て
られる。容器カバーが結束バンドで容器ベースに接近し
て懸吊されているので、外部配線の接続と容器カバーの
結合作業を容易且つ安全に実施することができる。ま
た、保守・点検時にも、懸吊体で容器カバーが懸吊され
て保守作業が行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を用いて説明する。 実施形態1 図1は本発明の実施形態1の火災感知器の構成を示す側
面図、図2は実施形態1の火災感知器の断面図、図3は
実施形態1の火災感知器の底面図、図4は実施形態1の
端子台の上面図、図5は実施形態1の火災感知器の組立
底面図、図6は実施形態1の感熱部の断面図、図7は実
施形態1の感熱部付近の構成を示す分解斜視図である。
図1〜5において、1は天井面、2は天井面1に取り付
けられた火災感知器である。3は火災感知器2の容器カ
バー、4は中空円板状の仕切板、5は薄い有蓋円筒形の
容器ベースである。容器カバー3と容器ベース5によ
り、ほぼ円筒形の火災感知器2の容器10が構成されて
いる。
【0011】容器カバー3と仕切板4および容器ベース
5には金属材が用いられ、例えばアルミニウムをダイカ
スト成型して製作される。成型後、工作機械等の加工工
程を経て、接合面の粗さ等が仕上げられてそれぞれ複数
本のネジで結合されている。容器カバー3において、3
1は容器カバー3の底面側に突出した保護枠、32は保
護枠31の裏面に形成された円形の凹欠部、33は容器
カバー3の中心部を貫通するネジ孔である。保護枠31
は図示のように、突出端を環状部34で連結した6本の
傾斜柱35で擂り鉢型に形成されている。36は確認灯
の表示窓、37は外周の耳部に設けられた連結孔であ
る。仕切板4において、41は仕切板4の中心部を貫通
する取付孔、42は上面の取付台、43は底面側に突出
して円周方向の接合面を有する環状壁、44は外周面、
45は外周面44の周縁部に一巡して形成されたL形の
切欠部、46は切欠部45に介装されたOリングであ
る。
【0012】容器ベース5において、51は容器ベース
5の底面側に形成された円形の開口部、52は外部配線
が左右から挿通されるネジ孔、53と54は内部と外部
に設けられた接地ネジ、55は4箇所の耳部に設けられ
たボルト孔、57は小さい耳部の連結孔である。また、
58はネジ孔52に設けられるケーブルグランド、58
は外部配線である。4箇所のボルト孔55には図示され
ていないボルトが挿入されて、容器ベース5が天井面1
等に固定される。左右のネジ孔52には電線管ねじ結合
式等のケーブルグランド58によりシーリングが施され
て、渡り配線や電源線等の外部配線59が容器ベース5
に導入および導出される。また、連結孔57はボルト孔
55より小さい径で形成され、前記容器カバー3側の連
結孔37に対応する位置に設けられている。
【0013】6は感熱部である。感熱部6の構造が、図
6と図7に拡大して示されている。60はサーミスタか
らなる熱感知素子、61は2本のリード線、62は先端
が球状に封鎖されたステンレスのような強度のある金属
の保護管、63は充填材である。また、64は軸心に貫
通孔65を設けた感熱部6の取付用の中空ボルト、66
はパッキン、67はろう付け部である。熱感知素子60
は保護管62の内部の先端部に接触して封入され、封入
空間に充填材63が充填されている。また、68は感熱
部6の留め金具、69は留め金具68を錠締めする止め
ネジである。
【0014】熱感知素子60を封入した保護管62は貫
通孔65に基部が挿入されて、先端部を突出させて半田
付け等により中空ボルト64のろう付け部67に固着さ
れる。このようにして組み付けられた感熱部6は、中空
ボルト64をネジ孔33に螺入して図7のように容器カ
バー3の中心部に立設される。そして、中空ボルト64
を容器カバー3の中心のネジ孔33に螺合して立設され
た感熱部6は、保護枠31に包囲されて機械的に保護さ
れるようになっている。再び前記の図2等に戻り、8は
プリント基板で、図9にその斜視図が示されており、8
1は中心付近に貫設された挿通孔、82はリード線61
の接続点、83は内部配線、84は樹脂で作られた六角
スペーサ、85は樹脂ネジである。六角スペーサ84は
脚部にネジを設け、頭部に樹脂ネジ85が螺入されるネ
ジ孔が設けられている。
【0015】9は仕切板4に複数のネジ21によって取
り付けられた端子台である。90は断面T字型の絶縁
台、91は4本の導電柱、92は端子ネジ、93は端子
ネジ92等を電気的に隔離する絶縁壁である。絶縁台9
0には導電柱91がインサートされて、ジアリル樹脂等
で成型されている。端子台9を取り付けた仕切板4は外
周面44と環状壁43を容器ベース5の開口部51と容
器カバー3の凹欠部32の内周面にそれぞれ接合するよ
うに配置され、ネジ22によって容器カバー3の内側に
固定されている。そして、仕切板4は容器カバー3と容
器ベース5とを仕切る裏蓋を構成し、プリント基板8を
収納する回路収納室R1と外部導線端子を収納する端子
収納室R2とを上下2室に分離する。また、ネジ95
は、室R1側の内部配線83を導電柱91に接続してい
る。
【0016】金属で構成する火災感知器2の容器10
は、全閉構造で内部の爆発圧力に耐え得る強度を持つ。
そして、中空ボルト64の三角ねじの螺合や仕切板4の
嵌め合い等の相互的な接合面のスキWやスキの奥行きL
は、両収容室R1,R2の内容積に対して全て爆発等級
に応じた防爆規定に適合するような構造に構成されてい
る。21は端子台9を仕切板4に固定するネジ、22は
仕切板4を容器カバー3に固定するネジ、23は容器カ
バー3を容器ベース5に固定するボルトで、ボルト23
には六角レンチが嵌合される六角穴付ボルトが用いられ
ている。
【0017】11は連結孔37,57に挿通され、容器
カバー3と容器ベース5を連結する結束バンドである。
結束バンド11は断面が長方形の強靱な細いベルト状に
樹脂成形されて、先端が薄く他端に差込孔11aを設け
たバックル状の差込部11bが形成されている。図8
(a)(b)で詳しくは図示されていないが、差込部1
1bには差込孔11aの対面側に弾性的に爪を対向させ
た係止片11cが設けられている。また、結束バンド1
1の途中の幅方向には、上記係止片11cの爪が係合す
る小間隔の平行な係合溝11dが刻設されている。そし
て、結束バンド11が環状になるように先端を差込部1
1bに差し込むと、係止片11cが係合溝11dに係合
して結束バンド11の環状状態の拡張がロックされるよ
うになっている。
【0018】上述のような構成の本発明の火災感知器の
組立要領の一例を示せば、次の通りである。組立要領の
一部の説明に、図9も併用する。予め、端子台9を仕切
板4にネジ21で固定し、幾分余裕を持たせた内部配線
83をプリント基板8に接続しておく。また、保護管6
2の内部に熱感知素子60を封入して充填材53が充填
されて、図6に示されたようなリード線61を導出した
感熱部6が組み付けられているものとする。
【0019】先ず最初に、2つの六角スペーサ84の脚
部のネジを、容器カバー3の凹欠部32に設けられたネ
ジ孔に螺合して取り付ける。次に、上述した組付け済み
の感熱部6のリード線61を容器カバー3のネジ孔33
に通してから、パッキン66を嵌めた中空ボルト64を
ネジ孔33に螺合する。螺合により背面側の凹欠部32
に露出した中空ボルト64の先端のネジ部に、留め金具
68を螺合してから止めネジ69で回り止めをする。こ
うして取付面に突出した細い感熱部6が容器カバー3の
中心部に気密的に立設されて、周辺部を保護枠31に囲
まれて外力等から保護される。
【0020】引き続いて、容器カバー3の凹欠部32に
引き出された熱感知素子60のリード線61をプリント
基板8の挿通孔81に挿通してから、プリント基板8を
六角スペーサ84上に載置して2本の樹脂ネジ85を用
いてプリント基板8を固定する。固定されたプリント基
板8の接続点82に、リード線61の心線を半田付けす
る。心線の半田付けで、熱感知素子60がプリント基板
8上に実装された感知器回路に接続される。リード線6
1の接続後、プリント基板8から引き出されたやや長め
の内部配線83(図2では先端に圧着端子が設けられて
いる)を端子台9にネジ95によって接続する。そし
て、環状壁43を凹欠部32に嵌め合わせて、複数のネ
ジ22で仕切板4を容器カバー3に結合してプリント基
板8が室R1内に収容される。
【0021】その後、組み付け前の1組の容器カバー3
と容器ベース5が、設置場所に運ばれて最初に容器ベー
ス5がボルト孔55を利用して建造物の天井面に取り付
けられる。ここで、図10に示すように結束バンド11
が連結孔37,57に挿通されて、容器カバー3が取付
済みの容器ベース5に懸吊される。容器カバー3の懸吊
状態で図示されていない接地用の導線を、容器ベース5
の内部と外部の接地ネジ53,54に接続する。また、
容器ベース5の両側のケーブルグランド58から引き込
まれた外部配線59を端子台9の4個の端子ネジ92に
接続する。さらに、容器カバー3に取り付けられた仕切
板4の外周に切欠部45で形成された溝内に、Oリング
46をやや引き延ばしながら嵌め合わせる。
【0022】そして、仕切板4の外周44を容器ベース
5の開口部51に嵌入して、六角レンチをボルト23の
頭の六角孔に合わせて締め付ける。レンチの締め付けで
容器カバー3が容器ベース5に一体に固定され、回路収
納室R1と端子収納室R2内にそれぞれプリント基板8
と端子台9が収納されて気密構造の火災感知器2が組み
立てられることになる。この場合において、容器カバー
3が結束バンド11で容器ベース5に接近して懸吊され
ているので、外部配線59の接続を負荷を掛けることな
く作業ができると共に、容器カバー3の結合作業を容易
且つ安全に実施することができる。組立後、結束バンド
11は、工具等で切断して廃棄される。必要により結束
バンド11をそのまま装着しておけば、その後の保守・
点検時にも活用される。
【0023】而して、前述のように容器カバー3と容器
ベース5で構成する火災感知器2の容器10は、全ての
接合面のスキWとスキの奥行きLが防爆規定に適合して
作られている。したがって、たとえこの火災感知器2が
化学工場にような爆発性の雰囲気内に設置されていて
も、侵入したガスの爆発で火災感知器2を構成する容器
10が破壊したり、内部の爆発で発生した火炎が接合面
のスキを通過できずに消失されることになる。
【0024】一方、天井面1等に設置された火災感知器
2は、監視領域内の火災の発生を常時監視する。万一、
監視領域内で火災が発生すると、火災感知器2の感熱部
6の熱感知素子60が金属の保護管62を通して火災の
熱を速やかに感知する。熱感知素子60の感知信号は、
リード線61を介してプリント基板8上に実装された感
知器回路に出力される。そして、感熱部6からの入力信
号は感知器回路で処理されて、火災信号が容器ベース5
から導出された渡り配線を通して火災受信機等に送られ
て必要な防火・防災処理が成される。同時に、確認灯が
点灯して表示窓36を照射し、監視領域における発報場
所が確認される。
【0025】図11と12は、は実施形態1の変形例
1,2の動作説明図である。図11,12において、1
2はLアングル、13はヒンジ型の懸吊板である。12
a,13aは連結ネジ、12b,13bは鍵穴形の連結
孔、13cはヒンジである。Lアングル12と懸吊板1
3は、連結孔12b,13bの鍵穴の大きい穴に連結ネ
ジ12a,13aの頭部を差し込んでから、小さい鍵穴
側に移して仮締めをする。図示のように仮締め状態で容
器カバー3が容器ベース5の近傍で懸吊され、結束バン
ド11の場合と同様に外部配線の接続作業等が容易に実
施できる。また、容器カバー3を落として、破損するよ
うなこともない。
【0026】Lアングル12や懸吊板13を用いれば、
前記の結束バンド11のように吊り下げられた容器カバ
ー3の揺動が殆ど生じない。また、ヒンジ型の懸吊板1
3では、仮締めして容器ベース5に容器カバー3を連結
すると自重で容器カバー3がヒンジ13cを支点に回転
する。この結果、天井面に取り付けられた容器ベース5
の下方の空間が自動的に開放され、外部配線59の接続
作業に都合がよい。配線作業等が終了すると、連結ネジ
12a,13aの仮締めを緩めてLアングル12や懸吊
板13が取り外される。そして、分離した容器カバー3
が、4本のボルト23で容器ベース5に固定される。保
守・点検時にも結束バンド11のときと同様に、容易且
つ安全に作業を実施することができる。
【0027】なお、上述の本発明の実施形態ではサーミ
スタの熱感知素子を利用した火災感知器の場合を例示し
て説明したが、その他の熱感知素子の場合にも本発明を
適用することができる。また、実施形態では防爆構造の
場合で説明したが、普通の熱感知器にも本発明は適用で
きる。また、結束バンドとLアングルおよびヒンジ型の
懸吊板で容器カバーを懸吊した場合で説明したが、容器
カバーを安全に保持できるものであれば取り外し可能な
金属ワイヤ等の懸吊体でもよく、懸吊体の構造や材質等
についても必ずしも実施形態に限定するものではない。
【0028】
【発明の効果】本発明は、感熱部を取付面に取付けた容
器カバーと建造物内に取り付けられて外部配線を導入す
る容器ベースとを接合面で接合して結合する容器を構成
し、容器の内部に感熱部と接続された電子部品を収容し
てなる火災感知器において、容器カバーを容器ベースに
連結して懸吊する取り外し可能な懸吊体を設けた火災感
知器を構成した。また、容器ベースと容器カバーのそれ
ぞれに懸吊体を挿通する連結孔を設けた火災感知器を構
成した。また、容器カバーと容器ベースに互いに対応す
る耳部を形成し、両耳部に連結孔を設けた火災感知器を
構成した。また、懸吊体に樹脂成形の結束バンド用いた
火災感知器を構成した。また、容器カバーと容器ベース
に互いに対応するネジ孔を形成し、ネジ孔に螺合するネ
ジに取り外し自在に両端部が取り付けられる懸吊板を設
けた火災感知器を構成した。また、懸吊板にヒンジを設
けた火災感知器を構成したものである。さらに、懸吊板
に金属のLアングルを用いた火災感知器を構成した。
【0029】この結果、火災感知器の施工時と保守点検
時の組付けや分解作業のときに、容器カバーを容器ベー
スの近くに懸吊体で懸吊して保持することができる。し
たがって、作業者が容易且つ安全に配線作業等を行うこ
とができ、容器カバーを破損するようなこともなく作業
の能率を向上することができる。
【0030】よって、本発明によれば、簡単な構成で容
易且つ安全に取付作業が実施できるようにすると共に、
保守・管理にも便利で、しかも破損等の故障が少なく長
期の使用に耐える防爆構造のような火災感知器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の火災感知器の構成を示す
側面図である。
【図2】実施形態1の火災感知器の断面図である。
【図3】実施形態1の火災感知器の底面図である。
【図4】実施形態1の端子台の上面図である。
【図5】実施形態1の火災感知器の組立底面図である。
【図6】実施形態1の感熱部の断面図である。
【図7】実施形態1の感熱部付近の構成を示す分解斜視
図である。
【図8】実施形態1の結束バンドの構成図である。
【図9】実施形態1の動作を示す斜視図である。
【図10】実施形態1の懸吊動作の説明図である。
【図11】実施形態1の変形例1の動作説明図である。
【図12】実施形態1の変形例2の動作説明図である。
【図13】従来の感知器の断面図である。
【図14】従来の感知器の素子ユニットの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 天井面 2 火災感知器 3 容器カバー 4 仕切板 5 容器ベース 6 感熱部 8 プリント基板 9 端子台 10 容器 11 結束バンド 11a 差込孔 11b 差込部 11c 係止片 11d 係合溝 12 Lアングル 12a 連結ネジ 12b 連結孔 13 ヒンジ型懸吊板 13a 連結ネジ 13b 連結孔 13c ヒンジ 37 連結孔 57 連結孔 59 外部配線 60 熱感知素子 R1 回路収納室 R2 端子収納室 W スキ L スキの奥行き

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱部を取付面に取付けた容器カバーと
    建造物内に取り付けられて外部配線を導入する容器ベー
    スとを接合面で接合して結合する容器を構成し、該容器
    の内部に前記感熱部と接続された電子部品を収容してな
    る火災感知器において、 前記容器カバーを容器ベースに連結して懸吊する取り外
    し可能な懸吊体を設けたことを特徴とする火災感知器。
  2. 【請求項2】 前記容器ベースと容器カバーのそれぞれ
    に前記懸吊体を挿通する連結孔を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の火災感知器。
  3. 【請求項3】 前記容器カバーと容器ベースに互いに対
    応する耳部を形成し、該両耳部に前記連結孔を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の火災感知器。
  4. 【請求項4】 前記懸吊体に樹脂成形の結束バンド用い
    たことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    火災感知器。
  5. 【請求項5】 前記容器カバーと容器ベースに互いに対
    応するネジ孔を形成し、該ネジ孔に螺合するネジに取り
    外し自在に両端部が取り付けられる懸吊板を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の火災感知器。
  6. 【請求項6】 前記懸吊板にヒンジを設けたことを特徴
    とする請求項5記載の火災感知器。
  7. 【請求項7】 前記懸吊板に金属のLアングルを用いた
    ことを特徴とする請求項5記載の火災感知器。
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