JPH11166892A - 液体濃度測定装置 - Google Patents

液体濃度測定装置

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JPH11166892A
JPH11166892A JP33516497A JP33516497A JPH11166892A JP H11166892 A JPH11166892 A JP H11166892A JP 33516497 A JP33516497 A JP 33516497A JP 33516497 A JP33516497 A JP 33516497A JP H11166892 A JPH11166892 A JP H11166892A
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JP
Japan
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light
liquid
measured
receiving element
emitting element
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JP33516497A
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English (en)
Inventor
Joji Nonoyama
錠治 野々山
Mitsuhiro Saito
充弘 斎藤
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Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子の発光量変動に影響されない液体濃
度測定装置を実現する。 【解決手段】 被測定液fを接触させる測定面を備えた
透光性媒体24、発光素子20、受光素子21および受
光素子の受光信号に基づいて被測定液の濃度を測定する
測定手段400を備えた液体濃度測定装置であって、発
光素子20から参照光を受光する参照光受光素子22
と、参照光信号に基づいて受光信号を補正する補正手段
400とを具備する液体濃度測定装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の屈折率を利用
して液体の濃度を測定する液体濃度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光の屈折率を利用した液体濃度測定装置
としては、被測定液の屈折率より高い屈折率を有し、か
つ、被測定液を接触させる測定面を備えた透光性媒体の
内部から、測定面に向けて発光素子の光を照射し、被測
定液との境界面で反射された反射光を受光素子で受光す
るようにしたものが知られている。
【0003】この液体濃度測定装置では、透光性媒体と
被測定液との境界面での反射率が被測定液の屈折率によ
って変わり、受光素子の受光量が変化するので、受光量
に基づいて被測定液の濃度を測定することができる。発
光素子には発光ダイオードが用いられ、受光素子にはフ
ォトダイオードが用いられるのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発光ダイオードの発光
量は、例えば図14に示すように、外部温度の変化や電
流通電中のドリフト等によって時々刻々変化しており、
しかもその変化特性は個々の発光ダイオードごとに異な
る。発光ダイオードの発光量の変化は受光素子の受光信
号に直接影響するので濃度測定に誤差を生じる。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、発光素子の発光量変動に影
響されない液体濃度測定装置を実現することである。ま
た、安定な濃度測定を行う液体濃度測定装置を実現する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する請求項1の発明は、被測定液の屈折率より高い屈折
率を有し、前記被測定液を接触させる測定面を備えた透
光性媒体と、前記透光性媒体を透過させて前記測定面に
向けて光を照射する発光素子と、前記発光素子から照射
され前記測定面と前記被測定液との境界面で反射された
反射光を受光する受光素子と、前記受光素子の受光信号
に基づいて前記被測定液の濃度を測定する測定手段と、
を備えた液体濃度測定装置であって、前記発光素子の光
を前記反射光が混入しない状態で受光する参照光受光素
子と、前記参照光受光素子の受光信号に基づいて前記受
光素子の受光信号を補正する補正手段と、を具備するこ
とを特徴とする液体濃度測定装置である。
【0007】請求項1の発明では、参照光受光素子の受
光信号に基づいて補正手段で受光素子の受光信号を補正
することにより、発光素子の発光量の変化に影響されな
い濃度測定を行う。また、参照光受光素子が、発光素子
の光を、被測定液との境界面で反射された反射光が混入
しない状態で受光することにより、受光信号補正が正し
く行われる。
【0008】(2)上記の課題を解決する請求項2の発
明は、被測定液の屈折率より高い屈折率を有し、前記被
測定液を接触させる測定面を備えた透光性媒体と、前記
透光性媒体を透過させて前記測定面に向けて光を照射す
る発光素子と、前記発光素子から照射され前記測定面と
前記被測定液との境界面で反射された反射光を受光する
受光素子と、前記受光素子の受光信号に基づいて前記被
測定液の濃度を測定する測定手段と、を備えた液体濃度
測定装置であって、前記発光素子の光を前記反射光が混
入しない状態で受光する参照光受光素子と、前記参照光
受光素子の受光信号に基づいて前記発光素子の発光量を
安定化する安定化手段と、を具備することを特徴とする
液体濃度測定装置である。
【0009】請求項2の発明では、参照光受光素子の受
光信号に基づいて安定化手段で発光素子の発光量を安定
化することにより、測定誤差の発生を防止する。また、
参照光受光素子が、発光素子の光を、被測定液との境界
面で反射された反射光が混入しない状態で受光すること
により、発光量安定化が正しく行われる。
【0010】(3)上記の課題を解決する請求項3の発
明は、前記参照光受光素子が、前記反射光を遮光する遮
光部材の陰で前記発光素子の光を受光するものである、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体
濃度測定装置である。
【0011】請求項3の発明では、参照光受光素子が遮
光部材の陰にあり、反射光の影響を受けない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (発明の実施の形態の第1の例)図1に、液体濃度測定
装置のブロック図を示す。本装置は、本発明の実施の形
態の第1の例である。
【0013】本装置の構成を説明する。図1に示すよう
に、本装置は被測定液fを検査する検査部10を有す
る。検査部10は、プリズム24、プリズムホルダ1
3、発光ダイオード20およびフォトセンサ21,22
を備えている。検査部10の詳細な構成については後に
あらためて説明する。
【0014】プリズム24は、本発明における透光性媒
体の実施の形態の一例である。発光ダイオード20は、
本発明における発光素子の実施の形態の一例である。フ
ォトセンサ21は、本発明における受光素子の実施の形
態の一例である。フォトセンサ21は、例えばフォトダ
イオード等である。フォトセンサ22は、本発明におけ
る参照光受光素子の実施の形態の一例である。フォトセ
ンサ22も、例えばフォトダイオード等を用いて構成さ
れる。
【0015】発光ダイオード20には、光源駆動部10
0が接続されている。発光ダイオード20は、光源駆動
部100から与えられる駆動電流によって発光し発散光
を放射する。発光ダイオード20の光はプリズム24内
に照射され、プリズム24と被測定液fの境界面で反射
されたものがフォトセンサ21に入射するようになって
いる。発光ダイオード20の光は、また、プリズム24
の下部の空間を通ってフォトセンサ22に入射するよう
になっている。
【0016】フォトセンサ21は測定光インターフェー
ス200に接続され、フォトセンサ22は参照光インタ
ーフェース300に接続されている。測定光インターフ
ェース200および参照光インターフェース300は、
データ処理部400に接続されている。測定光インター
フェース200および参照光インターフェース300
は、それぞれの入力信号をディジタル信号に変換してデ
ータ処理部400に入力するものである。
【0017】データ処理部400は、それら入力信号に
ついてデータ処理を行い、測定液fの濃度測定値を求め
る。データ処理部400は、本発明における測定手段の
実施の形態の一例である。データ処理部400は、例え
ば、マイクロプロセッサ等を用いて構成される。
【0018】データ処理の過程で濃度換算部500が利
用される。濃度換算部500は、例えば、読出専用メモ
リ等を用いて構成される。データ処理の詳細については
後にあらためて説明する。データ処理部400には、表
示部600が接続されている。データ処理部400は、
濃度測定値を表示部600に与えて表示させる。
【0019】検査部10の詳細な構成を図2に示す。同
図に示すように、検査部10は、プリズムホルダ13
と、その中に収容された、プリズム24、発光ダイオー
ド20およびフォトセンサ21,22を有する。
【0020】プリズムホルダ13の構成を、図3〜図7
に示す。図3は正面図、図4は平面図、図5はA−A断
面図、図6はB−B断面図、図7はC−C断面図であ
る。プリズムホルダ13は、例えばABS樹脂等の不透
明なプラスチック材料によって形成される。
【0021】図2乃至図7に示すように、プリズムホル
ダ13は、正面視台形状に形成され、所定角度に傾斜さ
れた互いに対抗する支持面13a,13eおよび底部1
3dを有する。これらの支持面13a,支持面13eお
よび底部13dには、支持部18、支持部19および支
持部25がそれぞれ設けられている。なお、支持部25
は底部13dのほぼ中央部に設けられている。
【0022】支持部18は中空部18aを有し、そこに
発光ダイオード20を実装する。支持部19は中空部1
9aを有し、そこにフォトセンサ21を実装する。支持
部25は中空部25aを有し、そこにフォトセンサ22
を実装する。中空部18aは、支持面13aに開口して
いる。中空部19aは、支持面13eに開口している。
中空部25aは、支持面13aと対向する方向に開口し
ている。
【0023】プリズムホルダ13の外周部には鍔部26
が形成され、この鍔部26の四隅に取付穴27がそれぞ
れ設けられている。これら取付穴27を利用して、検査
部10が図示しない支持枠等に取り付けられるようにな
っている。
【0024】プリズム24の構成を図8〜図10に示
す。図8は三面図で、正面図(a)、右側面図(b)お
よび底面図(c)を示す。図9は斜視図、図10は逆さ
にした状態での斜視図である。図2および図8乃至図1
0に示すように、プリズム24は、被測定液fの屈折率
より高い屈折率を有するアクリルやガラス等の透光性媒
体からなり、被測定液fを接触させる測定面24aと、
プリズムホルダ13の支持面13aと同角度に傾斜した
光入射面24bと、プリズムホルダ13の支持面13e
と同角度に傾斜した光出射面24dと、切欠24cと、
切欠24eとを有している。切欠24cによって、プリ
ズム24の下部に、前後方向に通じる溝状の空間が形成
される。この空間が支持部25を受け入れる空間とな
る。切欠24eによって、プリズム24の下部に、左右
方向に通じる溝状の空間が形成される。
【0025】プリズム24の測定面24aは、図9に示
すように、中央部の略円形のセンシング部24sを残し
て、遮光性のマスク24kで覆われている。被測定液f
はセンシング部24s上に滴下される。
【0026】発光ダイオード20は、発散光である射出
光束の略中心部の光を、プリズム24の屈折率と測定面
24a上の被測定液fとの屈折率に基づき求められる、
最大臨界角となる入射角で測定面24aのセンシング部
24sに照射できるような角度で、支持部18の中空部
18a内に設けられている。発光ダイオード20の端子
20aは、リード線22を通じて光源駆動部100に接
続される。
【0027】フォトセンサ21は、センシング部24s
において被測定液fとプリズム24とでなす境界面Iで
反射された測定光40を、有効に集光できる角度で、支
持部19の中空部19a内に設けられている。フォトセ
ンサ21の端子21aは、リード線231を通じて測定
光インターフェース200に接続される。
【0028】フォトセンサ22は、支持部25の中空部
25a内に、発光ダイオード20から照射される参照光
50を受光する位置に設けられている。参照光50は、
切欠24eが形成するプリズム24の下部の空間を通し
て、支持部25の中空部25aの開口から入射するよう
になっている。支持部25の中空部25aは、発光ダイ
オード20と対向する方向にのみ開口しており、他の方
向は支持部25が形成する壁で遮光されている。支持部
25は、本発明における遮光部材の実施の形態の一例で
ある。フォトセンサ22の端子22aは、リード線23
2を通じて参照光インターフェース300に接続され
る。
【0029】さて、光の屈折の原理によれば、一定の屈
折率を有する媒質(媒体)M1 中を進む光束が、この媒
質M1 より低い屈折率を有する媒質(媒体)M2 との境
界面に入射する場合、入射側の媒質M1 および屈折側の
媒質M2 の屈折率をそれぞれn1 、n2 (n1 >n2
とすると、光束はその入射角が臨界角θc (=sin -1
(n2 /n1 ))より大きいとき全反射する。また光束
の入射角が臨界角θcより小さいとき、光束の一部が両
媒体の屈折率比(n2 /n1 )に応じた反射率で媒質M
2 側に透過し、残りは反射する。
【0030】従って、図2において、境界面Iに一定量
の光束を照射する場合、反射光の光量は、媒質M1 、M
2 の屈折率に応じて変化する。すなわち、媒質M1 を既
知の屈折率n1 を有するアクリルやガラス等からなるプ
リズム24とし、媒質M2 を屈折率が未知である被測定
液fとすると、フォトセンサ21によって検出した反射
光の光量を測定することにより、被測定液fの屈折率n
2 を検出することができ、屈折率n2 から被測定液fの
濃度を求めることができる。
【0031】反射光の光量から屈折率を算出する計算お
よび屈折率から濃度値への換算はデータ処理部400に
よって行われる。屈折率から濃度値への換算には濃度換
算部500が用いられる。
【0032】データ処理部400は、測定値の算出にあ
たって、測定光検出信号すなわちフォトセンサ21の受
光信号を、参照光検出信号すなわちフォトセンサ22の
受光信号を用いて補正するようになっている。この補正
は、例えば測定光検出信号を参照光検出信号で除算する
こと等によって行われる。データ処理部400は、本発
明における補正手段の実施の形態の一例である。
【0033】発光ダイオードの発光量が例えばドリフト
等によって時間とともに変化すると、その変化の影響
は、例えば図11に示すように、測定光40と参照光5
0に同じ比率で表れるので、参照光検出信号で測定光検
出信号を除算する等ことにより変化分を打ち消すことが
できる。
【0034】ここで、フォトセンサ22が、前述のよう
に、発光ダイオード20と対向する方向にのみ開口し他
の方向は壁で遮光された中空部25a内に配置されてい
るので、参照光50には境界面Iで反射された光成分な
いしその散乱光が混入しない。仮に、そのような光成分
が含まれるとすると、参照光検出信号が被測定液fの濃
度によって変化する信号成分を含むことになり、正しい
参照光検出信号でなくなるおそれがあるが、参照光検出
機構が上記のような構成であることによりそれは防止さ
れ、正確な参照光検出信号を得ることができる。
【0035】このため、発光量の変化による測定値の変
化分の打ち消し、すなわち、測定値の補正を正確に行う
ことができる。データ処理部400は、このような補正
後の信号に基づいて濃度を計算し、発光ダイオードの発
光量変動の影響を受けない濃度測定値を得る。
【0036】なお、参照光50を、プリズム24を通さ
ず、切欠24eが形成する空間を通してフォトセンサ2
2に照射するようにした構成も、プリズム24内に生じ
る境界面Iからの散乱光等を参照光50に混入させない
点で効果的である。
【0037】また、フォトセンサ22を、境界面Iの直
下に位置する支持部25に収容したことも、境界面Iか
らの散乱光等を参照光50に混入させない効果を奏す
る。なお、支持部25は、境界面Iの直下の位置よりも
発光ダイオード20側に寄せた位置にすれば、不要光の
混入防止効果を一層確実にすることができる。
【0038】次に、このように構成された液体濃度測定
装置の作動について説明する。先ず、検査部10のセン
シング部24sに被測定液fを適当量滴下する。これに
よって、測定面24aに被測定液fとの境界面Iが形成
される。
【0039】このような状態において、図示しないメイ
ンスイッチをオンし、濃度測定を開始する。光源駆動部
100により、発光ダイオード20を発光させ、光束を
測定面24に向けて照射すると、境界面Iで反射された
測定光40がフォトセンサ21により受光される。ま
た、切欠24eが形成するプリズム24の下部の空間を
通過した参照光50が、フォトダイオード22により受
光される。
【0040】測定光受光信号および参照光受光信号は、
それぞれ測定光インターフェース200および参照光イ
ンターフェース300を通じてデータ処理部400に入
力される。データ処理部400は、参照光受光信号で測
定光受光信号を除算する等の補正を行い、補正後の信号
に基づいて濃度値を算出する。
【0041】算出された濃度値が表示部600に数値と
して表示される。測定光受光信号を参照光受光信号で補
正したことにより、測定値は発光ダイオード20の発光
量の変化に影響されないものとなる。
【0042】(発明の実施の形態の第2の例)図12
に、液体濃度測定装置のブロック図を示す。本装置は、
本発明の実施の形態の第2の例である。
【0043】本装置の構成を説明する。図12におい
て、図1と同様の部分は同一の符号を付して説明を省略
する。本装置は、フィードバック制御部700を有す
る。フィードバック制御部700は、本発明における安
定化手段の実施の形態の一例である。フィードバック制
御部700には、フォトセンサ22で検出した参照光検
出信号が入力信号として与えられ、また、基準値Sが制
御の設定値として与えられる。フィードバック制御部7
00の出力信号は、光源駆動部100に制御信号として
与えられる。
【0044】フィードバック制御部700は、参照光検
出信号と基準値Sとの差信号Δeに基づいて光源駆動部
100の駆動信号を制御し、それによって、差信号Δe
が0になるように、すなわち参照光検出信号が基準値S
に一致するように発光ダイオード20の発光量を制御す
る。これによって、例えば、図13に示すように、フィ
ードバック制御をしないとき時間とともに変化する参照
光検出信号すなわち発光量が、フィードバック制御によ
って時間の経過に関わらず一定化される。
【0045】次に、このように構成された液体濃度測定
装置の作動について説明する。図1に示した装置の場合
と同様に、先ず、検査部10のセンシング部24sに被
測定液fを適当量滴下する。これによって、測定面24
aに被測定液fとの境界面Iが形成される。
【0046】このような状態において、図示しないメイ
ンスイッチをオンし、濃度測定を開始する。光源駆動部
100により、発光ダイオード20を発光させ、光束を
測定面24に向けて照射すると、境界面Iで反射された
測定光40がフォトセンサ21により受光される。ま
た、発光ダイオード20からの参照光50がフォトセン
サ22により受光される。
【0047】測定光受光信号は、測定光インターフェー
ス200通じてデータ処理部400に入力される。参照
光受光信号はフィードバック制御部700に入力され
る。フィードバック制御部700は、参照光受光信号と
基準値Sとの差信号Δeに基づいて発光ダイオード20
の発光量をフィードバック制御して安定化する。データ
処理部400は、測定光受光信号に基づいて濃度値を算
出し、表示部600を通じて数値として表示する。発光
ダイオード20の発光量を安定化したことにより、測定
値は正しい濃度を示すものとなる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明では、参照光受光素子の検出信号に基づいて補正手
段で受光素子の受光信号を補正するようにしたので、発
光素子の発光量の変化に影響されない濃度測定を行うこ
とができる。また、参照光受光素子が、発光素子の光
を、被測定液との境界面で反射された反射光が混入しな
い状態で受光するようにしたので、受光信号補正を正し
く行うことができる。
【0049】また、請求項2の発明では、参照光受光素
子の検出信号に基づいて安定化手段で発光素子の発光量
を安定化するようにしたので、測定誤差の発生を防止す
ることができる。また、参照光受光素子が、発光素子の
光を、被測定液との境界面で反射された反射光が混入し
ない状態で受光するようにしたので、発光量安定化を正
しく行うことができる。
【0050】また、請求項3の発明では、参照光受光素
子を遮光部材の陰に置くようにしたので、反射光の影響
を効果的に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置における検査
部の構成例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置における検査
部のプリズムホルダの正面図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置における検査
部のプリズムホルダの平面図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置における検査
部のプリズムホルダのA−A断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置における検査
部のプリズムホルダのB−B断面図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置における検査
部のプリズムホルダのC−C断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置における検査
部のプリズムの構成を示す三面図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例の装置における検査
部のプリズムの構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態の一例の装置における検
査部のプリズムの構成を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置における測
定光と参照光の時間変化の一例を示すグラフである。
【図12】本発明の実施の形態の一例の装置の構成を示
すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例の装置における発
光量安定化の一例を示すグラフである。
【図14】発光ダイオードの発光量の時間変化の一例を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 検査部 13 プリズムホルダ 18,19,25 支持部 20 発光ダイオード 21,22 フォトセンサ 24 プリズム 24s センシング部 24k マスク 100 光源駆動部 200 測定光インターフェース 300 参照光インターフェース 400 データ処理部 500 濃度換算部 600 表示部 700 フィードバック制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定液の屈折率より高い屈折率を有
    し、前記被測定液を接触させる測定面を備えた透光性媒
    体と、 前記透光性媒体を透過させて前記測定面に向けて光を照
    射する発光素子と、 前記発光素子から照射され前記測定面と前記被測定液と
    の境界面で反射された反射光を受光する受光素子と、 前記受光素子の受光信号に基づいて前記被測定液の濃度
    を測定する測定手段と、を備えた液体濃度測定装置であ
    って、 前記発光素子の光を前記反射光が混入しない状態で受光
    する参照光受光素子と、 前記参照光受光素子の受光信号に基づいて前記受光素子
    の受光信号を補正する補正手段と、を具備することを特
    徴とする液体濃度測定装置。
  2. 【請求項2】 被測定液の屈折率より高い屈折率を有
    し、前記被測定液を接触させる測定面を備えた透光性媒
    体と、 前記透光性媒体を透過させて前記測定面に向けて光を照
    射する発光素子と、 前記発光素子から照射され前記測定面と前記被測定液と
    の境界面で反射された反射光を受光する受光素子と、 前記受光素子の受光信号に基づいて前記被測定液の濃度
    を測定する測定手段と、を備えた液体濃度測定装置であ
    って、 前記発光素子の光を前記反射光が混入しない状態で受光
    する参照光受光素子と、 前記参照光受光素子の受光信号に基づいて前記発光素子
    の発光量を安定化する安定化手段と、を具備することを
    特徴とする液体濃度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記参照光受光素子が、前記反射光を遮
    光する遮光部材の陰で前記発光素子の光を受光するもの
    である、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の液体濃度測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133725A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Riken Keiki Co Ltd 光学式ガス検知器
JP2011196911A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Mitsubishi Chemical Engineering Corp 液体の濃度測定装置
WO2013161007A1 (ja) * 2012-04-24 2013-10-31 パイオニア株式会社 濃度算出装置及び方法

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