JPH11166769A - 湯水循環用配管接続具及び外壁貫通設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造 - Google Patents

湯水循環用配管接続具及び外壁貫通設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造

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JPH11166769A
JPH11166769A JP9332048A JP33204897A JPH11166769A JP H11166769 A JPH11166769 A JP H11166769A JP 9332048 A JP9332048 A JP 9332048A JP 33204897 A JP33204897 A JP 33204897A JP H11166769 A JPH11166769 A JP H11166769A
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bathtub
hot water
bath
wall
piping
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JP9332048A
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English (en)
Inventor
Shigenori Yanajima
重徳 梁島
Shigeo Watanabe
成夫 渡辺
Mineo Otsuka
峰雄 大塚
Hiroshi Shinozaki
浩 篠崎
Kenichi Shirai
憲一 白井
Kenji Nakamura
健二 中村
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のバランス型風呂釜用浴槽に穴開け等の
追加加工を加えることなく、簡単な改造作業で、ローコ
ストに、外壁貫通設置型風呂釜と既存のバランス型風呂
釜用浴槽とを組み合わせる。 【解決手段】 バランス型風呂釜用浴槽20の2か所の
湯水循環口穴に湯水循環用配管接続具23、23を取り
付け、これらの配管接続具23、23と浴室外に張り出
して設置した外壁貫通設置型風呂釜の室内側の配管接続
部分3の往き湯口、戻り湯口とを湯水配管24で連結し
て、外壁貫通設置型風呂釜と既存のバランス型風呂釜用
浴槽20との間を湯水が循環できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バランス型風呂釜
用浴槽と浴室の壁の外に突き出して設置する外壁貫通設
置型風呂釜とを組み合わせて使用するための湯水循環用
配管接続具及び外壁貫通設置型風呂釜とバランス型風呂
釜用浴槽との湯水循環用配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バランス型風呂釜は、浴槽に隣接して浴
室内に設置され、その吸排気口を浴室の壁を通して屋外
に開口して、燃焼用空気を屋外から取り入れ、燃焼排気
ガスを屋外へ排出する。従って、浴室の外壁には、吸排
気口用の方形の窓が開けられ、ここを通して吸排気口が
屋外に導かれている。
【0003】このバランス型風呂釜は、自然対流循環
式、すなわち、釜の中で水が加熱され、それに伴う水の
体積膨脹によって比重が小さくなり、加熱された湯が釜
の上層の湯水往き管から浴槽側へ流れ、同時に、釜の下
層の湯水戻り管を経て浴槽の相対的に温度が低く比重の
大きい湯水が釜に流れ込むようになっている。従って、
バランス型風呂釜用浴槽には、浴槽側面の上側に湯水往
き管を接続する上部循環口穴と、浴槽側面の下側に湯水
戻り管を接続する下部循環口穴とが開けてある。より具
体的には、下部循環口穴は浴槽底面から約130mmの
高さに、また、上部循環口穴は下部循環口穴から約32
0mm斜め上に、それぞれ直径45〜50mmの大きさ
で開けられている。
【0004】バランス型風呂釜そのものは、浴室内に設
置されるものであるから、浴室がその分狭くなる。その
ため、浴室を広々として、使い勝手をよくしたいという
近年の要求に沿うため、外壁貫通設置型風呂釜が普及し
てきている。この外壁貫通設置型風呂釜は、図1および
図2に示すように、上記の浴室外壁の吸排気口用の方形
の窓90に内側から嵌め込んで、フランジ部4で壁面9
1に固定し、外壁貫通設置型風呂釜の本体部分1(以
下、本体部分1という)を屋外に突出し、コントローラ
ユニット2と湯、水、ガス等の配管接続部分3とが浴室
内の壁面91側に配置されるようになっている。
【0005】外壁貫通設置型風呂釜の配管接続部分3か
ら引き出される湯水往き管と湯水戻り管とは、往復用の
1本の配管にまとめられて浴槽の1穴用循環金具に接続
される。そして、湯水は循環ポンプ6(図2参照)によ
って浴槽と風呂釜との間を強制循環される。1穴用循環
金具が採用されている理由は、体裁がよいことと、外壁
貫通設置型風呂釜が、自然対流式でなく、ポンプによる
強制循環式であって、浴槽に1か所から湯の供給と排出
を行なっても、水流が強いので浴槽内の湯がよく撹拌さ
れ、湯の上下で温度差ができる等の不具合がないからで
ある。
【0006】従来、バランス型風呂釜を、上記の外壁貫
通設置型風呂釜に交換するには、次の2通りの改装のい
ずれかが行なわれている。
【0007】(1)浴槽も交換して、1穴用循環金具を
付けた浴槽を用い、外壁貫通設置型風呂釜の湯水往き管
と湯水戻り管とを1穴用循環金具に接続する。この場
合、専用品を使用するため、すっきりと浴室をリフォー
ムできる。
【0008】(2)上下に2つ循環口穴の開いたバラン
ス型風呂釜用浴槽を使って、外壁貫通設置型風呂釜と組
み合わせて改装する。この場合、2つ循環口穴は化粧蓋
で塞ぎ、新たに1か所1穴用循環金具取り付け用の循環
口穴を開ける。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
(1)の改装は、浴槽も買い替えるので、経済的負担が
非常に大きくなる、また、(2)の改装は、浴槽の穴塞
ぎ、穴開け作業が非常に繁雑になり、作業時間が長く、
浴槽を新しく買い換える程ではないにしろコストがかか
る、との問題があった。
【0010】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、作業が簡単
で、改装作業時間が短く、安価に、バランス型風呂釜用
浴槽と外壁貫通設置型風呂釜とを組み合わせた改装工事
ができる湯水循環用配管接続具及び外壁貫通設置型風呂
釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造を
提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の湯水循環用配管接続具の発明は、図9
の(a)(b)に示すように、一側に設けられた配管継
手部42と、外周に形成されたフランジ部43と、他側
の外周に設けられ、上記フランジ部43より小径のおね
じ部44と、上記配管継手部42からおねじ部44にか
けて中心部に貫通された湯道45とを有する接続具本体
41と、上記おねじ部44と螺合するめねじ部47と、
このめねじ部47に連なり上記フランジ部43と対向し
てフランジ部43との間に浴槽20の取り付け壁面20
Wを挟むようにした壁面側端面48と、この壁面側端面
48に連なる外径部に形成されたキャップ係止部49
と、上記接続具本体41の湯道45側と浴槽20側とを
連通する連通孔50とを有する環状の締結部46と、上
記湯道45の延長線上を避けた位置に配設され、上記締
結部46の湯道45側と浴槽20側とを連通する格子部
52と、外周面の端部に形成され、上記キャップ係止部
49に係止する係止環53とを有し、上記締結部46を
覆うキャップ51とを具備したことを特徴とする。
【0012】また、請求項2の外壁貫通設置型風呂釜と
バランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造の発明
は、図4に示すように、浴室外に張り出して設置した外
壁貫通設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽20との
間を湯水配管24、24で接続して、風呂釜で加熱した
湯水を循環させる外壁貫通設置型風呂釜とバランス型風
呂釜用浴槽20との湯水循環用配管構造において、バラ
ンス型風呂釜用浴槽20の二つの湯水循環口穴(上部、
下部循環口穴22、21)にそれぞれ請求項1記載の湯
水循環用配管接続具を取り付け、外壁貫通設置型風呂釜
の往き湯口18を一方の湯水循環用配管接続具に、戻り
湯口19を他方の湯水循環用配管接続具にそれぞれ配管
24で連結したことを特徴とする。
【0013】請求項3の外壁貫通設置型風呂釜とバラン
ス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造の発明は、図
4に示すように、浴室外に張り出して設置した外壁貫通
設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽20との間を湯
水配管24、24で接続して、風呂釜で加熱した湯水を
循環させる外壁貫通設置型風呂釜とバランス型風呂釜用
浴槽20との湯水循環用配管構造において、バランス型
風呂釜用浴槽20の二つの湯水循環口穴(上、下部循環
口穴22、21)の一方と外壁貫通設置型風呂釜の往き
湯口18を第1の湯水配管で連結し、湯水循環口穴の他
方と外壁貫通設置型風呂釜の戻り湯口19を第2の湯水
配管で連結したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる湯水循環用
配管接続具及び外壁貫通設置型風呂釜とバランス型風呂
釜用浴槽との湯水循環用配管構造の実施形態を、図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明の実施の形態による外壁貫
通設置型風呂釜を示す縦断面図、図2は、図1の外壁貫
通設置型風呂釜の前カバーとコントローラユニットを外
した状態を示す正面図、図3は、図1のIII-III 断面図
である。
【0016】図1〜図3において、浴室外に張り出して
設置された本体部分1は、燃焼ガスの熱で風呂用の循環
湯水を加熱する風呂用熱交換器5(図3参照)、風呂用
の循環湯水を風呂釜と浴槽の間で循環させる循環ポンプ
6(図2参照)、燃焼ガスの熱で給湯用の水を加熱する
給湯用熱交換器7(図3参照)、風呂用熱交換器5及び
給湯用熱交換器7で熱交換が終わった燃焼ガスを排気す
る送風機8、燃焼ガスの燃焼部9、燃焼ガスの供給流量
を制御するガス電磁弁10および比例弁11、これらを
覆うケーシング12、このケーシング12の突出端側に
穿たれた排気口13、本体部分1の基部側に配置された
コントローラユニット2等で構成され、本体部分1の基
部にはフランジ部4が形成されていて、このフランジ部
4で浴室の壁面91に固定され、浴室側は、前カバー1
4で隠され、前カバー14の下側には、図2に示すよう
に、配管接続部分3の受水口15、給湯口16、受ガス
口17、循環湯水の往き湯口18、戻り湯口19等が配
置されている。
【0017】図4は、外壁貫通設置型風呂釜とバランス
型風呂釜用浴槽20との湯水循環用配管構造の作動原理
を説明する説明図である。
【0018】図4において、バランス型風呂釜用浴槽2
0の側面には、上述のように、浴槽底面から約130m
mの高さに下部循環口穴21が、この下部循環口穴21
から約320mm斜め上に上部循環口穴22が開けられ
ている。これらの上部、下部循環口穴21、22に、後
に詳細に説明する湯水循環用配管接続具23をそれぞれ
水漏れのないように取り付け、上部循環口穴22の湯水
循環用配管接続具23と風呂釜の往き湯口18、下部循
環口穴21の湯水循環用配管接続具23と風呂釜の戻り
湯口19をそれぞれ第1および第2の湯水配管24、2
4で連結して、風呂釜と浴槽との間を湯水が循環できる
ようにする。この湯水配管24には、ホース、フレキシ
ブル管等が用いられる。
【0019】給湯口16は、水栓弁27へ配管接続さ
れ、水栓弁27を介してシャワー26へ湯が供給され
る。
【0020】25は、上記コントローラユニット2と配
線で繋がれたリモコンで、このリモコン25は、浴室内
の適宜の壁面に設置される。そして、リモコン25を操
作することにより、コントローラユニット2が循環ポン
プ6、送風機8、燃焼部9、ガス電磁弁10、比例弁1
1を作動させて、バランス型風呂釜用浴槽20内に満た
した水を設定温度まで加熱して沸かしたり、冷めかけた
バランス型風呂釜用浴槽20内の湯を追い炊きしたりす
ることができる。この際、循環ポンプ6の作動により、
湯水は、風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽20との間
を、往復の湯水配管24、24を介して強制循環され
る。
【0021】図5は、バランス型風呂釜用浴槽20に外
壁貫通設置型風呂釜を取り付けた一例を示す斜視図で、
本体部分1は前カバー14の向こう側になるので壁の陰
となり図示されていない。図5においては、水栓カウン
ター28をバランス型風呂釜用浴槽20と壁との間に設
置し、そこにシャワー26、水栓弁27を取り付けた例
である。なお、この例では、バランス型風呂釜用浴槽2
0の水栓カウンター28の反対側に蓋置きカウンター2
9を設けて、使い勝手をよくしている。
【0022】バランス型風呂釜用浴槽20への往復の湯
水配管24の接続は、図6に示す。図6(a)は平面
図、図6(b)は側面図である。バランス型風呂釜用浴
槽20の、下部循環口穴21と上部循環口穴22に湯水
循環用配管接続具23がそれぞれ取り付けられ、これら
の接続具23に湯水配管24、24が連結されている。
【0023】図7は、バランス型風呂釜用浴槽20に外
壁貫通設置型風呂釜を取り付けた他の例を、壁を一部切
り欠いて本体部分1も示した斜視図である。この例で
は、バランス釜を撤去してできた浴室内の浴槽と壁との
間のスペースに、蓋置き付き水栓カウンター30を設置
した例で、この場合は、外壁貫通設置型風呂釜を蓋置き
付き水栓カウンター30の側の壁に取り付ける。
【0024】図8は、図7の蓋置き付き水栓カウンター
30の上面に、更に、高齢者や子供用の手すり31を取
り付けた例である。
【0025】以上の外壁貫通設置型風呂釜とバランス型
風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造の実施の形態にお
いては、次に説明する本発明の湯水循環用配管接続具2
3を用いたが、本発明の外壁貫通設置型風呂釜とバラン
ス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造は、必ずしも
湯水循環用配管接続具23を用いなくても、他の適宜の
構成の湯水循環用配管接続具を用いることもできる。
【0026】図9は、本発明の湯水循環用配管接続具2
3の詳細を示し、(a)は、浴槽の取り付け壁面に取り
付けた状態を示す断面図、(b)は、キャップの正面図
である。
【0027】図9において、41は接続具本体で、この
接続具本体41は、一側に設けられた配管継手部42
と、外周に形成されたフランジ部43と、他側の外周に
設けられ、上記フランジ部43より小径のおねじ部44
と、上記配管継手部42からおねじ部44にかけて中心
部に貫通された湯道45とを有する。
【0028】上記配管継手部42は、この実施の形態で
は、ホース用の形状にしたが、フレキシブル管等、他の
種類の配管用には、それぞれに適合する形状、構造の配
管継手部を採用する。
【0029】46は締結部で、この締結部46は、上記
おねじ部44と螺合するめねじ部47と、このめねじ部
47に連なり接続具本体41の上記フランジ部43と対
向してフランジ部43との間にバランス型風呂釜用浴槽
20の取り付け壁面20Wを挟むようにした壁面側端面
48と、この壁面側端面48に連なる外径部に形成され
たキャップ係止部49と、上記接続具本体41の湯道4
5側とバランス型風呂釜用浴槽20側とを連通する連通
孔50とを有する。
【0030】51はキャップで、このキャップ51は、
上記湯道45の延長線上を遮る位置に配設され、上記締
結部46の湯道45側とバランス型風呂釜用浴槽20側
とを連通する格子部52と、外周面の端部に形成され、
締結部46の上記キャップ係止部49に係止する係止環
53とを有し、締結部46を覆うようになっている。
【0031】上記格子部52は、湯水循環用配管接続具
23を湯の吹き出し口側に用いたとき、湯道45から噴
出する高温の温水が直接入浴者に当たらないように、循
環ポンプ6で強く送り込まれる湯の流れを拡散させ、バ
ランス型風呂釜用浴槽20内の湯を撹拌するためのもの
で、この実施の形態では、キャップの中央部を避けて放
射状のスリット型としているが、格子部52は、湯道4
5の延長線上を避けた位置に配設された格子部であれ
ば、例えば、網目、複数の小穴、キャップの円周方向の
スリット等を放射状のスリットに代えることができる。
【0032】この湯水循環用配管接続具23をバランス
型風呂釜用浴槽20の壁に取り付けるときは、先ず、接
続具本体41のおねじ部44に水漏れ防止用のパッキン
54を嵌め込んで、バランス型風呂釜用浴槽20の外側
から、壁に開いている下部循環口穴21または上部循環
口穴22に挿入する。次に、バランス型風呂釜用浴槽2
0の内側から、水漏れ防止用のパッキン55を壁から突
き出したおねじ部44に嵌め、締結部46のめねじ部4
7をおねじ部44に螺合し締め付けて、バランス型風呂
釜用浴槽20の取り付け壁面20Wに接続具本体41と
締結部46を固定する。最後に、係止環53を締結部4
6のキャップ係止部49に弾性変形させながら嵌め込ん
でスナップアクションでキャップ51を取り付ける。配
管継手部42にはホース(湯水配管24)を嵌め込み、
止め具(図示省略)で外れないようにホース24の外周
を締める。
【0033】この湯水循環用配管接続具23を、風呂釜
の往き湯側に用いた場合は、湯の流れは、湯道45から
キャップ51の正面に当たって格子部52から拡散され
てバランス型風呂釜用浴槽20内に入り、バランス型風
呂釜用浴槽20内の湯を撹拌する。戻り湯側に用いた場
合は、湯の流れはその逆となり、バランス型風呂釜用浴
槽20内の湯が格子部52から湯道45側に入る際、格
子部52がストレーナの作用をして頭髪や繊維くず等を
濾過し、循環ポンプ6にこれらが巻き込まれるのを防止
する。また、もし、若干の頭髪や繊維くず等が格子部5
2で濾過しきれずに接続具本体41側に入り込んでも、
湯道45の外周の懐部56、締結部46の連通孔50周
縁等の凹凸によって、湯道45入り口付近で引っ掛かり
やすく、キャップ51を外せば容易に掃除ができる。
【0034】このように、湯水循環用配管接続具23
は、循環湯水の往きにも戻りにも兼用でき、2種類の配
管接続具を準備する必要がなく、製造コストも低くな
り、工事の際も配管接続具の区別をする煩わしさがな
い。
【0035】上記湯水循環用配管接続具23の材料は、
接続具本体41と締結部46には、金属、硬質のプラス
チック等が適し、キャップ51にはプラスチック、ゴム
等を使用することが好ましい。
【0036】締結部46とキャップ51との係止は、上
記の実施の形態に限らず、例えば、ねじ込み式、バヨネ
ット式等を採用することができ、これらの場合は、キャ
ップ51を金属等の堅い材料で作ってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の湯水循環用配管
接続具は、接続具本体の中心部に貫通された湯道の延長
線上を避けた位置にキャップの格子部を設けたから、浴
槽へ湯水を供給する往き湯口側にこの配管接続具を取り
付けたときは、格子部が入浴者へ高温の湯流が直接当た
るのを防ぐとともに浴槽内の湯を撹拌して湯温を均等に
し、浴槽から風呂釜へ湯水を戻す戻り湯口側にこの配管
接続具を取り付けたときは、格子部がストレーナの役割
をして、頭髪や繊維くず等を濾過し、それにより湯の汚
れと循環ポンプの損傷を防止する、また、同一型の湯水
循環用配管接続具を、往き湯口側にも戻り湯口側にも兼
用でき、製造、取り付け工事とも簡素化できてコストが
下げられる、という効果を奏する。
【0038】また、本発明の外壁貫通設置型風呂釜とバ
ランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造は、外壁
貫通設置型風呂釜の往き湯口および戻り湯口と、バラン
ス型風呂釜用浴槽の2つの循環穴口とをそれぞれ配管で
連結したから、既存のバランス型風呂釜用浴槽の循環穴
口をそのまま利用して外壁貫通設置型風呂釜と組み合わ
せることができ、面倒で、あまり仕上がり体裁のよくな
い循環穴口の塞ぎ工事、追加穴開け工事が不要で、ロー
コストにバランス型風呂釜の浴室を改造することができ
る。
【0039】バランス型風呂釜用浴槽の2つの循環穴口
に、本発明の湯水循環用配管接続具を取り付けて、これ
に配管するようにすれば、改装工事が一層簡単で、使用
上も熱湯が入浴者にかかる恐れがなく安全で、循環穴の
掃除もしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による外壁貫通設置型風呂
釜を示す縦断面図。
【図2】図1の外壁貫通設置型風呂釜の前かバーとコン
トローラユニットを外した状態を示す正面図。
【図3】図1のIII-III 断面図。
【図4】本発明の実施の形態による外壁貫通設置型風呂
釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造の
作動原理を説明する説明図。
【図5】本発明の一実施の形態による外壁貫通設置型風
呂釜、バランス型風呂釜用浴槽の取り付け状態を示す斜
視図。
【図6】図5の実施の形態による浴槽への湯水循環用配
管構造を示し、(a)は、平面図、(b)は、側面図。
【図7】本発明の他の実施の形態による外壁貫通設置型
風呂釜、バランス型風呂釜用浴槽および湯水循環用配管
構造を示す斜視図。
【図8】本発明の更に他の実施の形態による外壁貫通設
置型風呂釜、バランス型風呂釜用浴槽の取り付け状態を
示す斜視図。
【図9】本発明の実施の形態による湯水循環用配管接続
具を示し、(a)は、縦断面図、(b)は、キャップの
正面図。
【符号の説明】
1 外壁貫通設置型風呂釜の本体部分 2 コントローラユニット 3 配管接続部分 4 フランジ部 5 風呂用熱交換器 6 循環ポンプ 7 給湯用熱交換器 8 送風機 9 燃焼部 10 ガス電磁弁 11 比例弁 12 ケーシング 13 排気口 14 前カバー 15 受水口 16 給湯口 17 受ガス口 18 往き湯口 19 戻り湯口 20 バランス型風呂釜用浴槽 20W 取り付け壁面 21 下部循環口穴 22 上部循環口穴 23 湯水循環用配管接続具 24 湯水配管 27 水栓弁 25 リモコン 26 シャワー 28 水栓カウンター 29 蓋置きカウンター 30 蓋置き付き水栓カウンター 31 手すり 41 接続具本体 42 配管継手部 43 フランジ部 44 おねじ部 45 湯道 46 締結部 47 めねじ部 48 壁面側端面 49 キャップ係止部 50 連通孔 51 キャップ 52 格子部 53 係止環 54 パッキン 55 パッキン 56 懐部 90 窓 91 壁面
フロントページの続き (72)発明者 篠崎 浩 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城工場内 (72)発明者 白井 憲一 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城工場内 (72)発明者 中村 健二 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に設けられた配管継手部と、外周に
    形成されたフランジ部と、他側の外周に設けられ、上記
    フランジ部より小径のおねじ部と、上記配管継手部から
    おねじ部にかけて中心部に貫通された湯道とを有する接
    続具本体と、 上記おねじ部と螺合するめねじ部と、このめねじ部に連
    なり上記フランジ部と対向してフランジ部との間に浴槽
    の取り付け壁面を挟むようにした壁面側端面と、この壁
    面側端面に連なる外径部に形成されたキャップ係止部
    と、上記接続具本体の湯道側と浴槽側とを連通する連通
    孔とを有する環状の締結部と、 上記湯道の延長線上を避けた位置に配設され、上記締結
    部の湯道側と浴槽側とを連通する格子部と、外周面の端
    部に形成され、上記キャップ係止部に係止する係止環と
    を有し、上記締結部を覆うキャップとを具備したことを
    特徴とする湯水循環用配管接続具。
  2. 【請求項2】 浴室外に張り出して設置した外壁貫通設
    置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との間を湯水配管
    で接続して、風呂釜で加熱した湯水を循環させる外壁貫
    通設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環
    用配管構造において、 バランス型風呂釜用浴槽の二つの湯水循環口穴にそれぞ
    れ請求項1記載の湯水循環用配管接続具を取り付け、 外壁貫通設置型風呂釜の往き湯口を一方の湯水循環用配
    管接続具に、戻り湯口を他方の湯水循環用配管接続具に
    それぞれ湯水配管で連結したことを特徴とする外壁貫通
    設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用
    配管構造。
  3. 【請求項3】 浴室外に張り出して設置した外壁貫通設
    置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との間を湯水配管
    で接続して、風呂釜で加熱した湯水を循環させる外壁貫
    通設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環
    用配管構造において、 バランス型風呂釜用浴槽の二つの湯水循環口穴の一方と
    外壁貫通設置型風呂釜の往き湯口を第1の湯水配管で連
    結し、 湯水循環口穴の他方と外壁貫通設置型風呂釜の戻り湯口
    を第2の湯水配管で連結したことを特徴とする外壁貫通
    設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用
    配管構造。
JP9332048A 1997-12-02 1997-12-02 湯水循環用配管接続具及び外壁貫通設置型風呂釜とバランス型風呂釜用浴槽との湯水循環用配管構造 Pending JPH11166769A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021402A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Hitachi Chem Co Ltd 壁貫通型燃焼器具

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