JPH11166358A - 自動車用スライドドア開閉装置及び車両の停車姿勢判定方法 - Google Patents

自動車用スライドドア開閉装置及び車両の停車姿勢判定方法

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JPH11166358A
JPH11166358A JP9332600A JP33260097A JPH11166358A JP H11166358 A JPH11166358 A JP H11166358A JP 9332600 A JP9332600 A JP 9332600A JP 33260097 A JP33260097 A JP 33260097A JP H11166358 A JPH11166358 A JP H11166358A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スライドドアを自動開閉させるスライド駆動手
段を備えた自動車用スライドドア開閉装置であって、車
両の停車姿勢にかかわらずスライドドアを円滑に開閉す
ることができ、しかも安価に構成することができる自動
車用スライドドア開閉装置を提供する。 【解決手段】スライドドアコントローラ21は、時間を
計時するタイマとスライドドア2の開閉位置を検出する
回転センサとによって、スライドドア2の実速度を演算
し、実速度と予め定められた基準速度に基づいて車両1
の停車姿勢を判定する。そして、該コントローラ21
は、車両1の停車姿勢に応じてスライド駆動手段7を制
御してスライドドア2の開閉速度を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用スライド
ドア開閉装置及びその装置等に用いる車両の停車姿勢判
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用スライドドア開閉装置には、車
両ボディに対してスライド可能に支持されたスライドド
アをバッテリからの電源供給に基づいて自動開閉させる
アクチュエータを車両ボディに搭載しているものがあ
る。そして、車両にはアクチュエータを制御する操作ス
イッチが設けられ、該スイッチによるドア開閉操作に基
づいて、スライドドアはアクチュエータの駆動によって
自動開閉される。
【0003】又、このようなスライドドア開閉装置に
は、スライドドアの開閉位置を検出する位置センサが設
けられ、この位置センサに基づくスライドドアの開閉位
置に応じて、スライドドアの種々の開閉制御がなされて
いる。
【0004】ところで、上記したようなドア開閉装置
は、車両が平坦路に停車しているときにはアクチュエー
タに対して大きな負荷が加わることがなくスライドドア
が円滑に開閉するものの、坂道に停車しているときには
スライドドアの自重によってアクチュエータに大きな負
荷が加わる場合があり、スライドドアが円滑に開閉しな
いおそれがある。
【0005】そこで、上記問題点を解消した技術が特開
平5−104950号公報にて開示されている。詳述す
ると、車両には、停車姿勢を検出する傾斜センサが搭載
されている。そして、傾斜センサにて検出された停車姿
勢に応じてドア(該公報においてはサイドドア)を開閉
させるモータが制御され、ドアが円滑に開閉するように
ドアの開閉速度が変更される。即ち、坂道に停車してい
るときにドアの自重によってモータに大きな負荷が加わ
る場合、モータを高トルク化してドアの開閉速度が上昇
される。
【0006】このような技術をスライドドア開閉装置に
応用すれば、坂道に停車しているときにスライドドアの
自重によってアクチュエータに大きな負荷が加わる場
合、アクチュエータを制御してスライドドアの開閉速度
を上昇させることにより、スライドドアを円滑に開閉す
ることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに車両の停車姿勢を検出する傾斜センサは、高価なも
のであるとともに、停車姿勢を検出するために特別に設
ける必要があるため、該センサを使用すると、スライド
ドア開閉装置のコストが高くなるという問題がある。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、スライドドアを自動
開閉させるスライド駆動手段を備えた自動車用スライド
ドア開閉装置であって、車両の停車姿勢にかかわらずス
ライドドアを円滑に開閉することができ、しかも安価に
構成することができる自動車用スライドドア開閉装置及
びその装置等に用いる車両の停車姿勢判定方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両に搭載される電源からの電力供給に基づいて、
車両ボディに対してスライド可能に支持されるスライド
ドアをスライド駆動し開口部を開閉するスライド駆動手
段と、前記スライドドアの開閉位置を検出する位置検出
手段と、前記位置検出手段の検出信号に基づく前記スラ
イドドアの位置に応じて前記スライド駆動手段を制御す
る駆動制御手段とを備えた自動車用スライドドア開閉装
置であって、時間を計時する計時手段と、前記計時手段
と位置検出手段とによって、前記スライドドアの実開閉
速度を演算する実速度演算手段と、前記実速度演算手段
にて求められた実開閉速度と予め定められた基準開閉速
度に基づいて前記車両の停車姿勢を判定する姿勢判定手
段と、前記姿勢判定手段により判定した車両の停車姿勢
に応じてスライド駆動手段を制御して前記スライドドア
の開閉速度を変更する速度変更手段とを備えたことを要
旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動車用スライドドア開閉装置において、前記スライ
ド駆動手段は、その駆動源として電動モータを備え、前
記速度変更手段は、前記電動モータをパルス幅変調にて
回転制御するものであることを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、車両ボディに対
して所定の方向に移動する移動体を備えた車両の停車姿
勢を判定する姿勢判定方法であって、前記移動体の移動
距離を検出するとともにその時間を計時し、その移動距
離と計時した時間とによって移動体の実移動速度を求
め、その実移動速度と予め定めた基準移動速度に基づい
て車両の停車姿勢を判定することを要旨とする。
【0012】従って、請求項1に記載の発明によれば、
実速度演算手段は、時間を計時する計時手段と、スライ
ドドアの開閉位置を検出する位置検出手段とによって、
スライドドアの実開閉速度を演算する。姿勢判定手段
は、実速度演算手段にて求められた実開閉速度と予め定
められた基準開閉速度に基づいて車両の停車姿勢を判定
する。速度変更手段は、姿勢判定手段により判定した車
両の停車姿勢に応じてスライド駆動手段を制御してスラ
イドドアの開閉速度を変更する。すると、スライドドア
は、その開閉速度が車両の停車姿勢に応じて変更され
る。従って、停車姿勢にかかわらずスライドドアを円滑
に開閉することができる。しかも、スライドドアの位置
を検出する位置検出手段と計時手段とによってスライド
ドアの実開閉速度を演算し、その実開閉速度と予め定め
た基準開閉速度と比較判定することで車両の停車姿勢を
判定することから、車両の停車姿勢を検出する傾斜セン
サ等の検出手段を特別に設ける必要がなく、安価に構成
することができる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、速度変更
手段は、スライド駆動手段の駆動源として電動モータを
パルス幅変調にて回転制御する。従って、電動モータの
回転制御、即ちスライドドアの開閉速度制御を容易に行
うことができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、車両ボデ
ィに対して所定の方向に移動する移動体の移動距離を検
出するとともにその時間を計時し、その移動距離と計時
した時間とによって移動体の実移動速度を求め、その実
移動速度と予め定めた基準移動速度に基づいて車両の停
車姿勢が判定される。従って、傾斜センサを用いずに、
車両の停車姿勢を検出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図9に従って説明する。図1は、スライ
ドドアを有する車両1を示す。スライドドア2は、車両
ボディ1aに対して前後方向にスライド可能に支持さ
れ、スライドすることによって車両の開口部としての乗
降口1bを開閉する。
【0016】スライドドア2には、車内及び車外にそれ
ぞれ設けられた手動操作を行うための把持部3aに、乗
降者がスライドドア2を開閉する際に把持部3aに及ぼ
す操作力を検出し、その操作力検出信号を出力するハン
ドルスイッチ3が配設されている。
【0017】又、スライドドア2には、その前方の一辺
2aに所定値以上の外力が作用したときに、その外力を
検出する感圧スイッチ4が取着されている。この感圧ス
イッチ4は、弾性変形可能なゴム製のチューブ内に、所
定の間隙を有した電極を配設した周知のものであって、
チューブに外力が作用すると電極が互いに接触して外力
検出信号を出力するように構成されている。そして、感
圧スイッチ4にて外力を検出することで、スライドドア
2と車両ボディ1aとの間での挟み込みが検出されるよ
うになっている。
【0018】スライドドア2内には、該ドア2を電気的
に施解錠するドアロック装置5と、該ドアロック装置5
の制御を行うドア内コントローラ6とが配設されてい
る。このドア内コントローラ6には、前記ハンドルスイ
ッチ3及び感圧スイッチ4の各検出信号が入力される。
【0019】車両の乗降口1bの下部には、スライドド
ア2をスライド駆動させるスライド駆動手段としてのス
ライド駆動装置7が配設されている。スライド駆動装置
7は、図2に示すようにそのベースプレート8が前記乗
降口1bの前後方向にのびるように形成され、車両ボデ
ィ1aに組み付けられる。ベースプレート8の前方端部
には、プーリ9が回転可能に組み付けられている。又、
ベースプレート8の後方端部には、回転駆動装置10が
組み付けられている。
【0020】前記回転駆動装置10は、図3に示すよう
に電動モータ11、該モータ11の回転を減速するウォ
ーム及びウォームホイールを有する減速機構12、及び
減速機構12によって減速された回転を断続可能に回転
軸13に伝達する電磁クラッチ14から構成されてい
る。この電磁クラッチ14は、自動開閉時には励磁状態
になり回転軸13と減速機構12とを連結状態にし、手
動開閉時には非励磁状態になり回転軸13と減速機構1
2とを非連結状態にする。
【0021】前記回転軸13には、スプロケット15が
固定されている。このスプロケット15は略円柱状に形
成され、図4に示すようにその外周面に等角度間隔に係
止突起15aが形成されている。
【0022】前記スプロケット15と前記プーリ9との
間には、環状の駆動テープ16が掛装されている。この
駆動テープ16には、前記スプロケット15の係止突起
15aに係合する係止孔16aが等間隔に形成されてい
る。
【0023】前記駆動テープ16は、詳しくは帯状の合
成樹脂材よりなるテープの両端をテンション(張力)装
置17にてそれぞれ連結して環状に形成されている。テ
ンション装置17は、駆動テープ16がスプロケット1
5とプーリ9との間を円滑に回転するように駆動テープ
16に所定のテンション(張力)を付与している。
【0024】前記テンション装置17には、ロワローラ
17aが一体的に連結固定されている。又、前記ベース
プレート8の長手方向には、このロワローラ17aの移
動を案内するガイドレール8aが形成されている。そし
て、ロワローラ17aには、前記スライドドア2下部に
設けられたドアステー2bが連結される。
【0025】そして、前記電磁クラッチ14が励磁状態
となり、回転軸13と減速機構12とが連結状態になっ
ているとき、スライドドア2を開動作すべく電動モータ
11が回転すると、図2において反時計回り方向にスプ
ロケット15が回転し、その回転とともに駆動テープ1
6が同方向に回転する。すると、駆動テープ16の回転
とともにロワローラ17aがガイドレール8aに沿って
後方に移動し、スライドドア2を開動作させる。
【0026】反対に、スライドドア2を閉動作すべく電
動モータ11が回転すると、図2において時計回り方向
にスプロケット15が回転し、その回転とともに駆動テ
ープ16が同方向に回転する。すると、駆動テープ16
の回転とともにロワローラ17aがガイドレール8aに
沿って前方に移動し、スライドドア2を閉動作させる。
【0027】又、前記電磁クラッチ14が非励磁状態と
なり、回転軸13と減速機構12とが非連結状態になっ
ているとき、手動にてスライドドア2を開動作させる
と、ロワローラ17aがガイドレール8aに沿って後方
に移動し、駆動テープ16及びスプロケット15が図2
において反時計回り方向に回転する。
【0028】反対に、手動にてスライドドア2を閉動作
させると、ロワローラ17aがガイドレール8aに沿っ
て前方に移動し、駆動テープ16及びスプロケット15
が図2において時計回り方向に回転する。
【0029】前記スプロケット15には、図3及び図4
に示すように該スプロケット15と同一径の巻取部18
が備えられている。巻取部18は、スプロケット15の
回転とともにフレキシブルフラットケーブル(以下、フ
ラットケーブルという)19を巻き取るようになってい
る。このフラットケーブル19には、電源線及び信号線
が備えられている。
【0030】詳述すると、前記巻取部18は、図5に示
すようにスプロケット15の回転とともに回転する円筒
状の巻取ドラム18aと、この巻取ドラム18a内に配
設されて車両ボディ1aに対して固定された円柱状の固
定ドラム18bとを備えている。
【0031】前記フラットケーブル19の一端に備えら
れるコネクタ19aは、固定ドラム18bに差込固定さ
れる。そして、フラットケーブル19の一端はコネクタ
19aを介して図1に示す車両に備えられる電源として
のバッテリ(12ボルト)20及び回転駆動装置10を
制御する駆動制御手段、実速度演算手段、姿勢判定手
段、及び速度変更手段としてのスライドドアコントロー
ラ21に接続される。
【0032】固定ドラム18bと巻取ドラム18aとの
間の空間18c内には、前記フラットケーブル19が固
定ドラム18bの周りに渦巻き状にして巻かれた巻取調
整ケーブル部19cが設けられ、巻取ドラム18aの巻
取固定部18dに固定される。フラットケーブル19
は、巻取固定部18dから巻取ドラム18aの外周に導
出される。フラットケーブル19の他端に備えられるコ
ネクタ19bは、前記テンション装置17に差込固定さ
れる。そして、テンション装置17に差し込まれたコネ
クタ19bからは、テンション装置17及びドアステー
2bに沿って前記スライドドア2内に配線がなされ、前
記ドア内コントローラ6に接続される。即ち、フラット
ケーブル19の他端はコネクタ19bを介してドア内コ
ントローラ6に接続される。
【0033】そして、このようにしてスライドドア2側
のドア内コントローラ6と、車両ボディ1a側のバッテ
リ20及びスライドドアコントローラ21とが電気的に
接続され、電源供給及び信号の相互交換が可能な構成に
なっている。尚、スライドドア2に備えられる各種電気
機器、即ち本実施の形態では、ドアロック装置5、感圧
スイッチはドア内コントローラ6を介して電源供給がな
される。
【0034】このように構成された巻取部18は、スラ
イドドア2が全閉状態のとき、図5に示すようにフラッ
トケーブル19がのびた状態であって、巻取ドラム18
aの内部の巻取調整ケーブル部19cが固定ドラム18
bに密に巻き付けられている。
【0035】そして、スライドドア2の開動作時には、
上記したように前記スプロケット15が図5において反
時計回り方向に回転し、該スプロケット15と同一径で
一体形成された巻取ドラム18aも同方向に回転する。
すると、図6に示すように巻取ドラム18aの外周にて
フラットケーブル19が巻き取られる。このとき、スプ
ロケット15と巻取ドラム18aは同一径であることか
ら、前記ロワローラ17aと、該ロワローラ17aに連
結されたテンション装置17に対して差込固定されるフ
ラットケーブル19のコネクタ19bとは、前記スライ
ドドア2の開動作に伴う移動速度がほぼ同じになる。
【0036】一方、巻取ドラム18aの内部では、巻取
ドラム18aの反時計回り方向の回転とともに、固定ド
ラム18bに密に巻き付けられた巻取調整ケーブル部1
9cが次第に緩んでいく。やがて、スライドドア2が全
開状態になると、図7に示すように巻取調整ケーブル部
19cが固定ドラム18bに対して完全に緩んだ状態に
なる。
【0037】反対に、スライドドア2の閉動作時には、
上記したように前記スプロケット15が図7において時
計回り方向に回転し、巻取ドラム18aも同方向に回転
する。すると、図6に示すように巻取ドラム18aの外
周にてフラットケーブル19が巻き戻される。このと
き、スプロケット15と巻取ドラム18aは同一径であ
ることから、前記ロワローラ17aと、該ロワローラ1
7aに連結されたテンション装置17に対して差込固定
されるフラットケーブル19のコネクタ19bとは、前
記スライドドア2の閉動作に伴う移動速度がほぼ同じに
なる。
【0038】一方、巻取ドラム18aの内部では、巻取
ドラム18aの時計回り方向の回転とともに、固定ドラ
ム18bに対して緩んだ状態にある巻取調整ケーブル部
19cが次第に密になっていく。やがて、スライドドア
2が全閉状態になると、図5に示すように巻取調整ケー
ブル部19cが固定ドラム18bに対して完全に密に巻
き付けられた状態になる。
【0039】つまり、巻取部18は、スライドドア2の
開閉動作において、その開閉動作速度と同じ速度でフラ
ットケーブル19の巻き取り及び巻き戻しを行うため、
該ケーブル19が過度に撓むことを防止する構造になっ
ている。
【0040】前記回転軸13には、図3に示すように該
回転軸13の回転数を検出する位置検出手段としての回
転センサ22が配設されている。回転センサ22は、回
転軸13の回転と同期したパルス信号を前記スライドド
アコントローラ21に出力する。
【0041】又、前記ハンドルスイッチ3の他に回転駆
動装置10を作動させるスイッチが、図1に示すように
運転席近傍に運転席側開閉スイッチ23として、又、車
室内側の乗降口1bに乗降口側開閉スイッチ24として
配設されている。両スイッチ23,24は、開閉指令信
号を前記スライドドアコントローラ21にそれぞれ出力
する。
【0042】次に、スライドドアコントローラ21の制
御について、図8を参照しながら説明する。スライドド
アコントローラ21は、回転センサ22のパルス信号を
カウントしてスライドドア2の位置を検出する。即ち、
「自動」又は「手動」のいずれかであってもスライドド
ア2の開閉に伴って回転軸13は回転することから、ス
ライドドアコントローラ21は、回転センサ22からの
回転軸13の回転と同期したパルス信号に基づいてカウ
ントし、常にスライドドア2の位置検出を行っている。
【0043】スライドドアコントローラ21は、図示し
ないドアロックスイッチからスライドドア2をロックす
べくロック指令信号が入力されると、フラットケーブル
19にて互いに接続されたドア内コントローラ6を介し
てドアロック装置5をロック作動させる。
【0044】スライドドアコントローラ21は、スライ
ドドア2が回転駆動装置10にて自動に閉動作している
とき、感圧スイッチ4に所定値以上の外力が作用し、そ
の外力に基づく外力検出信号がドア内コントローラ6を
介して入力されると、該ドア2と車両ボディ1aとの間
で何かが挟み込まれたと判定する。すると、スライドド
アコントローラ21は、回転駆動装置10の電動モータ
11を所定時間だけ逆転駆動させ、スライドドア2を所
定量だけ開動作させる。
【0045】スライドドアコントローラ21は、把持部
3aに備えられる前記ハンドルスイッチ3からその操作
力を検出した操作力検出信号がドア内コントローラ6を
介して入力されると、回転駆動装置10にてスライドド
ア2を開閉動作させる。即ち、乗降者が把持部3aにて
全閉中のスライドドア2を開動作させると、前記ハンド
ルスイッチ3からの操作力検出信号に基づいて、スライ
ドドアコントローラ21は回転駆動装置10にてスライ
ドドア2を開動作させる。一方、乗降者が把持部3aに
て全開中のスライドドア2を閉動作させると、前記ハン
ドルスイッチ3からの操作力検出信号に基づいて、スラ
イドドアコントローラ21は回転駆動装置10にてスラ
イドドア2を閉動作させる。
【0046】又、スライドドアコントローラ21は、前
記運転席側開閉スイッチ23及び乗降口側開閉スイッチ
24からの開閉指令信号に基づいて、回転駆動装置10
を介してスライドドア2を開閉動作させる。
【0047】更に、スライドドアコントローラ21には
計時手段としてのタイマ21aが備えられ、スライドド
ア2の自動開閉動作の開始時、即ち前記ハンドルスイッ
チ3からの操作力検出信号の入力に基づいて時間を計時
するようになっている。
【0048】スライドドアコントローラ21は、その時
々のバッテリ20の電圧を検出し、その電圧値に基づい
て電動モータ11の速度制御を行っている。スライドド
アコントローラ21は、前記回転駆動装置10の電動モ
ータ11をパルス幅変調(PWM)にて速度制御を行っ
ている。そして、スライドドアコントローラ21には図
9に実線で示すようなスライドドア2の位置に対する該
ドア2の開閉動作速度マップが予め記憶され、該コント
ローラ21はこの速度マップに従ってスライドドア2を
開閉すべく電動モータ11の回転速度を制御する。尚、
この速度マップは、車両1が平坦路に停車されていると
いう条件で設定されている。
【0049】即ち、スライドドア2の閉動作の開始時に
は、スライドドアコントローラ21は、スライドドア2
の動作速度の傾きが「a1」一定で増速するスロースタ
ート速度制御を行う。そして、該コントローラ21は、
スライドドア2の動作速度が基準開閉速度及び基準移動
速度としての最高速度v1になるまで、即ち時間t1だ
けスロースタート速度制御を行う。その後、スライドド
アコントローラ21は最高速度v1でスライドドア2を
閉動作させる。
【0050】やがて、閉動作中のスライドドア2が位置
P1になると、スライドドアコントローラ21は、スラ
イドドア2の動作速度の傾きが「a2」一定で減速する
スローストップ速度制御を行う。尚、この位置P1は、
前記速度マップに含まれている。そして、該コントロー
ラ21は、スライドドア2の動作速度が最低速度v0に
到達すると該速度v0で一定とする。この最低速度v0
は、スライドドア2が図示しないドアラッチ装置やウェ
ザーストリップ等の反力に抗して全閉状態に至るだけの
最低の速度である。その後、スライドドア2は全閉状態
に至る。
【0051】又、スライドドアコントローラ21は、閉
動作の開始時から時間t2が経過、即ち速度マップ上で
スライドドア2を最高速度v1で動作させるとき、該ド
ア2の実開閉速度及び実移動速度としての実速度vr を
前記回転センサ22とタイマ21aとによって計算す
る。
【0052】そして、スライドドアコントローラ21
は、今求めたスライドドア2の実速度vr と速度マップ
の最高速度v1とを比較する。このとき、実速度vr が
最高速度v1未満であると、例えば、車両1が上り坂に
停車していることによるスライドドア2の自重によって
電動モータ11に対して平坦路に加わる負荷以上の大き
な負荷が加わっていると判定する。
【0053】ここで、図9に2点鎖線で示すように、ス
ライドドアコントローラ21が前記速度マップに従って
電動モータ11を駆動すると、位置P1から開始される
スローストップ速度制御時の実速度vr が遅くなり、ス
ライドドア2が円滑に閉動作しないおそれがある。
【0054】そこで、本実施の形態では、スライドドア
コントローラ21は、電動モータ11に対して平坦路に
加わる負荷以上の大きな負荷が加わっていると判定する
と、図9に実線で示す速度マップ上でスローストップ動
作を開始する位置P1に到達しても、その時の電動モー
タ11の回転数を維持し、スライドドア2の実速度vr
を最高速度に維持する。そして、該コントローラ21
は、スライドドア2の実速度vr がスローストップ時の
速度マップで設定された速度に到達する位置P2になる
と、その位置P2から電動モータ11に加わる負荷の大
きさに応じてデューティ制御して、スライドドア2の実
速度vr を速度マップで設定された速度(傾き「a2」
一定で減速)に一致させるように制御する。
【0055】因みに、車両1が下り坂に停車しているこ
とによるスライドドア2の自重によって電動モータ11
に対して平坦路に加わる負荷未満の小さな負荷が加わる
とき、図10に示すようにスライドドア2の実速度vr
は速度マップ上の最高速度v1より速くなる。この場合
においても、スライドドアコントローラ21は電動モー
タ11の回転速度を制御して、スライドドア2の実速度
vr がスローストップ時の速度マップで設定された傾き
「a2」の速度直線に到達する位置P0になると、その
位置P0からスローストップ時のスライドドア2の実速
度vr を傾き「a2」一定で減速するように制御する。
尚、スライドドアコントローラ21には、図10に実線
で示す速度マップとともに、傾き「a2」の速度直線の
延長線上のデータが予め記憶されている。
【0056】このようにしてスライドドア2は、車両1
が坂道に停車していることによるスライドドア2の自重
によって電動モータ11に平坦路より大きな負荷が加わ
っていても、スローストップ時の閉動作速度が平坦路と
同一の速度で閉められることになる。即ち、スライドド
ア2は、スライドドアコントローラ21にて制御された
電動モータ11にて速度補正がなされ円滑に閉動作され
る。
【0057】又、車両1の停車姿勢にかかわらずスロー
ストップ時の加速度を一定にしたため、閉動作中のスラ
イドドア2のスローストップ時において、該ドア2と車
両ボディ1aとの間で挟み込みの検出を行う感圧スイッ
チ4に対して常に一定の挟み込み荷重(外力)が加わる
ことになる。そのため、本実施の形態では、スライドド
アコントローラ21にて挟み込みの判定が確実に行われ
る。
【0058】又、スライドドア2の開動作については速
度マップを図示しないが、上記した閉動作と同様に速度
マップ上の速度と実速度とを比較し電動モータ11に加
わる負荷を判定して、その負荷に応じて該モータ11の
速度制御を行う。そして、スライドドア2は、スライド
ドアコントローラ21にて制御された電動モータ11に
て速度補正がなされ円滑に開動作される。
【0059】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す特徴がある。 (1)スライドドアコントローラ21は、回転センサ2
2とタイマ21aとによってスライドドア2の開閉にお
ける実速度vr を計算し、予め記憶された速度マップ上
の速度(最大速度v1)と比較して電動モータ11にか
かる負荷が平坦路より大きいか否か(即ち、車両1の停
車姿勢)を判定する。そして、スライドドアコントロー
ラ21は、電動モータ11にかかる負荷が平坦路より大
きいと判定すると、スローストップ時の開閉速度が速度
マップと一致するようにその速度を補正する。従って、
車両1が坂道に停車していることによるスライドドア2
の自重によって電動モータ11に平坦路より大きな負荷
が加わっていても、スライドドア2を円滑に開閉するこ
とができる。
【0060】(2)しかも、スライドドア2の位置を検
出する回転センサ22とタイマ21aとによってスライ
ドドア2の実速度vr を求め、速度マップ上の速度と比
較して車両1の停車姿勢を判定するようにしたことで、
停車姿勢を検出するための傾斜センサ等を特別に設ける
必要がなく、安価に構成することができる。
【0061】(3)又、本実施の形態では、回転センサ
22にて電動モータ11の回転を検出してスライドドア
2の位置を検出することから、該ドア2の位置を容易に
検出することができる。
【0062】(4)スライドドアコントローラ21は、
回転駆動装置10の電動モータ11をパルス幅変調(P
WM)にて速度制御を行っている。従って、その速度制
御を容易とすることができる。
【0063】(5)ハンドルスイッチ3は、スライドド
ア2の車内及び車外にそれぞれ設けられた把持部3aに
配設されている。そして、スライドドア2は、把持部3
aに配設されるハンドルスイッチ3を操作することで、
スライド駆動装置7にて自動開閉動作される。従って、
スライドドア2の自動開閉操作にかかる操作者の違和感
を軽減することができる。しかも、スライドドア2の操
作性を向上させることができる。
【0064】(6)スライドドア2の前方の一辺2aに
は感圧スイッチ4が取着され、感圧スイッチ4は該ドア
2に対して所定値以上の外力が作用したときに、その外
力を検出した外力検出信号をスライドドアコントローラ
21に出力する。そして、スライドドアコントローラ2
1は、感圧スイッチ4にて所定値以上の外力を検出する
と、スライド駆動装置7にて閉動作されるスライドドア
2のそれ以上の閉動作を中止して該ドア2を所定量だけ
開動作させる。従って、スライドドア2と車両ボディ1
aとの間での挟まれを未然に防止することができる。
【0065】(7)しかも、感圧スイッチ4は、スライ
ドドア2側に設けられることから、外力に反応し易くす
ることができ、スライドドア2と車両ボディ1aとの間
での挟まれを確実に未然に防止することができる。
【0066】(8)駆動テープ16は、等間隔に係止孔
16aを形成し、スプロケット15の回転力を伝達する
ようにした。従って、駆動テープ16を歯付き形状にす
るよりも容易に形成することができるとともに、安価に
形成することができる。
【0067】(9)本実施の形態では、フラットケーブ
ル19、回転駆動装置10の巻取部18等を備えること
により、スライドドア2が開状態及び閉状態のいずれの
場合であっても、車両ボディ側電気機器(スライドドア
コントローラ21、回転駆動装置10等)と、スライド
ドア側電気機器(ドア内コントローラ6、ハンドルスイ
ッチ3、感圧スイッチ4等)とを常に接続状態とするこ
とができる。
【0068】(10)フラットケーブル19は、各コネ
クタ19a,19bにて取付可能とした。従って、その
取付作業を容易とすることができる。 (11)フラットケーブル19は、巻取部18にてスラ
イドドア2の開閉移動に同期してして巻き取り又は巻き
戻される。従って、フラットケーブル19が無理に引っ
張られることがなく、又過度に撓むことが防止されるこ
とから、フラットケーブル19にてスライドドア2の開
閉動作に支障を来すことはない。
【0069】尚、本発明は上記形態に限定されることは
なく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のように
してもよい。 ○上記実施の形態では、スライドドア2内の電気機器と
してドアロック装置5、感圧スイッチ4、ハンドルスイ
ッチ3及びドア内コントローラ6を搭載したが、例えば
ドアクローザ装置、パワーウインド装置等のその他の電
気機器を搭載してもよい。
【0070】○上記実施の形態では、スライドドアコン
トローラ21は車両1の停車姿勢にかかわらずスロース
トップ時のスライドドア2の実速度vr を速度マップに
一致するように電動モータ11を速度制御したが、これ
に限定されるものではなく、停車姿勢に応じて予め定め
た速度マップに従って制御するようにしてもよい。
【0071】○上記実施の形態では、感圧スイッチ4等
を備えてスライドドアコントローラ21にてスライドド
ア2と車両ボディ1aとの間の挟まれを検出するように
したが、感圧スイッチ4を省略して挟まれ検出を行えな
いようにしてもよい。
【0072】○上記実施の形態では、スライドドアコン
トローラ21はパルス幅変調(PWM)方式で電動モー
タ11の回転を制御したが、その他の方法で電動モータ
11の回転を制御するようにしてもよい。
【0073】○上記実施の形態では、スライド駆動装置
7を乗降口1bの下部に配設したが、乗降口1bの上部
や乗降口1bの後部室内側の車両ボディ1aに配設して
もよい。
【0074】上記実施の各形態から把握できる請求項以
外の技術思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (イ)請求項1又は2に記載の自動車用スライドドア開
閉装置において、前記スライドドア(2)の閉まる方向
の先端部分に配設され、該ドア(2)に作用する外力を
検出する感圧手段(4)と、前記感圧手段(4)にて所
定値以上の外力を検出したときには、前記スライドドア
(2)のそれ以上の閉動作を中止すべく前記スライド駆
動手段(7等)を制御する閉動作制御手段(21)とを
備え、前記速度変更手段(21)は、前記スライドドア
(2)の閉動作における実速度(vr )を基準速度(v
1)に一致するように前記スライド駆動手段(7等)を
制御するようにしたことを特徴とする自動車用スライド
ドア開閉装置。このように構成すれば、スライドドアと
車両ボディとの間での挟まれを未然に防止できる。しか
も、車両の停車姿勢にかかわらずスライドドアは基準速
度で閉動作することから、感圧手段に対して一定の挟み
込み荷重が加わることになる。従って、挟み込みの判定
を確実に行うことができる。
【0075】(ロ)請求項1及び2並びに上記(イ)の
いずれかに記載の自動車用スライドドア開閉装置におい
て、前記スライド駆動手段(7等)は、その駆動源とし
て電動モータ(11)を備え、前記位置検出手段(2
2)は、前記電動モータ(11)の回転を検出して、前
記スライドドア(2)の開閉位置を検出する回転センサ
であることを特徴とする自動車用スライドドア開閉装
置。このように構成すれば、スライドドアの位置を容易
に検出することができる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
スライドドアを自動開閉させるスライド駆動手段を備え
た自動車用スライドドア開閉装置であって、車両の停車
姿勢にかかわらずスライドドアを円滑に開閉することが
でき、しかも安価に構成することができる自動車用スラ
イドドア開閉装置及びその装置等に用いる車両の停車姿
勢判定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のスライドドアを有する車両の
模式図。
【図2】 スライド駆動装置の概略構成図。
【図3】 回転駆動装置の断面図。
【図4】 巻取部及びスプロケットを示す斜視図。
【図5】 スライドドアの全閉状態における巻取部を示
す説明図。
【図6】 スライドドアの開閉動作中における巻取部を
示す説明図。
【図7】 スライドドアの全開状態における巻取部を示
す説明図。
【図8】 スライドドア開閉装置の電気的構成を示すブ
ロック図。
【図9】 上り坂におけるスライドドアの閉動作速度を
示す説明図。
【図10】 下り坂におけるスライドドアの閉動作速度
を示す説明図。
【符号の説明】
1…車両、1a…車両ボディ、1b…開口部としての乗
降口、2…移動体としてのスライドドア、7…スライド
駆動手段としてのスライド駆動装置、11…電動モー
タ、20…電源としてのバッテリ、21…駆動制御手
段、実速度演算手段、姿勢判定手段、及び速度変更手段
としてのスライドドアコントローラ、21a…計時手段
としてのタイマ、22…位置検出手段としての回転セン
サ、v1…基準開閉速度及び基準移動速度としての最高
速度、vr …実開閉速度及び実移動速度としての実速
度。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(1)に搭載される電源(20)か
    らの電力供給に基づいて、車両ボディ(1a)に対して
    スライド可能に支持されるスライドドア(2)をスライ
    ド駆動し開口部(1b)を開閉するスライド駆動手段
    (7等)と、 前記スライドドア(2)の開閉位置を検出する位置検出
    手段(22)と、 前記位置検出手段(22)の検出信号に基づく前記スラ
    イドドア(2)の位置に応じて前記スライド駆動手段
    (7等)を制御する駆動制御手段(21)とを備えた自
    動車用スライドドア開閉装置であって、 時間を計時する計時手段(21a)と、 前記計時手段(21a)と位置検出手段(22)とによ
    って、前記スライドドア(2)の実開閉速度(vr )を
    演算する実速度演算手段(21)と、 前記実速度演算手段(21)にて求められた実開閉速度
    (v1)と予め定められた基準開閉速度(v1)に基づ
    いて前記車両(1)の停車姿勢を判定する姿勢判定手段
    (21)と、 前記姿勢判定手段(21)により判定した車両(1)の
    停車姿勢に応じてスライド駆動手段(7等)を制御して
    前記スライドドア(2)の開閉速度を変更する速度変更
    手段(21)とを備えたことを特徴とする自動車用スラ
    イドドア開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用スライドドア
    開閉装置において、 前記スライド駆動手段(7等)は、その駆動源として電
    動モータ(11)を備え、 前記速度変更手段(21)は、前記電動モータ(11)
    をパルス幅変調にて回転制御するものであることを特徴
    とする自動車用スライドドア開閉装置。
  3. 【請求項3】 車両ボディ(1a)に対して所定の方向
    に移動する移動体(2)を備えた車両(1)の停車姿勢
    を判定する車両の停車姿勢判定方法であって、 前記移動体(2)の移動距離を検出するとともにその時
    間を計時し、その移動距離と計時した時間とによって移
    動体(2)の実移動速度(vr )を求め、その実移動速
    度(vr )と予め定めた基準移動速度(v1)に基づい
    て車両(1)の停車姿勢を判定することを特徴とする車
    両の停車姿勢判定方法。
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