JPH11165881A - 用紙サイズ検知装置 - Google Patents

用紙サイズ検知装置

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JPH11165881A
JPH11165881A JP9342008A JP34200897A JPH11165881A JP H11165881 A JPH11165881 A JP H11165881A JP 9342008 A JP9342008 A JP 9342008A JP 34200897 A JP34200897 A JP 34200897A JP H11165881 A JPH11165881 A JP H11165881A
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和彦 吉田
Yoshiaki Komachi
義明 小町
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幹夫 斉木
Masahiko Ishizuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイに衝撃が加わったような場合にも用紙
サイズの検知を精度よく行うことのできる用紙サイズ検
知装置を得ること。 【解決手段】 カム付き歯車18は、カム溝およびスリ
ット13に沿って給紙方向12に移動する給紙方向用紙
ガイドの移動位置に応じて、支点17を中心に回動し、
その一端に設けられた歯102によって可動板101が
同一方向に移動する。可動板101に対向する位置には
複数の検知スイッチ106が配置されており、これらの
オン・オフパターンを変化させることで用紙サイズの検
出を行う。給紙方向用紙ガイド15はバネを用いた摘み
131によって所望の位置に確実に固定され、衝撃に対
する誤差を生じにくいようになっている。カム溝22が
段差状の形状となっているのも、給紙方向12の誤差発
生の防止に役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ装置あるいはプリンタ等の画像処理装置に使用される
用紙サイズ検知装置に係わり、特に用紙サイズに応じて
給紙方向と直交する方向に用紙を移動させて収容する給
紙トレイに使用するのに好適な用紙サイズ検知装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ装置あるいはプリ
ンタ等の画像処理装置では、使用目的に応じて各種のサ
イズの用紙を選択的に使用することが多い。このような
装置では、初めから用紙サイズごとに専用のカセットト
レイを使用する場合も多いが、1つのトレイで各種の用
紙をその都度セットして使用することもある。手差しト
レイもこの後者のトレイの一種である。このように各種
の用紙をセットすることのできるトレイでは、そのトレ
イに現在どのサイズの用紙がセットされているかを検出
する必要がある。このために、このようなトレイでは用
紙サイズ検知装置が付属していることが多い。
【0003】図6は、従来の用紙サイズ検知装置を使用
した給紙装置の一例を表わしたものである。この給紙装
置では、トレイ本体11内に用紙の給紙方向12の方向
に切られたスリット13と、このスリット13と直交す
る方向に移動自在とされた幅方向用紙ガイド14と、ス
リット13に沿って給紙方向に移動自在に配置された給
紙方向用紙ガイド15とが備えられている。任意のサイ
ズの用紙16をこのトレイ本体11にセットするには、
用紙16の幅方向に合わせて用紙ガイド14を給紙方向
12と直交する方向に移動させ、また給紙方向12につ
いては用紙15の急進方向に合わせて給紙方向用紙ガイ
ド15を移動させるようになっている。
【0004】トレイ本体11内には、“Y”字型をした
カム付き歯車18が支点17を中心として回動自在に配
置されている。このカム付き歯車18は、その“Y”字
の下端(図で左斜め下の端部)に相当する一端面に所定
の長さにわたって歯19を刻んでおり、円板状の平歯車
21の歯とかみ合っている。カム付き歯車18の2つに
分岐した頭部側には、それらの分岐個所を跨ぐように細
長いのカム溝22が刻まれている。給紙方向用紙ガイド
15には、このカム溝22の溝とスリット13の両者を
貫通するピン23が取り付けられている。すなわち、給
紙方向用紙ガイド15を給紙方向12あるいはその反対
方向に移動させると、これに応じてピン23がカム溝2
2に摺接しながら移動し、カム付き歯車18はこれに伴
って支点17を中心として回動する。歯19と噛み合っ
た平歯車21はこれに応じてそのシャフト25を回転さ
せることになる。このシャフト25は次に説明する用紙
サイズ検知機構の一部を構成している。
【0005】図7は、用紙サイズ検知機構を表わしたも
のである。用紙サイズ検知機構は、図6で紙面と垂直方
向に配置されたシャフト25に、円板形状をしてその一
個所にそれぞれ突起29を有する第1〜第3の円板スイ
ッチ31〜33を所定間隔を置いて取り付けた構成とな
っており、これら第1〜第3の円板スイッチ31〜33
に対応する位置にそれぞれ第1〜第3のマイクロスイッ
チ34〜36のアクチュエータ37が配置されている。
第1〜第3の円板スイッチ31〜33のそれぞれの突起
29は異なった回転角度に設定されている。
【0006】図8は第2の円板スイッチを例にとって、
対応する第2のマイクロスイッチの検知動作を説明する
ためのものである。図6に示した給紙方向用紙ガイド1
5を給紙方向12あるいはその逆方向に移動させると、
カム付き歯車18(図6、図7)が回転して平歯車21
(図6、図7)がこれに伴って回転してシャフト25が
回転する。これにより、図8に示した第2の円板スイッ
チ32も他の円板スイッチ31、33(図7)と共に回
転する。第2の円板スイッチ32の突起29がアクチュ
エータ37を動かして第2のマイクロスイッチ35を動
作させる回転角度は、給紙方向用紙ガイド15が所定の
用紙サイズに対応して停止する位置に対応している。し
たがって、第2のマイクロスイッチ35がオンとなって
いる状態で、用紙サイズ検知装置はその所定の用紙サイ
ズの用紙がセットされていることを検知することができ
る。第1および第3の円板スイッチ31、33の突起2
9もそれぞれ異なった他の用紙サイズに対応する回転角
度に設定されており、それぞれそれらの用紙サイズの用
紙が給紙装置にセットされたとき、これらを検知するこ
とになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の用紙
サイズ検知装置では、これをトレイ本体11に組み込む
都合上、図7に示した用紙サイズ検知機構をコンパクト
に設計する必要があった。したがって、図8に示した各
円板スイッチ31〜33やその突起29のサイズを小型
化する必要があり、マイクロスイッチ35の検知誤差が
大きいという問題があった。すなわち、従来の用紙サイ
ズ検知装置では、図6に示したトレイ本体11を図示し
ない複写機等の画像処理装置に押し込んだり用紙の補給
のために手前に引くような動作を行うと、その振動によ
って異なった用紙サイズが検知されてしまうといった問
題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、トレイに衝撃が加
わったような場合にも用紙サイズの検知を精度よく行う
ことのできる用紙サイズ検知装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)任意のサイズの用紙を複数枚積層して収容す
るためのトレイ本体と、(ロ)このトレイ本体に収容さ
れる用紙の送り出される方向としての給紙方向と直交す
る一端を定位置に合わせたときの他端に当接させるよう
に給紙方向およびその反対方向に移動自在に配置された
給紙方向用紙ガイドと、(ハ)この給紙方向用紙ガイド
の給紙方向あるいはその反対方向の移動をトレイ本体の
給紙方向と直交する方向の一方の端部近傍にこれらの方
向の移動として伝達する移動方向伝達手段と、(ニ)前
記した一方の端部近傍に配置され移動方向伝達手段によ
って伝達された給紙方向あるいはその反対方向の移動を
給紙方向に沿って複数箇所に配置された検知機構によっ
て検知し前記した給紙方向用紙ガイドの給紙方向におけ
る位置からトレイ本体に収容されている用紙のサイズを
検出する検知手段とを用紙サイズ検知装置に具備させ
る。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、用紙の
給紙方向と直交する方向の位置をセットするための給紙
方向用紙ガイドが給紙方向あるいはその反対方向に用紙
のセットのために移動したとき、これを移動方向伝達手
段によってトレイ本体の給紙方向と直交する方向の一方
の端部近傍で給紙方向あるいはその反対方向への移動と
して伝達させ、この伝達された箇所の近傍に給紙方向に
沿って複数箇所に配置された検知機構で用紙サイズの検
知を行うことにしている。このように給紙方向に沿って
複数箇所に配置された検知機構を使用することで、従来
の円板の回転機構と異なり検知のための十分な間隔を設
定することができ、トレイに衝撃が加わったような場合
にも用紙サイズの検知を精度よく行うことができるよう
になる。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
用紙サイズ検知装置で、移動方向伝達手段は給紙方向用
紙ガイドの移動を給紙方向に凹凸を有する部材の給紙方
向の移動に変換する手段であり、検知手段はこの給紙方
向に凹凸を有する部材と対向して給紙方向に複数配置さ
れこの部材の移動した複数の位置を前記した部材の凹凸
に対応するそれぞれのオン・オフの組み合わせによって
判別するスイッチとを具備することを特徴としている。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、給紙方
向に凹凸を有する部材が給紙方向用紙ガイドの移動に伴
って給紙方向あるいはその反対方向に移動するようにな
っており、その移動を同じく給紙方向に配置された複数
の検知機構がオン・オフで検知し、それらの組み合わせ
で用紙サイズの検知を行うようになっている。ここで凹
凸の検知は凹部の検出として行ってもよいし、凸部の検
出として行ってもよい。また、この請求項2記載の発明
とはまったく逆の配置関係として、複数の検知機構が給
紙方向あるいはその反対方向に移動するようになってい
る場合にも請求項1記載の発明を適用することができ
る。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
用紙サイズ検知装置で、トレイ本体の挿抜方向は、前記
した給紙方向と直交する方向に設定されていることを特
徴としている。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、トレイ
本体を複写機等の情報処理装置に挿抜する方向を給紙方
向と直交する方向として、挿抜時の挿抜方向に対する衝
撃が検知機構の検知に与える影響を極力少なくするよう
にしている。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
用紙サイズ検知装置で、移動方向伝達手段は、給紙方向
用紙ガイドが1つの用紙サイズに対応する位置から次に
給紙方向に長い用紙サイズに対応する位置に向けて移動
する区間で移動方向の伝達を休止して、次の用紙サイズ
に相当する移動位置の直前に移動した段階で移動方向の
伝達を開始するステップ状の伝達を行うステップ状移動
伝達手段であることを特徴としている。
【0016】すなわち、請求項4記載の発明では、給紙
方向用紙ガイドが給紙方向あるいはその反対方向に移動
する際にそれをそのまま移動方向伝達手段が比例して伝
達するのではなく、量子化された形でステップ状に伝達
するようにしている。しかも、給紙方向用紙ガイドが1
つの用紙サイズに対応する位置から次に給紙方向に長い
用紙サイズに対応する位置に向けて移動する区間で移動
方向の伝達を休止して、次の用紙サイズに相当する移動
位置の直前に移動した段階で移動方向の伝達を開始する
が1つの用紙サイズに対応する位置から次に給紙方向に
長い用紙サイズに対応する位置に向けて移動する区間で
移動方向の伝達を休止して、次の用紙サイズに相当する
移動位置の直前に移動した段階で移動方向の伝達を開始
するようにしているので、給紙方向用紙ガイドを用紙サ
イズに対応する箇所よりも多少大きなサイズ側に位置的
に甘くセットしたような場合であっても、あるいは衝撃
でそのような位置に給紙方向用紙ガイドが移動したよう
な場合にも、用紙サイズの検知を正確に行うことができ
るようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例の用紙サイズ検知
装置を使用した給紙装置を表わしたものである。トレイ
本体11内には、“Y”字型をしたカム付き歯車18が
支点17を中心として回動自在に配置されている。この
カム付き歯車18は、その“Y”字の下端(図で左斜め
下の端部)に相当する一端面に所定の長さにわたって歯
19を刻んでおり、円板状の平歯車21の歯とかみ合っ
ている。カム付き歯車18の2つに分岐した頭部側に
は、それらの分岐個所を跨ぐように細長いのカム溝22
が刻まれている。給紙方向用紙ガイド15には、このカ
ム溝22の溝とスリット13の両者を貫通するピン23
が取り付けられている。すなわち、給紙方向用紙ガイド
15を給紙方向12あるいはその反対方向(トレイ本体
11の挿抜方向)に移動させると、これに応じてピン2
3がカム溝22に摺接しながら移動し、カム付き歯車1
8はこれに伴って支点17を中心として回動する。
【0020】歯19は、可動板101の片面に刻まれた
歯102とかみ合っており、ちょうどピニオンとラック
の関係となっている。可動板101は、図示しない保持
部材によって給紙方向12あるいはこれと反対方向に移
動自在となっている。したがって、カム付き歯車18が
支点17を中心として回動すると、可動板101も給紙
方向12あるいはこれと反対方向に移動することにな
る。可動板101は、歯102が刻まれた面と反対の面
には、複数のスイッチ作動片104がそれぞれ所定の幅
および間隔を置いて配置されている。また、可動板10
1と対向するトレイ先端の不動部材105上には、複数
の検知スイッチ106が所定の間隔を置いて配置されて
いる。
【0021】図2および図3は、可動板の移動による用
紙サイズの検知原理を説明するためのものである。これ
らの図で、可動板101はトレイ本体11(図1)に収
容される用紙サイズに応じて矢印111方向の所定位置
でその移動を停止する。例えば図2に示した位置でその
移動が停止した場合には、図で左から数えて2番目の第
2の検知スイッチ1062が第3のスイッチ作動片10
3によってアクチュエートされる。また、例えば図3
に示した位置でその移動が停止した場合には、第2〜第
4の検知スイッチ1062〜1064が第2および第3の
スイッチ作動片1042、1043によって踏み込まれて
アクチュエートされる。このように可動板101の停止
位置によって第1〜第4の検知スイッチ1061〜10
4の1または複数が同時にオンとなり、その組み合わ
せによってトレイ本体11に収容された用紙の給紙方向
12における長さとしての用紙サイズが検知されること
になる。しかも、各検知スイッチ1061〜1064のア
クチュエート方向が給紙方向12と一致しているので、
トレイ本体11の装着時のストロークを使用してこれら
の検知動作を確実に行うことができる。
【0022】本実施例の用紙サイズ検知装置では、用紙
サイズの検知機構をトレイの側板近傍に給紙方向に細長
く延長した形で配置したことと、複数の検知スイッチで
平行して検知を行うようにしたことで、用紙サイズの検
知精度を高めている。また、そればかりでなく本実施例
の用紙サイズ検知装置では、トレイ本体11を給紙方向
12あるいはその逆方向に移動させたときの振動による
誤動作の発生も極力防止している。そこで、これらの対
策についても説明を行う。
【0023】図4は、給紙方向用紙ガイドをカム付き歯
車に取り付けた部分の断面構造を表わしたものである。
用紙を収容するトレイ底板121には、図1に示したス
リット13が刻まれている。スリット13の両側に配置
されたガイドレール122、122に遊嵌する形で配置
された給紙方向用紙ガイド15には、カム付き歯車18
の下側の面からピン23がカム溝22を通して差し込ま
れている。
【0024】図5は、カム付き歯車のカム溝に対する給
紙方向用紙ガイドの停止機構を示したものである。カム
付き歯車18の上部に配置された給紙方向用紙ガイド1
5の側面には、摘み131が取り付けられている。図示
しない圧縮ばねに逆らってこれを摘まむことによって図
4に示したガイドレール122に対する図示しない部材
の圧迫が解かれ、給紙方向用紙ガイド15はスリット1
3に沿って用紙の給紙方向12あるいはその反対方向に
移動可能になる。給紙方向用紙ガイド15が用紙サイズ
との関係で定まる所望の位置に停止したら、摘み131
を外すことでガイドレール122に対して前記した部材
が圧迫し、給紙方向用紙ガイド15は給紙方向への移動
を阻止されることになる。
【0025】このように給紙方向用紙ガイド15は摘ま
み131を摘まんでいない状態でその移動を禁止するこ
とができるので、トレイ本体11(図1)を移動する際
の振動に対してカム付き歯車18が微妙に回動する事態
を確実に防止することができ、用紙サイズの誤検知を防
止することができる。
【0026】しかも、図5に示すようにカム溝22は給
紙方向に所定長ずつ直線形状となった階段状に形成され
ている。これは、給紙方向用紙ガイド15がその1つの
直線部分で移動しても支点17を中心としてカム付き歯
車18が回転しないようにするためである。この結果、
本実施例の用紙サイズ検知装置では、例えば1つの直線
部分141をピン23(図4)が移動しても用紙サイズ
の検知は1種類のままとなる。したがって、仮にオペレ
ータが用紙サイズのセットの際に用紙16の端部に給紙
方向用紙ガイド15をきちんと当てない状態で摘まみ1
31を固定したような場合でも、すなわち、給紙方向用
紙ガイド15が用紙16の給紙方向12の長さよりも長
いような状態で位置決めが行われたような場合でも、用
紙サイズが“一段大きなサイズ”として誤検知されるこ
とがない。これは、実際にセットされた用紙サイズより
も大きな用紙として画像処理装置が画像の形成を行うと
いった事態を防止する利点を生じさせることになる。
【0027】なお、ガイドレール122には、それぞれ
の用紙サイズに対応する個所に係止溝を配置しておき、
摘まみ131を操作することでこれに連動する図示しな
い係止片をこれに係止させて給紙方向12あるいはこれ
と反対方向への移動を阻止させたり、係止溝との係止を
解除させてこれらの方向への移動を可能とするようにし
てもよい。また、実施例では第1〜第4の検知スイッチ
1061〜1064の各スイッチを機械的な検知スイッチ
としたが、光学的あるいは磁気的に検知するスイッチで
あってもよいことはもちろんである。
【0028】また、実施例では可動板101にスイッチ
作動片104を取り付けて、可動板101と対向する固
定位置にスイッチ作動片104でアクチュエートされる
スイッチ106を配置したが、これとは逆に可動板10
1にスイッチ106を配置し、固定位置にスイッチ作動
片104を配置するようにしてもよいことは当然であ
る。更に、スイッチ作動片104およびスイッチ106
は、実施例のように複数個ずつ配置してもよいし、一方
のみを複数配置するようにしてもよいことも当然であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、用紙の給紙方向と直交する方向の位置をセッ
トするための給紙方向用紙ガイドが給紙方向あるいはそ
の反対方向に用紙のセットのために移動したとき、これ
を移動方向伝達手段によってトレイ本体の給紙方向と直
交する方向の一方の端部近傍で給紙方向あるいはその反
対方向への移動として伝達させ、この伝達された箇所の
近傍に給紙方向に沿って複数箇所に配置された検知機構
で用紙サイズの検知を行うことにしている。したがっ
て、トレイ本体を有効利用することができ、トレイの小
型化に役立つことになる。また、このように給紙方向に
沿って複数箇所に配置された検知機構を使用すること
で、従来の円板の回転機構よりもその製造や調整が容易
になり、装置のコストダウンに貢献することになる。
【0030】また請求項2記載の発明によれば、給紙方
向に凹凸を有する部材が給紙方向用紙ガイドの移動に伴
って給紙方向あるいはその反対方向に移動するようにな
っており、その移動を同じく給紙方向に配置された複数
の検知機構がオン・オフで検知し、それらの組み合わせ
で用紙サイズの検知を行うようになっている。したがっ
て、2値による検知を行うことで検知動作を安定化させ
ることができる。また、両者が給紙方向用紙ガイドの移
動に伴って給紙方向あるいはその反対方向に移動するの
で、装置の小型化に寄与することになる。
【0031】更に請求項3記載の発明によれば、トレイ
本体を複写機等の情報処理装置に挿抜する方向を給紙方
向と直交する方向として、挿抜時の挿抜方向に対する衝
撃が検知機構の検知に与える影響を極力少なくすること
ができる。
【0032】また請求項4記載の発明によれば、給紙方
向用紙ガイドが給紙方向あるいはその反対方向に移動す
る際にそれをそのまま移動方向伝達手段が比例して伝達
するのではなく、量子化された形でステップ状に伝達す
るようにしている。しかも、給紙方向用紙ガイドが1つ
の用紙サイズに対応する位置から次に給紙方向に長い用
紙サイズに対応する位置に向けて移動する区間で移動方
向の伝達を休止して、次の用紙サイズに相当する移動位
置の直前に移動した段階で移動方向の伝達を開始するが
1つの用紙サイズに対応する位置から次に給紙方向に長
い用紙サイズに対応する位置に向けて移動する区間で移
動方向の伝達を休止して、次の用紙サイズに相当する移
動位置の直前に移動した段階で移動方向の伝達を開始す
るようにしているので、給紙方向用紙ガイドを用紙サイ
ズに対応する箇所よりも多少大きなサイズ側に位置的に
甘くセットしたような場合であっても、あるいは衝撃で
そのような位置に給紙方向用紙ガイドが移動したような
場合にも、用紙サイズの検知を正確に行うことができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の用紙サイズ検知装置を使
用した給紙装置を一部切り欠いて示した平面図である。
【図2】 可動板のある移動位置における用紙サイズの
検知状態を示した側面図である。
【図3】 可動板の他の移動位置における用紙サイズの
検知状態を示した側面図である。
【図4】 給紙方向用紙ガイドをカム付き歯車に取り付
けた部分の断面構造を表わした断面図である。
【図5】 カム付き歯車のカム溝に対する給紙方向用紙
ガイドの停止機構を示した平面図である。
【図6】 従来の用紙サイズ検知装置を使用した給紙装
置を一部切り欠いて示した平面図である。
【図7】 図6の用紙サイズ検知装置に使用させガイド
レール用紙サイズ検知機構を示す側面図である。
【図8】 第2の円板スイッチによる第2のマイクロス
イッチの検知動作を示した平面図である。
【符号の説明】
11…トレイ本体、12…用紙の給紙方向、13…スリ
ット、15…給紙方向用紙ガイド、16…用紙、17…
支点、18…カム付き歯車、22…カム溝、23…ピ
ン、101…可動板、102…歯、104…スイッチ作
動片、106…検知スイッチ、122…ガイドレール、
131…摘み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 昌彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のサイズの用紙を複数枚積層して収
    容するためのトレイ本体と、 このトレイ本体に収容される用紙の送り出される方向と
    しての給紙方向と直交する一端を定位置に合わせたとき
    の他端に当接させるように給紙方向およびその反対方向
    に移動自在に配置された給紙方向用紙ガイドと、 この給紙方向用紙ガイドの給紙方向あるいはその反対方
    向の移動を前記トレイ本体の給紙方向と直交する方向の
    一方の端部近傍にこれらの方向の移動として伝達する移
    動方向伝達手段と、 前記一方の端部近傍に配置され移動方向伝達手段によっ
    て伝達された給紙方向あるいはその反対方向の移動を給
    紙方向に沿って複数箇所に配置された検知機構によって
    検知し前記給紙方向用紙ガイドの給紙方向における位置
    からトレイ本体に収容されている用紙のサイズを検出す
    る検知手段とを具備することを特徴とする用紙サイズ検
    知装置。
  2. 【請求項2】 前記移動方向伝達手段は前記給紙方向用
    紙ガイドの移動を給紙方向に凹凸を有する部材の給紙方
    向の移動に変換する手段であり、前記検知手段はこの給
    紙方向に凹凸を有する部材と対向して給紙方向に複数配
    置されこの部材の移動した複数の位置を前記部材の凹凸
    に対応するそれぞれのオン・オフの組み合わせによって
    判別するスイッチとを具備することを特徴とする請求項
    1記載の用紙サイズ検知装置。
  3. 【請求項3】 前記トレイ本体の挿抜方向は、前記給紙
    方向と直交する方向に設定されていることを特徴とする
    請求項1記載の用紙サイズ検知装置。
  4. 【請求項4】 前記移動方向伝達手段は、前記給紙方向
    用紙ガイドが1つの用紙サイズに対応する位置から次に
    給紙方向に長い用紙サイズに対応する位置に向けて移動
    する区間で移動方向の伝達を休止して、次の用紙サイズ
    に相当する移動位置の直前に移動した段階で移動方向の
    伝達を開始するステップ状の伝達を行うステップ状移動
    伝達手段であることを特徴とする請求項1記載の用紙サ
    イズ検知装置。
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