JPH11165865A - 基板位置決め装置および基板位置決め方法 - Google Patents

基板位置決め装置および基板位置決め方法

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Publication number
JPH11165865A
JPH11165865A JP32868397A JP32868397A JPH11165865A JP H11165865 A JPH11165865 A JP H11165865A JP 32868397 A JP32868397 A JP 32868397A JP 32868397 A JP32868397 A JP 32868397A JP H11165865 A JPH11165865 A JP H11165865A
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JP
Japan
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substrate
wafer
positioning
hand
holding means
Prior art date
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Application number
JP32868397A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Miya
勝彦 宮
Jun Watanabe
純 渡辺
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP32868397A priority Critical patent/JPH11165865A/ja
Publication of JPH11165865A publication Critical patent/JPH11165865A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】前保持部32の両端付近の上面には、それ
ぞれウエハWを支持するための支持ポッチ35,36が
配置されている。また、本体部31の後保持部33との
接続部付近の上面にも、1個の支持ポッチ37が配置さ
れている。支持ポッチ35,36は、ハンド22の前保
持部32に形成されたガイド部34からの距離が5mm
以内の位置に設けられている。また、支持ポッチ37
は、ウエハWがハンド22に対して位置決めされた状態
で、ウエハWの周縁からの距離が5mm以内の位置に当
接するように配置されている。 【効果】ウエハWを位置決めする際に、ウエハWの下面
が支持ポッチ35,36,37上を摺動することによっ
て生じるパーティクルが、ウエハWの有効領域S内に付
着するおそれがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレ
イパネル)用ガラス基板のような基板を所定位置に位置
決めするための基板位置決め装置および基板位置決め方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体ウエハ(以下単に「ウ
エハ」という。)に種々の処理を施すための基板処理装
置の中には、ウエハを1枚ずつ処理する枚葉処理型のも
のがある。この枚葉処理型の基板処理装置においては、
複数枚のウエハが収容されたカセットから1枚ずつウエ
ハを取り出して、その取り出したウエハを処理部に設け
られた搬送ロボットに受け渡すためのインデクサロボッ
トが備えられている。カセット内には、複数枚のウエハ
をそれぞれ水平に保持する複数段のウエハ収容棚が形成
されており、そのウエハ収容棚は、インデクサロボット
に対向する側にウエハを通過させるための開口を有して
いる。インデクサロボットは、カセット内の各ウエハ収
容棚からウエハを取り出すために、ウエハを保持するた
めのハンドと、このハンドをウエハ収容棚に対して進退
させるための進退機構とを備えている。インデクサロボ
ットと搬送ロボットとは、所定の受渡し位置においてウ
エハの受渡しを行う。
【0003】カセット内のウエハ収容棚は、ウエハの外
形よりも大きめに形成され、インデクサロボットと対向
する側に開口を有しているから、カセットに収容されて
いる複数枚のウエハの水平位置は、インデクサロボット
から見て左右方向および手前方向にばらつきが生じてい
るのが一般的である。そこで、インデクサロボットに
は、ハンドとハンドに保持されたウエハとの相対的な位
置関係を一定にするために、ハンドに対してウエハを位
置決めするための位置決め機構が備えられている。これ
により、インデクサロボットは、ウエハを確実に所定の
受渡し位置に導くことができ、搬送ロボットとのウエハ
の受渡しを良好に行うことができる。
【0004】図6は、従来の位置決め機構の概略的な構
成を示す平面図である。ウエハWを保持するためのハン
ド91は、その進退方向Aに長いビーム状に形成されて
おり、その先端および基端部付近には、それぞれ前保持
部92および後保持部93が形成されている。前保持部
92および後保持部93には、それぞれウエハWの下面
に当接してウエハWを点接触で支持するための2つの支
持突起94,95が設けられている。支持突起94,9
5は、ウエハWの下面に当接する位置が、ウエハWの周
縁からウエハWの内方へ約10mm離れた位置となるよ
うに配置されている。
【0005】前保持部92には、ウエハWの周縁に沿う
円弧形状の段差部96が形成されている。また、後保持
部93の上方には、ウエハWの端面に沿う円弧形状のガ
イド面97aを有する位置決め部材97が設けられてい
る。位置決め部材97は、進退方向Aに沿って微小距離
だけ往復移動できるようになっている。カセットからウ
エハWを取り出す際には、カセット内で水平に保持され
たウエハWの下方にハンド91が挿入され、さらにハン
ド91が上昇されることにより、合計4つの支持突起9
4,95上にウエハWが支持される。そして、カセット
内からハンド91が引き出された後、位置決め部材97
がハンド91の先端に向けて移動される。その過程にお
いて、位置決め部材97がウエハWの端面に接触し、こ
のウエハWを前保持部92の段差部96に向けて支持突
起94,95上で摺動させる。そして、ウエハWの端面
が段差部96に当接することにより、ウエハWのハンド
91に対する位置決めが達成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハWの
下面が支持突起94,95上で摺動すると、この摺動に
よってパーティクルが発生する。上記の構成では、支持
突起94,95は、ウエハWの周縁から内方へ約10m
m離れた位置に当接するように設けられているので、パ
ーティクルの付着箇所もウエハWの下面の周縁から内方
へ約10mm離れた位置となる。ウエハWの周縁から内
方へ約10mm離れた位置は、一般にウエハWを有効に
使用できる領域Sの境界付近である。したがって、上記
の構成においては、摺動によって発生したパーティクル
がウエハWの有効領域S内に付着するおそれがあった。
【0007】パーティクルがウエハWの下面の有効領域
S内に付着すると、たとえば、露光処理において、露光
ステージ上にウエハWが載置されたときにパーティクル
が付着した部分が露光ステージから持ち上がるため、デ
フォーカスの原因になる。また、ウエハWの下面の有効
領域S内にパーティクルの付着したウエハWがカセット
に戻されると、その戻されたウエハWからパーティクル
が落下して、下方のウエハWの上面の有効領域S内に付
着し、そのウエハWの上面を汚染するといった問題もあ
った。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、基板を有効に使用できる領域内にパーティ
クルが付着するおそれを少なくすることができる基板位
置決め装置および基板位置決め方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板の下
面に当接する当接部によって基板を保持する基板保持手
段と、この基板保持手段に保持された基板の外周端面に
対向して形成されたガイド部を有する位置決め部材と、
この位置決め部材を上記基板保持手段に保持された基板
に向けて移動させる移動手段とを含み、上記基板保持手
段の当接部は、基板保持手段に保持された基板の外周縁
から基板内方に5mm以内の領域において当該基板の下
面に当接するように配設されていることを特徴とする基
板位置決め装置である。
【0010】また、請求項2記載の発明は、基板保持手
段によって基板の下面を保持しつつ、位置決め部材を基
板内方に向けて移動させて基板の外周端面に当接させる
ことにより、基板を所定の位置に位置決めする基板位置
決め方法であって、上記基板保持手段が基板の下面を保
持する箇所が、基板の外周縁から基板内方へ5mm以内
の領域内に位置するように定められていることを特徴と
する基板位置決め方法である。
【0011】以上の発明によれば、位置決め部材が基板
保持手段に保持された基板の内方へ向かって移動され、
その過程で、位置決め部材が基板の外周端面に当接し
て、基板を基板保持手段の当接部上を摺動させることに
より、基板を所定の位置に位置決めすることができる。
また、基板保持手段の当接部は、基板の外周縁から内方
へ5mm以内の領域において基板の下面に当接するよう
に配置されているから、基板が基板保持手段の当接部上
を摺動することによって生じるパーティクルが、基板の
周縁から内方へ約10mm離れた位置からさらに内方の
有効領域(基板を有効に使用できる領域)に付着するお
それが少ない。したがって、露光処理時において、基板
の有効領域S内に付着したパーティクルが原因でデフォ
ーカスが生じるおそれを少なくすることができる。
【0012】また、基板の下面の有効領域内にパーティ
クルが付着するおそれが少ないので、この基板が複数枚
の基板を積層した状態で収容するカセット内に戻された
ときに、戻された基板に付着したパーティクルが落下し
ても、落下したパーティクルが下方の基板上面の有効領
域内に付着するおそれがない。なお、基板保持手段は、
たとえば、複数個の錐状の支持部材が上面に配置され
て、この複数個の支持部材を基板の下面に当接させるこ
とにより基板を複数点で保持するものであってもよい。
【0013】また、位置決め部材は複数個備えられてい
てもよく、この場合には、複数個の位置決め部材のうち
の少なくとも1つを、基板保持手段に保持された基板に
向けて移動させればよい。請求項3記載の発明は、基板
の周端縁に下方から当接し、基板の内方に向かって傾斜
した傾斜面を有する基板支持部を備えた基板保持手段
と、この基板保持手段に保持された基板の外周端面に対
向して形成されたガイド部を有する位置決め部材と、こ
の位置決め部材を上記基板保持手段に保持された基板に
向けて移動させる移動手段とを含むことを特徴とする基
板位置決め装置である。
【0014】また、請求項4記載の発明は、基板の周端
縁を、基板の内方に向かって傾斜した傾斜面を有する基
板支持部によって下方から保持しつつ、位置決め部材を
基板内方に向けて移動させて基板の外周端面に当接させ
ることにより、基板を所定位置に位置決めすることを特
徴とする基板位置決め方法である。以上の発明によれ
ば、位置決め部材が基板保持手段に保持された基板の内
方へ向かって移動され、その過程で、位置決め部材が基
板の外周端面に当接して、基板を基板保持手段の基板支
持部上を摺動させることにより、基板を所定の位置に位
置決めすることができる。
【0015】また、基板保持手段は、基板の内方に向か
って傾斜した傾斜面を有する基板支持部によって基板の
周端縁を下方から保持するものであり、位置決め時には
基板の周端縁が基板支持部に対して摺動するので、この
摺動によって生じるパーティクルが、基板の下面に付着
するおそれが少ない。ゆえに、このパーティクルが基板
の有効領域内に付着するおそれをさらに少なくすること
ができるので、露光処理時にデフォーカスが生じるおそ
れをさらに少なくすることができる。また、上記カセッ
ト内に戻された基板から落下したパーティクルが、下方
の基板の上面の有効領域内に付着するおそれをさらに少
なくすることができる。
【0016】請求項3および4に記載されている発明に
おいても、位置決め部材が複数個備えられていてもよ
く、この場合には、複数個の位置決め部材のうちの少な
くとも1つを、基板保持手段に保持された基板に向けて
移動させればよい。また、請求項1ないし4に記載され
た発明が、基板を所定位置まで搬送する基板搬送装置に
適用された場合には、位置決め時に発生するパーティク
ルによって基板を汚染せずに搬送することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る基板位置決め装置が備えられた
基板処理装置のレイアウトを簡略化して示す平面図であ
る。この基板処理装置は、基板としてのウエハWをカセ
ットCから1枚ずつ取り出し、このウエハWに対して第
1の薬液処理、第2の薬液処理および水洗・乾燥処理を
順に施すことにより、ウエハWの洗浄を行う枚葉式洗浄
装置である。第1および第2の薬液処理は、たとえば、
フッ酸やアンモニア水などの薬液を用いてウエハWの表
面を洗浄するための処理であり、たとえば、第1の薬液
処理と第2の薬液処理とでは異なる薬液が用いられる。
また、水洗・乾燥処理は、薬液処理後のウエハWを純水
によってリンスし、さらに、高速に回転させて水切り乾
燥を行うための処理である。
【0018】上記の処理を実行するために、この基板処
理装置は、インデクサ部INDと、このインデクサ部I
NDに隣接して設けられた処理部Pとを有している。イ
ンデクサ部INDは、複数枚のウエハWを収容可能なカ
セットを複数個一列状に整列して載置することができる
カセット載置部1と、このカセット載置部1に載置され
ているカセットCから未処理のウエハWを1枚ずつ取り
出したり、カセットCに処理済みのウエハWを1枚ずつ
収容したりするためのインデクサロボット2とを有して
いる。インデクサロボット2は、カセット載置部1にお
けるカセットCの配列方向に沿う直線搬送路3に沿って
走行することができるように構成されている。
【0019】処理部Pは、インデクサ部INDの直線搬
送路3の中間付近において、この直線搬送路3と直交す
る方向に沿って配置された直線搬送路4と、この直線搬
送路4に沿って走行する主搬送ロボットMTRとを備え
ている。直線搬送路4の両側には、第1処理トラック5
と第2処理トラック6とが振り分けられている。第1処
理トラック5および第2処理トラック6は、それぞれ、
上記第1の薬液処理を行う第1薬液処理部MTC1と、
上記第2の薬液処理を行う第2薬液処理部MTC2と、
上記水洗・乾燥処理を行う水洗・乾燥処理部DTCとを
有しており、これらの複数の処理部は、インデクサ部I
NDから遠い側から上記の順序で直線搬送路4に沿って
配列されている。
【0020】第1処理トラック5および第2処理トラッ
ク6の第1薬液処理部MTC1、第2薬液処理部MTC
2および水洗・乾燥処理部DTCに対するウエハWの搬
入および搬出は、主搬送ロボットMTRによって行われ
る。主搬送ロボットMTRは、未処理のウエハWをイン
デクサロボット2から受け取って第1薬液処理部MTC
1に搬入し、第1薬液処理部MTC1での処理が終了し
た後のウエハWを搬出して第2薬液処理部MTC2に搬
入し、この第2薬液処理部MTC2での処理が終了した
後のウエハWを搬出して水洗・乾燥処理部DTCに搬入
し、この水洗・乾燥処理部DTCでの処理が完了したウ
エハWを搬出して、インデクサロボット2に受け渡す。
【0021】図2は、インデクサロボット2の構成を簡
略化して示す斜視図である。インデクサロボット2は、
直線搬送路3に沿って往復移動することができるキャリ
ッジ21と、このキャリッジ21に保持されており、カ
セットCに対して1枚ずつウエハWを搬出/搬入するた
めのハンド22とを有している。キャリッジ21は、直
線搬送路3に沿って配置された一対のガイドレール2
3,24上に往復移動可能に設けられた基台25と、こ
の基台25の上方に昇降可能に設けられた昇降台26と
を有している。基台25は、モータM1によって駆動さ
れる水平走行用ボールねじ機構27により、ガイドレー
ル23,24に沿って往復走行されるようになってい
る。また、昇降台26は、モータM2によって駆動され
る昇降用ボールねじ機構28によって昇降されるように
なっている。
【0022】ハンド22は、カセット載置部1に載置さ
れたカセットCに対向する方向に向けてキャリッジ21
に取り付けられている。具体的には、ハンド22は、昇
降台26に立設された支柱29の上端に、カセットCに
対して近接/離反する方向であるカセットアクセス方向
(X方向)に沿って取り付けられている。支柱29は、
X方向に沿うガイド溝30に沿って移動自在に設けられ
ており、モータM3によって駆動されるようになってい
る。
【0023】この構成により、水平走行用ボールねじ機
構27の働きによって基台25がガイドレール23,2
4に沿って走行されると、この基台25の走行に伴っ
て、ハンド22が、直線搬送路3に沿うY方向に移動す
る。また、昇降用ボールねじ機構27の働きによって昇
降台26が昇降されると、昇降台26の昇降に伴って、
ハンド22が、鉛直方向であるZ方向に昇降する。
【0024】ハンド22は、X方向に長いビーム状の本
体部31と、この本体部31の先端から本体部31と直
交する水平方向に広がる前保持部32と、本体部31の
基端部付近から本体部31と直交する水平方向に広がる
後保持部33とを有している。前保持部32の先端縁部
には、ウエハWの縁部に沿うように円弧形状に形成され
たガイド部34が形成されている。この実施形態では、
前保持部32が位置決め部材の1つを構成している。
【0025】前保持部32の両端付近の上面には、それ
ぞれウエハWを支持するための支持突起35,36が配
置されている。また、本体部31の後保持部33との接
続部付近の上面にも、1個の支持突起37が配置されて
いる。これらの支持突起35,36,37は、円錐形状
に形成された部材であり、それぞれウエハWの下面に当
接して、ウエハWをハンド22の上方でハンド22の上
面とほぼ平行な状態に支持することができる。
【0026】ハンド22の上方には、ウエハWの縁部に
沿うように円弧形状のガイド面(ガイド部に相当)38
aを有する位置決め部材38が備えられている。位置決
め部材38は、カセットCから最も退避した状態の支柱
29に隣接するように昇降台26から立設されたガイド
保持柱39の上端に固定されている。このガイド保持柱
39は、移動手段としてのエアシリンダACによって、
X方向に沿って微小距離だけ変位させることができるよ
うになっている。
【0027】また、ハンド22に関連して、ウエハWを
一時的にハンド22よりも高い位置において保持するた
めの3点ピン機構40が設けられている。3点ピン機構
40は、昇降台26に保持されており、平面視において
三角形の各頂点に対応する位置に配置された3本のピン
41と、この3本のピン41を鉛直上方に向けて保持す
る保持部材42と、この保持部材42を昇降させるため
のエアシリンダ43とを有している。
【0028】カセットCからウエハWを取り出す際に
は、まず、ハンド22が、Y方向に沿って目的のカセッ
トCの前まで移動され、Z方向に沿って目的のウエハW
の高さに対応した位置まで昇降され、さらにX方向に移
動されることにより、カセットC内の目的のウエハWの
下方に入り込む。その後、ハンド22は、Z方向に上昇
される。これにより、目的のウエハWが、支持突起3
5,36,37上に支持される。
【0029】そして、ウエハWを保持したハンド22が
X方向に沿ってカセットCから後退された後、エアシリ
ンダACによって位置決め部材38が若干前進される。
この過程において、位置決め部材38のガイド面38a
が、ウエハWの端面に接触してウエハWを前保持部32
のガイド部34に向けて支持突起35,36,37上で
摺動させることにより、ウエハWが所定位置に位置決め
される。したがって、この実施形態においては、ハンド
22、位置決め部材38およびエアシリンダACによっ
て基板位置決め装置が構成されていると言える。
【0030】この後、ハンド22が、Y方向に沿って所
定のウエハ受け渡し位置(図1に示す位置)まで移動さ
れる。このウエハ受け渡し位置において、エアシリンダ
ACによって位置決め部材38を後退させることによ
り、ウエハWの位置決め状態を解除することができる。
その後、3点ピン機構40のピン41が上昇され、ウエ
ハWがハンド22からピン41上に移載されて、ハンド
22よりも若干上方の位置で保持される。このとき、ハ
ンド22および位置決め部材38とピン41に保持され
たウエハWとの間には、主搬送ロボットMTRに備えら
れたMTRハンドが入り込むだけの高低差が生じる。
【0031】洗浄処理後のウエハWをカセットC内に収
納する際には、まず、ハンド22が、ウエハ受け渡し位
置まで移動される。そして、3点ピン機構40のピン4
1が上昇される。この上昇されたピン41上には、洗浄
処理後のウエハWが主搬送ロボットMTRによって載置
される。その後、ピン41が下降され、その過程でウエ
ハWがハンド22の支持突起35,36,37上に移載
される。次いで、位置決め部材38が前進されて、ウエ
ハWが位置決めされる。
【0032】この状態で、ハンド22は、Y方向に沿っ
て目的のカセットCまで移動され、さらにZ方向に昇降
されて目的のウエハ収納位置まで移動される。その後、
ハンド22は、X方向に沿ってカセットCに向かって前
進され、ウエハWがカセットC内の所定位置まで達した
時点でZ方向に若干下降される。これにより、ウエハW
がカセットC内に収納される。ウエハWがカセットC内
に収納された後、ハンド22はX方向に沿って後退され
る。
【0033】このように、インデクサロボット2は、カ
セットCから取り出したウエハWを、ハンド22に対し
て位置決めしたうえで所定のウエハ受け取り位置まで移
送するので、常に精度良くウエハ受け取り位置に導くこ
とができる。図3は、ハンド22に保持されたウエハW
と支持突起35,36,37との位置関係を示す平面図
である。従来のインデクサロボットにおいては、ハンド
に設けられた支持突起が、ウエハWの有効領域Sの境界
付近(ウエハWの周縁から内方へ約10mm離れた位
置)においてウエハWの下面に当接するように設けられ
ている。したがって、支持突起に対するウエハWの下面
の摺動によって生じるパーティクルが、ウエハWの下面
の有効領域S内に付着するおそれがある。
【0034】そこで、この実施形態に係るインデクサロ
ボットでは、ウエハWの下面の有効領域S内にパーティ
クルが付着するのを防ぐために、3つの支持突起35,
36,37の位置が適切に定められている。具体的に
は、支持突起35,36は、前保持部32に形成された
ガイド部34からの距離が5mm以内の位置に設けられ
ている。また、支持突起37は、ウエハWがハンド22
に対して位置決めされた状態で、ウエハWの周縁からの
距離が5mm以内の位置に当接するように配置されてい
る。
【0035】この構成により、3つの支持突起35,3
6,37は、ウエハWがハンド22に対して位置決めさ
れた状態で、それぞれウエハWの周縁から内方へ5mm
以内の領域においてウエハWの下面に当接する。これに
より、ウエハWを位置決めする際にウエハWの下面の摺
動によって生じるパーティクルが、ウエハWの有効領域
S内に付着するおそれを少なくすることができる。よっ
て、露光処理時において、ウエハWの有効領域S内に付
着したパーティクルが原因でデフォーカスが生じるおそ
れを少なくすることができる。
【0036】また、ウエハWの下面の有効領域S内にパ
ーティクルが付着しないので、カセットC内に戻された
ウエハWから落下したパーティクルが、下方のウエハW
の上面の有効領域S内に付着するおそれを少なくするこ
とができる。なお、この実施形態においては、ハンド2
2には3つの支持突起35,36,37が設けられてい
るとしているが、ウエハWを支持するための支持突起の
個数は3個に限定されず、3個以上の任意の個数とする
ことができる。ただし、支持突起の個数は少ない方が、
ウエハWの摺動によるパーティクルの発生を少なくでき
るので好ましい。ただし、ウエハWがオリエンテーショ
ンフラット等の切欠き部を有するウエハの場合は、たと
えば、この切欠き部の幅よりも大きい間隔をあけて設け
られた2個の支持突起をそれぞれ前保持部32と後保持
部33とに計4個設けることが望ましい。
【0037】また、この実施形態では、3つの支持突起
35,36,37は、ウエハWがハンド22に対して位
置決めされた状態で、それぞれウエハWの周縁から内方
へ5mm以内の領域においてウエハWの下面に当接する
としている。しかしながら、3つの支持突起35,3
6,37は、ウエハWを位置決めする前後でそれぞれウ
エハWの周縁から内方へ5mm以内の領域においてウエ
ハWの下面に当接するように配設されているのがより好
ましい。
【0038】図4は、この発明の第2実施形態に係るハ
ンドの構成を示す平面図である。また、図5は、そのハ
ンドの構成を示す側面図である。図4および図5におい
て、図3に示す各部に相当する部分には同一の参照符号
を付して示す。この第2実施形態に係るハンド50は、
上記の第1実施形態に係るハンド22に代えて用いられ
るべきものである。
【0039】上記の第1実施形態に係るハンド22は、
ハンド22に設けられた3つの支持突起35,36,3
7によってウエハWを支持するように構成されている。
これに対し、この第2実施形態に係るハンド50には、
3つのテーパ状支持部材51,52,53が設けられて
おり、これらのテーパ状支持部材51,52,53によ
ってウエハWを支持するように構成されている。
【0040】テーパ状支持部材51,52は、前保持部
32の両端付近の上面に配置されており、ハンド50の
基端側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面54,5
5を有するテーパ状に形成されている。また、テーパ状
支持部材53は、本体部31の後保持部33との接続部
付近の上面に配置されており、ハンド50の先端側へ向
かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面56を有するテーパ
状に形成されている。したがって、ハンド50に保持す
べきウエハWは、その下面の周端縁に3つのテーパ状支
持部材51,52,53のそれぞれの傾斜面54,5
5,56が当接して、ハンド50の上方でハンド50の
上面とほぼ平行な状態に支持される。
【0041】ハンド50の上方には、テーパ状支持部材
53との干渉を避けるために平面視において略コ字状に
形成された位置決め部材57が備えられている。この位
置決め部材57は、その開放端がハンド50の先端側に
位置するようにガイド保持柱39の上端に取り付けられ
ており、ウエハWの端面に対向する端縁には、ウエハW
の縁部に沿う円弧形状のガイド面(ガイド部に相当)5
8,59が形成されている。
【0042】カセットC(図1参照)からウエハWを取
り出す際には、ウエハWをテーパ状支持部材51,5
2,53で仮支持した後、位置決め部材57を若干前進
させる。この過程において、位置決め部材57のガイド
面58,59がウエハWの端面に接触して、ウエハWを
前保持部32のガイド部34に向けて支持突起35,3
6,37上で摺動させることにより、ウエハWが所定位
置に位置決めされる。
【0043】この第2実施形態に係る構成によれば、ウ
エハWの下面の周端縁が3つのテーパ状支持部材51,
52,53に対して摺動するので、この摺動によって生
じるパーティクルがウエハWの下面に付着するおそれが
少ない。ゆえに、第1実施形態に係る構成に比べて、ウ
エハWの有効領域S内へのパーティクルの付着をより良
好に防止することができ、露光処理時にパーティクルが
原因でデフォーカスが生じるおそれをさらに少なくする
ことができる。また、ウエハWの下面にパーティクルが
付着しないので、カセットC内に戻されたウエハWから
落下したパーティクルが、下方のウエハWの上面に付着
するおそれを少なくすることができる。
【0044】なお、上記の第1実施形態と同様に、ウエ
ハWを支持するためのテーパ状支持部材の個数は3個に
限定されず、3個以上の任意の個数とすることができる
が、テーパ状支持部材の個数は少ない方がウエハWの摺
動によるパーティクルの発生を少なくできるので好まし
い。ただし、ウエハWがオリエンテーションフラット等
の切欠き部を有するウエハの場合は、たとえば、この切
欠き部の幅よりも大きい間隔をあけて設けられた2個の
テーパ状支持部材をそれぞれ前保持部32と後保持部3
3とに計4個設けることが望ましい。
【0045】また、テーパ状支持部材51,52,53
のそれぞれの傾斜面54,55,56は、ウエハWの周
端縁に沿う方向の断面が、図5に示すような直線状に限
らず、上方に凸の円弧形状に形成されてもよい。この発
明の2つの実施形態の説明は以上の通りであるが、この
発明は上記の各実施形態に限定されるものではない。た
とえば、位置決め部材は、上記の各実施形態で説明した
構成に限らず、平板の下面に複数本の丸棒を下方に向け
て設け、この複数本の丸棒によってウエハを前保持部に
向けて摺動させるように構成されてもよい。この場合、
複数本の丸棒がガイド部に相当する。
【0046】また、上記の実施形態では、基板を位置決
めするための基板位置決め装置として、ウエハを位置決
めすることのできるインデクサロボットを例にとって説
明したが、たとえば、液晶表示装置用ガラス基板やPD
P用ガラス基板のような他の種類の基板を位置決めする
ための装置に対しても、この発明を同様に適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る基板位置決め装置
が備えられた基板処理装置のレイアウトを簡略化して示
す平面図である。
【図2】基板位置決め装置としてのインデクサロボット
の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図3】ハンドに保持されたウエハと支持突起との位置
関係を示す平面図である。
【図4】この発明の第2実施形態に係るハンドの構成を
示す平面図である。
【図5】図4に示すハンドの側面図である。
【図6】従来のインデクサロボットにおけるウエハと支
持突起との位置関係を示す平面図である。
【符号の説明】
22,50 ハンド(基板保持手段) 32 前保持部(位置決め部材) 34 ガイド部 35,36,37 支持突起(当接部) 38,57 位置決め部材 38a,58,59 ガイド面(ガイド部) 51,52,53 テーパ状支持部材(基板支持部) 54,55,56 傾斜面 AC エアシリンダ(移動手段) W ウエハ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の下面に当接する当接部によって基板
    を保持する基板保持手段と、 この基板保持手段に保持された基板の外周端面に対向し
    て形成されたガイド部を有する位置決め部材と、 この位置決め部材を上記基板保持手段に保持された基板
    に向けて移動させる移動手段とを含み、 上記基板保持手段の当接部は、基板保持手段に保持され
    た基板の外周縁から基板内方に5mm以内の領域におい
    て当該基板の下面に当接するように配設されていること
    を特徴とする基板位置決め装置。
  2. 【請求項2】基板保持手段によって基板の下面を保持し
    つつ、位置決め部材を基板内方に向けて移動させて基板
    の外周端面に当接させることにより、基板を所定の位置
    に位置決めする基板位置決め方法であって、 上記基板保持手段が基板の下面を保持する箇所が、基板
    の外周縁から基板内方へ5mm以内の領域内に位置する
    ように定められていることを特徴とする基板位置決め方
    法。
  3. 【請求項3】基板の周端縁に下方から当接し、基板の内
    方に向かって傾斜した傾斜面を有する基板支持部を備え
    た基板保持手段と、 この基板保持手段に保持された基板の外周端面に対向し
    て形成されたガイド部を有する位置決め部材と、 この位置決め部材を上記基板保持手段に保持された基板
    に向けて移動させる移動手段とを含むことを特徴とする
    基板位置決め装置。
  4. 【請求項4】基板の周端縁を、基板の内方に向かって傾
    斜した傾斜面を有する基板支持部によって下方から保持
    しつつ、位置決め部材を基板内方に向けて移動させて基
    板の外周端面に当接させることにより、基板を所定位置
    に位置決めすることを特徴とする基板位置決め方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001185601A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Nsk Ltd 円板支持装置

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