JPH11165447A - インクジェットプリント装置 - Google Patents

インクジェットプリント装置

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Publication number
JPH11165447A
JPH11165447A JP10254408A JP25440898A JPH11165447A JP H11165447 A JPH11165447 A JP H11165447A JP 10254408 A JP10254408 A JP 10254408A JP 25440898 A JP25440898 A JP 25440898A JP H11165447 A JPH11165447 A JP H11165447A
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JP
Japan
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wiring board
flexible wiring
ink
tube
head
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Pending
Application number
JP10254408A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Araki
義雅 荒木
Yasuyuki Takanaka
康之 高中
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to US09/163,399 priority patent/US6113217A/en
Publication of JPH11165447A publication Critical patent/JPH11165447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/02Framework

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタにおいてフレキシブ
ル配線板またはインク供給チューブの摺動負荷に起因し
たコスト増を抑制し、また、装置のコンパクト化を図
り、さらにはフレキシブル配線板の断線またはチューブ
の破れを防止する。 【解決手段】 フレキシブル配線板3は、チューブ4を
支持するキャタピラ2に取付けられた変位制限部材5内
において摺動可能に保持され、この構成において変位制
限部材5およびキャタピラ2を摺動性の高い材料で形成
する。これとともに、フレキシブル配線板3をキャタピ
ラ2の曲げ面内で、フレキシブル配線板3の曲がり部の
半径が前記チューブ4の曲がり部の半径よりも小さくな
るように配置し、プリンタ内の空間を有効に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル配線
板を用いてキャリッジ上のヘッドと装置本体の基板を電
気的に連結するインクジェットプリント装置に関し、特
に、キャリッジの移動距離が長い大判記録用のインクジ
ェットプリント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の一従来例として、インクジェッ
トプリンタの概略を図12、図13および図14を用い
て以下に説明する。
【0003】図12は、従来のインクジェットプリンタ
の上面図、図13は、従来のインクジェットプリンタの
正面図、図14は、図13のK−K断面図をそれぞれ示
すものである。これら図に示すインクジェットプリンタ
では、プリンタ本体に装着されたインクタンク8からチ
ューブ4を介してヘッド1にインクが供給される。この
チューブ4は、途中に曲がり部を有しこれを保護し支持
するためのキャタピラ2内を通り、ヘッド1に接続され
る。
【0004】すなわち、キャタピラ2は、その両端部に
おいて装置本体およびキャリッジ6にそれぞれ固定さ
れ、また、キャリッジ6の移動に追随できるよう可撓性
を有している。
【0005】また、ヘッド1とプリンタの制御基板をな
すメインボード30とは、複数本の電線が樹脂で被覆成
形された平板状のフレキシブル配線板3によって電気的
に接続されている。これにより、メインボード30から
ヘッド1へ電気信号を送り、ヘッド1によるインク吐出
を制御することができる。フレキシブル配線板3は、キ
ャタピラ2に取り付けられた複数個の変位制限部材5に
よって緩やかに支持され、これによって、キャリッジ6
が図12に示す矢印I方向へ移動する際、フレキシブル
配線板3は、キャタピラ2と共に所定の曲げ半径を有し
つつ湾曲変形することができる。なお、キャリッジ6の
移動は、キャリッジモータ10の駆動力がベルト7を介
して伝達されることにより可能となる。
【0006】印字用紙13は、図14に示すように、紙
送りローラ17と副走査ローラ9によって、同図の矢印
GおよびHで示す方向へ送られ、この搬送の間にヘッド
1から印字用紙13へインクが吐出されて印字が行われ
る。
【0007】次に、上述のキャタピラ2の構成に関し
て、図15、図16、図17、図18および図19を用
いて以下に説明する。
【0008】図15はチューブ4が収納されるキャタピ
ラ2の正面図、図16はチューブ4が収納された状態で
示すキャタピラ2の上面図、図17は図15に示すL−
L線に沿った断面図、図18はキャタピラ2の構成部材
を示す正面図、図19は図18に示す構成部材の上面図
である。
【0009】キャタピラ2は、図18および図19に示
す略断面U 字状の構成部材21が複数個連結されて構成
されている。構成部材21相互の連結は、図18および
図19に示す軸19が、他の構成部材21の穴20に回
動自在に嵌合されることによって可能となる。そして、
構成部材21を複数個連結することにより、図15およ
び図16に示すキャタピラ2が形成される。このよう
に、構成部材21同士は、互いに軸19、穴20を回動
中心として回動するため、キャタピラ2は、多節リンク
構造となる。この結果、図15において、例えばM部に
N方向の力を作用させると曲がり部に所定の曲げ半径を
有しつつキャタピラ2のO部は破線で示すQ部に移動す
る。
【0010】次に、フレキシブル配線板3の支持構造に
関して、図20、図21および図22を用いて以下に説
明する。
【0011】図20は図13に示すJ部を拡大して示す
図、図21は図13に示すJ部の上面図、図22は図2
0に示すM−M線に沿った断面図である。フレキシブル
配線板3は、図22に示すように、略矩形状断面を有す
る変位制限部材5の一辺をなす嵌合板バネ部16を撓ま
せて開き、フレキシブル配線板3を変位制限部材5内に
入れ込むことにより、変位制限部材5に緩やかに保持さ
れる。特に、キャリッジ6の移動距離が長い場合は、上
記フレキシブル配線板3が下側に撓まないように支持す
る必要がある。そして、変位制限部材5は、断面略U 字
状の変位制限部材取付部材11の側片に取付用突起14
を嵌合することにより結合され、一方、変位制限部材取
付部材11は、キャタピラ2に取付けられたキャタピラ
取付部材18にビス15によって結合されている。この
ような構造により、フレキシブル配線板3は、キャタピ
ラ2と共に湾曲変形する構成となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のイ
ンクジェットプリンタでは、変位制限部材5が、摺動性
の低い材料よりなるものであるため、ヘッドの移動に伴
なってフレキシブル配線板が湾曲変形する際にフレキシ
ブル配線板3に対する変位制限部材5による摺動負荷が
比較的大きくなる。あるいは、フレキシブル配線板3を
変位制限部材に固定する場合は、フレキシブル配線板3
の逃げが無くなるためフレキシブル配線板3の曲げ剛性
による反力が大きくなる。
【0013】また、キャタピラ2の構成部材も高摩擦性
の材料から形成されているので、ヘッドの移動に伴なっ
てチューブが湾曲変形する際に、キャタピラ2の構成部
材との摺動抵抗も大きいものであった。以上の結果、 1. キャリッジの駆動負荷が大となり、このため、キャ
リッジ駆動モータ10の駆動力を大きくしなければなら
ず、キャリッジ駆動モータのコストが高くなる。
【0014】2. フレキシブル配線板3が変位制限部材
5と摺動することにより、フレキシブル配線板3が摩耗
し断線が発生する場合がある。
【0015】3. チューブ4がキャタピラ2と摺接する
ことにより、チューブ4が摩耗しチューブ4に破れが発
生する場合がある。
【0016】という問題が生じることがある。
【0017】また、従来のインクジェットプリンタで
は、フレキシブル配線板3の曲げ半径が、キャタピラ2
の曲げ半径とほぼ同一であるため、以上示したように、
変位制限部材5をキャタピラ2に沿ってその側方に取付
ける場合が多く、その結果、装置全体のコンパクト化の
妨げとなるという問題が生じている。
【0018】さらに、従来のインクジェットプリンタで
は、キャリッジ6とキャタピラ2の結合部および装置本
体とキャタピラ2の結合部において、フレキシブル配線
板3がそれぞれキャリッジ6および装置本体に対して移
動可能な構成となっており、その結果、フレキシブル配
線板3がキャリッジ6または装置本体に対してずれ、フ
レキシブル配線板3に断線が発生するという問題が生じ
ることもある。
【0019】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、フレキシブル
配線板やチューブの摺動負荷に起因したコスト増を抑制
し、また、装置のコンパクト化を図ることができ、さら
にはフレキシブル配線板の断線やチューブの破れを防止
できるインクジェットプリント装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の一
形態では、インクを吐出するヘッドを用い、該ヘッドか
ら被プリント媒体にインクを吐出してプリントを行うイ
ンクジェットプリント装置であって、本体と、前記ヘッ
ドを搭載し、前記本体に関して往復移動するヘッド搭載
手段と、前記ヘッドと前記本体に装着された電気基板と
を電気的に接続し曲がり部を有するフレキシブル配線板
と、前記ヘッド搭載手段の移動に伴う前記フレキシブル
配線板の変位を制限する部材であって、当該フレキシブ
ル配線板と接触する部位について、当該フレキシブル配
線板に対する摺動抵抗を小さくした構成を有する変位制
限部材と、を具えたことを特徴とする。
【0021】より好ましくは、前記摺動抵抗を小さくし
た構成は、前記接触する部位について摺動性の高い材料
で形成した構成であることを特徴とする。
【0022】また、前記摺動性の高い材料は、フッ素樹
脂またはポリアセタールまたはポリエチレンまたはナイ
ロンであることを特徴とする。
【0023】さらに好ましくは、前記摺動抵抗を小さく
した構成は、前記フレキシブル配線板と接触する部位
を、当該接触によって回動するコロ部材の一部とした構
成であることを特徴とする。
【0024】また、本発明の他の形態では、インクを吐
出するヘッドを用い、該ヘッドから被プリント媒体にイ
ンクを吐出してプリントを行うインクジェットプリント
装置であって、本体と、前記ヘッドを搭載し、前記本体
に関して往復移動するヘッド搭載手段と、前記ヘッドと
前記本体に装着された電気基板とを電気的に接続し曲が
り部を有するフレキシブル配線板と、前記ヘッド搭載手
段の移動に伴う前記フレキシブル配線板の変位を制限す
る部材であって、当該フレキシブル配線板と接触する第
1の部位について、当該フレキシブル配線板に対する摺
動抵抗を小さくした構成を有する変位制限部材と、前記
本体に装着されたインクタンクから前記ヘッドにインク
を供給し曲がり部を有するチューブを支持するチューブ
支持手段であって、当該チューブと少なくとも接触する
第2の部位について、当該チューブに対する摺動抵抗を
小さくした構成を有するチューブ支持手段と、を具えた
ことを特徴とする。
【0025】さらに、前記第1および第2の部位の材料
は異なることを特徴とする。
【0026】また、前記摺動抵抗を小さくした構成は、
前記接触する部位について摺動性の高い材料で形成した
構成であることを特徴とする。
【0027】さらに、前記摺動性の高い材料は、フッ素
樹脂またはポリアセタールまたはポリエチレンまたはナ
イロンであることを特徴とする。
【0028】より好ましくは、前記チューブ支持手段
は、一端が前記本体に連結され他端が前記ヘッド搭載手
段に連結された多節リンク構造のキャタピラにより構成
され、前記変位制限部材の複数個が該キャタピラの曲が
り方向において該キャタピラに保持されていることを特
徴とする。
【0029】さらに好ましくは、前記フレキシブル配線
板の曲がり部の半径が前記チューブの曲がり部の半径よ
りも小さいことを特徴とする。
【0030】さらに好ましくは、前記フレキシブル配線
板は、前記ヘッド搭載手段と前記チューブ支持手段との
結合部および/または前記本体と前記チューブ支持手段
との結合部において固定的に支持されていることを特徴
とする。
【0031】さらに好ましくは、前記フレキシブル配線
板を前記変位制限部材に押圧する押圧部材をさらに有
し、該押圧部材による押圧力は、前記ヘッド搭載手段と
前記チューブ支持手段との結合部および前記本体と前記
チューブ支持手段との結合部付近の支持力より小さいこ
とを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を詳細に
説明する。
【0033】(第1の実施形態)本実施形態では、複数
本の電線が樹脂で被覆成形された平板状のフレキシブル
配線板3の樹脂を例えばナイロンとし、フレキシブル配
線板の変位制限部材に、摺動性の高い、換言すると低摩
擦の材料、例えばフッ素樹脂、ポリアセタール、ポリエ
チレン、ナイロン等からなる群から選ばれ、フレキシブ
ル配線板3の樹脂とは異なる材質を使用することで、フ
レキシブル配線板が変位制限部材から受ける摺動負荷を
減少させることができる。
【0034】また、フレキシブル配線板をチューブ支持
部材の曲がり面内に配することにより、従来は装置にお
けるデッドスペースとなっていた部位に、フレキシブル
配線板と変位制限部材を収納し、装置全体をコンパクト
にすることができる。
【0035】(第2の実施形態)本実施形態では、本体
に装着されたインクタンクからヘッドにインクを供給し
曲がり部を有するチューブを例えば塩化ビニルとし、チ
ューブ支持手段としての例えばポリカーボネートのキャ
タピラの当該チューブと少なくとも接触する部位につい
て、摺動性の高い、換言すると低摩擦の材料、例えばフ
ッ素樹脂、ポリアセタール、ポリエチレン、ナイロン等
からなる群から選ばれ、チューブとは異なる材質を使用
することで、チューブがキャタピラから受ける摺動負荷
を減少させることができる。
【0036】(第3の実施形態)本実施形態では、チュ
ーブ支持部材に取付けられた変位制限部材は、回動可能
に軸支されたコロ部材を介してフレキシブル配線板を支
持することにより、フレキシブル配線板が変位制限部材
に対して小さな負荷で移動可能とする。
【0037】(第4の実施形態)本実施形態では、キャ
リッジとチューブ支持部材の結合部、装置本体とチュー
ブ支持部材の結合部において、フレキシブル配線板を固
定部材によって変位制限部材に固定することにより、フ
レキシブル配線板がキャリッジおよび本体に対してズレ
るのを防ぐことができる。
【0038】(第5の実施形態)本実施形態では、フレ
キブル配線板の曲がり部において、変位制限部材または
コロ部材がフレキシブル配線板を押圧する際の押圧力
を、キャリッジとチューブ支持部材の結合部付近および
装置本体とチューブ支持部材の結合部付近における変位
制限部材およびコロ部材のフレキシブル配線板を支持す
る支持力より小さくする。これにより、フレキシブル配
線板の曲がり部においては、フレキシブル配線板が変位
制限部材に対して軽負荷にて摺動できると共に、キャリ
ッジとチューブ支持部材の結合部付近および装置本体と
チューブ支持部材の結合部付近においては、フレキシブ
ル配線板がキャリッジおよび本体に対してズレるのを防
ぐことができる。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0040】(第1の実施例)まず、本実施例のインク
ジェットプリンタの概略について、図1、図2、図3お
よび図30を用いて以下に説明する。
【0041】図1は、インクジェットプリンタの上面
図、図2は、インクジェットプリンタの正面図、図3
は、図2に示すB−B線に沿った断面図である。また、
図30は、キャリッジ6とキャタピラ2との結合部22
において、図2に示すS−S線に沿った断面図である。
これら図において、既述の図12、図13および図14
に示した要素と同様の要素には同一の符号を付しその説
明は省略する。
【0042】図1、2および図30に示すように、フレ
キシブル配線板3は、キャリッジ6とキャタピラ2の一
端部との結合部22および装置本体とキャタピラ2の他
端部との結合部23のそれぞれにおいて、平板状のフレ
キシブル配線板3を略矩形状断面の変位制限部材5のキ
ャタピラ2側の一辺5A に対し押しつける押さえ部材2
4をビス25によって変位制限部材5に取付けることに
よって固定される(なお、装置本体とキャタピラ2との
結合部23においては、図30に示す関係が上下反対と
なる)。
【0043】チューブ4はプリンタ本体に装着されるタ
ンク8の近傍において一端部分が本体に支持され、ま
た、キャリッジ6に他端部分が支持され、その中間部分
がキャタピラ2に収容されている。しかして、ほぼ水平
方向に延在するチューブ4は重力の影響で下向きに撓
み、チューブ4の曲がり部4A の上部がキャタピラ2の
曲がり部の上部に当接することによって、湾曲変形可能
にキャタピラ2に支持されている。チューブ4は一般に
塩化ビニル等で形成される。
【0044】なお、キャタピラ2の構造は、上述した従
来例と同一であり、その説明は省略する。但し、チュー
ブ4の中間部分と当接するキャタピラ2の曲がり部を形
成する構成部材21は摺動性の高い材料、例えばフッ素
樹脂、ポリアセタール、ポリエチレン、ナイロン等を使
用して形成されるのが好ましい。構成部材21全体を摺
動性の高い材料で形成する代わりに、図示はしないが、
チューブ4を収容する空間を画成する内壁に上記摺動性
の高い材料を貼付または塗布してもよい。
【0045】次に、フレキシブル配線板3の支持構造に
関して、まず、図4、図5、図6を用いて以下に説明す
る。
【0046】図4は、図2に示したP部の拡大図、図5
は図2に示すP部の上面図、図6は図4に示すE−E線
に沿った断面図である。
【0047】図6に示すように、フレキシブル配線板3
は、略矩形断面を有する変位制限部材5の一辺をなす嵌
合板バネ部16を撓ませ、フレキシブル配線板3を変位
制限部材5内に入れ込むことにより、変位制限部材5内
において移動可能に緩やかに保持されている。そして、
変位制限部材5は、変位制限部材取付部材11の下側に
おいて変位制限部材5に一体に形成された2つの取付用
突起14を変位制限部材取付部材11の取付穴11A に
嵌合することにより変位制限部材取付部材11に結合さ
れる。また、変位制限部材取付部材11は、この部材1
1がビス15によって構成部材21の開口端部に橋渡さ
れたキャタピラ取付部材18に取付けられることによっ
てキャタピラ2に結合されている。
【0048】これにより、フレキシブル配線板3は、キ
ャタピラ2と共にスムーズに湾曲変形できる構成となっ
ている。
【0049】ここで、変位制限部材5は、フレキシブル
配線板3に対して摺動性の高い材料、例えばフッ素樹
脂、ポリアセタール、ポリエチレン、ナイロン等の材料
からなる。フレキシブル配線板3がナイロンで形成され
る場合には、変位制限部材5をポリアセタールで形成す
るのが最も好ましい。
【0050】変位制限部材5は、所定ピッチで、キャタ
ピラ取付部材18を介してキャタピラ2に取付けられて
いる。変位制限部材5のキャタピラ2への取付位置は、
上述した従来例とは異なり、フレキシブル配線板3がキ
ャタピラ2の曲がり面内に存するようにされており、こ
れによってフレキシブル配線板3は、キャタピラ2の曲
げ半径とは異なる曲げ半径を形成する。すなわち、図6
に示すように、変位制限部材5は従来例(図22)と異
なり、キャタピラ2の下側に取付けられ、これにより、
キャタピラ2の曲げ半径よりも、フレキシブル配線板3
の曲げ半径が小となっている。この結果、従来例では、
デッドスペースとなっていたキャタピラ2の内側(キャ
タピラ2が曲がる側)のスペースを有効に活用すること
が可能となり、装置全体をコンパクト(小型)にするこ
とができる。
【0051】上記構成になるインクジェットプリンタで
は、不図示の制御装置から送られる制御信号により、キ
ャリッジモータ10が駆動され、その駆動力がベルト7
を介してキャリッジ6に伝達されてキャリッジ6が往復
動される。かかるキャリッジ6の往復動に伴い、キャタ
ピラ2、フレキシブル配線板3およびチューブ4におけ
るそれぞれの曲がり部2A、3Aおよび4Aがキャリッ
ジ6の移動に追随しながら移動する。そして、フレキシ
ブル配線板3の曲がり部3Aの移動に起因するフレキシ
ブル配線板3の変位は変位制限部材5により制限され、
たとえフレキシブル配線板3が変位制限部材5に接触し
たとしても、変位制限部材5が高摺動性の材料で形成さ
れており、摺動負荷は小さい。一方、チューブ4の曲が
り部4Aの移動に伴いチューブ4がキャタピラ2に接触
したとしても、キャタピラ2の曲がり部2Aを形成する
構成部材21は摺動性の高い材料で形成されており、同
様に摺動負荷は小さい。
【0052】なお、フレキシブル配線板3の配線上の問
題などにより設計上制約がある場合の変更例を、図7、
図8および図9に示す。図7は一部配置変更した場合の
図2のP部に対応する部位の拡大図、図8は上面図、図
9は図7に示すF−F線に沿った断面図である。この変
更例では、フレキシブル配線板3をキャタピラ2の外側
に配置する、すなわち、キャタピラ2の曲げ半径よりも
フレキシブル配線板3の曲げ半径が大となるように配置
する。この場合、キャタピラ2の内側のスペースを活用
することはないが、従来例(図22)のフレキシブル配
線板3をキャタピラ2に並列させて配置する構成に比べ
ると、装置の小型化には有効である。
【0053】また、図23、図24および図25に示す
ように、図22等に示す従来例と同様の配置構成であっ
ても、変位制限部材5に上述した高摺動性の材料を用い
ることにより、フレキシブル配線板3の摺動負荷を低減
できることは明らかである。
【0054】さらに、フレキシブル配線板3は、必要に
応じて複数個を重ねてもよく、この場合、フレキシブル
配線板3は、上述の摺動性の高い材料で表面が被覆され
たものを使用することが望ましい。また、変位制限部材
5は、全体が摺動性の高い材料である必要はなく、フレ
キシブル配線板3と接触する箇所のみ摺動性の高い材料
としても良い。
【0055】なお、キャタピラ2は、変位制限部材5が
間隔を開けて所定ピッチで取付けられているため、フレ
キシブル配線板3と接触する箇所が存在することもある
が、この箇所に前述の摺動材質の部材を使用すれば、本
発明をより効果的に実施できることは勿論である。
【0056】(第2の実施例)図10は、本発明の第2
の実施例に係る断面図を示す。
【0057】本実施例は、上述した第1実施例の構成に
おいて、変位制限部材5にフレキシブル配線板3の位置
を確実に規制するために高摺動性の材質からなるフレキ
シブル配線板支え12を一体または別体に設けたもので
ある。フレキシブル配線板支え12によりフレキシブル
配線板3の位置が確実に規制されるので、変位制限部材
5の内部でのフレキシブル配線板3のねじれ等による断
線が防止される。なお、このフレキシブル配線板支え1
2は適切な弾性を有していることが望ましい。その他の
構成は、第1の実施例と同一であるので、その部分の説
明は省略する。
【0058】(第3の実施例)図11は、本発明の第3
の実施例に係る断面図を示す。
【0059】本実施例は、上述した第2の実施例におい
て、フレキシブル配線板支え12および変位制限部材5
の双方に押さえ部材13をそれぞれ取付けたものであ
る。この場合、押さえ部材13を摺動性の高い材質とす
ることにより、変位制限部材5は、摺動部材である必要
は無い。押さえ部材13は、フッ素テープやフェルトな
どで作成されており、フレキシブル配線板3を傷つける
ことなく、フレキシブル配線板3の位置を規制するとい
う効果を果たしている。なお、その他の構成は、第1の
実施例と同一であるので、その部分の説明は省略する。
【0060】(第4の実施例)図26、図27、図28
および図29は、本発明の第4の実施例に係るそれぞれ
4つの構成例を示す断面図である。
【0061】本実施例は、上述した第1実施例の構成に
おいて、変位制限部材5に高摺動性の部材を使用する代
わりに、コロ26を設け、このコロ26によりフレキシ
ブル配線板3を支える構成としたものである。
【0062】図26に示す例では、コロ26は、コロ軸
27によって回動可能に支持され、コロ軸27は、変位
制限部材5に設けられたコロ支え部28によって支持さ
れている。コロ26は、フレキシブル配線板3がその曲
げ剛性によって、変位制限部材5内において接触する面
に設けるものとする。
【0063】コロ26は、略矩形断面の変位制限部材5
内において図27に示すようにフレキシブル配線板3の
上部に配置しても良く、あるいは、図28に示すよう
に、フレキシブル配線板3の左右に配置しても良く、さ
らには、図29に示すように、フレキシブル配線板3の
上下左右に配置しても良い。また、フレキシブル配線板
3と変位制限部材5の摺動負荷をさらに軽減するため
に、フレキシブル配線板3が、変位制限部材5と接触す
る箇所のいずれにも高摺動材質、例えばフッ素樹脂、ポ
リアセタール、ポリエチレン、ナイロン等の材料を使用
しても良い。このような構成とすることによりフレキシ
ブル配線板3は、変位制限部材5に対して軽負荷にて移
動可能となる。
【0064】また、図26、図27、図28に示す構成
においては、変位制限部材5に上述の第3の実施例で説
明した押さえ部材13を取付けることにより、フレキシ
ブル配線板3と変位制限部材5の摺動負荷をさらに軽減
しても良い。押さえ部材13は、上述したように、フッ
素テープやフェルトなどで作成することができる。
【0065】また、図2で示したキャリッジ6とキャタ
ピラ2の結合部22、および装置本体とキャタピラ2の
結合部23のそれぞれにおいては、コロ26がフレキシ
ブル配線板3に対して押下する力を、他の箇所の変位制
限部材5の取付部においてコロ26がフレキシブル配線
板3に対して押下する力より、大きくしても良い。この
ような構成とすることにより、フレキシブル配線板3
が、キャリッジ6および装置本体に対してズレなくな
り、フレキシブル配線板3が、装置本体やキャリッジ6
に対して、ズレることによる断線が発生しなくなる。
【0066】なお、本実施例のその他の構成は、第1の
実施例と同一であるので、その部分の説明は省略する。
【0067】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0068】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。
【0069】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書,同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0070】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0071】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0072】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0073】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0074】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0075】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0076】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレキシブル配線板と変位制限部材の摺動抵抗を減少さ
せること、および/または、チューブとチューブ支持手
段の摺動抵抗を減少させることにより、キャリッジ駆動
負荷を減らし、キャリッジ駆動モータの駆動力を減少す
ることにより、キャリッジ駆動モータのコストを削減す
ることができ、また、フレキシブル配線板が摩耗し断線
が発生すること、および/またはチューブが破れること
を防ぐことができる。
【0078】また、本発明では、インクジェットプリン
タにおいてフレキシブル配線板を、フレキシブル配線板
支持部材に対して回動可能に軸支されたコロにより支持
することで、フレキシブル配線板がフレキシブル配線板
支持部材に対して軽負荷にて移動可能な構成とすること
により、キャリッジ駆動負荷を減らし、キャリッジ駆動
モータの駆動力を減少することにより、キャリッジ駆動
モータのコストを削減することができ、また、フレキシ
ブル配線板が摩耗し断線が発生するのを防ぐこともでき
るという効果が生じる。
【0079】さらに、本発明では、インクジェットプリ
ンタにおいて、チューブ支持部材の曲げ方向にフレキシ
ブル配線板を配することにより、従来はデッドスペース
となっていた部位に、フレキシブル配線板と変位制限部
材を収納することができ、装置全体をコンパクトにする
ことができる。
【0080】さらに加えて、キャリッジとチューブ支持
部材の結合部、本体とチューブ支持部材の結合部におい
て、フレキシブル配線板を固定的に支持することによ
り、フレキシブル配線板がキャリッジおよび本体に対し
てズレることによるフレキシブル配線板の断線を防ぐこ
とができる。
【0081】さらに加えて、フレキシブル配線板を押圧
する押圧力を、キャリッジとチューブ支持部材の結合部
付近、本体とチューブ支持部材の結合部付近における変
位制限部材またはコロのフレキシブル配線板を押圧する
押圧力より小さくすることで、フレキシブル配線板が、
フレキシブル配線板支持部材に対して、軽負荷にて移動
可能とすると共に、キャリッジとフレキシブル配線板の
結合部付近、本体とフレキシブル配線板の結合部付近に
おいては、フレキシブル配線板が、キャリッジおよび本
体に対してズレることによるフレキシブル配線板の断線
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るインクジェットプ
リンタの概略を示す上面図である。
【図2】上記第1の実施例に係るインクジェットプリン
タの正面図である。
【図3】図2に示すB−B線断面図である。
【図4】図2に示すP部の拡大図である。
【図5】図2に示すP部の上面図である。
【図6】図4に示すE−E線断面図である。
【図7】一部配置変更した場合の図2のP部に対応する
部位の拡大図である。
【図8】図7の上面図である。
【図9】図7に示すF−F線断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係るインクジェット
プリンタにおいて図4に示す部分と同様の部分における
E−E線断面図である。
【図11】本発明の第3の実施例に係るインクジェット
プリンタにおいて図4に示す部分と同様の部分における
E−E線断面図である。
【図12】従来例のインクジェットプリンタの概略を示
す上面図である。
【図13】上記従来例のインクジェットプリンタの概略
を示す正面図である。
【図14】図13に示すK−K線断面図である。
【図15】キャタピラの正面図である。
【図16】上記キャタピラの上面図である。
【図17】図15に示すL−L線断面図である。
【図18】上記キャタピラを構成する部材の正面図であ
る。
【図19】上記構成部材の上面図である。
【図20】図13に示すJ部の拡大図である。
【図21】図13に示すJ部の上面図である。
【図22】図20に示すM−M線断面図である。
【図23】他の実施例に関し、図2に示すP部の拡大図
である。
【図24】図23の上面図である。
【図25】図23に示すR−R線断面図である。
【図26】さらに他の実施例に関し、図4に示すE−E
線に対応する部位の断面図である。
【図27】上記他の実施例の他の例に関し、図4に示す
E−E線に対応する部位の断面図である。
【図28】さらに他の例に関し、図4に示すE−E線に
対応する部位の断面図である。
【図29】さらに他の例に関し、図4に示すE−E線に
対応する部位の断面図である。
【図30】図2に示すS−S線断面図である。
【符号の説明】 1 ヘッド 2 キャタピラ 3 フレキ 4 チューブ 5 変位制限部材 6 キャリッジ 7 ベルト 8 インクタンク 9 副走査モータ 10 キャリッジ駆動モータ 11 変位制限部材取付部材 12 フレキシブル配線板支え 13 押さえ部材 14 取付用突起 15 ビス 16 嵌合板バネ部 17 紙送りローラ 18 キャタピラ取付部材 19 軸 20 穴 21 キャタピラ構成部材 22 キャリッジ6とキャタピラ2の結合部 23 装置本体とキャタピラ2の結合部 24 押さえ部材 25 ビス 26 コロ 27 コロ軸 28 コロ支え部 29 副走査ローラ 30 メインボード

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するヘッドを用い、該ヘッ
    ドから被プリント媒体にインクを吐出してプリントを行
    うインクジェットプリント装置であって、 本体と、 前記ヘッドを搭載し、前記本体に関して往復移動するヘ
    ッド搭載手段と、 前記ヘッドと前記本体に装着された電気基板とを電気的
    に接続し曲がり部を有するフレキシブル配線板と、 前記ヘッド搭載手段の移動に伴う前記フレキシブル配線
    板の変位を制限する部材であって、当該フレキシブル配
    線板と接触する部位について、当該フレキシブル配線板
    に対する摺動抵抗を小さくした構成を有する変位制限部
    材と、を具えたことを特徴とするインクジェットプリン
    ト装置。
  2. 【請求項2】 前記摺動抵抗を小さくした構成は、前記
    接触する部位について摺動性の高い材料で形成した構成
    であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記摺動性の高い材料は、フッ素樹脂ま
    たはポリアセタールまたはポリエチレンまたはナイロン
    であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェッ
    トプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記摺動抵抗を小さくした構成は、前記
    フレキシブル配線板と接触する部位を、当該接触によっ
    て回動するコロ部材の一部とした構成であることを特徴
    とする請求項1に記載のインクジェットプリント装置。
  5. 【請求項5】 インクを吐出するヘッドを用い、該ヘッ
    ドから被プリント媒体にインクを吐出してプリントを行
    うインクジェットプリント装置であって、 本体と、 前記ヘッドを搭載し、前記本体に関して往復移動するヘ
    ッド搭載手段と、 前記ヘッドと前記本体に装着された電気基板とを電気的
    に接続し曲がり部を有するフレキシブル配線板と、 前記ヘッド搭載手段の移動に伴う前記フレキシブル配線
    板の変位を制限する部材であって、当該フレキシブル配
    線板と接触する第1の部位について、当該フレキシブル
    配線板に対する摺動抵抗を小さくした構成を有する変位
    制限部材と、 前記本体に装着されたインクタンクから前記ヘッドにイ
    ンクを供給し曲がり部を有するチューブを支持するチュ
    ーブ支持手段であって、当該チューブと少なくとも接触
    する第2の部位について、当該チューブに対する摺動抵
    抗を小さくした構成を有するチューブ支持手段と、を具
    えたことを特徴とするインクジェットプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記摺動抵抗を小さくした構成は、前記
    接触する第1,第2の部位について摺動性の高い材料で
    形成した構成であることを特徴とする請求項5に記載の
    インクジェットプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記第1,第2の部位の材料は異なるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリン
    ト装置。
  8. 【請求項8】 前記摺動性の高い材料は、フッ素樹脂ま
    たはポリアセタールまたはポリエチレンまたはナイロン
    であることを特徴とする請求項6または7に記載のイン
    クジェットプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記チューブ支持手段は、一端が前記本
    体に連結され他端が前記ヘッド搭載手段に連結された多
    節リンク構造のキャタピラにより構成され、前記変位制
    限部材の複数個が該キャタピラの曲がり方向において該
    キャタピラに保持されていることを特徴とする請求項5
    ないし8のいずれかに記載のインクジェットプリント装
    置。
  10. 【請求項10】 前記フレキシブル配線板の曲がり部の
    半径が前記チューブの曲がり部の半径よりも小さいこと
    を特徴とする請求項5ないし9のいずれかに記載のイン
    クジェットプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記フレキシブル配線板は、前記ヘッ
    ド搭載手段と前記チューブ支持手段との結合部および/
    または前記本体と前記チューブ支持手段との結合部にお
    いて固定的に支持されていることを特徴とする請求項5
    ないし10のいずれかに記載のインクジェットプリント
    装置。
  12. 【請求項12】 前記フレキシブル配線板を前記変位制
    限部材に押圧する押圧部材をさらに有し、該押圧部材に
    よる押圧力は、前記ヘッド搭載手段と前記チューブ支持
    手段との結合部および前記本体と前記チューブ支持手段
    との結合部付近の支持力より小さいことを特徴とする請
    求項11に記載のインクジェットプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記ヘッドは、熱エネルギーを利用し
    てインクに気泡を生じさせ該気泡の圧力によってインク
    を吐出することを特徴とする請求項1ないし12のいず
    れかに記載のインクジェットプリント装置。
JP10254408A 1997-10-02 1998-09-08 インクジェットプリント装置 Pending JPH11165447A (ja)

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