JPH11165420A - インクカートリッヂ並びにインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッヂ並びにインクジェット記録装置

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JPH11165420A
JPH11165420A JP34871897A JP34871897A JPH11165420A JP H11165420 A JPH11165420 A JP H11165420A JP 34871897 A JP34871897 A JP 34871897A JP 34871897 A JP34871897 A JP 34871897A JP H11165420 A JPH11165420 A JP H11165420A
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JP
Japan
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ink
color
specific color
ink cartridge
cartridge according
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JP34871897A
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Takao Kobayashi
林 隆 男 小
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定色インクを利用し、質感のある印刷を可
能としたインクカートリッヂとインクジェット記録装置
の提供。 【解決手段】 標準色インクを収容しうるインク室と、
特定色インクを収容しうる他のインク室とを併設し、標
準色、淡色並びに特定色インクを充填し、特定色インク
のインク室が比較的に大容積状であり、特定色インクの
みが油性インクとしたインクカートリッヂと、色選定手
段、特定色表示手段を備えたC.P.U手段に連結され
たインクジェット記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
記録装置等にインクを供給するインクカートリッヂとイ
ンクジェット記録装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクカートリッヂにお
いて、インクを保持する多孔質体を具備し、この多孔質
体の毛細管力を利用してインク供給部方向へインクを自
動的に移送させる技術は広く知られているところである
(周知技術)。
【0003】又、フルカラーインクカートリッヂにあっ
ては標準色のイエローインク(YI)、マゼンタインク
(MI)、シアンインク(CI)並びにブラックインク
(BI)をそれぞれ収容しうるインク室を併設し、更に
必要に応じてはそれぞれの淡色インク(YL、ML、C
L、BL)等の収容室を付設したもの等が利用されてい
る(先行技術)(以下インクの説明は前記の表示を採用
する)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した標準色インク
もしくはその淡色インクを適宜組み合わせて配合し、印
刷処理することによっても原理的には何等遜色のない印
刷処理がなしうる筈である。
【0005】しかしながら、予め原画像の特性に適合す
るように設定された特定色インクを用意し、印刷処理に
供する方策が好ましい結果を得られることは明白なこと
であってユーザニーズにも適合しうる点である。
【0006】この発明が解決しようとする第1の課題点
は、予め用意した特定色インクにより原画像に近似する
質感あふれる印刷処理をなしうるものを提供することで
ある。
【0007】この発明が解決しようとする第2の課題点
は、原画像に適合するインクの配合が効率的になしうる
ものを提供することである。
【0008】この発明が解決しようとする第3の課題点
は、ユーザの好み、遊び心に訴えることが出来るものを
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの具体的な手段は次の如くである。
【0010】(1) フルカラープリンター等のインクジェ
ット記録装置に異種類のインクを供給しうるインクカー
トリッヂであって、少なくとも標準色インクを収容しう
るインク室と、特定色インクを収容しうる他のインク室
とを併設したことを特徴とするインクカートリッヂ。
【0011】(2) 前記標準色インクが少なくともイエロ
ーインク、マゼンタインクもしくはシアンインク等から
選ばれたインクであることを特徴とする前記(1) 記載の
インクカートリッヂ。
【0012】(3) 前記標準色インクが少なくとも淡いマ
ゼンタインク、淡いシアンインク等から選ばれたインク
であることを特徴とする前記(2) の記載のインクカート
リッヂ。
【0013】(4) 前記特定色インクがブラック、淡いブ
ラック、青系、茶系、イエロー系、緑系ブラック、白
色、ゴールド、シルバー、肌色等のインクもしくは前記
標準色インクから選ばれたことを特徴とする前記(1) 記
載のインクカートリッヂ。
【0014】(5) 前記標準色インクが水性インクであ
り、前記特定色インクが油性インクであることを特徴と
する前記(1) 乃至(4) のいずれか1項記載のインクカー
トリッヂ。
【0015】(6) 前記特定色インクのインク室の容積が
少なくとも前記標準色インクのインク室の容積以上であ
るように構成したことを特徴とする前記(1) 乃至(5) の
いずれか1項記載のインクカートリッヂ。
【0016】(7) 前記標準色インクがインク室に充填さ
れ、前記特定色インクのインク室に特定色インクが未充
填であることを特徴とする前記(1) の記載のインクカー
トリッヂ。
【0017】(8) 前記特定色インクのインク室に使用直
前に特定色インクを充填可能とした前記(7) 記載のイン
クカートリッヂ。
【0018】(9) 前記特定色インクにより特定の用途に
適合するインクが収容されたインクカートリッヂである
ことを表示したことを特徴とする前記(1) 、(4) 乃至
(8) のいずれか1項記載のインクカートリッヂ。
【0019】(10) フルカラープリンター等のインクジ
ェット記録装置であって、少なくとも記録ヘッドにイン
クを供給するインク供給部を制御する制御部を具備して
おり、少なくとも特定色設定手段並びに特定色表示手段
を備えたホストコンピュータにおける色選定指示手段か
らの指令により前記制御部が操作されるように構成さ
れ、前記(1) 乃至(8) 記載のインクカートリッヂを装填
して記録処理を実施可能としたことを特徴とするインク
ジェット記録装置。
【0020】(11) 前記特定色の設定に基づいて印刷処
理を実施可能とした印刷手段を具備することを特徴とす
る前記(9) 記載のインクジェット記録装置。
【0021】前記の解決手段によれば特定色インクを標
準色インクと組み合わせて用意したので原画像に近い質
感の印刷画像を効率的に記録処理出来るものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図示して説明する各実施の
形態の共通点は、インクカートリッヂにユーザニーズに
適合しうるよう予め色彩を特定状に配合してなる特定色
インクIXを収容しうるインク室を加設した点である。
【0023】(実施の形態1) 1.手段 図1に示すインクカートリッヂ100にあっては、標準
色インク(Y、M、C)Iの各インク室10Y、10
M、10Cを互いに隣接状に列設すると共に、前記イン
ク室10Yの外側には後述する特定色インクIXを収容
するインク室10Sを隣接状に配置し、各インク室10
Y、10M、10C、10Sが一列状に配列された一体
状のインクカートリッヂ100を形成したものである。
【0024】尚、前記の特定色インクIXについては、
例えばブラックBBX、淡いブラックBLX、もしくは
青系インクAOX、茶系インクTYX、イエロー系イン
クYYX、緑系ブラックインクGBX、白色インクWH
X、ゴールドインクGOX、シルバーインクSIX、肌
色インクHUX、もしくは前記した標準色インク(Y、
M、C)I等から任意の一色のインクを選んだもので構
成されている。
【0025】又、前記標準色インクが水性インクであ
り、前記特定色インクが油性あるいは水性である。
【0026】更に、特定色インクのインク室の容積が標
準色インク室の容積以上になっている。
【0027】次に、前記のインクカートリッヂ100を
装填可能としたインクジェット記録装置200は図2に
示すように記録ヘッド部210並びにインクカートリッ
ヂ100によるインク供給部220を備えており、制御
部230の指示によって所定のインクがインク供給部2
20から選出され、記録ヘッド部210に供給され、印
刷手段240により印刷されるように構成されている。
【0028】又、前記制御部230を操作するホストコ
ンピュータの役割を果たすパソコン300には特定色設
定手段310並びに特定色設定表示手段320を設ける
と共に、前記制御部230に連係された色選定指示手段
330を設けたものである。
【0029】尚、図3及び図4に示すインクカートリッ
ヂ100の他の各部の構成については、例えば11S
(Y、M、C)は多孔質体、12S(Y、M、C)はイ
ンク供給部、13は共通の蓋体、14は注入孔、15は
特定色インクの表示部を示すものである。
【0030】2.使用法 今例えば、人物画像のように肌色を中心とした原画像を
プリント処理する際には、予め各インク室10Y(M、
C)に標準色インク(Y、M、C)Iを充填させると共
に、インク室10Sには特定色インクIXとして、例え
ば肌色インクHUXを充填させた状態でこのインクカー
トリッヂ100をインクジェット記録装置200におけ
るインク供給部220内に充填する。
【0031】この状態でパソコン300を操作してプリ
ント処理するものであるが、この際、特定色設定手段3
10により肌色インクHUXを特定色インクIXとして
指定し、その旨特定色設定表示手段320に表示させ、
その色をオペレータによって視認させる。
【0032】この結果、肌色インクHUXが適切である
との確認が得られれば色選定指示手段330によりイン
クジェット記録装置200における制御部230に指示
を与えてインク供給部220におけるインクカートリッ
ヂ100のインクの供給量並びにそのタイミングが指定
され、この指定結果に基づいて記録ヘッド部210に所
定のインクが供給され所要の印刷処理をなしうるもので
ある。
【0033】尚、前記したインク室10S内に特定色イ
ンクIXとして、例えば青系インクAOXを充填してお
けば海や空等の風景画像に適合したプリント処理をなし
うるものである。
【0034】同様に、秋・冬色として茶系インクTY
X、春色としてイエロー系インクYYX、冠婚葬祭色と
してはゴールド、シルバーインクGOX、SIX等が適
宜選定されうるものである。
【0035】又、油性インクと水性インクの組み合わせ
により、縁取り印字することが出来る。
【0036】(実施の形態2) 1.手段 図5乃至図7に示すインクカートリッヂ100’が前記
したインクカートリッヂ100を主として相違する点
は、3個のインク室が上・下2段(図6上での位置)に
配置され、全部で6個のインク室が形成されている点で
ある。
【0037】即ち、標準色インク(Y、M、C)Iを上
段のインク室(10Y’、10M’、10C’)に充填
させ、インク室10M’の下側に隣接して淡いインクM
Lのインク室10ML’を配置し、インク室10C’の
下側(いずれも図5における配置)に隣接して淡いイン
クCLのインク室CL’を配置しており、インク室10
Y’の下側には特定色インクIXのインク室10S’を
配置したものである。
【0038】尚、インクカートリッヂ100’の各部の
構成についてはインクカートリッヂ100と共通してい
る点をいずれもダッシュ付きの符号で表示をするに止め
た。
【0039】2.使用法 インクカートリッヂ100と共通しているので使用法の
説明は省略する。
【0040】(実施の形態3)図8には特定色インクI
Xのインク室10S”のみが未充填のインクカートリッ
ヂ100”におけるこのインク室10S”に特定色イン
クIXを補給する状態が示されている。
【0041】即ち、インク補給具500における変形可
能なインクタンク501に連結された注入針502をイ
ンクカートリッヂ100”の蓋体13に開設された注入
孔14に貫挿させると共に、その先端部を多孔質体11
S”に侵入させ、インクタンク501を圧縮変形させて
特定色インクIXを適量宛インクカートリッヂ100”
内に注入するものであり、注入後は注入針502を抜き
取り、接着テープ等により適宜注入孔14を封止させる
ものである。
【0042】この特定色インクIXの注入操作は格別の
熟練を要するものではないのでユーザによる補給は当然
ながら困難なく達成出来るので、予めインク質10S”
のみが未充填のインクカートリッヂ100”と共に特定
色IXをセットして購入しておけば補給に好都合であ
る。
【0043】尚、特定色インクIXとしては、例えば人
物用、風景用(対象物、場所、季節)、商品のプレゼン
テーション用、コンピュータグラフィック用等の画像の
特性に応じた各種のインクを用意しておけば良いことは
言うまでもないことである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したこの発明の効果を挙げれば
次の如くである。
【0045】 原画像の特性に適合するよう予め用意
された特定色インクによる印刷処理を行うものであっ
て、標準色では表現し難い質感の印刷処理が出来る。
【0046】 標準色インクを混合させることなく印
刷処理させる限りにおいて印刷操作が簡易化され、効率
向上を図ることが出来る。
【0047】 原画像特性に対応し、ユーザの好みも
しくは遊び心にマッチングした印刷処理が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のインクカートリッヂの図3にお
けるイ−イ断面図。
【図2】図1のインクカートリッヂによるインクジェッ
ト記録装置の機能ブロック図。
【図3】図1のインクカートリッヂのロ−ロ断面図。
【図4】図1のインクカートリッヂのハ−ハ断面図。
【図5】実施の形態2のインクカートリッヂの図6にお
けるニ−ニ断面図。
【図6】図5のインクカートリッヂのホ−ホ断面図。
【図7】図5のインクカートリッヂのヘ−ヘ断面図。
【図8】実施の形態3のインクカートリッヂにおける特
定色インクの補給状態を示す断面図。
【符号の説明】
100、100’、100” インクカートリッヂ 10(Y、M、C、Y’、M’、C’、S、S’、
S”) インク室 200 インクジェット記録装置 210 記録ヘッド 220 インク供給部 230 制御部 240 印刷手段 300 パソコン 310 特定色設定手段 320 特定色表示手段 330 色選定指示手段 500 インク補給具 (Y、M、C、B)I 標準色インク (Y、M、C、B)L 淡いインク (I、BB、BL、AO、TY、YY、HU、GB、W
H、GO、SI)X 特定色インク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルカラープリンター等のインクジェッ
    ト記録装置に異種類のインクを供給しうるインクカート
    リッヂであって、少なくとも標準色インクを収容しうる
    インク室と、特定色インクを収容しうる他のインク室と
    を併設したことを特徴とするインクカートリッヂ。
  2. 【請求項2】 前記標準色インクが少なくともイエロー
    インク、マゼンタインクもしくはシアンインク等から選
    ばれたインクであることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクカートリッヂ。
  3. 【請求項3】 前記標準色インクが少なくとも淡いマゼ
    ンタインク、淡いシアンインク等から選ばれたインクで
    あることを特徴とする請求項2の記載のインクカートリ
    ッヂ。
  4. 【請求項4】 前記特定色インクがブラック、淡いブラ
    ック、青系、茶系、イエロー系、緑系ブラック、白色、
    ゴールド、シルバー、肌色等のインクもしくは前記標準
    色インクから選ばれたことを特徴とする請求項1記載の
    インクカートリッヂ。
  5. 【請求項5】 前記標準色インクが水性インクであり、
    前記特定色インクが油性インクであることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項記載のインクカートリッ
    ヂ。
  6. 【請求項6】 前記特定色インクのインク室の容積が少
    なくとも前記標準色インクのインク室の容積以上である
    ように構成したことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項記載のインクカートリッヂ。
  7. 【請求項7】 前記標準色インクがインク室に充填さ
    れ、前記特定色インクのインク室に特定色インクが未充
    填であることを特徴とする請求項1の記載のインクカー
    トリッヂ。
  8. 【請求項8】 前記特定色インクのインク室に使用直前
    に特定色インクを充填可能とした請求項7記載のインク
    カートリッヂ。
  9. 【請求項9】 前記特定色インクにより特定の用途に適
    合するインクが収容されたインクカートリッヂであるこ
    とを表示したことを特徴とする請求項1、4乃至8のい
    ずれか1項記載のインクカートリッヂ。
  10. 【請求項10】 フルカラープリンター等のインクジェ
    ット記録装置であって、少なくとも記録ヘッドにインク
    を供給するインク供給部を制御する制御部を具備してお
    り、少なくとも特定色設定手段並びに特定色表示手段を
    備えたホストコンピュータにおける色選定指示手段から
    の指令により前記制御部が操作されるように構成され、
    前記請求項1乃至8記載のインクカートリッヂを装填し
    て記録処理を実施可能としたことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記特定色の設定に基づいて印刷処理
    を実施可能とした印刷手段を具備することを特徴とする
    請求項9記載のインクジェット記録装置。
JP34871897A 1997-12-04 1997-12-04 インクカートリッヂ並びにインクジェット記録装置 Pending JPH11165420A (ja)

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