JP3536797B2 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法

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JP3536797B2
JP3536797B2 JP2000262742A JP2000262742A JP3536797B2 JP 3536797 B2 JP3536797 B2 JP 3536797B2 JP 2000262742 A JP2000262742 A JP 2000262742A JP 2000262742 A JP2000262742 A JP 2000262742A JP 3536797 B2 JP3536797 B2 JP 3536797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置および印
刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の文字列に対し、地紋(下
地)や、外枠を施したり、書体(フォント)を変更する
いわゆる「装飾機能」を有した印刷装置が知られてい
る。これらの印刷装置は、テキスト入力後、装飾対象文
字列を指定し、所望する装飾を指定することにより、装
飾を施した印刷が行われていた。
【0003】ところで、こういった「装飾機能」は、使
い方によっては、特に装飾の内容にはこだわらないが、
ある特定の文字列に対して何か装飾をアクセント(飾
り)として施したい場合が考えられる。例えば、クラス
全員の名前ラベルを作成する際、アクセントとして外枠
を施したいが、誰にどの外枠を施してもかまわないよう
な場合、従来は、クラス全員分、適当に一人一人の外枠
の種類を変えて印刷を行わなければ成らず、手間がかか
った。
【0004】一方、番号だけが異なる複数枚の印刷物
(ラベルなど)を作成する場合、1枚印刷するたびに数
字やアルファベットの部分を自動的に加算して印刷す
る、いわゆる「連番機能」を有した印刷装置が知られて
いる。これらの印刷装置は、例えば、「リスト1」、
「リスト2」、「リスト3」・・・のように、所定の文
字列に対し、1づつ増加させた数字を付したり、「A担
当」、「B担当」、「C担当」・・・のように、所定の
文字列に対し、アルファベット順にアルファベットを付
すことが可能である。
【0005】ところが、上記の「連番機能」を「装飾機
能」に適用した印刷装置は、未だ知られておらず、例え
ば「干支一覧」を作成するために、干支を表すマークを
装飾(外枠など)として順番に、「子(ねずみ)」、
「丑(うし)」、「寅(とら)」・・・と12種類の装
飾を印刷する場合など、明らかに順序性を持った装飾の
印刷であっても、十二支分、装飾の種類を変えて印刷を
行わなければ成らず、手間がかかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、順
序性を備えた複数種類の装飾を1回の印刷指示により順
番に印刷することで、印刷指示毎に装飾を設定する手間
を省き、迅速且つ簡単に印刷を行うことができる印刷装
置および印刷方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷装置は、
紋、表組、外枠および文字属性の装飾または書体を指定
すると共に、順序性を備えた複数の装飾指定データを記
憶する装飾指定データ記憶手段と、前記複数の装飾指定
データの中から前記順序性に従って1の装飾指定データ
を選択する装飾指定データ選択手段と、前記装飾指定デ
ータ選択手段によって選択された前記1の装飾指定デー
タによる指定に従って装飾されるか若しくは書体が変更
された装飾画像を被印刷媒体に印刷する印刷手段と、を
備え、前記装飾指定データ選択手段は、前記複数の装飾
指定データを一巡した後も繰り返して1の装飾指定デー
タを選択することを特徴とする。
【0008】また、本発明の印刷方法は、地紋、表組、
外枠および文字属性の装飾または書体を指定すると共
に、順序性を備えた複数の装飾指定データを記憶し、記
憶された前記複数の装飾指定データの中から前記順序性
に従って1の装飾指定データを選択し、選択された前記
1の装飾指定データによる指定に従って装飾されるか若
しくは書体が変更された装飾画像を、被印刷媒体に印刷
する印刷方法であって、前記装飾指定データの選択は、
前記複数の装飾指定データを一巡した後も繰り返して行
われることを特徴とする。
【0009】この印刷装置および印刷方法は、順序性を
備えた複数の装飾指定データとして、例えば、「干支」
の「子(ねずみ)」、「丑(うし)」、「寅(とら)」
・・・の絵柄が組み込まれた「外枠」の装飾などを指定
する装飾指定データを記憶している。そして、これらの
装飾指定データの中から順序性に従って1の装飾指定デ
ータを選択し、選択した装飾指定データによる指定に従
って装飾された装飾画像を印刷することができる。すな
わち、次に選択される装飾指定データが、順序性に従っ
て一義的に決定できるため、印刷指示毎にそれぞれの装
飾(「子(ねずみ)」、「丑(うし)」、「寅(と
ら)」・・・の絵柄が組み込まれた「外枠」の装飾な
ど)の指定を必要としない。つまり、順序性を備えた複
数の装飾を順番に印刷することができるため、装飾を指
定する手間が省け、迅速且つ簡単に印刷を行うことがで
きる。
【0010】また、順序性のある装飾が、その順序性に
従って印刷されることで、ユーザが順序を忘れてしまっ
た場合でも、支障なく装飾の印刷ができると共に、特に
装飾の内容にはこだわらないが、アクセント的に何か装
飾を施したい場合なども、それぞれの設定が必要なくな
るため、利便性を向上させることができる。なお、装飾
の印刷はユーザにより、1回の印刷指示が成されたと
き、一枚目は「子(ねずみ)」の装飾、二枚目は「丑
(うし)」の装飾と続けて印刷されるよう構成してもよ
いし、1回の印刷指示で、「子(ねずみ)」の装飾が印
刷され、2回目の印刷指示で「丑(うし)」の装飾が印
刷されるよう構成してもよい。また、ここで言う「装
飾」とは、上述の「外枠」に限らず、「書式(地紋印刷
など)」や、「飾り字」、「書体(明朝体やゴシック体
など)」、「文字囲み」、「網掛」なども含むものであ
る。 また、「装飾指定データ」とは、「装飾」を指定す
るための「文字コード」の他、「装飾」そのものを表現
する「ビットマップデータ」や、「装飾」を指定するた
めの「プログラムデータ」なども含むものである。すな
わち、1の「装飾指定データ」を選択することにより、
結果的にこれに対応する「装飾」が施されるものであれ
ばよい。また、「1の装飾指定データの選択」は、印刷
が終了した時点で行われてもよいし、ユーザにより印刷
が指示された時点で行われてもよい。すなわち、結果的
に、何らかのタイミングで選択された1の装飾指定デー
タによる指定に従って装飾された装飾画像が印刷されれ
ばよい。
【0011】
【0012】
【0013】これらの場合、前記複数の装飾指定データ
から成るグループを、少なくとも1以上記憶するグルー
プ記憶手段と、前記グループ記憶手段に記憶された1以
上のグループの中から所望するグループを指定するグル
ープ指定手段とを更に備え、前記装飾指定データ選択手
段は、前記グループ指定手段により指定されたグループ
に属する複数の装飾指定データの中から1の装飾指定デ
ータを選択することが好ましい
【0014】また、これらの場合、前記複数の装飾指定
データから成るグループを、少なくとも1以上記憶し、
前記1以上のグループの中から所望するグループを指定
し、前記1の装飾指定データは、前記指定されたグルー
プに属する複数の装飾指定データの中から選択されるこ
が好ましい
【0015】この印刷装置および印刷方法は、複数の装
飾指定データから成るグループを、少なくとも1以上記
憶し、これらの中から所望するグループを指定する。さ
らに、指定されたグループの中から1の装飾指定データ
が選択される。すなわち、複数の装飾指定データをグル
ープ化して記憶することにより、装飾の内容を限定して
印刷することができる。例えば、グループ「外枠−干
支」が存在する場合、これを指定して、「子(ねず
み)」、「丑(うし)」、「寅(とら)」・・・の絵柄
が組み込まれた「外枠」の装飾を順序性に従って印刷す
れば、「干支一覧」を作成することができる。
【0016】また、グループ「書体」が存在する場合、
これを指定して順序性に従って印刷することで(グルー
プ「書体」として「明朝体」、「ゴシック体」などが含
まれ、且つ順序性を備えている場合)、「書体一覧」を
作成することができると共に、変化のある書体を楽しむ
ことができる。このように、複数の装飾指定データがグ
ループ化され、更にグループを1以上(複数)記憶する
ことで様々な用途に利用することができ、汎用性を向上
させることができる。
【0017】また、このように様々な装飾を施すこと
で、ユーザは印刷物の作成を楽しむことができると共
に、印刷装置に備えられた機能を知り、幅広い活用がで
きる。
【0018】これらの場合、前記装飾指定データによる
指定には、装飾の一部として付加されるビットパターン
の種類の指定が含まれることが好ましい
【0019】
【0020】この構成によれば、装飾指定データによる
指定には、装飾の一部として付加されるビットパターン
の種類の指定が含まれるため、例えば、「外枠」や「地
紋印刷」の装飾がビットパターンで記憶されている場
合、それらを指定して装飾することができる。すなわ
ち、装飾を行う処理プログラムではなく、ビットパター
ンとして記憶された装飾指定データによる指定によって
も、装飾を行うことができる。
【0021】これらの場合、前記装飾指定データによる
指定には、文字属性の指定が含まれることが好ましい
【0022】
【0023】この構成によれば、装飾指定データによる
指定には、文字属性の指定が含まれるため、「斜体」、
「正体」、「強調」、「明朝体」、「ゴシック体」な
ど、文字の属性に関する装飾も行うことができる。ま
た、このように様々な装飾を施すことができるため、汎
用性を向上させることができる。
【0024】これらの場合、前記装飾指定データによる
指定には、入力された文字列に対して装飾を施す指定が
含まれることが好ましい
【0025】この構成によれば、装飾指定データによる
指定には、入力された文字列に対して装飾を施す指定が
含まれるため、例えば入力された文字列「あいう」に対
して、「斜体」、「正体」、「強調」、「明朝体」、
「ゴシック体」など文字属性を変更したり、「外枠」や
「地紋印刷」などの装飾を文字列「あいう」に対して施
すことができる。すなわち、「外枠」のみや「地紋印
刷」のみなど、装飾画像のみを指定して印刷するだけで
なく、入力された文字列に対して装飾を施すといった指
定も可能となる。
【0026】これらの場合、前記複数の装飾指定データ
は、連続するアドレスに格納され、前記装飾指定データ
選択手段は、所定の法則に従ったアドレスの移動によ
り、前記1の装飾指定データが選択されることが好まし
【0027】この構成によれば、複数の装飾指定データ
が、連続するアドレスに格納され、所定の法則に従った
アドレスの移動により1の装飾指定データが選択される
ため、例えば所定の法則が、「アドレスをインクリメン
トする」という法則である場合、前回選択した装飾指定
データのアドレスを+1することで、順次装飾指定デー
タを選択することができる。従って、装飾指定データの
選択を迅速に行うことができる。なお、「所定の法則」
とは、「アドレスをデクリメントする」、「アドレスを
0に戻す」、「アドレスを+2する」などの法則であっ
てもよいし、これらの法則を組み合わせた法則(例え
ば、「はじめにアドレスを+1する、次にアドレスを+
2する、次にアドレスを0に戻す、次に・・・」など)
であってもよい。
【0028】これらの場合、前記装飾指定データを登録
する装飾指定データ登録手段を更に備え、登録した前記
装飾指定データは前記装飾指定データ記憶手段に記憶さ
れることが好ましい
【0029】この構成によれば、ユーザの所望する装飾
指定データを登録し、これを記憶することができる。例
えば、ユーザのお気に入りの装飾指定データ(「外枠」
など)を複数登録して、これを記憶しておけば、印刷指
示により、順序性に従ってお気に入りの装飾を印刷する
ことができる。従って、印刷指示毎に装飾の設定を行う
必要がないため、より迅速且つ簡単に印刷を行うことが
できる。
【0030】これらの場合、前記装飾指定データは、外
部記憶装置より前記装飾指定データ記憶手段に入力可能
に構成されていることが好ましい
【0031】この構成によれば、記憶手段に記憶されて
いない装飾指定データを外部記憶装置より入力し、記憶
手段に記憶させることができるため、ユーザのニーズに
あった必要最小限の装飾指定データだけを記憶させるこ
とができる。従って、記憶容量を最小限にとどめること
ができると共に、これに伴って、記憶手段に記憶された
装飾指定データの中から1の装飾指定データを迅速に選
択することができる。
【0032】この場合、同一グループに属する装飾指定
データによる指定に従って装飾された装飾画像は、前記
被印刷媒体上における占有サイズが同一であることが好
ましい
【0033】この印刷装置は、同一グループに属する装
飾指定データによる指定に従って装飾された装飾画像
は、被印刷媒体上における占有サイズが同一であるた
め、印刷対象物の貼付可能領域に合わせた所定サイズの
印刷物を作成することができる。従って、例えば「外
枠」の装飾を順序性に従って印刷した場合に、「外枠」
の種類によっては印刷対象物の貼付可能領域を越えたサ
イズとなってしまうなどの不具合がなくなる。
【0034】これらの場合、前記被印刷媒体がテープ状
部材であることが好ましい
【0035】この構成によれば、被印刷媒体がテープ状
部材であるため、テープ印刷装置に利用することがで
き、ラベルなどを作成する場合に便利である。また、被
印刷媒体を巻回して印刷装置内に収容すれば、装置構成
をコンパクトにすることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
印刷装置および印刷方法について、添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0037】図1および図2は、本実施形態におけるテ
ープ印刷装置の全体および開閉蓋を開けたときの外観構
成を示し、図3は、その制御系のブロック図である。図
1および図2に示すように、このテープ印刷装置1は、
上下2分割の装置ケース2により外殻が形成され、装置
ケース2の前部上面には各種入力キーから成るキーボー
ド3を備えている。また、後部上面は、その左部に開閉
蓋21が取り付けられ、その右部にはディスプレイ4が
配設されている。
【0038】また、図3に示すように、基本的な構成と
して、キーボード3やディスプレイ4を有してユーザと
のインタフェースを行う操作部11、印刷ヘッド(サー
マルヘッド)7やテープ送り部120を有してポケット
6内に装着したテープカートリッジCの印刷用テープ
(以下単に「テープ」)Tに印刷を行う印刷部12、印
刷後のテープTの切断を行う切断部13、各種センサを
有して各種検出を行う検出部14、各種ドライバを有し
て各部回路を駆動する駆動部270、および、テープ印
刷装置1内の各部を制御する制御部200を備えてい
る。このため、装置ケース2の内部には、印刷部12、
切断部13、検出部14などの他、図外の回路基板が収
納されている。この回路基板には、電源ユニットの他、
駆動部270や制御部200の各回路などが搭載され、
図外のACアダプタ接続口や外部から着脱可能なニッカ
ド電池等の電池に接続されている。
【0039】テープ印刷装置1では、ユーザが、ポケッ
ト6にテープカートリッジCを装着した後、ディスプレ
イ4により入力・編集結果を確認しながらキーボード3
により所望の文字など(文字、数字、記号、簡易図形等
のキャラクタ)の印刷情報を入力して、印刷を指示する
と、テープ送り部120によりテープカートリッジCか
らテープTを繰り出して、印刷ヘッド7によりテープT
に所望の印刷を行い、印刷済み部分はテープ排出口22
から随時外部に送り出される。所望の印刷が完了する
と、テープ送り部120は、余白分を含むテープ長さの
位置までテープTの送りを行った後、その送りを停止す
る。
【0040】図2および図3に示すように、印刷部12
には、開閉蓋21の内側に、テープカートリッジCを装
着するためのポケット6が設けられていて、テープカー
トリッジCはこの開閉蓋21を開放した状態でポケット
6に対して着脱される。テープカートリッジCには、カ
ートリッジケース51の内部に一定の幅(4.5mm〜
48mm程度)のテープTとインクリボンRとを収容さ
れており、また、ポケット6に配設されたヘッドユニッ
ト61に差し込むための貫通孔55が形成されている。
また、相異なる幅等のテープTの種別を識別できるよう
に、裏面に小さな複数の孔が設けられ、ポケット6に
は、この孔の有無を検出するマイクロスイッチなどのテ
ープ識別センサ142が設けられていて、これにより、
テープTの種別を検出できるようになっている。
【0041】テープTは、裏面に接着面が形成され、そ
れが剥離紙によって覆われた構成になっている。テープ
TとインクリボンRは、貫通孔55の位置で相互に重な
り合った状態で走行するとともに、テープTのみが外部
に排出され、インクリボンRは内部で巻き取られるよう
になっている。なお、本実施形態に係るテープTの詳細
な構成(積層構造等)については後述する。
【0042】ヘッドユニット61には、サーマルヘッド
から成る印刷ヘッド7が内蔵されており、テープカート
リッジCがポケット6に装着された状態で、印刷ヘッド
7が、テープカートリッジCの貫通孔55から露出して
いるインクリボンRの裏面に当たるようになっている。
そして、印刷ヘッド7を発熱駆動することにより、所望
の文字などがテープTの表面に印刷される。また、装置
ケース2の左側部には、ポケット6と装置外部とを連通
するテープ排出口22が形成され、テープ排出口22に
は、送りだしたテープTを切断するテープカッタ132
が臨んでいる。また、ポケット6には、装着されたテー
プカートリッジ4の被駆動部が係合する駆動軸62、6
3などが設けられており、送りモータ121を駆動源と
して、これらの駆動軸62、63により、テープカート
リッジC内のテープTおよびインクリボンRの送りが行
われ、かつこれらに同期して印刷ヘッド7を駆動するこ
とで、印刷が行われる。また、印刷完了後、テープTの
送りが続行され所定の切断位置がテープカッタ132の
位置まで送られる。
【0043】なお、送りモータ121の先端には図外の
検出開口が形成された円盤が固着され、その検出開口に
臨むようにフォトセンサ等を有する回転速度センサ14
1が設けられていて、送りモータ121の回転速度を検
出して制御部200に報告する。
【0044】切断部13は、テープカッタ132と、任
意長印刷などの場合に手動によりテープカッタ132を
切断動作させるカットボタン133と、定長印刷などの
場合に自動的にテープカッタ132を切断動作させるカ
ッタモータ131と、を備えている。また、これによ
り、テープ印刷装置1では、モード設定によって、自動
/手動を切り替えられるようにしている。このため、手
動カットの場合、印刷が完了した時点で、ユーザが、装
置ケース2に配設されたカットボタン133を押すこと
で、テープカッタ132が作動しテープTが所望の長さ
に切断される。また、自動カットの場合、印刷が終了し
て余白分だけテープ送りされ、それが停止すると同時
に、カッタモータ131が駆動され、テープTの切断が
行われる。
【0045】検出部14は、前述の回転速度センサ14
1、テープ識別センサ142を備えている。なお、実状
に合わせて、これらを省略した構成とすることもでき
る。
【0046】駆動部270は、ディスプレイドライバ2
71と、ヘッドドライバ272と、モータドライバ27
3とを備えている。ディスプレイドライバ271は、制
御部200から出力される制御信号に基づき、その指示
に従って、操作部11のディスプレイ4を駆動する。同
様に、ヘッドドライバ272は、制御部200の指示に
従って、印刷部12の印刷ヘッド7を駆動する。また、
モータドライバ273は、印刷部12の送りモータ12
1を駆動する送りモータドライバ273dと、切断部1
3のカッタモータ131を駆動するカッタモータドライ
バ273cとを有し、同様に、制御部200の指示に従
って、各モータを駆動する。
【0047】操作部11は、キーボード3とディスプレ
イ4とを備えている。ディスプレイ4は、横方向(X方
向)約6cm×縦方向(Y方向)4cmの長方形の形状
の内側に、96ドット×64ドットの表示画像データを
表示可能な表示画面41を有し、ユーザがキーボード3
からデータを入力して、キャラクタ列画像データなどの
印刷画像データを作成・編集したり、その結果等を視認
したり、キーボード3から各種指令・選択指示等を入力
したりする際などに用いられる。
【0048】キーボード3には、アルファベットキー
群、数字キー群、平仮名や片仮名等の仮名キー群、およ
び外字を呼び出して選択するための外字キー群等を含む
文字キー群の他、各種の動作モードなどを指定するため
の機能キー群などが配列されている。機能キー群には、
連続印刷を指定する「連番」キー31、書式を指定する
「書式」キー32、「段落スタイル」を指定する「段落
スタイル」キー33、「書体」や「文字囲み」、「網
掛」などを指定する「文字モード」キー34などが含ま
れる。なお、当然ながら、一般的なキーボードと同様
に、これらのキー入力は、各キー入力毎に個別にキーを
設けて入力しても良いし、シフトキー等と組み合わせて
より少ない数のキーを用いて入力しても良い。図3に示
すように、キーボード3は、種々の指令およびデータを
制御部200に入力する。
【0049】制御部200は、CPU210、ROM2
20、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)
230、RAM240、周辺制御回路(P−CON)2
50を備え、互いに内部バス260により接続されてい
る。ROM220は、CPU210で処理する制御プロ
グラムを記憶する制御プログラム領域221の他、色変
換テーブルや文字修飾テーブルなどを含む制御データを
記憶する制御データ領域222を有している。CG−R
OM230は、テープ印刷装置1に用意されている装飾
画像50、記号、図形等のビットマップデータを記憶し
ていて、文字等を特定するコードデータが与えられたと
きに、対応するビットマップデータを出力する。
【0050】RAM240は、電源キー321の操作に
より電源がオフにされても、記憶したデータを保持して
おくように図外のバックアップ回路によって電源の供給
を受けており、各種レジスタ群241や、ユーザがキー
ボード3から入力した文字等のテキストデータを記憶す
るテキストデータ領域242、表示画面41の表示画像
データを記憶する表示画像データ領域243、印刷画像
データを記憶する印刷画像データ領域244、描画登録
画像データを記憶する描画登録画像データ領域245の
他、印刷履歴データ領域246やその他の色変換バッフ
ァなどの各種変換バッファ領域247などの領域を有
し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0051】P−CON250には、CPU21の機能
を補うとともに周辺回路とのインタフェース信号を取り
扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSI
などにより構成されて組み込まれている。例えば、種々
の計時を行うタイマ251などもP−CON250内の
機能として組み込まれている。このため、P−CON2
50は、検出部14の各種センサやキーボード3と接続
され、検出部14からの前述した各種検出信号およびキ
ーボード3からの各種指令や入力データなどをそのまま
あるいは加工して内部バス260に取り込むとともに、
CPU210と連動して、CPU210等から内部バス
260に出力されたデータや制御信号を、そのままある
いは加工して駆動部270に出力する。
【0052】そして、CPU210は、上記の構成によ
り、ROM220内の制御プログラムに従って、P−C
ON250を介して各種検出信号、各種指令、各種デー
タ等を入力し、CG−ROM230からのビットマップ
データ、RAM240内の各種データ等を処理し、P−
CON250を介して駆動部270に制御信号を出力す
ることにより、印刷の位置制御や表示画面41の表示制
御等を行うとともに、印刷ヘッド7を制御して所定の印
刷条件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置1全
体を制御している。
【0053】ここで、テープ印刷装置1を使用した印刷
方法について説明する。前述の通り、本発明は、テキス
ト上の指定された場所に順序性を持って印刷指示毎に装
飾画像(連続装飾画像)50の印刷を行うものである。
従って、本発明の要点である連続装飾画像50の呼出、
登録および印刷についてのみ、表示画面41(図9ない
し図14)を参照しながら操作手順に従って説明する。
【0054】なお、図4および図5は、「書式」を指定
する「書式」キー32、「段落スタイル」を指定する
「段落スタイル」キー33、「書体」や「飾り字」、
「囲み・網」などを指定する「文字モード」キー34を
押下したときのメニュー階層の一例を示している。ま
た、図6、図7および図8は、「段落スタイル」で「外
枠」を指定したときの装飾候補の一覧を示している。な
お、それぞれの装飾候補に括弧書きで付した番号は、
「装飾番号」を示している。
【0055】まず、図9および図10を参照して、通常
の連続装飾画像50(図4および図5に示す装飾)の呼
出および印刷方法について説明する。はじめに、「テキ
スト画面」において、ユーザによりテキスト「ねずみ」
が入力される。このとき、テキストの入力に伴って、カ
ーソルKが移動する(S11, 次に入力される文字は
「み」の次に表示され、カーソルKが付される)。ま
た、「テキスト画面」では、画面上部の印刷イメージ表
示部41aに、「印刷」キー37を押下したときのイメ
ージを表示する。次にユーザにより「連番」キー31が
押下されると、画面41は「連番選択画面」へ遷移し、
連続印刷の対象候補を表示する。候補としては、「連続
英数字」、「連続絵文字」および「連続装飾」を表示す
るが、このうち直近アクセス値(又はデフォルト値でも
よい)の「連続英数字」を反転表示する(S12)。
【0056】なお、「連続英数字」は、ユーザによって
印刷指示が成される毎に連続的にアルファベットや数字
を印刷するものであり、「連続絵文字」は、ユーザによ
って印刷指示が成される毎に連続的に絵文字を印刷する
ものである。また、「連続装飾」は、ユーザによって印
刷指示が成される毎に連続的に装飾画像を印刷するもの
である。ここでは、ユーザによりカーソルキー36
(「↓」又は「→」又は「変換」キー)が2回押下さ
れ、「連続装飾」を網掛表示する(S13)。
【0057】なお、カーソルキー36の押下に伴う候補
の選択は、下方カーソルキー36a(「↓」又は「→」
又は「変換」キー)、または上方カーソルキー36b
(「↑」又は「←」又は「無変換」キー)のいずれによ
って行われてもよく、画面上に表示した選択肢の中でサ
イクリックに選択可能となっている。従って、「連続装
飾」を網掛表示するために、上方カーソルキー36b
(「↑」又は「←」又は「無変換」キー)を1回押下し
てもよい。また、シフトキーなどと組み合わせて、下方
カーソルキー36a(「↓」又は「→」又は「変換」キ
ー)を押下することにより、最終候補へジャンプするよ
うに構成してもよい。
【0058】ここで、ユーザにより「選択」キー38が
押下されると、画面41は「連続装飾処理選択画面」に
遷移し、直近アクセス値(又はデフォルト値)の「登
録」を反転表示する(S14)。ここで、ユーザにより
カーソルキー36(「↓」又は「→」又は「変換」キ
ー)が押下され、「呼出」を網掛表示する(S15)。
そして、「選択」キー38が押下されると、画面41は
「変更則選択画面」へ遷移し、「コード順」、「ランダ
ム1」および「ランダム2」の候補を表示する(S1
6, なお、ここでは「ランダム2」は画面上には表示
しておらず、カーソルキー36(「↓」又は「→」又は
「変換」キー)の押下により表示する)。
【0059】このうち、「コード順」は、ユーザによっ
て印刷指示が成される毎に装飾画像50を指定する装飾
指定データ51(装飾コード)が格納されたアドレス順
(ここでは、「装飾番号」が「装飾コード」に対応して
いるため、印刷順序は「装飾番号」順となる)に装飾画
像50を印刷するものである。また、「ランダム1」
は、ユーザによって印刷指示が成される毎に、グループ
内においてすでに選択された装飾コードを除き、残りの
装飾コードの中から乱数を利用した無作為抽選が行わ
れ、これにより選択された装飾コードに対応する装飾画
像50を印刷するものである。そして、「ランダム2」
は、ユーザによって印刷指示が成される毎に、すでに選
択された装飾コードを除かず、グループ内の全ての装飾
コードを対象として乱数を利用した無作為抽選が行わ
れ、これにより選択された装飾コードに対応する装飾画
像50を印刷するものである。
【0060】ここ(「変更則選択画面」)では、ユーザ
により「コード順」が選択され、画面41は「連続装飾
選択画面」に遷移する(S17)。そして、連続装飾画
像50の候補として「書式」、「段落スタイル」、「文
字モード」を表示し、このうち直近アクセス値(又はデ
フォルト値)の「書式」を反転表示する。なお、それぞ
れを選択した場合の装飾画像50の内容は、図4および
図5に示すとおりである。ここでは、ユーザにより、カ
ーソルキー36(「↓」又は「→」又は「変換」キー)
が押下され、「段落スタイル」を網掛表示する(S1
8)。なお、カーソルキー36(「↓」又は「→」又は
「変換」キー)により「段落スタイル」を選択する代わ
りに、キーボード3上の「段落スタイル」キー33を押
下することにより選択してもよい。
【0061】続いて、ユーザにより「選択」キー38が
押下されると、画面41は「段落スタイル選択画面」に
遷移する(S19)。「段落スタイル選択画面」では、
候補として「表組」および「外枠」を表示し、このうち
直近アクセス値(又はデフォルト値)の「表組」を反転
表示する。ここでは、ユーザにより、カーソルキー36
(「↓」又は「→」又は「変換」キー)が押下され、
「外枠」を網掛表示する(図10のS20)。そして、
「選択」キー38が押下されると、画面41は「外枠選
択画面」に遷移する(S21)。「外枠」の候補は、図
4の選択肢G1に示すとおり、「干支」、「物語」、
「吹き出し」、「その他」があるが、ここでは、直近ア
クセス値(又はデフォルト値)の「干支」を反転表示す
る。この状態で、ユーザにより「選択」キー38が押下
されると、画面41は「テキスト画面」に遷移する(S
22)。「テキスト画面」では、画面上部の印刷イメー
ジ表示部41aに、連続装飾画像50として外枠を施す
ことを示す疑似外枠Fを表示する。
【0062】ここ「テキスト画面」(S22)で、ユー
ザにより「印刷」キー37が押下されると、画面41は
「印刷実行画面」に遷移し、自動的に算出されたテープ
長、検出されたテープ幅、並びに何枚目の印刷であるか
が表示される(S23)。テープは、表示されたテープ
長分だけ繰り出され、オートカットされる。作成された
テープT1には、テキスト「ねずみ」に連続装飾画像5
0としてグループ「干支」の直近アクセス値の外枠(装
飾番号211, 図6参照)が施される。
【0063】印刷が完了すると、画面41は「テキスト
画面」に戻るが、画面41上の表示は、先のテキスト画
面(S22)と同様である(S24)。ここで、ユーザ
によりテキスト「ねずみ」が削除され、代わりに「う
し」が入力される(S25)。ここで、「印刷」キー3
7が押下されると、画面41は「印刷実行画面」に遷移
し(S26)、テープT2が作成される。なお、このと
き、2枚目の印刷であるので、画面41上のテープ枚数
の表示は、「2枚」となる。テープT2には、テキスト
「うし」に連続装飾画像50として外枠の直近アクセス
値から2番目の外枠(装飾番号212, 図6参照)が
施される。印刷が完了すると、画面41は再度「テキス
ト画面」に戻る(S27)。
【0064】なお、「テキスト画面」(S24)におい
て、テキスト内容の変更が必要でない場合は、(S2
4)の画面で、直接「印刷」キー37を押下すればよい
(必ずしもテキスト内容を変更する必要はない)。
【0065】また、連続装飾画像50はグループ(ここ
ではグループ「干支」)内で、装飾指定データ51が一
通り(装飾番号211から222まで, 図6参照)印
刷されると終了するが、ユーザから連続印刷を終了する
指示が成されるまで、繰り返し連続印刷がなされるよう
構成してもよい。
【0066】また、飛び数は常に1であり、「子(ねず
み)」、「丑(うし)」、「寅(とら)」・・・の装飾
画像50が「印刷」キー37を押下する毎にその順序性
に従って印刷されるが、「子(ねずみ)」マーク、「寅
(とら)」マーク、「辰(たつ)」・・・のように、1
つ飛びで連続装飾画像50が変化するなど、「飛び数」
を設定可能に構成してもよい。また、連続装飾画像50
の開始値を「子(ねずみ)」マークからではなく、ユー
ザの所望する干支から開始するよう設定可能に構成して
もよい。
【0067】また、同じ装飾画像50を続けて印刷する
「カウント数」を設定可能に構成してもよい(例えば、
「カウント数」が2の場合、「子(ねずみ)」、「子
(ねずみ)」、「丑(うし)」、「丑(うし)」・・・
と印刷される)。
【0068】また、グループ「桃太郎」を選択した場合
には、図7に示すように、装飾画像50を昔話「桃太
郎」の登場人物の登場順に印刷させ(「おじいさん(2
23)」、「おばあさん(224)」、「もも(22
5)」、・・・)、更にテキストとして「お話」を入力
することで紙芝居風に利用するなど、(例えば幼児用
の)教材としても使用することができる。また、テキス
ト内容は、変更可能であるため、装飾画像50を参考に
お話の内容を変えたり、お話を入力しないで(装飾画像
50のみを印刷して)、幼児に物語を考えさせるなど、
知育に役立てることができる。
【0069】次に、装飾指定データ51の登録について
図11、図12および図13を参照して説明する。図1
1に示すように、図9のS11からS13の操作の後、
「連続装飾処理画面」において、「登録」を反転表示し
ている状態(S31)で、ユーザにより「選択」キー3
8が押下されると、画面41は、「連続装飾登録選択画
面」に遷移し、「連続1」を反転表示する(S32)。
なお、図5の選択肢G2に示すように、ユーザが自分の
オリジナルで登録可能なグループは4つある(「連続
1」ないし「連続4」)が、ここでは、オリジナルの
「連続」グループが未だ登録されていないので、候補と
しては「連続1」だけが表示される。また、すでに「連
続」グループが登録されている場合には、すでに登録済
みの候補が表示される。
【0070】「連続装飾登録選択画面」において、ユー
ザにより「選択」キー38が押下されると、画面41
は、「連続装飾登録画面」に遷移する(S33)。ここ
では、グループ「連続1」を示す「1」の後、連続対象
となる装飾画像50の入力開始を示す「[」マークを表
示し、カーソルKは「[」マークに付される。
【0071】この状態で、ユーザにより、「段落スタイ
ル」キー33が押下されると、画面41は「段落スタイ
ル選択画面」(図9のS19)と同様に、直近アクセス
値(又はデフォルト値)の「表組」を反転表示し(S3
4)、カーソルキー36(「↓」又は「→」又は「変
換」キー)が押下されると、候補としてグループ「外
枠」を網掛表示する(S35)。ここで、「選択」キー
38が押下されると、グループ「外枠」の候補の直近ア
クセス値(又はデフォルト値)「干支」を反転表示し
(S36)、ユーザによりカーソルキー36(「↓」又
は「→」又は「変換」キー)が3回押下されると、グル
ープ「その他」を網掛表示する(S37, 図4の選択
肢G1参照)。
【0072】この状態で、ユーザにより「選択」キー3
8が押下されると、グループ「その他」の候補の直近ア
クセス値(又はデフォルト値, 装飾番号241, 図
8(b)参照)を表示し(S38)、カーソルキー36
(「↓」又は「→」又は「変換」キー)が押下される
と、直近アクセス値(又はデフォルト値)から2番目の
候補(装飾番号242)を表示する(図12のS3
9)。ここで、「選択」キー38が押下されると、1つ
目の連続装飾画像50の登録が指定される。そして、登
録が指定された装飾画像50の装飾番号「242」を
「[」マークの隣に入力すると共に、カーソルKを装飾
番号「242」に付す(S40)。
【0073】次に、2つ目の連続装飾画像50の登録を
指定する。1つ目の連続装飾画像50が登録された状態
(S40)で、ユーザにより、再度「段落スタイル」キ
ー33が押下されると、直近アクセス値の「外枠」を反
転表示し(S41)、「選択」キー38が押下される
と、グループ「外枠」の候補を表示する(S42)。こ
こでは、先に選択した(直近アクセス値の)「その他」
を網掛表示し、「選択」キー38が押下されると、グル
ープ「その他」において先に選択した(直近アクセス値
の)装飾番号「242」の外枠を表示する(S43)。
そして、ユーザにより、カーソルキー36(「↓」又は
「→」又は「変換」キー)が3回押下されると、装飾番
号「245」を表示し(S44)、「選択」キー38が
押下されると2つ目の連続装飾画像50として、装飾番
号「245」の登録が指定される(S45)。
【0074】同様に、ユーザにより「段落スタイル」キ
ー33が押下されると、直近アクセス値の「外枠」を反
転表示し(S46)、「選択」キー38が押下される
と、グループ「外枠」の候補を表示する(S47)。そ
して、直近アクセス値の「その他」を網掛表示し、「選
択」キー38が押下されると、グループ「その他」の直
近アクセス値である装飾番号「245」の外枠を表示す
る(図13のS48)。そして、ユーザにより、カーソ
ルキー36(「↓」又は「→」又は「変換」キー)が5
回押下されると、装飾番号「250」の装飾画像50を
表示し(S49)、「選択」キー38が押下されると3
つ目の連続装飾画像50として、装飾番号「250」の
登録が指定される(S50)。
【0075】上記の要領で(S45からS50の操作を
繰り返すことで)、所望する装飾画像50の登録を繰り
返す。そして、ユーザにより「選択」キー38が押下さ
れると、画面41は、「連続装飾登録実行画面」に遷移
し(S51)、0.75秒ほど経過すると、画面41は
「テキスト画面」に遷移する(S52)。以上の操作に
より、連続装飾画像50の登録が完了するが、この操作
で登録された順序で、印刷画像データ領域244内のア
ドレスに格納されるため、連続装飾画像50を呼び出す
際にも、この順序で呼び出される。
【0076】なお、CG−ROM230(記憶手段)に
記憶されていない装飾指定データ51(ビットマップデ
ータ)を外部記憶装置より入力し、CG−ROM230
に記憶させるようにしてもよい。この構成によれば、ユ
ーザのニーズにあった必要最小限の装飾指定データ51
だけをCG−ROM230に記憶させることができる。
従って、記憶容量を最小限にとどめることができると共
に、これに伴って、記憶手段に記憶された装飾指定デー
タ51の中から1の装飾指定データ51を迅速に選択す
ることができる。
【0077】また、連続装飾画像50の登録は、「外枠
−その他」グループ(図8(b)に示す装飾)の中から
だけでなく、図4および図5に示す装飾画像50の中か
らの登録も可能である。また、上記の方法だけでなく、
装飾番号を「[」マークの後に直接キーボード3から入
力することによっても、装飾画像50の登録は可能であ
る。
【0078】また、上記の実施例では、装飾指定データ
51を複数登録して、オリジナルグループを作成する
(「連続1」ないし「連続4」)としたが、既に存在す
るグループ(「外枠−その他」など)に新たに追加して
登録するようにしてもよい。
【0079】次に、上述の方法で登録された装飾指定デ
ータ51の呼出について図14を参照して説明する。な
お、この操作は前述した装飾指定データ51の登録操作
に続いて行われたものとする。同図に示すように、図9
のS11からS16の操作の後、「連続装飾選択画面」
(S61)において、ユーザによりカーソルキー36
(「↓」又は「→」又は「変換」キー)が3回押下され
ると、「連続1」を網掛表示する(S62)。ここで、
ユーザにより「選択」キー38が押下されると、画面4
1は「テキスト画面」に遷移する(S63)。「テキス
ト画面」では、画面上部の印刷イメージ表示部41aに
連続外枠を示す疑似外枠Fを表示する。ここで、ユーザ
により「印刷」キー37が押下されると、画面41は
「印刷実行画面」に遷移し(S64)、テープT3が作
成される。テープT3には、テキスト「あい」に連続装
飾画像50として、最初に登録した装飾番号「242」
の装飾が施される(図12のS40参照)。印刷が完了
すると、画面41は「テキスト画面」に戻る(S6
5)。
【0080】ここで、ユーザにより「印刷」キー37が
押下されると、画面41は「印刷実行画面」に遷移し
(S66)、テープT4が作成される。テープT4に
は、テキスト「あい」に、連続装飾画像50として、装
飾番号「245」の装飾が施される。同様に、「テキス
ト画面」(S67)から再度「印刷」キー37が押下さ
れると、画面41は「印刷実行画面」に遷移し(S6
8)、テープT5が作成される。テープT5には、テキ
スト「あい」に連続装飾画像50として、装飾番号「2
50」の装飾が施される。印刷が完了すると、画面41
は「テキスト画面」に戻る(S69)。このように、
「印刷」キー37を押下する毎に連続装飾画像50が、
登録した順序で装飾番号「242」、「245」、「2
50」・・・と変わってテープ上に印刷される。
【0081】なお、本発明の応用例として、「連続装
飾」と「連続絵文字」を組み合わせて図15に示すよう
なトランプとして利用可能なカードを作成することも可
能である。作成方法は、「連続装飾」として、「スペー
ド」、「ハート」、「クラブ」、「ダイヤ」を表す4個
のマークを地紋印刷(書式−地紋印刷−文字地紋(装飾
や記号をオリジナルで登録可能な選択肢), 図4参
照)とした装飾画像50を、図11、図12および図1
3で説明した手順によって「連続」グループ(「連続
1」ないし「連続4」のいずれか)に登録する。次に、
「連続絵文字」として、1から13の数字を登録し(1
0は半角数字、11、12、13はそれぞれアルファベ
ットの「J」、「Q」、「K」として登録する)印刷を
指示する(指定の手順は図9および図10参照)。な
お、「連続絵文字」は「カウンタ数」を4とし、「1、
1、1、1、2、2、2、2・・・」と印刷されるよう
設定する。そして、連続印刷を指定すると、印刷指示毎
に(「印刷」キー37を押下する毎に)「(スペードの
地紋印刷が施された)1」、「(ハートの地紋印刷が施
された)1」、「(クラブの地紋印刷が施された)1」
・・・と、4つのマークの地紋印刷が施された数字1か
ら13(K)の印刷物が続けて印刷される。
【0082】また、別の応用例として、「文字モード」
の中から「和文書体」のグループ(図5の選択肢G3)
を選択したときの印刷例を図16(a)に、また「飾り
字−影文字」のグループ(図5の選択肢G4)を選択し
たときの印刷例を図16(b)に示した。このように、
所定の文字列に対し、様々な装飾画像50がなされるこ
とで、ユーザは印刷物の作成を楽しむことができると共
に、印刷装置に備えられた機能を知り、幅広い活用を行
うことができる。
【0083】以上、詳述したとおり、本発明のテープ印
刷装置1および印刷方法によれば、順序性を備えた複数
の装飾指定データ51を記憶し、これらの装飾指定デー
タ51の中から順序性に従って1の装飾指定データ51
を選択すると共に、選択した装飾指定データ51による
指定に従って装飾された装飾画像50を印刷することが
できる。すなわち、次に選択される装飾指定データ51
が、順序性に従って一義的に決定できるため、印刷指示
毎にそれぞれの装飾(「子(ねずみ)」、「丑(う
し)」、「寅(とら)」・・・の絵柄が組み込まれた
「外枠」の装飾など)の指定を必要としない。従って、
装飾を指定する手間が省け、迅速且つ簡単に印刷を行う
ことができる。
【0084】また、複数の装飾指定データ51から成る
グループを、少なくとも1以上記憶し、これらの中から
所望するグループを指定すると共に、指定されたグルー
プの中から1の装飾指定データ51が選択される。すな
わち、複数の装飾指定データ51をグループ化して記憶
しているため、装飾の内容を限定して印刷することがで
きる。また、複数の装飾指定データ51がグループ化さ
れ、更にグループを1以上(複数)記憶しているため、
様々な用途に利用することができる。
【0085】また、このように様々な装飾を施すこと
で、ユーザは印刷物の作成を楽しむことができると共
に、印刷装置1に備えられた機能を知り、幅広い活用を
行うことができる。
【0086】また、装飾指定データ51による指定に
は、文字属性の指定が含まれるため、「斜体」、「正
体」、「強調」、「明朝体」、「ゴシック体」など、文
字の属性に関する装飾も行うことができる。すなわち、
このような様々な装飾を施すことができるため、汎用性
を向上させることができる。
【0087】また、入力された文字列に対して装飾を施
す指定が含まれるため、「外枠」のみや「地紋印刷」の
みなど、装飾のみを指定して印刷するだけでなく、入力
された文字列に対して装飾を施すといった指定も可能と
なる。
【0088】また、複数の装飾指定データ51が、連続
するアドレスに格納され、所定の法則に従ったアドレス
の移動により1の装飾指定データ51が選択されるた
め、装飾指定データ51の選択を迅速に行うことができ
る。
【0089】また、ユーザの所望する複数の装飾指定デ
ータ51を登録し、これを記憶することができるため、
印刷指示により、順序性に従ってお気に入りの装飾を印
刷することができる。従って、印刷指示毎に装飾の設定
を行う必要がないため、より迅速且つ簡単に印刷を行う
ことができる。
【0090】また、記憶手段(CG−ROM230)に
記憶されていない装飾指定データ51(ビットマップデ
ータ)を外部記憶装置より入力し、記憶手段に記憶させ
ることができるため、ユーザのニーズにあった必要最小
限の装飾指定データ51だけを記憶させることができ
る。従って、記憶容量を最小限にとどめることができる
と共に、これに伴って、記憶手段に記憶された装飾指定
データ51の中から1の装飾指定データ51を迅速に選
択することができる。
【0091】また、同一グループに属する装飾指定デー
タ51による指定に従って装飾された装飾画像50は、
被印刷媒体上における占有サイズが同一であるため(図
10のT1およびT2、図14のT3ないしT5参
照)、印刷対象物の貼付可能領域に合わせた所定サイズ
の印刷物を作成することができる。従って、例えば「外
枠」の装飾を順序性に従って印刷した場合に、「外枠」
の種類によっては印刷対象物の貼付可能領域を越えたサ
イズとなってしまうなどの不具合がなくなる。
【0092】また、被印刷媒体がテープ状部材であるた
め、テープ印刷装置1に利用することができ、ラベルな
どを作成する場合に便利である。また、被印刷媒体を巻
回して印刷装置1内に収容すれば、装置構成をコンパク
トにすることができる。
【0093】なお、実施例では、装飾指定データ51の
選択は、例えば図5の選択肢G5の場合、グループ「和
文書体」、グループ「英文書体」など最下位層のグルー
プから選択されるとしたが、これらのグループ(選択肢
G5内のグループ)を全て含む1階層上のグループ「書
体」に属する装飾指定データ51の中から選択可能に構
成してもよい。また、更に上階層の「文字モード」の中
から選択可能に構成してもよい。この構成によれば、
「書体」に関する装飾画像50であればいかなる装飾画
像50が印刷されてもよい場合など、グループの選択を
迅速且つ簡単に行うことができる。
【0094】また、上記の実施例では、グループの中か
ら1つ(1種類)の装飾画像50が選択されて印刷され
るとしたが、複数の装飾画像50をまとめて複合装飾と
して、グループ内に記憶しておき、複合装飾が順次印刷
指示毎に印刷されるよう構成してもよい。この構成によ
れば、例えば、図17に示すように(a)「(書式−地
紋印刷−桜(装飾番号103))と(外枠−その他−装
飾番号275)」、(b)「(書式−地紋印刷−海波
(装飾番号101))と(外枠−その他−装飾番号26
7)」、(c)「(書式−地紋印刷−菱形(装飾番号1
02))と(外枠−その他−装飾番号271)」など、
いくつかの装飾画像50がまとめて1つの複合装飾とし
て記憶されているため、よりテキストの入力の手間を省
くことができる。
【0095】また、上記の実施例では、装飾画像50の
印刷はユーザにより、1回の印刷指示で、一枚目の装飾
画像50が印刷され、2回目の印刷指示で2枚目の装飾
画像50が印刷されるよう構成したが、1回の印刷指示
が成されたとき、一枚目の装飾、2枚目の装飾と続けて
印刷されるよう構成してもよい。但し、この場合にはグ
ループを1巡した時点で印刷が完了するよう制御される
ことが好ましい。この構成によれば、グループ内の全て
の装飾画像50(グループが「干支」の場合には12個
の装飾画像50)が、1回の印刷指示で印刷することが
できるため、利便性が向上する。
【0096】また、上記の実施例では、図10のテープ
T1に示すように、入力された文字列(この場合は「ね
ずみ」)全てに対して装飾が施されるものとしたが、装
飾の対象となる文字列の範囲をカーソルキー36等を用
いて指定できるよう構成してもよい。この構成によれ
ば、例えば、文字列「干支のねずみ」の「干支」に対し
てのみ書体の装飾を指定したり、「ねずみ」に対しての
み外枠の装飾を指定したりなど、1つの文字列に対して
様々な装飾を指定することができる。また、文字列「干
支のねずみ」全体に地紋の装飾を指定し、更に「ねず
み」には、飾り字の装飾を指定したりなど、複数の装飾
を重ねて指定することも可能とある。
【0097】また、「連続装飾を印刷する」方法として
は、上述の実施例のように、画面41上に表示させるた
めの(装飾指定データ51を含む)表示用データと印刷
を行うための(装飾指定データ51を含む)印刷用デー
タを共に不動にして、印刷用データ内の装飾指定データ
51のみを変化させて印刷する方法(すなわち、画面4
1上は、共通の疑似外枠Fで表示し、印刷時には通常の
文字列は変わらず装飾指定データ51のみを変化させて
印刷する方法)に限定されるものではない。
【0098】例えば、表示用データは不動で、印刷用デ
ータを内部的に変化させたり、表示用データと印刷用デ
ータとが共に変化して印刷させたりする(つまり、疑似
外枠F等を用いず、画面上の表示内容に忠実に印刷を行
う)方法でもよい。この構成によれば、ユーザは次にど
の外枠で印刷されるかを確認することができる。
【0099】また、「装飾指定データ」とは、「(連
続)装飾」を指定するための「文字コード」の他、
「(連続)装飾」そのものを表現する「ビットマップデ
ータ」や、「(連続)装飾」を指定するための「プログ
ラムデータ」なども含むものである。すなわち、1の
「装飾指定データ」を選択することにより、結果的にこ
れに対応する「装飾」が施されるものであればよい。
【0100】従って、装飾指定データによる指定は、装
飾の一部として付加されるビットパターンの種類を指定
してもよい。この構成によれば、例えば、「外枠」や
「地紋印刷」の装飾がビットパターンで記憶されている
場合、それらを指定して装飾することができる。すなわ
ち、装飾を行う処理プログラムではなく、ビットパター
ンとして記憶された装飾指定データによる指定によって
も、装飾を行うことができる。
【0101】また、「1の装飾指定データの選択」は、
印刷が終了した時点で行われてもよいし、ユーザにより
印刷が指示された時点で行われてもよい。すなわち、結
果的に、何らかのタイミングで選択された1の装飾指定
データによる指定に従って装飾された装飾画像が印刷さ
れればよい。
【0102】また、これらの「装飾指定データ」を、連
続するアドレスに格納しておき、アドレスを所定の法則
に従って移動することで1の「装飾指定データ」を選択
するようにしてもよい。なお、「所定の法則」とは、
「アドレスをデクリメントする」、「アドレスを0に戻
す」、「アドレスを+2する」などの法則であってもよ
いし、これらの法則を組み合わせた法則(例えば、「は
じめにアドレスを+1する、次にアドレスを+2する、
次にアドレスを0に戻す、次に・・・」など)であって
もよい。
【0103】また、印刷用データ(表示用データ)内に
「(連続)装飾」の対象となる「装飾コード」を格納
し、この「(連続)装飾」の「補助データ」として、
「装飾指定データ」を格納し、この「補助データ」を更
新することで1の装飾を選択するようにしてもよい。
【0104】また、印刷用データ(表示用データ)内の
「(連続)装飾」の対象となる「装飾コード」に「連番
ビット」を立てておき、この「連番ビット」が立ってい
る「装飾コード」のみを更新することで1の装飾を選択
するようにしてもよい。
【0105】また、複数の「装飾指定データ」は、内部
処理的にグループ化されていてもグループ化されていな
くてもよい。例えば、前者の場合、「装飾指定データ」
には、各グループ毎に設定された「グループコード」が
付され、同一の「グループコード」が付された「装飾指
定データ」内で1の装飾指定データが選択されるように
してもよい。また、後者の場合、例えば、「A〜Z」の
連続装飾を実現すると仮定したとき、「装飾指定デー
タ」が「Z」に対応するもの以外であれば、次の「装飾
指定データ(装飾コード)」に移動するというプログラ
ムを連鎖的に用いることで1の装飾指定データが選択さ
れるようにしてもよい。この構成によれば、装飾指定デ
ータ51を追加したり削除したりする際の制御が容易に
なる。
【0106】また、上述の実施形態では、テープ印刷装
置1を例を挙げたが、他の印刷装置への応用が可能であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能
である。
【0107】
【発明の効果】上述のように、本発明の印刷装置および
印刷方法によれば、順序性を備えた複数種類の装飾を1
回の印刷指示により順次印刷することで、印刷指示毎に
装飾を設定する手間を省き、迅速且つ簡単に印刷を行う
ことができる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る印刷装置および印刷
方法を適用したテープ印刷装置の外観斜視図である。
【図2】図1のテープ印刷装置に対応する開蓋状態の外
観斜視図である。
【図3】図1のテープ印刷装置の制御系のブロック図で
ある。
【図4】連続装飾の登録および呼出を指定するキーを押
下したときのメニュー階層を示す説明図である。
【図5】図4に続く連続装飾の登録および呼出を指定す
るキーを押下したときのメニュー階層を示す説明図であ
る。
【図6】図4において、「段落スタイル−外枠−干支」
グループを選択した場合に印刷される装飾候補の一覧を
示す説明図である。
【図7】図4において、「段落スタイル−外枠−物語」
グループを選択した場合に印刷される装飾候補の一覧を
示す説明図である。
【図8】図4において、「段落スタイル−外枠−吹き出
し」および「段落スタイル−外枠−その他」グループを
選択した場合に印刷される装飾候補の一覧を示す説明図
である。
【図9】連続印刷の印刷方法の一例を画面表示で示す説
明図である。
【図10】図9に続く連続印刷の印刷方法の一例を画面
表示で示す説明図である。
【図11】装飾指定データの登録方法の一例を画面表示
で示す説明図である。
【図12】図11に続く装飾指定データの登録方法の一
例を画面表示で示す説明図である。
【図13】図12に続く装飾指定データの登録方法の一
例を画面表示で示す説明図である。
【図14】装飾指定データの呼出方法および印刷方法の
一例を画面表示で示す説明図である。
【図15】本発明の印刷方法による印刷結果の一例を示
す説明図である。
【図16】図15とは別の本発明の印刷方法による印刷
結果の一例を示す説明図である。
【図17】図15および図16とは別の本発明の印刷方
法による印刷結果の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 4 ディスプレイ 5 テープカートリッジ 7 印刷ヘッド 11 操作部 12 印刷部 13 切断部 14 検出部 31 連番キー 32 書式キー 33 段落スタイルキー 34 文字モードキー 36 カーソルキー 37 印刷キー 41 画面 41a 印刷イメージ表示部 50 装飾画像(連続装飾画像) 51 装飾指定データ 200 制御部 210 CPU 220 ROM 230 CG−ROM 240 RAM F 疑似外枠 K カーソル T テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 B41J 3/36

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地紋、表組、外枠および文字属性の装飾
    または書体を指定すると共に、順序性を備えた複数の装
    飾指定データを記憶する装飾指定データ記憶手段と、 前記複数の装飾指定データの中から前記順序性に従って
    1の装飾指定データを選択する装飾指定データ選択手段
    と、 前記装飾指定データ選択手段によって選択された前記1
    の装飾指定データによる指定に従って装飾されるか若し
    くは書体が変更された装飾画像を被印刷媒体に印刷する
    印刷手段と、を備え、 前記装飾指定データ選択手段は、前記複数の装飾指定デ
    ータを一巡した後も繰り返して1の装飾指定データを選
    択することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の装飾指定データから成るグル
    ープを、少なくとも1以上記憶するグループ記憶手段
    と、 前記グループ記憶手段に記憶された1以上のグループの
    中から所望するグループを指定するグループ指定手段と
    を更に備え、 前記装飾指定データ選択手段は、前記グループ指定手段
    により指定されたグループに属する複数の装飾指定デー
    タの中から1の装飾指定データを選択することを特徴と
    する請求項に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記装飾指定データによる指定には、装
    飾の一部として付加されるビットパターンの種類の指定
    が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記装飾指定データによる指定には、文
    字属性の指定が含まれることを特徴とする請求項1、2
    または3に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記装飾指定データによる指定には、入
    力された文字列に対して装飾を施す指定が含まれること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の印刷
    装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の装飾指定データは、連続する
    アドレスに格納され、 前記装飾指定データ選択手段は、所定の法則に従ったア
    ドレスの移動により、前記1の装飾指定データが選択さ
    れることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記装飾指定データを登録する装飾指定
    データ登録手段を更に備え、 登録した前記装飾指定データは前記装飾指定データ記憶
    手段に記憶されることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記装飾指定データは、外部記憶装置よ
    り前記装飾指定データ記憶手段に入力可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記
    載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 同一グループに属する装飾指定データに
    よる指定に従って装飾された装飾画像は、前記被印刷媒
    体上における占有サイズが同一であることを特徴とする
    請求項に記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記被印刷媒体がテープ状部材である
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の
    印刷装置。
  11. 【請求項11】 地紋、表組、外枠および文字属性の装
    飾または書体を指定すると共に、順序性を備えた複数の
    装飾指定データを記憶し、 記憶された前記複数の装飾指定データの中から前記順序
    性に従って1の装飾指定データを選択し、 選択された前記1の装飾指定データによる指定に従って
    装飾されるか若しくは書体が変更された装飾画像を、被
    印刷媒体に印刷する印刷方法であって、 前記装飾指定データの選択は、前記複数の装飾指定デー
    タを一巡した後も繰り返して行われることを特徴とする
    印刷方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の装飾指定データから成るグ
    ループを、少なくとも1以上記憶し、 前記1以上のグループの中から所望するグループを指定
    し、 前記1の装飾指定データは、前記指定されたグループに
    属する複数の装飾指定データの中から選択されることを
    特徴とする請求項11に記載の印刷方法。
  13. 【請求項13】 前記装飾指定データによる指定には、
    装飾の一部として付加されるビットパターンの種類の指
    定が含まれることを特徴とする請求項11または12
    記載の印刷方法。
  14. 【請求項14】 前記装飾指定データによる指定には、
    文字属性の指定が含まれることを特徴とする請求項
    1、12または13に記載の印刷方法。
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