JPH11165095A - 電気集塵装置 - Google Patents

電気集塵装置

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JPH11165095A
JPH11165095A JP33446697A JP33446697A JPH11165095A JP H11165095 A JPH11165095 A JP H11165095A JP 33446697 A JP33446697 A JP 33446697A JP 33446697 A JP33446697 A JP 33446697A JP H11165095 A JPH11165095 A JP H11165095A
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JP
Japan
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dust
electrode
dust collecting
electrodes
electric
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JP33446697A
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English (en)
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Takuya Yamamoto
卓也 山本
Kenji Shibata
憲司 柴田
Mitsuhiro Mieno
光博 三重野
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダストの再飛散現象が発生するのを防止し、集
塵率を高くする。 【解決手段】互いに間隔を置いて配設された複数の回転
電極61と、該各回転電極61間に配設された複数の放
電極62と、駆動手段とを有する。そして、前記各回転
電極61は、回転自在に配設され、前記駆動手段によっ
て回転させられる複数の集塵(じん)極63、及び該各
集塵極63と対向させて配設され、無風空間を形成する
掻(かき)落し部材を備える。集塵極63に付着したダ
ストは掻落し部材によって極めて短時間で除去される。
集塵極63の表面にダスト層が形成されないので、逆電
離現象が発生するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気集塵(じん)
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気集塵装置においては、被処理
ガスを放電極と集塵極との間に形成された電場に供給
し、被処理ガス中のダストを前記電場の電気力によって
集塵極に付着させて集塵を行うようになっている。この
場合、前記電気集塵装置の集塵率を低くする要因とし
て、逆電離現象及びダストの再飛散現象がある。
【0003】前記逆電離現象は、集塵極に付着させられ
たダストが形成する層(以下「ダスト層」という。)の
見かけの電気抵抗率ρd が所定値より高くなる(ρd
5.0×1010)と発生し、ダスト層が厚くなるほど発
生しやすい。そして、逆電離現象が発生すると、集塵極
側において異常な放電が起こり、集塵率を低くしてしま
う。
【0004】また、ダストの再飛散現象は、集塵極を槌
(つい)打装置によって槌打し、集塵極に付着したダス
トを剥(はく)離させるときに発生する。そして、ダス
トの再飛散現象が発生すると、再飛散したダストが被処
理ガスの流れ方向における下流側に流れてしまい、集塵
率を低くしてしまう。前記ダストの再飛散現象は、前記
電気抵抗率ρd が所定値より低くなる(ρd<104
場合にも発生する。これは、前記電気抵抗率ρd が所定
値より低くなると、ダストの付着性が電気力学的に低く
なるからである。
【0005】図2はダスト層の見かけの電気抵抗率と集
塵率との関係図である。なお、図において、横軸に電気
抵抗率ρd を、縦軸に集塵率を採ってある。図に示され
るように、集塵率は、電気抵抗率ρd の所定の領域にお
いて一定の値を採るが、電気抵抗率ρd が著しく高い場
合及び著しく低い場合は低くなる。このように、前記集
塵率は、前記電気抵抗率ρd 及び槌打の影響を受けるの
で、集塵率を高くするためには、集塵極の表面を清浄な
状態に保ち、ダスト層が厚くなるのを防止するととも
に、被処理ガスの流れの中で槌打を行わないようにする
のが効果的である。
【0006】次に、各種のダストの集塵特性について説
明する。図3は各種のダストの集塵特性を示す図であ
る。なお、図において、横軸に時間を、縦軸に集塵率を
採ってある。図において、L1はタルクのダストの集塵
特性を、L2は硫黄のダストの集塵特性を、L3はカー
ボンブラックのダストの集塵特性を示す。また、L4は
タルクのダストの集塵を行うときのタイムチャート、L
5は硫黄のダストの集塵を行うときのタイムチャート、
L6はカーボンブラックのダストの集塵を行うときのタ
イムチャートである。なお、タイムチャートL5、L6
において、bは集塵極の表面を清浄な状態にしたタイミ
ングを示す。
【0007】硫黄のダストの場合、前記電気抵抗率ρd
が高いので、逆電離現象が発生し、時間の経過と共に集
塵率が低下する。また、カーボンブラックのダストの場
合、前記電気抵抗率ρd が低いので、電気力学的なダス
トの再飛散現象が発生し、時間の経過と共に集塵率が低
くなる。なお、前記硫黄のダスト及びカーボンブラック
のダストの場合、集塵極に付着したダストを剥離させ、
表面を清浄にすると、集塵率を向上させることができ
る。
【0008】ところで、一般に、集塵極に付着したダス
トは槌打装置によって槌打し、剥離させて回収するよう
にしている。図4は従来の電気集塵装置における槌打装
置の斜視図である。図に示されるように、槌打装置は、
モータ51、該モータ51によって回転させられる集塵
極槌打シャフト52、該集塵極槌打シャフト52に固定
されたフォークエンド56、該フォークエンド56に支
持された槌打ハンマ58、及び集塵極50の下端部に固
定された集塵極叩(たた)き座54から成る。前記槌打
装置において、前記モータ51を駆動して集塵極槌打シ
ャフト52を回転させると、1回転ごとに槌打ハンマ5
8が集塵極叩き座54を槌打し、集塵極50の表面から
ダストを剥離させる。
【0009】この場合、前記槌打は被処理ガスの流れの
中で行われるので、剥離したダストが再飛散すると、集
塵率が低くなってしまう。そこで、剥離したダストに重
力が効果的に働くように、集塵極50にある程度の厚さ
のダスト層を形成させてから槌打を行うようにしてい
る。ところが、前記電気抵抗率ρd が高い場合には、ダ
スト層が厚くなると逆電離現象が発生しやすくなってし
まう。
【0010】そこで、集塵極からダストを除去する方式
として、カタピラ形移動集塵極方式、ベルト形移動集塵
極方式、移動スクレーパ方式等が提供されている。前記
カタピラ形移動集塵極方式及びベルト形移動集塵極方式
においては、集塵極を移動させ、集塵極に付着したダス
トを無風空間中でブラシによって掻(か)き落とすよう
にしている。また、移動スクレーパ方式においては、集
塵極上に配設されたスクレーパを上下方向に移動させ、
集塵極に付着したダストをスクレーパによって掻き落と
すようにしている。
【0011】図5は従来のカタピラ形移動集塵極方式に
よる電気集塵装置の斜視図、図6は従来のカタピラ形移
動集塵極方式による電気集塵装置の正面図である。この
場合、複数の移動電極21が互いに所定の間隔を置いて
配設され、該各移動電極21内及び各移動電極21間に
それぞれ格子状の放電極33が配設される。そして、前
記各移動電極21は、上方において駆動シャフト22に
固定された一対の上部ローラ23、下方において従動シ
ャフト24に固定された一対の下部ローラ25、前記各
上部ローラ23と各下部ローラ25との間にそれぞれ張
設されたチェーン26、及び該各チェーン26間を連結
し、水平方向に延びる複数の板状の電極板27を有す
る。なお、各チェーン26及び各電極板27によってカ
タピラが構成される。
【0012】したがって、図示されない駆動手段を駆動
して前記駆動シャフト22を矢印B方向に回転させる
と、チェーン26は矢印C方向に走行させられ、該チェ
ーン26の走行に伴って前記電極板27も移動させられ
る。なお、前記各チェーン26が上部ローラ23及び下
部ローラ25の部分に到達して湾曲したときに、電極板
27がチェーン26と共に上部ローラ23及び下部ロー
ラ25の周囲を移動することができるように、各電極板
27は、両縁の中央において固定手段31によってチェ
ーン26に固定される。
【0013】そして、前記放電極33と電極板27との
間に電場が形成され、該電場に被処理ガスが矢印F方向
に導入されると、被処理ガス中のダストは、前記電場の
電気力によって電極板27に吸引され付着させられる。
また、各移動電極21における下方部分の所定箇所に
は、前記電極板27を両側から挟んで一対の回転ブラシ
32が配設される。該回転ブラシ32は、図示されない
駆動手段と連結され、先端が電極板27の移動方向に対
して逆の方向に移動するように、矢印D、E方向に回転
させられる。したがって、電極板27に付着したダスト
は、前記回転ブラシ32の衝撃力によって払い落とされ
て電極板27から剥離し、図示されないホッパに落下さ
せられた後、排出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電気集塵装置においては、カタピラ、ベルト、スク
レーパ等の移動速度を高くして、付着したダストを直ち
に除去すると、機械的な振動等によってダストの再飛散
現象が発生し、集塵率が低くなってしまう。本発明は、
前記従来の電気集塵装置の問題点を解決して、ダストの
再飛散現象が発生するのを防止し、集塵率を高くするこ
とができる電気集塵装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
気集塵装置においては、互いに間隔を置いて配設された
複数の回転電極と、該各回転電極間に配設された複数の
放電極と、駆動手段とを有する。そして、前記各回転電
極は、回転自在に配設され、前記駆動手段によって回転
させられる複数の集塵極、及び該各集塵極と対向させて
配設され、無風空間を形成する掻(かき)落し部材を備
える。
【0016】本発明の他の電気集塵装置においては、さ
らに、前記複数の集塵極は2列に並べて配設され、列間
に前記掻落し部材が配設される。本発明の更に他の電気
集塵装置においては、さらに、前記各集塵極の回転速度
は被処理ガスの性状に対応させて変更される。本発明の
更に他の電気集塵装置においては、さらに、前記回転電
極の一端に防風板が配設される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における電極ユニットの斜視図、図7
は本発明の第1の実施の形態における電気集塵装置の概
念図、図8は本発明の第1の実施の形態における電極ユ
ニットの平面図、図9は本発明の第1の実施の形態にお
ける電極ユニットの側面図、図10は本発明の第1の実
施の形態におけるダストの剥離状態を示す図である。
【0018】図7において、41は電気集塵装置であ
り、該電気集塵装置41内には、図示されないダストを
含有する被処理ガスの流れ方向(図における矢印方向)
における上流側に第1の電極部AR1が、下流側に第2
の電極部AR2がそれぞれ形成され、前記第1の電極部
AR1に図示されない平板状の集塵極及び放電極から成
る複数の固定電極ユニット43が配設される。そして、
前記集塵極と放電極との間に連続荷電方法又はパルス荷
電方法によって電場が形成され、該電場にダスト濃度が
高い被処理ガスが矢印方向に導入されると、該被処理ガ
ス中のダストは、前記電場の電気力によって集塵極に吸
引され付着させられる。続いて、ダスト濃度が低くなっ
た被処理ガスは、前記第2の電極部AR2に供給され
る。
【0019】また、前記固定電極ユニット43に隣接さ
せて、図示されない集塵極用槌打装置が配設され、集塵
極に付着したダストは、前記集塵極用槌打装置の槌打に
よって集塵極から剥離してホッパ45に落下させられた
後、排出される。そして、前記集塵極用槌打装置によっ
て槌打が行われたときに再飛散したダストは、被処理ガ
スと共に第2の電極部AR2に送られる。
【0020】該第2の電極部AR2には回転電極ユニッ
ト46が配設され、該回転電極ユニット46において捕
集されて掻き落とされたダストは、ホッパ47に落下さ
せられた後、排出される。なお、本実施の形態において
は、第1の電極部AR1に固定電極ユニット43が、第
2の電極部AR2に回転電極ユニット46がそれぞれ配
設されるが、第1の電極部AR1に回転電極ユニットを
配設することもできる。また、3個以上の電極部を有す
る電気集塵装置においては、最終段の電極部に回転電極
ユニットを配設することもできる。
【0021】次に、前記回転電極ユニット46について
説明する。該回転電極ユニット46は、互いに所定の間
隔を置いて配設された複数の回転電極61、及び該各回
転電極61間に所定のピッチで1列に並べて配設された
複数の棒状の放電極62から成る。前記各回転電極61
は、所定のピッチで2列に並べて回転自在に配設された
複数の円柱状の集塵極63、該各集塵極63を各列ごと
に連結し、各集塵極63に回転を伝達する一対のチェー
ン64、及び各列の互いに対応する一対の集塵極63間
に配設された掻落し部材としての複数のブレード68を
備える。
【0022】また、各集塵極63のシャフト65に固定
されたスプロケット66間に前記チェーン64が張設さ
れ、所定のシャフト65が図示されない駆動手段として
の駆動モータと連結される。したがって、該駆動モータ
を駆動することによって、各集塵極63を同じ方向に回
転させることができる。この場合、集塵極63の回転速
度は、図示されない制御部によって被処理ガスの性状、
例えば、ダスト濃度、電気抵抗率ρd 等に対応させて変
更され、例えば、ダスト濃度が高い場合は回転速度が高
くされる。なお、前記集塵極63の回転方向を各列ごと
に逆方向にすることもできる。
【0023】本実施の形態において、前記集塵極63は
円柱状にされるが、円筒状、多角柱状又は多角筒状にす
ることもできる。また、本実施の形態においては、各集
塵極63間にチェーン64を張設するようになっている
が、ベルトを張設することもできる。そして、本実施の
形態においては、各集塵極63をチェーン64によって
連動させて回転させるようにしているが、前記駆動モー
タによって、それぞれ、又は所定数ごとに独立に回転さ
せることもできる。その場合、被処理ガスの流れ方向に
おける上流側と下流側とで前記集塵極63の回転数を異
ならせることができる。また、一部の集塵極63が破損
して回転させることができなくなっても、残りの集塵極
63を回転させることができる。
【0024】前記ブレード68は、上端及び下端に突出
させて形成されたピン72を軸にして回動させられる。
そして、前記ブレード68を所定の向きに置くことによ
って、ブレード68の側縁を、対応する一対の集塵極6
3の表面と対向させ、各集塵極63に付着したダスト7
4を掻き落とすことができる。なお、ブレード68の側
縁と集塵極63の表面との間に、ダスト74を掻き落と
すのに十分なわずかな距離を置いてもよく、また、ブレ
ード68の側縁と集塵極63の表面とを軽く接触させて
もよい。
【0025】また、前記被処理ガスの流れ方向における
各ブレード68より下流側に、ブレード68及び一対の
集塵極63によって覆われた無風空間が形成される。該
無風空間内において、前記放電極62に負の極性の電圧
が印加され、集塵極63が接地されて、放電極62と集
塵極63との間に電場が形成される。そして、該電場に
被処理ガスが導入されると、ダスト74は、コロナ放電
によって荷電され、静電気力によって集塵極63に付着
させられ、捕集される。
【0026】この場合、各集塵極63は常時回転させら
れているので、図10に示されるように、集塵極63に
付着したダスト74はブレード68によって極めて短時
間で掻き落とされ、除去される。したがって、集塵極6
3の表面にダスト層が形成されないので、逆電離現象が
発生するのを防止することができる。その結果、電気集
塵装置の集塵率を高くすることができる。
【0027】また、前記ダスト74は、前記各ブレード
68によって形成された前記無風空間内で掻き落とされ
るので、掻き落とされたダスト74が被処理ガスの流れ
に乗って再飛散することがない。したがって、電気集塵
装置の集塵率を高くすることができる。なお、前記ブレ
ード68に代えてヘラ、ブラシ等を使用することもでき
る。さらに、集塵極63の表面が常に清浄な状態に保た
れるので、集塵率を安定させることができる。そして、
各集塵極63によって偏心のない回転電極61が形成さ
れるので、機械的な振動等によって再飛散現象が発生す
ることもない。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図11は本発明の第2の実施の形態における
電極ユニットの斜視図である。なお、第1の実施の形態
と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与す
ることによってその説明を省略する。この場合、各回転
電極61は、所定のピッチで2列に並べて回転自在に配
設された複数の円柱状の集塵極63、該各集塵極63を
各列ごとに連結し、各集塵極63に回転を伝達する一対
のチェーン64、各列の互いに対応する一対の集塵極6
3間に配設された掻落し部材としての複数のブレード6
8、及び各回転電極61の両端、すなわち、被処理ガス
の流れ方向における上流端及び下流端を覆う防風板71
を備える。なお、各回転電極61の上流端だけに防風板
71を配設することもできる。
【0029】そして、該防風板71によって覆われて、
各回転電極61の両端にも無風空間が形成されるので、
各集塵極63の回転方向が図10に示される方向と逆に
なっても、掻き落とされたダスト74(図10)が被処
理ガスの流れに乗って再飛散することがない。なお、本
発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発
明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、
それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電気集塵装置においては、互いに間隔を置いて配
設された複数の回転電極と、該各回転電極間に配設され
た複数の放電極と、駆動手段とを有する。そして、前記
各回転電極は、回転自在に配設され、前記駆動手段によ
って回転させられる複数の集塵極、及び該各集塵極と対
向させて配設され、無風空間を形成する掻落し部材を備
える。
【0031】この場合、前記放電極と集塵極との間に電
場が形成され、該電場に被処理ガスが導入されると、ダ
ストは、コロナ放電によって荷電され、静電気力によっ
て集塵極に付着させられ、捕集される。そして、各集塵
極は常時回転させられているので、集塵極に付着したダ
ストは掻落し部材によって極めて短時間で掻き落とさ
れ、除去される。したがって、集塵極の表面にダスト層
が形成されないので、逆電離現象が発生するのを防止す
ることができる。その結果、電気集塵装置の集塵率を高
くすることができる。
【0032】また、前記ダストは、前記掻落し部材によ
って形成された無風空間内で掻き落とされるので、掻き
落とされたダストが被処理ガスの流れに乗って再飛散す
ることがない。したがって、電気集塵装置の集塵率を高
くすることができる。さらに、集塵極の表面が常に清浄
な状態に保たれるので、集塵率を安定させることができ
る。そして、各集塵極によって偏心のない回転電極が形
成されるので、機械的な振動等によって再飛散現象が発
生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電極ユニッ
トの斜視図である。
【図2】ダスト層の見かけの電気抵抗率と集塵率との関
係図である。
【図3】各種のダストの集塵特性を示す図である。
【図4】従来の電気集塵装置における槌打装置の斜視図
である。
【図5】従来のカタピラ形移動集塵極方式による電気集
塵装置の斜視図である。
【図6】従来のカタピラ形移動集塵極方式による電気集
塵装置の正面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における電気集塵装
置の概念図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における電極ユニッ
トの平面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における電極ユニッ
トの側面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態におけるダストの
剥離状態を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における電極ユニ
ットの斜視図である。
【符号の説明】
41 電気集塵装置 61 回転電極 62 放電極 63 集塵極 68 ブレード 71 防風板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)互いに間隔を置いて配設された複
    数の回転電極と、(b)該各回転電極間に配設された複
    数の放電極と、(c)駆動手段とを有するとともに、
    (d)前記各回転電極は、回転自在に配設され、前記駆
    動手段によって回転させられる複数の集塵極、及び該各
    集塵極と対向させて配設され、無風空間を形成する掻落
    し部材を備えることを特徴とする電気集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の集塵極は2列に並べて配設さ
    れ、列間に前記掻落し部材が配設される請求項1に記載
    の電気集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記各集塵極の回転速度は被処理ガスの
    性状に対応させて変更される請求項1に記載の電気集塵
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回転電極の少なくとも一端に防風板
    が配設される請求項1に記載の電気集塵装置。
JP33446697A 1997-12-04 1997-12-04 電気集塵装置 Withdrawn JPH11165095A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534123A (ja) * 2007-07-25 2010-11-04 アイゼンマン アンラゲンバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト オーバースプレイした塗料を分離する装置
CN106040435A (zh) * 2015-08-10 2016-10-26 佛山市顺德区爱普瑞环保科技有限公司 一种静电净化结构的负极和静电净化器

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