JPH11165066A - リポ多糖、核酸および微生物の吸着体 - Google Patents

リポ多糖、核酸および微生物の吸着体

Info

Publication number
JPH11165066A
JPH11165066A JP9366128A JP36612897A JPH11165066A JP H11165066 A JPH11165066 A JP H11165066A JP 9366128 A JP9366128 A JP 9366128A JP 36612897 A JP36612897 A JP 36612897A JP H11165066 A JPH11165066 A JP H11165066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lipopolysaccharide
derivative
nucleic acid
immobilized
hollow fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9366128A
Other languages
English (en)
Inventor
Seizo Funayama
政蔵 船山
Kazuhiro Seko
和弘 世古
Masashi Funayama
政志 船山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9366128A priority Critical patent/JPH11165066A/ja
Publication of JPH11165066A publication Critical patent/JPH11165066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間、省エネルギー、省スペース、高吸着
性能のリポ多糖、核酸および微生物の吸着体を提供す
る。 【解決手段】 化学療法剤を固定化した多孔性構造体
(多孔性膜および多孔性中空繊維)、および化学療法剤
を固定化した無孔構造体(無孔膜および無孔性中空繊
維)。医療用途に主として多孔性構造体を使用し、産業
用途に主として無孔構造体を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リポ多糖、核酸、
および微生物の吸着体とそれを用いたリポ多糖、核酸、
および微生物の吸着除去方法に関し、更に詳しくは、化
学療法剤を固定化した多孔性膜、無孔膜、多孔性中空繊
維または無孔中空繊維から成るリポ多糖、核酸および微
生物の吸着体と当該吸着体を用いるリポ多糖、核酸およ
び微生物の吸着分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リポポリサッカライド(以下リポ多糖:
エンドトキシンとも呼称される)は、グラム陰性菌の細
胞壁を構成する生理活性物質で、蛋白質と結合した分子
量約2,000のLipidAが活性の中心である。当
該リポ多糖の吸着除去方法が種々検討され、例えば、特
開平3−109397号公報、特開平3−109940
号公報に開示される、キトサンによる核酸およびエンド
トキシンの吸着除去方法が知られている。また、本発明
の発明者らも、リポ多糖の吸着除去方法を発明し、出願
に及んでいる(特許第1865284号)。更に、本発
明の発明者らは、アミノ糖系抗生物質以外の化学療法剤
を固定化したリポ多糖の吸着剤、光化学反応により化学
療法剤を固定化したリポ多糖の吸着剤についても出願済
である。更にまた、本発明の発明者らはリポ多糖の定量
方法を発明し、出願に及んでいる(特許第269041
5号)。
【0003】注射液等を介して、リポ多糖がヒト体内に
侵入した場合には、悪寒、発熱等を引き起こす。また、
免疫能が低下したヒト体内にグラム陰性細菌が侵入し、
ヒト体内で大量のリポ多糖が産生された際に生ずるエン
ドトキシン血症に対しては、エンドトキシン除去の為の
種々の対策が講じられ、動物実験では、エンドトキシン
除去の有効性が報告されている。
【0004】現在、ヒト体内のリポ多糖の除去には、物
抗生物質であるポリミキシンBをポリスチレンに共有結
合したポリミキシン固定化繊維が、直接血液潅流法(D
HP)によって使用されている。ポリミキシン固定化繊
維充填カラム内には、56グラムのポリミキシン固定化
繊維が生理食塩液と共に充填され、理論上は1.1マイ
クログラムのリポ多糖の吸着が可能であるとされている
が実際には、200ピコグラムのリポ多糖の吸着が精々
である。また、ポリミキシン固定化繊維(ポリスチレ
ン)の生体適合性は必ずしも充分ではなく、血小板の吸
着が認められたり、補体の活性化がおこるものと考えら
れている。
【0005】上記のポリミキシン固定化繊維充填カラム
へのリポ多糖の吸着量が少ない原因は、ポリミキシン固
定化繊維充填カラム上のリガンドの絶対量が少ないこ
と、血液とポリミキシン固定化繊維充填カラムとの接触
時間が短いことが考えられる。また、血小板の吸着が認
められる原因、および補体の活性化が起こる原因は、ポ
リミキシン固定化繊維の血液適合性が不充分であるこ
と、血液とポリミキシン固定化繊維充填カラムとの接触
時間速度が早いことが考えられる。
【0006】本発明の発明者らの発明になるリポ多糖の
吸着除去剤(特許第1865284号)は、ゲル(ビー
ズ)にアミノ糖系抗生物質を固定化している為、高流速
を得る為には高圧をかけることが必要で、高流速では動
的吸着容量が減少するという欠点があった。
【0007】膜で分離を行なうことによる最大の利点
は、省エネルギーにある。それ故に、逆浸透膜(R
O)、限外ろ過膜(UF)、精密ろ過膜(MF)等のろ
過分離膜は、半導体工業、医薬品工業、食品工業等の分
野で幅広く使用されている。一方、多孔質膜を上記の様
なろ過膜としてではなく、吸着体として利用しようとす
ることがBrandtらによって提案されている(S.
Brandt et al.,Bio/Technol
ogy,6,779−782,1988)。
【0008】Brandtらは、蛋白質をクロマトグラ
フィーの様に吸着回収する為の理想的な吸着体は、厚み
が薄く、面積が大きな多孔性構造体すなわち多孔性膜で
あると記述している。Brandtらの提案する理想的
な吸着体とは、短時間、省エネルギー、省スペースで、
高回収率で蛋白質を行なうということであり、現在セフ
ァロースゲル等のゲルを用いてアフィニティー吸着、分
離が実施されている分野に多孔性構造体を応用すること
で効率化(省エネルギー)を図ろうとする提案と解釈で
きる。Brandtらは、蛋白吸着のリガンドとしてプ
ロテインAを固定化した多孔性膜を作製している(上記
文献)。また、斎藤らも蛋白質回収を目的とした、リガ
ンドを放射線グラフト重合した多孔性中空糸膜を提案し
ている。当該方法は、リガンドの固定密度を高くでき
る、リガンドが脱離しにくい、大量作製が可能である等
の利点がある。
【0009】血液透析用の多孔性中空糸膜では、透析膜
1本当たりの血液処理量を4ml/min〜6ml/m
inにすることにより、血小板の粘着量を最小にするこ
とが可能であると言われている(小久保謙一ら:ハイパ
フォーマンスメンブレン’96,52〜55)。当該血
液処理量は透析膜10,000本の血液透析器に換算す
ると血液処理量200ml/min〜300ml/mi
nに相当する。当該血液処理量をゲルで実現しようとし
て、流速を早くするとリガンドへの被吸着物質の結合量
が極端に少なくなり、上記ポリミキシン固定化繊維充填
カラムの様に、充分な吸着活性が発揮できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前記問
題点の解決にある。即ち、現在セファロース等のゲルを
用いてアフィニティー吸着、分離が実施されている分野
のうち、医療用途には多孔性構造体を応用し、産業用途
に無孔構造体を応用することで効率化(省エネルギー)
を図ろうとすることにある。換言すれば、短時間、省エ
ネルギー、省スペース、高吸着性能のリポ多糖、核酸お
よび微生物吸着体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明の発明者は種々研究を重ねた結果、化学療法剤を
固定化した多孔性構造体(および無孔構造体)が、リポ
多糖、核酸および微生物を良好に吸着除去し、短時間、
省エネルギー、省スペースの条件をも満たすことを発見
し、本発明を完成した。
【0012】即ち、本発明は以下の様な構成を有するも
のである。 (1)不溶性担体に化学療法剤を固定化したことを特徴
とする、リポ多糖、核酸および微生物の吸着体。 (2)不溶性担体が多孔性膜であることを特徴とする、
(1)に記載のリポ多糖、核酸および微生物の吸着体。 (3)不溶性担体が無孔膜であることを特徴とする、
(1)に記載のリポ多糖、核酸および微生物の吸着体。 (4)不溶性担体が多孔性中空繊維であることを特徴と
する、(1)に記載のリポ多糖、核酸および微生物の吸
着体。 (5)不溶性担体が無孔中空繊維であることを特徴とす
る、(1)に記載のリポ多糖、核酸および微生物の吸着
体。 (6)不溶性担体が血液適合性素材からなることを特徴
とする、(1)に記載のリポ多糖、核酸および微生物の
吸着体。 (7)化学療法剤をアミノ糖系抗生物質およびその誘導
体、アミノサイクリトール系抗生物質およびその誘導
体、アクラルビシンおよびその誘導体、アクチノマイシ
ンDおよびその誘導体、バシトラシンおよびその誘導
体、ブレオマイシンおよびその誘導体、ポリペプチド系
抗生物質およびその誘導体、ドキソルビシンおよびその
誘導体、ドキシサイクリンおよびその誘導体、マイトマ
イシンCおよびその誘導体、ストレプトスリシンおよび
その誘導体からなる群から選択することを特徴とする、
(1)に記載のリポ多糖、核酸および微生物の吸着体。 (8)化学療法剤と担体との結合がスペーサーを介して
なされることを特徴とする、(1)に記載の液体中のリ
ポ多糖、核酸および微生物の吸着体。 (9)リポ多糖および/または、核酸および/または、
微生物を含有する液体と、(1)に記載の化学療法剤を
固定化した担体とを接触させた後、当該化学療法剤を固
定化した担体と、当該液体とを分離することを特徴とす
る、リポ多糖、核酸および微生物の吸着除去方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のリポ多糖、核酸および微
生物の吸着体に使用される多孔性構造体および無孔性構
造体の膜素材は、銅アンモニア法再生セルロース、酢酸
セルロース法再生セルロース、ポリメタクリル酸メチル
のステレオコンプレックス、ポリアクリルニトリル系、
エチレン−ビニルアルコール系共重合体、キトサン−ビ
ニルアルコール系共重合体、合成ポリアミノ酸、再生コ
ラーゲン、ポリエーテルカーボネート、ポリスルホン、
ポリエーテルスルホン、キチン、キトサン、ポリマーア
ロイ、ポリスルホン、ポリメチルメタクリレートの何れ
かであることが好ましいが、必ずしもこれらに限定され
る訳ではない。当該膜素材のうち、血液適合性を欠如す
る素材については、血液適合性を付与して使用すること
が好ましい。
【0014】また、膜形態は非対称膜または複合膜であ
ることが好ましい。更に、モジュールの形式は、スパイ
ラル、中空糸または管状であることが好ましい。また、
孔構造は、均質構造、グラジェント構造、または対称グ
ラジェント構造であることが好ましいが、必ずしもこれ
らに限定される訳ではない。医療用途以外に用いる無孔
性構造体を充填するモジュールは、透析液の出入口を必
要としない。
【0015】本発明のリポ多糖、核酸および微生物の吸
着体に使用される化学療法剤は、アミノ糖系抗生物質お
よびその誘導体、アミノサイクリトール系抗生物質およ
びその誘導体、アクラルビシンおよびその誘導体、アク
チノマイシンDおよびその誘導体、バシトラシンおよび
その誘導体、ブレオマイシンおよびその誘導体、ポリペ
プチド系抗生物質およびその誘導体、ドキソルビシンお
よびその誘導体、ドキシサイクリンおよびその誘導体、
マイトマイシンCおよびその誘導体、ストレプトスリシ
ンおよびその誘導体からなる群から選択することが好ま
しい。産業用途として大量に使用する場合は、これらの
群のなかから、低価格のストレプトマイシン、アミカシ
ン、コリスチン等を選択することがより好ましい。
【0016】本発明のリポ多糖、核酸および微生物の吸
着体に使用される多孔性構造体および無孔構造体と化学
療法剤との固定化は、リガンドである化学療法剤が剥離
することのない共有結合法が好ましい。共有結合法であ
れば、臭化シアン法、オキシラン法、ジビニルスルホン
法、グルタルアルデヒド法、酸無水物法、N−ヒドロキ
シサクシイミド法、ジアゾカップリング法、同反応性二
価試薬を用いる方法、異反応性二価試薬を用いる方法、
光化学反応法等のうち何れの方法を用いても良い。多孔
性構造体が反応性官能基を有する場合には、共有結合法
を用い、反応性官能基を有しない場合には、光化学反応
法、グラフト重合法等を用いることが好ましい。また、
多孔性構造体および無孔構造体と化学療法剤との固定化
は、ポリエチレングリコール、ヘキサチレンジアミン等
のスペーサーを介して行なうことが好ましく、スペーサ
ーは親水性スペーサーであることがより好ましい。
【0017】上記方法により調製した本発明にかかわる
多孔性構造体および無孔構造体は、モジュールとし滅菌
した後使用に供する。当該多孔性構造体は、医療領域で
は敗血症患者の救命、パイロジェンフリー溶媒の調製等
に使用され、当該無孔構造体は、医薬品工業、食品工業
等の分野ではパイロジェンフリーの製品の調製、パイロ
ジェンフリーの溶媒の調製等に使用される。
【0018】
【実施例】本発明を実施例により更に詳細に説明する。
本発明は実施例により、何ら限定されるものではない。
【0019】《実施例1.》 −− ストレプトマイシン固定化中空糸膜の調製 −− キトサン製中空糸を充填したモジュール(内径200マ
イクロメーター、膜厚20マイクロメーター、有効長1
95mm、ポア半径80オングストローム、有効膜面積
1.6m、血液容量94ml)を筏等の方法(岸田晶
夫、筏義人:人工臓器、17:47〜50、1988)
に準じて、ストレプトマイシン燐酸緩衝液を処理するこ
とにより、中空糸膜内部の表面にストレプトマイシンを
固定化したモジュールを調製した。当該中空糸膜の内部
を1規定水酸化ナトリウム溶液100mlで5分間洗浄
した後、当該中空糸膜の内部を更に、注射用蒸留水1,
000 mlで洗浄した。当該モジュールは4°Cで保
存した。当該中空糸膜へのストレプトマイシンの固定化
量は8マイクログラム/cm−2であった。
【0020】《実施例2.》 −− ストレプトマイシン固定化中空糸膜によるリポ多
糖の吸着 −− リポ多糖を含有する1%アルブミン溶液(E.coli
O15由来:1ng/ml)1,000mlを調製
し、実施例1で調製したストレプトマイシン固定化中空
糸膜充填モジュールを組み込んだ1,000mlの閉鎖
回路を作製した。Q=100mlにて再循環させ、サ
ンプリングは開始時、30分後、60分後、120分後
に行なった。透析液流量は500ml/minで流し
た。サンプリング液についてLAL活性を測定した。L
AL活性はエンドスペーシー、カイネティック法(生化
学工業製)で測定した。その結果、開始時サンプルのリ
ポ多糖含量は、0.93ng/mlであった。また、3
0分後、60分後、120分後サンプルのリポ多糖含量
は、何れも検出限界以下であった。
【0021】《実施例3.》 −− コリスチン固定化中空糸膜の調製 −− セルロース膜(キュプロファン膜)の内部の表面に筏等
の方法(岸田晶夫、筏義人:人工臓器、17:47〜5
0、1988)に準じて、ポリエチレングリコールを介
してコリスチンを固定化したダイアライザー(MC12
0)を調製した。当該ダイアライザーの内部を1規定水
酸化ナトリウム溶液100mlで5分間洗浄した後、当
該中空糸膜の内部を更に、注射用蒸留水1,000 m
lで洗浄した。当該中空糸膜へのコリスチンの固定化量
は10マイクログラム/cm−2であった。
【0022】《実施例4.》 −− コリスチン固定化中空糸膜によるリポ多糖の吸着
−− リポ多糖を含有するヘパリン添加ウシ血液(Acine
tobacter calcoaceticus由来:
1ng/ml)1,000mlを調製し、実施例3で調
製したコリスチン固定化中空糸膜充填モジュールを組み
込んだ1,000mlの閉鎖回路を作製した。Q=1
00mlにて再循環させ、サンプリングは開始時、30
分後、60分後、120分後に行なった。透析液流量は
500ml/minで流した。サンプリング液について
LAL活性を測定した。LAL活性はエンドスペーシ
ー、カイネティック法(生化学工業製)で測定した。そ
の結果、開始時サンプルのリポ多糖含量は、0.92n
g/mlであった。また、30分後、60分後、120
分後サンプルのリポ多糖含量は、何れも検出限界以下で
あった。
【0023】《実施例5.》 −− セルロース平膜へのアミカシングラフト重合反応
−− 銅アンモニア法により再生したキュプロファン膜(EN
KA製)を共栓付試験管に入れ、アミカシン燐酸緩衝液
(濃度:10mg/ml)20mlと0.1mmolの
Ce2+水溶液(硝酸酸性)1mlとを添加した。次
に、当該共栓付試験管にアルゴンガスを15分間吹き込
んだ。次に、当該共栓付試験管を40°Cの恒温槽で1
時間反応させた。次に、当該キュプロファン膜を注射用
蒸留水100mlで洗浄した。更に、当該キュプロファ
ン膜を1規定水酸化ナトリウム溶液100mlで5分間
洗浄した後、当該キュプロファン膜を更に、注射用蒸留
水1,000 mlで洗浄した。当該中空糸膜へのアミ
カシンの固定化量は12マイクログラム/cm−2であ
った。
【0024】《実施例6.》 −− アミカシングラフトセルロース平膜によるリポ多
糖の吸着 −− 実施例5で調製したアミカシングラフトセルロース平膜
をスパイラル型モジュール(2枚の平膜を封筒状に接着
し、開放された一端を集水管(穴の多数あいた中心パイ
プ)に接続して供給水を流すスペーサー(プラスチック
ネット等)と共に中心パイプにのり巻き状に巻き込んだ
構造のもの)とし、当該スパイラル型モジュールの内部
を1規定水酸化ナトリウム溶液100mlで5分間洗浄
した後、更に、注射用蒸留水1,000 mlで洗浄
し、パイロジェンフリーとした。当該スパイラル型モジ
ュールにリポ多糖1%アルブミン溶液(E.coli
O111 由来:1ng/ml)100mlをアプライ
した。流出液についてLAL活性を測定した。LAL活
性はエンドスペーシー、カイネティック法(生化学工業
製)で測定した。流出液のリポ多糖含量は、検出限界以
下であった。
【0025】《実施例7.》 −− ストレプトスリシン固定化キトサン中空糸膜の調
製 −− キトサン製中空糸を充填したミニモジュール(乾燥状態
での膜面積0.01mm、内径180mm、有効長1
5cm、本数120本、モジュール末端接着部の外径7
mm、モジュール末端接着部の長さ15mm)にグルタ
ルアルデヒド法により、ストレプトスリシンを固定化し
た。当該中空糸膜へのストレプトスリシンの固定化量は
10マイクログラム/cm−2であった。
【0026】《実施例8.》 −−ストレプトスリシン固定化キトサン中空糸膜による
リポ多糖の吸着−− 実施例7で調製したストレプトスリシン固定化キトサン
中空糸膜充填モジュールにリポ多糖含有ヘパリン添加ウ
シ血液(E.coli O111由来リポ多糖:20n
g/ml含有)をアプライし、流速3ml/minで当
該モジュールを通過させた。透析液には燐酸緩衝液(p
H7.0)を用いた。過塩素酸処理したモジュール通過
ウシ血液について、リムルステスト(凝固法:和光純薬
製)、および発色基質による方法(エンドスペーシー:
生化学工業製)でリポ多糖を定量した。何れの方法でも
リポ多糖は検出出来なかった(検出限界以下であっ
た)。また、当該モジュール通過ウシ血液について、本
発明者らの方法(特許第2690415号)によりリポ
多糖の定量を行なった。当該方法でもリポ多糖は検出出
来なかった(検出限界以下であった)。
【0027】《実施例9.》 −− キュプロファン平膜へのアミカシングラフト重合
反応 −− ラジカル重合により2−(4−アジドベンゾイルオキ
シ)エチルメタクリレート:スチレン:O−ニトロベン
ジルアクリレートの三元共重合体(仕込モル比3:6:
1)(以下PASN)を合成した。銅アンモニア法によ
り再生したキュプロファン膜に、前記PASNを塗布、
薄膜を形成した後、紫外線を照射した。次に当該キュプ
ロファン膜を1%のアミカシンと水溶性カルボジイミド
を含有するリン酸緩衝液に浸漬し、37℃で16時間反
応させた。次に、注射用蒸留水1,000mlで洗浄し
た。次に当該キュプロファン膜を1規定の水酸化ナトリ
ウム水溶液で5分間洗浄した後、注射用蒸留水1,00
0 mlで洗浄、乾燥した。
【0028】《実施例10.》 −− アミカシングラフトキュプロファン平膜による大
腸菌の吸着 −− 実施例9で調製したアミカシングラフトキュプロファン
平膜をスパラル型モジュール(2枚の平膜を封筒状に接
着し、開放された一端を集水管(穴の多数あいた中心パ
イプ)に接続して供給水を流すスペーサー(プラスチッ
クネット等)と共に中心パイプにのり巻き状に巻き込ん
だ構造のもの)とし、1規定の水酸化ナトリウム水溶液
100mlで5分間洗浄した後、更にパイロジェンフリ
ー蒸留水で充分に洗浄した。当該モジュールに大腸菌
E.coli O157)懸濁液(1x10cel
ls/ml)50mlをアプライし流出させた。流出液
0.1mlを普通寒天平板に撒き、24時間後にコロニ
ーの形成を観察した(流出液10ml:100枚につい
て実施)。その結果、流出液10mlについて大腸菌は
検出出来なかった。
【0029】《実施例11.》 −−ストレプトマイシン固定化カルボキシルメチルキチ
ン中空糸膜の調製−− カルボキシルメチルキチン製中空糸を充填したミニモジ
ュール(乾燥状態での膜面積0.01mm、内径18
0mm、有効長16cm、本数100本、モジュール末
端接着部の外径7mm、モジュール末端接着部の長さ1
5mm)の内部にpH7.4のリン酸緩衝液に溶解し、
1%の濃度に調製したBIS(sulfosuccin
iml)suberate(BS)(Pierce c
hemcal Company社製)溶液を60分間循
環させた。次に、当該中空糸膜の内部にリン酸緩衝液を
30分間循環させ、洗浄した。次に、当該中空糸膜の内
部にpH7.4のリン酸緩衝液に溶解し、1%の濃度に
調製したストレプトマイシン溶液を4℃で終夜、循環さ
せた。最後に、当該中空糸膜の内部にグリシン溶液−ト
リス緩衝液(pH8.0)を9時間循環させ、未反応の
活性基をブロックし、燐酸緩衝液100mlで洗浄し
た。当該中空糸膜へのストレプトマイシンの固定化量は
9マイクログラム/cm−2であった。
【0030】《実施例12.》 −− ストレプトマイシン固定化カルボキシルメチルキ
チン中空糸膜による大腸菌由来DNAの吸着 −− 実施例11で調製したストレプトマイシン固定化カルボ
キシルメチルキチン中空糸膜を1規定の水酸化ナトリウ
ム水溶液100mlで5分間洗浄した後、更にパイロジ
ェンフリー蒸留水で充分に洗浄した。当該モジュールに
大腸菌(E.coli O157)由来DNA溶液(D
AN濃度:1マイクログラム/ml)50mlをアプラ
イ、流出させた。流出液についてDANの検出を行なっ
たが、DANは検出されなかった。
【0031】《実施例13.》 −−ストレプトマイシン固定化カルボキシルメチルキチ
ン中空糸膜の調製−− カルボキシルメチルキチン製中空糸を充填したミニモジ
ュール(乾燥状態での膜面積0.01mm、内径18
0mm、有効長16cm、本数100本、モジュール末
端接着部の外径7mm、モジュール末端接着部の長さ1
5mm)の内部にpH7.4のリン酸緩衝液に溶解し、
1%の濃度に調製した1−ethy1−3(3−die
thylaminopropyl)carbodiim
idehydrochloride(ECD)溶液を6
0分間循環させた。次に、当該中空糸膜の内部にリン酸
緩衝液を30分間循環させ、洗浄した。次に、当該中空
糸膜の内部にpH7.4のリン酸緩衝液に溶解し、1%
の濃度に調製したストレプトマイシン溶液を4℃で10
時間循環させた。最後に、当該中空糸膜の内部にグリシ
ン溶液−トリス緩衝液(pH8.0)を9時間循環さ
せ、未反応の活性基をブロックし、燐酸緩衝液で3回洗
浄した。当該中空糸膜へのストレプトマイシンの固定化
量は10マイクログラム/cm−2であった。
【0032】《実施例14.》 −− ストレプトマイシン固定化カルボキシルメチルキ
チン中空糸膜による大腸菌由来DNAの吸着 −− 実施例13で調製したストレプトマイシン固定化カルボ
キシルメチルキチン中空糸膜を1規定の水酸化ナトリウ
ム水溶液100mlで5分間洗浄した後、更にパイロジ
ェンフリー蒸留水で充分に洗浄した。当該モジュールに
大腸菌(E.coli O157)由来DNA溶液(D
AN濃度:10pg/ml)50mlをアプライ、流出
させた。流出液についてDANの検出を行なったが、D
ANは検出されなかった。
【0033】《実施例15.》 −− ストレプトマイシン固定化無孔中空糸膜の調製
−− キトサン製無孔中空糸を充填したモジュール(内径20
0マイクロメーター、膜厚20マイクロメーター、有効
長195mm、有効膜面積1.5m、血液容量90m
l)を筏等の方法(岸田晶夫、筏義人:人工臓器、1
7:47〜50、1988)に準じて、ストレプトマイ
シン燐酸緩衝液を処理することにより、表面にストレプ
トマイシンを固定化したモジュールを調製した。当該ダ
イアライザーの内部を1規定の水酸化ナトリウム水溶液
100mlで5分間洗浄した後、更にパイロジェンフリ
ー蒸留水で充分に洗浄した。当該無孔中空糸膜へのスト
レプトマイシンの固定化量は12マイクログラム/cm
−2であった。
【0034】《実施例16.》 −− ストレプトマイシン固定化無孔中空糸膜によるリ
ポ多糖の吸着 −− リポ多糖を含有する3%インターフェロン溶液(E.c
oli O15由来:1ng/ml)1,000mlを
調製し、実施例15で調製したストレプトマイシン固定
化無孔中空糸膜充填モジュールを組み込んだ1,000
mlの閉鎖回路を作製し、Q=100mlにて再循環
させた。サンプリングは開始時、30分後、60分後、
120分後に行なった。サンプリング液についてLAL
活性を測定した。LAL活性はエンドスペーシー、カイ
ネティック法(生化学工業製)で測定した。その結果、
開始時サンプルのリポ多糖含量は、0.98ng/ml
であった。また、30分後、60分後、120分後サン
プルのリポ多糖含量は、何れも検出限界以下であった。
【0035】《実施例17.》 −− ストレプトマイシン固定化無孔中空糸膜の再生
−− 実施例16で使用したストレプトマイシン固定化無孔中
空糸膜充填モジュールの内部を酢酸緩衝液(pH4.0
5+NaCl 1M)1,000mlで洗浄した。次に
当該モジュールの内部をトリス−HCl緩衝液(pH
8.0+NaCl1M)1,000mlで洗浄した。更
に当該モジュールの内部を注射用蒸留水1,000ml
で洗浄した。更に当該モジュールの内部を1規定の水酸
化ナトリウム水溶液100mlで5分間洗浄した後、更
にパイロジェンフリー蒸留水で充分に洗浄した。当該方
法により洗浄したモジュールは、新規調製品と同程度の
吸着活性を示した。当該方法により洗浄したモジュール
は、洗浄10回迄新規調製品の90%の吸着活性を維持
することが可能であった。
【0036】《比較例1.》 −− ベンベルグ製中空糸を充填したミニモジュールに
よる大腸菌、大腸菌由来リポ多糖および大腸菌由来DN
Aの吸着試験 −− ベンベルグ製中空糸を充填したミニモジュール(乾燥状
態での膜面積0.01mm、内径180mm、有効長
16cm、本数100本、モジュール末端接着部の外径
7mm、モジュール末端接着部の長さ15mm:旭化成
製)をパイロジェンフリー蒸留水で充分に洗浄し、パイ
ロジェンフリーとした。当該モジュールに大腸菌(E.
coli O157)由来DNA溶液(DAN濃度:8
pg/1マイクログラム/ml)50mlをアプライし
流出させた。透析液流量は500ml/minで流し
た。流出液についてDANの検出を行なったが、DAN
は殆ど吸着されなかった。当該ミニモジュールについ
て、大腸菌(E.coli O157)懸濁液(1x1
cells/ml)50mlをアプライ、流出させ
た。流出液について大腸菌の検出を行なったが、大腸菌
は殆ど吸着されなかった。当該モジュールにリポ多糖含
有1%アルブミン溶液(E.coli O111由来:
10ng/ml)50mlをアプライした。流出液につ
いてリムルステスト(凝固法:和光純薬製)、および発
色基質による方法(エンドスペーシー:生化学工業製)
でリポ多糖を定量を行なったが、何れの方法でも9〜1
0ng/mlのリポ多糖が検出された。
【0037】《比較例2.》 −− セルロースジアセテート膜ダイアライザーとアミ
カシン結合セルロファインとの比較 −− セルロースジアセテート膜ダイアライザー(Meltr
ax160:膜面積1.6m、中空糸内径195マイ
クロメーター、膜厚30マイクロメーター:泉工医科
製)に福井等の方法(福井博義等、透析会誌、26:1
267〜1273(1993))に準じて、アミカシン
をグラフト重合させた。当該ダイアライザーの内側に、
クエン酸ナトリウム(10ml/l血液)を加えたリポ
多糖含有ウシ血液200ml(リポ多糖含量1ng/m
l)を2時間循環させた。中空糸外側には、生理食塩液
を流した。循環開始30分、1時間、2時間後に5ml
のバルク血液を分取した。循環液について、リムルステ
スト(凝固法:和光純薬製)、および発色基質による方
法(エンドスペーシー:生化学工業製)でリポ多糖を定
量した。循環開始30分後のバルク血液、循環開始1時
間後のバルク血液、循環開始2時間後のバルク血液の何
れからもリポ多糖は検出されなかった。次に、本発明の
発明者らの方法(特許第1865284号)により調製
したアミカシン結合セルロファイン(アミカシン結合
量:5mg/ml)に上記クエン酸ナトリウム(10m
l/l血液)を加えたリポ多糖含有ウシ血液200ml
(リポ多糖含量1ng/ml)をアプライし、流速1m
l/minで流下させた。流下開始1時間後の流下液に
ついて、リムルステスト(凝固法:和光純薬製)、およ
び発色基質による方法(エンドスペーシー:生化学工業
製)でリポ多糖の定量を行なったが、何れの方法でもリ
ポ多糖は検出されなかったが、当該ゲルによる流下開始
1時間後のウシ血液の回収量は、60 mlであった。
一方、上記アミカシングラフト膜充填ダイアライザーに
より、循環開始1時間後に得られたウシ血液は200m
l(リポ多糖含量:1pg/ml以下)であった。
【0038】
【発明の効果】本発明にかかわる化学療法剤を固定化し
た多孔性構造体(多孔性膜および多孔性中空繊維)、お
よび化学療法剤を固定化した無孔構造体(無孔膜および
無孔性中空繊維:医療用途に主として多孔性構造体を使
用し、産業用途に主として無孔構造体を使用する。)に
より、短時間、省エネルギー、省スペース、高吸着性能
でリポ多糖、核酸および微生物の吸着が可能である。更
に、本発明にかかわる多孔性構造体および無孔構造体
は、将来は、現在アフィニティー吸着分離が実施されて
いる分野で、セファロース等の担体に置換されるものと
考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 19/04 C12P 19/04 Z 19/34 19/34 Z // C07H 21/00 C07H 21/00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不溶性担体に化学療法剤を固定化したこ
    とを特徴とする、リポ多糖、核酸および微生物の吸着
    体。
  2. 【請求項2】 不溶性担体が多孔性膜であることを特徴
    とする、請求項1記載のリポ多糖、核酸および微生物の
    吸着体。
  3. 【請求項3】 不溶性担体が無孔膜であることを特徴と
    する、請求項1記載のリポ多糖、核酸および微生物の吸
    着体。
  4. 【請求項4】 不溶性担体が多孔性中空繊維であること
    を特徴とする、請求項1記載のリポ多糖、核酸および微
    生物の吸着体。
  5. 【請求項5】 不溶性担体が無孔中空繊維であることを
    特徴とする、請求項1記載のリポ多糖、核酸および微生
    物の吸着体。
  6. 【請求項6】 不溶性担体が血液適合性素材からなるこ
    とを特徴とする、請求項1記載のリポ多糖、核酸および
    微生物の吸着体。
  7. 【請求項7】 化学療法剤をアミノ糖系抗生物質および
    その誘導体、アミノサイクリトール系抗生物質およびそ
    の誘導体、アクラルビシンおよびその誘導体、アクチノ
    マイシンDおよびその誘導体、バシトラシンおよびその
    誘導体、ブレオマイシンおよびその誘導体、ポリペプチ
    ド系抗生物質およびその誘導体、ドキソルビシンおよび
    その誘導体、ドキシサイクリンおよびその誘導体、マイ
    トマイシンCおよびその誘導体、ストレプトスリシンお
    よびその誘導体からなる群から選択することを特徴とす
    る、請求項1記載のリポ多糖、核酸および微生物の吸着
    体。
  8. 【請求項8】 化学療法剤と担体との結合がスペーサー
    を介してなされることを特徴とする、請求項1記載の液
    体中のリポ多糖、核酸および微生物の吸着体。
  9. 【請求項9】 リポ多糖および/または、核酸および/
    または、微生物を含有する液体と、請求項1記載の化学
    療法剤を固定化した担体とを接触させた後、当該化学療
    法剤を固定化した担体と、当該液体とを分離することを
    特徴とする、リポ多糖、核酸および微生物の吸着除去方
    法。
JP9366128A 1997-12-02 1997-12-02 リポ多糖、核酸および微生物の吸着体 Pending JPH11165066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9366128A JPH11165066A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 リポ多糖、核酸および微生物の吸着体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9366128A JPH11165066A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 リポ多糖、核酸および微生物の吸着体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11165066A true JPH11165066A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18485995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9366128A Pending JPH11165066A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 リポ多糖、核酸および微生物の吸着体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11165066A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9068979B2 (en) 2007-05-21 2015-06-30 Seiko Epson Corporation Micro bio sensor and method for manufacturing the micro bio sensor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9068979B2 (en) 2007-05-21 2015-06-30 Seiko Epson Corporation Micro bio sensor and method for manufacturing the micro bio sensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2040827B1 (en) Use of a colloidal suspension of a cationic polymer to treat a semipermeable membrane for medical use
US5667684A (en) Material for removing HIV and its related substances
KR20140015124A (ko) 체액으로부터 생물학적 유해 물질을 제거하기 위한 장치 및 방법
EP0880544A1 (en) Surface modified affinity separation membrane
US6090292A (en) Device for purifying solutions containing proteins and use of the device
JP2000217575A (ja) 生理活性物質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体。
JPH11165066A (ja) リポ多糖、核酸および微生物の吸着体
CN114669282B (zh) 一种内毒素吸附剂及其制备方法和应用
JP2777604B2 (ja) 体液処理用吸着材
JPH0615167A (ja) 多孔性分離膜
Chandy et al. Preparation and performance of chitosan encapsulated activated charcoal (ACCB) adsorbents for small molecules
JP2814399B2 (ja) 全血処理用吸着器
JP3353945B2 (ja) 被覆担体
CN106512749B (zh) 一种用于血液净化的双面改性分离膜及其制备、使用方法
Beena et al. Chitosan: A novel matrix for hemoperfusion
JPH0245064A (ja) インターロイキン2レセプターの除去装置およびそれを備えた血液体外循環装置
JPH11216360A (ja) リガンド固定化無孔性構造体
JP3157026B2 (ja) 血液浄化用吸着材
JP2003135596A (ja) 病原性微粒子吸着性中空糸及び病原性微粒子除去装置
WO2000041718A1 (en) Method and apparatus for selectively removing xenoreactive antibodies from blood, serum or plasma
JP2000189792A (ja) リポ多糖吸着体およびリポ多糖の吸着除去方法。
JP2575487B2 (ja) 血液処理材及び血液浄化器
JPS5929197B2 (ja) 蛋白質の捕集法
JP5214857B2 (ja) 多孔質基材
JPH0611324B2 (ja) 多孔質中空糸膜