JP2000217575A - 生理活性物質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体。 - Google Patents

生理活性物質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体。

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JP2000217575A
JP2000217575A JP11062121A JP6212199A JP2000217575A JP 2000217575 A JP2000217575 A JP 2000217575A JP 11062121 A JP11062121 A JP 11062121A JP 6212199 A JP6212199 A JP 6212199A JP 2000217575 A JP2000217575 A JP 2000217575A
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lectin
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Seizo Funayama
政蔵 船山
Kazuhiro Seko
和弘 世古
Masashi Funayama
政志 船山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間、省エネルギー、省スペース、高吸着
性能の生理活性物質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞
の吸着体を提供する。 【解決手段】 予めカラムに充填した担体、またはモジ
ュール化した担体に、数平均分子量が300〜5,00
0,000のスペーサーアームを結合させ、次に当該担
体を活性化した後、更に、当該カラム(またはモジュー
ル)にリガンド溶液を循環させることにより、当該担体
にリガンドを固定化したことを特徴とする、生理活性物
質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理活性物質、ヒ
ト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体に関し、更に詳
しくは、数平均分子量が300〜5,000,000の
スペーサーアームを介して、不溶性担体にリガンドを固
定化したことを特徴とする、生理活性物質、ヒト血球分
化細胞およびヒト細胞の吸着体に関する。
【0002】
【従来の技術】不溶性担体に生理活性物質に対するリガ
ンドまたは、ヒト血液細胞に対する抗体を固定化したア
フィニティークロマトグラフィー担体が、生理活性物
質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体として広
範に利用されている。
【0003】現在、日本で市販されているアフィニティ
ークロマトグラフィー担体(ゲル)には、アフィゲル1
02(BIO−RAD社製)、アフィゲル601(BI
O−RAD社製)、IMMOBILIZED DIAM
INODIPROPYLAMINE GEL(PIER
CE CHEMICAL COMPAMY社製)、IM
MUNOPURE EPOXY−ACTIVATED
AGAROSE(PIERCE CHEMICAL C
OMPAMY社製)、IMMOBILIZEDTNB
THIOL(PIERCE CHEMICAL COM
PAMY社製)、POLYSTYRENE HYDRI
DE BEADS(PIERCE CHEMICAL
COMPAMY社製)、TRESYL ACTIVAT
ED AGAROSE(PIERCE CHEMICA
L COMPAMY社製)、REACT GEL(PI
ERCE CHEMICAL COMPAMY社製)、
ULTRALINK BIOSUPPORT MEDU
IM(PIERCE CHEMICAL COMPAM
Y社製)、オイパーギットC(EPCELASTINP
RODUCTS COMPANY INC社製)、TS
K GEL AFCタイプ(東ソー社製)、セファロー
ス(ファルマシア社製)、セルロファイン(チッソ社
製)等があるが、何れもスペーサーアームの分子量が、
300以下である為、固定化するリガンド量が多い場合
には、立体障害の関係から、吸着する生理活性物質や、
ヒト血球分化細胞等の量が減少するという問題があっ
た。
【0004】近年、膜を用いて分離、吸着を行なうこと
も盛んになってきた。膜で分離を行なうことによる最大
の利点は、省エネルギーにある。それ故に、逆浸透膜
(RO)、限外ろ過膜(UF)、精密ろ過膜(MF)等
のろ過分離膜は、半導体工業、医薬品工業、食品工業等
の分野で幅広く使用されている。一方、多孔質膜を上記
の様なろ過膜としてではなく、吸着体として利用しよう
とすることがBrandtらによって提案されている
(S.Brandt et al.,Bio/Tech
nology,6,779−782,1988)。
【0005】Brandtらは、蛋白質をクロマトグラ
フィーの様に吸着回収する為の理想的な吸着体は、厚み
が薄く、面積が大きな多孔性構造体すなわち多孔性膜で
あると記述している。Brandtらの提案する理想的
な吸着体とは、短時間、省エネルギー、省スペースで、
高回収率で蛋白質を行なうということであり、現在セフ
ァロースゲル等のゲルを用いてアフィニティー吸着、分
離が実施されている分野に多孔性構造体を応用すること
で効率化(省エネルギー)を図ろうとする提案と解釈で
きる。Brandtらは、蛋白吸着のリガンドとしてプ
ロテインAを固定化した多孔性膜を作製している(上記
文献)。
【0006】また、藤里らもセルロースダイアライザー
に抗体を固定化することを提案している(The Th
ird Far−Eastern Sympsium
onBiomedical Materials)。更
にまた、斎藤らも蛋白質回収を目的とした、リガンドを
放射線グラフト重合した多孔性中空糸膜を提案している
(J.Cromatogr.A,585,45(199
1))。当該方法は、リガンドの固定密度を高くでき
る、リガンドが脱離しにくい、大量作製が可能である等
の利点がある。
【0007】これらの提案に使用される担体は、何れも
多孔性膜および多孔性中空繊維であり、また、本発明の
発明者らも無孔性膜および無孔性中空繊維にリガンドを
結合した担体を提案している。然し乍ら、これらの提案
のなかでは、担体とリガンドとの結合は、担体の水酸基
(−OH)とリガンドとが直接結合するか、または分子
量が300以下の、短いスペーサーアームを介して結合
している。それ故に、リガンドの固定密度を高くした場
合には、ゲルの場合と同様に、立体障害の問題が生じ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的は
前記問題点の解決にある。即ち、現在、リガンドと担体
との結合が、担体の水酸基(−OH)とリガンドとが直
接結合するか、または分子量が300以下のスペーサー
アームを介することにより結合しているものを、数平均
分子量が300〜5,000,000のスペーサーアー
ムを介して、不溶性担体にリガンドを固定化することに
より、立体障害の問題がない、高吸着性能の生理活性物
質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体および吸
着分離方法を提供することにある。
【0009】本発明の第二の目的は、予めカラムに充填
した担体、またはモジュール化した担体に、数平均分子
量が300〜5,000,000のスペーサーアームを
結合させ、更に、本発明に関するリガンド溶液を循環さ
せることにより、リガンドを一定方向に向けて固定化す
ることにより、従来品(担体にスペーサーアームおよび
リガンドを固定化した後、当該担体をカラムまたはモジ
ュールに充填する。)よりも吸着活性の高い生理活性物
質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明の発明者は鋭意研究を重ねた結果、予めカラムに
充填した担体、またはモジュール化した担体に、数平均
分子量が300〜5,000,000のスペーサーアー
ムを結合させ、更に、当該不溶性担体にリガンドを固定
化することにより、立体障害の問題がない、従来品より
も高吸着性能の生理活性物質、ヒト血球分化細胞および
ヒト細胞の吸着体および吸着分離方法を提供することが
可能であることを発見し、本発明を完成した。
【0011】即ち、本発明は以下の様な構成を有するも
のである。 (1)予めカラムに充填した担体、またはモジュール化
した担体に、数平均分子量が300〜5,000,00
0のスペーサーアームを結合させ、次に当該担体を活性
化した後、更に、当該カラム(またはモジュール)にリ
ガンド溶液を循環させることにより、当該担体にリガン
ドを固定化したことを特徴とする、生理活性物質、ヒト
血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体。 (2)予めカラムに充填した担体、またはモジュール化
した担体に、数平均分子量が300〜5,000,00
0のスペーサーアームを結合させ、次に当該担体を活性
化した後、更に、当該カラム(またはモジュール)にリ
ガンド溶液を循環させることにより、当該担体にリガン
ドを固定化したことを特徴とする、生理活性物質、ヒト
血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体の製造方法。 (3)数平均分子量が300〜5,000,000のス
ペーサーアームを結合させ、カラムに充填した担体、ま
たはモジュール化した担体を活性化した後、更に、当該
カラム(またはモジュール)にリガンド溶液を循環させ
ることにより、当該担体にリガンドを固定化したことを
特徴とする、生理活性物質、ヒト血球分化細胞およびヒ
ト細胞の吸着体。 (4)数平均分子量が300〜5,000,000のス
ペーサーアームを結合させ、カラムに充填した担体、ま
たはモジュール化した担体を活性化した後、更に、当該
カラム(またはモジュール)にリガンド溶液を循環させ
ることにより、当該担体にリガンドを固定化したことを
特徴とする、生理活性物質、ヒト血球分化細胞およびヒ
ト細胞の吸着体の製造方法。 (5)リガンドを、プロテインA、シバクロンブルー、
デキストラン硫酸、ヒアルロン酸、カルボキシメチルキ
チン、ヘパリノイド(ヘパリン、セルロース硫酸、キチ
ン硫酸、キトサソ硫酸、ペクチン硫酸、コンドロイチン
ポリ硫酸、イヌリン硫酸、アルギン硫酸、グリコーゲン
硫酸、カラゲニン硫酸、デンプン硫酸、ポリビニルアル
コール硫酸、ポリグルコース硫酸、ポリラクトース硫
酸、ラミナリン硫酸、ガラクタン硫酸、レバン硫酸、天
然多糖体エステル硫酸等)、レクチン(ダツラレクチ
ン、ヒイロチャワンタケレクチン、レンチルレクチン、
イヌエンジレクチン、インゲンマメレクチン、ピーナッ
ツレクチン、ヒママメレクチン、ニホンニワトコレクチ
ン、小麦胚芽レクチン、ヒママメレクチン、ロータスレ
クチン、アメリカヤマゴボウレクチン等)、ヘキサノー
ルアミン、キトオリゴ糖、コンカナバリンA、フコース
バインディングプロテイン、フコース、セロトニン、ラ
クトース、マルトース、プロテインG、アルギニン、ベ
ンズアミジン、カルモジュリン、リジン、プロシオンレ
ッド、5’AMP、2’,5’AMP、−NH(アミ
ノ基)、−COOH(カルボキシル基)、−SO
(硫酸基)、イミノジ酢酸、天然コウシDNA、変
性コウシDNA、7−メチルGTP誘導体、ポリウリジ
ル酸、ポリリボイノシン酸、ポリリボシチジル酸、オリ
ゴ(dT)、オリゴ(dA)、ヒト血球分化細胞に対す
る抗体、ヒト細胞に対する抗体、IgM、IgG、ハプ
トグロビン、フェニルホウ酸およびその誘導体からなる
群から選択することを特徴とする、(1)および(3)
に記載の生理活性物質、ヒト血球分化細胞およびヒト細
胞の吸着体。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の生理活性物質、ヒト血球
分化細胞およびヒト細胞の吸着体に使用される担体の素
材は、多糖体型樹脂(アガロース、架橋アガロース、セ
ルロース、架橋セルロース、成型化セルロース誘導体、
デキストランゲル等)、プラスチック(ポリビニルアル
コール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、メタク
リル酸、ポリメチルメタクリレート、ポリイソプロピル
アクリルアミド、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリスルフォン
ポリエーテルスルホン等)、銅アンモニア法再生セルロ
ース、酢酸セルロース法再生セルロース、ポリメタクリ
ル酸メチルのステレオコンプレックス、ポリアクリルニ
トリル系、エチレン−ビニルアルコール系共重合体、キ
トサン−ビニルアルコール系共重合体、合成ポリアミノ
酸、再生コラーゲン、ポリエーテルカーボネート、キチ
ン、キトサン、ポリマーアロイ、ポリメチルメタクリレ
ート、ガラス、セラミック、繊維、紙、合成紙、中空
糸、無孔性構造体、無孔性中空糸、金属の何れかである
ことが好ましいが、必ずしもこれらに限定される訳では
ない。当該膜素材のうち、血液適合性を欠如する素材に
ついては、場合によっては血液適合性を付与して使用す
ることが好ましい。
【0013】また、担体が膜の場合、膜形態は非対称膜
または複合膜であることが好ましい。更に、モジュール
の形式は、スパイラル、中空糸または管状であることが
好ましい。また、孔構造は、均質構造、グラジエント構
造、または対称グラジエント構造であることが好ましい
が、必ずしもこれらに限定される訳ではない。医療用途
以外に用いる無孔性構造体を充填するモジュールは、透
析液の出入口を必要としない。
【0014】本発明に係わる、生理活性物質、ヒト血球
分化細胞およびヒト細胞の吸着体に使用される担体とリ
ガンドとの固定化は、リガンドが剥離することのない共
有結合法が好ましい。共有結合法であれば、臭化シアン
法、オキシラン法、ジビニルスルホン法、グルタルアル
デヒド法、酸無水物法、N−ヒドロキシサクシイミド
法、ジアゾカップリング法、同反応性二価試薬を用いる
方法、異反応性二価試薬を用いる方法、光化学反応法等
のうち何れの方法を用いても良い。担体が反応性官能基
を有する場合には、共有結合法を用い、反応性官能基を
有しない場合には、光化学反応法、グラフト重合法等を
用いることが好ましい。また、担体とリガンドとの固定
化は、ポリエチレングリコール、アルキルジアミン、ポ
リエチレンイミン等のスペーサーアームを介して行なう
ことが必須で、スペーサーアームは親水性スペーサーア
ームであることが好ましい。
【0015】数平均分子量が300〜5,000,00
0の親水性スペーサーアームとしては、ポリエチレング
リコールおよびその誘導体、ポリプロピレングリコール
およびその誘導体、ポリアクリルアミドおよびその誘導
体、ポリエチレンイミンおよびその誘導体、ポリエチレ
ンオキシドおよびその誘導体、ポリエチレンテレフタル
酸およびその誘導体、ポリエチレンビニル酢酸およびそ
の誘導体、ポリ3ヒドロキシ酢酸およびその誘導体、ポ
リ−L−アミノ酸およびその誘導体、ポリビニルピロリ
ドンおよびその誘導体、ポリシロキサンおよびその誘導
体の他、これ等の物質の架橋物も包含する。数平均分子
量が300〜5,000,000の親水性の化合物でさ
えあれば、何等これらに限定されない。
【0016】各々のリガンドが捕捉する物質は以下の通
りである。すなわち、プロテインA(捕捉物質:各種細
胞)、シバクロンブルー(捕捉物質:脱水素酵素群、キ
ナーゼ群等)、デキストラン硫酸、ヒアルロン酸、カル
ボキシメチルキチン、ヘパリノイド(セルロース硫酸、
キチン硫酸、キトサン硫酸、ペクチン硫酸、コンドロイ
チンポリ硫酸、イヌリン硫酸、アルギン硫酸、グリコー
ゲン硫酸、カラゲニン硫酸、デンプン硫酸、ポリビニル
アルコール硫酸、ポリグルコース硫酸、ポリラクトース
硫酸、ラミナリン硫酸、ガラクタン硫酸、レバン硫酸、
天然多糖体エステル硫酸)、(以上の捕捉物質:アンチ
トロンビンIII、血液凝固因子等)、レクチン(ダツ
ラレクチン、ヒイロチャワンタケレクチン、レンチルレ
クチン、イヌエンジレクチン、インゲンマメレクチン、
ピーナッツレクチン、ヒママメレクチン、ニホンニワト
コレクチン、小麦胚芽レクチン、ヒママメレクチン、ロ
ータスレクチン、アメリカヤマゴボウレクチン等)、
(以上の捕捉物質:各種細胞等)、ヘキサノールアミ
ン、キトオリゴ糖、コンカナバリンA(以上の捕捉物
質:糖蛋白質等)、フコースバインディングプロテイン
(捕捉物質:フコース)、フコース、セロトニン、ラク
トース、マルトース、プロテインG、アルギニン、ベン
ズアミジン、カルモジュリン、リジン、プロシオンレッ
ド、5’AMP、2’,5’AMP、イミノジ酢酸、天
然コウシDNA、変性コウシDNA(以上の捕捉物質:
DNAポリメラーゼ等)、7−メチルGTP誘導体(捕
捉物質:Eukaryotic mRNA、Cap 結
合蛋白等)、ポリウリジル酸、ポリリボイノシン酸(捕
捉物質:mRNA等)、ポリリボシチジル酸(捕捉物
質:RNA含有poly(A))、オリゴ(dT)、オ
リゴ(dA)、(以上の捕捉物質:poly(U))、
ヒト血球分化細胞に対する抗体(捕捉物質:ヒト血球分
化細胞)、ヒト細胞に対する抗体(捕捉物質:ヒト細
胞)、ハプトグロビン(捕捉物質:遊離ヘモグロビ
ン)、フェニルホウ酸およびその誘導体(捕捉物質:グ
リコヘモグロビン、グリコプロテイン等)。尚、−NH
、−COOH、−SOHについては、各種リガンド
の結合に用いる。
【0017】リガンドを固定化する担体は、予め、カラ
ム(担体がゲルの場合)またはモジュール(担体が中空
糸等の繊維の場合)に充填する。次に、当該担体を活性
化し、当該担体に数平均分子量が300〜5,000,
000のスペーサーアームを固定化する。最後に当該不
溶性担体に本発明に関するリガンドを固定化する。当該
方法により調製した本発明に関する生理活性物質、ヒト
血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体は、従来品と比較
して、吸着活性が格段に向上する。本発明には、更に、
予め、数平均分子量が300〜5,000,000のス
ペーサーアームを固定化した担体を、カラム(担体がゲ
ルの場合)またはモジュール(担体が中空糸等の繊維の
場合)に充填し、次に当該担体を活性化し、最後に当該
不溶性担体に本発明に関するリガンドを固定化する方法
も含まれる。
【0018】
【実施例】本発明を実施例により更に詳細に説明する。
本発明は実施例により、何ら限定されるものではない。
【0019】《実施例1.》 −−長鎖スペーサーアームを介したハプトグロビン固定
化中空糸膜の調製−− キトサン製中空糸を充填したモジュール(内径200マ
イクロメーター、膜厚20マイクロメーター、有効長1
95mm、ポア半径80オングストローム、有効膜面積
1.6m、血液容量94ml)を筏等の方法(岸田晶
夫、筏義人:人工臓器、17:47〜50、1988)
に準じて、中空糸膜内部の表面に数平均分子量が10,
000のポリエチレングリコールビスアミンをスペーサ
ーアームとし、ハプトグロビンを固定化したモジュール
を調製した。当該中空糸膜へのハプトグロビンの固定化
量は50マイクログラム/cm−2であった。また、当
該中空糸膜への遊離ヘモグロビンの吸着量は、50mg
/カラムであった。同様にして、中空糸膜内部の表面に
数平均分子量が100のポリエチレングリコールビスア
ミンをスペーサーアームとし、ハプトグロビンを固定化
したモジュールを調製した。当該中空糸膜へのハプトグ
ロビンの固定化量は5マイクログラム/cm−2であっ
た。また、当該中空糸膜への遊離ヘモグロビンの吸着量
は、10mg/カラムであった。従って、本発明の優位
性が実証された。
【0020】《実施例2.》 −−長鎖スペーサーアームを介したCD34抗体固定化
中空糸膜の調製−− 銅アンモニア法により再生したキュプロファン膜(EN
KA社製)を共栓付試験管に入れ、数平均分子量が1
0,000のポリエチレングリコールビスアミンを炭酸
水素ナトリウム緩衝液(0.2M炭酸水素ナトリウム、
0.5M塩化ナトリウム、ポリエチレングリコールビス
アミン濃度:10mg/ml)20mlと0.1mmo
lのCe2+水溶液(硝酸酸性)1mlとを添加した。
次に、当該共栓付試験管にアルゴンガスを15分間吹き
込んだ。次に、当該共栓付試験管を40°Cの恒温槽で
1時間反応させ、ポリエチレングリコールビスアミンを
結合した。次に、当該キュプロファン膜を注射用蒸留水
1,000mlで洗浄した。次に、当該キュプロファン
膜をモジュール化した後、当該キュプロファン膜のポリ
エチレングリコールビスアミン鎖を活性化した後、CD
34抗体を固定化した。当該キュプロファン膜を更に、
注射用蒸留水1,000mlで洗浄した。当該中空糸膜
へのCD34抗体の固定化量は50マイクログラム/c
−2であった。当該中空糸膜へのCD34(+)細胞
の吸着量は、3×10cells/カラムであった。
同様にして、当該キュプロファン膜膜内部の表面に数平
均分子量が100のポリエチレングリコールビスアミン
をスペーサーアームとし、CD34抗体を固定化したモ
ジュールを調製した。当該中空糸膜へのCD34抗体の
固定化量は5マイクログラム/cm−2であった。ま
た、当該中空糸膜へのCD34(+)細胞の吸着量は、
10cells/カラムであった。従って、本発明の
優位性が実証された。
【0021】《実施例3.》 −− スペーサーアームの長いプロテインAセファロー
スの調製 −− カルボキシル−セルロファイン(チッソ社製)50ml
をカップリング緩衝液(0.2M炭酸水素ナトリウム、
0.15M塩化ナトリウムpH9.0)100mlに懸
濁した後、当該カップリング緩衝液に溶解した数平均分
子量が2,000のポリエチレングリコールビスアミン
(和光純薬製:1.0g/100ml)を添加し、4℃
で24時間反応させた。24時間後に、当該懸濁液をブ
フナー漏斗上に移し、上記カップリング緩衝液1,00
0mlおよび注射用蒸留水1,000mlで洗浄し、p
Hを中性に戻した。次に、当該ポリエチレングリコール
ビスアミン結合カルボキシルーセルロファイン担体を注
射用蒸留水100mlに懸濁し、容量80mlのカラム
に充填、安定化した後、当該カラムにジメチルホルムア
ミド120mlと無水コハク酸40gとの混合溶液を循
環させ、室温で12時間反応させた。12時間後に当該
カラムにジメチルホルムアミド200mlを2時間循環
させ、更に、当該カラムに注射用蒸留水1,000ml
を2時間循環させることにより、当該カラムを洗浄し
た。次に、当該カラムに0.1mol/Lの4−モルホ
リノエタンスルホン酸溶液(pH8.4)100mlを
10分間循環させた。続いて、当該カラムに水溶性1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ
イミド塩酸塩2gを溶解した、0.1mol/Lの4−
モルホリノエタンスルホン酸溶液(pH8.4)100
mlを1時間循環させ、カルボキシル基を活性化した。
次に、当該カラムに氷冷した0.1mol/Lの4−モ
リホリノエタンスルホン酸溶液(pH4.8)200m
lを1時間循環させ、過剰のカルボジイミドを除去し
た。次に当該カラムに、プロテインA含有(濃度10m
g/ml)カップリング緩衝液(0.2M炭酸水素ナト
リウム、0.15M塩化ナトリウムpH8.3)200
mlを室温で24時間循環させ、当該担体にプロテイン
Aを固定化した。次に当該カラムに、0.15mol/
Lの塩化ナトリウム溶液1,000mlを循環させ、更
に、注射用蒸留水1,000mlを循環させ、当該カラ
ムを洗浄した。次に当該カラムに、0.2Mグリシン・
トリス塩酸緩衝液(pH8.0)100mlを循環さ
せ、未反応の活性基を不活化した。次に当該カラムに酢
酸緩衝液(pH4.0)200mlを循環させ、更に、
注射用蒸留水1,000mlを循環させ、当該カラムを
洗浄した。当該カラムへのプロテインAの固定化量は3
0mg/mlゲルであった。また、当該カラムへのIg
Gの吸着量は、10mg/mlゲルであった。同様にし
て、数平均分子量が100のポリエチレングリコールビ
スアミンをスペーサーアームとするプロテインAを固定
化したカラムを調製した。当該カラムへのプロテインA
の固定化量は5mg/mlゲルであった。また、当該カ
ラムへのIgGの吸着量は、3mg/mlゲルであっ
た。従って、本発明の優位性が実証された。
【0022】《実施例4.》 −− スペーサーアームの長いレクチン固定化中空糸膜
の調製 −− プロテインAの代わりにレクチン(Sigma社製 W
heat GermLectin)を用いた他は、実施
例1と同様にして、レクチン固定化中空糸膜を調製し
た。レクチンの結合量は、40μg/cm−2であっ
た。当該中空糸膜にヒト白血球懸濁液100mlを循環
させ、当該中空糸膜にヒト白血球(T−lymphoc
yte)細胞を結合させた。次に、当該中空糸膜に注射
用蒸留水1,000mlを30分間循環させ、当該中空
糸膜を洗浄した。次に、当該中空糸膜内部を0.1%ペ
プシン溶液(Sigma社製)で満たし、37℃で3分
間incubateした。3分後に細胞培養用MEM培
地(Gibco社製)200mlを5分間循環させ、ヒ
ト白血球(T−lymphocyte)細胞を回収し
た。回収したヒト白血球(T−lymphocyte)
細胞数は、2× 10cellsであった。同様にし
て、数平均分子量が100のポリエチレングリコールビ
スアミンをスペーサーアームとする、レクチン結合中空
糸膜を作製した。当該中空糸膜へのレクチンの結合量
は、8μg/cm−2であった。また、当該中空糸膜の
回収ヒト白血球(T−lymphocyte)細胞数
は、2× 10cellsであった。従って、本発明
の優位性が実証された。
【0023】
【発明の効果】本発明にかかわる生理活性物質、ヒト血
球分化細胞およびヒト細胞の吸着体により、短時間、省
エネルギー、省スペース、高吸着性能で生理活性物質、
ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着が可能である。
将来は、現在アフィニティー吸着分離が実施されている
分野では、すべて本発明に係わる技術に置換されるもの
と考えられる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めカラムに充填した担体、またはモジ
    ュール化した担体に、数平均分子量が300〜5,00
    0,000のスペーサーアームを結合させ、次に当該担
    体を活性化した後、更に、当該カラム(またはモジュー
    ル)にリガンド溶液を循環させることにより、当該担体
    にリガンドを固定化したことを特徴とする、生理活性物
    質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体。
  2. 【請求項2】 予めカラムに充填した担体、またはモジ
    ュール化した担体に、数平均分子量が300〜5,00
    0,000のスペーサーアームを結合させ、次に当該担
    体を活性化した後、更に、当該カラム(またはモジュー
    ル)にリガンド溶液を循環させることにより、当該担体
    にリガンドを固定化したことを特徴とする、生理活性物
    質、ヒト血球分化細胞およびヒト細胞の吸着体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 数平均分子量が300〜5,000,0
    00のスペーサーアームを結合させ、カラムに充填した
    担体、またはモジュール化した担体を活性化した後、更
    に、当該カラム(またはモジュール)にリガンド溶液を
    循環させることにより、当該担体にリガンドを固定化し
    たことを特徴とする、生理活性物質、ヒト血球分化細胞
    およびヒト細胞の吸着体。
  4. 【請求項4】 数平均分子量が300〜5,000,0
    00のスペーサーアームを結合させ、カラムに充填した
    担体、またはモジュール化した担体を活性化した後、更
    に、当該カラム(またはモジュール)にリガンド溶液を
    循環させることにより、当該担体にリガンドを固定化し
    たことを特徴とする、生理活性物質、ヒト血球分化細胞
    およびヒト細胞の吸着体の製造方法。
  5. 【請求項5】 リガンドを、プロテインA、シバクロン
    ブルー、デキストラン硫酸、ヒアルロン酸、カルボキシ
    メチルキチン、ヘパリノイド(ヘパリン、セルロース硫
    酸、キチン硫酸、キトサン硫酸、ペクチン硫酸、コンド
    ロイチンポリ硫酸、イヌリン硫酸、アルギン硫酸、グリ
    コーゲン硫酸、カラゲニン硫酸、デンプン硫酸、ポリビ
    ニルアルコール硫酸、ポリグルコース硫酸、ポリラクト
    ース硫酸、ラミナリン硫酸、ガラクタン硫酸、レバン硫
    酸、天然多糖体エステル硫酸等)、レクチン(ダツラレ
    クチン、ヒイロチャワンタケレクチン、レンチルレクチ
    ン、イヌエンジレクチン、インゲンマメレクチン、ピー
    ナッツレクチン、ヒママメレクチン、ニホンニワトコレ
    クチン、小麦胚芽レクチン、ヒママメレクチン、ロータ
    スレクチン、アメリカヤマゴボウレクチン等)、ヘキサ
    ノールアミン、キトオリゴ糖、コンカナバリンA、フコ
    ースバインディングプロテイン、フコース、セロトニ
    ン、ラクトース、マルトース、プロテインG、アルギニ
    ン、ベンズアミジン、カルモジュリン、リジン、プロシ
    オンレッド、5’AMP、2’,5’AMP、−NH
    (アミノ基)、−COOH(カルボキシル基)、−SO
    (硫酸基)、イミノジ酢酸、天然コウシDNA、変
    性コウシDNA、7−メチルGTP誘導体、ポリウリジ
    ル酸、ポリリボイノシン酸、ポリリボシチジル酸、オリ
    ゴ(dT)、オリゴ(dA)、ヒト血球分化細胞に対す
    る抗体、ヒト細胞に対する抗体、IgM、IgG、ハプ
    トグロビン、フェニルホウ酸およびその誘導体からなる
    群から選択することを特徴とする、請求項1および請求
    項3に記載の生理活性物質、ヒト血球分化細胞およびヒ
    ト細胞の吸着体。
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