JPH11164837A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

Info

Publication number
JPH11164837A
JPH11164837A JP9335904A JP33590497A JPH11164837A JP H11164837 A JPH11164837 A JP H11164837A JP 9335904 A JP9335904 A JP 9335904A JP 33590497 A JP33590497 A JP 33590497A JP H11164837 A JPH11164837 A JP H11164837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
treatment
therapeutic
source
focal point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9335904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4131580B2 (ja
Inventor
Yoichi Takada
洋一 高田
Katsuhiko Fujimoto
克彦 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33590497A priority Critical patent/JP4131580B2/ja
Publication of JPH11164837A publication Critical patent/JPH11164837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4131580B2 publication Critical patent/JP4131580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、焦点の動きを効率化すること
のできる超音波治療装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は、治療用超音波を患者に向けて照
射する治療用超音波発生源11を搭載するアプリケータ
1を有する超音波治療装置において、アプリケータ1を
患者の体表面との略接点を中心として首振り運動させな
がら、治療用超音波発生源11から治療用超音波を照射
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波による結石
破砕効果、温熱効果、焼灼効果等を使って外部から病変
を治療する超音波治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、結石に強力超音波パルスを集束さ
せ粉砕治療を行う体外衝撃波結石粉砕術が開発され、泌
尿器科領域においては結石治療に絶大な効果を発揮して
いる。また、最近は、超音波を腫瘍細胞に照射して温熱
治療するハイパーサーミア技術や、強力超音波を腫瘍細
胞に集束して高温に加熱し病変部を熱変性壊死させる治
療技術が開発され脚光をあびている。これらの技術は、
外科的な手術と比較して、患者への侵襲度が少ない治療
法として今度の普及が期待されている。
【0003】このような装置では、超音波発生源に圧電
セラミックを使って治療用超音波を患部に集束させて治
療するタイプが一般的である。このタイプでは、音場強
度が一定以上を示す焦点領域を小さく絞り込めるため、
健常部分への被害を最小限に止めることができるという
優位性がある。
【0004】このような小さい焦点領域で比較的大きな
患部全体を治療するためには、患部に対して焦点を移動
させ、これと並行して超音波の照射を繰り返すことが行
われている。この焦点を動かす範囲は、断層像を見なが
ら、操作者が患部をトレースしながら行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、焦点を動かす
範囲を治療計画で決定するにあたり、非常に面倒な事態
が起きる。というのも、アプリケータの動きには、振動
子に電気エネルギーやコントロール信号を伝達するため
のケーブルにより、一定の制限が課せられいるが、操作
者はこの制限がどこまでなのかよく分からないので、焦
点を動かす範囲をうまく設定できないのである。また、
焦点を動かす範囲を、操作者が断層像を見ながら患部ト
レースにより設定する作業は、非常に面倒で時間のかか
るものであった。さらに、上記動きの制限により、患部
に対して焦点を移動させ、これと並行して超音波の照射
を繰り返す際に、無駄な動きが多くなり、治療効率が悪
くなるという問題もある。
【0006】本発明の目的は、位置合わせ等の準備作業
や実際に超音波を照射する治療の実質作業を含む治療全
体の効率化を図ることのできる超音波治療装置を提供す
ることにある。より具体的には次の通りである。本発明
の目的は、実質的な治療動作を効率化することのできる
超音波治療装置を提供することにある。本発明の他の目
的は、画像表示を分かり易くして、位置合わせを簡易に
且つ効率的に行うできる超音波治療装置を提供すること
にある。本発明のさらに他の目的は、治療範囲の設定を
簡易に且つ効率的に行うことができる超音波治療装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、治療用超音波
を患者に向けて照射する治療用超音波発生源を搭載する
アプリケータを有する超音波治療装置において、前記ア
プリケータを前記患者の体表面との略接点を中心として
首振り運動させながら、前記治療用超音波発生源から前
記治療用超音波を照射させる手段を具備することを特徴
とする。
【0008】本発明は、治療用超音波を患部に向けて照
射する治療用超音波源と、イメージング用の超音波プロ
ーブとを備えているアプリケータを有する超音波治療装
置において、前記超音波プローブと前記患部との相対的
な位置関係を略固定した状態で、前記治療用超音波発生
源を移動させる手段を具備することを特徴とする。
【0009】本発明は、治療用超音波発生源から治療用
超音波を照射し、患部に前記治療用超音波の焦点を形成
させて、前記患部の治療を行う超音波治療装置におい
て、前記焦点より前記患部が大きいとき、前記患部の略
全域に前記焦点を連続移動させる手段を具備することを
特徴とする。
【0010】本発明は、治療用超音波発生源から治療用
超音波を照射し、患部に前記治療用超音波の焦点を形成
させて、前記患部の治療を行う超音波治療装置におい
て、前記焦点の移動と照射とを繰り返して順次形成した
焦点群の組み合わせにより前記患部を治療することを特
徴とする。
【0011】本発明は、治療用超音波発生源から治療用
超音波を照射し、患部に前記治療用超音波の焦点を形成
させて、前記患部の治療を行う超音波治療装置におい
て、前記焦点より前記患部が大きいとき、前記患部を複
数の領域に分割し、各領域で前記治療用超音波の照射を
行うものであって、深さ方向に並んでいる領域の数は一
定ではないことを特徴とする。
【0012】本発明は、治療用超音波発生源から発生さ
れる治療用超音波の焦点付近の断面の組織構造をイメー
ジング用の超音波プローブを介して画像化することの可
能な超音波治療装置において、前記焦点の可動範囲を前
記断層像上に表示する機能を有することを特徴とする。
【0013】本発明は、治療用超音波発生源と、前記治
療用超音波源を駆動して治療用超音波を患者に向けて発
生させる駆動手段と、前記治療用超音波源を移動する手
段と、前記治療用超音波の焦点を任意の領域内で移動し
ながら照射を繰り返すために前記駆動手段と前記移動手
段とを制御する制御手段とを具備する超音波治療装置に
おいて、前記領域を複数の候補の中から選択するための
手段をさらに備えることを特徴とする。
【0014】本発明は、治療用超音波発生源と、前記治
療用超音波源を駆動して治療用超音波を患者に向けて発
生させる駆動手段と、前記治療用超音波源を移動する手
段と、前記治療用超音波の焦点を任意の領域内で移動し
ながら照射を繰り返すために前記駆動手段と前記移動手
段とを制御する制御手段と、前記治療用超音波の焦点付
近の断面の組織構造を画像化する手段とを具備する超音
波治療装置において、前記断層像上に前記領域に関する
複数の候補を重ねて表示する手段をさらに備えることを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を好
ましい実施形態により説明する。図1は、本実施形態に
係る超音波治療装置の構成を示す図であり、図2には外
観を示している。アプリケータ1には、例えば複数の微
小な圧電セラミックが球殻状のホルダの内側に配列され
ている治療用超音波発生源11が設けられている。この
治療用超音波発生源11の複数の圧電セラミックに駆動
回路6から高周波の電圧パルスが印加されると、これら
複数の圧電セラミックから一斉に超音波が発生される。
これらの超音波は、アプリケータ1に対して固定的な位
置、つまりホルダの中心線上であって、ホルダの曲率に
応じた半径だけ離れた深さの点(ホルダの曲率中心点)
に集束する。この集束点を中心として、音場強度が一定
以上を示す一般的には葉巻形で認知されている縦長の領
域において、例えば温熱や焼灼による治療効果が発揮さ
れるが、この葉巻形の領域を、焦点または焦点領域と称
している。
【0016】この治療用超音波発生源11の略中央部分
には孔が開けられ、ここに例えばセクタ走査対応のイメ
ージング用の超音波プローブ12が、挿入されている。
この超音波プローブ12は、プローブ移動機構13に支
持されて、治療用超音波発生源11とは完全に独立した
状態で、その軸方向(深さ方向)とそれに直角する各面
内で自由に動かせるようになっている。ロータリーエン
コーダ14は、この超音波プローブ12と治療用超音波
発生源11との相対的な位置関係を計測するために設け
られている。また、この超音波プローブ12を介して焦
点を含む断面を走査して、その組織断層像(Bモード
像)を生成するために超音波診断装置4が設けられてい
る。この断層像は装置本体7のディジタルスキャンコン
バータ(DSC)72を介してCRTディスプレイ9に
濃淡表示される。
【0017】治療用超音波発生源11のホルダの下方に
は、カップリング液16を充填されたカップリング膜1
5が設けられて、治療用やイメージング用の超音波を患
者まで損失少なく導くことができるようになっている。
【0018】このような複数の構成要素11〜16から
なるアプリケータ1は、キャスター付きのスタンド2か
ら伸びているアーム3の先に支持されて、スタンドコン
トローラ5の制御のもとで、スタンド2やアーム3の現
在の位置や姿勢を、ケーブルなどから受ける制約の範囲
内で自由に移動し、また姿勢を変えることができ、この
アプリケータ1の位置や姿勢を変えながら、超音波の照
射を繰り返して、比較的大きく複雑な形状の患部全体を
治療することができるようになっている。
【0019】装置本体7には、このディジタルスキャン
コンバータ72の他に、装置全体の制御中枢だけでなく
アプリケータ1の移動(焦点移動)や治療用超音波の照
射(ショット)を制御するシーケンサとしての機能を有
するシステムコントローラ71が設けられている。さら
に、装置本体7には、アーム3の移動条件(制約条件)
に関する情報を保持しているテーブル73や、アーム3
の現在位置や姿勢から移動条件に基づいてアプリケータ
3の可動範囲(焦点の可動範囲)を計算する可動範囲計
算部74や、ここで計算したアプリケータ1の可動範囲
をBモード像上に描画するための可動範囲描画部74等
が設けられている。 (焼灼動作の効率化)上述したように、小さい焦点でそ
れより大きな患部を治療するためには、患部に対して焦
点を移動させ、これと並行して超音波の照射を繰り返す
という動きが必要になる。まず、この動きの効率化につ
いて説明する。まず、治療中においては、図3に示すよ
うに、超音波プローブ12と治療用超音波発生源11と
をそれぞれ独立して移動できるようになっているので、
超音波プローブ12と患部との相対的な位置関係を略固
定しままで、治療用超音波発生源11だけを動かすこと
ができる。これにより、断層像上で患部像を固定させ
て、見やすくすることができる。
【0020】次に、焦点の効率的な移動について説明す
る。ここでは、患者の体表面近くに、超音波を遮蔽する
ような肋骨等の遮蔽物(S1、S2)が存在しており、
この遮蔽物(S1、S2)より深い場所に存在する比較
的大きな腫瘍細胞等の患部を治療する場合を想定する。
また、治療用超音波の照射により、焦点を中心として例
えば直径が3mmで、長さが10mm程度の葉巻形の領
域が焼灼されるものとする。なお、患者の体軸方向にX
軸を、患者の幅方向にY軸を、そしてXY2軸と直角方
向にZ軸をそれぞれ規定して、以下説明するものとす
る。
【0021】図4に示すように、患部を深さ方向に複数
層(A、B、C)に分割して捉える。これら複数層は、
深い層Cから浅い層B、Aの順序で行われる。各層で
は、アプリケータ1と体表面との接点を中心に、アプリ
ケータ1を体表面との略接点を中心としてY軸回りに傾
斜させ(首振り運動)、その動きに同期して照射を繰り
返す。このような手順で治療を進めていくことで、無駄
な動きを減らして効率的に患部全体を治療することが可
能になる。また、浅い層から焼灼していくと、焼灼した
後の組織の音響インピーダンスが変化し超音波を通しに
くくなる。このため、深い層の腫瘍細胞と正常細胞との
境界が見えずらいという問題が生じてしまう。できるだ
け、夕一ゲット領域の深い層から焼灼していくことが望
ましい(特願平6−246843号)。
【0022】ここで、肝臓などの臓器において発生する
腫瘍の8割近くは、球形に近い。そこで、図4に示した
ように各層で同じ角度だけ傾斜させると、正常細胞まで
無駄に焼かれてしまうだけでなく、その分、治療時間が
長くなってしまう。そこで、図5に示すように、首振り
運動の角度を焦点深度に応じて変えるように、具体的に
は層Aや層Bは同じ角度だけ超音波発生源11の中心軸
(APZ〜APZ′)を倒すことになるが、最深層Cに
ついては、層AやBと同じ角度までは倒さずに、浅い角
度までしか倒さない。こうすることで、X−Z面上で、
全体の治療領域を患部の球形に近似させて、層Cの外側
部分で無駄に焼灼していた正常細胞を焼灼することなく
治療することができ、またその分だけ治療時間を短縮で
きる。
【0023】このようなアプリケータ1をY軸回りに傾
斜させて行う首振り運動に、アプリケータ1を体表面と
の略接点を中心としてY軸に直交するX軸回りに傾斜さ
せて行う首振り運動を組み合わせることにより、図6に
示すように、アプリケータ1をみそすり運動させ、患部
を環状を焼灼していくことができる。
【0024】例えば、図9に示すように、α回転軸回り
の回転運動とβ回転軸回りの回転運動とを複合させてア
プリケータを動かしたり、図10に示すようにオイラー
角(γ回転軸、θ回転軸)それぞれの回りの回転運動を
複合させてアプリケータ1を動かしたりする方法が考え
られる。
【0025】このように焦点を環状に移動しながら照射
を繰り返し、この動きを環状の半径や深さを変えながら
繰り返すことで、球形に近い患部を、効率的な動きで治
療することができる。
【0026】なお、このようなみそすり運動で患部を環
状に治療していくには、図7(a)に示すように、患部
中心で照射するようにしてもよいし、図7(b)に示す
ように、患部中心の周囲で照射するようにしてもよい。
なお、図7では、照射位置(ショット位置)を丸印で表
している。図7(a),(b)の場合とも、最内環から
最外環に向かって順番に照射していってもよいし、最外
環から最内環に向かって順番に照射していってもよい。
このように、各層で環状に治療していくことにより、無
駄な動きを減らして、しかも少ないショット数で患部を
球形に治療することができる。また、図7(a)の方法
のみで球形に治療した場合、一つの焦点の直径の2倍の
ステップで治療範囲は大きくなっていくが、図7
(a),(b)の方法を組みあわせることで、一つの焦
点の直径のステップで焼灼範囲を大きくしていくことが
できる。つまり、患部を細かいステップで高密度に治療
することができる。
【0027】さらに、焦点の効率的な動きとして、図8
に示している。図8はX−Z面上のショット位置を示し
ている。図8(a)に示すように、患部が方形に近いな
らば、各層を同じ環数(5)で焼灼すればよいが、患部
が球形に近い場合には、図8(b)に示すように、外側
の環、特に最外環をそれより内側の環よりも、焦点の長
さの半分程度だけずらすように深さを調整することで、
球形の患部を効率的に治療できる。このような動きによ
り、分割領域を深さ方向に見ると、その深さ方向に並ん
でいる領域の数は、一定ではない、つまり最外では、領
域数は2、その内側では、3になる。
【0028】このような動きの効果は、ショット数の減
少という観点から見るとよく分かる。図8(a)の場
合、各層の環数は5で、各環のショット数は内側から順
番に1,6,13,19,26であり、したがって、層
全体を治療するのに要するショット数は65になり、さ
らに3層であるので、患部全体を治療するためには、1
95ショット必要になる。一方、図8(b)の場合、各
層環数は4で、各環のショット数は内側から順番に1,
6,13,19であり、層全体を治療するのに要するシ
ョット数は39になり、これが3層であるので、117
ショットになり、さらに最外側の環数は2であり各環で
は26ショットを要するので、患部全体を治療するため
には、169ショット必要になる。このように、従来で
は、球形の患部も、図8(a)に示すように、方形に治
療することが多かったが、図8(b)に示すように、球
形に近似して治療することにより、ショット数を減少さ
せることができる。
【0029】このように球形に近似する患部に対して、
焦点を効率的に動かして、治療を進めることにより、少
ないショット数で患部全体を効率的に焼くことが可能に
なる。以下の表に、ショット数の減少効果を示してい
る。
【0030】
【表1】
【0031】さらに本発明では、制御ケーブルや電源ケ
ーブル、さらに超音波発生源11に電圧パルスを与える
ためのケーブルの干渉等の機構上の理由によるアプリケ
ータの動きの制約にも言及している。例えば、回転中心
軸周りの回転角度が360度の場合(オイラー角でθ回
転軸回りの回転範囲が360度のとき)、図11(a)
に示すように、開始点から360度回転したら、アプリ
ケータ1の傾斜を少し戻して、焦点を少し内側に移動し
て、そこから逆向きに360度回転する。最内環から始
まって最外環へ移動しても同様である。
【0032】回転中心軸周りの回転角度が180度の場
合(オイラー角でθ回転軸回りの回転範囲が180度の
とき)、図11(b)に示すように、最外環の開始点か
ら焼灼をはじめて180度回転させる。180度の回転
限界まで行ったら、次の内側の環に移動して逆向きに1
80度回転する。以降同様に、半円ずつ焼灼し、最内環
の半分を焼灼したら、今度は、焦点位置を最内環の半径
だけ少し移動して、最内環から最外環に向かって残りの
半円を焼灼していく。つまり、治療用超音波の焦点が半
周移動するごとに半径を変え、且つ移動の向きを逆転す
るような動きである。
【0033】なお、焼灼を最内環上の点から開始する
と、半円分を焼灼してから残りの半円に移るために、直
交2軸の複合的な動きが必要になるので、できるだけ、
最外環から焼灼を開始する方が望ましい。図12には、
図11(b)の変形例で、円形の層領域でなくて、四角
形の層領域を治療する場合の手順を示している。このよ
うに、一筆書きで各層を焼灼することにより、アーム3
の動きを最小限にすることが可能になる。その結果、ア
ーム11を高速に動かす必要がないので、容量の大きな
モータを使う必要がなくなる。省スペース、ローパワー
が実現可能になるし、さらには治療時間の短縮効果も達
成することができる。
【0034】さらに、図11や図12の手順では、焼灼
を移動限界点から最も近い場所から開始している。しか
し、焼灼を、図13(a)に示すように、最外環の途中
から開始する場合、最初に略半円分を焼灼して、次に残
りの半円分を焼灼して、それが終わると、最初の半円の
残りの部分を焼灼するわけだが、残りの半円分の最後の
点(1)から最初の半円の残りの部分の始点(2)へ焦
点を移動するときに、y軸に関して符号反転が生じてし
まい、アーム3の直交軸が大きく移動してしまう。そこ
で、図13(b)に示すように、各層を1/4円ずつ4
領域に区分し、1/4円領域ごとに焼灼していくことに
より、Y軸の符号反転時のアーム3の直交軸の移動を最
小にすることができる。つまり、治療用超音波の焦点が
1/n周移動するごとに半径を短くして、且つ移動の向
きを逆転しながら、1/n円ごとに治療を進めていくと
いう動きである。
【0035】結果として、アーム3の移動時間は短くて
済むので、その分、治療時間も短くすることができる。
なお、図13(b)では領域を4分割して焼灼したが、
偶数分割であれば図13(b)と同様に、一筆書きで照
射することが可能である。 (表示範囲を分かり易くする)超音波発生源11を動か
して、焦点を移動する場合、その移動には制限があるの
は上述した通りである。治療計画の段階では、この可動
範囲から患部が一部でも外れていれば、患部全体が可動
範囲に収まるようにスタンド2やアーム3の初期位置自
体を変えなければならない。このとき問題になるのが、
スタンド2やアーム3をどの方向にどれだけ動かせば、
患部全体が可動範囲に収まるようになるのかということ
が非常に重要になってくる。つまり、図14(a)に示
すように、断層像上で患部(ターゲット)は確認できる
が、患部全体が可動範囲に収まっているか否かの確認が
困難である。また、可動範囲から患部が一部でも外れて
いる状態で治療を開始したとしても、この可動範囲外の
患部の一部分は治療できず、再度、位置合わせを行う必
要が生じてしまう。このため、位置合わせに要する時間
が長くなり、その分、治療時間が長時間化してしまう。
【0036】そこで、焦点の可動範囲を表す情報を分か
り易い態様で表示する。この表示態様としては、例えば
図14(b)に示すような可動範囲のアウトラインを線
画として、断層像に重ねて表示するのが好ましいと考え
られるが、これに限定されることなく、その可動範囲だ
けに特定のカラーを付けたり、可動範囲内の輝度レベル
を底上げしたり、可動範囲内の表示態様を可動範囲外と
変えればよいが、いずれにしても、わかりやすさや見易
さの観点からは、可動範囲を断層像上に直接的に表すも
のである。こうすることで、どの範囲まで焦点を動かす
ことが可能か一目でわかる。当然、ターゲットとする患
部が可動範囲外であれば、可動範囲内に患部全体が収ま
るように、位置合わせを簡易に行うことができる。 (焼灼範囲を明示する)ターゲットとする患部の形状や
大きさは、千差万別で、それぞれの形状や大きさに合わ
せて、治療領域を決める必要がある。前述したように、
殆どの患部は球形で近似することができる。そこで、図
15に示すように、患部7のほぼ中心にガイドセンター
(0)を持っていき、患部中心にガイドセンター(0)
を合わせる。ガイドセンター(0)を中心として、同心
円の複数個の治療領域候補をアウトライン線画で断層像
に重ねて表示しておく。操作者はガイドセンター(0)
に患部中心を合わせた後に、複数の候補の中から適当な
1つの治療領域を選択する。選択された治療領域は、線
太さや輝度などを変化させたり照射領域を塗りつぶした
りして、残りの選択されなかった治療領域と異なる態様
で表示する。図15の例では、6個の治療領域を選択可
能であり、腫瘍細胞の場合、照射領域4を選択されてい
る。こうすることで、治療領域を簡便に設定することが
でき、治療時間も短くすることができる。本発明は、上
述した実施形態に限定されることなく、種々変形して実
施可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によると、位置合わせ等の準備作
業や実際に超音波を照射する治療の実質作業を含む治療
全体の効率化が図れる。請求項1乃至11それぞれの発
明によると、焦点を効率的に動かすことができ、これに
より無駄な動きを減らすことができる。
【0038】請求項12の発明によると、断層像上に焦
点の可動範囲が提示されるので、可動範囲を把握した状
態で位置合わせを行うことができ、これにより位置合わ
せ作業を短時間のうちに効率的に進めることができ、治
療時間の短縮化を図ることができる。
【0039】請求項13、14それぞれの発明による
と、断層像上に複数の治療領域候補が表示されるので、
その中から適当な1つを選択するだけで、治療領域を設
定できるので、その設定作業を短時間のうちに効率的に
進めることができ、治療時間の短縮化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る超音波治療装置の構成
図。
【図2】図1の超音波治療装置の外観図。
【図3】従来の一般的な焦点の移動方法を示す図。
【図4】本実施形態によるアプリケータの首振り運動を
示す模式図。
【図5】深さごとに首振り角を変えたアプリケータの首
振り運動を示す模式図。
【図6】本実施形態によるアプリケータのみそすり運動
を示す模式図。
【図7】アプリケータのみそすり運動で得られる照射領
域の環状列を示す図。
【図8】環状領域の深さ制御を示す図。
【図9】みそすり運動を実現するアプリケータの回転軸
を示す図。
【図10】みそすり運動を実現するアプリケータの他の
回転軸を示す図。
【図11】球形患部に対する効率的な照射順序を示す
図。
【図12】方形患部に対する効率的な照射順序を示す
図。
【図13】環の途中から照射開始する場合の効率的な照
射順序を示す図。
【図14】焦点の可動範囲の表示例を示す図。
【図15】治療領域候補の表示例を示す図。
【符号の説明】
1…アプリケータ、 2…スタンド、 3…アーム、 4…超音波診断装置、 5…スタンドコントローラ、 6…駆動回路、 7…本体、 8…コンソールパネル、 9…CRTディスプレイ、 11…治療用超音波発生源、 12…イメージング用超音波プローブ、 13…プローブ移動機構、 14…ロータリエンコーダ、 15…カップリング膜、 16…カップリング液、 71…システムコントローラ、 72…ディジタルスキャンコンバータ、 73…移動条件テーブル、 74…可動範囲計算部、 75…可動範囲描画部。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】治療用超音波を患者に向けて照射する治療
    用超音波発生源を搭載するアプリケータを有する超音波
    治療装置において、前記アプリケータを前記患者の体表
    面との略接点を中心として首振り運動させながら、前記
    治療用超音波発生源から前記治療用超音波を照射させる
    手段を具備することを特徴とする超音波治療装置。
  2. 【請求項2】前記手段は、前記治療用超音波源を駆動し
    て治療用超音波を患者に向けて照射させる駆動手段と、
    前記アプリケータを移動する手段と、所定の治療手順に
    従って前記患者内の患部の治療するために前記駆動手段
    と前記移動手段とを制御する制御手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の超音波治療装置。
  3. 【請求項3】治療用超音波を患部に向けて照射する治療
    用超音波源と、イメージング用の超音波プローブとを備
    えてなるアプリケータを有する超音波治療装置におい
    て、前記超音波プローブと前記患部との相対的な位置関
    係を略固定した状態で、前記治療用超音波発生源を移動
    させる手段を具備することを特徴とする超音波治療装
    置。
  4. 【請求項4】前記手段は、前記治療用超音波源を駆動し
    て治療用超音波を患者に向けて発生させる駆動手段と、
    前記治療用超音波発生源と前記超音波プローブを個別に
    移動する手段と、所定の治療手順に従って前記患者内の
    患部の治療を進行するために前記駆動手段と前記移動手
    段とを制御する制御手段とを有することを特徴とする請
    求項3記載の超音波治療装置。
  5. 【請求項5】治療用超音波発生源から治療用超音波を照
    射し、患部に前記治療用超音波の焦点を形成させて、前
    記患部の治療を行う超音波治療装置において、前記焦点
    より前記患部が大きいとき、前記患部の略全域に前記焦
    点を連続移動させる手段を具備することを特徴とする超
    音波治療装置。
  6. 【請求項6】前記焦点は、1周分の周回軌道が複数組み
    合わされた軌道に沿って移動されることを特徴とする請
    求項5記載の超音波治療装置。
  7. 【請求項7】前記焦点は、半周分の周回軌道が複数組み
    合わされた軌道に沿って移動されることを特徴とする請
    求項5記載の超音波治療装置。
  8. 【請求項8】前記患部を偶数個の分割領域に分割し、前
    記分割領域ごとに治療を進めることを特徴とする請求項
    5記載の超音波治療装置。
  9. 【請求項9】治療用超音波発生源から治療用超音波を照
    射し、患部に前記治療用超音波の焦点を形成させて、前
    記患部の治療を行う超音波治療装置において、前記焦点
    の移動と照射とを繰り返して順次形成した焦点群の組み
    合わせにより前記患部を治療することを特徴とする超音
    波治療装置。
  10. 【請求項10】前記焦点群は、環状に形成されることを
    特徴とする請求項9記載の超音波治療装置。
  11. 【請求項11】治療用超音波発生源から治療用超音波を
    照射し、患部に前記治療用超音波の焦点を形成させて、
    前記患部の治療を行う超音波治療装置において、前記焦
    点より前記患部が大きいとき、前記患部を複数の領域に
    分割し、各領域で前記治療用超音波の照射を行うもので
    あって、深さ方向に並んでいる領域の数は一定ではない
    ことを特徴とする超音波治療装置。
  12. 【請求項12】治療用超音波発生源から発生される治療
    用超音波の焦点付近の断面の組織構造をイメージング用
    の超音波プローブを介して画像化することの可能な超音
    波治療装置において、 前記焦点の可動範囲を前記断層像上に表示する機能を有
    することを特徴とする超音波治療装置。
  13. 【請求項13】治療用超音波発生源と、前記治療用超音
    波源を駆動して治療用超音波を患者に向けて発生させる
    駆動手段と、前記治療用超音波源を移動する手段と、前
    記治療用超音波の焦点を任意の領域内で移動しながら照
    射を繰り返すために前記駆動手段と前記移動手段とを制
    御する制御手段とを具備する超音波治療装置において、
    前記領域を複数の候補の中から選択するための手段をさ
    らに備えることを特徴とする超音波治療装置。
  14. 【請求項14】治療用超音波発生源と、前記治療用超音
    波源を駆動して治療用超音波を患者に向けて発生させる
    駆動手段と、前記治療用超音波源を移動する手段と、前
    記治療用超音波の焦点を任意の領域内で移動しながら照
    射を繰り返すために前記駆動手段と前記移動手段とを制
    御する制御手段と、前記治療用超音波の焦点付近の断面
    の組織構造を画像化する手段とを具備する超音波治療装
    置において、 前記断層像上に前記領域に関する複数の候補を重ねて表
    示する手段をさらに備えることを特徴とする超音波治療
    装置。
JP33590497A 1997-12-05 1997-12-05 超音波治療装置 Expired - Fee Related JP4131580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33590497A JP4131580B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 超音波治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33590497A JP4131580B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 超音波治療装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11164837A true JPH11164837A (ja) 1999-06-22
JP4131580B2 JP4131580B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=18293678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33590497A Expired - Fee Related JP4131580B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 超音波治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4131580B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002091426A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Fuji Photo Film Co Ltd 人工骨用テンプレートの画像表示装置
JP2005334539A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Toshiba Corp 超音波治療装置
JP2008515557A (ja) * 2004-10-06 2008-05-15 ガイデッド セラピー システムズ, エル.エル.シー. ヒト表面組織の制御された熱処理のための方法およびシステム
JP2015008745A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 国立大学法人東京農工大学 挿入体システム及び挿入体
JP2015119951A (ja) * 2013-10-23 2015-07-02 エダップ テエムエス フランスEdap Tms France 処置時間を短縮する集束超音波発生装置
WO2016163395A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 SonoCore株式会社 超音波診断治療装置および超音波診断治療方法
KR20190004701A (ko) * 2016-04-22 2019-01-14 카르디아웨이브 초음파 이미징 및 치료 디바이스

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002091426A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Fuji Photo Film Co Ltd 人工骨用テンプレートの画像表示装置
JP2005334539A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Toshiba Corp 超音波治療装置
JP2008515557A (ja) * 2004-10-06 2008-05-15 ガイデッド セラピー システムズ, エル.エル.シー. ヒト表面組織の制御された熱処理のための方法およびシステム
JP2015008745A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 国立大学法人東京農工大学 挿入体システム及び挿入体
JP2015119951A (ja) * 2013-10-23 2015-07-02 エダップ テエムエス フランスEdap Tms France 処置時間を短縮する集束超音波発生装置
WO2016163395A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 SonoCore株式会社 超音波診断治療装置および超音波診断治療方法
KR20190004701A (ko) * 2016-04-22 2019-01-14 카르디아웨이브 초음파 이미징 및 치료 디바이스
CN109416907A (zh) * 2016-04-22 2019-03-01 卡尔迪亚韦弗公司 超声成像和治疗设备
JP2019514485A (ja) * 2016-04-22 2019-06-06 カーディアウェイブ 超音波撮像及び治療装置
US11554386B2 (en) 2016-04-22 2023-01-17 Cardiawave Ultrasound imaging and therapy device
CN109416907B (zh) * 2016-04-22 2023-10-31 卡尔迪亚韦弗公司 超声成像和治疗设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4131580B2 (ja) 2008-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4295088B2 (ja) 集束超音波を用いた治療用プローブ
JP6980696B2 (ja) 超音波撮像及び治療装置
JP3307646B2 (ja) 治療・影像用体腔プローブと、それを用いた治療装置
US6685639B1 (en) High intensity focused ultrasound system for scanning and curing tumor
JP6560244B2 (ja) 管腔内ヒストトリプシーを実行するためのシステム及びその動作方法
RU2532291C2 (ru) Система и способ лечения методом ультразвуковой терапии
EP2512599B1 (en) Ultrasound treatment device
JP2003126111A (ja) 治療用、特に前立腺癌治療用の直腸プローブ
WO2003059434A2 (en) Ultrasonic treatment of breast cancer
JPH10328194A (ja) 超音波治療装置
KR20160100946A (ko) 조직 처리 장치 동작 방법 및 조직 처리 장치
JP2000237205A (ja) 超音波治療装置
JP2001046387A (ja) 超音波治療アプリケータ
JP4434668B2 (ja) 治療システム及び治療支援システム
JP4131580B2 (ja) 超音波治療装置
CN109963506B (zh) 一种新型的转染和药物递送装置
JPH07227395A (ja) 超音波診断治療システム
KR20140138030A (ko) 고강도 집속 초음파 생성 장치
JPH10248854A (ja) 超音波治療装置
JPH10192289A (ja) 超音波治療装置
CN206303971U (zh) 用于手术机器人的末端工具
JP2009542416A (ja) 高密度焦点式超音波療法及び関連装置
JPH11313831A (ja) 超音波治療装置
JPH10127678A (ja) 超音波診断治療装置
JP2000093429A (ja) 超音波治療アプリケータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070704

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080310

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080527

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees