JPH11164648A - 燻製食品ケーシング用フィルム - Google Patents
燻製食品ケーシング用フィルムInfo
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- JPH11164648A JPH11164648A JP9335845A JP33584597A JPH11164648A JP H11164648 A JPH11164648 A JP H11164648A JP 9335845 A JP9335845 A JP 9335845A JP 33584597 A JP33584597 A JP 33584597A JP H11164648 A JPH11164648 A JP H11164648A
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- Japan
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- film
- casing
- cellulose acetate
- acetate propionate
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C13/00—Sausage casings
- A22C13/0013—Chemical composition of synthetic sausage casings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L1/00—Compositions of cellulose, modified cellulose or cellulose derivatives
- C08L1/08—Cellulose derivatives
- C08L1/10—Esters of organic acids, i.e. acylates
- C08L1/14—Mixed esters, e.g. cellulose acetate-butyrate
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
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- A22C2013/002—Sausage casings made by extrusion
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- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
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- A22C2013/0083—Sausage casings biaxially oriented
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- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
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- A22C2013/0086—Sausage casings shrinkable casings
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- A22C2013/0089—Sausage casings smokable casings, e.g. permeable to liquid smoke or phenol
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Dairy Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燻製食品のケーシング用フィルムを提供す
る。 【解決手段】 セルロースアセテートプロピオネートを
含むフィルム、又はこれにポリアミドをブレンドしたフ
ィルムを用いる。
る。 【解決手段】 セルロースアセテートプロピオネートを
含むフィルム、又はこれにポリアミドをブレンドしたフ
ィルムを用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハム、ソーセージ
のような食肉加工品及びチーズを充填し、燻製処理する
ためのチューブ形態の燻製ケーシング用フィルム、並び
に該フィルムでケーシングされた燻製食品に関する。
のような食肉加工品及びチーズを充填し、燻製処理する
ためのチューブ形態の燻製ケーシング用フィルム、並び
に該フィルムでケーシングされた燻製食品に関する。
【0002】
【従来の技術】ハム、ソーセージのような食肉加工品及
びチーズの燻製処理及び熱処理による調理を行うため
に、動物の腸などの天然ケーシングや紙にビスコースを
塗布含浸させたファイブラスケーシングが使用されてい
る。しかしながら、動物の腸は形状及び強度が不揃いで
あり、一定の需要供給に難点がある。またファイブラス
ケーシングは、外観が高級感をイメージさせるために好
まれているが、水蒸気の透過性が大きいために内容物の
重量減少量が大きいこと、酸素の透過性が大きく、長期
保存した際に内容物の腐敗やカビの発生といった問題が
あること、不快な臭いがあり、触感が硬いため使用に際
して水に浸すなどの前処理が必要であること、などの難
点がある。
びチーズの燻製処理及び熱処理による調理を行うため
に、動物の腸などの天然ケーシングや紙にビスコースを
塗布含浸させたファイブラスケーシングが使用されてい
る。しかしながら、動物の腸は形状及び強度が不揃いで
あり、一定の需要供給に難点がある。またファイブラス
ケーシングは、外観が高級感をイメージさせるために好
まれているが、水蒸気の透過性が大きいために内容物の
重量減少量が大きいこと、酸素の透過性が大きく、長期
保存した際に内容物の腐敗やカビの発生といった問題が
あること、不快な臭いがあり、触感が硬いため使用に際
して水に浸すなどの前処理が必要であること、などの難
点がある。
【0003】また、合成プラスチックケーシングとして
用いられているポリカプラミドやポリヘキサメチレンア
ジポアミドのようなポリアミドフィルムは、高湿度下で
は多少の燻製処理効果が得られること、引張破断強度、
衝撃強度が強いこと、寸法安定性がよいこと、酸素遮断
性にも優れており、内容物の長期保存を可能にする、な
どの利点を有する。しかしながら、燻製効果はファイブ
ラスケーシングに比べると非常に小さく、燻製ケーシン
グ用としては不十分である。
用いられているポリカプラミドやポリヘキサメチレンア
ジポアミドのようなポリアミドフィルムは、高湿度下で
は多少の燻製処理効果が得られること、引張破断強度、
衝撃強度が強いこと、寸法安定性がよいこと、酸素遮断
性にも優れており、内容物の長期保存を可能にする、な
どの利点を有する。しかしながら、燻製効果はファイブ
ラスケーシングに比べると非常に小さく、燻製ケーシン
グ用としては不十分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ファイブラ
スケーシングに代って、燻煙処理を施すことができ、燻
製香、風味を有し、他方ガス、水蒸気に対しては適度に
不透過性で、かつ強度を有する熱収縮性の燻製ケーシン
グ用フィルム及び該フィルムでケーシングされた燻製食
品に関する。
スケーシングに代って、燻煙処理を施すことができ、燻
製香、風味を有し、他方ガス、水蒸気に対しては適度に
不透過性で、かつ強度を有する熱収縮性の燻製ケーシン
グ用フィルム及び該フィルムでケーシングされた燻製食
品に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、セルロースア
セテートプロピオネートを含む燻製食品ケーシング用フ
ィルムである。該フィルムは、水蒸気透過係数が7.0
0×10-10 〔kg/m/日/Pa 〕以上、好ましくは7.0
0×10-10 〜5.00×10-8〔kg/m/ 日/Pa 〕、よ
り好ましくは7.00×10-10 〜1.00×10
-8〔kg/m/ 日/Pa 〕であって、燻製香及び風味成分を含
む水分が浸透しやすく、燻製処理に適しており、更にク
リップ加工、シアリング加工、内容物充填などのケーシ
ング加工を施しても十分に耐えうる強度を有している。
セテートプロピオネートを含む燻製食品ケーシング用フ
ィルムである。該フィルムは、水蒸気透過係数が7.0
0×10-10 〔kg/m/日/Pa 〕以上、好ましくは7.0
0×10-10 〜5.00×10-8〔kg/m/ 日/Pa 〕、よ
り好ましくは7.00×10-10 〜1.00×10
-8〔kg/m/ 日/Pa 〕であって、燻製香及び風味成分を含
む水分が浸透しやすく、燻製処理に適しており、更にク
リップ加工、シアリング加工、内容物充填などのケーシ
ング加工を施しても十分に耐えうる強度を有している。
【0006】特にセルロースアセテートプロピオネート
とポリアミドを、重量比で5〜95:95〜5、好まし
くは5〜30:95〜70の割合でブレンドした、厚さ
5〜90μm の単一層のケーシング用フィルムは好まし
く、引張破断強度、衝撃強度が強く、寸法安定性、酸素
遮断性にも優れている。
とポリアミドを、重量比で5〜95:95〜5、好まし
くは5〜30:95〜70の割合でブレンドした、厚さ
5〜90μm の単一層のケーシング用フィルムは好まし
く、引張破断強度、衝撃強度が強く、寸法安定性、酸素
遮断性にも優れている。
【0007】本発明に用いられるセルロースアセテート
プロピオネートフィルムは、水蒸気透過係数が7.00
×10-10 以上〔kg/m/ 日/Pa 〕である。またプロピオ
ニル基の置換度が2.50〜2.35であり、アセチル
基の置換度が0.3〜0.5であり、水酸基の置換度は
0.20〜0.25である。密度は1.19〜1.21
であり、流動温度は150〜170℃、ピカット軟化点
は87〜110である。
プロピオネートフィルムは、水蒸気透過係数が7.00
×10-10 以上〔kg/m/ 日/Pa 〕である。またプロピオ
ニル基の置換度が2.50〜2.35であり、アセチル
基の置換度が0.3〜0.5であり、水酸基の置換度は
0.20〜0.25である。密度は1.19〜1.21
であり、流動温度は150〜170℃、ピカット軟化点
は87〜110である。
【0008】ポリアミドとしては、6−ナイロン、6−
66共重合ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロ
ン、6−12共重合ナイロン及びこれらの混合物が用い
られる。
66共重合ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロ
ン、6−12共重合ナイロン及びこれらの混合物が用い
られる。
【0009】ケーシング材料への添加剤として、α−セ
ルロースを70%以上含む粉末セルロース(50〜40
0メッシュ90%以上)を0.1〜10重量%含むこと
が好ましい。これによって燻製時にフィルムに金黄色の
燻煙色を与え、外観に表面艶消し、凸凸形状を与え、高
級感を付与することができる。
ルロースを70%以上含む粉末セルロース(50〜40
0メッシュ90%以上)を0.1〜10重量%含むこと
が好ましい。これによって燻製時にフィルムに金黄色の
燻煙色を与え、外観に表面艶消し、凸凸形状を与え、高
級感を付与することができる。
【0010】その他の可塑剤、例えばジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−
(2−エチルヘキシル)フタレート、ジ−(エトキシエ
チル)フタレートのようなフタル酸エステル;ジ−(2
−エチルヘキシル)アジペート、ジ−(2−エチルヘキ
シル)アゼレート、ジメチルセバケートのような脂肪属
二塩基酸エステル;メチルフタリルエチルグリコレー
ト、エチルフタリルエチルグリコレート、ブチルフタリ
ルブチルグリコレートのようなグリコール誘導体;グリ
セロールトリアセテート、グリセロールトリプロピオネ
ートのようなグリセリン誘導体;トリブチルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェートのようなリン酸エステ
ル;その他、カンファ、トリエチルサイトレート、n−
ブチルステアレート、ジエチルサクシネートのような脂
肪酸エステルを混合して用いることができる。
ト、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−
(2−エチルヘキシル)フタレート、ジ−(エトキシエ
チル)フタレートのようなフタル酸エステル;ジ−(2
−エチルヘキシル)アジペート、ジ−(2−エチルヘキ
シル)アゼレート、ジメチルセバケートのような脂肪属
二塩基酸エステル;メチルフタリルエチルグリコレー
ト、エチルフタリルエチルグリコレート、ブチルフタリ
ルブチルグリコレートのようなグリコール誘導体;グリ
セロールトリアセテート、グリセロールトリプロピオネ
ートのようなグリセリン誘導体;トリブチルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェートのようなリン酸エステ
ル;その他、カンファ、トリエチルサイトレート、n−
ブチルステアレート、ジエチルサクシネートのような脂
肪酸エステルを混合して用いることができる。
【0011】本発明においては、上記のような熱可塑性
フィルムを用いているので、柔軟で、感触が柔らかで、
ケーシングは縦横それぞれ1.0〜3.5倍程度二軸延
伸することができ、加熱処理すると、例えば95℃の湯
中に30秒浸漬すると、縦横共に1〜30%収縮する特
性をもっているので、燻製品を冷却した後でもケーシン
グは内容物にぴったり密着して、しわのないピンと張っ
た最終包装製品を提供することができる。
フィルムを用いているので、柔軟で、感触が柔らかで、
ケーシングは縦横それぞれ1.0〜3.5倍程度二軸延
伸することができ、加熱処理すると、例えば95℃の湯
中に30秒浸漬すると、縦横共に1〜30%収縮する特
性をもっているので、燻製品を冷却した後でもケーシン
グは内容物にぴったり密着して、しわのないピンと張っ
た最終包装製品を提供することができる。
【0012】本発明の燻製食品を製造するには、上記チ
ューブ状のケーシングに食品を充填し、通常の方法で燻
煙処理を行うことができる。燻煙処理温度は20〜10
0℃、好ましくは50〜90℃である。この燻煙処理
は、水又は水蒸気の存在下に、熱処理の前、その間又は
その後に行うことができる。水蒸気及び燻煙処理の前に
60〜85℃で乾燥熱処理を行い、かつ水蒸気及び燻煙
処理の後に、冷水を噴霧し冷却する工程を行う。燻煙処
理及び熱処理中の温度は、最終製品に所定の調理度及び
燻煙香を与えるように選択される。
ューブ状のケーシングに食品を充填し、通常の方法で燻
煙処理を行うことができる。燻煙処理温度は20〜10
0℃、好ましくは50〜90℃である。この燻煙処理
は、水又は水蒸気の存在下に、熱処理の前、その間又は
その後に行うことができる。水蒸気及び燻煙処理の前に
60〜85℃で乾燥熱処理を行い、かつ水蒸気及び燻煙
処理の後に、冷水を噴霧し冷却する工程を行う。燻煙処
理及び熱処理中の温度は、最終製品に所定の調理度及び
燻煙香を与えるように選択される。
【0013】本発明によりケーシングされた燻製食品
は、長期間の保存後でも充填された食品の重量を維持
し、カビのような菌類に対して耐性を示し、かつ冷却後
も包装された食品にシワを生じさせない。その結果、香
及び外観上優れた製品が得られる。
は、長期間の保存後でも充填された食品の重量を維持
し、カビのような菌類に対して耐性を示し、かつ冷却後
も包装された食品にシワを生じさせない。その結果、香
及び外観上優れた製品が得られる。
【0014】
【実施例】実施例1 セルロースアセテートプロピオネート樹脂〔密度1.1
9、流動温度150℃、ビカット軟化点91℃〕に粉末
セルロース〔α−セルロース90%以上含有、粒度10
0メッシュパス90%以上〕1重量%を添加したもの
を、先端出口に円形状の金型を取り付けた溶融押出し機
を通して、円筒状フィルムを成形し、縦横共2倍に延伸
して、折り幅70mm、厚み55μの円筒状フィルムより
なるケーシングを得た。このケーシングは、表面艶消
し、表面凹凸状を有していた。95℃×30秒湯中浸漬
時の収縮率は、縦10%、横20%であった。米国MA
S社製、透湿度測定器『MAS1000』を使用して、
ASTM F−1770に準拠して、37.8℃×10
0%RHの条件の下で、上記に得たフィルムの水蒸気透過
量及び水蒸気透過係数を測定した。水蒸気透過係数P
〔kg/m/日/Pa 〕は、水蒸気拡散係数D〔m2/hr 〕×水
蒸気溶解係数S〔kg/m3・Pa〕より求めた。結果を表1に
示す。
9、流動温度150℃、ビカット軟化点91℃〕に粉末
セルロース〔α−セルロース90%以上含有、粒度10
0メッシュパス90%以上〕1重量%を添加したもの
を、先端出口に円形状の金型を取り付けた溶融押出し機
を通して、円筒状フィルムを成形し、縦横共2倍に延伸
して、折り幅70mm、厚み55μの円筒状フィルムより
なるケーシングを得た。このケーシングは、表面艶消
し、表面凹凸状を有していた。95℃×30秒湯中浸漬
時の収縮率は、縦10%、横20%であった。米国MA
S社製、透湿度測定器『MAS1000』を使用して、
ASTM F−1770に準拠して、37.8℃×10
0%RHの条件の下で、上記に得たフィルムの水蒸気透過
量及び水蒸気透過係数を測定した。水蒸気透過係数P
〔kg/m/日/Pa 〕は、水蒸気拡散係数D〔m2/hr 〕×水
蒸気溶解係数S〔kg/m3・Pa〕より求めた。結果を表1に
示す。
【0015】実施例2 ナイロン6−66=85:15共重合樹脂〔密度1.1
4、融点191℃〕75重量%と、実施例1で使用した
セルロースアセテートプロピオネート樹脂25重量%を
ブレンドしたものに、実施例1で使用した粉末セルロー
ス1重量%を添加したものを、先端出口に円形状の金型
を取り付けた溶融押出し機を通して、円筒状フィルムを
成形し、縦横共2倍に延伸して、折り幅70mm、厚み4
0μの円筒状フィルムよりなるケーシングを得た。この
ケーシングは、表面艶消し、表面凹凸状を有していた。
95℃×30秒湯中浸漬時の収縮率は、縦20%、横2
0%であった。実施例1と同様に測定し、結果を表1に
示す。
4、融点191℃〕75重量%と、実施例1で使用した
セルロースアセテートプロピオネート樹脂25重量%を
ブレンドしたものに、実施例1で使用した粉末セルロー
ス1重量%を添加したものを、先端出口に円形状の金型
を取り付けた溶融押出し機を通して、円筒状フィルムを
成形し、縦横共2倍に延伸して、折り幅70mm、厚み4
0μの円筒状フィルムよりなるケーシングを得た。この
ケーシングは、表面艶消し、表面凹凸状を有していた。
95℃×30秒湯中浸漬時の収縮率は、縦20%、横2
0%であった。実施例1と同様に測定し、結果を表1に
示す。
【0016】比較例1 折り幅90mm、厚み85μの市販のファイバラスケーシ
ングを使用した。
ングを使用した。
【0017】比較例2 ナイロン6樹脂〔密度1.14、融点224℃〕を、先
端出口に円形状の金型を取り付けた溶融押出し機を通し
て、円筒状フィルムを成形し、縦横共3倍に同時二軸延
伸して、折り幅70mm、厚み40μの円筒状フィルムよ
りなるケーシングを得た。95℃×30秒湯中浸漬時の
収縮率は、縦20%、横20%であった。実施例1と同
様に測定し、結果を表1に示す。
端出口に円形状の金型を取り付けた溶融押出し機を通し
て、円筒状フィルムを成形し、縦横共3倍に同時二軸延
伸して、折り幅70mm、厚み40μの円筒状フィルムよ
りなるケーシングを得た。95℃×30秒湯中浸漬時の
収縮率は、縦20%、横20%であった。実施例1と同
様に測定し、結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】燻製品の製造例 豚肉ミンチ70重量%、水20重量%、澱粉7重量%及
び食塩3重量%を混合し、細かくカットしてペースト状
に加工した原料を、実施例及び比較例のケーシングに3
00gずつ充填し、クリップ封止して、以下の方法によ
って燻製処理を行った。 スチーム加熱 60℃× 5分 乾燥 60℃× 5分 スモーク煙投入 60℃×15分 乾燥 60℃× 5分 スモーク煙再投入 60℃×25分 スチーム加熱調理 74℃×20分 冷却 約10℃冷却水噴霧×8分
び食塩3重量%を混合し、細かくカットしてペースト状
に加工した原料を、実施例及び比較例のケーシングに3
00gずつ充填し、クリップ封止して、以下の方法によ
って燻製処理を行った。 スチーム加熱 60℃× 5分 乾燥 60℃× 5分 スモーク煙投入 60℃×15分 乾燥 60℃× 5分 スモーク煙再投入 60℃×25分 スチーム加熱調理 74℃×20分 冷却 約10℃冷却水噴霧×8分
【0020】比較例1の市販のファイバラスケーシング
を使用した場合の燻製食品の香り、味、色のそれぞれの
評価を、10段階評価の10点として、実施例1、2及
び比較例1、2のケーシングを使用した場合の燻製食品
を、複数の専門家により官能試験した結果を表2に示
す。
を使用した場合の燻製食品の香り、味、色のそれぞれの
評価を、10段階評価の10点として、実施例1、2及
び比較例1、2のケーシングを使用した場合の燻製食品
を、複数の専門家により官能試験した結果を表2に示
す。
【0021】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 1/14 C08L 77/00 77/00 A23B 4/04 503Z
Claims (10)
- 【請求項1】 セルロースアセテートプロピオネートを
含む燻製食品ケーシング用フィルム。 - 【請求項2】 水蒸気透過係数が7.00×10-10
〔kg/m/ 日/Pa 〕以上である、請求項1記載のフィル
ム。 - 【請求項3】 水蒸気透過係数が7.00×10-10 〜
5.00×10-8〔kg/m/ 日/Pa 〕である、請求項1記
載のフィルム。 - 【請求項4】 水蒸気透過係数が7.00×10-10 〜
1.00×10-8〔kg/m/ 日/Pa 〕である、請求項1記
載のフィルム。 - 【請求項5】 セルロースアセテートプロピオネートの
プロピオニル基の置換度が2.30〜2.35であり、
アセチル基の置換度が0.3〜0.5である、請求項1
記載のフィルム。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載のセル
ロースアセテートプロピオネートとポリアミドのブレン
ド品である燻製食品ケーシング用フィルム。 - 【請求項7】 セルロースアセテートプロピオネートと
ポリアミドの重量比が5〜95:95〜5である、請求
項6記載のフィルム。 - 【請求項8】 50〜400メッシュ以上の粉末セルロ
ースを0.1〜10重量%含有する、請求項1〜7のい
ずれか1項記載のフィルム。 - 【請求項9】 フタル酸エステル、脂肪族二塩基酸エス
テル、グリコール誘導体、グリセリン誘導体及びリン酸
エステルから選ばれる可塑剤を含有する、請求項1〜8
のいずれか1項記載のフィルム。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項記載のフ
ィルムでケーシングされた燻製食品。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9335845A JPH11164648A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 燻製食品ケーシング用フィルム |
AU95181/98A AU9518198A (en) | 1997-12-05 | 1998-11-30 | Films for casings of smoked foods |
NO985596A NO985596L (no) | 1997-12-05 | 1998-11-30 | Filmer for pakking av r°ykt mat |
EP98122564A EP0920808A1 (en) | 1997-12-05 | 1998-12-02 | Films for casings of smoked foods |
CA 2255095 CA2255095A1 (en) | 1997-12-05 | 1998-12-02 | Films for casings of smoked foods |
ZA9811111A ZA9811111B (en) | 1997-12-05 | 1998-12-04 | Films for casings of smoked foods |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9335845A JPH11164648A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 燻製食品ケーシング用フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164648A true JPH11164648A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18293045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9335845A Pending JPH11164648A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 燻製食品ケーシング用フィルム |
Country Status (6)
Country | Link |
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