JPH0347033A - 燻煙食品包装体 - Google Patents

燻煙食品包装体

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JPH0347033A
JPH0347033A JP2088438A JP8843890A JPH0347033A JP H0347033 A JPH0347033 A JP H0347033A JP 2088438 A JP2088438 A JP 2088438A JP 8843890 A JP8843890 A JP 8843890A JP H0347033 A JPH0347033 A JP H0347033A
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JP
Japan
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polyamide
food
packaging
smoking
weight
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JP2088438A
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English (en)
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Nobuyuki Kusumi
久住 信之
Tsutomu Uehara
務 上原
Hiroyuki Oba
弘行 大場
Kazuhiko Hirose
和彦 広瀬
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Kureha Corp
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Kureha Corp
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 111立旦亙且1 本発明は、燻煙食品包装体に関する。更に詳しくは融点
210℃以下のポリアミド60〜80重量%と塩化ビニ
リデン樹脂20〜401!1%との混合物から一性とを
兼備した包装材料で食品を包装し#li煙す方法に関す
る。
嚢Haυえj 従来、食肉加工品等の燻煙処理を必要とする食品の包装
体は1次包装と2次包装との2つの包装工程を経て製造
される。1次包装とは、直接内容物を充填包装し、燻煙
処理の間形状を整え維持すると共に燻煙成分を速やかに
透過させ内容物に移行させることを主目的とした包装材
料を用いる包装をいう。1次包装に使用する包装材料と
しては牛、豚、羊等の天然腸やビスコースから作られる
セルローズ系ケーシングが挙げられる。
しかしながら、これらの1次包装材料はガスバリヤ−性
に欠けるので、通常の食品保存の包装材料としては適し
ていない。従って、ガスバリヤ−性を有する2次包装材
料で再度包装することが必要である。
更に、燻煙処理用1次包装材料としては、コラーゲン、
キチン、多糖類等の天然高分子または紙にポリビニルア
ルコール樹脂を含浸させたもの(特公昭57−4319
8) 、紙に可塑剤を含むエチレン−ビニルアルコール
共重合体を含浸させたもの(特開昭52−57347>
 、ポリアルキレンオキサイドを含む共重合ポリエステ
ルフィルム(特公昭59−117530)等のフィルム
が知られている。これらの1次包装材料もまた酸素ガス
バリヤ−性が不充分であるので、保存のための2次包装
が必要である。
また、燻煙性改善のためフィルムに機械的に孔を穿った
り、多孔質化したものが提案されている(英国特許筒1
397472 )がこれらの包装材料も同様に2次包装
が不可欠である。この様に従来の燻煙処理用材料は2次
包装を必要とするため、製造工程が増し、包装材料や包
8機械がよけいに必要となり、コストが高くなる欠点が
ある。
特開昭60−105448号には、燻煙包装に用いられ
る熱可塑性合成ケーシングとして、飽和点までに自重墨
の少なくとも3%の水を吸収し得るポリアミド例えば、
ポリカプロラクタム、ポリアミノエンド酸アミド、ポリ
ヘキサメチレンアジパミド。
ポリへキサメチレンセバシン酸アミド及びこれらポリア
ミドとアイオノマー樹脂、変性エチレン酢酸ビニル共重
合体及び変性ポリオレフィンよりなる群から選択された
少なくとも一種の樹脂とのポリマーブレンドから成るフ
ィルムが有用であると示唆されているが、具体的に開示
されているものはポリカプロラクタム又はポリヘキサメ
チレンアジパミドから形成された無色透明収縮性延伸ケ
ーシングのみである。このようなポリカプロラクタム及
びポリヘキサメチレンアジパミドから成るケーシングは
、高湿下における酸素ガスあるいは水蒸気のバリヤー性
が不充分であるという欠点を有している。酸素ガスバリ
ヤ−性が不充分であると製品の保存できる期間が短くな
り、また水蒸気バリヤー性が不十分であると製品の保存
、流通の段階で内容物の水分が少なくなり、製品の重量
減少あるいは製品の味や色、形の変化、しわの発生等が
起り商品価値が低下する。
発明の目的 本発明は、一方では燻煙性に富み、他方では酸素ガスバ
リヤ−性と水蒸気バリヤー性に優れた熱可塑性樹脂から
なる食品包装材料を開発しそれにより食品を包装し燻煙
処理して、その後2次包装なしで長期に保存し得る燻煙
食品包装体を提供することを特徴とする特に酸素に敏感
な食品でも長期に保存し得る燻煙食品包装体を提供する
ことを目的とする。
問題を解決するための手段 本発明者等は、上述の目的を達成するために鋭意研究を
した結果、ポリアミドと塩化ビニリデン樹脂を特定の割
合に混合した樹脂からなる包装材料が燻煙性、ダ酸素ガ
スバリヤー性、水蒸気バリヤー性とを兼備し本発明の目
的を達成し得ることを見出し本発明をなすに至った。
本発明の燻煙食品包装体は、結晶融点210℃以下のポ
リアミド60〜801 ffi%と塩化ビニリデン樹1
120〜40重働%との混合物からなる包装材料で食品
を包装し燻煙した食品包装体である。
本発明の樹脂混合物はポリアミドと塩化ビニリデン樹m
<以下PVDCと略称する)から成る。
本発明で使用するpvocとしては塩化ビニリデンを主
とする共重合体であり、好ましくは65〜98重量%の
塩化ビニリデン及びこれと共重合可能な少くとも1種の
単量体2〜35重量%との共重合体が用いられる。共Φ
合可能なIi量体としては、例えば、塩化ビニル、アク
リロニトリル、アクリル酸アルキルエステル(アルキル
基の炭素数1〜18個)、メタクリル酸アルキルエステ
ル(アルキル基の炭素数1〜18個)、アクリル酸、メ
タクリル酸等から選ばれたものが好ましい。塩化ビニリ
デンが65重量%より少量では、常温でゴム状となり、
ガスバリヤ−性が劣る。また98重量%以上では、融点
が高くなり熱分解し易く安定な溶融押出し加工が困難と
なる。pvocには必要に応じて可塑剤、安定剤、滑剤
、抗酸化剤、顔料等を添加することができる。
PVDCと混合されるポリアミドとしては好ましくは融
点210℃以下更に好ましくは200℃以下のポリアミ
ドが用いられる。本発明においてポリアミドの融点は差
動走査熱Φ計(メトラー社製TA −3000)を用い
サンプル8〜10Rgを昇温速度20℃/分で昇温して
得られた溶融曲線の最大値を示す温度で示される。
ポリアミドとしては、例えば、詣肪族(04〜Cl2)
ポリアミド、@環族ポリアミド、芳香族ポリアミドの少
くとも1種が用いられる。
ポリアミドを構成する単量体としては、例えば、炭素数
C〜C12の直鎖ω−アミノカルボン酸及びそのラクタ
ム、アジピン酸、セパチン酸、ドデカンジカルボン酸、
ヘプタデカンジカルボン酸。
ヘキサメチレン・ジアミン、イソフタール酸、ビス−(
4−アミノシクロヘキシル)−メタン、2,2ビス−(
4′−アミノシクロヘキシル)−プロパン、テレフター
ル酸もしくはそのジメチルエステル、1.6−ジアミツ
ー 2,2.4− トリメチルヘキサン、1.6−ジア
ミツー 2.4.4− トリメチル−ヘキサン、1−ア
ミノ−3−アミノメチル−3,5゜5−トリメチル−シ
クロヘキサン等が好ましく、これらから形成される重合
体及び共重合体及びそれらの混合物が用いられる。これ
らの内ナイロンe−ee(ナイロン6とナイロン66の
共重合体)、ナイロン6−69(ナイロン6とナイロン
69の共重合体)、ナイロン6−11(ナイロン6とナ
イロン11の共重合体)、ナイロン11.ナイロン12
゜ナイロン6−12 (ナイロン6とナイロン12の共
重合体)ナイロン6−66−610  (ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン610の共重合体)、ナイロン
6−66−610−612(ナイロン6、ナイロン66
、ナイロン610とナイロン612の共重合体)等が好
適である。
融点が210℃以上のポリアミドはpvocと混合され
た樹脂組成物の溶融押出し時に加工温度が高くなりPV
DCが分解し易く、良好な加工が困難となる。
ポリアミドとpvocの混合割合としてはポリノρ アミド60〜80重量%、好ましくは勅〜75重量%と
PVDC20〜40重量%、好ましくは25〜40重量
%が用いられる。PVDCが20重母%未満では、酸素
透過係数、水蒸気透過度が大となってガスバリヤ−性が
劣るとともに保存時に内容物の水分が減り易くなり、包
装した食品を長く保存することが困難となる。PVDC
が40重量%を越えると燻煙性が低下し、包装フィルム
の強度、耐クリープ特性1寸法安定性が低下するので目
的とする燻煙食品包装体を得ることが困難となる。
上述のポリアミドとPVDCの混合物は押出成形法によ
りフィルム(シートを含む)に成形する。
このフィルムはポリアミドとPVDCとの混合物からな
る単層成形品であってもよいし、本発明の目的効果を阻
害しないかぎりにおいて、ポリオレフィン等との多層成
形品であってもよい。また未延伸のものでも延伸したも
のであってもよい。
このフィルムは好ましくは10〜15〇−更に好ましく
は15〜100−の厚さを有するものであり、多層構造
の場合はポリアミドとPVDCの混合物からなる層が5
〜100−の厚さを有するものであればよいが、積層す
る層の厚さは5〜140−であることが望ましい。
燻煙処理された食品を長期間保存するためには、特定値
以下の酸素透過係数を示す酸素ガスバリヤ−性包装材料
であることが必要である。本発明に用いられる包装材料
の温度30℃、湿度100%RHでの酸素ガス透過係数
は好ましくは2.OX 10”cc −an/cd −
sec −clIh以下、更に好ましくは1.5x 1
0” cc −as/al−sec −7JH(l以下
特に好t シ< G;t 1.0x10−” CC−u
/cat *  5eC−cxHQ以下である。
酸素に敏感な食品を2.0×1O−11CC−c11/
d・5ec−α■Qを超えるM素透過係数を有する包装
材料で包装した場合は、長期間の保存性が不充分である
ので、高度なバリヤー性のフィルムでの2次包装が必要
となる。例えば、ペースト状食肉製品等の様に酸素に敏
感で、筋肉色素の退色など酸素の影響を受けやすい食品
を、酸素透過係数が2.OX 10” CC−cm/ 
cm−sec −cnHgを超えるフィルムで包装した
場合には、筋肉色素の退色が生じ、長期間の保存性が充
分でない。
更に本発明に用いられる包装材料の厚みが30μsの時
の40℃、90%RHにおける水蒸気透過度は好ましく
はioog/ TIt−day以下、更に好ましくは8
0g/rlL・day以下である。水蒸気透過度が10
0g/yItday以上であると燻煙処理後製品の保存
期間、流通の段階で内容物の水分が少くなり、製品の重
量減少あるいは製品の味や色、形の変化などの品質の変
化、しわの発生等が生じ、商品価値が低下する。
次に燻煙性について説明する。
本発明者等は、ポリアミドとpvocとの混合樹脂でI
lJ造したフィルムについて、両者の混合割合を変化さ
せ、包装材料としての特性を種々検討した。ポリアミド
単体及び混合割合を変えた樹脂で、同一厚みのフィルム
資料を作成し、これらのフィルムをケーシングとして使
用して常法に従い豚肉ソーセージ(未燻煙品)を作成し
、同一条件で燻煙処理を行なって、燻煙の程度をパネラ
−による官能試験により評価した。その結果、驚くべき
ことにはPVDCの割合が40重市%以下であれば、ポ
リアミド単体のものと比較して、回答遜色のない程度の
燻煙効果がえられ、それ以上の割合になると、燻煙の程
度は急激に減少することが判明した。
したがって、本発明の混合割合範囲であれば、包装材料
はポリアミドと同等の燻煙性を持ち、酸素ガスバリアー
性、水蒸気バリアー性も兼ね備えているので、包装後燻
煙処理し、そのままで長期に保存が可能な燻煙食品包装
体が得られる。
本発明の食品包装体において包装される食品としては、
燻煙処理を必要とし且つ高度の保存性を必要とするもの
で、ハム、ソーセージ、ベーコン及び肉等の蓄産物、チ
ーズ等の乳製品各種の魚介類等の水産加工食品及び卵製
品等が挙げられる。
本発明の燻煙食品包装体を製造するための燻煙処理は、
燻煙処理しようとする食品を、上記包装材料であるケー
シングで包装し、その包装体をそのまま、或いは乾燥し
た後、所定時間(包装の対象食品によって異なり数分か
ら数時間)燻煙機中にいれ、温度を15〜80℃に維持
する。燻煙温度は、15〜30℃(冷燻煙法)、30〜
50℃(温燻煙法)及び50〜80℃(熱燻煙法)のい
ずれをも選択し得るが、高温短時間処理で量産できる濡
燻煙法及び熱燻煙法が好ましい。また燻煙処理は、常法
のカシ。
サクラなどの堅木の燻煙の雰囲気に電場をかけておこな
う電燻煙法でおこなっても良い。
発明の効果 本発明によれば、燻煙処理後に二次包装することなく、
そのまま取り扱うことができ、そのまま長期保存が可能
な燻煙食品包装体が提供され、工程の簡素化が可能にな
る。
また、本発明の構成の一つの特徴である包装材料が、強
度などの機械的特性にも優れるので、包装材料及びその
材料での包装体の取り扱いが極めて容易であり損傷も極
めて少ない。
さらに、本発明に使用する包装材料は、−層の構成でも
十分に目的を達成できるので、複雑な製造Iffを用い
ることなく、その材料を製造することが可能である。
以下、実施例により本発明を説明する。
なお、実施例、比較例の特性値の測定は下記にしたがっ
て行なった。
〈1)  酸素透過係数 A S T M −D −3985に従って、温度30
℃、湿度100%RHにおける値を測定した。
■ 水蒸気透過度 JIS−Z−0208に従い、温度40℃、湿度90%
RHの条件下で測定した。
■ 燻煙性評価試験(味、臭) i、パネラ− 年令20歳代の男女各2名、30歳代男女各2名、50
a代男女各1名の計10名。
11、基準試験 基準燻煙食品の作成 ナイロン6とナイロン12の単量体成分の重量比が50
/ 50の共重合体であるTi−130℃のポリアミド
(PA−1>と塩化ビニリデンと塩化ビニルの重量比が
80/ 20の共重合体であるPVDC(PVDC−1
)のそれぞれより環状ダイ付き押出機で溶融押出しし、
得られたパリソンを15℃の水で急冷した後常法に従い
インフレーション法で縦軸方向(MD)/横軸方向(T
D ) =2.5 /2.5倍に延伸し厚さ30amの
チューブフィルムとした。それぞれのチューブ状フィル
ムに、豚肉50重量%、脂肪20重量%、澱粉6重量%
、食塩2重量%及び水22重量%の豚肉ソーセージ原料
を約200g充填し、両端をクリップで封じ包装体を得
た。これをスモークチャンバー中で温度60℃、湿度2
0%RHの条件下で15分間乾燥後温度15℃、湿度5
0%RHの条件下で30分間燻煙処理した。
燻煙処理後それぞれの内容物を取出し、細片(約5鰭角
)にし、PAIケーシングのソーセイぞれ重量比で25
%(82)、50%(83)、75%(84)、fiぜ
たものとPAlのみのケーシング計5種を調整しそれぞ
れの混合割合を記した札を付けた皿に採った。
基準燻煙食品のパネルテスト パネラ−に上記基準燻煙食品を試食してもらい、−セイ
ジ(S5)を0点としパネラ−に採点させた。 ご唸、
土壌下書こり4vでおり負。
iii 、燻煙性評価試験 評価したい燻煙処理した資料食品を上記10名のパネラ
−に上記基準燻煙食品S1から85と比較試食してもら
い、どの基準燻煙食品と味、奥が類似しているかを記入
させる。
この結果を次の手順で数値化する。
81〜85(Sj)に対する荷重係数(KJ )を基準
燻煙食品のパネルテストの結果から次の値とする。
Sj:  Kj Sl:100 ム S2: 83:  38 84:  10 S5:  0 資料試食結果として、Sjと評価したパネラ−がN1人
いたとき、その資料の燻煙性を次式で計算する。
」         J 燻煙性=Σ(KjxNj)/ΣN j    (1)但
し、小数点以下は切りすてる。
実施例1〜4.比較例1〜7 ナイロン6とナイロン12の単量体成分のlff1比率
が50対50の共重合体であるTi=130℃のポリア
ミド(EMS  CHEMI  AG社製グリロンCF
65. Tg=30℃)と塩化ビニリデンと塩化ビニル
の重量化が80対20の共重合体であるPVDC(PV
DC−1>を表−2に示す重石割合でトライブレンドし
たのち環状ダイ付き押出し機で溶融混練し、得られたパ
リソンを15℃の水で急冷した後常法に従いインフレー
ション法で縦軸方向(MD)/横軸方向(TD > =
 2.5/2.5倍に延伸し厚さ30−のチューブ状フ
ィルムを得た。(実施例1〜2.比較例6)。
得られた実施例1.2及び比較例6のフィルムについて
温度30℃、100%RHにおける酸素透過係数をA 
S T M 03985に従って測定した。又、水蒸気
透過度をJ I S Z−0208に従い温度40℃、
90%RHの条件下で測定した。結果を表−2に示す。
また得られた実施例1,2及び比較例6のチューブ状フ
ィルムを用い、豚肉50重量%、詣肪20重量%、′R
粉6重量%2食塩2重量%及び水22重量%からなる豚
肉ソーセージ原料的200gを充填し、両端をクリップ
で封じ実施例1,2及び比較例6の包装体を得た。得ら
れた各包装体につき、前に述べた燻煙性評価試験(官能
試験)を行った。その結果を表1及び表−2に示す。
次にグリロンCF65と塩化ビニリデンとメチルアクリ
レートのlff1比が95対5の共重合体であるPVD
C2を表−りに示す重石割合でトライブレンドした後、
実施例1〜3の操作により厚さ30/JJIのチューブ
状延伸フィルムを得た。(実施例3〜4、比較例7)。
実施例1〜2と同様の燻煙性試験、酸素透過係数、水蒸
気透過度の測定を行った。その結果を表−2に示す。ま
た、比較のため、PVDC−1(比較例1)、PVDC
−2(比較例2)、PA−1(比較例3)、PA1/P
VDC1=20/80(比較例4 ) 、 PA 1 
/PVD C2=20/80 (、比較例5)の各30
%のフィルムを使用して、同様の試験を行った。その結
果を表−2に併記する。
尚、燻煙性評価試験で評価対象品のパネラ−による評価
の内容を表−1に示した。
表  −1 表−1から資料A、D、EG、tS1.82と同等の燻
煙の味、臭を示し、資料B、CG、1t84,85と同
等であり燻煙の味、臭が感じられない。
燻煙性を表わす数値は燻煙性評価試験の式(1)から計
算し、表−1及び表−2に示した。
PVDCは逆に酸素透過係数と水蒸気透過度は小さいが
、燻煙性は全くない(比較例1.2)。
PAの場合は燻煙性は十分あるが酸素透過係数、水蒸気
透過度が大きい。(比較例3)。PA/PV D C=
 20/80ではM木透過係数と水蒸気透過度は満足す
るが!煙性が劣る。(比較例4,5)。
ところが、PAが60〜80重量%の混合物の場合は酸
素透過係数と水蒸気透過度は小さく、かつポリアミドと
同等の燻煙性があり、非常にバランスのとれた燻煙食品
包装体である事が分かる。
実権例5〜9 ポリアミドとPVDCIとの重量化を80対20としポ
リアミドの種類を表−3に示すように変えた。
各サンプルをトライブレンドした後、環状ダイ付き押出
し機で溶融混練し得られたパリソンを空気圧でブロー成
形した。得られた30−のフィルムの酸′1g透過係数
、水蒸気透過度、燻煙性試験の結果を表−3に示す。
ポリアミドの種類を変えた場合も酸素透過係数と水蒸気
透過度は小さく、且ポリアミドと同等な燻煙性があり、
非常にバランスのとれた燻煙食品包装体である事が分か
る。
上記実施例の食品包装体の燻煙性、酸素透過係数、水蒸
気透過度をそれぞれ比較例3(PAl。
ポリアミド)の性状を基準にとり、比較したものを第1
図に示す。PAの割合が80〜60重量%の範囲では、
#[性(1)がPAと同等であり、かつ、酸素透過係数
O)はPAの30%以下となり、水蒸気透過度■は、P
Aの15%以下に低下することを示している。この事は
、本発明に用いる包装材料で包装後燻煙した食品包装体
が燻煙性、11素バリヤー性、水蒸気バリヤー性のバラ
ンスがとれたものである事を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図はpvocとPAIの混合組成と各物性の関係を
示す。横軸に混合組成、i軸にPA−1の物性値を10
0%とした時の各混合物の物性値の割合を%で示す。 (1)   燻  煙  性     −・ −■ 水
蒸気透過度  −八 0) 酸素透過係数  −×− 代l、1人ブ1°i:+!、1:  イ、j;i   
山武

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶融点210℃以下のポリアミド60〜80重
    量%と塩化ビニリデン樹脂20〜40重量%との混合物
    からなる包装材料で食品を包装し燻煙した食品包装体。
  2. (2)結晶融点210℃以下のポリアミド60〜80重
    量%と塩化ビニリデン樹脂20〜40重量%との混合物
    からなるフィルムで食品を包装し、該包装 体を燻煙することを特徴とする燻煙方法。
JP2088438A 1989-04-04 1990-04-03 燻煙食品包装体 Pending JPH0347033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2088438A JPH0347033A (ja) 1989-04-04 1990-04-03 燻煙食品包装体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-85455 1989-04-04
JP8545589 1989-04-04
JP2088438A JPH0347033A (ja) 1989-04-04 1990-04-03 燻煙食品包装体

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JPH0347033A true JPH0347033A (ja) 1991-02-28

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