JPH11164425A - スイッチギヤ - Google Patents

スイッチギヤ

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JPH11164425A
JPH11164425A JP9326528A JP32652897A JPH11164425A JP H11164425 A JPH11164425 A JP H11164425A JP 9326528 A JP9326528 A JP 9326528A JP 32652897 A JP32652897 A JP 32652897A JP H11164425 A JPH11164425 A JP H11164425A
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vacuum
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electrode
container
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Masayuki Takahashi
正行 高橋
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/664Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings
    • H01H2033/6648Contacts containing flexible parts, e.g. to improve contact pressure

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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化及び製品コストの低下を図ることがで
きて、さらに、真空接地容器内で移動する可動電極の移
動量が大きい場合でも真空接地容器内の真空度を長期間
にわたって良好に保つことができ、また、内部における
アーク短絡事故の発生時にも爆発を引き起こすことがな
いようにする。 【解決手段】 1つの真空接地容器1内に、主回路用の
固定電極3及び接地回路用の固定電極5と、これら固定
電極3,5間を円弧移動する移動導体7と、該移動導体
7に設ける主回路用及び接地回路用の可動電極8,9及
び移動導体7を支持する支持レバー22とを単相又は複
相分設け、該支持レバー22の中間部に、真空接地容器
1を内外に貫通して駆動装置24に連動する操作杆26
を連結して、移動導体7を円弧移動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、母線側導体と負荷
側導体とを接触/離脱する主回路用の電極及び負荷側導
体と接地側導体とを接触/離脱する接地回路用の電極を
備えたスイッチギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】母線からの受電を、各種の負荷機器、他
の電気室に配電すべく用いられるスイッチギヤは、母線
との接続のための母線側導体、負荷への送電ケーブルと
の接続のための負荷側導体等の接続導体と共に、母線側
導体と負荷側導体とを接触/離脱する主回路開閉器、負
荷側導体を接地するための接地開閉器、監視制御に必要
な制御機器等の内部機器を、接地金属製の金属外箱内に
適宜に配設して構成されている。
【0003】この種のスイッチギヤの一種として、特公
平7−28488号公報に開示されているように、主た
る内部機器としての主回路開閉器及び接地開閉器を接続
導体の一部とともに一体化して構成された機能ユニット
を備え、この機能ユニットを金属外箱内に配置して、母
線及び送電ケーブルとの接続のみを行えばよい構成とし
たスイッチギヤがある。
【0004】図7は、前記特公平7−28488号公報
に開示されたスイッチギヤの要部の構成を示す図、図8
はその電気的接続図である。これら図7、図8に示すス
イッチギヤは、絶縁性ガスが封入され、その周壁の一部
を内外に貫通する態様に送電ケーブル接続用のブッシン
グ101と、母線接続用のブッシング102とを備える
容器100の内部に、第1,第2,第3の開閉器10
3,104,105及び真空開閉器の真空消弧室106
を配した構成となっている。
【0005】図8に示す如く、母線接続用のブッシング
102を介して外部の母線(図示せず)に接続された三
相の夫々に対応する母線側分岐導体107は、図7に示
す如く、絶縁支持碍子108により支持されて容器10
0内に配設されており、これらは、真空消弧室106の
内部に構成された固定電極及び該固定電極に対し直線移
動可能な可動電極と第1の開閉器103とを介して、絶
縁支持碍子109に固定支持された中間導体110に接
続され、該中間導体110により2方向に分岐され、夫
々の分岐は、第2,第3の開閉器104,105を介し
て送電ケーブル接続用のブッシング101に支持された
負荷側導体111に接続され、該負荷側導体111を経
て外部の送電ケーブル(図示せず)に接続されている。
【0006】開閉器103,104,105は、金属リ
ンク112及び絶縁リンク113を介して伝達される図
示しない各別の駆動源の動作に応じて夫々の枢支軸回り
に揺動する揺動電極114を備えている。
【0007】第1の開閉器103は、その揺動電極11
4の揺動位置に応じて、真空消弧室106内部の可動電
極と前記中間導体110の対応位置に突設された固定電
極とを接続する閉路位置と、前記揺動電極114と接地
側導体115とを接続する接地閉路位置と、両位置の中
間であり、前記固定電極及び接地側導体115から離れ
た断路位置とを実現する構成となっている。
【0008】また第2,第3の開閉器104,105
は、夫々の揺動電極114,114の揺動により、負荷
側導体111及び中間導体110の対応位置に夫々突設
された固定電極及び接地側導体116,117との間に
て、第1の開閉器103と同様の3位置を実現する構成
となっている。また、前記真空消弧室106には、該真
空消弧室106内部の可動電極に対して、真空消弧室1
06の真空を保持するためにべローズが設けられてい
る。
【0009】以上の構成によれば、母線側分岐導体10
7と負荷側導体111とを接触/離脱する主回路電極部
と、負荷側導体111を接地するための接地回路電極部
とが、接続導体と共に絶縁性ガスが封入された容器10
0の内部に配設されており、母線側分岐導体107をブ
ッシング102を介して容器100の外側の母線に接続
し、負荷側導体111をブッシング101を介して容器
100の外側の送電ケーブルに接続すればよい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが以上の如き従
来のスイッチギヤにおいて、真空消弧室106内部の固
定電極及び可動電極は、主回路を開閉する作用のみを行
い、第1の開閉器103が、他の回路との切り離しのた
めの断路器と、前記真空消弧室106内の可動電極を断
路下にて接地する接地開閉器とを兼ね、更に第2,第3
の開閉器104,105が、夫々に対応する負荷側導体
111を接地する接地開閉器としての機能を果たす構成
であり、母線側分岐導体107と負荷側導体111との
間に2つの開閉器(第1の開閉器103と第2の開閉器
104、又は第3の開閉器105)が直列に配置される
ことから、これらの配置スペースを確保するために容器
100の小型化が制限され、また、コスト高になるとい
う問題があった。
【0011】また、内部に絶縁性ガスが封入され容器1
00内に前記開閉器103,104,105が配置され
ているから、これら開閉器103,104,105にお
いては、三相の相間、対地間、断路位置での可動電極及
び固定電極間に前記封入ガスの種類に応じた絶縁距離を
確保する必要があり、前記開閉器103,104,10
5の夫々が大型化する上、各開閉器103,104,1
05間に十分な間隔を保つために、容器100内の配設
効率が悪く、該容器100の小型化が制限されるという
問題があった。
【0012】また、真空消弧室106は、図8に示す三
相回路において単相毎に設けられているから、これら真
空消弧室106の配設位置の確保のために容器100の
小型化が制限され、また製品コストの上昇を招くという
問題があった。
【0013】更には、容器100の内部においてアーク
短絡が発生した場合、容器100内に封入された絶縁性
ガスが、アークエネルギにより短時間の内に高温、高圧
となる一種の爆発現象が引き起こされることから、前記
容器100には、高圧の放圧のための開放部分を設ける
必要がある上、放圧完了までの高圧状態に耐える強度が
要求されることとなり、容器100の構造が複雑化し、
製品コストの上昇を招くという問題があった。
【0014】また、前記真空消弧室106には、該真空
消弧室106内部の可動電極に対して、真空消弧室10
6の真空を保持するためにべローズが設けられている
が、直線移動する可動電極の移動量が多い場合、べロー
ズに過大な応力が加わることになり、また、この応力が
加わるのを防ぐためには、べローズ自体を大型に形成す
る必要があり、これに伴い真空消弧室106が大型とな
り、容器100内の配設効率が悪化して、該容器100
の小型化が制約されるという問題があった。
【0015】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、従来に比して大幅な小型化、及び製品コストの
低下を図ることができ、さらに真空容器内で移動する可
動電極の移動量が大きい場合でも真空容器内の真空度を
長期間にわたって良好に保つことができ、また、真空容
器内部におけるアーク短絡事故の発生時にも爆発を引き
起こすことがない安全性の高いスイッチギヤを提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るスイッチ
ギヤは、1つの真空接地容器内に、該真空接地容器に対
し移動可能であり、負荷側導体に接続される主回路用の
可動電極及び接地回路用の可動電極と、母線側導体に接
続される主回路用の固定電極及び接地側導体に接続され
る接地回路用の固定電極とが単相又は複相分設けてあ
り、前記真空接地容器の外側に、前記可動電極を円弧移
動させる駆動装置が設けてあることを特徴とする。
【0017】第2発明に係るスイッチギヤは、前記真空
接地容器に、前記母線側導体を絶縁支持して真空接地容
器の外側に突出させるブッシングが設けてあることを特
徴とする。
【0018】第3発明に係るスイッチギヤは、前記真空
接地容器内に、前記固定電極が所定間隔を隔てて配置し
てあり、これら固定電極間に、各相ごと負荷側導体に接
続される移動導体が円弧移動可能な状態で絶縁支持さ
れ、該移動導体の移動方向一側部に前記可動電極の一方
が、他側部に他方が夫々設けてあることを特徴とする。
【0019】第4発明に係るスイッチギヤは、前記真空
接地容器内に、回動が可能な支持軸及び該支持軸に一端
部が結合され、他端部に前記移動導体が設けられた支持
レバーが設けてあり、該支持レバーの中間に、真空接地
容器を内外に貫通して前記駆動装置に連動する操作杆が
連結してあることを特徴とする。
【0020】第5発明に係るスイッチギヤは、前記真空
接地容器内に、真空接地容器に固定される支持軸及び該
支持軸に一端部が回動可能に連結され、他端部に前記移
動導体が設けられた支持レバーが設けてあり、該支持レ
バーの中間に、真空接地容器を内外に貫通して前記駆動
装置に連動する操作杆が連結してあることを特徴とす
る。
【0021】第6発明に係るスイッチギヤは、前記駆動
装置が、回動が自在の動力伝達レバーを備え、該動力伝
達レバー及び前記支持レバーの間であり、夫々の回動中
心からの長さが等しくなる位置に、前記真空接地容器を
貫通して直線移動が可能な操作杆が連結してあることを
特徴とする。
【0022】第7発明に係るスイッチギヤは、前記操作
杆及び真空接地容器間に、操作杆の移動方向に伸縮可能
なべローズが設けてあることを特徴とする。
【0023】第8発明に係るスイッチギヤは、前記移動
導体が、駆動装置の駆動に応じて、前記主回路用の可動
電極が固定電極に接触する閉路位置と、前記接触が離れ
る開路位置と、前記接触がさらに離れる断路位置及び接
地回路用の可動電極が固定電極に接触する接地閉路位置
との4位置間にて移動可能に構成してあることを特徴と
する。
【0024】第9発明に係るスイッチギヤは、真空接地
容器内にて前記移動導体の負荷側導体への導通部に、移
動導体の円弧移動に伴い弾性変形する可撓導体が設けて
あることを特徴とする。
【0025】第10発明に係るスイッチギヤは、前記真
空接地容器が、接地側導体を絶縁支持する支持体と、該
支持体及び前記接地側導体間に各相ごと設けて、該接地
側導体を前記移動導体に向けて付勢するばねを備えてい
る。
【0026】第11発明に係るスイッチギヤは、1つの
真空接地容器内に、主回路用の固定電極及び接地回路用
の固定電極が所定間隔を隔てて単相又は複相分配置して
あり、これら固定電極間に、各相ごと負荷側導体に接続
される移動導体が円弧移動可能な状態で絶縁支持され、
該移動導体の移動方向一側部に主回路用の可動電極が、
他側部に接地回路用の可動電極が夫々設けてあり、前記
移動導体を、真空接地容器内に回動自在に支持される支
持レバー及び真空接地容器を貫通して直線移動可能な操
作杆を介して真空接地容器の外側に配置される駆動装置
に連動させ、該駆動装置の駆動に応じて前記移動導体
を、主回路用の可動電極が固定電極に接触する閉路位置
と、前記可動電極が固定電極から離れる開路位置と、前
記可動電極がさらに離れる断路位置と、接地回路用の可
動電極が固定電極に接触する接地閉路位置との4位置間
にて移動可能に構成してあることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1 以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述
する。図1〜図5は本発明に係るスイッチギヤの構成を
示すもので、図1は主回路用の可動電極が閉路位置へ移
動した状態の縦断側面図、図2は同じく縦断正面図、図
3は主回路用の可動電極が開路位置へ移動した状態の縦
断側面図、図4は主回路用の可動電極が断路位置へ移動
した状態の縦断側面図、図5は接地回路用の可動電極が
接地閉路位置へ移動した状態の縦断側面図である。
【0028】これらの図1〜図5に示すスイッチギヤ
は、内部が高真空に維持される密閉状の1つの真空接地
容器1の内部の一側に、母線側導体2に接続される主回
路用の3つの固定電極3が、他端に、接地側導体4に接
続される接地回路用の3つの固定電極5が夫々対向状に
配置され、さらに、これら固定電極3,5間に、負荷側
導体6に接続される3つの移動導体7が円弧移動可能な
状態で絶縁支持され、これら移動導体7の移動方向一側
部に、前記固定電極3と対向する主回路用の可動電極8
が、他側部に、前記固定電極5と対向する接地回路用の
可動電極9が夫々設けられた三相用のスイッチギヤであ
るが、各相の構造は同じであるため、以下主として1相
の構造について説明する。
【0029】真空接地容器1は、一側部及び他側部の上
部と、他側部の下部とに第1、第2及び第3凹入部1
a,1b,1cを設けて、一側部の上部の第1凹入部1
aには、真空接地容器1を内外に貫通する3本の母線側
導体2が、真空接地容器1を内外に貫通する絶縁性を有
する母線側の3つのブッシング10を介して絶縁支持さ
れ、これら母線側導体2の真空接地容器1内側端部に前
記固定電極3を設け、各母線側導体2の真空接地容器1
外側への突出端部を、真空接地容器1の外側に配設され
た母線11に直接または接続導体等を介して夫々接続さ
れている。
【0030】真空接地容器1の他側部の第2及び第3凹
入部1b,1c間には、真空接地容器1を内外に貫通す
る3本の接地側導体4が、真空接地容器1の外部に設け
る絶縁性を有する3つの支持体12を介して絶縁支持さ
れ、これら接地側導体4の真空接地容器1内側端部に前
記固定電極5を設け、各接地側導体4の真空接地容器1
外側への突出端部を適宜に接地させている。
【0031】支持体12は、段部を介して連続する小径
部及び大径部を有する円筒状に形成され、その小径部
を、真空接地容器1に設けられた貫通孔に挿入し、ロウ
付け等により真空接地容器1に密着させ、大径部側端面
に、貫通孔が設けられた受止板13を重ねて取付ねじ1
4により固定している。
【0032】そして、支持体12の貫通孔12aから受
止板13の貫通孔に前記接地側導体4の端部を移動可能
に挿入し、該接地側導体4の端面に座金を介して抜止ね
じ15を取付け、さらに、支持体12の貫通孔12a
に、接地側導体4の中間に突設した鍔4a及び前記受止
板13の間で受止められて接地側導体4を移動導体7に
向かって移動可能に付勢するばね16を設け、該ばね1
6により接地側導体4を支持体12に移動が可能に支持
している。
【0033】このばね16は、接地回路用の可動電極9
が固定電極5と接触したとき、これら可動電極9及び固
定電極5に接触圧力を加えるようにしている。
【0034】接地側導体4の真空接地容器1内側部分の
周りには、伸縮可能であり、接地側導体4の周りを封止
するべローズ17を設けて、可動電極9との接触により
移動する固定電極5の位置で真空接地容器1内部の真空
度を保つことができるようにしている。実施の形態のべ
ロース17は、一端部を接地側導体4の中間部に固定
し、他端部を支持体12の小径部側端部に固定してい
る。
【0035】真空接地容器1の他側部の下部に設けた第
2凹入部1bには、真空接地容器1を内外に貫通する3
つの負荷側導体6が、絶縁性を有する3つのブッシング
18を介して絶縁支持され、各負荷側導体6の真空接地
容器1外側への突出端部が3本の外部ケーブル19に接
続されている。
【0036】また、各負荷側導体6の真空接地容器1内
側端部と、前記各移動導体7の中間部とを、移動導体7
の移動に伴い弾性変形する可撓導体20により連結して
移動導体7の移動を許容するようにしている。
【0037】この可撓導体20は、図1、図2に示す如
く細長の平板状に形成され、その一端部が負荷側導体6
に、また、他端部が移動導体7に夫々固定され、中間部
が移動導体7の円弧移動に対して自由に変形するように
している。
【0038】真空接地容器1の上部に設けた第1及び第
3凹入部1a,1c間の内部には、1本の支持軸21が
回動可能に支持され、該支持軸21の中間部に、3つの
支持レバー22の一端部を支持軸21の軸長方向に所定
間隔を隔てて結合し、これら支持レバー22の他端部
に、貫通孔23aが設けられた絶縁性を有する四角形状
の保持体23を設け、該保持体23の貫通孔23aに棒
状の前記移動導体7を挿嵌保持し、支持レバー22の回
動に伴い移動導体7を円弧移動させるようにしている。
この移動導体7の一端には円板状の前記可動電極8を設
け、他端には前記可動電極9を設けている。
【0039】また、真空接地容器1の他側部の上部に設
けた第3凹入部1cには、前記支持レバー22を回動さ
せるための駆動装置24が設けられている。
【0040】この駆動装置24は駆動軸24aを備え、
該駆動軸24aに、その動力を伝達する角棒状の1つの
動力伝達レバー25の一端部を結合し、該動力伝達レバ
ー25の他端部と1つの支持レバー22の中間部とを、
真空接地容器1に設けられた貫通孔に挿通されて移動が
可能な操作杆26により相対回転が自在に連結して、駆
動装置24の駆動による動力伝達レバー25の円弧運動
を直線移動に変換し、駆動装置24の回動力により各支
持レバー22を同調して所定角度回動させるようにして
いる。
【0041】操作杆26は、図1に示すように、動力伝
達レバー25及び支持レバー22の回動中心O,O1か
らの長さL,L1が夫々等しくなる位置に連結して、動
力伝達レバー25の動作に対してほぼ直線移動を行わせ
るようにしている。そして、操作杆26の真空接地容器
1内側部分の周りには、伸縮可能であり、操作杆26の
周りを封止するべローズ27を設けて、真空接地容器1
内部の真空度を保つことができるようにしている。実施
の形態のべロース27は、一端部を操作杆26の中間部
に固定し、他端部を真空接地容器1に固定している。
【0042】以上の如く構成したスイッチギヤは、母線
11からの通電が、真空接地容器1の第1凹入部1aに
絶縁支持された母線側導体2から主回路用の固定電極3
へ通電される。また、外部ケーブル19は、真空接地容
器1の第2凹入部1bに絶縁支持された負荷側導体6及
び可撓導体20から移動導体7へ通電される。この場
合、移動導体7の移動に伴い可撓導体20が弾性変形す
ることになるから、移動導体7の移動に影響されること
なく、該移動導体7の負荷側導体6への導通を確実に維
持することができる。
【0043】図1の状態は移動導体7が閉路位置へ移動
して主回路用の可動電極8と固定電極3とが接触した閉
路状態であって、母線11からの通電が、母線側導体
2、主回路用の固定電極3及び可動電極8、移動導体
7、可撓導体20、負荷側導体6から外部ケーブル19
へ通電されている。
【0044】次に図1の閉路状態から駆動装置24によ
り支持軸21及び支持レバー22を図1の時計方向へ所
定角度回動して、移動導体7を開路位置へ移動させ、主
回路用の可動電極8を固定電極3から離して絶縁距離を
増大させることにより、図3に示す如く母線11から主
回路用の可動電極8への通電が遮断され、開路状態とな
る。
【0045】次に図3の開路状態から駆動装置24によ
り支持軸21及び支持レバー22を図3の時計方向にさ
らに所定角度回動して、移動導体7を断路位置へ移動さ
せて図3の開路状態よりもう1段階主回路用の可動電極
8を固定電極3から離すことにより、前記可動電極8及
び固定電極3の絶縁距離が増し、図4に示す如く母線1
1から主回路用の可動電極8への電路が切られ遮断状態
となる。
【0046】次に図4の遮断状態から駆動装置24によ
り支持レバー22を図4の時計方向にさらに所定角度回
動して、移動導体7を接地閉路位置へ移動することによ
り、図5に示す如く接地回路用の可動電極9が固定電極
5に接触され、外部ケーブル19が接地される。
【0047】また、図5の接地閉路状態から駆動装置2
4により支持レバー22を図5の反時計方向へ所定角度
回動することにより、逐次移動導体7が接地側導体4の
側から母線側導体2の側へ円弧移動して、接地閉路状態
から図4の遮断状態、図3の開路状態、図1の閉路状態
へと切換えることができる。
【0048】以上の如く実施の形態1にあっては、駆動
装置24の動力を、支持レバー22の中間部に連結する
操作杆26を介して支持レバー22に伝達するから、移
動導体7に設ける可動電極8,9の移動量を、主回路用
の閉路位置から開路位置、断路位置及び接地閉路位置に
わたって円弧移動させることができる大きな移動量にす
ることができて、しかも、操作杆26の移動量を、可動
電極8,9の移動量に対し大幅に小さな移動量にするこ
とができる。
【0049】しかも、この移動量を小さくすることがで
きる位置にべロース27を設けているから、真空接地容
器1内の真空度を保つべローズ27の可動電極8,9の
移動量に対する伸縮量を小さくすることができる。従っ
て、該べロース27の耐久性を向上することができ、小
型化を図ることができる。さらに操作杆26の移動量を
小さくすることができるから、図1に示す如く真空接地
容器1に第3凹入部1cを設けて、駆動装置24と支持
軸21との間の距離を短くすることができ、駆動装置2
4の真空接地容器1に対する出っ張り量を少なくするこ
とができる。
【0050】操作杆26は、図1に示すように、動力伝
達レバー25及び支持レバー22の回動中心O,O1か
らの長さL,L1が等しくなる位置で連結してあるか
ら、該操作杆26を直線に近い動きで移動させることが
できる。従って、操作杆26が移動するとき、べローズ
27にねじれ方向の応力が作用するのをなくすることが
でき、べローズ27の伸縮量を少なくすることができる
ことと相俟ってべローズ27の耐久性をより一層向上す
ることができる。
【0051】さらに、操作杆26は、三相用の各支持レ
バー22に連結することなく、一相用の支持レバー22
に連結して、駆動装置24の回動力を、動力伝達レバー
25から一相用の支持レバー22及び1つの支持軸21
を介して残り二相用の支持レバー22に伝達するから、
移動導体7を円弧移動させるための構造を簡単にでき、
製品コストの低下を図ることができる。
【0052】また、実施の形態1の真空接地容器1は、
図1に示す如く支持レバー22に対し該支持レバー22
の回動方向両側に第1及び第3凹入部1a,1cを設
け、可動電極8,9の移動域に対し前記支持レバー22
と反対側位置に第2凹入部1bを設けて、第1凹入部1
aには母線側のブッシング10を支持し、第2凹入部1
bには負荷側のブッシング18を支持し、第3凹入部1
cには駆動装置24を支持しているから、これらブッシ
ング10,18及び駆動装置24の真空接地容器1に対
する出っ張り量を少なくすることができ、全体の小型化
を図ることができる。
【0053】実施の形態2 図6は、本発明に係るスイッチギヤの実施の形態2の構
成を示す縦断正面図である。
【0054】この実施の形態2は、実施の形態1におけ
る支持軸21を真空接地容器1の内部に回動自在に支持
することなく、該支持軸21を真空接地容器1内に固定
し、該支持軸21に、3つの前記支持レバー22の一端
部を回動可能に支持し、また、前記駆動装置22により
動作される前記動力伝達レバー25を支持レバー22に
対応して3つ設け、これら動力伝達レバー22の他端部
と各支持レバー22の中間部とを、真空接地容器1に設
けられた3つの貫通孔に挿通されて移動が可能な3つの
前記操作杆26により相対回転が自在に連結して、前記
駆動装置24の駆動による各動力伝達レバー25の円弧
運動を直線移動に変換し、駆動装置24の回動力により
三相用の支持レバー22を独立して回動させることがで
きるようにしている。
【0055】操作杆26は、実施の形態1と同様、各動
力伝達レバー25及び各支持レバー22の回動中心O,
O1からの長さL,L1が夫々等しくなる位置に連結し
て、動力伝達レバー25の動作に対してほぼ直線移動を
行わせるようにしている。そして、各操作杆26の真空
接地容器1内側部分の周りには、伸縮可能であり、各操
作杆26の周りを封止するべく移動導体7の移動に伴い
伸縮するべローズ27を設けたものであり、基本的な構
成は実施の形態1と同じであるから、共通点の図面及び
詳細な説明を省略する。また、動作についても三相用の
各支持レバー22が支持軸21に対し回動することを除
いて実施の形態1と同じであるため、共通する動作の説
明を省略する。
【0056】実施の形態2においては、駆動装置24の
回動力が、各動力伝達レバー25及び各操作杆26から
各支持レバー22へ伝達され、これら支持レバー22が
支持軸21を中心として独立して回動され、各支持レバ
ー22に保持体23を介して保持している移動導体7
を、閉路位置、開路位置、断路位置、接地閉路位置とに
逐次移動させることができる。
【0057】尚、以上の実施の形態では、三相用のスイ
ッチギヤについて説明したが、その他、四相用以上のス
イッチギヤまたは一相用のスイッチギヤであってもよ
い。
【0058】
【発明の効果】以上詳述した如く第1発明に係るスイッ
チギヤによれば、高電圧となる主回路電極部及び接地回
路電極部を、絶縁特性の優れた1つの真空接地容器に単
相又は複相分内装して、各電極部の可動電極を、真空接
地容器の外側に設けた駆動装置により円弧移動させるよ
うにし、さらに、母線を真空接地容器の外側に配置する
ようにしたから、高電圧となる主回路電極部及び接地回
路電極部を真空接地容器内にコンパクトに配置でき、全
体の小型化を図ることができ、さらに製品コストの低下
を図ることができる。また、真空接地容器内で例えば電
流遮断機能及び断路器としての機能を一体化して多機能
化を図り得るから、製品コストをより一層低下させるこ
とができるのであり、また、容器内部でのアーク短絡の
発生が爆発を引き起こす虞れがないため、それに対する
容器構造が不要となり、製品コストをさらに低下させる
ことができる。
【0059】また、主回路用及び接地回路用の固定電極
間を直線移動させるのに比べて円弧移動させる主回路及
び接地回路用の可動電極の方が移動量が多い。これに伴
い前記可動電極を円弧移動させることで、前記固定電極
と前記可動電極との絶縁距離が増し、前記2つの固定電
極間の間隔を小さくすることができ、全体をさらに小さ
くすることができる。
【0060】第2発明に係るスイッチギヤによれば、主
回路電極部及び接地回路電極部が単相又は複相分内装さ
れた1つの真空接地容器を1つの機能ユニットとし、こ
の真空接地容器の外側に突出する母線側導体を、真空接
地容器の外側に配線される母線に接続することにより、
1つの機能ユニットを装着することができるから、複数
の機能ユニットの拡張を容易にすることができる。
【0061】第3発明に係るスイッチギヤによれば、円
弧移動する1つの移動導体に主回路用の可動電極及び接
地回路用の可動電極を設けているから、移動導体の長さ
を短くすることができて、しかも、1つの支持構造及び
1つの駆動装置により可動電極を円弧移動させることが
でき、より一層の小型化及び製品コストの低下を図るこ
とができる。
【0062】第4発明及び第5発明に係るスイッチギヤ
によれば、一端部が支持軸に支持され、他端部に移動導
体が設けられた支持レバーの中間に、真空接地容器を内
外に貫通する操作杆を連結してあるから、移動導体に設
ける可動電極の移動量を、主回路用の閉路位置から開路
位置、断路位置及び接地閉路位置にわたって円弧移動さ
せることができる大きな移動量にすることができ、しか
も、前記操作杆の移動量を、可動電極の移動量に対し大
幅に小さな移動量にすることができるから、操作杆の長
さを短くできる。従って、駆動装置と支持軸との間の距
離を短くすることができ、駆動装置の真空接地容器に対
する出っ張り量を少なくすることができ、全体の小型化
を図ることができる。
【0063】しかも、第4発明に係るスイッチギヤによ
れば、支持レバーは、真空接地容器内に回動が可能に支
持される支持軸に結合してあるから、1つの真空接地容
器に二相以上の機能をもたせる場合でも、一相の支持レ
バーを回動させることにより、残りの全ての相の支持レ
バーを同調して回動させることができ、移動導体を円弧
移動させるための構造を簡単にでき、製品コストの低下
を図ることができる。
【0064】また、第5発明に係るスイッチギヤによれ
ば、支持レバーは、真空接地容器内に固定される支持軸
に回動可能に連結してあるから、1つの真空接地容器に
二相以上の機能をもたせる場合でも、夫々の相の支持レ
バーを独立して回動させることができる。
【0065】第6発明に係るスイッチギヤによれば、動
力伝達レバー及び支持レバーの回動中心からの長さが等
しくなる位置に、真空接地容器を貫通する操作杆を連結
してあるから、該操作杆を直線に近い動きで移動させる
ことができ、操作杆周りの真空度を保つための手立てが
行い易いのである。
【0066】第7発明に係るスイッチギヤによれば、可
動電極の移動量に対し大幅に小さな移動量にすることが
できる操作杆及び真空接地容器間にべローズを設けた場
合は、可動電極の移動量に対するべローズの伸縮量を小
さくすることができ、従って、可動電極の移動量が大き
い場合でも真空接地容器内の真空度を長期間にわたって
良好に保つことができ、さらに、真空接地容器内の真空
度を保つべローズに過大応力が作用するのを防止するこ
とができ、該べロースの耐久性を向上することができ、
また、小型化することができる。
【0067】また、直線に近い動きで移動させることが
できる操作杆及び真空接地容器間にべローズを設けた場
合は、操作杆が移動するとき、べローズにねじれ方向の
応力が作用するのをなくすることができるから、べロー
ズの伸縮量を少なくすることができることと相俟ってべ
ローズの耐久性をより一層向上することができる。
【0068】第8発明に係るスイッチギヤによれば、移
動導体を、主回路電極部の閉路状態、開路状態及び断路
状態と、接地回路電極部の接地閉路状態とに円弧移動さ
せることができるから、更なる小型化及び製品コストの
低下を図ることができる。
【0069】第9発明に係るスイッチギヤによれば、真
空接地容器内の移動導体の円弧移動に伴い可撓導体を弾
性変形させるから、移動導体の円弧移動に影響されるこ
となく、該移動導体の負荷側導体への導通を確実に維持
することができる。
【0070】第10発明に係るスイッチギヤによれば、
接地側導体を移動導体に向けて付勢するばねを設けてあ
るから、接地回路用の可動電極を固定電極に接触させた
とき、前記ばねを撓ませて前記可動電極及び固定電極間
に接触圧力を加えることができ、この接触圧力により接
地状態を確実に維持することができる。
【0071】第11発明に係るスイッチギヤによれば、
高電圧となる主回路電極部及び接地電極部を、絶縁特性
の優れた1つの真空接地容器に単相又は複相分内装し
て、各電極部の可動電極を、真空接地容器の外側に設け
た駆動装置により移動させるようにし、母線を真空接地
容器の外側に配置するようにしたから、高電圧となる主
回路電極部及び接地電極部をコンパクトに配置でき、そ
の上、移動導体の長さを短くすることができて、さら
に、1つの支持構造及び1つの駆動装置により可動電極
を円弧移動させることができ、より一層の小型化及び製
品コストの低下を図ることができる。また、移動導体
を、主回路電極部の閉路状態と、開路状態と、断路状態
と、接地回路電極部の接地閉路状態とに円弧移動させる
ことができるから、前記した従来品に比して大幅な小型
化及び製品コストの低下を図ることができる。さらに、
容器内部でのアーク短絡の発生が爆発を引き起こす虞れ
がないため、それに対する容器構造が不要となり、製品
コストをさらに低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスイッチギヤの実施の形態1の
主回路用の可動電極が閉路位置へ移動した状態の縦断側
面図である。
【図2】 図1に示すスイッチギヤの縦断正面図であ
る。
【図3】 本発明に係るスイッチギヤの実施の形態1の
主回路用の可動電極が開路位置へ移動した状態の縦断側
面図である。
【図4】 本発明に係るスイッチギヤの実施の形態1の
主回路用の可動電極が断路位置へ移動した状態の縦断側
面図である。
【図5】 本発明に係るスイッチギヤの実施の形態1の
接地回路用の可動電極が接地閉路位置へ移動した状態の
縦断側面図である。
【図6】 本発明に係るスイッチギヤの実施の形態2の
縦断正面図である。
【図7】 従来のスイッチギヤの要部の構成を示す図で
ある。
【図8】 従来のスイッチギヤの電気的接続図である。
【符号の説明】
1 真空接地容器、2 母線側導体、3 主回路用の固
定電極、4 接地側導体、5 接地回路用の固定電極、
6 負荷側導体、7 移動導体、8 主回路用の可動電
極、9 接地回路用の可動電極、10 ブッシング、1
6 ばね、17 べローズ、20 可撓導体、22 支
持レバー、24 駆動装置、25 動力伝達レバー、2
6 操作杆、27 べローズ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの真空接地容器内に、該真空接地容
    器に対し移動可能であり、負荷側導体に接続される主回
    路用の可動電極及び接地回路用の可動電極と、母線側導
    体に接続される主回路用の固定電極及び接地側導体に接
    続される接地回路用の固定電極とが単相又は複相分設け
    てあり、前記真空接地容器の外側に、前記可動電極を円
    弧移動させる駆動装置が設けてあることを特徴とするス
    イッチギヤ。
  2. 【請求項2】 前記真空接地容器には、前記母線側導体
    を絶縁支持して真空接地容器の外側に突出させるブッシ
    ングが設けてある請求項1記載のスイッチギヤ。
  3. 【請求項3】 前記真空接地容器内に、前記固定電極が
    所定間隔を隔てて配置してあり、これら固定電極間に、
    負荷側導体に接続される移動導体が円弧移動可能な状態
    で絶縁支持され、該移動導体の移動方向一側部に前記可
    動電極の一方が、他側部に他方が夫々設けてある請求項
    1又は請求項2記載のスイッチギヤ。
  4. 【請求項4】 前記真空接地容器内には、回動が可能な
    支持軸及び該支持軸に一端部が結合され、他端部に前記
    移動導体が設けられた支持レバーが設けてあり、該支持
    レバーの中間部に、真空接地容器を内外に貫通して前記
    駆動装置に連動する操作杆が連結してある請求項3記載
    のスイッチギヤ。
  5. 【請求項5】 前記真空接地容器内には、真空接地容器
    に固定される支持軸及び該支持軸に一端部が回動可能に
    連結され、他端部に前記移動導体が設けられた支持レバ
    ーが設けてあり、該支持レバーの中間部に、真空接地容
    器を内外に貫通して前記駆動装置に連動する操作杆が連
    結してある請求項3記載のスイッチギヤ。
  6. 【請求項6】 前記駆動装置は、回動が自在の動力伝達
    レバーを備え、該動力伝達レバー及び前記支持レバーの
    間であり、夫々の回動中心からの長さが等しくなる位置
    に、前記真空接地容器を貫通して直線移動が可能な操作
    杆が連結してある請求項4又は請求項5記載のスイッチ
    ギヤ。
  7. 【請求項7】 前記操作杆及び真空接地容器間には、操
    作杆の移動方向に伸縮可能なべローズが設けてある請求
    項4乃至請求項6のいずれかに記載のスイッチギヤ。
  8. 【請求項8】 前記移動導体は、駆動装置の駆動に応じ
    て、前記主回路用の可動電極が固定電極に接触する閉路
    位置と、前記接触が離れる開路位置と、前記接触がさら
    に離れる断路位置及び接地回路用の可動電極が固定電極
    に接触する接地閉路位置との4位置間にて移動可能に構
    成してある請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のス
    イッチギヤ。
  9. 【請求項9】 前記移動導体の負荷側導体への導通部に
    は、移動導体の円弧移動に伴い弾性変形する可撓導体が
    設けてある請求項3記載のスイッチギヤ。
  10. 【請求項10】 前記真空接地容器は、接地側導体を絶
    縁支持する支持体と、該支持体及び前記接地側導体間に
    各相ごと設けて、該接地側導体を前記移動導体に向けて
    付勢するばねを備えている請求項1又は請求項2記載の
    スイッチギヤ。
  11. 【請求項11】 1つの真空接地容器内に、主回路用の
    固定電極及び接地回路用の固定電極が所定間隔を隔てて
    単相又は複相分配置してあり、これら固定電極間に、各
    相ごと負荷側導体に接続される移動導体が円弧移動可能
    な状態で絶縁支持され、該移動導体の移動方向一側部に
    主回路用の可動電極が、他側部に接地回路用の可動電極
    が夫々設けてあり、前記移動導体を、真空接地容器内に
    回動自在に支持される支持レバー及び真空接地容器を貫
    通して直線移動可能な操作杆を介して真空接地容器の外
    側に配置される駆動装置に連動させ、該駆動装置の駆動
    に応じて前記移動導体を、主回路用の可動電極が固定電
    極に接触する閉路位置と、前記可動電極が固定電極から
    離れる開路位置と、前記可動電極がさらに離れる断路位
    置と、接地回路用の可動電極が固定電極に接触する接地
    閉路位置との4位置間にて移動可能に構成してあること
    を特徴とするスイッチギヤ。
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