JPH11164417A

JPH11164417A - 分電盤

Info

Publication number: JPH11164417A
Application number: JP9340779A
Authority: JP
Inventors: Junichi Takagi; 淳一高木
Original assignee: Kawamura Electric Inc
Current assignee: Kawamura Electric Inc
Priority date: 1997-11-26
Filing date: 1997-11-26
Publication date: 1999-06-18

Abstract

(57)【要約】【課題】電気機器２を載置した機器取り付け板５の撓
みや、振動を防止する構造を有する分電盤を提供するこ
と。【解決手段】機器取り付け板５の端部を箱体本体１の
背面板６の方向へ折曲し折曲部８を背面板６付近まで延
設し、機器取り付け板５を複数の支持点で支持するこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する分野】本発明は、各種電気機器を機器取
り付け板に載置して箱体本体に納めて構成される分電盤
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術において、分電盤に電気機器を
収納する際には、まず電気機器３１を機器取り付け板３
２に載置固定する。機器取り付け板３２は、折り曲げ加
工されているため、中央部分は背面板３３には密着せ
ず、浮いた状態で箱体本体３４に取り付けられる。機器
取り付け板３２の箱体本体３４への取り付けは、箱体本
体３４の背面板３３にねじ止め等によって固定される。
このように、電気機器を分電盤に納めていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術によると、機器取り付け板は、中央部分が箱体本体
の背面板から浮いた状態で箱体本体に取り付けられるた
め、機器取り付け板に取り付けられる機器の重さによっ
て、機器取り付け板が撓んでしまったり、振動が伝わり
易い状態になってしまったりし、機器の誤動作等につな
がる虞があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで本発明は、電気機
器を載置した機器取り付け板の撓みや、振動を防止する
構造を有する分電盤を提供することを目的とし、その構
造は、機器取り付け板の端部を箱体本体の背面板の方向
へ折曲し折曲部を設けると共に、折曲部を背面板近傍ま
で延設し、機器取り付け板を複数の支持点で支持するこ
とである。

【０００５】

【発明の実施の形態】分電盤は、箱体本体に各種電気機
器を収納することで構成されるが、電気機器は、機器取
付け板に載置固定され、機器取付け板を箱体本体の背面
板に取り付ける。機器取り付け板は、両端を折曲し折曲
部が設けられ、この折曲部が箱体本体の背面板付近まで
延設されている。このため、折曲部が背面板に接し、機
器取り付け板を支持することができ、機器取り付け板の
撓みや振動を防止する。

【０００６】

【実施例】本発明に係る分電盤の構造の実施例を図１〜
図５の添付図面に基づいて説明する。

【０００７】図１は本発明に係る分電盤の構造を示す断
面図である。箱体本体１に電気機器２は収納され、内扉
３で電気機器２や配線部分を被覆し、また、扉体４で箱
体本体１の開口部を被覆する。

【０００８】電気機器２は、箱体本体１に収納される
際、機器取り付け板５に載置固定される。箱体本体１の
背面板６には左右に機器取り付け板５を取り付けるため
のレール７が敷かれている。機器取り付け板５は、左右
両端を断面Ｌ字状に折曲形成し、折曲部８をレール７に
固定させることで、機器取り付け板を５箱体本体１に取
り付ける。

【０００９】また、機器取り付け板５の上下端部を折り
曲げて、折曲部９を設ける。折曲部９は、ほぼ中央部分
を延設し、先端が、箱体本体１の背面板６に接するよう
にし、機器取り付け板５を複数の支持点で支持する。折
曲部９が、機器取り付け板５を支持するため、機器取り
付け板５に電気機器２を取り付けた時に、機器取り付け
板５が撓んだり、振動が伝わり易いということを防止で
きる。

【００１０】図２〜図５に本発明に係る分電盤の変形実
施例を示す。

【００１１】図２に示すように、機器取り付け板１０の
上下端部に設けられる折曲部１１は、ほぼ中央部を二か
所以上延設してもよい。機器取り付け板１０を支持する
点が増え、機器取り付け板１０の撓みや、振動を防ぐこ
とができる。

【００１２】図３に示すように、機器取り付け板１２の
上下端部に設けられる折曲部１３は、箱体本体１４の背
面板１５に敷かれたレール１６に近い位置に設けてもよ
い。機器取り付け板１２を支持する点が増え、機器取り
付け板１２のたわみや、振動を防ぐことができる。

【００１３】図４に示すように、機器取り付け板１７の
上下端部に設けられる折曲部１８は、一部を延設し、そ
の先端を丸形にしてもよい。機器取り付け板１７の取り
付け作業時に折曲部１８の先端を手に引っ掛けて負傷し
てするというようなことがなくなる。

【００１４】図５に示すように、機器取り付け板１９の
上下端部に設けられる折曲部２０は、一部を延設し、そ
の先端を山形にしてもよい。箱体本体２１の背面板２２
に加工を施すスペースを広げることができる。

【００１５】以上のように、機器取り付け板の上下端部
に設けられる折曲部の形状は、図２〜図５に示すような
ものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲において適宜変更可能である。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る分電
盤は、機器取り付け板の端部を箱体本体の背面板の方向
へ折曲し折曲部を設けると共に、折曲部を背面板近傍ま
で延設し、機器取り付け板を複数の支持点で支持するた
め、機器取り付け板に、電気機器を取り付けても、折曲
部により確実に支持することができ、機器取り付け板の
たわみを防ぐことができる。また、機器取り付け板がし
っかりするため、電気機器からの振動も防止することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る分電盤の構造を示す断面図であ
る。

【図２】本発明に係る分電盤の第二実施例を示す断面図
である。

【図３】本発明に係る分電盤の第三実施例を示す断面図
である。

【図４】本発明に係る分電盤の第四実施例を示す断面図
である。

【図５】従来技術における分電盤の構造を示す断面図で
ある。

【符号の説明】

１・・・箱体本体、２・・・電気機器、３・・・内扉、
４・・・扉体、５・・・機器取り付け板、６・・・背面
板、７・・・レール、８・・・折曲部、９・・・折曲
部、１０・・・機器取り付け板。１１・・・折曲部、１
２・・・機器取り付け板、１３・・・折曲部、１４・・
・箱体本体、１５・・・背面板、１６・・・レール、１
７・・・機器取り付け板、１８・・・折曲部、１９・・
・機器取り付け板、２０・・・折曲部、２１・・・箱体
本体、２２・・・背面板。

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年２月１７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る分電盤の構造を示す断面図であ
る。

【図５】本発明に係る分電盤の第五実施例を示す断面図
である。

【図６】従来技術における分電盤の構造を示す断面図で
ある。

【符号の説明】１・・・箱体本体、２・・・電気機器、３・・・内扉、
４・・・扉体、５・・・機器取り付け板、６・・・背面
板、７・・・レール、８・・・折曲部、９・・・折曲
部、１０・・・機器取り付け板。１１・・・折曲部、１
２・・・機器取り付け板、１３・・・折曲部、１４・・
・箱体本体、１５・・・背面板、１６・・・レール、１
７・・・機器取り付け板、１８・・・折曲部、１９・・
・機器取り付け板、２０・・・折曲部、２１・・・箱体
本体、２２・・・背面板。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】各種電気機器が取り付けられた機器取り
付け板を箱体本体に収納してなる分電盤において、前記
機器取り付け板の端部を前記箱体本体の背面板の方向へ
折曲し折曲部を設けると共に、該折曲部を前記背面板近
傍まで延設し、前記機器取り付け板を複数の支持点で支
持することを特徴とする分電盤。