JPH11164367A - 移動通信システムにおけるランダムアクセス制御方法 - Google Patents
移動通信システムにおけるランダムアクセス制御方法Info
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- JPH11164367A JPH11164367A JP32906397A JP32906397A JPH11164367A JP H11164367 A JPH11164367 A JP H11164367A JP 32906397 A JP32906397 A JP 32906397A JP 32906397 A JP32906397 A JP 32906397A JP H11164367 A JPH11164367 A JP H11164367A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 49
- 108010003272 Hyaluronate lyase Proteins 0.000 claims description 8
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 abstract description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 230000011664 signaling Effects 0.000 abstract 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W74/00—Wireless channel access
- H04W74/08—Non-scheduled access, e.g. ALOHA
- H04W74/0866—Non-scheduled access, e.g. ALOHA using a dedicated channel for access
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W28/00—Network traffic management; Network resource management
- H04W28/16—Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
- H04W28/26—Resource reservation
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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- H04W48/08—Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery
- H04W48/12—Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery using downlink control channel
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＣＤＭＡ方式の移動通信システムにおいて、
ランダムアクセス通信の負荷に依らず、音声通信などの
予約された通信の品質を良好に保つ。 【解決手段】 ランダムアクセス通信と音声通信などの
予約された通信とを別々の周波数帯域を使用して行う。
このような手段を講ずることにより、音声通信などの予
約された通信に与える、ランダムアクセス通信の負荷に
よる影響を除く、もしくは最小限に抑えることができ
る。また、ランダムアクセス通信に割り当てる周波数帯
域を減らすことにより、音声通信などの予約された通信
の割合を大きくすることができる。
ランダムアクセス通信の負荷に依らず、音声通信などの
予約された通信の品質を良好に保つ。 【解決手段】 ランダムアクセス通信と音声通信などの
予約された通信とを別々の周波数帯域を使用して行う。
このような手段を講ずることにより、音声通信などの予
約された通信に与える、ランダムアクセス通信の負荷に
よる影響を除く、もしくは最小限に抑えることができ
る。また、ランダムアクセス通信に割り当てる周波数帯
域を減らすことにより、音声通信などの予約された通信
の割合を大きくすることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動通信システ
ムのランダムアクセス制御方法に関する。
ムのランダムアクセス制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、符号分割多次元接続（ＣＤＭＡ：
Code Division Multiplex Access）方式の移動通信シス
テムにおいて、各移動局からのパケット送信を開始させ
るための制御方法として以下の手順による方法があっ
た。 （１）まず、パケット送信を行おうとする移動局は、予
約パケットと呼ばれる通常のフレーム単位よりも短いシ
ョートバーストを基地局に対して送信する。 （２）基地局はこの予約パケットを受信することによ
り、移動局に対して予約を受けたパケットフレームの送
信を許可する。 （３）移動局は、パケット送信を許可された場合に、パ
ケットフレームを送信する。
Code Division Multiplex Access）方式の移動通信シス
テムにおいて、各移動局からのパケット送信を開始させ
るための制御方法として以下の手順による方法があっ
た。 （１）まず、パケット送信を行おうとする移動局は、予
約パケットと呼ばれる通常のフレーム単位よりも短いシ
ョートバーストを基地局に対して送信する。 （２）基地局はこの予約パケットを受信することによ
り、移動局に対して予約を受けたパケットフレームの送
信を許可する。 （３）移動局は、パケット送信を許可された場合に、パ
ケットフレームを送信する。
【０００３】この方法によれば、パケット通信のスルー
プットの向上を図ることができる。なお、以上の技術に
ついては、例えば特開平９−５５６９３号公報に開示さ
れている。
プットの向上を図ることができる。なお、以上の技術に
ついては、例えば特開平９−５５６９３号公報に開示さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ＣＤＭＡ方
式の移動通信システムにおいては、図１３に示すよう
に、符号多重により、ランダムアクセスによる予約パケ
ットと、予約されたデータパケット及び音声などの情報
が同じ周波数帯で送受信される。このため、予約パケッ
トの送信電力が大きい場合、または予約パケットが集中
して通信の容量限界を越えた場合には、同一周波数帯の
干渉レベルがこの帯域を使用する通信の許容以上になる
ため、同一周波数帯を使用するすべての通信が受信でき
なくなるという問題があった。
式の移動通信システムにおいては、図１３に示すよう
に、符号多重により、ランダムアクセスによる予約パケ
ットと、予約されたデータパケット及び音声などの情報
が同じ周波数帯で送受信される。このため、予約パケッ
トの送信電力が大きい場合、または予約パケットが集中
して通信の容量限界を越えた場合には、同一周波数帯の
干渉レベルがこの帯域を使用する通信の許容以上になる
ため、同一周波数帯を使用するすべての通信が受信でき
なくなるという問題があった。
【０００５】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、ＣＤＭＡ方式の移動通信システムにお
いて、ランダムアクセス通信の負荷に依らず、音声通信
などの予約された通信の品質を良好に保つことができる
移動通信システムにおけるランダムアクセス制御方法を
提供することを目的としている。
れたものであり、ＣＤＭＡ方式の移動通信システムにお
いて、ランダムアクセス通信の負荷に依らず、音声通信
などの予約された通信の品質を良好に保つことができる
移動通信システムにおけるランダムアクセス制御方法を
提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、ランダムア
クセス通信と音声通信などの予約された通信とを周波数
または時間により分離して行う。図１はランダムアクセ
ス通信と音声通信などの予約された通信とを周波数によ
り分離して行う場合の例を示したものである。このよう
な手段を講ずることにより、音声通信などの予約された
通信に与える、ランダムアクセス通信の負荷による影響
を除くか、もしくは最小限に抑えることができる。ま
た、ランダムアクセス通信に割り当てる周波数帯域を減
らすことにより、音声通信などの予約された通信の割合
を大きくすることができる。
クセス通信と音声通信などの予約された通信とを周波数
または時間により分離して行う。図１はランダムアクセ
ス通信と音声通信などの予約された通信とを周波数によ
り分離して行う場合の例を示したものである。このよう
な手段を講ずることにより、音声通信などの予約された
通信に与える、ランダムアクセス通信の負荷による影響
を除くか、もしくは最小限に抑えることができる。ま
た、ランダムアクセス通信に割り当てる周波数帯域を減
らすことにより、音声通信などの予約された通信の割合
を大きくすることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【０００８】Ａ．第１の実施形態 図２は、この発明の第１の実施形態に係る移動通信シス
テムの構成を示すブロック図である。図２に示すよう
に、本実施形態に係る移動通信システムは、移動通信網
３００と、基地局１００と、基地局１００と交信する移
動局２００とを含む。
テムの構成を示すブロック図である。図２に示すよう
に、本実施形態に係る移動通信システムは、移動通信網
３００と、基地局１００と、基地局１００と交信する移
動局２００とを含む。
【０００９】移動局２００は、受信機２１０と、再拡散
部２２０と、復号部２３０と、制御部２４０と、符号化
部２５０と、拡散部２６０と、送信機２７０とを備えて
いる。
部２２０と、復号部２３０と、制御部２４０と、符号化
部２５０と、拡散部２６０と、送信機２７０とを備えて
いる。
【００１０】この移動局２００では、制御部２４０によ
る制御の下、基地局１００から送信される信号を受信機
２１０が受信し、再拡散部２２０がこの受信信号を決め
られた拡散符号により再拡散し、復号部２３０がこの再
拡散後の受信信号に含まれる情報を復号する。また、制
御部２４０による制御の下、符号化部２５０は送信信号
を作成し、拡散部２６０はこの送信信号を決められた拡
散符号により拡散し、送信機２７０は拡散された送信信
号を送信する。
る制御の下、基地局１００から送信される信号を受信機
２１０が受信し、再拡散部２２０がこの受信信号を決め
られた拡散符号により再拡散し、復号部２３０がこの再
拡散後の受信信号に含まれる情報を復号する。また、制
御部２４０による制御の下、符号化部２５０は送信信号
を作成し、拡散部２６０はこの送信信号を決められた拡
散符号により拡散し、送信機２７０は拡散された送信信
号を送信する。
【００１１】制御部２４０は、基地局１００から送信さ
れた信号を受信し、復号するための受信機２１０、再拡
散部２２０および復号部２３０の制御を行うとともに、
基地局１００に情報を送信するための符号化部２５０、
拡散部２６０および送信機２７０の制御を行う手段であ
る。さらに詳述すると次の通りである。
れた信号を受信し、復号するための受信機２１０、再拡
散部２２０および復号部２３０の制御を行うとともに、
基地局１００に情報を送信するための符号化部２５０、
拡散部２６０および送信機２７０の制御を行う手段であ
る。さらに詳述すると次の通りである。
【００１２】まず、制御部２４０は、受信機２１０、再
拡散部２２０および復号部２３０により、基地局１００
からの受信および受信信号に含まれるランダムアクセス
用の周波数帯域の空き情報の復号を行う。そして、ラン
ダムアクセス用の周波数帯域が空いている場合は、拡散
部２６０および送信機２７０により、パケット送信の予
約を求める予約パケットを所定の拡散符号で拡散し、ラ
ンダムアクセス用の周波数帯域を使用して送信する。
拡散部２２０および復号部２３０により、基地局１００
からの受信および受信信号に含まれるランダムアクセス
用の周波数帯域の空き情報の復号を行う。そして、ラン
ダムアクセス用の周波数帯域が空いている場合は、拡散
部２６０および送信機２７０により、パケット送信の予
約を求める予約パケットを所定の拡散符号で拡散し、ラ
ンダムアクセス用の周波数帯域を使用して送信する。
【００１３】その後、移動局２００のパケット送信を許
可を示す情報が基地局１００から報知された場合には、
受信機２１０、再拡散部２２０および復号部２３０によ
り、その報知信号の受信および復号を行う。そして、符
号化部２５０、拡散部２６０および送信機２７０によ
り、許可されたタイミング、拡散符号でパケットの送信
を行う。
可を示す情報が基地局１００から報知された場合には、
受信機２１０、再拡散部２２０および復号部２３０によ
り、その報知信号の受信および復号を行う。そして、符
号化部２５０、拡散部２６０および送信機２７０によ
り、許可されたタイミング、拡散符号でパケットの送信
を行う。
【００１４】一方、基地局１００は、受信機１１０と、
再拡散部１２０と、復号部１３０と、制御部１４０と、
符号化部１５０と、拡散部１６０と、送信機１７０とを
備えている。
再拡散部１２０と、復号部１３０と、制御部１４０と、
符号化部１５０と、拡散部１６０と、送信機１７０とを
備えている。
【００１５】この基地局１００では、制御部１４０によ
る制御の下、受信機１１０は移動局２００から送信され
る信号を受信し、再拡散部１２０はこの受信信号を決め
られた拡散符号により再拡散し、復号部１３０は拡散後
の受信信号に含まれる情報を復号する。また、基地局１
００では、制御部１４０による制御の下、符号化部１５
０は送信信号を作成し、拡散部１６０は送信信号を決め
られた拡散符号により拡散し、送信機１７０は拡散され
た送信信号を送信する。
る制御の下、受信機１１０は移動局２００から送信され
る信号を受信し、再拡散部１２０はこの受信信号を決め
られた拡散符号により再拡散し、復号部１３０は拡散後
の受信信号に含まれる情報を復号する。また、基地局１
００では、制御部１４０による制御の下、符号化部１５
０は送信信号を作成し、拡散部１６０は送信信号を決め
られた拡散符号により拡散し、送信機１７０は拡散され
た送信信号を送信する。
【００１６】制御部１４０は、移動局２００から送信さ
れた信号を受信し、復号するための受信機１１０、再拡
散部１２０および復号部１３０の制御を行うとともに、
移動局２００に情報を送信するための符号化部１５０、
拡散部１６０および送信機１７０の制御を行う。さらに
詳述すると、次の通りである。
れた信号を受信し、復号するための受信機１１０、再拡
散部１２０および復号部１３０の制御を行うとともに、
移動局２００に情報を送信するための符号化部１５０、
拡散部１６０および送信機１７０の制御を行う。さらに
詳述すると、次の通りである。
【００１７】まず、制御部１４０は、符号化部１５０、
拡散部１６０および送信機１７０により、各移動局２０
０に対してランダムアクセス用の周波数帯域の空き情報
を報知する報知信号を送信する。
拡散部１６０および送信機１７０により、各移動局２０
０に対してランダムアクセス用の周波数帯域の空き情報
を報知する報知信号を送信する。
【００１８】この報知信号を受信した各移動局２００
は、必要があれば、上述した予約パケットを送信してく
る。そこで、基地局１００の制御部１４０は、この各移
動局２００からのランダムアクセスによる予約パケット
を、受信機１１０、再拡散部１２０および復号部１３０
により、ランダムアクセス用の周波数帯域、拡散符号で
受信する。
は、必要があれば、上述した予約パケットを送信してく
る。そこで、基地局１００の制御部１４０は、この各移
動局２００からのランダムアクセスによる予約パケット
を、受信機１１０、再拡散部１２０および復号部１３０
により、ランダムアクセス用の周波数帯域、拡散符号で
受信する。
【００１９】次に制御部１４０は、受信した予約パケッ
トの送信元である移動局２００に対してパケット送信を
許可する旨の情報と送信タイミング、拡散符号を指定す
る情報を含む報知情報を符号化部１５０、拡散部１６０
および送信機１７０により送信する。この結果、パケッ
ト送信が許可された移動局２００からパケットが送信さ
れることとなる。制御部１４０は、受信機１１０、再拡
散部１２０および復号部１３により、上記報知情報によ
り指定したタイミング、拡散符号で当該移動局からのパ
ケットの受信を行う。
トの送信元である移動局２００に対してパケット送信を
許可する旨の情報と送信タイミング、拡散符号を指定す
る情報を含む報知情報を符号化部１５０、拡散部１６０
および送信機１７０により送信する。この結果、パケッ
ト送信が許可された移動局２００からパケットが送信さ
れることとなる。制御部１４０は、受信機１１０、再拡
散部１２０および復号部１３により、上記報知情報によ
り指定したタイミング、拡散符号で当該移動局からのパ
ケットの受信を行う。
【００２０】図３は本実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。本実施形態では、移動局１００が、音声通
信などの予約された通信に劣化する影響を与えないか、
または影響が少なくなるような周波数帯域（例えば図１
に示すような予約された通信が使用する周波数帯域に隣
接する付近の帯域）でランダムアクセス通信を行う。以
下、図３を参照し、本実施形態の動作について説明す
る。
ートである。本実施形態では、移動局１００が、音声通
信などの予約された通信に劣化する影響を与えないか、
または影響が少なくなるような周波数帯域（例えば図１
に示すような予約された通信が使用する周波数帯域に隣
接する付近の帯域）でランダムアクセス通信を行う。以
下、図３を参照し、本実施形態の動作について説明す
る。
【００２１】基地局１００は、ランダムアクセス用の周
波数帯域の空き情報を送信する（ステップＡ１）。移動
局２００は、このランダムアクセス用の周波数帯域の空
き情報を受信する（ステップＡ２）。
波数帯域の空き情報を送信する（ステップＡ１）。移動
局２００は、このランダムアクセス用の周波数帯域の空
き情報を受信する（ステップＡ２）。
【００２２】そして、移動局２００は、ランダムアクセ
ス用の周波数帯域が空いている場合（ステップＡ３）に
は、ランダムアクセス用の周波数帯域、拡散符号で予約
パケットを送信する（ステップＡ４）。これに対し、ラ
ンダムアクセス用の周波数帯域が空いていない場合（ス
テップＡ３）には、移動局２００はランダムアクセス用
の周波数帯域が空くまで待機する。
ス用の周波数帯域が空いている場合（ステップＡ３）に
は、ランダムアクセス用の周波数帯域、拡散符号で予約
パケットを送信する（ステップＡ４）。これに対し、ラ
ンダムアクセス用の周波数帯域が空いていない場合（ス
テップＡ３）には、移動局２００はランダムアクセス用
の周波数帯域が空くまで待機する。
【００２３】一方、基地局１００は、上記のようにして
各移動局２００からのランダムアクセスによる予約パケ
ットをランダムアクセス用の周波数帯域、拡散符号で受
信する（ステップＡ５）。そして、基地局１００は、受
信した予約パケットの送信元である移動局２００に対し
て、パケット送信の許可と送信タイミング、拡散符号を
報知する（ステップＡ６）。
各移動局２００からのランダムアクセスによる予約パケ
ットをランダムアクセス用の周波数帯域、拡散符号で受
信する（ステップＡ５）。そして、基地局１００は、受
信した予約パケットの送信元である移動局２００に対し
て、パケット送信の許可と送信タイミング、拡散符号を
報知する（ステップＡ６）。
【００２４】移動局２００は、この基地局１００から報
知されるパケット送信を許可する情報を受信する（ステ
ップＡ７）。そして、移動局２００は、許可された送信
タイミング、拡散符号でパケットを送信する（ステップ
Ａ８）。基地局１００は、許可した移動局２００のパケ
ットを指定したタイミング、拡散符号で受信する（ステ
ップＡ９）。
知されるパケット送信を許可する情報を受信する（ステ
ップＡ７）。そして、移動局２００は、許可された送信
タイミング、拡散符号でパケットを送信する（ステップ
Ａ８）。基地局１００は、許可した移動局２００のパケ
ットを指定したタイミング、拡散符号で受信する（ステ
ップＡ９）。
【００２５】本実施形態では、冒頭で説明したように、
移動局２００が、音声通信などの予約された通信に劣化
する影響を与えないか、または影響が少なくなるような
周波数帯域でランダムアクセス通信を行う。従って、例
えば、ランダムアクセス通信用の周波数帯域と、音声通
信などの予約された通信用の周波数帯域とが周波数空間
において完全に分離されている場合は、ランダムアクセ
ス通信により音声通信などの予約された通信の品質が悪
くなることはない。
移動局２００が、音声通信などの予約された通信に劣化
する影響を与えないか、または影響が少なくなるような
周波数帯域でランダムアクセス通信を行う。従って、例
えば、ランダムアクセス通信用の周波数帯域と、音声通
信などの予約された通信用の周波数帯域とが周波数空間
において完全に分離されている場合は、ランダムアクセ
ス通信により音声通信などの予約された通信の品質が悪
くなることはない。
【００２６】また、ランダムアクセス通信用の周波数帯
域と、音声通信などの予約された通信用の周波数帯減と
が周波数空間において相互に重なる部分を有している場
合は、重なったパワーに依存する干渉をお互いに与えあ
うため、ランダムアクセス通信により音声通信などの予
約された通信の品質が影響を受ける。実際には周波数帯
域は有限であるため、図１に示すように、音声通信など
の予約された通信に使用される周波数帯域の谷間にラン
ダムアクセス通信の周波数帯域を設定し、周波数の有効
利用を図ると共に、ある程度の品質劣化を許容するよう
に、周波数帯域を設定することが有効な設定方法の１つ
である。
域と、音声通信などの予約された通信用の周波数帯減と
が周波数空間において相互に重なる部分を有している場
合は、重なったパワーに依存する干渉をお互いに与えあ
うため、ランダムアクセス通信により音声通信などの予
約された通信の品質が影響を受ける。実際には周波数帯
域は有限であるため、図１に示すように、音声通信など
の予約された通信に使用される周波数帯域の谷間にラン
ダムアクセス通信の周波数帯域を設定し、周波数の有効
利用を図ると共に、ある程度の品質劣化を許容するよう
に、周波数帯域を設定することが有効な設定方法の１つ
である。
【００２７】また、ランダムアクセス通信用の周波数帯
域を狭くすることができれば、その分音声通信などの予
約された通信用に周波数帯域を使用できる。何故なら
ば、無線区間を伝送される信号の符号速度により、無線
区間に占める周波数帯域がほぼ次のように決まる。 周波数帯域［Ｈｚ］＝１／符号速度［ｓ］ 従って、符号速度を遅くすれば、周波数帯域を狭くでき
るのである。
域を狭くすることができれば、その分音声通信などの予
約された通信用に周波数帯域を使用できる。何故なら
ば、無線区間を伝送される信号の符号速度により、無線
区間に占める周波数帯域がほぼ次のように決まる。 周波数帯域［Ｈｚ］＝１／符号速度［ｓ］ 従って、符号速度を遅くすれば、周波数帯域を狭くでき
るのである。
【００２８】例として、図４、図５を用いて、拡散率を
１／１０にした場合に周波数帯域が１／１０になること
を示す。図４に示すように、シンボルレート１ｋｓｐｓ
［シンボル／秒］、拡散率１０の場合の符号速度は、１
０ｋｃｐｓ［チップ／秒］であり、周波数帯域は１０ｋ
Ｈｚであるが、図５に示すように、シンボルレート１ｋ
ｓｐｓ［シンボル／秒］、拡散なし（拡散率１）の場合
の符号速度は、１ｋｃｐｓ［チップ／秒］であり、周波
数帯域は１ｋＨｚとなる。このように、ランダムアクセ
ス通信の拡散率、シンボルレートの両方またはどちらか
一方を小さくすることにより周波数帯域を狭くすること
ができるのである。
１／１０にした場合に周波数帯域が１／１０になること
を示す。図４に示すように、シンボルレート１ｋｓｐｓ
［シンボル／秒］、拡散率１０の場合の符号速度は、１
０ｋｃｐｓ［チップ／秒］であり、周波数帯域は１０ｋ
Ｈｚであるが、図５に示すように、シンボルレート１ｋ
ｓｐｓ［シンボル／秒］、拡散なし（拡散率１）の場合
の符号速度は、１ｋｃｐｓ［チップ／秒］であり、周波
数帯域は１ｋＨｚとなる。このように、ランダムアクセ
ス通信の拡散率、シンボルレートの両方またはどちらか
一方を小さくすることにより周波数帯域を狭くすること
ができるのである。
【００２９】次に以上説明した実施形態のさらに詳細な
具体例について説明する。この具体例は、図６に示すよ
うに、上り通信と下り通信で周波数が異なるＦＤＤ（Fr
equency Division Duplex）方式において、上りと下り
の周波数帯域の谷間に、ランダムアクセス通信用の周波
数帯域を割り当てたものである。この具体例における移
動通信システムの構成は上記第１の実施形態のものを基
本的に同じである。従って、以下では、図２、図３、図
６、図７および図８を参照して、本具体例の動作につい
て説明する。
具体例について説明する。この具体例は、図６に示すよ
うに、上り通信と下り通信で周波数が異なるＦＤＤ（Fr
equency Division Duplex）方式において、上りと下り
の周波数帯域の谷間に、ランダムアクセス通信用の周波
数帯域を割り当てたものである。この具体例における移
動通信システムの構成は上記第１の実施形態のものを基
本的に同じである。従って、以下では、図２、図３、図
６、図７および図８を参照して、本具体例の動作につい
て説明する。
【００３０】本具体例では、音声通信などの予約された
通信のシンボルレートを６４ｋｓｐｓとし、かつ、１シ
ンボルを６４チップで拡散するとし、一方、ランダムア
クセス通信のシンボルレートを３２ｋｓｐｓとし、か
つ、拡散を行わないものとする。また、周波数配置につ
いては、図６に示すように、上りと下りの各周波数帯域
が５ＭＨｚ、上りの中心周波数が１９９７．５ＭＨｚ、
下りの中心周波数が２００２．５ＭＨｚ、ランダムアク
セス用の周波数帯域が５０ｋＨｚ、ランダムアクセス用
の中心周波数が２０００ＭＨｚであるものとする。
通信のシンボルレートを６４ｋｓｐｓとし、かつ、１シ
ンボルを６４チップで拡散するとし、一方、ランダムア
クセス通信のシンボルレートを３２ｋｓｐｓとし、か
つ、拡散を行わないものとする。また、周波数配置につ
いては、図６に示すように、上りと下りの各周波数帯域
が５ＭＨｚ、上りの中心周波数が１９９７．５ＭＨｚ、
下りの中心周波数が２００２．５ＭＨｚ、ランダムアク
セス用の周波数帯域が５０ｋＨｚ、ランダムアクセス用
の中心周波数が２０００ＭＨｚであるものとする。
【００３１】以上の条件の下、本具体例では、基地局と
移動局との間で図３に示すフローに従って通信が行われ
る。
移動局との間で図３に示すフローに従って通信が行われ
る。
【００３２】まず、基地局１００は、ランダムアクセス
通信制御のためにＦＡＣＨ（Forword Access Channel）
を送信する（ステップＡ１）。このＦＡＣＨは、図７
（ａ）または図８（ａ）に示すように、ランダムアクセ
ス通信用の周波数帯域の空き情報Ｉ／Ｂ、パケット送信
を許可した移動局の移動局識別子ＭＳＩ、開始フレーム
番号ＦＲＮ、パケットを送信するフレーム数ＬＥＮの情
報を含む。
通信制御のためにＦＡＣＨ（Forword Access Channel）
を送信する（ステップＡ１）。このＦＡＣＨは、図７
（ａ）または図８（ａ）に示すように、ランダムアクセ
ス通信用の周波数帯域の空き情報Ｉ／Ｂ、パケット送信
を許可した移動局の移動局識別子ＭＳＩ、開始フレーム
番号ＦＲＮ、パケットを送信するフレーム数ＬＥＮの情
報を含む。
【００３３】移動局２００は、このＦＡＣＨを受信し、
ランダムアクセス用の周波数帯域の空き情報Ｉ／Ｂを復
号する（ステップＡ２）。
ランダムアクセス用の周波数帯域の空き情報Ｉ／Ｂを復
号する（ステップＡ２）。
【００３４】次いで移動局２００は、ランダムアクセス
用の周波数帯域が空いている（すなわち、Ｉ／ＢがＩｄ
ｌｅとなっている）場合（ステップＡ３）は、ランダム
アクセス用の周波数帯域、拡散符号でＲＡＣＨ（Random
Access CHannel）を送信する（ステップＡ７）。この
ＲＡＣＨは、図７（ｂ）に示すように、移動局の移動局
識別子ＭＳＩ、パケットを送信するフレーム数ＬＥＮの
情報を含む。この動作例では移動局のＭＳＩを０００
１、送信しようとするパケットのフレーム数を３フレー
ムとする。この場合のＲＡＣＨを図８（ｂ）に示す。移
動局２００は、ランダムアクセス用の周波数帯域が空い
ていない（すなわち、Ｉ／ＢがＢｕｓｙ）場合（ステッ
プＡ３）は、当該周波数帯域が空くまで待つ。
用の周波数帯域が空いている（すなわち、Ｉ／ＢがＩｄ
ｌｅとなっている）場合（ステップＡ３）は、ランダム
アクセス用の周波数帯域、拡散符号でＲＡＣＨ（Random
Access CHannel）を送信する（ステップＡ７）。この
ＲＡＣＨは、図７（ｂ）に示すように、移動局の移動局
識別子ＭＳＩ、パケットを送信するフレーム数ＬＥＮの
情報を含む。この動作例では移動局のＭＳＩを０００
１、送信しようとするパケットのフレーム数を３フレー
ムとする。この場合のＲＡＣＨを図８（ｂ）に示す。移
動局２００は、ランダムアクセス用の周波数帯域が空い
ていない（すなわち、Ｉ／ＢがＢｕｓｙ）場合（ステッ
プＡ３）は、当該周波数帯域が空くまで待つ。
【００３５】基地局１００は、各移動局２００からのラ
ンダムアクセスによるＲＡＣＨをランダムアクセス用の
周波数帯域、拡散符号を使用して受信する（ステップＡ
５）。次に基地局１００は、受信したＲＡＣＨに含まれ
るＭＳＩ（＝０００１）に該当する移動局２００に対し
て、その移動局識別子ＭＳＩ（＝０００１）、開始フレ
ーム番号ＦＲＮ（＝０５０）、パケットを送信するフレ
ーム数ＬＥＮ（＝００３）の情報を含むＦＡＣＨを送信
する（ステップＡ６）。この場合のＦＡＣＨを図８
（ｃ）に示す。
ンダムアクセスによるＲＡＣＨをランダムアクセス用の
周波数帯域、拡散符号を使用して受信する（ステップＡ
５）。次に基地局１００は、受信したＲＡＣＨに含まれ
るＭＳＩ（＝０００１）に該当する移動局２００に対し
て、その移動局識別子ＭＳＩ（＝０００１）、開始フレ
ーム番号ＦＲＮ（＝０５０）、パケットを送信するフレ
ーム数ＬＥＮ（＝００３）の情報を含むＦＡＣＨを送信
する（ステップＡ６）。この場合のＦＡＣＨを図８
（ｃ）に示す。
【００３６】移動局２００は、基地局１００からこのＦ
ＡＣＨを受信し、その情報の中に自局の移動局識別子Ｍ
ＳＩ（＝０００１）が含まれてる場合、それに続く開始
フレーム番号ＦＲＮ（＝０５０）、パケットを送信する
フレーム数ＬＥＮ（＝００３）の情報を抽出する（ステ
ップＡ７）。次に移動局２００は、許可された拡散符号
を使用し、パケットを、許可された送信タイミングＦＲ
Ｎ（＝０５０）で、許可されたフレーム長ＬＥＮ（＝０
０３）だけ送信する（ステップＡ８）。このときの移動
局からの送信パケットを図８（ｄ）に示す。
ＡＣＨを受信し、その情報の中に自局の移動局識別子Ｍ
ＳＩ（＝０００１）が含まれてる場合、それに続く開始
フレーム番号ＦＲＮ（＝０５０）、パケットを送信する
フレーム数ＬＥＮ（＝００３）の情報を抽出する（ステ
ップＡ７）。次に移動局２００は、許可された拡散符号
を使用し、パケットを、許可された送信タイミングＦＲ
Ｎ（＝０５０）で、許可されたフレーム長ＬＥＮ（＝０
０３）だけ送信する（ステップＡ８）。このときの移動
局からの送信パケットを図８（ｄ）に示す。
【００３７】基地局１００は、パケットの送信を許可し
た移動局２００（ＭＳＩ＝０００１）からの送信パケッ
トを、指定したタイミング（ＦＲＮ＝０５０）、拡散符
号で、許可したフレーム長（ＬＥＮ＝００３）だけ受信
する（ステップＡ９）。
た移動局２００（ＭＳＩ＝０００１）からの送信パケッ
トを、指定したタイミング（ＦＲＮ＝０５０）、拡散符
号で、許可したフレーム長（ＬＥＮ＝００３）だけ受信
する（ステップＡ９）。
【００３８】Ｂ．第２の実施形態 本実施形態に係る移動通信システムは、上記第１の実施
形態に係るものと基本的に同じ構成を有している。従っ
て、以下では図２および図９を参照し、本実施形態につ
いて説明する。
形態に係るものと基本的に同じ構成を有している。従っ
て、以下では図２および図９を参照し、本実施形態につ
いて説明する。
【００３９】本実施形態において、移動局２００は、制
御部２４０による制御の下、受信機２１０、再拡散部２
２０および復号部２３０により、ランダムアクセス用の
タイムスロットの空き情報を受信し復号する。ここで、
ランダムアクセス用のタイムスロットが空いている場合
は、拡散部２６０および送信機２７０により、ランダム
アクセス用のタイムスロット、拡散符号を使用して予約
パケットを送信する。
御部２４０による制御の下、受信機２１０、再拡散部２
２０および復号部２３０により、ランダムアクセス用の
タイムスロットの空き情報を受信し復号する。ここで、
ランダムアクセス用のタイムスロットが空いている場合
は、拡散部２６０および送信機２７０により、ランダム
アクセス用のタイムスロット、拡散符号を使用して予約
パケットを送信する。
【００４０】次に移動局２００は、受信機２１０、再拡
散部２２０および復号部２３０により、基地局１００か
ら報知される移動局２００のパケット送信を許可を示す
情報を受信し復号する。
散部２２０および復号部２３０により、基地局１００か
ら報知される移動局２００のパケット送信を許可を示す
情報を受信し復号する。
【００４１】そして、移動局２００は、制御部２４０に
よる制御の下、符号化部２５０、拡散部２６０および送
信機２７０により、基地局１００から許可された送信タ
イミング、拡散符号を使用してパケットを送信する。
よる制御の下、符号化部２５０、拡散部２６０および送
信機２７０により、基地局１００から許可された送信タ
イミング、拡散符号を使用してパケットを送信する。
【００４２】一方、基地局１００は、制御部１４０によ
る制御の下、符号化部１５０、拡散部１６０および送信
機１７０により、各移動局２００に対してランダムアク
セス用のタイムスロットの空き情報を報知する。この報
知情報を受信した各移動局２００は、必要があれば、上
述した予約パケットを送信する。基地局１００は、受信
機１１０、再拡散部１２０および復号部１３０により、
この各移動局２００からのランダムアクセスされる予約
パケットをランダムアクセス用のタイムスロット、拡散
符号で受信する。
る制御の下、符号化部１５０、拡散部１６０および送信
機１７０により、各移動局２００に対してランダムアク
セス用のタイムスロットの空き情報を報知する。この報
知情報を受信した各移動局２００は、必要があれば、上
述した予約パケットを送信する。基地局１００は、受信
機１１０、再拡散部１２０および復号部１３０により、
この各移動局２００からのランダムアクセスされる予約
パケットをランダムアクセス用のタイムスロット、拡散
符号で受信する。
【００４３】そして、基地局１００は、符号化部１５
０、再拡散部１２０および送信機１７０により、予約パ
ケットを送ってきた移動局２００に対して、パケット送
信を許可する旨の情報と送信タイミングおよび拡散符号
を指定する情報を含む報知情報を送る。
０、再拡散部１２０および送信機１７０により、予約パ
ケットを送ってきた移動局２００に対して、パケット送
信を許可する旨の情報と送信タイミングおよび拡散符号
を指定する情報を含む報知情報を送る。
【００４４】パケット送信の許可された移動局２００
は、上述した通り、パケットを送信してくる。そこで、
基地局１００は、受信機１１０と、再拡散部１２０と、
復号部１３０により、指定したタイミング、拡散符号で
移動局２００からのパケットを受信する。
は、上述した通り、パケットを送信してくる。そこで、
基地局１００は、受信機１１０と、再拡散部１２０と、
復号部１３０により、指定したタイミング、拡散符号で
移動局２００からのパケットを受信する。
【００４５】図９は本実施形態におけるタイムスロット
の使用状況を例示する図である。同図に示すように、本
実施形態は、ランダムアクセス通信用のタイムスロット
と、音声通信などの予約された通信用のタイムスロット
とを分離して設定し、これらのタイムスロットを使い分
けるものである。図１０は、本実施形態における基地局
１００と移動局２００の動作を示すフローチャートであ
る。以下、これらの図を参照し、本実施形態の動作を説
明する。
の使用状況を例示する図である。同図に示すように、本
実施形態は、ランダムアクセス通信用のタイムスロット
と、音声通信などの予約された通信用のタイムスロット
とを分離して設定し、これらのタイムスロットを使い分
けるものである。図１０は、本実施形態における基地局
１００と移動局２００の動作を示すフローチャートであ
る。以下、これらの図を参照し、本実施形態の動作を説
明する。
【００４６】まず、基地局１００は、ランダムアクセス
用のタイムスロツトの空き情報を送信する（ステップＢ
１）。
用のタイムスロツトの空き情報を送信する（ステップＢ
１）。
【００４７】そして、移動局２００は、このランダムア
クセス用のタイムスロットの空き情報を受信する（ステ
ップＢ２）。次に移動局２００は、ランダムアクセス用
のタイムスロットが空いている場合（ステップＢ３）
は、ランダムアクセス用のタイムスロットを利用し、ラ
ンダムアクセス用の拡散符号で拡散して予約パケットを
送信する（ステップＢ４）。これに対し、ランダムアク
セス用のタイムスロットが空いていない場合（ステップ
Ｂ３）、移動局２００はランダムアクセス用のタイムス
ロットが空くまで待機する。
クセス用のタイムスロットの空き情報を受信する（ステ
ップＢ２）。次に移動局２００は、ランダムアクセス用
のタイムスロットが空いている場合（ステップＢ３）
は、ランダムアクセス用のタイムスロットを利用し、ラ
ンダムアクセス用の拡散符号で拡散して予約パケットを
送信する（ステップＢ４）。これに対し、ランダムアク
セス用のタイムスロットが空いていない場合（ステップ
Ｂ３）、移動局２００はランダムアクセス用のタイムス
ロットが空くまで待機する。
【００４８】一方、基地局１００は、各移動局２００か
らのランダムアクセスによる予約パケットをランダムア
クセス用のタイムスロット、拡散符号で受信する（ステ
ップＢ６）。次に基地局１００は、受信した予約パケッ
トに該当する移動局２００に対して、パケット送信を許
可する旨と送信タイミング、拡散符号を報知する（ステ
ップＢ６）。
らのランダムアクセスによる予約パケットをランダムア
クセス用のタイムスロット、拡散符号で受信する（ステ
ップＢ６）。次に基地局１００は、受信した予約パケッ
トに該当する移動局２００に対して、パケット送信を許
可する旨と送信タイミング、拡散符号を報知する（ステ
ップＢ６）。
【００４９】そして、移動局２００は、基地局１００か
ら報知されるパケット送信を許可を示す情報を受信する
（ステップＢ７）。次に移動局２００は、許可された送
信タイミング、拡散符号でパケットを送信する（ステッ
プＢ８）。
ら報知されるパケット送信を許可を示す情報を受信する
（ステップＢ７）。次に移動局２００は、許可された送
信タイミング、拡散符号でパケットを送信する（ステッ
プＢ８）。
【００５０】基地局１００は、許可した移動局２００の
パケットを指定したタイミング、拡散符号で受信する
（ステップＢ９）。
パケットを指定したタイミング、拡散符号で受信する
（ステップＢ９）。
【００５１】Ｃ．第３の実施形態 本実施形態に係る移動通信システムは、上記第１の実施
形態に係るものと基本的に同じ構成を有している。従っ
て、本実施形態に係る移動通信システムの構成について
は、その説明を省略する。
形態に係るものと基本的に同じ構成を有している。従っ
て、本実施形態に係る移動通信システムの構成について
は、その説明を省略する。
【００５２】本実施形態は、移動局１００が、予約パケ
ットを用いず、音声通信などをランダムアクセスによる
パケットで送信するものである。
ットを用いず、音声通信などをランダムアクセスによる
パケットで送信するものである。
【００５３】本実施形態においては、下り方向の報知チ
ャネルを介して、基地局１００から移動局２００へ報知
情報が送られる。この報知情報には、ランダムアクセス
通信用の周波数帯域の輻輳情報と、基地局１００が受信
に成功したランダムアクセス通信の情報が含まれてい
る。
ャネルを介して、基地局１００から移動局２００へ報知
情報が送られる。この報知情報には、ランダムアクセス
通信用の周波数帯域の輻輳情報と、基地局１００が受信
に成功したランダムアクセス通信の情報が含まれてい
る。
【００５４】また、本実施形態においては、上記の下り
方向の報知チャネルを介して送られる情報に含まれる輻
輳情報が輻輳無しを示している場合に、上り方向のラン
ダムアクセスチャネルとを介して、各移動局２００から
基地局１００へのパケット送信が行われる。
方向の報知チャネルを介して送られる情報に含まれる輻
輳情報が輻輳無しを示している場合に、上り方向のラン
ダムアクセスチャネルとを介して、各移動局２００から
基地局１００へのパケット送信が行われる。
【００５５】図１１は以上の動作の詳細を示すフローチ
ャートである。まず、基地局１００は、ランダムアクセ
ス用の周波数帯域の空き情報（輻輳情報）を送信する
（ステップＣ１）。
ャートである。まず、基地局１００は、ランダムアクセ
ス用の周波数帯域の空き情報（輻輳情報）を送信する
（ステップＣ１）。
【００５６】移動局２００は、上記輻輳情報を受信する
（ステップＣ２）。そして、移動局２００は、上記輻輳
情報が輻輳無しを示している場合、すなわち、ランダム
アクセス用の周波数帯域が空いている場合（ステップＣ
３）は、ランダムアクセス用の周波数帯域、拡散符号を
使用して、所望のパケットをランダムアクセス送信する
（ステップＣ４）。これに対し、ランダムアクセス用の
周波数帯域が空いていない場合（ステップＣ３）、移動
局２００はランダムアクセス用の周波数帯域が空くまで
待つ。
（ステップＣ２）。そして、移動局２００は、上記輻輳
情報が輻輳無しを示している場合、すなわち、ランダム
アクセス用の周波数帯域が空いている場合（ステップＣ
３）は、ランダムアクセス用の周波数帯域、拡散符号を
使用して、所望のパケットをランダムアクセス送信する
（ステップＣ４）。これに対し、ランダムアクセス用の
周波数帯域が空いていない場合（ステップＣ３）、移動
局２００はランダムアクセス用の周波数帯域が空くまで
待つ。
【００５７】一方、基地局１００は、各移動局２００か
らのランダムアクセスされるパケットをランダムアクセ
ス用の周波数帯域、拡散符号を使用して受信する（ステ
ップＣ５）。そして、基地局１００は、該当する移動局
２００に対して、ランダムアクセス通信のパケットの受
信に成功したことを報知する（ステップＣ６）。
らのランダムアクセスされるパケットをランダムアクセ
ス用の周波数帯域、拡散符号を使用して受信する（ステ
ップＣ５）。そして、基地局１００は、該当する移動局
２００に対して、ランダムアクセス通信のパケットの受
信に成功したことを報知する（ステップＣ６）。
【００５８】Ｄ．第４の実施形態 本実施形態に係る移動通信システムは、上記第１の実施
形態に係るものと基本的に同じ構成を有している。従っ
て、本実施形態に係る移動通信システムの構成について
は、その説明を省略する。
形態に係るものと基本的に同じ構成を有している。従っ
て、本実施形態に係る移動通信システムの構成について
は、その説明を省略する。
【００５９】本実施形態は、移動局がランダムアクセス
による予約パケットを用いず、送りたい情報をランダム
アクセスのパケットで送信する。
による予約パケットを用いず、送りたい情報をランダム
アクセスのパケットで送信する。
【００６０】さらに詳述すると、本実施形態では、下り
方向の報知チャネルを介して基地局１００から移動局２
００へ報知情報が送信されるが、この報知情報の中には
ランダムアクセス通信用のタイムスロットの輻輳情報
と、基地局１００が受信に成功したランダムアクセス通
信の情報が含まれる。
方向の報知チャネルを介して基地局１００から移動局２
００へ報知情報が送信されるが、この報知情報の中には
ランダムアクセス通信用のタイムスロットの輻輳情報
と、基地局１００が受信に成功したランダムアクセス通
信の情報が含まれる。
【００６１】また、本実施形態では、上り方向のランダ
ムアクセスチャネルを介して、移動局から基地局へのパ
ケット送信が行われる。このパケット送信は、上記報知
情報に含まれるランダムアクセス通信用のタイムスロッ
トの輻輳情報が輻輳無しを示す場合に、空き状態にある
タイムスロットを使用して行われるものである。そし
て、このようにして各移動局から基地局に対し、ランダ
ムにパケットが送られるのであるが、基地局では受信に
成功した場合に、上述した「受信に成功したランダムア
クセス通信の情報」を報知情報に含めて送信するもので
ある。
ムアクセスチャネルを介して、移動局から基地局へのパ
ケット送信が行われる。このパケット送信は、上記報知
情報に含まれるランダムアクセス通信用のタイムスロッ
トの輻輳情報が輻輳無しを示す場合に、空き状態にある
タイムスロットを使用して行われるものである。そし
て、このようにして各移動局から基地局に対し、ランダ
ムにパケットが送られるのであるが、基地局では受信に
成功した場合に、上述した「受信に成功したランダムア
クセス通信の情報」を報知情報に含めて送信するもので
ある。
【００６２】図１２は以上概略を説明した本実施形態の
動作を示すフローチャートである。以下、このフローチ
ャートに従って本実施形態の動作を説明する。まず、基
地局１００は、ランダムアクセス用のタイムスロットの
空き情報を送信する（ステップＤ１）。移動局２００
は、このランダムアクセス用のタイムスロツトの空き情
報を受信する（ステップＤ２）。次に移動局２００は、
ランダムアクセス用のタイムスロツトが空いている場合
（ステップＤ３）は、ランダムアクセス用のタイムスロ
ツト、拡散符号でパケットをランダムアクセス送信する
（ステップＤ４）。これに対し、ランダムアクセス用の
タイムスロットが空いていない場合（ステリブＤ３）、
移動局２００は、ランダムアクセス用のタイムスロット
が空くまで待つ。
動作を示すフローチャートである。以下、このフローチ
ャートに従って本実施形態の動作を説明する。まず、基
地局１００は、ランダムアクセス用のタイムスロットの
空き情報を送信する（ステップＤ１）。移動局２００
は、このランダムアクセス用のタイムスロツトの空き情
報を受信する（ステップＤ２）。次に移動局２００は、
ランダムアクセス用のタイムスロツトが空いている場合
（ステップＤ３）は、ランダムアクセス用のタイムスロ
ツト、拡散符号でパケットをランダムアクセス送信する
（ステップＤ４）。これに対し、ランダムアクセス用の
タイムスロットが空いていない場合（ステリブＤ３）、
移動局２００は、ランダムアクセス用のタイムスロット
が空くまで待つ。
【００６３】一方、基地局１００は、各移動局２００か
らのランダムアクセスされるパケットをランダムアクセ
ス用のタイムスロット、拡散符号で受信する（ステップ
Ｄ５）。次に基地局１００は、該当する移動局２００に
対して、ランタムアクセス通信のパケットの受信に成功
したことを報知する（ステップＤ６）。
らのランダムアクセスされるパケットをランダムアクセ
ス用のタイムスロット、拡散符号で受信する（ステップ
Ｄ５）。次に基地局１００は、該当する移動局２００に
対して、ランタムアクセス通信のパケットの受信に成功
したことを報知する（ステップＤ６）。
【００６４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ＣＤＭＡ方式の移動通信システムにおいて、ランダ
ムアクセス通信の負荷に依らず、音声通信などの予約さ
れた通信の品質を良好に保つことができるという効果が
ある。
ば、ＣＤＭＡ方式の移動通信システムにおいて、ランダ
ムアクセス通信の負荷に依らず、音声通信などの予約さ
れた通信の品質を良好に保つことができるという効果が
ある。
【図１】 この発明におけるランダムアクセス通信およ
びランダムアクセス通信以外の通信への周波数帯域の割
り当てを説明する図である。
びランダムアクセス通信以外の通信への周波数帯域の割
り当てを説明する図である。
【図２】 この発明の第１の実施形態に係る移動通信シ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【図３】 同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図４】 同実施形態における情報送信方法を説明する
図である。
図である。
【図５】 同実施形態における情報送信方法を説明する
図である。
図である。
【図６】 同実施形態の具体例における周波数割り当て
を示す図である。
を示す図である。
【図７】 同具体例において基地局と移動局との間で送
受信される情報を説明する図である。
受信される情報を説明する図である。
【図８】 同具体例において基地局と移動局との間で送
受信される情報を説明する図である。
受信される情報を説明する図である。
【図９】 この発明の第２の実施形態におけるタイムス
ロットの使用状況を例示する図である。
ロットの使用状況を例示する図である。
【図１０】 同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図１１】 この発明の第３の実施形態の動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図１２】 この発明の第４の実施形態の動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図１３】 従来の移動通信システムの動作を示す図で
ある。
ある。
１００ 基地局 １１０ 受信機 １２０ 再拡散部 １３０ 復号部 １４０ 制御部 １５０ 符号化部 １６０ 拡散部 １７０ 送信機 ２００ 移動局 ２１０ 受信機 ２２０ 再拡散部 ２３０ 復号部 ２４０ 制御部 ２５０ 符号化部 ２６０ 拡散部 ２７０ 送信機 ３００ 移動通信網
Claims (11)
- 【請求項１】 移動局が基地局に対してランダムアクセ
スを行うことにより通信チャネルの使用を予約し、当該
通信チャネルを使用して基地局との間で音声などの情報
の通信を行う移動通信システムにおけるランダムアクセ
ス制御方法において、 前記移動局と基地局との間で行われる音声通信などを劣
化させる影響を与えないか、または影響が少なくなるよ
うな周波数帯域に前記ランダムアクセスに使用するラン
ダムアクセスチャネルを割り当て、 前記基地局は、報知チャネルを介して、移動局へ通信チ
ャネルの空き情報を含む報知情報を送信し、 前記移動局は、前記基地局に対し、前記ランダムアクセ
スチャネルを介したランダムアクセスを行うことによ
り、空き状態の通信チャネルを予約し、音声などの情報
の通信を行うことを特徴とする移動通信システムにおけ
るランダムアクセス制御方法。 - 【請求項２】 前記基地局から前記報知チャネルを介し
て前記移動局へ送信される報知情報は、前記ランダムア
クセス通信用の周波数帯域の輻輳情報と、基地局が受信
に成功したランダムアクセス通信の情報を含み、 前記移動局は、前記報知情報に含まれるランダムアクセ
ス通信用の周波数帯域の輻輳情報が輻輳無しを示す場合
に、前記ランダムアクセスを行うことを特徴とする請求
項１に記載の移動通信システムにおけるランダムアクセ
ス制御方法。 - 【請求項３】 前記基地局から前記報知チャネルを介し
て前記移動局へ送信される報知情報は、前記ランダムア
クセス通信用の周波数帯域の輻輳情報と、基地局が受信
に成功したランダムアクセス通信の情報を含み、 前記移動局は、前記報知情報に含まれるランダムアクセ
ス通信用の周波数帯域の輻輳情報が輻輳無しを示す場合
に、パケット送信を予約を求める情報を含むランダムア
クセスを行い、 前記基地局は、前記パケット送信の予約を認める場合
に、予約を認める旨の情報とパケット送信の条件を指定
する情報を前記移動局に報知し、 前記移動局は、前記予約を認める旨の情報およびパケッ
ト送信の条件を指定する情報を受信した場合に、当該パ
ケット送信の条件に従って前記基地局にパケット送信を
行うことを特徴とする請求項１に記載の移動通信システ
ムにおけるランダムアクセス制御方法。 - 【請求項４】 ランダムアクセス通信の使用周波数帯域
を少なくするために、 前記移動局は、ランダムアクセス通信の送信シンボルを
拡散符号で拡散する割合である拡散率を下げて送信し、 前記基地局は、ランダムアクセス通信の受信シンボルを
拡散符号で再拡散する割合である拡散率を下げて受信す
ることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１の請求項
に記載の移動通情システムにおけるランダムアクセス制
御方法。 - 【請求項５】 ランダムアクセス通信の使用周波数帯域
を少なくするために、 前記移動局は、ランダアクセス通信のシンボルレートを
下げて送信し、 前記基地局は、ランダムアクセス通信のシンボルレート
を下げて受信することを特徴とする請求項１〜３のいず
れか１の請求項に記載の移動通信システムにおけるラン
ダアクセス制御方法。 - 【請求項６】 ランダムアクセス通信の使用周波数帯域
を少なくするために、 前記移動局は、ランダムアクセス通信の送信シンボルを
拡散符号で拡散する割合である拡散率を下げ、かつ、シ
ンボルレートを下げて送信し、 前記基地局は、ランダムアクセス通信の受信シンボルを
拡散符号で再拡散する割合である拡散率を下げ、かつ、
シンボルレートを下げて受信することを特徴とする請求
項１〜３のいずれか１の請求項に記載の移動通信システ
ムにおけるランダムアクセス制御方法。 - 【請求項７】 移動局が基地局に対してランダムアクセ
スを行うことにより通信チャネルの使用を予約し、当該
通信チャネルを使用して基地局との間で音声などの情報
の通信を行う移動通信システムにおけるランダムアクセ
ス制御方法において、 前記予約のためのランダムアクセスを行うタイムスロッ
トと前記予約により前記移動局と基地局との間で音声通
信などを行うタイムスロットを分けて設定し、 前記基地局は、報知チャネルを介して、予約により行う
通信に使用可能なタイムスロットの空き情報を含む報知
情報を前記移動局へ送信し、 前記移動局は、空き状態にある前記ランダムアクセス用
のタイムスロットを使用し、前記基地局に対してランダ
ムアクセスを行うことにより、空き状態のタイムスロッ
トを予約し、音声などの情報の通信を行うことを特徴と
する移動通信システムにおけるランダムアクセス制御方
法。 - 【請求項８】 前記基地局から移動局へ送られる報知情
報は、ランダムアクセス通信用のタイムスロットの輻輳
情報と、基地局が受信に成功したランダムアクセス通信
の情報を含み、 前記移動局は、前記報知情報に含まれるランダムアクセ
ス通信用のタイムスロットの輻輳情報が輻輳無しを示す
場合に、前記ランダムアクセスを行うことを特徴とする
請求項７に記載の移動通信システムにおけるランダムア
クセス制御方法。 - 【請求項９】 前記基地局から移動局へ送られる報知情
報は、ランダムアクセス通信用のタイムスロットの輻輳
情報と、基地局が受信に成功したランダムアクセス通信
の情報を含み、 前記移動局は、前記報知情報に含まれるランダムアクセ
ス通信用のタイムスロットの輻輳情報が輻輳無しを示す
場合にパケット送信の予約を求めるランダムアクセスを
行い、 前記基地局は、前記パケット送信の予約を認める場合
に、予約を認める旨の情報とパケット送信の条件を指定
する情報を前記移動局に報知し、 前記移動局は、前記予約を認める旨の情報およびパケッ
ト送信の条件を指定する情報を受信した場合に、当該パ
ケット送信の条件に従って前記基地局にパケット送信を
行うことを特徴とする請求項７に記載の移動通信システ
ムにおけるランダムアクセス制御方法。 - 【請求項１０】 基地局は、報知チャネルを介して、移
動局へランダムアクセス用の各通信チャネルの空き情報
およびランダムアクセスによるパケットの受信に成功し
た旨の情報を含む報知情報を送信し、 移動局は、前記基地局に対し、空き状態の前記ランダム
アクセス用の通信チャネルを介したランダムアクセスを
行うことにより、音声などのパケットを送信することを
特徴とする移動通信システムにおけるランダムアクセス
制御方法。 - 【請求項１１】 基地局は、報知チャネルを介して、移
動局へランダムアクセス用の各タイムスロットの空き情
報およびランダムアクセスによるパケットの受信に成功
した旨の情報を含む報知情報を送信し、 移動局は、前記基地局に対し、空き状態の前記ランダム
アクセス用のタイムスロットを介したランダムアクセス
を行うことにより、音声などのパケットを送信すること
を特徴とする移動通信システムにおけるランダムアクセ
ス制御方法。
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