JPH1116300A - ディジタル信号処理装置および方法 - Google Patents

ディジタル信号処理装置および方法

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JPH1116300A
JPH1116300A JP9170012A JP17001297A JPH1116300A JP H1116300 A JPH1116300 A JP H1116300A JP 9170012 A JP9170012 A JP 9170012A JP 17001297 A JP17001297 A JP 17001297A JP H1116300 A JPH1116300 A JP H1116300A
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circuit
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JP9170012A
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Minoru Kawahara
実 河原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラー訂正符号化された信号を扱うディジタ
ル信号処理装置において、厳密なエラーレートの測定が
容易に行なえるようにする。 【解決手段】 内符号デコーダで得られたエラー情報が
パケットに乗せられ、ID再現回路を介してデスクラン
ブラに供給される。デスクランブラ処理の後にエラー情
報が抽出され、エラーカウンタ73に供給される。カウ
ンタ73には、内符号デコーダから直接的に簡易なエラ
ー情報も供給される。これらのエラー情報は、選択的に
用いられる。エラー情報は、各信号系統に対応したカウ
ンタブロック132a〜132dにそれぞれ供給され
る。各ブロック132a〜132dは、訂正されたエラ
ー数,オーディオ並びにビデオの正常なシンクブロック
数,及び計数したトラック数の夫々を計数するカウンタ
を有する。各種パルス信号およびマスク信号で以て、有
効なカウンタだけを動作させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、積符号を用いて
エラー訂正符号化されたディジタルデータを復号化する
ようなディジタル信号処理装置に関し、特に、エラーレ
ートをより厳密に計測することが容易なディジタル信号
処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号をディジタル方式で処理する
ような信号処理装置、例えば高解像度ビデオ信号を記録
再生するディジタルVTR(ビデオテープレコーダ)に
用いられる信号処理装置では、入力された映像信号に対
して画像圧縮符号化が施される。そして、この圧縮符号
化されたビデオ信号が例えばビデオテープに対して記録
される。高データレートの記録データを記録/再生する
ために、磁気テープを回転ドラムに斜めに巻付け、回転
ドラムに磁気ヘッドが取り付けられたヘリカルスキャン
型の記録/再生装置が知られている。この装置では、磁
気テープ上に斜めのトラックを形成するように、記録デ
ータが順次記録される。
【0003】例えばディジタルビデオ信号からなる記録
データが所定の方法で圧縮符号化され、さらにエラー訂
正符号化される。エラー訂正符号化には、積符号による
符号化が多く用いられる。この積符号による符号化で
は、1シンボル(例えば1バイト)単位でマトリクス状
に配列されたデータに対して、その列方向に対して例え
ばリードソロモン符号によってそれぞれ符号化がなさ
れ、外符号パリティが生成される。そして、データおよ
び外符号パリティに対して、行方向に対して符号化がな
され、内符号パリティが生成される。このように、列方
向に対して外符号パリティが生成され、行方向に対して
内符号パリティが生成されることによって、積符号によ
るエラー訂正符号化が行われる。このとき、データの時
系列の順序は、例えば行方向に一致している。
【0004】内符号方向の1行のデータが1シンクブロ
ックに対応する。このエラー訂正符号化を行うエラー訂
正エンコーダにおいて、シンクブロック毎に識別信号
(ID)が付される。
【0005】エラー訂正符号化された記録データがイコ
ライザや記録アンプなどを介して、磁気ヘッドによって
磁気テープに記録される。このときの記録は、例えば、
回転ドラム上に設けられた記録用磁気ヘッドによって磁
気テープに対して斜めにトラックを形成するような、ヘ
リカルスキャン方式で以て行われ、さらに、互いに異な
る角度を有する1組の記録用磁気ヘッドによって、隣接
するトラックにおいてアジマスが異ならされ記録され
る、アジマス方式が用いられる。1トラックに対して複
数のシンクブロックが記録される。また、1トラックに
は、それぞれ複数のビデオセクタとオーディオセクタと
が含まれる。
【0006】再生用磁気ヘッドによって磁気テープから
記録データが読み出され、再生アンプやイコライザを介
して再生データとされる。再生データは、ECC(Error
Correcting Code) デコーダに供給される。ECCデコ
ーダでは、例えば1シンクブロックのデータが1パケッ
トとして扱われ、パケット毎に付されたIDに基づき再
生データの復号化が行われる。
【0007】ECCデコーダに接続されたRAMに対し
て、再生データが書き込まれる。この再生データが内符
号方向に読み出され、内符号によるエラー訂正(以下、
内符号訂正と称する)がなされる。次に、外符号による
エラー訂正(以下、外符号訂正と称する)を行うため
に、内符号訂正がなされた再生データが再びRAMに書
き込まれる。このRAMにおいて、IDから計算された
アドレスに対してパケットが書き込まれる。
【0008】RAMに書き込まれた再生データがアドレ
ス順に従って読み出され外符号訂正がなされる。このと
き、内符号によってエラー訂正しきれないパケットが発
生する場合がある。このような場合、そのパケットのI
Dは信用できない。そのため、RAMに対して正しいア
ドレスにパケットを書き込むことができず、正しく外符
号訂正をすることができない可能性がある。
【0009】そのため、ECCデコーダにおいて、内符
号訂正がなされた後に、IDの再現が行われる。例え
ば、その前後のパケットを参照して、エラーを含むパケ
ットのIDを予測し、予測されたIDとエラーを含むパ
ケットのIDとを差し替える。ID再現を行うことで、
内符号訂正処理でエラーとされたパケットでも、外符号
の系列に正しく組み込むことができるようになる。
【0010】こうして外符号訂正がなされた再生データ
は、再びRAMに書き込まれる。そして、このRAMに
書き込まれた再生データが内符号方向に向けて読み出さ
れることによって、時系列に従った再生データが得られ
る。ECCデコーダから出力された再生データは、記録
時に施された圧縮符号化を解かれ出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ディジタルVTRでなされる評価、例えば、装置そのも
のの性能評価、使用される磁気テープや磁気ヘッドのデ
バイス評価、あるいはイコライザの性能評価では、再生
データのエラーレートが極めて重要な値として使用され
る。このエラーレートは、期待値比較によるエラーバイ
ト数から求めることによって、真の値が得られる。
【0012】しかしながら、期待値のデータ列を発生す
るのが容易ではないため、実際には、この期待値比較に
よるエラーレートは、例えば装置の設計/開発者などの
手で独自に測定される程度である。そこで、一般的に
は、エラーを含むシンクブロック数を数えるという近似
的な測定で、エラーレートの測定を代用的に行なってい
る。この代用的な方法では、例えば装置のメンテナンス
でエラーレートを求める場合など、情報不足が否めない
という問題点があった。
【0013】したがって、この発明の目的は、厳密なエ
ラーレートの測定が容易に行なえるディジタル信号処理
装置および方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、エラー訂正符号化されたデータか
らなるパケットを処理するディジタル信号処理装置にお
いて、エラー訂正符号を復号化することでエラー訂正を
行い、エラー訂正に基づくエラー情報をパケットに折り
込むエラー訂正手段と、パケットからエラー情報を取り
出してエラー計数を行なうエラー計数手段とを有するこ
とを特徴とするディジタル信号処理装置である。
【0015】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、スクランブル処理されたデータに対してデス
クランブル処理を施すディジタル信号処理装置におい
て、全て’0’または全て’1’からなるデータにスク
ランブル処理が施された第1のデータが入力され、第1
のデータに対してデスクランブル処理を施すことによっ
て第2のデータを得、第2のデータ中の’0’または’
1’以外のデータを計数してエラー計数を行なうエラー
計数手段を有することを特徴とするディジタル信号処理
装置である。
【0016】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、エラー訂正符号化されたデータからなるパケ
ットを処理するディジタル信号処理方法において、エラ
ー訂正符号を復号化することでエラー訂正を行い、エラ
ー訂正に基づくエラー情報をパケットに折り込むエラー
訂正のステップと、パケットからエラー情報を取り出し
てエラー計数を行なうエラー計数のステップとを有する
ことを特徴とするディジタル信号処理方法である。
【0017】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、スクランブル処理されたデータに対してデス
クランブル処理を施すディジタル信号処理方法におい
て、全て’0’または全て’1’からなるデータにスク
ランブル処理が施された第1のデータが入力され、第1
のデータに対してデスクランブル処理を施すことによっ
て第2のデータを得、第2のデータ中の’0’または’
1’以外のデータを計数してエラー計数を行なうエラー
計数のステップを有することを特徴とするディジタル信
号処理方法である。
【0018】上述したように、この発明は、エラー訂正
に基づくエラー情報がパケットに乗せられて送られ、後
段においてこのパケットからエラー情報を取り出してエ
ラー計数が行なわれると共に、全て’0’または’1’
からなるデータにスクランブル処理が施された第1のデ
ータが入力され、第1のデータに対してデスクランブル
処理を施すことによって第2のデータを得、第2のデー
タ中の’0’または’1’以外のデータを計数してエラ
ー計数を行なうため、期待値比較による厳密なエラー計
数を容易に行なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。先ず、理解を容易と
するために、この発明を適用することができるディジタ
ルVTRについて説明する。このディジタルVTRは、
高解像度ビデオ信号を磁気テープに記録し、磁気テープ
から高解像度ビデオ信号を再生する。図1は、かかるデ
ィジタルVTRの記録・再生系の構成の一例を示す。図
1は、4個の記録ヘッドおよび4個の再生ヘッドを備え
た4ヘッドシステムである。
【0020】図1において、入力端子1には、高解像度
ディジタルビデオ信号が入力される。このディジタルビ
デオ信号が入力フィルタ2に供給される。入力フィルタ
2では、(4:2:2)信号を(3:1:1)信号に圧
縮するフィルタリング処理がなされる。また、クロック
周波数が74.25MHzから46.40625MHz
へ乗せ替えられる。
【0021】さらに、入力フィルタ2では、(3:1:
1)信号を2チャンネルのデータに変換する。各チャン
ネルのデータは、46.40625MHzのデータレー
トを有する。この2チャンネルのデータに対して、BR
R(Bit Rate Reduction)エンコーダ3,4による圧縮符
号化、エラー訂正エンコーダ(ECCエンコーダ)5,
6によるエラー訂正の符号化処理がなされる。
【0022】この例では、BRRエンコーダ3,4で
は、フィールド内圧縮とフレーム内圧縮とを適応的に切
り替えるように構成され、さらに、DCTブロックを単
位とするシャッフリングがなされる。フィールド間の動
きが多い場合では、フィールド内のデータによりDCT
ブロックが構成され、一方、フィールド間の動きが少な
い場合では、フレーム内のデータによりDCTブロック
が構成される。フィールド内圧縮符号化とフレーム内圧
縮符号化との切り替えは、例えば1フレームを最小の単
位としてなされる。
【0023】ECCエンコーダ5,6では、積符号の符
号化が行われ、また、シンクブロックが連続する記録デ
ータの生成がなされる。まず、外符号の符号化が行わ
れ、ついでテープ上に記録されているシンクブロック単
位に、シンクブロックの順番や各種フラグ類が含まれる
ID部が付加される。そして、内符号の符号化が行われ
る。内符号の符号化範囲は、このID部分を含む。内符
号のパリティとシンクブロックの先頭部分を示すシンク
信号を含めて1シンクブロックが構成される。1シンク
ブロックが記録/再生されるデータの最小単位である。
【0024】ECCエンコーダ5,6の出力は、記録イ
コライザ7に供給される。記録イコライザ7からの2チ
ャンネルの記録データが回転トランス8を介して記録ヘ
ッドドライバ9Rに供給される。記録ヘッドドライバ9
Rは、記録アンプおよびヘッドへの記録信号の供給を切
り替えるスイッチング回路を有する。記録ヘッドドライ
バ9Rには、記録ヘッド10,11,12,13が接続
され、記録ヘッド10〜13により記録データが磁気テ
ープ14上に記録される。
【0025】次に、再生側の構成について説明する。磁
気テープ14に記録された信号が再生ヘッド15〜18
によって再生される。再生信号が再生ヘッドドライバ9
Pに供給され、再生ヘッドドライバ9Pから2チャンネ
ルの再生信号が得られる。この再生信号が回転トランス
8を介して再生イコライザ20に供給される。再生イコ
ライザ20によって再生等化され、再生シリアルデータ
が完成する。同時に再生イコライザ20では、再生信号
に同期したクロックが発生され、データと共にECCデ
コーダ21,22に供給される。
【0026】再生イコライザ20の各チャンネルの出力
信号(再生シリアルデータ)がECCデコーダ21,2
2に供給される。このECCデコーダ21,22では、
入力データの同期検出をして、記録レートからシステム
クロックに乗り替え、さらに、テープ上で発生する各種
エラーを訂正する。すなわち、ECCデコーダ21,2
2では、予め構成されていた誤り訂正符号の内符号の訂
正が行われる。内符号は1シンクブロック中に完結す
る。エラーの大きさが内符号の訂正能力内ならば、訂正
が行われ、それ以上のものならば、エラー位置にエラー
フラグをセットする。ついで、外符号の訂正に移り、エ
ラーフラグを参照してイレージャー訂正が行われる。大
部分のエラーはこれによって訂正しきれてしまうが、テ
ープ長手方向に渡る長大エラーのような場合には、まれ
にエラー訂正しきれない時がある。その時には、外符号
の検出能力範囲での検出が行われて、エラーワードの位
置にエラーフラグをセットする。
【0027】ECCデコーダ21,22からは、46.
40625MHzのクロックに乗せられ、シンクブロッ
ク単位でデータが出力され、また、ワードエラーフラグ
が出力される。ECCデコーダ21,22の出力がBR
Rデコーダ23,24にそれぞれ供給される。BRRデ
コーダ23,24では、可変長符号化の復号、逆DCT
変換並びにデシャフリングを行い、圧縮符号の復号化を
行う。さらに、BRRエンコーダ23,24でなされた
フィールド内符号化/フレーム内符号化と対応して、B
RRデコーダ23,24において、フィールド内復号/
フレーム内復号がなされる。
【0028】BRRデコーダ23,24の出力信号がコ
ンシール用のエラーフラグと共にコンシール回路25に
供給される。コンシール回路25では、再生信号におい
てECCデコーダ21,22のエラー訂正能力を超えた
エラーのコンシールを行う。例えばエラー訂正がなされ
ずに欠損した部分を、所定の方法で補間することでなさ
れる。例えばBRRデコーダ23,24において、圧縮
を解く際に、エラー位置にセットされているワードエラ
ーフラグからDCT係数のどの次数のものにエラーが生
じているのか判断される。比較的重要度が高い、DC係
数や低次のAC係数にエラーが生じている場合は、その
DCTブロックの復号をあきらめ、次段のコンシール回
路25にコンシールフラグを渡し、そのDCTブロック
部分の補間処理が行われる。
【0029】コンシール回路25の出力信号が出力フィ
ルタ26に供給される。出力フィルタ46では、クロッ
ク周波数の乗り換え(46.40625MHzから7
4.25MHzへ)がなされ、また、2チャンネルの
(3:1:1)信号を(4:2:2)信号に変換する。
出力フィルタ26から再生ビデオ信号が出力される。
【0030】入力オーディオデータは、オーディオプロ
セッサ19で所定の処理を施され、ECCデコーダ5,
6に供給される。ビデオデータと同様に、1トラックに
記録される1チャンネルのオーディオデータ毎に積符号
の符号化がされている。また、再生時には、オーディオ
データは、ECCデコーダ21,22から取り出され、
オーディオプロセッサ19で所定の処理を施され出力さ
れる。
【0031】上述した記録ヘッド10〜13は、例えば
90Hzで回転する回転ドラム上に取り付けられる。記
録ヘッド10および12の対、並びに記録ヘッド11お
よび13の対は、近接した位置に設けられる。また、記
録ヘッド10および12のアジマスは、異なるものとさ
れる。同様に、記録ヘッド11および13のアジマス
は、異なるものとされる。さらに、180°で対向する
記録ヘッド10,11の対が同一アジマスとされる。さ
らに、回転ドラムには、再生ヘッド15,16,17お
よび18が設けられる。これら再生ヘッド15,16,
17および18の配置ならびにアジマスの関係は、上述
の記録ヘッド10,11,12および13のものと同様
である。
【0032】回転ドラムに対して、180°の巻き付け
角で以て磁気テープが巻き付けられ、記録データは、磁
気テープ上に斜めのトラックとして順次記録される。記
録ヘッドドライバ9Rには、記録アンプと共に、ヘッド
の回転と同期して記録信号を切り替えるスイッチング回
路が設けられている。再生ヘッドドライバ9Pにも、同
様に、再生アンプおよびスイッチング回路が設けられて
いる。ヘッドの回転と同期したスイッチングパルスSW
Pが破線で示すように、サーボ回路28から供給され
る。このスイッチングパルスSWPは、ECCエンコー
ダ5,6,ECCデコーダ21,22にも供給される。
【0033】記録ヘッド10〜13および再生ヘッド1
5〜18にそれぞれ対応して、図1に示すように、A,
B,C,Dの符号を付した場合、記録ヘッド10,12
により、記録ヘッドA,Bと対応するトラックが同時に
形成され、次に記録ヘッド11,13により、記録ヘッ
ドC,Dと対応するトラックC,Dが同時に形成され
る。この発明の実施の一形態では、ビデオ信号の1フレ
ーム(1/30秒)の記録データは、連続する12トラ
ックに記録される。互いにアジマスの異なる、隣接した
2トラック(AおよびBチャンネル、並びにCおよびD
チャンネル)を1組としてセグメントが構成される。従
って、ビデオ信号の1フレームは、6セグメントからな
る。これら6個のセグメントのそれぞれには、0〜5ま
でのセグメント番号が付される。なお、4チャンネルあ
るオーディオデータは、例えば、各トラックの中央部
に、ビデオデータに挟まれるように記録される。
【0034】図2は、この発明を適用できるディジタル
VTRの他の例を示す。図2は、ビデオカメラとディジ
タルVTRとが一体構成のもので、記録ヘッドおよび再
生ヘッドをそれぞれ8個有する8ヘッドシステムであ
る。120で示すCCDによってカラー画像が撮像さ
れ、A/D変換およびカメラプロセッサ121により2
チャンネルのビデオ信号に変換される。各チャンネルの
ビデオ信号がBRRエンコーダ122,123で圧縮符
号化され、ECCエンコーダ30,31に供給される。
【0035】ECCエンコーダ30,31によって、各
チャンネルがさらに2チャンネルに分割され、4チャン
ネルの記録データが形成される。記録イコライザ32、
回転トランス33および記録ヘッドドライバ34Rを介
して、8個の記録ヘッド35,36,37,38,3
9,40,41,42に記録データが供給され、磁気テ
ープ14上に斜めのトラックとして記録される。
【0036】記録ヘッドと同様の再生ヘッド43,4
4,45,46,47,48,49,50が設けられ、
再生ヘッドの出力信号が再生ヘッドドライバ34Pにて
4チャンネルの再生信号とされる。この再生信号が回転
トランス33を介して再生イコライザ52に供給され
る。再生イコライザ52の出力がECCデコーダ53,
54に供給され、エラー訂正処理がなされる。ECCデ
コーダ53,54の出力では、2チャンネルの再生デー
タが発生し、これらがBRRデコーダ55,56で復号
される。
【0037】サーボ回路58からのスイッチングパルス
SWPがECCエンコーダ30,31、ECCデコーダ
53,54、記録ヘッドドライバ34Rおよび再生ヘッ
ドドライバ34Pに供給され、ヘッドの回転と同期した
タイミング制御がなされる。
【0038】BRRデコーダ55,56で圧縮符号化が
解かれた再生データがコンシール回路59に供給され、
訂正できないエラーの補間がなされる。コンシール回路
59の出力が出力フィルタ127に供給される。出力フ
ィルタ127によって、(3:1:1)信号が(4:
2:2)信号へ変換され、出力ビデオ信号として取り出
される。
【0039】入力オーディオデータは、オーディオプロ
セッサ126で所定の処理を施され、ECCエンコーダ
30,31に供給される。ビデオデータと同様に、1ト
ラックに記録される1チャンネルのオーディオデータ毎
に積符号の符号化がされている。また、再生時には、オ
ーディオデータは、ECCデコーダ53,54から取り
出され、オーディオプロセッサ126で所定の処理を施
され出力される。
【0040】この図2に示す構成では、記録ヘッドおよ
び再生ヘッドが図1の構成の場合の2倍の個数(すなわ
ち、8個)設けられている。これは、ドラムの回転数を
図1の4ヘッドシステムの場合のものの半分とし、騒音
の発生を抑えるためである。すなわち、図2における4
個の記録ヘッド35〜38は、同一アジマスであり、記
録ヘッド39〜42も同一アジマスである。記録ヘッド
35〜38の組と記録ヘッド39〜42の組とは逆アジ
マスである。記録ヘッド35(A)および36(E)の
対、記録ヘッド37(C)および38(G)の対、記録
ヘッド39(B)および40(F)の対、記録ヘッド4
1(D)および42(H)の対は、それぞれ180°対
向で回転ドラム上に取り付けられている。
【0041】そして、記録ヘッド35,37,39,4
1がほぼ同時に磁気テープ14をトレースし、次に、記
録ヘッド36,38,40,42がほぼ同時に磁気テー
プ14をトレースする。ドラム回転数を1/2とし、ヘ
ッドの個数を2倍とするので、4ヘッドシステムと同一
のトラックパターンがテープ上に形成される。このよう
に、同時に記録されるトラックは4本ずつである。従っ
て、回転トランス33を通る記録信号は4系統となり、
サーボ回路58から供給されるスイッチングパルスSW
Pによって対向ヘッドが選択される。再生ヘッド43〜
50も記録ヘッドと同様の関係を有する。
【0042】図2の8ヘッドシステムでは、再生信号は
4系統で、図1の構成の倍の本数であるが、データレー
トは半分なので、入力段を追加すれば、それ以降は図1
の場合と全く同じ回路で処理できる。また、逆アジマス
についても同様の回路で良いので、結局、ECCデコー
ダ21,22(図1)とECCデコーダ53,54は、
全て同じICで実現できる。この発明は、上述した4ヘ
ッドシステムのディジタルVTR(図1)および8ヘッ
ドシステムのディジタルVTR(図2)の何れに対して
も適用することができる。以下の説明は、4ヘッドのデ
ィジタルVTRに対してこの発明を適用した場合であ
る。
【0043】磁気テープ上に形成される1トラックのフ
ォーマットを図3に示す。このトラックは、ヘッドがト
レースする方向に沿って、データ配置を表している。1
トラックは、ビデオセクタV1、V2とオーディオセク
タA1〜A4とに大別される。1トラック内に記録され
るビデオデータおよびオーディオデータを単位として積
符号の符号化がされる。OP1、OP2は、ビデオデー
タを積符号化した時に発生する外符号のパリティを示
す。オーディオデータを積符号化した時に発生する外符
号のパリティは、オーディオセクタ内に記録される。各
トラックは等間隔233バイトに区切られていて、その
ひとつひとつをシンクブロックと称す。
【0044】1トラック内に記録される各データの長さ
の一例を図3に示す。この例では、1トラック内に、2
75シンクブロック+124バイトのデータが記録され
る。ビデオセクタは、226シンクブロックである。ま
た、1トラックの時間長は約5.6msである。セクタ
間の隙間に無記録部分が挟まっている。この隙間は、エ
ディットギャップと称され、セクタ単位の記録をする際
に、隣のセクタを消去してしまうことのないように設け
られている。
【0045】図4Aは、ビデオデータに対するエラー訂
正符号の構成の一例である。1トラックに記録される量
のビデオデータ毎にエラー訂正符号化がなされる。すな
わち、この1トラック分のビデオデータが(217×2
26)に配列される。この配列の垂直方向に整列する2
26ワード(1ワードは、ここでは1バイト)に対して
(250,226)リード・ソロモン符号の符号化(外
符号の符号化)がなされる。24ワードの外符号のパリ
ティが付加される。外符号を用いることによって、一例
として、10ワードまでの通常エラー訂正、並びに24
ワードまでのイレージャ訂正を行うようにしている。
【0046】また、2次元配列の水平方向に整列する2
17ワード(ビデオデータまたは外符号のパリティ)に
対して、2ワードのIDが付加される。そして、水平方
向に整列する(217+2=219)ワードに対して
(231,219)リード・ソロモン符号の符号化(内
符号の符号化)がなされる。その結果、12ワードの内
符号のパリティが発生する。内符号を用いることによっ
て、一例として、4ワードまでのエラー訂正を行い、ま
た、外符号のエラー訂正のためのイレージャフラグが生
成される。
【0047】なお、オーディオデータに対しても、1ト
ラック中のデータ量は異なるが、ビデオデータと同様に
積符号の符号化がなされる。
【0048】外符号の符号化がされ、IDを含む外符号
の符号化出力に対して内符号の符号化がなされる。内符
号の符号化方向にデータが切り出され、ブロックシンク
が付加されることによって、図4Bに示すように、23
3バイト長の1シンクブロックが構成される。すなわ
ち、図4Aの配列の各行の(2+217+12=23
1)ワードに対して2ワードのブロックシンクが付加さ
れる。磁気テープ上には、シンクブロックが連続するデ
ータがスクランブルの処理を受けてから記録される。
【0049】各シンクブロックには、シンクパターンの
後に、2バイトのID(ID0およびID1)が挿入さ
れる。図5は、これらID0およびID1の構成を示
す。ID0は、シンクブロック番号を示す(図5A)。
1トラック内のシンクブロックは、シンクブロック番号
によって、区別可能とされている。また、ID1には、
オーディオセクタ/ビデオセクタを区別するフラグSe
ctor a/v、アジマスが異なる隣接するトラック
を区別するためのトラック番号Track b/a、0
〜5のセグメント番号の情報が挿入される。さらに、圧
縮符号化のパラメータ(フレーム内符号化/フィールド
内符号化:Frm/Fld、高画質/標準画質:HQ/
SQ、シャッフリングパターンSFP)のフラグもID
1に挿入される(図5B)。
【0050】さらに、各シンクブロック中の217ワー
ドのデータ中の先頭の1ワード(HDで示す)は、デー
タヘッダである。このデータヘッダ中には、データの量
子化特性等を示す情報と共に、1ビットのシンクエラー
フラグ挿入される。
【0051】次に図6を用いて、ECCデコーダ21ま
たは22のより詳細な構成を説明する。8ヘッドシステ
ムにおけるECCデコーダ53(または54)も、入力
系統が2倍となるのみで、図6と同様の構成である。図
6において、60は、ECCデコーダのIC回路の部分
を示す。このECCデコーダIC60は、内符号エラー
訂正機能、外符号エラー訂正機能、オーディオ信号処理
機能、エラーカウント機能、補助データ読出し機能を基
本的に有している。
【0052】このECCデコーダIC60に対して、9
4Mbpsの記録レートで再生されるシリアルデータ
と、それから生成したクロックがパラレルで入力され、
S/P変換器61に入力され、シリアルからパラレルデ
ータへ変換された8ビット幅のデータと、1/8分周さ
れたクロックになる。
【0053】この段階のデータは、高速の1ビット幅の
データが単純に11Mbpsレートの8ビット幅に低速
化されただけなので、バイト単位およびシンクブロック
単位の切れ目が適当であり、同期検出回路62の同期検
出機能によって、それらが正規のデータ列に変換され
る。バイトの切れ目は、同期検出回路62の出力端子の
ビットアサインに規定され、また、シンクブロックの切
れ目は、同期検出回路62で追加されるストローブパル
スSTBで規定される。次にレート変換器63によっ
て、システムクロック46MHzに乗せ替えられる。
【0054】なお、ECCデコーダIC60は、8ヘッ
ドシステムに対応するため、メイン系とサブ系との2系
統の入力を有する。以上は、メイン系を通った入力に対
する回路であるが、サブ系の入力に対しても同様の構成
が設けられている。サブ系の再生データを処理するため
に、メイン系と同様にS/P変換器65、同期検出回路
66、レート変換器67が設けられている。これらの回
路が出力するデータパケットは、混合器68のOR回路
で1系統に混合される。もともと11Mbpsのレート
で来た信号が46Mbpsのレートに変換される。従っ
て、各パケット間に隙間が空くので、サブ系とメイン系
のデータの混合が可能である。但し、無造作に混合処理
を行うと、両方の系のデータが衝突するため、二つのレ
ート変換器63,67は互いにビジーを参照に調歩して
いて、相手の出力中は出力を留めるようにしている。こ
のとき同時に、パケットの出所が判別できるように、サ
ブ/メインという1ビットのフラグをパケット中に埋め
込む。
【0055】入力されるスイッチングパルスSWPは、
内部回路の遅延時間分、タイミング生成器64にて遅延
され、また、テープ走行方向を示す情報等が同様に遅延
され、レート変換器63,67にてパケットに埋め込ま
れる。レート変換器63,67は、ヘッド切替えのタイ
ミングで初期化され、ストローブパルスSTBでカウン
トされるカウンタを有し、このカウンタによって、フォ
ーマット的にデータ無記録区間(以下ギャップと称す
る)であるか否かを判別し、その情報もパケットに折り
込む。
【0056】混合器68から出力されたパケットは、内
符号デコーダ69によって内符号訂正される。内符号デ
コーダ69からのデータには、例えば訂正不能か否か、
何バイト訂正したかといったエラー訂正情報がパケット
上にも埋め込まれて、ID再現回路71に入力される。
内符号デコーダ69で内符号訂正不能だった場合、ID
を信用できない。しかしながら、後述するメモリコント
ローラ74では、そのIDを参考にして外符号訂正の系
列や順番を決めるので、IDを再現する必要がある。前
後の訂正不能でないパケットのIDなどから予想して、
訂正不能のパケットのIDを再現するのが、ID再現回
路71の機能である。このID再現回路71は、後から
来るパケットも参照するために、3個のパケットを格納
できるRAMを、メイン系とサブ系とでそれぞれに持っ
ている。そのRAMを流用して、16ビット幅への変
換、並びにビデオ外符号デコーダ76との調歩を行って
いる。
【0057】なお、内符号デコーダ69から得られるエ
ラー訂正情報は、図示されないエラーモニタに入力され
る。エラーモニタで、エラー訂正情報とその他の情報と
が併せてエンコードされ、メイン/サブそれぞれの信号
に集約され、ECCデコーダIC60の外部に出力され
る。この出力をD/A変換することで、エラー訂正の状
態を観測することができる。
【0058】ID再現回路71から出力されるデータ
は、デスクランブラ72によって、デスクランブル処理
などが加えられる。デスクランブラ72から出力された
本線データは、メモリコントローラ74を介してICに
外付けのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Acc
ess Memory) 75に蓄えられていく。
【0059】この際、メモリコントローラ74は、デス
クランブラ72から来るデータのタイミングコントロー
ルおよびSDRAM75へのセグメント別にビデオデー
タ、オーディオデータに分けて書込むためのアドレスコ
ントロールを行う。
【0060】メイン系のビデオデータが1エラー訂正符
号ブロック(1トラック分)溜まったところで、ビデオ
外符号デコーダ76による外符号訂正処理を行うため
に、SDRAM75に対して読出しコントロールを行
い、外符号方向にデータを読み込み、ビデオ外符号デコ
ーダ76へデータを送る。メモリコントローラ74は、
外符号の処理が終わったデータから再びSDRAM75
に戻すための書き込みを行う。
【0061】1トラック分の外符号の復号処理が終わっ
たデータに対して、メモリコントローラ74がメイン/
サブデータの選択を行って、内符号方向に読出して、図
示されないIDリナンバ回路を介して圧縮デコーダとの
インターフェイスのためにIDを付け替えられ、端子7
7から出力される。
【0062】一方、オーディオデータは、1フィールド
分(オーディオデータの1つのエラー訂正符号化単位)
がSDRAM75に溜まると、オーディオ処理回路78
に供給される。オーディオ処理回路78で外符号訂正,
デシャッフリング,エラー補間などの所定の処理がなさ
れた後、シリアルデータに変換され、端子79から出力
される。
【0063】以上説明した他に、システムコントロール
のマイコン(以下、シスコンと称する)とのインターフ
ェース80が設けられ、シスコンによって各種設定をし
たり、エラー情報を読み取ったりすることが可能とされ
ている。さらに、図示しないが、ビデオデータ以外のビ
デオ補助データを抽出する回路と、オーディオデータ以
外のオーディオ補助データを抽出する回路とが設けら
れ、抽出された補助データがインターフェース80を介
してシスコンへ送られる。さらに、エラー数を計数する
エラーカウンタ73も設けられている。
【0064】なお、シスコンとのデータのやりとりは、
インターフェイス80,タイミング生成回路64,エラ
ーカウンタ73,メモリコントローラ74,外符号デコ
ーダ76,オーディオ処理回路78,インターフェイス
80の順に、所定のビット幅のバス81を用いデータが
流される。各部において、バス81から必要なデータが
取り出される。また、各部において、インターフェイス
80で読み出されるためのデータがバス81に対して流
される。
【0065】次に、磁気テープ14上のデータがSDR
AM75に書き込まれるまで、どのように変化していく
かを、図7〜図13を用いて説明する。図7は、テープ
上の記録パターンを示す。図3を参照して、上述したよ
うに、1トラックは6個のセクタに分割されており、I
D0という、セクタ内で連続した通し番号が振られる
(16進表記)。各セクタの間は、エディットギャップ
と称される無記録部分が設けられる。このエディットギ
ャップは、セクタ単位の記録をするとき、記録しないセ
クタを破壊しないためのマージンとして設けられる。実
際には、このエディットギャップに対して同期検出のた
めに同期パターンSY0,SY1,およびID0,ID
1が記録される。また、全セクタを記録する際には、残
りをサブナイキスト周波数の信号で満たすことになって
いる。
【0066】この信号が再生され、同期検出回路62で
同期検出まで終了すると、図8のようなデータ列ができ
る。これは記録時のデータ列と全く同じであり、先頭か
ら、同期検出に使う固定パターンSY0,SY1,シン
クブロックの特定に使うID0,ID1,217byt
eのデータ本体D0〜D216,内符号訂正のための1
2byteのパリティip0〜ip11という構成とさ
れる。
【0067】このデータ列がレート変換器63に供給さ
れ、図9に示されるようなパケットとされる。レートが
高くなるため、それまで間断なく連なっていたパケット
は、不連続とされる。このとき、SY0,SY1は除去
され、代わりにpid0とid2というデータが組み込
まれる。
【0068】pid0は図7に示された値を取る。図1
0Aは、pid0の構成を示す。このpid0は、ヘッ
ド切替えを示す信号SWPからの時間で予想したID0
の期待値である。従って、基本的にID0と同じ値を取
る。しかしながら、エディットギャップの区間では不要
であるため、この区間では’ffh’が代入される。ま
た、これにより、その区間がエディットギャップである
ことが示される。なお、「h」が付された数値は、16
進表記であることを表す。各図中では、煩雑さを避ける
ために「h」の表記は省略されている。
【0069】図10Bは、id2の構成を示す。このi
d2は、先に述べたヘッドの切替えを示すフラグOpp
Head,Sub/Mainの判別に使うフラグSub
Head,テープ走行方向を示すフラグTapeDi
r,DT Jumpを示すフラグJump,SY0とS
Y1が正しい値だったかどうかを示すフラグFabSy
ncといった情報を含む。他のビットは、この段階では
未定とされ’0’が代入される。
【0070】図9に戻り、レート変換器63では、トラ
ックの切り替わり目、すなわちスイッチングパルスSW
Pに基づくタイミング90や91(図7を参照)で、N
ullパケット92が付加される。このNullパケッ
ト92でid2が伝送される。このNulパケット92
は、図9に示されるように、2byteからなる短いパ
ケットであり、先頭のpid0が’00h’であること
で特定できる。
【0071】次いで、内符号デコーダ69で内符号訂正
され、図11に示されるデータ列を得る。ip0〜ip
11は、内符号訂正処理が済むと不要となるので除去さ
れ、代わりに’0’で満たされる。また、内符号訂正の
結果がc1efとされ、そのパケットに組み込まれる。
図10Cは、c1efの構成を示す。このように、c1
efは、3ビットからなる内符号訂正による実訂正数T
tlERR,それぞれ1ビットずつからなる、訂正不能
を表すフラグErrorおよびid2から書き写したフ
ラグFabSyncを含む。
【0072】続くID再現回路71において、SDRA
M75のビット幅に合わせるため、データ列の幅が16
ビットとされる。同時に、メモリコントローラ74がS
DRAM75のアドレスを計算するための時間を確保す
るため、ID0,ID1の期間を延ばす処置も加わる。
これは、メモリコントローラ74から出力される信号b
usyを参照してなされる。図12は、ID再現回路7
1から出力されるパケットを示す。パケットの先頭に配
されるpid0,id2は、図12に示されるように、
パケットの後端側に転写され、SDRAM75に書き込
めるようにされる。
【0073】ここでは、id2にReqC2と称される
フラグが加わる。これは、外符号訂正が省略可能か否か
を判断するためのフラグである。ID再現回路71で
は、ID0の連続性が検出される。このID再現回路7
1は、エラーのID0を前のパケットのID0から求め
る回路を有する。この回路出力は、ID0の期待値と考
えることができる。正常に内符号訂正されたID0がこ
の期待値と異なる場合、パケットの欠落や重複があった
とされる。このようにしてID0の連続性が検出され、
その検出結果がReqC2に乗せられる。
【0074】データD0〜D216は、記録時に、記録
周波数の分布を平坦化させるために、ECCエンコーダ
5によって、例えばM系列によってスクランブルが掛け
られている。これらのデータは、デスクランブラ72を
介して元の値に戻される。図13は、デスクランブラ7
2から出力されるパケットを示す。デスクランブラ72
では、さらに、SDRAM75のチェック用のCRCC
(Cyclic RedundancyCheck Code) が後端側に埋め込ま
れる。このパケットは、メモリコントローラ74を介し
てSDRAM75に蓄えられる。
【0075】次に、デスクランブラ72について説明す
る。図14は、デスクランブラ72の構成の一例を概略
的に示す。このデスクランブラ72には、シスコンから
出された設定情報などがエラーカウンタ73を介して供
給される。このシスコンからの設定情報は、図14中で
「from EC」として表されている。同様に、エラ
ーカウンタ73とインターフェイス80とを介してシス
コンに対して送られる情報を「to EC」として表
す。
【0076】デスクランブラ72に対して、パケットと
共にストローブ信号STBが供給される。パケットがデ
スクランブル回路100,SFP統一化回路101,お
よびCRCC回路102を介して出力される。SFP統
一化回路101は、変速再生時のデータ更新率を改善す
る回路である。CRCC回路102は、パケットに対し
てCRCCとフラグReqC2とを折り込む。デスクラ
ンブル回路100については、後述する。
【0077】パケットから抽出されたpid0および信
号STBとがコントローラ103に供給される。また、
コントローラ103に対して、シスコンからの設定情報
が供給される。コントローラ103は、デスクランブラ
72の全体を制御するもので、コントローラ103によ
って、供給された信号STBおよびシスコンからの設定
情報とに基づき、デスクランブラ72内部で必要とされ
るタイミング信号や各種のステータス信号が生成され
る。タイミング信号がデスクランブル回路100,SF
P統一化回路101,CRCC計算回路102,および
エラーカウント回路104に対して供給される。各種ス
テータス信号がSFP統一化回路101およびエラーカ
ウント回路104に対して供給される。
【0078】デスクランブル回路100から出力された
パケットは、SFP統一化回路101に供給されると共
に、エラーカウント回路104に対して供給される。エ
ラーカウント回路104は、供給されたパケットから各
種エラー情報を抽出してまとめ、エラーカウンタ73に
対して供給する。
【0079】エラーカウント回路104において、id
2からSubHeadおよびOppHeadとが抽出さ
れ、信号Headとされる。ID1のLSBが信号a/
vとされる。
【0080】c1efのフラグErrorから正常シン
クブロックを表す信号correctが生成される。エ
ラーカウント回路104には、シスコンにより設定され
た情報として、シスコン設定情報ectargが供給さ
れる。このシスコン設定情報ectargによって、信
号correctの対象が選択される。例えば、「エデ
ィットギャップ以外」,「訂正されたエラーも無し」,
「エラーがn個(n=2〜5)未満,および「SY0,
SY1もエラー無し」といった条件から信号corre
ctの対象が選択される。これらは、パケット内のc1
efから得られる情報である。
【0081】c1efの、実訂正数を表すTtlERR
から、エラーの小計を表す信号subttlが生成され
る。この信号subttlも、シスコン設定情報ect
argに基づき、パケット中のデータD0〜D216の
中で値が0以外のバイト数を数えるようにすることが可
能とされる。そのため、この信号subttlは、例え
ば8ビットのビット幅を有する。
【0082】これらの、信号Head,a/v,cor
rect,およびsubttlがエラーカウンタ73に
対して供給される。また、これらの信号は、1パケット
に付き1回更新される。この更新毎に、この更新を認識
するための信号validが出力される。この信号va
lidも、カウントパルスとしてエラーカウンタ73に
対して供給される。
【0083】エラーカウント回路104で抽出されたエ
ラー情報は、外符号訂正の要/不要を判断するOOPS
判定回路105に供給される。このOOPS判定回路1
05には、シスコンにより設定された情報として、再生
品質に対応した条件によるシスコン設定情報OOPSが
供給される。このシスコン設定情報OOPSとエラーカ
ウント回路104から供給されAエラー情報とに基づ
き、フラグReqC2が生成される。このフラグReq
C2は、CRCC計算回路102に供給され、id2の
フラグReqC2に反映される。
【0084】上述したように、フラグReqC2は、メ
モリコントローラ74に対して外符号訂正を要求するフ
ラグである。この実施の一形態では、通常再生におい
て、「パケットが全て連続である」という条件と、「内
符号訂正で訂正不能が一切無い」という条件とが共に満
たされた場合、外符号訂正が不要とされる。前者の、パ
ケットの連続性は、上述のようにID再現回路71で検
出される。後者は、このデスクランブラ72で加えら
れ、1トラック内で通しての情報としてReqC2に乗
せられる。
【0085】このように、OOPS判定回路105で、
映像データのパケットについて、ID再現回路71が付
加したReqC2が抽出され、パケットの連続性の有無
が検出され、エラーカウンタ回路104で、エラーの有
無が検出される。「パケットの連続性が無い」および
「エラーが有る」という条件のうち、何方か一方が満足
されれば、内部フラグがセットされる。双方共に満足す
る場合に、内部フラグが保持される。この評価が1トラ
ック中で繰り返しなされる。トラックが切り替わったと
ころで、内部フラグがレジスタに写される。そして、こ
の内部フラグは、フラグReqC2としてレジスタから
パケットに対して乗せられる。内部フラグは、パケット
にフラグが乗せられると同時にリセットされる。
【0086】こうして、フラグReqC2は、1トラッ
ク通して、上述の2つの条件を満足しないパケットが1
つでもあればセットされた状態となり、このとき、メモ
リコントローラ74により外符号デコーダ76が起動さ
れ外符号訂正がなされる。勿論、この内部フラグは、メ
イン/サブ系統に対してそれぞれ用意されている。
【0087】なお、このとき、上述の信号correc
tと同様に、「エラー有り」とする条件を変更・追加で
きる。これは、シスコン設定情報OOPSに基づきなさ
れる。ここでは、「エラー有り」の条件として、「エラ
ー有り、若しくはSY0,SY1にエラー有り」,「エ
ラー訂正不能、または訂正されたエラーがn個(n=2
〜5)以上」,および「エラー訂正不能有りだけ」が選
択できる。前に記されたものほど条件が緩く、外符号訂
正が省略できる確率が高まる反面、内符号訂正における
誤訂正に対する耐性が弱まる。
【0088】次に、上述のデスクランブル回路100の
構成について、より詳細に説明する。上述したように、
記録時には、記録周波数の分布を平坦化するために、記
録信号に対してスクランブルが掛かけられる。このスク
ランブルには、例えばM系列と称される乱数が用いられ
る。これは、 Polynominal Function: X8 +X4 +X3 +X2 +1 ・・・(1) このような原始多項式に基づき、この式と等価な回路で
生成される。再生時になされるデスクランブル処理は、
このスクランブル処理と全く同一の構成によって行なう
ことができる。
【0089】図15は、この数式(1)に基づきM系列
の乱数を生成し、デスクランブル処理を行なうための、
デスクランブル回路の基本的な構成の一例を示す。複数
のフリップフロップ200a〜200hおよび複数のE
xORゲート201a〜201cとで、数式(1)と等
価な回路が構成される。フリップフロップ200aから
シリアルにM系列による乱数が出力される。このフリッ
プフロップ200aから出力されたM系列の乱数がEx
ORゲート202の一方の入力端に供給される。ExO
Rゲート202の他方の入力端に対して、デスクランブ
ルを行なうシリアルデータが供給される。ExORゲー
ト202において、このシリアルデータとM系列の乱数
との排他論理和がとられ、デスクランブルされたデータ
として出力される。
【0090】この図15に示される構成では、シリアル
のレートで処理することにより動作周波数が高くなって
しまう。そこで、通常、図16Bに示される生成多項式
Gと等価な、図16Aに示されるような構成によって8
ビット並列にデスクランブル処理を行なう。なお、図1
6Aにおいて、接続線のそれぞれは、複数ビット幅を有
し、ExORゲート210a〜210hは、対応する入
力端をそれぞれ有する。この回路は、上述の図15のフ
リップフロップ200aから出力されるシリアルの固定
パターンを、同時に8回分生成する回路である。入力端
211に対してM系列の開始位置の指示を与え、出力端
212からの出力とデスクランブル処理を行なうデータ
とで排他論理和をとる。
【0091】この実施の一形態においては、信号処理が
ビット幅16ビットで以て行なわれているため、デスク
ランブル回路100も16ビットデータを扱えるように
する必要がある。生成多項式Gを自乗して生成多項式G
2 (図17B)を得る。ここでは、上述の図16Aに示
される構成と共に、この生成多項式G2 と等価な構成
(図17A)を用いて16ビットデータを扱えるように
する。
【0092】図18は、上述の図16Aおよび図17A
に示された構成を用いて行なう16ビットデータの処理
を概念的に示す。図18中で、G2 回路113が図17
Aに示される構成(生成多項式G2 に基づく構成)に対
応し、G回路114が図16Aに示される構成(生成多
項式Gに基づく構成)に対応する。また、8ビットのデ
ータを並列的に扱えるフリップフロップ112は、図1
5のフリップフロップ200a〜200hに相当する。
【0093】パケットは、上位8ビットと下位8ビット
とに分けられ、上位8ビットが入力端110bから、下
位8ビットが入力端110aからそれぞれ供給される。
下位8ビットのデータが分岐し8ビットパラレルでの切
り替えができるようにされたスイッチ回路111の端子
111aに供給される。スイッチ回路111は、例えば
コントローラ103から供給されるタイミング信号によ
って制御される。先ず、パケットの先頭でスイッチ回路
111において端子111aが選択され、パケット先頭
に埋め込まれたID0が取り込まれる。取り込まれたI
D0がフリップフロップ112に供給され、M系列の初
期値とされる。これによりM系列の開始点が指定され
る。フリップフロップ112の出力がG2 回路113お
よびG回路114に共に供給される。
【0094】次のサイクルからは、スイッチ回路111
において端子111bが選択される。これにより、フリ
ップフロップ112の出力が供給されたG2 回路113
の出力がフリップフロップ112に供給され、フィード
バックがなされる。これにより、1サイクルに付き16
ステップ進むM系列が実現される。
【0095】G2 回路113の出力で得られるM系列
は、第9ステップから第16ステップまでの8ビットで
ある。第1ステップから第8ステップまでの8ビット
は、G回路114で得られる。フリップフロップ112
の出力がG回路114に供給される。G回路114から
第1ステップから第8ステップまでのM系列が出力され
る。こうして、G2 回路113およびG回路114とに
よって、16ステップ分のM系列が揃う。
【0096】G2 回路113の出力が8ビットパラレル
処理ができるようにされたExORゲート115の一方
の入力端に供給される。ExORゲート115の出力が
8ビットパラレルでの切り替えができるようにされたス
イッチ回路117の入力端117aに供給される。一
方、端子110bから供給されたパケットの上位側8ビ
ットは、スイッチ回路117の入力端117bに供給さ
れると共に、ExORゲート115の他方の入力端に供
給される。ExORゲート115で、一方の入力端に供
給された第9ステップから第16ステップまでのM系列
に基づき、供給されたパケットの上位側8ビットのデス
クランブル処理がなされる。
【0097】同様に、G回路114の出力が8ビットパ
ラレル処理ができるようにされたExORゲート116
の一方の入力端に供給される。ExORゲート116の
出力が8ビットパラレルでの切り替えができるようにさ
れたスイッチ回路118の入力端118aに供給され
る。一方、端子110aから供給されたパケットの下位
側8ビットは、スイッチ回路118の入力端118bに
供給されると共に、ExORゲート116の他方の入力
端に供給される。ExORゲート116で、一方の入力
端に供給された第1ステップから第8ステップまでのM
系列に基づき、供給されたパケットの下位側8ビットの
デスクランブル処理がなされる。
【0098】このようにして、ExORゲート115お
よび116とで、16ビット幅のデスクランブルが演算
される。なお、スクランブルが掛けられているのは、パ
ケット中のデータD0〜D216であるから、その期間
だけExOR115および116の出力をそれぞれ選択
し、それ以外の期間では端子110bおよび110a側
をそれぞれ選択するように、スイッチ回路117および
118が制御される。このスイッチ回路117および1
18までが上述の図14に示された、デスクランブル回
路100に対応する。
【0099】スイッチ回路117および118の出力
は、それぞれパケットの上位側8ビットおよび下位側8
ビットとされ、本線データとしてデスクランブル回路1
00から出力される。
【0100】一方、スイッチ回路117および118の
出力は、エラーカウント回路104にも供給される。ス
イッチ回路117の出力がエラーカウント回路104に
含まれる、8入力を有するORゲート120に供給され
る。同様に、スイッチ回路118の出力が8入力のOR
ゲート121に供給される。これらORゲート12おお
よび121において、8入力のそれぞれに対してビット
毎に入力がなされる。すなわち、これらORゲート12
0および121では、パケットの上位側8ビットおよび
下位側8ビットとに対して、別個にバイト単位での”n
ot allzero”検出がなされる。
【0101】ORゲート120および121の出力は、
4入力を有し8ビットの加算を行なう加算器122の第
1および第2の入力端にそれぞれ供給される。加算器1
22の出力がフリップフロップ123に供給され、フリ
ップフロップ123の出力が加算器122の第3の入力
端に供給される。これにより、加算器122とフリップ
フロップ123とで8ビットの積算器が構成される。こ
の積算器は、供給されるタイミング信号に基づき、各パ
ケットの先頭でリセットされる。加算器122の第4の
入力端に対して、経路119bのデータが分岐して供給
される。
【0102】このように、加算器122では、前値であ
るフリップフロップ123の出力と、上述のORゲート
120および121からそれぞれ出力された”not
all zero”検出結果と、パケットの末尾側に埋
め込まれているc1ef中のTtlERRとが、それぞ
れタイミングを選ばれ加算される。こうして、パケット
の終了時には、”all zero”でなかったバイト
数と内符号訂正されたバイト数との和、つまりエラーバ
イト数の合計が信号subttlとしてフリップフロッ
プ123の出力から得ることができる。この信号sub
ttlは、8ビットのビット幅を有する。この信号su
bttlは、フリップフロップ123から出力され、上
述したように、エラーカウンタ73に対して供給され
る。なお、通常の使用状態では、”not all z
ero”の加算が禁止される。
【0103】次に、エラーカウンタ73について説明す
る。図19は、エラーカウンタ73の構成の一例を示
す。このエラーカウンタ73で、エラー情報の集計が行
なわれ、シスコンで読み取れる状態にされる。集計結果
は、バス81に流されインターフェイス80を介してシ
スコンに送られる。この図19に示される構成におい
て、実際に計数が行なわれるのは、カウンタブロック1
32a,132b,132c,および132dである。
これらカウンタブロック132a〜132dは、互いに
同一の構成を有し、それぞれは、各種計数のためのカウ
ンタと付随するレジスタとで構成される。カウンタブロ
ック132a〜132dは、例えばこのように、同アジ
マスで対向するヘッドの組毎に1ブロックずつ割り当て
られる。
【0104】なお、図19中で、デスクランブラ72か
ら供給される信号には、「fromDS」と記す。ま
た、内符号デコーダ69から供給される信号には、「f
romID」と記す。
【0105】上述のエラーカウント回路104から出力
された各種エラー情報は、入力セレクタ130に供給さ
れる。すなわち、入力セレクタ130に対して、デスク
ランブラ72のエラーカウント回路104から、信号s
ubttl,correct,Head,a/v,va
lidが供給される。それと共に、この入力セレクタ1
30に対して、内符号デコーダ69から、信号Hea
d,a/v,およびvalidといった、簡易的なエラ
ー情報が供給される。これらデスクランブラ72から供
給された信号と内符号デコーダ69から供給された信号
との何方を用いるかは、シスコンの設定に基づき選択さ
れる。
【0106】このECCデコーダIC60には、シスコ
ン系の回路を除いた一部の回路だけしか動作させない動
作モードを有する。これは、バッテリ駆動を行なうカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダにおける、記録中に異常
が発生した場合には、それをオペレータ(カメラマン)
にいち早く通知するRec Confi Alarm 機能を実行する際
に用いられる。Rec Confi Alarm 機能を実行する際に、
節電のため、不要な回路を停止させる。この動作モード
では、ID再現回路71,デスクランブラ72,メモリ
コントローラ74,およびビデオ外符号デコーダ76な
どの動作が停止される。このように、このモードではデ
スクランブラ72が動作されないため、入力セレクタ1
30の選択により内符号デコーダ69からのエラー情報
が選択され用いられる。この場合、計数対象を訂正不能
でない正常なシンクブロック数だけに絞り、消費電力を
抑えている。
【0107】タイミングジェネレータ131では、カウ
ンタブロック132a〜132dのそれぞれに対してカ
ウントを許可する指示を出す信号maskと、カウンタ
のクリアと後述する読み出しレジスタの更新を指示する
ための信号updateとが生成される。これら信号m
askおよび信号updateは、各カウンタブロック
132a〜132d毎に生成され、それぞれ供給され
る。これらの信号は、システムの基準タイミングである
基準フレーム信号とヘッド情報Head(OppHea
d,SubHead)に基づき生成される。シスコン設
定によって、シスコンからのアクセスをトリガとして生
成することも可能である。
【0108】これら信号maskおよび信号updat
eは、上述のヘッド切り替え信号のエッジの位置で発生
され、トラックの途中で更新しないようにされる。ま
た、若し通常のパケットが発生できないような場合で
も、ヘッド情報Headは、Nullパケットによって
正常に伝達される。
【0109】各カウンタブロック132a〜132dの
カウント結果は、それぞれシスコンモジュール133に
供給される。シスコンモジュール133に対して、バス
81を介して汎用バス信号SYWD,選択信号SYST
A,およびECCデコーダIC60毎の選択信号SYC
Sが供給される。シスコンモジュール133でこの各信
号が解読される。この解読結果に基づき、各カウンタブ
ロック132a〜132dからのカウント結果のうち、
シスコンから要求のあった情報が信号SYRDに乗せら
れ、バス81に対して流され、インターフェイス80か
らシスコンによって読み出される。
【0110】なお、信号SYWD,SYSTA,および
SYCSは、シスコンモジュール133で解読された後
も、信号SYRDと共にバス81に対して流される。
【0111】図20は、各カウンタブロック132a〜
132dの構成の一例を、カウンタブロック132aを
代表例として示す。このカウンタブロック132aは、
エラーアマウントカウンタ141,オーディオシンクカ
ウンタ142,ビデオシンクカウンタ143,およびト
ラック計数カウンタ144を有する。簡単な論理回路で
構成されるセレクタ140によって、カウンタ141,
142,および143のうちどのカウンタを動作させる
かが選択される。このカウンタの選択は、信号a/vお
よび信号maskによってカウントパルスとされる信号
validがマスクされることによってなされる。
【0112】オーディオシンクカウンタ142およびビ
デオシンクカウンタ143には、信号correctが
供給され、それぞれ正常なオーディオシンクブロックお
よび正常なビデオシンクブロックがカウントされる。こ
のオーディオとビデオとの振り分けは、信号a/vによ
ってなされる。
【0113】上述の図3ならびに図7に示されるよう
に、この実施の一形態によるフォーマットでは、ビデオ
セクタV1のID0が’01h’から’7bh’までで
123シンクブロック有り、ビデオセクタV2が’80
h’から’feh’までで127シンクブロック有る。
また、オーディオセクタは、オーディオセクタA1〜A
4のそれぞれが4シンクブロックずつ有する。したがっ
て、1トラック当たりでは、ビデオデータが250シン
クブロック、オーディオデータが16シンクブロックを
有する。つまり、1トラックについて、オーディオシン
クカウンタ142が’16’、ビデオシンクカウンタ1
43が’250’という値となった場合がエラー無しの
状態である。1フレーム毎にカウント値が読み出される
ようにした場合、これらのカウンタのビット数は、カウ
ンタ142が6ビット、カウンタ143が10ビットと
される。
【0114】トラック計数カウンタ144には、信号m
askが供給される。信号maskが微分され、1トラ
ックの末尾に1発のパルスを得る。このパルスをカウン
トすることで、計数を行なったトラック数がわかる。1
フレームで3カウントされる。カウンタ144では、こ
の3カウントに対して余裕が持たされ、3ビットのビッ
ト幅を有する。当然、フルカウントである7カウントま
で計数されたら、それ以上のカウントが行なわれないよ
うにされる。
【0115】一方、エラーアマウントカウンタ141に
は信号subttlが供給され、エラーバイト数の合計
がカウントされる。信号subttlは、上述したよう
に8ビットのビット幅を有し、このカウンタ141で
は、8ビット入力が積算される。そのため、カウンタ1
41は、例えば16ビットのビット幅を有する。
【0116】各カウンタ141,142,143,およ
び144は、それぞれデータ読み出し用のレジスタ14
5,146,147,および148を有する。各カウン
タ141,142,143,および144のカウント結
果は、更新周期毎にこれらレジスタ145,146,1
47,および148に対してそれぞれ転記される。カウ
ント結果が転記されると同時に、各カウンタ141,1
42,143,および144がリセットされ、次の計数
に備えられる。
【0117】以上によって、エラーバイト数をシスコン
から読み出せる構成が実現する。次に、この構成による
エラー計数の例について説明する。ところで、M系列に
よる信号は、周波数分布が平坦な信号であり、ディジタ
ル信号伝送の評価信号として最も一般的とされている。
この例でも、評価信号としてこのM系列による信号を用
いる。
【0118】上述したように、ECCエンコーダ5によ
ってスクランブルする信号は、M系列である。したがっ
て、スクランブルの直前で、データ本体D0〜D216
を例えば全て’0’にすると、そのM系列がそのまま磁
気テープ14上に記録される。この記録信号を磁気テー
プ14から再生することによって、M系列による一般的
な評価信号が注目する伝送路を通る。
【0119】再生時にエラーが無ければ、ECCデコー
ダ21のデスクランブル回路100での出力において、
値’0’が得られる。一方、この出力は、エラーがあれ
ば’0’以外の値となる。したがって、このデスクラン
ブル回路100の出力の期待値は常時’0’であるとい
える。そのため、再生時の期待値比較が極めて簡単なO
Rゲート120,121とで実現され、これらORゲー
ト120,121の出力を単に数えるだけでエラーバイ
ト数の総数が求められ、正確なエラーレートを得ること
ができる。
【0120】なお、評価のために磁気テープ14に記録
するデータは、全て’0’であることに限定されない。
予め知られたデータ列であれば、他の値のデータ列を用
いることもできる。
【0121】この実施の一形態では、例えば治具モード
と称される動作モードを設定することにより、厳密なエ
ラー計数が行なわれる。この厳密なエラー計数では、上
述の、M系列による期待値比較が行なわれる。治具モー
ドが指定されたら、シスコンによって’0’値の記録と
再生検出とが設定される。この設定は、装置の各部に伝
達され、上述のECCデコーダICにおいては、インタ
ーフェイス80を介してバス81に流され、ECCデコ
ーダIC60内部の各部に拾われる。これにより、エラ
ーレートの厳密な測定がなされ、測定結果は、例えば数
値として所定の表示手段に表示される。
【0122】通常の動作モードにおいては、通常のエラ
ーレート測定が行なわれるように、シスコンによって設
定がなされる。この通常のエラーレート測定は、通常の
再生時に、パケットに入っているデータをエラーカウン
タ73がデスクランブラ72から渡されることによって
行なわれるエラー計数である。シスコンは、この通常の
エラーレート計数を実行して、エラー数に応じて外符号
訂正の判定条件を設定する。エラー数が多いほど判定条
件が厳しくされる。これにより、誤訂正によって内符号
訂正をすり抜けてしまったエラーが画面にそのまま出て
しまうことが防がれる。エラーの多い場合は、所詮、外
符号訂正が不可欠なので、これによる損失は僅かである
といえる。
【0123】一方、エラー数の少ない場合には外符号訂
正の判定条件が緩められ、外符号訂正がなるべく省略さ
れるようになされる。誤訂正の確率は、エラーを分母に
して与えられるので、平均してエラーが少ない場合、こ
の確率は、低率である。したがって、エラー特性が良好
なら外符号訂正の判定条件を緩くでき、然も外符号訂正
に回されるエラーも少ない。そのため、ビデオ外符号デ
コーダ76やその周辺の回路において一層の節電が可能
とされる。
【0124】また、c1efをパケットに乗せることに
よって、M系列によるエラーカウントが簡単に実現でき
る。M系列によるエラーカウントは、上述したように、
デスクランブル処理を行なった後に、”not all
zero”を数えることでなされる。さらに、デスク
ランブルの際に初期値としてID0が用いられるため、
既にIDの再現が行なわれている必要がある。このよう
に、このM系列によるエラーカウントは、内符号訂正の
後、さらにID再現およびデスクランブル処理が行なわ
れてからなされる。すなわち、内符号訂正を行なう回路
(内符号デコーダ69)とこのM系列によるエラーカウ
ントを行なう回路(エラーカウンタ73)とに間には、
これらID再現回路71やデスクランブラ72といっ
た、多くの回路が存在する。
【0125】一般的に、内符号デコーダ69は、規模が
大きく、またそのために例えばICのチップ上で配置が
限定される。この発明では、パケットにc1efが埋め
込まれているため、内符号デコーダ69の近辺にエラー
集計のための回路や外符号訂正省略の判断を行なう回路
を配置する必然性が無いと共に、内符号訂正によるエラ
ー情報を伝達するために専用の配線を設ける必要が無
い。したがって、ECCデコーダIC60において、チ
ップ上のレイアウトの自由度が高まり、低コスト化やチ
ップの小型化などが図れる。また、エラー情報が本体デ
ータと共にパケットに埋め込まれて伝達されるため、例
えば専用の配線を介して信号の伝達を行なった場合のよ
うな、エラー情報と本体データとのタイミング調整の必
要も無い。
【0126】さらに、この実施の一形態では、カメラ一
体型ビデオテープレコーダなどのような省電力用途に対
応するため、内符号デコーダ69からの最小限のエラー
情報を数える簡易エラーカウントモードも用意されてい
る。そのため、この簡易なモードと、後段での厳密なエ
ラーカウントのモードとが、パケットに埋め込まれたc
1efによって両立している。
【0127】なお、上述では、データ圧縮型のディジタ
ルVTRとしてこの実施の一形態が説明されているが、
これは一例であって、この発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば、この発明は、データが非圧縮である
装置にも適用することができる。さらに、ドラム回転数
やフレーム周波数が異なっても構わない。もちろん、V
TRに限らず、一定の間隔のデータパケットにより構成
されるデータ伝送で、エラー訂正回路を有するあらゆる
システムにおいて、この発明の応用が可能である。
【0128】さらに、上述の実施の一形態では、テープ
フォーマットは、1トラック当たり、ビデオデータが2
セクタで全250シンクブロック、オーディオデータが
4セクタで全16シンクブロックとされているが、これ
はこの例に限定されない。例えば、1トラック当たりの
シンクブロック数やセクタ数、構成が異なっていても、
全く問題なく実現可能である。
【0129】さらにまた、シンクブロック内のデータの
配列や、バイト数,ビットアサイン,あるいは内部パケ
ットのそれらの条件も、この実施の一形態に示されたも
の以外でも実現可能である。
【0130】また、この実施の一形態では、M系列によ
る期待値比較のエラー数に、内符号訂正による実訂正数
を加えているが、内符号訂正において訂正を禁止して使
用する場合、この加算は必要ない。デスクランブル処理
を8ビット幅で行なうようにすれば、加算器をさらに簡
単にすることができる。
【0131】さらに、この実施の一形態では、外符号訂
正の省略におけるパケットの連続性の検出をID再現回
路71で行なっているが、これはこの例に限定されな
い。例えば、連続性の検出をデスクランブラ72で行な
うことも可能である。また例えば、エラー判定の回路も
含めてメモリコントローラ74やビデオ外符号デコーダ
76などのブロックに含めることも可能である。この場
合、回路規模は多少増大するが、構成はシンプルにな
る。
【0132】さらにまた、この実施の一形態では、エラ
ー数や正常シンク数は、1トラック分をまとめて1本の
カウンタで計数しているが、これはこの例に限定されな
い。すなわち、1トラックをさらに細分化することによ
って、より緻密なエラー情報を得ることができる。例え
ば、1トラックを前部,中部,後部の3つに分け、各々
についてエラー計数を行なうことによって、テープガイ
ドの異常といった走行系の問題を検出することが可能に
なる。また、1トラックをセクタ毎に分割してエラー情
報を得るようにもできる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、パケットに対して内符号訂正に基づくエラー情報が
埋め込まれることにより、エラー情報を後段に伝えるた
めの配線を専用に設ける必要が無い。そのため、ECC
デコーダICにおいてレイアウトの自由度が高まり、配
線のための面積も小さくでき、チップ上の利用効率が向
上し、コストが下がるという効果がある。
【0134】また、この実施の一形態によれば、外符号
訂正を省略するための判定条件を厳しくすることが自由
にできるため、内符号訂正の信頼性が低い場合にも、対
応可能であるという効果がある。
【0135】さらに、この実施の一形態によれば、内符
号訂正回路までしか動作させない簡易エラー測定の動作
モードが設けられているため、Rec Confi Alarm 機能を
少ない消費電力で実現できる効果がある。
【0136】さらにまた、この発明によれば、従来測定
するためには専用の設備等が必要であった真のエラーレ
ート値が本体の僅かな回路で測定できる。そのため、装
置の生産性やサービスが向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に適用できる、4ヘッドシステムによ
るディジタルVTRの記録・再生系の構成の一例を示す
ブロック図である。
【図2】この発明に適用できる、8ヘッドシステムによ
るディジタルVTRの記録・再生系の構成の一例を示す
ブロック図である。
【図3】磁気テープ上に形成される1トラックのフォー
マットを示す略線図である。
【図4】積符号によるエラー訂正符号を説明するための
略線図である。
【図5】ID0およびID1の構成の一例を示す略線図
である。
【図6】ECCデコーダのIC回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図7】磁気テープ上の記録パターンを示す略線図であ
る。
【図8】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明す
るための略線図である。
【図9】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明す
るための略線図である。
【図11】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明
するための略線図である。
【図12】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明
するための略線図である。
【図13】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明
するための略線図である。
【図14】デスクランブラの構成の一例を概略的に示す
ブロック図である。
【図15】原始多項式に基づくデスクランブル回路の基
本的な構成の一例を示すブロック図である。
【図16】生成多項式Gに基づきM系列を8ビットパラ
レルに生成するG回路の構成の一例を示す図である。
【図17】生成多項式Gを自乗した生成多項式G2 によ
るG2 回路の構成の一例を示す図である。
【図18】16ビットのビット幅でM系列を扱う構成の
一例を示す概念図である。
【図19】エラーカウンタの構成の一例を示すブロック
図である。
【図20】エラーカウンタの各カウンタブロックの構成
の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
14・・・磁気テープ、21,22,53,54・・・
ECCデコーダ、60・・・ECCデコーダIC、6
3,67・・・レート変換器、69・・・内符号デコー
ダ、71・・・ID再現回路、72・・・デスクランブ
ラ、74・・・メモリコントローラ、75・・・SDR
AM、76・・・ビデオ外符号デコーダ、100・・・
デスクランブル回路、104・・・エラーカウント回
路、105・・・OOPS判定回路、113・・・生成
多項式Gに基づく回路G、114・・・生成多項式G2
に基づく回路G2 、122・・・積算器を構成する加算
器、123・・・積算器を構成するフリップフロップ、
130・・・入力セレクタ、132a,132b,13
2c,132d・・・カウンタブロック、133・・・
シスコンモジュール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に適用できる、4ヘッドシステムによ
るディジタルVTRの記録・再生系の構成の一例を示す
ブロック図である。
【図2】この発明に適用できる、8ヘッドシステムによ
るディジタルVTRの記録・再生系の構成の一例を示す
ブロック図である。
【図3】磁気テープ上に形成される1トラックのフォー
マットを示す略線図である。
【図4】積符号によるエラー訂正符号を説明するための
略線図である。
【図5】ID0およびID1の構成の一例を示す略線図
である。
【図6】ECCデコーダのIC回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図7】磁気テープ上の記録パターンを示す略線図であ
る。
【図8】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明す
るための略線図である。
【図9】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明す
るための略線図である。
【図10】pid0,id2,およびc1efを説明す
るための略線図である。
【図11】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明
するための略線図である。
【図12】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明
するための略線図である。
【図13】ECCデコーダ内部でのデータの変化を説明
するための略線図である。
【図14】デスクランブラの構成の一例を概略的に示す
ブロック図である。
【図15】原始多項式に基づくデスクランブル回路の基
本的な構成の一例を示すブロック図である。
【図16】生成多項式Gに基づきM系列を8ビットパラ
レルに生成するG回路の構成の一例を示す図である。
【図17】生成多項式Gを自乗した生成多項式Gによ
るG回路の構成の一例を示す図である。
【図18】16ビットのビット幅でM系列を扱う構成の
一例を示す概念図である。
【図19】エラーカウンタの構成の一例を示すブロック
図である。
【図20】エラーカウンタの各カウンタブロックの構成
の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】 14・・・磁気テープ、21,22,53,54・・・
ECCデコーダ、60・・・ECCデコーダIC、6
3,67・・・レート変換器、69・・・内符号デコー
ダ、71・・・ID再現回路、72・・・デスクランブ
ラ、74・・・メモリコントローラ、75・・・SDR
AM、76・・・ビデオ外符号デコーダ、100・・・
デスクランブル回路、104・・・エラーカウント回
路、105・・・OOPS判定回路、113・・・生成
多項式Gに基づく回路G、114・・・生成多項式G
に基づく回路G、122・・・積算器を構成する加算
器、123・・・積算器を構成するフリップフロップ、
130・・・入力セレクタ、132a,132b,13
2c,132d・・・カウンタブロック、133・・・
シスコンモジュール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラー訂正符号化されたデータからなる
    パケットを処理するディジタル信号処理装置において、 エラー訂正符号を復号化することでエラー訂正を行い、
    上記エラー訂正の結果に基づき得られるエラー情報をパ
    ケットに折り込むエラー訂正手段と、 上記パケットから上記エラー情報を取り出してエラー計
    数を行なうエラー計数手段とを有することを特徴とする
    ディジタル信号処理装置。
  2. 【請求項2】 スクランブル処理されたデータに対して
    デスクランブル処理を施すディジタル信号処理装置にお
    いて、 全て’0’または全て’1’からなるデータにスクラン
    ブル処理が施された第1のデータが入力され、上記第1
    のデータに対してデスクランブル処理を施すことによっ
    て第2のデータを得、上記第2のデータ中の’0’また
    は’1’以外のデータを計数してエラー計数を行なうエ
    ラー計数手段を有することを特徴とするディジタル信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】 エラー訂正符号化されたデータからなる
    パケットを処理するディジタル信号処理方法において、 エラー訂正符号を復号化することでエラー訂正を行い、
    上記エラー訂正の結果に基づき得られるエラー情報をパ
    ケットに折り込むエラー訂正のステップと、 上記パケットから上記エラー情報を取り出してエラー計
    数を行なうエラー計数のステップとを有することを特徴
    とするディジタル信号処理方法。
  4. 【請求項4】 スクランブル処理されたデータに対して
    デスクランブル処理を施すディジタル信号処理方法にお
    いて、 全て’0’または全て’1’からなるデータにスクラン
    ブル処理が施された第1のデータが入力され、上記第1
    のデータに対してデスクランブル処理を施すことによっ
    て第2のデータを得、上記第2のデータ中の’0’また
    は’1’以外のデータを計数してエラー計数を行なうエ
    ラー計数のステップを有することを特徴とするディジタ
    ル信号処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100324762B1 (ko) * 2000-01-19 2002-02-20 구자홍 디지털신호 기록/재생장치의 재생방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100324762B1 (ko) * 2000-01-19 2002-02-20 구자홍 디지털신호 기록/재생장치의 재생방법

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