JPH11162117A - 光ディスク記録方法及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク記録方法及び光ディスク装置

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JPH11162117A
JPH11162117A JP32994997A JP32994997A JPH11162117A JP H11162117 A JPH11162117 A JP H11162117A JP 32994997 A JP32994997 A JP 32994997A JP 32994997 A JP32994997 A JP 32994997A JP H11162117 A JPH11162117 A JP H11162117A
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JP
Japan
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recording
writing
write
file
optical disk
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JP32994997A
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English (en)
Inventor
Keisuke Umeda
圭祐 梅田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠陥セクタを有する光ディスクにデータを書
込み読み出す際にシーク動作を必要としない光ディスク
記録方法及び光ディスク装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 データの書込み動作の際に、ホストPC
より送られるデータに対して、現在書込みを終了してい
る位置(1)から次の欠陥セクタまでの距離に適したフ
ァイルサイズのデータを書込むように、データ書込みの
順番または、書込み位置を変更することにより、1つの
ファイルの書込み、読み出し中にシーク動作が入らない
ようにするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラル状のデ
ータ配置構造を有する光ディスク記録媒体に対して、デ
ータを書込み、読み出しを行う光ディスク記録方法及び
光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の光ディスク装置について説
明する。この光ディスク装置に使用される光ディスク記
録媒体はスパイラル状のデータ配置構造をしている。そ
して、データの書込み、読み出しを行うにあたり光ディ
スク記録媒体それ自体の製造上の欠陥や、製造後の傷、
汚れに起因する書込み、読み出し不能領域が存在する場
合がある。この不能領域は欠陥エリアと呼ばれる。
【0003】また、ファイルを構成する最小単位をセク
タと呼ぶが、上記欠陥エリアを含むセクタは使用不能エ
リアとなり、使用不能セクタ又は欠陥セクタと呼ぶ。さ
らに、光ディスクには本来の書込み、読み出しに使用す
る通常のエリアの他に、代替セクタと呼ばれるエリアが
設けられ、欠陥セクタの存在によるデータ格納容量が不
足する分を補っている。
【0004】また光ディスクは初期の領域確保動作時
(以下フォーマッティング時)の情報や、以前に書込み
動作を失敗した時等の情報を保持することにより、あら
かじめ欠陥エリアの位置やサイズが判るようにしてい
る。
【0005】通常、データの書込みは書込みファイルを
セクタ単位に分割し、連続的に書込むことによって行
う。ところが、以上のような欠陥セクタを持つ光ディス
クにデータの書込みを行う際は、欠陥セクタの直前のセ
クタまでは正常な光ディスクにデータを書込む際と同様
の処理を行い、通常の書込み動作を行う。しかし、欠陥
セクタに対するデータの書込みは不可能なので、(実際
に書込み動作を行うことは可能だが、その後読み出した
データは本来の書込んだデータとは異なり、エラーを含
む)欠陥セクタの位置に書込むべきデータの処理には以
下に述べる2つの処理方式が存在する。
【0006】一つは、欠陥セクタ相当分の長さのデータ
を代替セクタに書込んだ後、欠陥セクタの直後のエリア
に対し、続きのデータの書込みを継続して行う方式であ
る。図8は、この書込み方式を表すもので、代替セクタ
に書込む方式を表す図である。この場合、データ書込み
中に通常のエリアから代替セクタへのシーク動作(光デ
ィスクにデータを書込むためにヘッド部を移動させる動
作)が入り、さらに代替セクタへの所定の長さのデータ
書込み終了後に代替セクタから通常のエリアへ戻るシー
ク動作が入り、都合2回シーク動作が発生することとな
る。
【0007】他の一つは、欠陥セクタのエリアを飛び越
して、欠陥セクタの直後のエリアから続けてデータの書
込みを行う方式である。図9は、この書込み方式を表す
もので、飛び越して書込む方式を表す図である。この場
合、通常のエリアの大きさに対して欠陥セクタのエリア
分だけ狭くなるので、欠陥セクタのエリア分の領域を代
替セクタ中に確保し、通常のエリアの後ろにこの代替セ
クタから確保した領域を付加した方式である。この場
合、欠陥セクタのエリアを飛び越すためにデータ書込み
中に通常のエリアから欠陥セクタの直後のエリアへのシ
ーク動作が入り、1回のシーク動作が発生することとな
る。
【0008】以上のように2つの方式のうち、どちらか
の方式により、欠陥セクタを避けたデータの書込みを行
うことが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成における光ディスク装置は、どちらの方式で
あってもデータの読み出し時にシーク動作が発生し、デ
ータの転送レートを確保することが困難になることが予
想される。
【0010】そこで、現在書込みを終了している位置か
ら次の欠陥セクタまでの距離が1セクタ長、欠陥セクタ
の長さが1セクタ長、と仮定して3セクタ長のファイル
を光ディスクに書込む場合を例として考察する。
【0011】まず、書込みの可能な現在の位置からファ
イルの書込みを開始する。1セクタ分のデータを書込ん
だ時点で、次のエリアは欠陥セクタであることが判って
いるのでシーク動作を行い、代替セクタへヘッドを移動
させる。代替セクタに2セクタ目のデータを書込んだ
後、再度シーク動作を行い通常のエリアにある欠陥セク
タの直後に移動、3セクタ目のデータ書込みを行い、処
理を完了させる。シーク動作時には、シークした位置で
のアドレス情報の取得、取得したアドレス情報と目的の
アドレス位置との差を算出、差が所定の値以下ならばヘ
ッドはその位置で目的のアドレスに到達するまで待機、
目的のアドレス到達後に書込み動作を再開する。上記の
差が所定の値より大きいときには、再度シーク動作を行
う。こうして、以上の動作を繰り返すことにより目的の
アドレスに到達するように処理を行う。
【0012】上述のように、シーク動作をすると記録再
生動作の再開までにかなりの時間がかかることが明確で
ある。上述の例では、わずか3セクタのファイルを書込
むために、2度のシーク動作が入ってしまい書込み時間
の増大を招いている。さらに、読み出し時にも同様に2
度のシーク動作が入り、読み出し能力の指標であるデー
タ転送レートの悪化を招くこととなる。
【0013】光ディスク装置は、このように欠陥セクタ
を避けたデータの書込みを行うとともに、より高速の記
録再生動作をも要求されている。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたもので、欠陥セクタの存在するディスクにデー
タを書込む際、またはディスクからデータを読み出す際
にデータ転送レートの低下することのない光ディスク記
録方法及び光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク記録
方法及び光ディスク装置は、データの書込み動作の際
に、ホストPCより送られてくるデータを送られてくる
順番にしたがって書込むのではなく、現在書込みを終了
している位置から次の欠陥セクタまでの距離に適したフ
ァイルサイズのデータを書込むように、データ書込みの
順番または、書込み位置を変更することにより、1つの
ファイルの書込み、読み出し中にシーク動作が入らない
ようにするものである。その結果、データ転送レートの
低下することのない光ディスク記録方法及び光ディスク
装置を提供することができる。
【0016】特に、現在書込みを終了している位置から
次の欠陥セクタまでの距離に適したファイルサイズのデ
ータを書込むために、データ書込みの順番または書込み
位置を変更する態様として、判断手段とデータ一時退避
エリアと書込みデータ切換手段とを有し、現状のファイ
ル書込み位置から次の欠陥セクタの位置までの間に書込
むことの出来るファイルサイズが次に書込みを行うファ
イルサイズ以上の容量がある場合に、書込みデータの書
込みを行なうものである。
【0017】また他の態様として、判断手段と書込みポ
インタ操作手段とを有し、現状のファイル書込み位置か
ら次の欠陥セクタの位置までの間に書込むことの出来る
ファイルサイズが次に書込みを行うファイルサイズに満
たない場合は、欠陥セクタの直後からデータを書込むこ
ととするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1及び請求項4に
記載の発明は、スパイラル状の記録領域を有する光ディ
スク媒体を回転駆動し記録すべき情報を記録する記録ス
テップと、光ディスク媒体の記録に適さない記録領域を
記憶しておき記録領域から除外する欠陥記録領域管理ス
テップと、記録することを要求された書込みファイルの
記録容量を記憶する記録容量管理ステップと、光ディス
ク媒体における現在の書込み位置と、欠陥記録領域管理
ステップから得られる記録に適さない記録領域の位置
と、記録容量管理ステップから得られる書込みファイル
の容量との情報に基づいて、現在の書込み位置から次の
記録に適さない記録領域までの範囲に書込むことのでき
る容量とこれから書込むファイルの記録容量との大小関
係を判断する判断ステップとを有し、判断ステップの大
小関係の判断結果に基づいて、記録すべきファイルの書
込みの順番または、書込み位置を変更することにより、
現在の書込み位置から次の記録に適さない記録領域まで
の範囲に書込むことのできる容量を有する書込みファイ
ルを、現在の書込み位置から次の記録に適さない記録領
域までの範囲に書込むことを特徴とした光ディスク記録
方法及び光ディスク装置である。
【0019】その結果、1つのファイルの書込み、読み
出し中にシーク動作が入らないようにするため、データ
転送レートの低下することのない光ディスク記録方法及
び光ディスク装置を提供することができる。
【0020】本発明の請求項2及び請求項5に記載の発
明は、請求項1及び請求項4の光ディスク記録方法及び
光ディスク装置において、次に書込みを行う情報を一時
的に待避記憶するための記憶手段に記録する退避記録ス
テップと、記録ステップの記録情報の供給源を記憶手段
と外部の情報処理装置とのいずれかに切り換える書込み
情報切り換えステップとを有し、判断ステップの大小関
係の判断結果に基づいて、書込みファイルの書込みの順
番または、書込み位置を変更するために、書込みファイ
ルの情報が現在の書込み位置から次の記録に適さない記
録領域までの範囲に書込むことのできる容量を超過して
いる場合は退避記録ステップを実行すると共に、退避記
録ステップで退避記録された書込みファイル情報の総和
が退避記録のための記憶手段の容量を超過する場合は、
書込み情報切り換えステップにより退避記録ステップで
退避記録された書込みファイル情報の総和を光ディスク
媒体の記録に適さない記録領域を跨いで記録することを
特徴とするものである。
【0021】その結果、現在書込みを終了している位置
から次の欠陥セクタまでの距離に適したファイルサイズ
のデータを書込むことができると共に、1つのファイル
の書込み、読み出し中にシーク動作が入らないようにす
ることができる。従って、データ転送レートの低下する
ことのない光ディスク記録方法及び光ディスク装置を提
供することができる。
【0022】本発明の請求項3及び請求項6に記載の発
明は、請求項1及び請求項4の光ディスク記録方法及び
光ディスク装置において、判断ステップの判断結果に基
づき書込み開始位置を操作して書込み動作を実行させる
書込み開始位置操作ステップを有し、書込みファイルの
書込みの順番および書込み位置を変更するために、書込
みファイルの情報が現在の書込み位置から次の記録に適
さない記録領域までの範囲に書込むことのできる容量を
超過している場合は書込み開始位置操作ステップにより
記録に適さない記録領域の直後から記録すべきファイル
を書込むことを特徴とするものである。
【0023】その結果、現在書込みを終了している位置
から次の欠陥セクタまでの距離に適したファイルサイズ
のデータを書込むことができると共に、1つのファイル
の書込み、読み出し中にシーク動作が入らないようにす
ることができる。従ってファイルのデータを一時待避さ
せるためのメモリのデータ一時待避エリアも省略するこ
とが可能で、データ転送レートの低下することのない光
ディスク記録方法及び光ディスク装置を提供することが
できる。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、図に
基づいて説明する。 (実施の形態1)以下、本発明の実施の形態1について
説明する。図1は本発明の実施の形態1における光ディ
スク装置のブロック図である。図において、1は光ディ
スクへのデータの書込み、読み出しを行うドライブ手
段、2は光ディスクの欠陥セクタの情報を格納する欠陥
セクタ情報格納手段であって、ドライブ手段1を通じて
現在使用している光ディスクに関する欠陥セクタの情報
を記憶、管理する。3は書込みポインタであって、現在
使用中の光ディスクのどの位置までデータの書込みを行
っているかという情報を記憶、管理する。そして、欠陥
セクタ情報格納手段2と同様にドライブ手段1から情報
を得る。4は書込みファイルサイズ記憶手段であって、
ホストPCよりの書込み命令中に含まれる書込みファイ
ルのファイルサイズの情報を記憶する。
【0025】また、5は判断手段であって、書込みポイ
ンタ3から得られる現在の書込み位置、欠陥セクタ情報
格納手段2から得られる次の欠陥セクタの位置、および
書込みファイルサイズ記憶手段4から得られる書込みフ
ァイルのファイルサイズの3つの情報により現在の書込
み位置から次の欠陥セクタまでの範囲に書込むことので
きるファイルサイズと、これから書込もうとしているフ
ァイルサイズの大小関係を判断する。
【0026】その判断の内容は、例えば、判断手段5の
出力が、 (現状のファイル書込み位置から次の欠陥セクタの位置
までの間に書込むことの出来るファイルサイズ) ≧
(次に書込みを行うファイルサイズ)、 の関係を満たしていれば、書込みデータはデータエンコ
ーダ6を介してドライブ手段1に送られデータの書込み
行われる。
【0027】逆に、判断手段5の出力が、 (現状のファイル書込み位置から次の欠陥セクタの位置
までの間に書込むことの出来るファイルサイズ) <
(次に書込みを行うファイルサイズ)、 となった場合は、次に書込みを行うデータはデータ一時
待避エリア7に格納される。この時、データ一時待避エ
リア7の空領域サイズが次に書込みを行うファイルサイ
ズより大きいことが必須条件である。データ一時待避エ
リア7の空領域サイズの方が小さい場合はデータの一時
待避を諦め、欠陥セクタを跨ぐ形でデータエンコーダ6
を介してデータの書込みを行う。書込みデータをデータ
一時待避エリア7に一時待避した場合は、次の書込みデ
ータに対しても、判断手段5による比較判断を繰り返
し、処理を継続する。8は書込みデータ切換手段であっ
て、光ディスクにデータエンコーダ6を介してデータを
書込む時、そのデータ供給源をデータ一時退避エリア7
とホストPC9とのいずれかに切り換える。
【0028】以上の処理の結果、ファイル書込み位置か
ら次の欠陥セクタの位置までの距離が0となったとき、
データ一時待避エリア7のデータ一時格納手段に格納さ
れたデータは欠陥セクタの直後から、データエンコーダ
6を介してデータの書込みを行う。
【0029】以上のように構成された光ディスク装置の
動作を説明する。図2は、次の欠陥セクタまでに適した
ファイルサイズを書込む動作を説明する図、図3は書込
み動作を表すフローチャートである。図2及び図3にお
いて、現在書込みを完了している位置を図2中(1)の
位置とする。また、現在の書込み終了位置から最も近い
欠陥セクタを(2)で示す。
【0030】また、書込み要求のくるファイルのサイズ
(3)を時系列的に表す。例えば図に示すように、ファ
イル(3−1)から(3−4)まで順に書込み要求が行
われるものとする(S1)。
【0031】次に、書込みファイルのサイズをファイル
書込み位置から次の欠陥セクタの位置までの距離(容
量)と比較し、書込み可能性を判断手段5により判断す
る(S2)。次の書込みファイルのサイズ(3)のうち
(3−1)、(3−2)は書込み完了位置から次の欠陥
セクタまでのファイルサイズ「3セクタ」を超えている
ので(S3)、データ一時待避エリア7の容量を確認し
た後(S4)、それぞれのファイルをデータ一時待避エ
リア7に退避する(S5)。
【0032】書込みファイル(3−3)は次の書込みフ
ァイルのサイズが「3セクタ」であり、書込み完了位置
から次の欠陥セクタまでのファイルサイズ「3セクタ」
と合致するため(S3)、この位置に書込みファイル
(3−3)を書込む(S6)。次に書込みデータ切り換
え手段8をデータ一時格納エリア7の側に切り換え、続
けて欠陥セクタ2の直後からデータ一時格納エリア7よ
り読み出した書込みファイルのデータ(3−1)+(3
−2)を書込む(S7)。
【0033】次に、ホストPCよりの書込み要求のファ
イルをすべて書込んだかチェックして(S8)、書込み
指示のあったファイル(3−4)について以上の処理を
繰り返し、書込みファイルの書込み処理を完了(3−
5)させる。
【0034】また、図4はファイルサイズがデータ一時
待避エリア7をオーバーフローする場合(即ち図3のス
テップ4における容量超過の場合)の書込み動作を説明
する図である。図において、現在書込みを完了している
位置を図4中(1)の位置とする。また、現在の書込み
終了位置から最も近い欠陥セクタを(2)で示す。
【0035】さらに、書込み要求のくるファイルのサイ
ズ(3)を時系列的に表す。例えば図に示すように、フ
ァイル(3−1)から(3−4)まで順に書込み要求が
行われるものとする(S1)。
【0036】次に、書込みファイルのサイズをファイル
書込み位置から次の欠陥セクタの位置までの距離(容
量)と比較し、書込み可能性を判断手段5により判断す
る(S2)。次の書込みファイルのサイズ(3)のうち
(3−1)、(3−2)は書込み完了位置から次の欠陥
セクタまでのファイルサイズ「2セクタ」を超えている
ので(S3)、データ一時待避エリア7の容量を確認し
て(S4)それぞれデータ一時待避エリア7に退避す
る。
【0037】さらに、次の書込み要求の来るファイルの
サイズ(3−3)もファイルサイズ「2セクタ」を超え
ているので、データ一時待避エリア7に退避させようと
するが、データ一時待避エリア7の領域を超過すること
になるため、(3−4)に示すように、欠陥セクタ
(2)を跨いでファイル(3−1)+(3−2)+(3
−3)の書込みが行われることとなる(S9)。
【0038】以上説明したように、現在書込みを終了し
ている位置から次の欠陥セクタまでの距離に適したファ
イルサイズのデータを書込むように、データ書込みの順
番または、書込み位置を変更することにより、光ディス
クのセクタ領域の利用効率を高め、1つのファイルの書
込み、読み出し中にシーク動作が入らないようにするこ
とができる。
【0039】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について説明する。図5は本発明の実施の形態2に
おける光ディスク装置のブロック図である。図におい
て、1はドライブ手段、2は欠陥セクタ情報格納手段、
3は書込みポインタ、4は書込みファイルサイズ記憶手
段、5は判断手段、6はデータエンコーダ、9ホストP
Cである。これらの構成要素は実施の形態1と同一の機
能を有し、同一の名称と符号を付して説明の重複を省略
する。
【0040】10は書込みポインタ操作手段であって、
判断手段5の判断結果に基づき書込みポインタ3に書込
み開始位置を操作して書込み動作を実行させる。また、
実施の形態1の図1に示す構成に対して、データ一時待
避エリア7と書込みデータ切換手段8とが省略されてい
る。これは、判断手段5の判断結果が、 (現状のファイル書込み位置から次の欠陥セクタの位置
に書込むことの出来るファイルサイズ) < (次に書
込みを行うファイルサイズ) となった時、欠陥セクタの直後からデータを書込むこと
とすることにより、ファイルのデータを一時待避させる
ことも、ファイルが欠陥セクタを跨いで存在すること
も、ともになくなるからである。
【0041】図6は、欠陥セクタの直後からデータを書
込む動作を説明する図、図7は、図6の書込み動作を説
明するフローチャートである。図6及び図7において、
現在書込みを完了している位置を図6中(1)の位置と
する。また、現在の書込み終了位置から最も近い欠陥セ
クタを(2)で示す。
【0042】また、書込み要求のくるファイルのサイズ
(3)を時系列的に表す。例えば図に示すように、ファ
イル(3−1)から(3−4)まで順に書込み要求が行
われるものとする(S11)。
【0043】次に、書込みファイルのサイズをファイル
書込み位置から次の欠陥セクタの位置までの距離(容
量)と比較し、書込み可能性を判断手段5により判断す
る(S12)。次の書込みファイルのサイズ(3)のう
ち(3−1)、(3−2)は書込み完了位置から次の欠
陥セクタまでのファイルサイズ「3セクタ」を超えてい
るので(S13)、書込みポインタ手段10により欠陥
セクタ(2)の直後から(ファイル3−1の場合)また
は最後に書込んだセクタの直後から(ファイル3−2の
場合)、データを書込む(S14)。
【0044】また、ステップ13において、次の書込み
ファイルのサイズ(3−3)は書込み完了位置から次の
欠陥セクタまでのファイルサイズ「3セクタ」に書込み
可能であるから(S13)、書込みポインタ手段10に
より元の書込みを完了している位置(1)に戻って書込
み処理を行う(S15)。
【0045】以上のように、ステップ11からステップ
15をすべての書込み要求ファイルについて繰り返す
(S16)。例えば、欠陥セクタまでの書込み可能領域
は既に書込み処理が行われたので、さらに、次の書込み
要求の来るファイルのサイズ(3−4)は、ファイルの
サイズ(3−2)を書込んだセクタ位置の直後からデー
タを書込む(3−5)。
【0046】以上説明したように本発明の実施の形態2
によれば、現在書込みを終了している位置から次の欠陥
セクタまでの距離に適したファイルサイズのデータを書
込むように、データ書込みの順番または、書込み位置を
変更することにより、1つのファイルの書込み、読み出
し中にシーク動作が入らないようにすることができる。
また同時に、ファイルのデータを一時待避させるための
メモリのデータ一時待避エリアも省略することが可能と
なる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、現在書込みを終了
している位置から次の欠陥セクタまでの距離に適したフ
ァイルサイズのデータを書込むように、データ書込みの
順番または、書込み位置を変更することにより、1つの
ファイルの書込み、読み出し中にシーク動作が入らない
ようにすることができる。
【0048】特に、データ書込みの順番または書込み位
置を変更するために、メモリにデータ一時待避エリアを
設けて行う方法により上記動作を実現することができ、
データ転送レートの低下することのない光ディスク記録
方法及び光ディスク装置を提供することができる。
【0049】また、データ一時退避エリアを省略してデ
ータ書込みの順番と書込み位置とを変更する方法により
上記動作を実現することもできる。この場合、実施の形
態1及び上記特徴に加えて、ファイルのデータを一時待
避させるためのメモリのデータ一時待避エリアも省略す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク装置
のブロック図
【図2】次の欠陥セクタまでに適したファイルサイズを
書込む動作を説明する図
【図3】書込み動作を表すフローチャート
【図4】ファイルサイズがデータ一時待避エリアをオー
バーフローする場合の書込み動作を説明する図
【図5】本発明の実施の形態2における光ディスク装置
のブロック図
【図6】欠陥セクタの直後からデータを書込む動作を説
明する図
【図7】図6の書込み動作を説明するフローチャート
【図8】代替セクタに書込む方式を表す図
【図9】飛び越して書込む方式を表す図
【符号の説明】
1 ドライブ手段 2 欠陥セクタ情報格納手段 3 書込みポインタ 4 書込みファイルサイズ記憶手段 5 判断手段 6 データエンコーダ 7 データ一時待避エリア 8 書込みデータ切換手段 9 ホストPC 10 書込みポインタ操作手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スパイラル状の記録領域を有する光ディス
    ク媒体を回転駆動し記録すべき情報を記録する記録ステ
    ップと、前記光ディスク媒体の記録に適さない記録領域
    を記憶しておき記録領域から除外する欠陥記録領域管理
    ステップと、 記録することを要求された書込みファイルの記録容量を
    記憶する記録容量管理ステップと、前記光ディスク媒体
    における現在の書込み位置と、前記欠陥記録領域管理ス
    テップから得られる記録に適さない記録領域の位置と、
    前記記録容量管理ステップから得られる書込みファイル
    の容量との情報に基づいて、現在の書込み位置から次の
    記録に適さない記録領域までの範囲に書込むことのでき
    る容量とこれから書込むファイルの記録容量との大小関
    係を判断する判断ステップとを有し、前記判断ステップ
    の大小関係の判断結果に基づいて、記録すべきファイル
    の書込みの順番または、書込み位置を変更することによ
    り、現在の書込み位置から次の記録に適さない記録領域
    までの範囲に書込むことのできる容量を有する書込みフ
    ァイルを、現在の書込み位置から次の記録に適さない記
    録領域までの範囲に書込むことを特徴とする光ディスク
    記録方法。
  2. 【請求項2】次に書込みを行う情報を一時的に待避記憶
    するための記憶手段に記録する退避記録ステップと、前
    記記録ステップの記録情報の供給源を前記記憶手段と外
    部の情報処理装置とのいずれかに切り換える書込み情報
    切り換えステップとを有し、前記判断ステップの大小関
    係の判断結果に基づいて、前記書込みファイルの書込み
    の順番または、書込み位置を変更するために、前記書込
    みファイルの情報が現在の書込み位置から次の記録に適
    さない記録領域までの範囲に書込むことのできる容量を
    超過している場合は前記退避記録ステップを実行すると
    共に、前記退避記録ステップで退避記録された前記書込
    みファイル情報の総和が退避記録のための前記記憶手段
    の容量を超過する場合は、前記書込み情報切り換えステ
    ップにより前記退避記録ステップで退避記録された前記
    書込みファイル情報の総和を前記光ディスク媒体の記録
    に適さない記録領域を跨いで記録することを特徴とする
    請求項1記載の光ディスク記録方法。
  3. 【請求項3】前記判断ステップの判断結果に基づき書込
    み開始位置を操作して書込み動作を実行させる書込み開
    始位置操作ステップを有し、前記書込みファイルの書込
    みの順番および書込み位置を変更するために、前記書込
    みファイルの情報が現在の書込み位置から次の記録に適
    さない記録領域までの範囲に書込むことのできる容量を
    超過している場合は前記書込み開始位置操作ステップに
    より記録に適さない記録領域の直後から記録すべきファ
    イルを書込むことを特徴とする請求項1記載の光ディス
    ク記録方法。
  4. 【請求項4】スパイラル状の記録領域を有する光ディス
    ク媒体を回転駆動し所定の記録領域について情報を記録
    し、または再生する光ディスク駆動手段と、 前記光ディスク媒体の記録に適さない記録領域を記憶す
    る欠陥記録領域記憶手段と、記録することを要求された
    書込みファイルの記録容量を記憶しておき記録領域から
    除外する記録容量管理手段と、前記光ディスク媒体にお
    ける現在の書込み位置と、前記欠陥記録領域管理手段か
    ら得られる記録に適さない記録領域の位置と、前記記録
    容量管理手段から得られる書込みファイルの容量との情
    報に基づいて、現在の書込み位置から次の記録に適さな
    い記録領域までの範囲に書込むことのできる容量と、こ
    れから書込むファイルの記録容量との大小関係を判断す
    る判断手段とを有し、前記判断手段の大小関係の判断結
    果に基づいて、記録すべきファイルの書込みの順番また
    は、書込み位置を変更することにより、現在の書込み位
    置から次の記録に適さない記録領域までの範囲に書込む
    ことのできる容量を有する書込みファイルを、現在の書
    込み位置から次の記録に適さない記録領域までの範囲に
    書込むことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】次に書込みを行う情報を一時的に待避記憶
    するための記憶手段に記録する退避記録手段と、前記光
    ディスク駆動手段の記録情報を前記記憶手段と外部の情
    報処理装置とのいずれかに切り換える書込み情報切り換
    え手段とを有し、前記判断手段の大小関係の判断結果に
    基づいて、前記書込みファイルの書込みの順番または、
    書込み位置を変更するために、前記書込みファイルの情
    報が現在の書込み位置から次の記録に適さない記録領域
    までの範囲に書込むことのできる容量を超過している場
    合は前記退避記録手段を実行すると共に、前記退避記録
    手段で退避記録された前記書込みファイル情報の総和が
    退避記録のための前記記憶手段の容量を超過する場合
    は、前記書込み情報切り換え手段により、前記退避記録
    手段で退避記録された前記書込みファイル情報の総和を
    前記光ディスク媒体の記録に適さない記録領域を跨いで
    記録することを特徴とする請求項4記載の光ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】前記判断手段の判断結果に基づき書込み開
    始位置を操作して書込み動作を実行させる書込み開始位
    置操作手段を有し、前記書込みファイルの書込みの順番
    および書込み位置を変更するために、前記書込みファイ
    ルの情報が現在の書込み位置から次の記録に適さない記
    録領域までの範囲に書込むことのできる容量を超過して
    いる場合は前記書込み開始位置操作手段により記録に適
    さない記録領域の直後から前記書込みファイルを書込む
    ことを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG111017A1 (en) * 2000-04-08 2005-05-30 Samsung Electronics Co Ltd Method of verifying defect management area information of disc and test apparatus for performing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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