JPH11161930A - ヘッドスライダ及び記録再生装置、記録再生方法 - Google Patents

ヘッドスライダ及び記録再生装置、記録再生方法

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JPH11161930A
JPH11161930A JP32175297A JP32175297A JPH11161930A JP H11161930 A JPH11161930 A JP H11161930A JP 32175297 A JP32175297 A JP 32175297A JP 32175297 A JP32175297 A JP 32175297A JP H11161930 A JPH11161930 A JP H11161930A
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JP32175297A
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Kanzo Okada
勘三 岡田
Naoto Kojima
直人 小島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクとヘッドを接触させて記録/再生を
行うときに必要に応じて接触/非接触の制御を行う。 【解決手段】 磁気記録媒体に対向する媒体対向面が形
成された基体2と、磁気記録媒体に情報の記録及び/又
は再生を行う磁気ヘッド6と、磁気ヘッド6を備え当該
磁気ヘッド6を磁気記録媒体に対向させるセンターパッ
ド3と、基体2の空気流出側にセンターパッド3を連結
する連結部4と、連結部4の少なくとも一部に埋め込ま
れた電気機械変換素子5とを備える。この電気機械変換
素子5は、磁気記録媒体に情報の記録及び/又は再生を
行うとき、供給される駆動信号に応じて駆動され、磁気
ヘッド6と磁気記録媒体との接離方向における距離を変
化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドが搭載
され、記録再生時において記録媒体上に対向して配置さ
れるヘッドスライダ及びこのヘッドスライダを備えた記
録再生装置、記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の分野においては、情報
信号の高密度化、転送レートの高周波化を図り、磁気ヘ
ッドと磁気ディスクとの距離を小さくする傾向がある。
ここで、磁気ヘッドが磁気ディスクに接触しながら情報
信号の記録及び/又は再生を行う、いわゆる接触記録方
式におけるヘッドスライダが研究されている。
【0003】この接触記録方式のヘッドスライダでは、
搭載された磁気ヘッドと磁気ディスクとが接触すること
により生ずる摩耗を小さくするために、磁気ヘッドを磁
気ディスクに押し付ける荷重を従来の1/10から1/
100程度に小さくするという手法がある。さらに、磁
気ヘッドの摩耗を少なくするため及び磁気ディスクの表
面に形成されている微小な凹凸に追従させるために、ヘ
ッドスライダの質量を従来の1/10以下の0.1mg
程度に小さくするという手法がある。
【0004】ところで、磁気ディスクにおいては、デー
タトラック上に連続的に配置された磁気双極子間から発
生する磁界の強さが、磁気双極子からの距離を小さくす
ると指数関数的に増加するため、磁気ヘッドで検出する
磁界の強さを大きくすることができる。また、磁気ディ
スクに情報信号を記録する場合においては、磁気ヘッド
の磁極で発生させる磁界が磁気ヘッドと磁気ディスクと
の距離を小さくするほど増加するとともに、磁界の勾配
もより急峻とすることができるため、記録周期をより短
くすることができる。したがって、上述した理由より、
磁気ヘッドと磁気ディスクとの距離を小さくすることが
行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、接触
記録方式においてヘッドスライダへの荷重及びヘッドス
ライダの質量を小さくすると、以下のような問題を生ず
る。
【0006】第1の問題としては、ヘッドスライダを現
行のものよりも大幅に小型化する必要性が生ずる。ま
た、現在のヘッドスライダの端面に配設している薄膜磁
気ヘッドも現行のものよりも大幅に小型化することが必
要となり、現行の構造や製造プロセス等を全面的に見直
す必要が生ずる。しかし、コスト等の観点からは、接触
記録方式で使用するヘッドスライダや薄膜磁気ヘッド
も、従来と同様の構造や製造プロセスが適用できること
が望ましい。
【0007】さらに、ヘッドスライダを支持する支持機
構においては、極端に低い押し付け荷重を必要としない
で、上述と同様に、従来の構造や製造プロセスをそのま
ま適用できることが望ましい。例えば、支持機構を極微
小荷重を与える細長くて柔らかいビーム型サスペンショ
ンとすると、シーク時の不安定なヘッドロール挙動等に
より生ずるヘッド跳躍や、磁気ヘッドと磁気ディスクと
の接触により固有振動数で振動することにより磁気ヘッ
ドの速度ジッターが発生し、再生信号の読み取りエラー
を誘発する虞がある。
【0008】そこで、従来と同様の構造、製造プロセス
の磁気ヘッドを接触記録方式にも適用できる手法が提案
されている。この手法では、ヘッドスライダの媒体対向
面に形成する潤滑剤の種類、接触パッド形状の組み合わ
せを選択することにより、記録再生時において、磁気デ
ィスクと磁気ヘッドとが常に摺動することを防止して磁
気ヘッドの摩耗を抑制するために、押し付け荷重を現行
の1/10から1/100程度に小さくし、磁気ヘッド
の跳躍を3nm程度に抑制している。しかし、この手法
では、支持機構の剛性が弱いと、速度ジッターや不安定
なロール挙動を誘発する虞がある。
【0009】また、他の手法としては、ヘッドスライダ
の構造を変化させ、ヘッドスライダに付加する押し付け
荷重とヘッドスライダの浮上力との関係をほぼ一定に設
定することにより、磁気ヘッドに作用する接触力をほぼ
一定に維持して情報信号の記録再生を行う手法がある。
この手法によれば、磁気ヘッドの跳躍を5nm程度まで
抑制することができるが、磁気ヘッドの摩耗が生じ、ま
た負荷荷重についても現行の1/10程度としなければ
ならない等の課題を残している。
【0010】また、ヘッド寿命の観点から、必要な時以
外は磁気ヘッドと磁気ディスクとの十分な距離を確保し
て浮上するヘッドスライダが提案されている。このヘッ
ドスライダでは、従来と構造を変更することで、浮上量
を能動的に変化させることができる。
【0011】このように浮上量を能動的に変化させるヘ
ッドスライダとしては、図4に示すようなヘッドスライ
ダ100が提案されている。
【0012】このヘッドスライダ100は、媒体対向面
100aの少なくとも一部に圧電素子101を埋め込ん
だ構造となっている。そして、このヘッドスライダ10
0では、記録再生時において、磁気ヘッド部102のみ
が磁気ディスクに接触するように駆動される。すなわ
ち、このヘッドスライダ100においては、圧電素子1
01に駆動電圧を供給することにより、圧電素子101
を空気流の進行方向Aに伸縮させ、磁気ヘッド部102
を磁気ディスクとの接離方向Bに上下移動させている。
この圧電素子101の大きさは、磁気ヘッド部102を
磁気ディスクに接触させるために変形させる量と、供給
される駆動電圧に依存する。すなわち、この圧電素子1
01は、以下の点を考慮して設計される。
【0013】第1の点としては、駆動電圧当たりの変形
量は変形する部分の長さt1の2乗に比例し、厚さt2
反比例する点である。したがって、圧電素子101は、
変形効率を向上させるために、長さt1を大きくすると
ともに厚さt2を小さくすることが望ましい。
【0014】第2の点としては、圧電素子101により
変形される変形部101aの駆動時間は、圧電素子10
1の固有振動数が高いほど短くなる点である。そして、
圧電素子101の固有振動数は、変形部101aの長さ
1の2乗に反比例し、厚さt2に比例することが知られ
ており、上記第1の点と逆の関係となっている。
【0015】したがって、上記の第1の点と第2の点と
は、トレードオフの関係にある。すなわち、図4に示し
た構造を有するヘッドスライダ100では、浮上量や浮
上姿勢を設計通りに維持すること、0.1μm程度の変
形量を得ること、駆動電圧を小さく抑制すること等の条
件を満たしつつ、圧電素子101の大きさをヘッドスラ
イダ100の小型化とともに小さくすることが困難とな
る。さらに、このヘッドスライダの構造では、規格に準
じた小型化さえにも対応できないものとなっている。
【0016】また、図4に示したヘッドスライダ100
では、圧電素子101が媒体対向面100aの一部に埋
め込まれているために、熱の影響を受けることとなる。
すなわち、このヘッドスライダ100では、駆動電圧が
供給されることにより熱が発生し、媒体対向面100a
及び変形部101aの形状が変化し、その結果浮上姿勢
に影響が生じ、設計通りに浮上することが困難となる。
さらに、このように変形が生じたヘッドスライダ100
においては、熱により変形が生じた部分と媒体対向面1
00aとの歪との関係から、例えば、1μm以上浮上し
てしまい、大きな駆動電圧を供給しなければ、能動的に
磁気ヘッド部102と磁気ディスクとの距離を変化させ
て、磁気ヘッド部102を磁気ディスクに接触させるこ
とができないという事態を招きかねない。
【0017】このように、磁気ディスクと磁気ヘッドと
を接触させることにより生ずる問題を回避するために、
ヘッドスライダを低浮上量で情報信号の記録再生を行う
ことが提案されているが、以下のような問題がある。
【0018】第1の問題としては、いわゆるサーマルア
スペリティー(Thermal Asperity)と称される現象があ
る。このサーマルアスペリティーは、例えばMR(又は
GMR)ヘッドが磁気ディスクに接触すると、摩擦熱に
起因して発生する。また、このサーマルアスペリティー
は、上述のようにヘッドスライダを低浮上量で記録再生
を行うと、磁気ディスク表面のうねりによる浮上量変動
が生じ、MR素子から磁気ディスクへの熱伝導効果が一
定でなく、MR素子の温度が変動することにより生ず
る。このとき、MR素子は、磁気ディスクが近接してい
るほど、冷却される傾向がある。このように温度が変化
すると、MR素子は、抵抗値が変化し、再生出力にスパ
イク雑音やベースラインモジュレーションが生じ、正確
に再生することが困難となる。
【0019】また、第2の問題としては、ヘッドスライ
ダを低浮上量で保持し、情報信号の記録再生を行うには
磁気ディスクの表面の平滑性を向上させるとともに媒体
対向面に鏡面加工が施されているために、ヘッドスライ
ダが磁気ディスクに吸着することが生じてしまう。
【0020】さらに、磁気ヘッドを磁気ディスクに接触
又は間欠接触させるためには、ヘッド摩耗、ヘッド速度
ジッター、ヘッド跳躍等を考慮する必要があり、ヘッド
寿命については、以下に示すような技術的問題がある。
【0021】ここで、現行の記録再生装置では、CSS
サイクルを約10万回保証することとなっており、磁気
ヘッドと接触走行による摩耗の関係は、下記式1に示す
ように表現される。
【0022】V=k・L・s/P (式1) 上記式1中におけるVは、摩耗量であり、kは比例定数
であり、Lは負荷荷重であり、sは摺動距離であり、P
は対向するヘッドスライダと磁気ディスクのうち柔らか
い方の硬度である。
【0023】この式1によれば、接触記録方式におい
て、1回転が1CSSサイクルに相当するので、接触記
録方式における寿命は10万サイクル程度ということと
なる。ここで、磁気ディスクの回転数を例えば3600
rpmとし、磁気ヘッドを磁気ディスクに連続的に摺動
させて記録再生したとき、記録再生装置の寿命を5年間
保証するためには、約100億回転させたとき、現行装
置のCSSサイクルの10万回に相当する摩耗量にする
必要がある。このことは、磁気ヘッドと磁気ディスクと
の硬度が同じという条件において、上記式1での負荷荷
重Lを10万分の1まで低減させることを意味する。す
なわち、記録再生可能な期間を5年間保証するには、負
荷荷重Lを0.0001g程度とする必要がある。この
負荷荷重Lは、現行の記録再生装置の負荷荷重を10g
とすると、約10万分の1程度としなければならず、実
現することが極めて困難である。
【0024】したがって、上述したような背景に鑑み
て、磁気ヘッドの摩耗を抑制するという観点から、磁気
ヘッドは、磁気ディスクと接触して記録再生を行う記録
再生装置に備えられても必要なとき以外は浮上している
ことが必須の条件となる。
【0025】さらに、この接触記録方式においては、摩
耗を低減させるためには、ヘッドスライダの大幅な小型
化が必要となり、ヘッドスライダの端面に形成されてい
る磁気ヘッドもそれに応じて小型化を図る必要があり、
構造や製造プロセスを全面的に見直す必要が生ずるが、
従来と同様の構造や製造プロセスで接触記録方式にも適
用できる磁気ヘッド及びヘッドスライダが望まれてい
る。また、ビーム型サスペンション等の支持機構におい
ても、従来と同様の構造や製造プロセスを適用できるこ
とが望ましい。
【0026】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、磁気ディスクと磁気ヘッ
ドを接触させて記録再生を行っても、従来と同様の構造
や製造プロセスを適用でき、かつ、必要に応じて接触/
非接触の制御を行うことができるヘッドスライダ及び記
録再生装置、記録再生方法を提供することを目的とす
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明にかかるヘッドスライダは、磁気記録媒体に対向す
る媒体対向面が形成された基体と、磁気記録媒体に情報
の記録及び/又は再生を行う磁気ヘッドと、磁気ヘッド
を備え、当該磁気ヘッドを磁気記録媒体に対向させるセ
ンターパッドと、基体の空気流出側にセンターパッドを
連結する連結部と、連結部の少なくとも一部に埋め込ま
れた電気機械変換素子とを備え、電気機械変換素子は、
供給される駆動信号に応じて駆動され、磁気ヘッドと磁
気記録媒体との接離方向における距離を変化させること
を特徴とするものである。
【0028】このように構成したヘッドスライダは、電
気機械変換素子に供給する駆動信号に応じて連結部の先
端に配設した磁気ヘッドを磁気記録媒体に対する距離を
変化させるように駆動される。
【0029】また、本発明に係る記録再生装置は、磁気
記録媒体を所定の回転数で回転駆動させる磁気記録媒体
駆動手段と、磁気記録媒体に対向する媒体対向面が形成
された基体と、磁気記録媒体に情報の記録及び/又は再
生を行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを備え、当該磁気ヘ
ッドを磁気記録媒体に対向させるセンターパッドと、基
体の空気流出側にセンターパッドを連結する連結部と、
連結部の少なくとも一部に埋め込まれた電気機械変換素
子とを備え、電気機械変換素子は、供給される駆動信号
に応じて駆動され、磁気ヘッドと磁気記録媒体との接離
方向における距離を変化させるヘッドスライダと、ヘッ
ドスライダに備えられた電気機械変換素子に供給する駆
動信号を生成する制御手段とを備えることを特徴とする
ものである。
【0030】このように構成した記録再生装置は、制御
手段で生成する駆動信号を電気機械変換素子に供給する
ことで、センターパッドに備えられた磁気ヘッドを磁気
記録媒体駆動手段で駆動される磁気記録媒体との距離を
変化させるようにヘッドスライダを駆動させる。
【0031】また、本発明に係る記録再生方法は、磁気
記録媒体に対向する媒体対向面が形成された基体と、磁
気記録媒体に情報の記録及び/又は再生を行う磁気ヘッ
ドと、磁気ヘッドを備え、当該磁気ヘッドを磁気記録媒
体に対向させるセンターパッドと、基体の空気流出側に
センターパッドを連結する連結部と、連結部の少なくと
も一部に埋め込まれた電気機械変換素子とを備えるヘッ
ドスライダ及び磁気記録媒体を回転駆動させる磁気記録
媒体駆動手段の動作モードを入力し、動作モードに応じ
て磁気記録媒体と磁気ヘッドとの距離を制御する駆動信
号を生成し、駆動信号を電気機械変換素子に入力して磁
気ヘッドと磁気記録媒体との距離を制御して磁気記録媒
体に情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とす
る。
【0032】このような記録再生方法は、磁気ヘッドの
動作モードに応じて、駆動信号を生成し、電気機械変換
素子で磁気ヘッドと磁気記録媒体との距離を変化させて
情報の記録及び/又は再生を行う。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヘッドスライ
ダ及び記録再生装置、記録再生方法について図面を参照
しながら説明する。
【0034】このヘッドスライダ1は、図1に示すよう
に、スライダ部2と、スライダ部2の空気流流出側に配
設されたセンターパッド3と、スライダ部2と、センタ
ーパッド3とを連結する連結部4と、連結部4に埋め込
まれた電気機械変換素子5と、連結部4の空気流流出側
の端部に配設された磁気ヘッド6とを備える。
【0035】スライダ部2は、表面に例えば鏡面加工等
が施された空気潤滑面2aが形成されている。このスラ
イダ部2は、例えば記録/再生装置に備えられたときに
は、空気潤滑面2aが磁気ディスクと対向して配設され
る。そして、このスライダ部2は、磁気ディスクが回転
駆動した場合において、テーパが形成された端部2bか
ら空気流が流入し、連結部4が配設されている端部2c
から空気流が流出するように構成されている。なお、以
下の説明においては、空気流が流入する側を単に「流入
側」と呼び、空気流が流出する側を単に「流出側」と呼
ぶ。
【0036】また、このスライダ部2には、流入側から
流出側にかけて溝部2dが形成されている。この溝部2
dは、流入側から流出側にかけて形成されることで、流
入する空気流が流れる方向を規制する。
【0037】連結部4は、スライダ部2の流出側に形成
されており、スライダ部2とセンターパッド3とを連結
している。また、この連結部4には、一部に電気機械変
換素子5が埋め込まれている。また、この連結部4は、
磁気ディスクとの接離方向Bにスライダ部2と連結部4
との接続部近傍を支点として揺動自在となされている。
【0038】センターパッド3は、スライダ部2の流出
側に連結部4を介して配設されている。このセンターパ
ッド3は、連結部4の流出側の端部に形成されている。
また、このセンターパッド3の磁気ディスクとの対向す
る面には、空気流を制御する凹凸面6aが形成されてい
てもよい。この凹凸面6aは、例えば溝が網目状に形成
されてなり、流入側から磁気ヘッド6に流入する空気流
を両側面に流出する機能を有する。
【0039】電気機械変換素子5は、駆動電圧が印加さ
れることで長軸方向Aに伸縮自在な圧電素子からなる。
この電気機械変換素子5は、連結部4の一部に埋め込ま
れている。また、この電気機械変換素子5には、駆動電
圧を入力する端子が設けられており、後述する圧電素子
ドライバから駆動電圧が供給される。この電気機械変換
素子5は、駆動電圧が印加されると、当該駆動電圧に応
じて伸縮する。
【0040】磁気ヘッド6は、連結部4の流出側の端部
に形成され、入力される記録/再生信号に応じて記録磁
界を発生させるとともに、磁気ディスクから漏洩する磁
束を検出する。この連結部4の端部に形成される磁気ヘ
ッド6としては、例えば記録/再生可能なMIGヘッド
や、薄膜ヘッド、再生専用のMRヘッド等がある。
【0041】また、このヘッドスライダ1は、中心軸C
上に、質量中心D及び浮上力中心Eが存在するように設
計されている。このようにヘッドスライダ1は、中心軸
C上に質量中心D及び浮上力中心Eが存在し各々が近接
するように設計されることで、安定してスライダ部2を
浮上させることができる。
【0042】このような構成を有するヘッドスライダ1
は、図2(a)及び図2(b)に示すような支持機構1
0に取り付けられる。この支持機構10は、一方の端部
に上述のヘッドスライダ1が備えられ、他方の端部が例
えば磁気ディスクに情報信号の記録/再生を行う記録/
再生装置に取り付けられる。この支持機構は、記録/再
生装置に取り付けられることによって、ヘッドスライダ
1を磁気ディスク上に配置するとともに磁気ディスクの
径方向に走査させるように駆動制御される。なお、図2
においては、(a)が支持機構10及びヘッドスライダ
1の平面図であり、(b)が支持機構10及びヘッドス
ライダ1の側面図である。
【0043】この支持機構10は、図2に示すように、
接着層11を介してヘッドスライダ1と接続されるタン
グ12と、球面状に形成され、タング12に押し付け圧
力を印加するディンプル13と、一方がタング12の背
面側と接着され他方が記録/再生装置と接続されるロー
ドビーム14とからなる。
【0044】タング12は、一方の面が接着剤からなる
接着層11を介してヘッドスライダ1のスライダ部2と
接着されている。このタング12は、スライダ部2の空
気潤滑面2aの背面側と接着されている。このタング1
2は、支持機構10とヘッドスライダ1とを接着する役
割を有しており、ヘッドスライダ1のスライダ部2が小
さくても接着可能とされている。
【0045】また、タング12は、一端がロードビーム
14と接続されており、片もち梁状になされている。こ
のように構成されることで、タング12は、ロードビー
ム14とヘッドスライダ1とを一端側で揺動自在に支持
している。
【0046】ディンプル13は、球面状に形成されてお
り、タング12と接触するように形成されている。ディ
ンプル13は、このように形成されることで、ロードビ
ーム14からの押圧を図2中の点Aでヘッドスライダ1
に接離方向Bにおける所定値の荷重として印加してい
る。
【0047】ロードビーム14は、一方がヘッドスライ
ダ1と接続されているディンプル13及びタング12と
接続されているとともに、他方が記録/再生装置と接続
されている。このロードビーム14は、他方が記録/再
生装置と接続されることにより、例えばボイスコイルモ
ータ等からなる駆動機構で駆動される。
【0048】このような支持機構10は、磁気ディスク
に記録/再生を行うとき、ディンプル13でヘッドスラ
イダ1に所定の荷重を印加する。また、この支持機構1
0は、ロードビーム14が駆動機構で駆動されることに
より、ヘッドスライダ1を磁気ディスクの径方向に移動
させる。
【0049】このように構成されたヘッドスライダ1
は、磁気ディスクに情報信号を記録/再生するとき、空
気潤滑面2aを磁気ディスクに対向させて磁気ディスク
上に配設させる。そして、このヘッドスライダ1では、
端子から電気機械変換素子5に駆動電圧が供給される
と、電気機械変換素子5が連結部4の長軸方向Aに伸縮
され、連結部4の流出側における端部を短軸方向Bに移
動させる。このとき、連結部4の端部に形成している磁
気ヘッド6も、接離方向Bに移動される。そして、この
磁気ヘッド6は、磁気ディスクとの距離が変化される。
すなわち、このヘッドスライダ1は、電気機械変換素子
5に供給される駆動電圧に応じて磁気ヘッド6と磁気デ
ィスクとの距離を変化させることで、磁気ヘッド6を接
触又は非接触な状態で磁気ディスクの情報信号の記録/
再生を行うことができる。
【0050】したがって、このようなヘッドスライダ1
によれば、駆動電圧を変化させることで、磁気ヘッド6
と磁気ディスクとの関係を制御することができ、必要に
応じて接触/非接触状態で情報信号の記録及び/又は再
生を行うことができる。
【0051】また、このヘッドスライダ1は、磁気ディ
スクに対して接触又は間欠接触させて記録再生を行う場
合であっても、従来とは別個の構造や製造プロセスを必
要とすることがなく、従来と同様の大きさのスライダ部
2、支持機構10を用いて構成することができる。した
がって、このヘッドスライダ1によれば、従来と同様の
製造プロセス及び構造の磁気ヘッド6を接触又は間欠接
触させて磁気ディスクに情報信号の記録再生を行うこと
ができる。また、このヘッドスライダ1は、機械加工の
みを用いて作成することができ、例えばフォトリソグラ
フィー等を用いる自由形状空気潤滑面を有するヘッドス
ライダと比較してより安価に作成することができる。
【0052】また、このヘッドスライダ1によれば、磁
気ヘッド6を動作モードに応じて接触、非接触又は間接
接触状態で情報信号の記録再生を行わせることができ
る。したがって、このヘッドスライダ1によれば、例え
ば磁気ディスクを複数の回転数で回転させて、複数の動
作モードで情報信号の記録/再生を行う記録再生装置に
備えられても、情報信号の記録再生を磁気ヘッド6に行
わせることができる。
【0053】さらに、このヘッドスライダ1では、駆動
電圧を制御することによって、必要な時以外は磁気ディ
スクから浮上させることができるので、磁気ヘッド6の
摩耗を抑制して、磁気ヘッド6の寿命を長くすることも
できる。
【0054】さらに、このヘッドスライダ1によれば、
接触、非接触での記録再生を行うことができるので、浮
上して記録再生がなされる磁気ディスクや、接触して記
録再生がなされる磁気ディスクであっても、情報信号の
記録再生を行うことができる。
【0055】このように構成したヘッドスライダ1を備
える記録/再生装置20は、図3に示すように、ヘッド
スライダ1と対向する磁気ディスク21を回転自在に支
持する回転駆動機構22と、この回転駆動機構22を制
御する回転駆動機構ドライバ23と、この回転駆動機構
ドライバ23から磁気ディスク21の回転数を検出する
回転数検出回路24と、ヘッドスライダ1の動作モード
を切り替えるモード切換回路25と、このモード切換回
路25から磁気ヘッド6の位置情報を検出する位置検出
回路26と、ヘッドスライダ1に備えられる圧電素子に
駆動信号を供給する圧電素子ドライバ27と、この圧電
素子ドライバ27を制御する制御部28と、これら全体
を制御するハードディスクコントローラ(以下、HDC
と称する。)29とを備える。
【0056】ヘッドスライダ1は、上述したように、支
持機構10に支持されて、空気潤滑面2aが磁気ディス
ク21と対向して配設されている。また、このヘッドス
ライダ1は、圧電素子ドライバ27から駆動信号が入力
される。ヘッドスライダ1は、モード切替回路25と接
続されている。
【0057】また、このヘッドスライダ1に備えられて
いる磁気ヘッド6には、HDC29から信号が入力され
る。そして、この磁気ヘッド6は、この信号に応じて磁
気ディスク21に対して情報信号の記録及び/又は再生
を行う。
【0058】回転駆動機構22は、磁気ディスク21が
装填される。この回転駆動機構22は、例えばスピンド
ルモータ等からなり、回転駆動機構ドライバ23から入
力される回転駆動信号に応じて磁気ディスク21を所定
の回転数で回転駆動させる。
【0059】回転駆動機構ドライバ23は、回転駆動機
構22と接続されている。この回転駆動機構ドライバ2
3は、回転駆動信号を生成し、回転駆動機構22を制御
して磁気ディスク21を回転駆動させるようにスピンド
ルモータ等を制御する。
【0060】回転数検出回路24は、回転駆動機構ドラ
イバ23と接続されている。この回転数検出回路24
は、回転駆動機構ドライバ23からの回転駆動信号を検
出することで、回転駆動機構22で回転駆動されている
磁気ディスク21の回転数を検出して、回転数情報を生
成する。また、この回転数検出回路24は、データバス
と接続されており、生成した回転数情報をデータバスを
介して制御部28に出力する。
【0061】モード切換回路25は、ヘッドスライダ1
の磁気ヘッド6と接続されている。このモード切替回路
25は、磁気ヘッド6が記録動作を行っているか、又は
再生動作を行っているかを検出する。そして、このモー
ド切替回路25は、磁気ヘッド6が記録動作であると判
断したときには、磁気ディスク21のフォーマットに応
じて磁気ヘッド6が磁気ディスク21のどのアドレスを
走査しているのかを検出する。また、このモード切替回
路25は、磁気ヘッド6が再生動作であると判断したと
きには、磁気ヘッド6に入力されているHDC29から
のアドレス情報を検出する。
【0062】位置検出回路26は、モード切換回路25
と接続されている。この位置検出回路26は、モード切
換回路25を介して磁気ヘッド6と磁気ディスク21と
の関係を検出する。そして、位置検出回路26は、モー
ド切替回路25からのアドレス情報等に応じて磁気ヘッ
ド6が磁気ディスク21のどのデータトラック上に位置
しているかを判断して位置情報を生成する。また、この
位置検出回路26は、データバスと接続されており、生
成した位置情報をデータバスを介して制御部28に出力
する。
【0063】圧電素子ドライバ27は、上述したヘッド
スライダ1の連結部4に備えられており、圧電素子から
なる電気機械変換素子5と接続されている。この圧電素
子ドライバ27は、圧電素子を駆動させる駆動信号を出
力する。また、この圧電素子ドライバ27は、制御部2
8と接続されている。この圧電素子ドライバ27は、制
御部28から出力される制御情報が入力される。
【0064】制御部28は、データバスを介して回転数
検出回路24及び位置検出回路26と接続されている。
この制御部28は、回転数検出回路24から回転数情報
が入力されるとともに、位置検出回路26から位置情報
が入力される。また、この制御部28は、データテーブ
ル30と接続されており、このデータテーブル30から
位置情報及び回転数情報と駆動情報との関係を示す情報
が入力される。また、この制御部28は、圧電素子ドラ
イバ27と接続されており、この圧電素子ドライバ27
に駆動情報を出力する。
【0065】このデータテーブル30は、ROM(Read
Only Memoty)として制御部28と接続されている。こ
のデータテーブル30には、制御部28から位置情報及
び回転数情報と駆動情報との関係を示す情報が入力され
る。また、このデータテーブル30には、駆動情報を算
出するためのプログラムが格納されてもよい。
【0066】HDC29は、モード切換回路25及び回
転駆動機構ドライバ23と接続されている。このHDC
29は、外部からの命令に応じてモード切換回路25及
び回転駆動機構ドライバ23に記録/再生信号を出力す
る。なお、このHDC29には、上述したデータテーブ
ル30を備えていても良い。
【0067】このように構成した記録/再生装置20で
磁気ヘッド6と磁気ディスク21とを接触させて情報信
号の記録/再生を行うときには、以下に示すように記録
/再生装置20を動作させる。ここで、磁気ヘッド6
は、記録/再生を行う前は、磁気ディスク21から浮上
している。
【0068】このような記録/再生装置20では、先
ず、外部からの命令に応じてHDC29で記録/再生コ
マンド等を示す信号を磁気ヘッド6及び回転駆動機構ド
ライバ23に入力する。そして、磁気ヘッド6は、HD
C29からの信号に応じて磁気ディスク21上を走査す
る。また、回転駆動機構ドライバ23は、例えばスピン
ドルモータ等の回転駆動機構22に回転数信号を出力し
て回転駆動機構22で磁気ディスク21を所定の回転数
で回転駆動させる。このとき、回転数検出回路24及び
位置検出回路26では、回転駆動機構ドライバ23及び
モード切換回路25からの情報に応じて位置情報及び回
転数情報を生成する。
【0069】次に、位置検出回路26及び回転数検出回
路24で生成した位置情報及び回転数情報をデータバス
を介して制御部28に入力する。ここで、基準となる位
置情報及び回転数情報と駆動情報との関係は、予め作成
してデータテーブル30に格納しておく。
【0070】次に、制御部28では、回転数検出回路2
4及び位置検出回路26から入力された回転数情報及び
位置情報に応じて、それに対応した位置情報及び回転数
情報と駆動情報との関係を入力する。そして、制御部2
8は、入力した位置情報及び回転数情報と駆動電圧との
関係と、回転数検出回路24及び位置検出回路26から
入力された位置情報及び回転数情報とを、比較する。そ
して、制御部28は、比較した結果に基づいて制御情報
を生成する。
【0071】また、この制御部28は、データテーブル
30に駆動情報を算出するためのプログラムが格納され
ている場合においては、データテーブル30から当該プ
ログラムを入力し、回転数検出回路24及び位置検出回
路26から入力された位置情報及び回転数情報を用いて
プログラムを起動することで駆動情報を生成する。
【0072】このとき、制御部28には、HDC29か
ら磁気ヘッド6の動作モードを示すモード情報が入力さ
れる。そして、この制御部28では、このモード情報に
応じて磁気ヘッド6と磁気ディスク21とを接触、非接
触、間欠接触させるかを判断して、駆動情報を生成す
る。
【0073】次に、制御部28は、生成した駆動情報を
圧電素子ドライバ27に出力する。そして、圧電素子ド
ライバ27では、入力された駆動情報に応じて圧電素子
に供給する駆動電圧を生成する。
【0074】次に、圧電素子ドライバ27では、生成し
た駆動電圧を圧電素子に供給して磁気ヘッド6と磁気デ
ィスク21との距離を変化させ、磁気ヘッド6と磁気デ
ィスク21とを接触させる。
【0075】次に、位置検出回路26からの位置情報か
ら、制御信号に応じて磁気ヘッド6が磁気ディスク21
と接触したことをHDC29で検出したら、HDC29
では、情報信号を記録/再生する磁気ディスク21の所
定のデータトラック上に磁気ヘッド6を配置するよう
に、支持機構10に命令を出力する。そして、この制御
部28では、情報信号を記録/再生しているときは駆動
情報を一定値となるように保持する。
【0076】そして、HDC29では、磁気ディスク2
1から情報信号の記録/再生が終了したら、制御部28
から駆動情報の生成を停止させることで、圧電素子ドラ
イバ27から出力する駆動信号による駆動電圧の供給を
停止して、磁気ヘッド6を浮上状態とする。
【0077】このような記録/再生装置20は、位置検
出回路26及び回転数検出回路24で生成される位置情
報及び回転数情報に応じて制御部28で制御情報を生成
することにより、圧電素子に供給する駆動電圧を変化さ
せることができるので、磁気ヘッド6と磁気ディスク2
1との距離を能動的に制御することができる。したがっ
て、このような記録/再生装置20によれば、磁気ヘッ
ド6を磁気ディスク21に対して接触、非接触又は間欠
接触させて情報信号の記録再生を行うことができる。
【0078】また、この記録/再生装置20によれば、
例えば磁気ディスク21を複数の回転数で回転させて、
複数の動作モードで情報信号の記録/再生を行う場合で
も、動作モードに応じて接触、非接触又は間接接触状態
で情報信号の記録/再生を行うことができる。
【0079】さらに、この記録/再生装置20では、必
要な時以外は磁気ディスク21から浮上させてヘッドス
ライダ1を配置させることができるので、磁気ヘッド6
の摩耗を抑制して、磁気ヘッド6の寿命を長くすること
もできる。
【0080】さらに、この記録/再生装置20によれ
ば、磁気ディスク21に対して磁気ヘッド6を接触、非
接触での記録再生を行うことができるので、浮上して記
録再生がなされる磁気ディスクや、接触して記録再生が
なされる磁気ディスクであっても、情報信号の記録再生
を行うことができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るヘッドスライダは、基体の連結部に埋め込まれた電気
機械変換素子に駆動信号を供給することにより、連結部
の先端に配設された磁気ヘッドと、磁気記録媒体との距
離を変化させることができるので、必要に応じて磁気記
録媒体と磁気ヘッドとの距離を制御することができる。
したがって、このヘッドスライダによれば、磁気記録媒
体に磁気ヘッドで記録再生を行うときに磁気ヘッドと磁
気記録媒体とを接触/間接接触させることができ、記録
再生を行わないときには磁気ヘッドを浮上させることが
できる。
【0082】また、本発明に係る記録再生装置は、ヘッ
ドスライダに備えられる電気機械変換素子に供給する駆
動信号を生成する駆動手段を備えているので、連結部の
先端に配設された磁気ヘッドと、磁気記録媒体との距離
を変化させることで、必要に応じて磁気記録媒体と磁気
ヘッドとの距離を制御することができる。したがって、
この記録再生装置によれば、記録再生を行うときには磁
気ヘッドと磁気記録媒体とを接触/間接接触させること
ができ、記録再生を行わないときには磁気ヘッドを浮上
させることができる。
【0083】また、本発明に係る記録再生方法は、駆動
信号を上記電気機械変換素子に入力して磁気ヘッドと上
記磁気記録媒体との距離を制御して上記磁気記録媒体に
情報の記録及び/又は再生を行うので、必要に応じて磁
気記録媒体と磁気ヘッドとの距離を制御して情報信号の
記録再生を行うことができる。したがって、この記録再
生方法によれば、入力した動作モードに応じて磁気ヘッ
ドと磁気記録媒体との距離を制御して情報信号の記録及
び/又は再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したヘッドスライダの一例を示す
斜視図である。
【図2】本発明を適用したヘッドスライダを支持機構に
取り付けた状態の一例を示す図であり、(a)が平面図
であり、(b)が側面図である。
【図3】本発明を適用した記録/再生装置の一例を示す
ブロック図である。
【図4】従来のヘッドスライダの一例を示す図であり、
(a)がヘッドスライダの斜視図であり、(b)がヘッ
ドスライダの側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドスライダ、2 スライダ部、3 センターパ
ッド、4 連結部、5電気機械変換素子、6 磁気ヘッ
ド、20 記録/再生装置、21 磁気ディスク、22
回転駆動機構、24 回転数検出回路、25 モード
切換回路、26位置検出回路、27 圧電素子ドライ
バ、28 制御部、29 HDC

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に対向する媒体対向面が形
    成された基体と、 上記磁気記録媒体に情報の記録及び/又は再生を行う磁
    気ヘッドと、 上記磁気ヘッドを備え、当該磁気ヘッドを上記磁気記録
    媒体に対向させるセンターパッドと、 上記基体の空気流出側に上記センターパッドを連結する
    連結部と、 上記連結部の少なくとも一部に埋め込まれた電気機械変
    換素子とを備え、 上記電気機械変換素子は、供給される駆動信号に応じて
    駆動され、上記磁気ヘッドと上記磁気記録媒体との接離
    方向における距離を変化させることを特徴とするヘッド
    スライダ。
  2. 【請求項2】 上記電気機械変換素子は圧電素子であ
    り、当該圧電素子は駆動信号が供給されることで上記磁
    気ヘッドと上記磁気記録媒体との距離を変化させること
    を特徴とする請求項1に記載のヘッドスライダ。
  3. 【請求項3】 上記センターパッドの上記磁気記録媒体
    に対向される面には、少なくとも一部に複数の溝からな
    る凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のヘッドスライダ。
  4. 【請求項4】 磁気記録媒体を所定の回転数で回転駆動
    させる磁気記録媒体駆動手段と、 上記磁気記録媒体に対向する媒体対向面が形成された基
    体と、上記磁気記録媒体に情報の記録及び/又は再生を
    行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを備え、当該磁気ヘ
    ッドを上記磁気記録媒体に対向させるセンターパッド
    と、上記基体の空気流出側に上記センターパッドを連結
    する連結部と、上記連結部の少なくとも一部に埋め込ま
    れた電気機械変換素子とを備え、上記電気機械変換素子
    は、供給される駆動信号に応じて駆動され、上記磁気ヘ
    ッドと上記磁気記録媒体との接離方向における距離を変
    化させるヘッドスライダと、 上記ヘッドスライダに備えられた上記電気機械変換素子
    に供給する上記駆動信号を生成する制御手段とを備える
    ことを特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記電気機械変換素子は圧電素子であ
    り、上記制御手段は当該圧電素子に駆動信号を供給して
    上記磁気記録媒体と磁気ヘッドとの距離を変化させるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記磁気ヘッドは、上記制御手段から上
    記電気機械変換素子に供給される駆動信号に応じて磁気
    記録媒体に対して摺動、間欠接触又は浮上して情報の記
    録及び/又は再生を行うことを特徴とする請求項4に記
    載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 上記磁気記録媒体駆動手段で回転駆動さ
    れる磁気記録媒体の回転数を示す回転数情報を生成する
    回転数検出手段と、 上記ヘッドスライダの位置を示す位置情報を検出するヘ
    ッド位置検出手段とを備え、 上記制御手段は、上記回転数情報と位置情報とに基づい
    て上記駆動信号を生成することを特徴とする請求項4に
    記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記磁気記録媒体駆動手段及び上記磁気
    ヘッドの動作モードを示すモード情報を生成するモード
    指定手段を備え、 上記制御手段は、上記モード指定手段から入力するモー
    ド情報に基づいて上記磁気ヘッドと上記磁気記録媒体と
    の距離を決定して、駆動信号を生成することを特徴とす
    る請求項4に記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記回転数情報及び位置情報と駆動信号
    との関係を記憶した記憶手段を備え、 上記制御手段は、上記記憶手段に記憶されている駆動信
    号と、上記回転数検出手段から入力する回転数情報及び
    上記ヘッド位置検出手段から入力する位置情報との関係
    に基づいて駆動信号を生成することを特徴とする請求項
    8に記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 磁気記録媒体に対向する媒体対向面が
    形成された基体と、上記磁気記録媒体に情報の記録及び
    /又は再生を行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを備
    え、当該磁気ヘッドを上記磁気記録媒体に対向させるセ
    ンターパッドと、上記基体の空気流出側に上記センター
    パッドを連結する連結部と、上記連結部の少なくとも一
    部に埋め込まれた電気機械変換素子とを備えるヘッドス
    ライダ及び磁気記録媒体を回転駆動させる磁気記録媒体
    駆動手段の動作モードを入力し、 上記動作モードに応じて上記磁気記録媒体と上記磁気ヘ
    ッドとの距離を制御する駆動信号を生成し、 上記駆動信号を上記電気機械変換素子に入力して上記磁
    気ヘッドと上記磁気記録媒体との距離を制御して上記磁
    気記録媒体に情報の記録及び/又は再生を行うことを特
    徴とする記録再生方法。
  11. 【請求項11】 上記電気機械変換素子を圧電素子と
    し、当該圧電素子に駆動信号を入力して上記磁気ヘッド
    と上記磁気記録媒体との距離を制御して情報の記録及び
    /又は再生を行うことを特徴とする請求項10に記載の
    記録再生方法。
  12. 【請求項12】 上記駆動信号を上記電気機械変換素子
    に入力して、上記磁気ヘッドを上記磁気記録媒体に対し
    て摺動、間欠接触又は浮上させて上記磁気記録媒体に情
    報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする請求項
    10に記載の記録再生方法。
  13. 【請求項13】 上記磁気記録媒体の回転数を示す回転
    数情報及び上記磁気ヘッドの位置を示す位置情報を生成
    し、 上記回転数情報及び上記位置情報に基づいて駆動信号を
    生成して、上記磁気ヘッドと上記磁気記録媒体との距離
    を制御して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴
    とする請求項10に記載の記録再生方法。
  14. 【請求項14】 上記磁気記録媒体の回転数を示す回転
    数情報及び上記磁気ヘッドの位置を示す位置情報を生成
    し、 上記回転数情報及び位置情報と、メモリに記憶した上記
    回転数情報及び位置情報と駆動信号との関係とを比較し
    て上記駆動信号を生成して、上記磁気ヘッドと上記磁気
    記録媒体との距離を制御して情報の記録及び/又は再生
    を行うことを特徴とする請求項13に記載の記録再生方
    法。
JP32175297A 1997-11-21 1997-11-21 ヘッドスライダ及び記録再生装置、記録再生方法 Withdrawn JPH11161930A (ja)

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