JPH11161612A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH11161612A
JPH11161612A JP9326028A JP32602897A JPH11161612A JP H11161612 A JPH11161612 A JP H11161612A JP 9326028 A JP9326028 A JP 9326028A JP 32602897 A JP32602897 A JP 32602897A JP H11161612 A JPH11161612 A JP H11161612A
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JP
Japan
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coordinate
display
value
coordinate value
displaying
Prior art date
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Pending
Application number
JP9326028A
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English (en)
Inventor
Matsutaka Ito
松孝 伊東
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP9326028A priority Critical patent/JPH11161612A/ja
Publication of JPH11161612A publication Critical patent/JPH11161612A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラフ表示可能なグラフィック電卓におい
て、表示ドット数と、表示座標値の関係により、ドット
毎の座標値は割り切れない数となることが多く、交点の
座標が例えば整数値であったとしても、その交点のX座
標を表示できないという問題があった。 【解決手段】 ドット間の座標間隔に応じて、X座標の
最小表示単位を決定し、該X座標の最小表示単位の整数
倍でX座標を表示することによって、区切りのいい値で
X座標を表示することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフ表示を行う
ことができる電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】グラフ表示を行うことができる電子機
器、いわゆるグラフィック関数電卓は、関数式を入力
し、それを表示装置にグラフとして描くことができる。
グラフの座標は、表示装置の左端(Xmin)、右端
(Xmax)、下端(Ymin)、上端(Ymax)の
値をそれぞれ入力する。
【0003】表示装置のX方向のドット数を95とする
場合、ドット間隔d=(Xmax−Xmin)/94と
すると、各ドットのX座標値はXmin+dkとなる。
ここで、kは0〜94の整数である。
【0004】Y座標値は、関数式にX座標値を代入して
求めることができ、これによりグラフを表示することが
できる。次に、トレース機能を用いれば、X方向の各ド
ットについて順次、それぞれのX座標値とY座標値が表
示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】グラフィック関数電卓
を、中学校や高等学校の数学などの教材として使用する
場合、X座標値で重要なのは通常整数値である。しか
し、上記したようなグラフ表示方法では、上記dが整
数、またはきりのいい値になることは少ない。例えば、
Xmin=−2、Xmax=5であれば、上記計算によ
ると、d=0.074468085となる。
【0006】関数式が、Y1=X(X−2)、Y2=X
であり、Ymin=−2、Ymax=5のとき、グラフ
は図3に示すようになる。図3では、トレース機能によ
り、下部にX座標とY座標が表示されている。このグラ
フで重要なXの座標値は0、1、2、3であるが、Xm
in+dkから算出される値は、例えばX=0.010
6383(=−2+0.74468085×27)とな
る。グラフの交点は整数であるにもかかわらず、このよ
うな値しか表示できないことは学習上はあまり有用では
ない。
【0007】特開平7−146948号公報には、dの
値を指定させた有効桁数に応じて値を丸め、Xmaxを
強制的に変更する。この技術においては、有効桁数の指
示がわずらわしく、また桁数単位でしか効果がなく、X
maxは使用者が入力した値と異なるという問題があ
る。そこで、本願発明はこれらを鑑み、自動的にX座標
の整数値またはきりのいい値を表示させることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、関数の
グラフを表示し、所望のX座標値と該X座標値に対応す
るY座標値を表示可能なトレース機能を備える電子機器
において、X座標の最小表示単位をドット間座標間隔に
応じて決定し、該最小表示単位の整数倍からなるX座標
のみを前記トレース機能時に表示させることにより上記
課題を解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施形態であるグラフィ
ック関数電卓のブロック図である。CPU1は、計算処
理などのプログラム実行を行い、ROM2には、処理に
必要なプログラムが記憶されるとともに、後述するフロ
ーチャートのプログラムが記憶される。RAM3には、
処理に必要なデータが一時的に記憶される。
【0010】装置には、液晶パネルなどにより構成され
る表示装置4とキー入力装置5が設けられている。表示
装置4は表示制御部6を通して、CPU1に接続されて
いる。表示装置4の全ドットに対応したデータは表示R
AM7に記憶されており、そのデータはCPU1から送
られる。また、キー入力装置5は、入力制御部8を通し
てCPU1に接続されている。
【0011】図2は装置の外観図である。上部に表示装
置4があり、下部にキー入力装置がある。表示装置4
は、横方向96ドット、縦方向64ドット、ここでは1
6桁×8行の表示を行うことができる液晶パネルであ
る。
【0012】グラフを表示しトレースを行うには、次の
ような処理を行う。関数式を入力するキー5aを押下
し、例えば次のような式を入力する。 Y1=X(X−2) Y2=X 次に、ウインドー値を入力するキー5bを押下し、表示
装置4の左端(Xmin)、右端(Xmax)、下端
(Ymin)、上端(Ymax)の値を、それぞれ−
2、5、−2、5のように入力する。次に、グラフの表
示を指示するキー5cを押下すると、表示装置4にグラ
フが表示される。
【0013】トレース開始時には、X座標を表示装置4
の横方向の中心、つまり左端より48ドット目にし、そ
このX座標値を求め、それに対応するY座標値を求め、
X座標値とY座標値を表示装置4の下部に表示する。同
時に関数グラフ上に例えば十字形状などのカーソルマー
クを表示し、識別しやすいように点滅表示させる。トレ
ースを示すマークは、左カーソル移動キー5eによっ
て、左方向に移動し、右カーソル移動キー5fにより右
方向にトレースを行う。何度か操作することで、図3の
ようになる。図3ではカーソルは交点にある。しかしな
がら図3ではX座標値は0.0106383となってし
まう。本発明ではこれを図7に示すように、X座標の表
示を0にしようとするものである。
【0014】図5は本発明の処理の流れを示すフローチ
ャートである。トレースキー5dを押下すると(ステッ
プS1)、変数kに数値47が代入される(ステップS
1)。この47という数値は、上記左端より48ドット
目であることを示す数値である。また、X座標値として
表示する最小の単位の整数倍を代表値とし、代表値算出
(ステップS7)は図6にその詳細を示す。
【0015】ドット間隔dは前述したように、(Xma
x−Xmin)/94により算出され、表示ドットの中
心座標と考える変数PにXmin+dkを算出した値を
代入する(ステップS20)。ステップS21で、Pが
負ならば変数Wにドットの座標値の最小値と考えるP−
d/2を算出した値を代入し、かつ変数Qに0を代入す
る(ステップS22)。ステップS23では、Wに単位
tを加える。
【0016】単位tは、X座標値として表示する最小の
単位であり、その設定はトレース開始時(ステップS
2)に図4に示すような対応表から数値を読み出す。図
4はドット間隔dの範囲に対応する単位tの値の例であ
る。例ではd=0.074468085であるので、単
位tは0.5となる。
【0017】従って、X座標値としてはX座標の最小表
示単位の整数倍である、−1/−0.5/0/0.5/
1/1.5/2と表示されるようになる。図4に示す表
の内容は値を変えたり、さらに細分化することも可能で
ある。あるいは図4に示すように予め表を持たず、使用
者に単位tの値を直接入力させるようにしてもよい。
【0018】Wが負であれば(ステップS24)、Qか
ら1を減算し(ステップS25)、Wが負のあいだはス
テップS25〜ステップS23を繰り返す。Wが負でな
くなると、単位tの倍数Qtがドットの座標値の最大値
と考えるP+Q/2までの範囲に入っているかチェック
する(ステップS26)。入っている場合はQtはX座
標の代表値と判断され(ステップS28)、そうでない
場合は代表値はなしと判断できる(ステップS27)。
【0019】ステップS21でPが正または0の場合の
動作もほぼ同様である。変数Wに、ドットの座標値の最
大値と考えるP+d/2を算出した値を代入し、変数Q
に0を代入する(ステップS29)。ステップS30で
Wから単位tを引く。
【0020】Wが正であれば(ステップS31)、Qに
1を加える(ステップS32)。Wが正であるあいだ、
ステップS32〜S30を繰り返す。Wが正でなくなる
と、単位tの倍数Qtがドットの座標値の最小値と考え
るP−d/2を超える範囲に入っているかチェックする
(ステップS33)。範囲に入っている場合QtはX座
標の代表値と判断され(ステップS35)、入っていな
い場合は代表値はないと判断する(ステップS34)。
【0021】その後、図5の処理に戻り、代表値がある
場合はQtをXの座標値とし(ステップS13)、関数
式にXを代入してYの座標値を算出する(ステップS1
4)。次に、表示装置4の下部、X座標、Y座標の表示
領域をクリアし(ステップS15)、そこにX座標値と
Y座標値を表示する(ステップS16)。
【0022】代表値がない場合は、ステップS20で求
めたPをXの座標値とし(ステップS9)、関数式にそ
のXを代入してYの座標値を算出する(ステップS1
0)。次に、表示装置4の下部、X座標、Y座標の表示
領域をクリアし(ステップS11)、そこにX座標値と
Y座標値を表示する(ステップS12)。
【0023】以後、左カーソル移動キー5eを押せば
(ステップS3)、kから1を引き(ステップS4)、
ステップS7に処理をすすめる。また右カーソル移動キ
ー5fを押せば(ステップS5)、kに1を加えて(ス
テップS6)、ステップS7に処理を進める。以上のよ
うな処理により、整数やきりのいい値をX座標の値とし
てグラフと共に表示することが可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、関数のグラフを表示
し、かつX座標値とY座標値とを順次表示するトレース
機能を備えた電子機器(グラフィック関数電卓)などに
おいて、X座標の最小表示単位を整数や0.2、0.2
5、0.5などのきりのいい値、その整数倍の値のみを
表示することができ、中学生や高校生の数学の学習など
において非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である装置のブロック図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態である装置の外観図であ
る。
【図3】トレース機能による表示の従来例を示す図であ
る。
【図4】ドット間隔と最小表示単位の関係を示す図であ
る。
【図5】本発明の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の代表値算出処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明の一実施形態におけるトレース機能によ
る表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 表示装置 5 キー入力装置 6 表示制御部 7 表示RAM 8 入力制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 関数のグラフを表示し、所望のX座標値
    と該X座標値に対応するY座標値を表示可能なトレース
    機能を備える電子機器において、 X座標の最小表示単位をドット間座標間隔に応じて決定
    し、該最小表示単位の整数倍からなるX座標のみを前記
    トレース機能時に表示させることを特徴とする電子機
    器。
JP9326028A 1997-11-27 1997-11-27 電子機器 Pending JPH11161612A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9326028A JPH11161612A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

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JP9326028A JPH11161612A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 電子機器

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JPH11161612A true JPH11161612A (ja) 1999-06-18

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ID=18183300

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JP9326028A Pending JPH11161612A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 電子機器

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JP (1) JPH11161612A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014182677A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Casio Comput Co Ltd グラフ表示制御装置、グラフ表示制御方法及びグラフ表示制御プログラム
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