JPH11161466A - データ転送制御装置 - Google Patents

データ転送制御装置

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JPH11161466A
JPH11161466A JP32578397A JP32578397A JPH11161466A JP H11161466 A JPH11161466 A JP H11161466A JP 32578397 A JP32578397 A JP 32578397A JP 32578397 A JP32578397 A JP 32578397A JP H11161466 A JPH11161466 A JP H11161466A
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JP
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memory
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JP32578397A
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Inventor
Keitarou Ato
恵太郎 阿戸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ転送要求処理の滞りを少なくできるデ
ータ転送制御装置を提供する。 【解決手段】 選択部9は、その一つの入力端が前記の
データカウント部5のカウント出力部に接続され、他の
一つの入力端が前記減算器7の出力部に接続されてお
り、メモリサイズと有効データ数のいずれかを選択して
出力する。比較器8は、その一つの入力端が前記の選択
部9の出力部に接続され、他の一つの入力端が前記パケ
ットサイズ検出部4の出力部に接続されており、パケッ
トサイズとメモリサイズ若しくは有効データ数との比較
を行い、その比較結果を書込制御部3及び読出制御部1
に出力するようになっている。書込制御部3は、受信デ
ータのパケットサイズがメモリ残存量よりも大きけれ
ば、Busy信号を出すことになり、以下であれば、メモリ
2aへの受信データの転送処理を行うことになる。これ
により、オーバーフローを未然に防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先入れ先だしメモ
リ(FIFO)を用いる場合のデータ転送制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】特公平3−75906号公報には、FI
FOの使用効率を向上させたバッファメモリ制御装置が
開示されている。この装置は、バッファメモリの読出−
書込指令に応じてカウンタの計数値をアップダウンして
バッファメモリ内のデータ量が一定値以下になったとき
に、データ転送要求信号を出力するものであり、且つ、
インターリーブ構成の主記憶装置に対応できるように、
カウンタの計数値をインターリーブ段数分、加算できる
ようにしたものである。
【0003】特公平7−78781号公報には、転送用
バッファを使用してデータ転送を行う場合の情報伝送方
法が開示されている。この方法は、データ転送において
転送用バッファの状況を取得し、転送元がこの状況を知
って転送先が受信可能かどうかを判断し、受信可能とな
るまで転送元がデータ転送を待つようにした技術であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平3−75906号公報の技術では、パケットデータ
のごときフォーマットが一つ或いは複数の種類で予め決
まっていてパケット単位で処理が必要な場合において、
前記の一定値がパケットのデータサイズよりも小さかっ
た場合には、途中までデータを書き込んだ後にオーバー
フローが判明することになり、データ転送要求処理が滞
るということがある。また、バッファメモリにパケット
データが揃う以前にデータ読出処理が行われてしまう
と、データ読出側でアンダーフローが発生し得るという
欠点もある。
【0005】また、前記特公平7−78781号公報の
技術では、シリアルバスインターフェースなどのように
連続して書込データを転送するように転送元が構成され
るような場合には、対応できないうという欠点がある。
【0006】この発明は、上記の事情に鑑み、データ転
送要求処理を滞らせることなく、また、データの転送元
が書込データを連続して転送するように構成される場合
にも対応できるデータ転送制御装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のデータ転送制
御装置は、上記の課題を解決するために、データ転送元
とデータ転送先との間に介在し、転送データをバッファ
メモリに書き込む処理と、バッファメモリからデータを
読み出す処理を行うデータ転送制御装置において、デー
タ書込ごとに加算を、データ読出ごとに減算を行うこと
で前記バッファメモリが記憶しているデータ語数を示す
計数手段と、前記バッファメモリのメモリサイズを格納
する格納手段と、前記メモリサイズからデータ語数を減
算して格納可能語数を算出する算出手段と、書き込むべ
き転送データにおけるフォーマット内のデータサイズを
抽出する手段と、前記格納可能語数と前記データサイズ
とを比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて書込
可能/不可能を判断する判断手段とを備えたことを特徴
とする。
【0008】上記の構成であれば、転送データをバッフ
ァメモリに実際に書き込むのに先立ってオーバーフロー
が発生するか否かを判断し、オーバーフローが発生しな
いと判断できたときに書込処理をするといったことが可
能になる。従って、パケットデータのようなフォーマッ
トが決まっていてパケットひとかたまりでの処理が必要
な場合にも確実にこのひとかたまりのデータをバッファ
メモリに書き込むことができる。即ち、データ書込途中
においてオーバーフローが発生してデータ転送処理を滞
らせる(バッファメモリに対して無意味なアクセスを行
ってしまう)といったことが無くなり、データ転送処理
速度を向上させるとともに消費電力を低減できる。
【0009】前記書込不可能の判断がなされた場合に、
書込不可能を意味するパケットデータを生成してこれを
データ転送元に送出する制御手段を備えてもよい。これ
によれば、データ転送元が転送要求状態のまま待たされ
るといったことが無くなる。即ち、データ転送元では前
記書込不可能を意味するパケットデータを受け取ったと
きには、任意の他の処理を進めるといったことが可能と
なる。そして、前記制御手段による処理は、CPUを用
いたソフト処理で行うのではなく、前記制御手段がFI
FOを見てハード的に行うから処理が速いという利点が
ある。
【0010】前記書込不可能の判断がなされた場合に、
データ読出の優先処理を促す割込要求を生成してこれを
データ転送先に送出する制御手段を備えてもよい。これ
によれば、データ転送先ではバッファメモリに読み出す
べきデータが有ることを知り、バッファメモリに対する
データ読取を優先して行うことで、データ転送の滞りを
回避することができる。
【0011】前記書込可能の判断がなされた場合に、書
込可能を意味するパケットデータを生成してこれをデー
タ転送元に送出する制御手段を備えてもよい。これによ
れば、データ転送元ではデータ転送をすればこれを受け
入れてもらえるということをいち早く知り、データ転送
を迅速に進めていくことが可能となる。即ち、一定時間
待ってデ−タ転送を行う場合に比べて速く確実である。
【0012】また、この発明のデータ転送制御装置は、
データ転送元とデータ転送先との間に介在し、転送デー
タをバッファメモリに書き込む処理と、バッファメモリ
からデータを読み出す処理を行うデータ転送制御装置に
おいて、データ書込ごとに加算を、データ読出ごとに減
算を行うことで前記バッファメモリが記憶しているデー
タ語数を示す計数手段と、書き込むべき転送データにお
けるフォーマット内のデータサイズを抽出する手段と、
前記データ語数と前記データサイズとを比較する比較手
段と、一致の比較結果が得られたときにデータの読出を
許容する制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】上記の構成によれば、バッファメモリに転
送データのサイズ分のデータが蓄積されてからデータ読
出が行われることになるので、データ読出側(データ転
送先)でのデータ読出においてアンダーフローが生じる
といった不具合を防止することができる。
【0014】また、この発明のデータ転送制御装置は、
データ転送元とデータ転送先との間に介在し、転送デー
タをバッファメモリに書き込む処理と、バッファメモリ
からデータを読み出す処理を行うデータ転送制御装置に
おいて、データ書込ごとに加算を、データ読出ごとに減
算を行うことで前記バッファメモリが記憶しているデー
タ語数を示す計数手段と、書き込むべき転送データにお
けるフォーマット内のデータサイズを抽出する手段と、
前記データ語数にオフセット値を加算した情報と前記デ
ータサイズとを比較する比較手段と、一致の比較結果が
得られたときにデータの読出を許容する制御を行う制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】上記の構成によれば、バッファメモリに転
送データのサイズ分のデータが蓄積される前にデータ読
出を可能としつつ、データ読出側(データ転送先)での
データ読出においてアンダーフローが生じるのを防止で
きる。即ち、データ読出中にもデータ書込がなされる場
合は、必ずしもバッファメモリに転送データのサイズ分
のデータが蓄積されるのを待たなくても、アンダーフロ
ーを防止できる。
【0016】前記のオフセット値は複数のデータ転送速
度に対応して複数設定されており、検出されたデータ転
送速度に応じて任意のオフセット値が選択されるように
構成されていてもよい。これによれば、複数のデータ転
送速度に対応しつつ上記のアンダーフローを防止するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。
【0018】メモリ2aは、バッファコントローラ2に
よって先入れ先だしメモリ(以下、FIFOという)と
して機能させられる。即ち、バッファコントローラ2
は、メモリ2aをFIFOのようにアクセスする制御を
行う。メモリ2aのデータ入力端子には、データ転送元
であるデータ書込要求元(例えば、バスに接続されるイ
ンターフェース)に繋がるデータ線が接続されており、
データ出力端子には、データ転送先であるデータ読出要
求側(例えば、ホスト(CPU)側)に繋がるデータ線
が接続されている。
【0019】書込制御部3は、データ書込要求元と前記
バッファコントローラ2との間に介在している。この書
込制御部3は、データの書込が行われる度にインクリメ
ントされる書込ポインター3aを備え、メモリ2aに対
する書込アドレスを生成するとともに、データの書込タ
イミングを生成してこれをバッファコントローラ2に供
給する。そして、データ書込要求元からの書込要求であ
るライトリクエスト(Writereq)に対し、前記メモリ2
aへのデータの書込を認めるのであれば、メモリ2aに
受信したデータを転送し、書込を認めないのであれば、
Busy信号をデータ書込要求元に返送するようになってい
る。データの書込を認めるか否かの判断は、後述する比
較器8の出力に基づいて行う。
【0020】書込制御部3に設けられているパケットサ
イズ検出部4には、データ書込要求元に繋がるデータバ
スが接続されており、このデータバス上の書込データか
らパケットサイズを抽出する。図2は、書込データのフ
ォーマット例(IEEE 1394PACKET)を示
す説明図である。1394PACKETは、32ビット
(1quadlet )単位で構成され、同図(a)に示してい
るような、データフィールド(data field)を伴わない
でパケットサイズが一定(CRCを含めて5quadlet )
のものと、同図(b)に示してるような、データフィー
ルド(data field)を伴い、パケットサイズが一定でな
いものとに分類される。前記のパケット検出部4は、図
2(a)のフォーマットの書込データについては、その
第1quadlet にある“tcode : ttransaction code,4bi
t”をデコードすることでパケットサイズを検出し、図
2(b)のフォーマットの書込データについては、第4
quadlet にある“data length : 16bit,byte単位”を参
照してパケットサイズを検出することになる。
【0021】読出制御部1は、データ読出要求側と前記
バッファコントローラ2との間に介在している。この読
出制御部1は、データの読出が行われる度にインクリメ
ントされる読出ポインター1aを備え、メモリ2aに対
する読出アドレスを生成するとともに、データの読出タ
イミングを生成してこれをバッファコントローラ2に供
給する。そして、データ読出要求側からの読出要求であ
るリードリクエスト(Readreq )に対し、前記メモリ2
aからのデータの読出を認めるのであれば、メモリ2a
からのデータ読出の許可を示すReadRdy 信号をホスト側
に返送し、読出を認めないのであれば、ReadRdy 信号の
返送を猶予する。データの読出を認めるか否かの処理の
具体的内容については、後に詳述する。
【0022】データカウント部5は、読出制御部1およ
び書込制御部3に接続されており、読出制御部1におい
てバッファコントローラ2に対する読出アクセスが発生
する度にデクリメントされ、書込制御部3においてバッ
ファコントローラ2に対する書込アクセスが発生する度
にインクリメントされるようになっている。なお、カウ
ンタ初期値は、“0X00”としている。上記のインク
リメントとデクリメントの処理により、データカウント
部5におけるカウント値は、メモリ2aに格納されてい
る有効データ語数を示すことになる。
【0023】バッファサイズ格納部6は、前記メモリ2
aのサイズを示したデータを格納している。
【0024】減算器7は、その一つの入力端が前記のデ
ータカウント部5のカウント出力部に接続され、他の一
つの入力端が前記バッファサイズ格納部6の出力部に接
続されており、メモリ2aのサイズから有効データ語数
を減算することで、メモリ残存量(転送可能量)を示す
値を出力するようになっている。
【0025】選択部9は、その一つの入力端が前記のデ
ータカウント部5のカウント出力部に接続され、他の一
つの入力端が前記減算器7の出力部に接続されており、
メモリサイズと有効データ語数のいずれかを選択して出
力する。
【0026】比較器8は、その一つの入力端が前記の選
択部9の出力部に接続され、他の一つの入力端が前記パ
ケットサイズ検出部4の出力部に接続されており、パケ
ットサイズとメモリサイズ若しくは有効データ語数との
比較を行い、その比較結果を書込制御部3及び読出制御
部1に出力するようになっている。
【0027】次に、前記選択部9で減算器7の出力、即
ち、メモリ残存量が選択されている場合について、説明
する。比較器8では、メモリ残存量と受信データのパケ
ットサイズとの比較が行われ、この結果が書込制御部3
に与えられる。書込制御部3は、受信データのパケット
サイズがメモリ残存量よりも大きければ、Busy信号を出
すことになり、以下であれば、メモリ2aへの受信デー
タの転送処理を行うことになる。これにより、オーバー
フローを未然に防止することができる。
【0028】書込処理および読出処理の基本的な流れを
示せば、図3及び図4に示すごとくなる。まず、初期設
定として、データカウント部5におけるカウント値は
“0”とされる(ステップ1)。次に、パケットサイズ
検出がなされ、PSIZとしてこの検出されたパケット
サイズが与えられる(ステップ2)。なお、ここではパ
ケットサイズがメモリ残存量よりも小さいとして説明を
続ける。この場合には、Busy信号は出されず、受信した
データをメモリ2aに転送する処理がなされる(ステッ
プ3)。そして、データ書込の度にデータカウント部5
においてインクリメントがなされ(ステップ4)、この
データカウント値が前記PSIZに一致したか否かが判
断される(ステップ5)。一致した場合には、書込終了
処理を行う(ステップ6)。この書込終了の後、読出制
御部1において、ホスト側からの読出要求に対してデー
タ読出の許可を示すReadRdy 信号をホスト側に返送する
ことになる。その後、読出制御部1は、メモリ2aから
データを読み出す(ステップ8)。データ読み出しの度
にデータカウンタ部5においてはデクリメントがなされ
る(ステップ9)。そして、データカウント値が“0”
になったか否かを判断し(ステップ10)、Yesなら
読み出しを終了する(ステップ11)。
【0029】次に、前記選択部9でデータカウント部5
の出力、即ち、メモリ2aに格納されている有効データ
語数が選択されている場合について、説明する。比較器
8では、有効データ語数と受信データのパケットサイズ
との比較が行われ、この結果が読出制御部1に与えられ
る。読出制御部1は、有効データ語数が受信データのパ
ケットサイズに一致したとき、即ち、メモリ2aに少な
くとも1パケット分のデータが格納されているときに、
ホスト側からの読出要求に対してデータ読出の許可を示
すReadRdy 信号をホスト側に返送することになる。これ
により、データ読出側でのアンダーフローを確実に防止
することができる。
【0030】ただし、この制御例ではアンダーフローを
確実に防止できるものの、有効データ数が受信データの
パケットサイズに一致するまでデータ読出を待つため
に、データの読み出しの開始時期が遅れる。また、図3
のステップ6,7で示したように、データの書き込みを
終了した後にデータの読み出しを開始する場合も同様に
データの読み出しの開始時期が遅れる。
【0031】図5は、このようなデータの読出の開始時
期の遅れを少なくできる構成例を示しているものであ
り、更に、データ転送元が1394バスのようにマルチ
スピードであって書込タイミングが転送速度によって異
なる場合にも対応できるようにしている。オフセット値
格納部21には、転送速度が100Mbps、200M
bps、及び400Mbpsである場合に対応する3種
類のオフセット値(ReqOffsetS100,ReqOffsetS200,ReqO
ffsetS400 )が格納されている。データ転送が連続して
行われるシリアルバスインターフェースにおいては、前
記転送速度から書込終了時間を予測することができ、こ
の書込終了時間と読出制御部1での読出必要時間を考慮
して、アンダーフローが起きないように、書き込みが終
了する前、即ち、データカウント値に或る値を加算した
値がパケットサイズに一致する時点(別言すれば、パケ
ットサイズから或る値を減算した値がデータカウント値
に一致する時点)に転送要求を出せばよい。前記のオフ
セット値が、上記の或る値を示している。3つのオフセ
ット値のどれを選択するかは、選択部22が、書込制御
部3に設けられているスピード検出部20から出力され
る検出信号に基づいて行う。上記のスピード検出部20
は、受信データであるパケットの中に格納されているス
ピード情報を獲得する。減算器23は、選択されたいず
れかのオフセット値とパケットサイズの差を算出して出
力する。比較器24は、減算器23の差出力とデータカ
ウント部5からのデータカウント値とが一致したとき
に、これを示す信号を出力することになる。
【0032】図6は、メモリ2aの記憶エリアを模式的
に示すとともに、メモリ2a内の有効データ語数がパケ
ットサイズに一致するよりもオフセット値分だけ早めた
時点でReadRdy 信号をホスト側に返送し得ることを示し
ている。
【0033】図7は、上記の図5の構成のデータ転送制
御装置で行われる処理を示したフローチャートである。
まず、初期設定として、データカウント部5におけるカ
ウント値は“0”とされる(ステップ21)。次に、パ
ケットサイズ検出がなされ、PSIZとしてこの検出さ
れたパケットサイズが与えられる(ステップ22)。な
お、ここではパケットサイズがメモリ残存量よりも小さ
いとして説明を続ける。この場合には、Busy信号は出さ
れず、受信したデータをメモリ2aに転送する処理がな
される(ステップ23)。そして、データ書込の度にデ
ータカウント部5においてインクリメントがなされ(ス
テップ24)、前記PSIZからデータカウント値を減
算した値が3種類のうち選択されたオフセット値に一致
したか否かが判断される(ステップ25)。一致した場
合には、読出制御部1において、ReadRdy 信号をホスト
側に返送することになる(ステップ26)。一致してい
ない場合には、前記データカウント値が前記PSIZに
一致したか否かが判断される(ステップ27)。このス
テップ27で一致判定が得られたら、書込終了処理を行
う(ステップ28)。
【0034】図8は、シリアルバス用のリンクコントロ
ーラ10を備えている場合を示している。例えば、この
リンクコントローラ10には、図示しないIEEE13
94対応のディジタルビデオが接続される。そして、こ
のディジタルビデオからの映像データは、リンクコント
ローラ10にて受信され、バッファコントローラ2′に
てデータ転送制御がなされ、図示しないホスト側のハー
ドディスクに前記映像データが格納されていく。なお、
図のバッファコントローラ2′は図1或いは図5で示し
た書込制御部や読出制御部を備えているものとする。ま
た、図1と同様、データカウント部5、バッファサイズ
格納部6、減算器7、選択部9、及び比較器8を備える
か、或いは、図5と同様、データカウント部5、オフセ
ット値格納部21、選択部22、減算器23、及び比較
器24を備えていてもよいものである。
【0035】前記リンクコントローラ10は、FIFO
インターフェース11、パケット制御部12、及びPH
Y制御部15を備えて構成されている。PHY制御部1
5は物理層(PHY)を制御してデータの送受信を行
う。パケット制御部12は、パケット受信制御部13及
びパケット送信生成部14を備える。FIFOインター
フェース11は、バッファコントローラ2′との接続の
ための制御を行う。このような構成から成るリンクコン
トローラ10において、送信されてくるパケットデータ
はPHY制御部15を介してパケット受信制御部13に
与えられ、データの抽出やCRCチェック等が行われ、
抽出された転送データは、FIFOインターフェース1
1を経てバッファコントローラ2′のメモリ(2a)に
書き込まれる。
【0036】そして、バッファコントローラ2′からBu
sy信号を受け取ったときには、パケット送信生成部14
は、このBusy信号を反映させたパケットを生成し、PH
Y制御部15に与える。PHY制御部15は、このパケ
ットを送信する。また、バッファコントローラ2′から
Busy信号が出力されないときには、パケット送信生成部
14は、書込可能を意味するパケットを生成してこれを
PHY制御部15に与える。PHY制御部15は、この
パケットを送信する。
【0037】割込制御部16は、バッファコントローラ
2′からBusy信号を受け取ったときには、データ読出の
優先処理を促す割込要求(IntBusy)を生成して
これをデータ転送先(例えば、ホスト)に送出する。
【0038】上述した図8の構成であれば、書込不可能
(Busy)の判断がなされた場合に、書込不可能を意
味するパケットデータを生成してこれをデータ転送元に
送出するので、データ転送元が転送要求状態のまま待た
されるといったことが無くなる。即ち、データ転送元で
は前記書込不可能を意味するパケットデータを受け取っ
たときには、任意の他の処理を進めるといったことが可
能となる。そして、前記制御手段による処理は、CPU
を用いたソフト処理で行うのではなく、前記制御手段が
FIFOを見てハード的に行うから処理が速いという利
点がある。
【0039】また、前記書込不可能(Busy)の判断
がなされた場合に、データ読出の優先処理を促す割込要
求(IntBusy)を生成してこれをデータ転送先に
送出するので、データ転送先ではバッファメモリに読み
出すべきデータが有ることを知り、バッファメモリに対
するデータ読取を優先して行うことで、データ転送の滞
りを回避することができる。
【0040】更に、書込可能の判断がなされた場合に、
書込可能を意味するパケットデータを生成してこれをデ
ータ転送元に送出するので、データ転送元ではデータ転
送をすればこれを受け入れてもらえるということをいち
早く知り、データ転送を迅速に進めていくことが可能と
なる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、オーバーフローやアンダーフローの発生を防止で
き、また、データ転送元に対してデータ書込を促し、デ
ータ転送先に対してデータ読出を促すことができ、デー
タ転送の滞りを回避して転送処理の迅速性や信頼性を向
上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のデータ転送制御装置を
示すブロック図である。
【図2】同図(a)及び同図(b)はそれぞれ書込デー
タのフォーマット例(IEEE1394PACKET)
を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態の転送データ書込制御を
示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態の転送データ読出制御を
示すフローチャートである。
【図5】この発明の他の実施の形態のデータ転送制御装
置を示すブロック図である。
【図6】この発明のバッファサイズとパケットサイズと
オフセット値との関係を示した説明図である。
【図7】この発明のオフセット値を考慮した転送データ
書込制御を示すフローチャートである。
【図8】この発明のシリアルバス用のリンクコントロ−
ラを備えた転送データ制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 読出制御部 1a 読出ポインター 2 バッファコントローラ 2a メモリ 3 書込制御部 3a 書込ポインター 4 パケットサイズ検出部 5 データカウント部 6 バッファサイズ格納部 12 パケット制御部 16 割込制御部 20 スピード検出部 21 オフセット値格納部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ転送元とデータ転送先との間に介
    在し、転送データをバッファメモリに書き込む処理と、
    バッファメモリからデータを読み出す処理を行うデータ
    転送制御装置において、 データ書込ごとに加算を、データ読出ごとに減算を行う
    ことで前記バッファメモリが記憶しているデータ語数を
    示す計数手段と、前記バッファメモリのメモリサイズを
    格納する格納手段と、前記メモリサイズからデータ語数
    を減算して格納可能語数を算出する算出手段と、書き込
    むべき転送データにおけるフォーマット内のデータサイ
    ズを抽出する手段と、前記格納可能語数と前記データサ
    イズとを比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて
    書込可能/不可能を判断する判断手段とを備えたことを
    特徴とするデータ転送制御装置。
  2. 【請求項2】 書込不可能の判断がなされた場合に、書
    込不可能を意味するパケットデータを生成してこれをデ
    ータ転送元に送出する制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ転送制御装置。
  3. 【請求項3】 書込不可能の判断がなされた場合に、デ
    ータ読出の優先処理を促す割込要求を生成してこれをデ
    ータ転送先に送出する制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のデータ転送制御装置。
  4. 【請求項4】 書込可能の判断がなされた場合に、書込
    可能を意味するパケットデータを生成してこれをデータ
    転送元に送出する制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデータ転送制御
    装置。
  5. 【請求項5】 データ転送元とデータ転送先との間に介
    在し、転送データをバッファメモリに書き込む処理と、
    バッファメモリからデータを読み出す処理を行うデータ
    転送制御装置において、 データ書込ごとに加算を、データ読出ごとに減算を行う
    ことで前記バッファメモリが記憶しているデータ語数を
    示す計数手段と、書き込むべき転送データにおけるフォ
    ーマット内のデータサイズを抽出する手段と、前記デー
    タ語数と前記データサイズとを比較する比較手段と、一
    致の比較結果が得られたときにデータの読出を許容する
    制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とするデータ
    転送制御装置。
  6. 【請求項6】 データ転送元とデータ転送先との間に介
    在し、転送データをバッファメモリに書き込む処理と、
    バッファメモリからデータを読み出す処理を行うデータ
    転送制御装置において、 データ書込ごとに加算を、データ読出ごとに減算を行う
    ことで前記バッファメモリが記憶しているデータ語数を
    示す計数手段と、書き込むべき転送データにおけるフォ
    ーマット内のデータサイズを抽出する手段と、前記デー
    タ語数にオフセット値を加算した情報と前記データサイ
    ズとを比較する比較手段と、一致の比較結果が得られた
    ときにデータの読出を許容する制御を行う制御手段とを
    備えたことを特徴とするデータ転送制御装置。
  7. 【請求項7】 前記のオフセット値は複数のデータ転送
    速度に対応して複数設定されており、検出されたデータ
    転送速度に応じて任意のオフセット値が選択されるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項6に記載のデ
    ータ転送制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005512227A (ja) * 2001-12-11 2005-04-28 エミュレックス・デザイン・アンド・マニュファクチュアリング・コーポレーション Fifoメモリにおけるインターリーブされた多数の同時トランザクションからのデータの受信
JP2006268483A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Seiko Epson Corp データ転送制御装置及び電子機器
US7475171B2 (en) 2005-03-23 2009-01-06 Seiko Epson Corporation Data transfer control device including a switch circuit that switches write destination of received packets
JP2010258792A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Rohm Co Ltd 無線送信装置、無線受信装置および無線通信装置

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