JPH1117773A - シリアルインタフェース回路 - Google Patents

シリアルインタフェース回路

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JPH1117773A
JPH1117773A JP9164809A JP16480997A JPH1117773A JP H1117773 A JPH1117773 A JP H1117773A JP 9164809 A JP9164809 A JP 9164809A JP 16480997 A JP16480997 A JP 16480997A JP H1117773 A JPH1117773 A JP H1117773A
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data
packet
serial interface
circuit
node
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JP9164809A
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Inventor
Takayasu Muto
隆保 武藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大容量のデータを所定の規格に合わせてたパケ
ットにして送受信でき、円滑な送受信処理をことができ
るシリアルインタフェース回路を提供する。 【解決手段】自ノードのデータを他ノードへ転送する場
合に、転送すべきデータを1個以上のデータに分割し、
先頭バスアドレスから転送データ分を加えて次のパケッ
トの先頭アドレスを算出し、少なくとも算出したバスア
ドレスを付加した送信パケットを順次に生成してシリア
ルインタフェースバスBSに送出し、他ノードのデータ
を自ノードへ転送する場合に、データを1個以上のパケ
ットにして転送できるように、先頭バスアドレスから転
送データ分を加えて次のパケットの先頭アドレスを算出
し、少なくとも算出したバスアドレスを付加した要求パ
ケットを順次に生成してシリアルインタフェースバスB
Sに送出するデータ処理回路ADPを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルシリア
ルインタフェース回路に係り、特にHDD(Hard Disk
Drive) 、DVD(Digital Video Disk)−ROM、CD
(Compact Disk)−ROM、テープストリーマ(Tape Stre
amer) 等のストレージ装置に接続するシリアルインタフ
ェース回路およびその信号処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア・データ転送のた
めのインタフェースとして、高速データ転送、リアルタ
イム転送を実現するIEEE(The Institute of Elect
ricaland Electronic Engineers) 1394、High
Performance Sirial Busが規
格化された。
【0003】このIEEE1394シリアルインタフェ
ースのデータ転送においては、ネットワーク内で行われ
る転送動作をサブアクションと呼び、2つのサブアクシ
ョンが規定されている。一つは、従来のRequest,Acknow
ledgeの要求、受信確認を行うアシンクロナス(Asynchr
onous) 転送であり、他の一つはあるノードから125
μsに1回必ずデータが送られるアイソクロナス(Isoch
ronous) 転送である。
【0004】このように、2つの転送モードを有するI
EEE1394シリアルインタフェースでのデータは、
パケット単位で転送が行われるが、IEEE1394規
格では、取り扱う最小データの単位は1クワドレット(q
uadlet) (=4バイト=32ビット)である。
【0005】IEEE1394規格では、通常、コンピ
ュータデータは、図5に示すように、アシンクロナス転
送を用いて行われる。アシンクロナス転送は、図5
(a)に示すように、バスを獲得するためのアービトレ
ーション(arb)、データを転送するパケットトラン
スミッション、およびアクノリッジメント(ack)の
3つの遷移状態をとる。
【0006】そして、パケットトランスミッションの実
行は、図5(b)に示すようなフォーマットで行われ
る。転送パケットの第1クワドレットは、16ビットの
デスティネーションID(destination ID)領域、6ビッ
トのトランザクション・ラベルtl(transaction labe
l) 領域、2ビットのリトライ・コードrt(retry cod
e)領域、4ビットのトランザクション・コードtcod
e(transanction code) 領域、および4ビットのプライ
オリティpri(priority)領域から構成されている。デ
スティネーションID領域はこのノードのバスナンバー
とノードナンバー、プライオリティ領域は優先レベルを
示す。
【0007】第2クワドレットおよび第3クワドレット
は、16ビットのソースID(source ID) 領域、および
48ビットのデスティネーション・オフセット(destina
tionoffset)領域により構成されている。ソースID領
域はこのパケットを送ったノードIDを示し、デスティ
ネーション・オフセット領域はハイ(High)およびロー(L
ow) の連続した領域からなり、デスティネーション・ノ
ードのアドレス空間のアドレスを示す。
【0008】第4クワドレットは、16ビットのデータ
長(data length) 領域、および16ビットのイクステン
ディド・トランザクション・コード(extended tcode)領
域に構成されている。データ長領域は受信したパケット
のバイト数を示し、イクステンディド tcode領域はtc
odeがロック・トランザクション(Lock transaction)
の場合、このパケットのデータが行う実際のロック動作
(Lock Action) を示す領域である。
【0009】データフィールド領域(data field)の前の
クワドレットに付加されたヘッダCRC(header CRC)
領域は、パケットヘッダの誤り検出符号である。また、
データ領域(data field)の後のクワドレットに付加され
たデータCRC(data CRC) 領域は、データフィールド
の誤り検出符号である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、アシンクロナス転送で行われる通常のコンピュー
タデータの転送では、そのプロトコルとして、SBP−
2(Serial Bus Protocol-2) が用いられる。このプロト
コルによると、ストレージデバイス(Storage Device)で
あるターゲット(Target)からホストコンピュータ(Host
Computer) であるイニシエータ(Initiator) にデータを
転送するときは、ストレージデバイスからホストコンピ
ュータのメモリへデータを書き込む形で、またホストコ
ンピュータからターゲットにデータを転送するときは、
ストレージデバイスがホストコンピュータのメモリのデ
ータを読み出す形で転送が行われる。
【0011】しかしながら、ストレージデバイスに格納
される、あるいはストレージデバイスから読み出される
大容量のデータをIEEE1394規格のパケットにし
て、送受信するための、いわゆるトランザクション・レ
イヤ(Transaction Layer) をコントロールする処理系回
路システムが未だ確立されていない。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、大容量のデータを所定の規格に
合わせてたパケットにして送受信することができ、ま
た、円滑な送受信処理をことができるシリアルインタフ
ェース回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、自ノードとシリアルインタフェースバス
を介して接続された他ノード間でアシンクロナスパケッ
トの送受信を行うシリアルインタフェース回路であっ
て、自ノードのデータを他ノードへ転送する場合に、転
送すべきデータを1個以上のデータに分割し、先頭バス
アドレスから転送データ分を加えて次のパケットの先頭
アドレスを算出し、少なくとも算出したバスアドレスを
付加した送信パケットを順次に生成して上記シリアルイ
ンタフェースバスに送出するデータ処理回路を有する。
【0014】また、本発明では、他ノードからの制御パ
ケットを受け、当該制御パケットの内容が自ノードから
他ノードへのデータ転送要求を示すときに、上記データ
処理回路を起動させ、少なくとも上記先頭アドレスデー
タおよび転送すべきデータ長のデータを上記データ処理
回路に供給する制御回路を有する。
【0015】また、本発明は、自ノードとシリアルイン
タフェースバスを介して接続された他ノード間でアシン
クロナスパケットの送受信を行うシリアルインタフェー
ス回路であって、他ノードのデータを自ノードへ転送す
る場合に、データを1個以上のパケットにして転送でき
るように、先頭バスアドレスから転送データ分を加えて
次のパケットの先頭アドレスを算出し、少なくとも算出
したバスアドレスを付加した要求パケットを順次に生成
して上記シリアルインタフェースバスに送出するデータ
処理回路を有する。
【0016】また、本発明では、他ノードからの制御パ
ケットを受け、当該制御パケットの内容が他ノードから
自ノードへのデータ転送要求を示すときに、上記データ
処理回路を起動させ、少なくとも上記先頭アドレスデー
タおよび転送すべきデータ長のデータを上記データ処理
回路に供給する制御回路を有する。
【0017】また、本発明は、自ノードとシリアルイン
タフェースバスを介して接続された他ノード間でアシン
クロナスパケットの送受信を行うシリアルインタフェー
ス回路であって、自ノードのデータを他ノードへ転送す
る場合に、転送すべきデータを1個以上のデータに分割
し、先頭バスアドレスから転送データ分を加えて次のパ
ケットの先頭アドレスを算出し、少なくとも算出したバ
スアドレスを付加した送信パケットを順次に生成して上
記シリアルインタフェースバスに送出し、他ノードのデ
ータを自ノードへ転送する場合に、データを1個以上の
パケットにして転送できるように、先頭バスアドレスか
ら転送データ分を加えて次のパケットの先頭アドレスを
算出し、少なくとも算出したバスアドレスを付加した要
求パケットを順次に生成して上記シリアルインタフェー
スバスに送出するデータ処理回路を有する。
【0018】また、本発明では、他ノードからの制御パ
ケットを受け、当該制御パケットの内容が自ノードから
他ノードへのデータ転送要求を示すときに、上記データ
処理回路を起動させ、少なくとも上記先頭アドレスデー
タおよび転送すべきデータ長のデータを上記データ処理
回路に供給する制御回路をする。
【0019】本発明の回路によれば、自ノードから他ノ
ードへデータを転送する場合には、データ処理回路にお
いて、転送すべきデータが1個以上のデータに分割さ
れ、先頭バスアドレスから転送データ分が加えられて次
のパケットの先頭アドレスが算出される。そして、少な
くとも算出したバスアドレスを付加した送信パケットが
順次に生成されてシリアルインタフェースバスに送出さ
れる。
【0020】また、本発明では、制御回路が、当該制御
パケットの内容が自ノードから他ノードへのデータ転送
要求を示す制御パケットを受けたときに、データ処理回
路が起動され、また、データ処理回路に少なくとも先頭
アドレスデータおよび転送すべきデータ長のデータが供
給される。
【0021】また、本発明の回路によれば、他ノードか
ら自ノードへデータを転送する場合には、データ処理回
路において、データを1個以上のパケットにして転送で
きるように、先頭バスアドレスから転送データ分が加え
られて次のパケットの先頭アドレスが算出される。そし
て、少なくとも算出したバスアドレスを付加した送信パ
ケットが順次に生成されてシリアルインタフェースバス
に送出される。
【0022】また、本発明では、制御回路が、当該制御
パケットの内容が他ノードから自ノードへのデータ転送
要求を示す制御パケットを受けたときに、データ処理回
路が起動され、また、データ処理回路に少なくとも先頭
アドレスデータおよび転送すべきデータ長のデータが供
給される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るIEEE1
394シリアルインタフェース回路の一実施形態を示す
ブロック構成図である。なお、このシリアルインタフェ
ース回路は、アシンクロナス通信で扱われるコンピュー
タデータの転送を行うことを目的として構成されてい
る。このため、図1においては、アイソクロナス通信系
回路の具体的な構成は図示していない。
【0024】このシリアルインタフェース回路は、リン
ク/トランザクション・レイヤ集積回路10、フィジカ
ル・レイヤ回路20、ストレージデバイスとしての図示
しないハードディスクドライバ(HDD)のコントロー
ラ30、ホストコンピュータとしてのローカルプロセッ
サ40により構成されている。
【0025】リンク/トランザクション・レイヤ集積回
路10は、リンク・レイヤ回路100およびトランザク
ション・レイヤ回路120が集積化されて構成され、ロ
ーカルプロセッサ40の制御の下、アシンクロナス転送
の制御、並びにフィジカル・レイヤ回路20の制御を行
う。
【0026】リンク・レイヤ回路100は、図1に示す
ように、リンクコア(Link Core))101、CPUインタ
フェース回路(Sub-CPU I/F )102、アシンクロナス
通信で用いられる送信用FIFO(AT-FIFO:First-In F
irst-Out) 103、受信用FIFO(AR-FIFO)104、
受信パケットを判別する分別回路(DeMux) 105、セル
フID用リゾルバ(Resolver)106、およびコントロー
ルレジスタ(ControlRegisters 、以下CRという)1
07により構成されている。
【0027】リンクコア101は、コマンドやコンピュ
ータデータが転送されるアシンクロナス通信用パケット
およびアイソクロナス通信用パケットの送信回路、受信
回路、これらパケットのIEEE1394シリアルバス
BSを直接ドライブするフィジカル・レイヤ回路20と
のインタフェース回路、125μs毎にリセットされる
サイクルタイマ、サイクルモニタやCRC回路から構成
されている。また、図示しないハードディスクから読み
出され、トランザクション・レイヤ回路120で所定の
送信パケットとして生成されたコンピュータデータの送
信処理等を行う。たとえば、後述するトランザクション
・レイヤ回路120のトランザクションコントローラ1
26から送るべきデータがある旨の知らせを受けるとフ
ィジカル・レイヤ回路20を経由して1394シリアル
バスのアービトレーションを行いバスを確保する。な
お、図1では、上述したように、アイソクロナス通信系
のFIFO等は省略している。
【0028】CPUインタフェース回路102は、ロー
カルプロセッサ40と送信用FIFO103、受信用F
IFO104とのアシンクロナス通信用パケットの書き
込み、読み出し等の調停、並びに、ローカルプロセッサ
40とCR107との各種データの送受信の調停を行
う。たとえば、イニシエータとしてのホストコンピュー
タからIEEE1394インタフェースバスBSを送信
され、受信用FIFOに格納されたストレージデバイス
としてのハードディスクのコントロール用コマンドをロ
ーカルプロセッサ40に伝送する。
【0029】ローカルプロセッサ40からは、コンピュ
ータデータを送受信するためにトランザクション・レイ
ヤ回路120を起動させるためのデータがCPUインタ
フェース102を通してCR107にセット(ADPst
=1)される。さらに、ローカルプロセッサ40から
は、以下のデータがセットされる。後述するようにトラ
ンザクション・レイヤ回路120における他ノードから
自ノードへデータを転送する読み出し(受信)動作時
に、応答パケットの最大データ長を計算するための最大
データ長を指定するための4ビットの最大長データ(max
-payload) 、プライオリティpri、トランザクション
ラベルtl、1394シリアルバスの転送レートspd
(0:s100,1:s200)、デスティネーション
ID(des ID) 、転送データ長xfer length 、デスティ
ネーションオフセットdes offset[47:0]、さらにはディ
レクションビット(direction bit 、以下dビットとい
う)がCPUインタフェース102を通してCR107
にセットされる。なお、dビットは、自ノードから他ノ
ードへデータを転送する書き込み(送信)動作のときは
「1」にセットされ、他ノードから自ノードへデータを
転送する読み出し(受信)動作のときは「0」にセット
される。これらのCR107にセットされたデータは、
トランザクション・レイヤ回路120の後述する要求パ
ケット生成回路122に供給される。
【0030】送信用FIFO103には、IEEE13
94シリアルバスBSに伝送させるアシンクロナス通信
用パケットが格納され、格納データはリンクコア101
に与えられる。
【0031】また、受信用FIFO104は、IEEE
1394シリアルバスBSを伝送されてきたアシンクロ
ナス通信用パケット、たとえばストレージデバイスとし
てのハードディスクのコントロール用コマンド等が、分
別回路105により格納される。
【0032】分別回路105は、リンクコア101を介
したアシンクロナス通信用パケットの第1クワドレッド
にあるトランザクションコードtcode(Transaction
code)およびトランザクションラベルtl(Transaction
label) をチェックし、イニシエータであるホストコン
ピュータからターゲットであるトランザクション・レイ
ヤ回路に対しての応答パケット(Response Packet) であ
るかその他のパケットであるかの分別を行い、応答パケ
ットのみをトランザクション・レイヤ回路120に入力
させ、その他のパケットを受信用FIFO104に格納
する。
【0033】なお、分別のチェックに用いられるトラン
ザクションラベルtlは共通に「a」にセットされ、t
code(Transaction code)は、書き込み(Write) の要
求(request)および応答(Response)、読み出し(Read)の
要求(Read request) および応答(Read Response) で異
なるデータがセットされる。具体的には、tcode
は、書き込み要求(Write request)でクワドレット書き
込み(Quadlet Write) の場合には「0」、ブロック書き
込み(Block Write) の場合には「1」にセットされる。
また、書き込み応答(Write Response)の場合には「2」
にセットされる。読み出し要求(Read request) でクワ
ドレット読み出し(Quadlet Read)の場合には「4」、ブ
ロック読み出し(Block Read)の場合には「5」にセット
される。また、読み出し応答(Read Response) の場合に
は「6/7」にセットされる。
【0034】リゾルバ106は、IEEE1394シリ
アルインタフェースバスBSを伝送されてきたセルフI
Dパケットを解析し、CR107に格納する。また、エ
ラーチェック、ノード数のカウント等の機能も有する。
【0035】トランザクション・レイヤ回路120は、
コンピュータ周辺機器(本実施形態ではハードディス
ク)のデータをSBP−2(Serial Bus Protocol-2) 規
格に基づいて、アシンクロナスパケットとして自動的に
送信、受信をする機能を備えている。また、トランザク
ション・レイヤ回路120は、リトライ(Retry) 機能並
びにスプリットタイムアウト(Split Timeout) 検出機能
を備えている。リトライ機能は、要求パケットを送信し
た後、ack busy* のAckコードが返ってきた場合、該
当する要求パケットを再送信する機能である。パケット
を再送信する場合、送信パケットの第1クワドレッドに
ある2ビットのrt領域を「00」から「01」にセッ
トしてから送信する。スプリットタイムアウト(Split T
imeout) 検出機能は、応答パケットが返ってくるまでの
タイムアウトを検出する機能である。
【0036】このトランザクション・レイヤ回路120
は、トランスポートデータインタフェース回路121、
要求パケット生成回路(SBPreq)122、応答パケットデ
コード回路(SBPRsp)123、要求用FIFO(Request F
IFO:ADPTF)124、応答用FIFO(Response FIFO:ADP
RF) 125、およびトランザクションコントローラ12
6により構成されている。そして、要求パケット生成回
路122、応答パケットデコード回路123、要求用F
IFO124、応答用FIFO125、およびトランザ
クションコントローラ126によりデータ処理回路AD
Pが構成される。
【0037】トランスポートデータインタフェース回路
121は、HDDコントローラ30と要求パケット生成
回路122、応答パケットデコード回路123とのデー
タの送受信の調停を行う。
【0038】要求パケット生成回路122は、リンク・
レイヤ回路100のCR107からデータ転送起動の指
示を受けると、送信(書き込み)の場合、SBP−2規
格に従ってトランスポートデータインタフェース回路1
21を介して得た図示しないハードディスクに記録され
たコンピュータデータをパケットに分けられるように1
個以上のデータに分け、CR107にセットされた転送
データ長等のデータに基づいてSBPプロトコルのアド
レスを算出し、パケット毎に増加する1394バスアド
レスとトランザクションラベルtl(=a)やトランザ
クションコードtcode(たとえば1または5)等を
設定した4クラドレットからなる1394ヘッダを付加
して要求用FIFO124に格納する。また、受信(読
み出し)の場合には、SBP−2規格に従って、CR1
07にセットされた転送データ長等のデータに基づいて
SBPプロトコルのアドレスを算出し、パケット毎に増
加する1394バスアドレスとトランザクションラベル
tl(=a)やトランザクションコードtcode(た
とえば1または5)等を設定し、指定されたアドレス、
データ長分の1394ブロック読み出し要求コマンド(B
lock read Request Command)を1個以上のパケットにし
て要求用FIFO124に格納する。
【0039】なお、要求パケット生成回路122は、送
信および受信時には、CR107にて指定される最大長
データmax-payload を受けて送信する要求パケットに対
する応答パケットの最大データ長を計算する。この最大
データ長(バイト)maxpl は次式に基づいて求められ
る。
【0040】
【数1】maxpl =2(max,Payload+2) …(1)
【0041】図2は、要求パケット生成回路122の構
成例を示すブロック図である。図2に示すように、要求
パケット生成回路122は、最大データ長算出回路12
21、トランザクションコード(tcode)生成回路
1222、比較回路1223,1224、転送データ長
(dlcount)生成回路1225、加算器1226、減算器
1227、データ長レジスタ(sbpdl) 1228、アドレ
スレジスタ(sbpadd)1229、1394ヘッダの第1ク
ワドレット用レジスタ1230、1394ヘッダの第2
クワドレット用レジスタ1231、1394ヘッダの第
3クワドレット用レジスタ1232、1394ヘッダの
第4クワドレット用レジスタ1233、およびコントロ
ーラ1234により構成されている。
【0042】最大データ長算出回路1221は、CR1
07にて指定される最大長データmax-payload を受けて
上記(1)式に基づいて最大データ長を計算し、その値
maxpl を信号S1221として比較回路1223に出力
する。
【0043】tcode生成回路1222は、CR10
7にて指定されるdビットデータを受けて、d=1(送
信)の場合には「1」、d=0(受信)の場合には
「5」のtcodeを生成し、1394ヘッダの第1ク
ワドレット用レジスタ1230の所定ビットに設定す
る。なお、第1クワドレット用レジスタ1230にはC
R107に指定されるID転送レートspd、トランザ
クションラベルtlがセットされる。
【0044】比較回路1223は、データ長レジスタ1
228に設定される転送データ長sbpdl と最大データ長
算出回路1221による最大データ長maxpl とを比較
し、その結果を転送データ長生成回路1225に出力す
る。
【0045】比較回路1224は、減算器1227で得
られるデータ長が0以下になった場合に、一連のパケッ
ト転送の終了であると判断してエンド信号S1224を
コントローラ1234に出力する。
【0046】転送データ長生成回路1225は、比較回
路1223の比較結果を受けて転送データ長dlcount を
生成し、信号S1225として加算器1226に出力す
る。具体的には、比較結果が sbpdl≧maxpl の場合には
dlcount=maxpl に設定し、 sbpdl<maxpl の場合には
dlcount= sbpdlに設定して出力する。
【0047】加算器1226は、アドレスレジスタ12
29の先頭パケットアドレスsbpaddに、転送データ長生
成回路1225により供給された転送データ長 dlcount
を加えた新パケットアドレスsbpaddを生成してアドレス
レジスタ1229に出力する。
【0048】減算器1227は、データ長レジスタ12
28にセットされた残りデータ長sbpdl から転送データ
長生成回路1225により供給された転送データ長 dlc
ountを減じた残りデータ長sbpdl を生成してデータ長レ
ジスタ1228に出力する。
【0049】データ長レジスタ1228は、コントロー
ラ1234から供給されるロード信号LDを受けて、C
R107の転送データ長(xfer length) または減算器1
227から出力された残りデータ長sbpdl をセットす
る。起動時にはCR107の転送データ長(xfer lengt
h) をセットし、その後はパケットの要求用FIFO1
24に格納毎に更新(減少)する減算器1227から出
力された残りデータ長sbpdl をセットする。
【0050】アドレスレジスタ1229は、コントロー
ラ1234から供給されるロード信号LDを受けて、C
R107のデスティネーションオフセット(des offset)
または加算器1226から出力された新パケットアドレ
スsbpaddをセットする。起動時にはCR107のデステ
ィネーションオフセット(des offset)をセットし、その
後はパケットの要求用FIFO124に格納毎に更新
(増加)する加算器1226から出力された新パケット
アドレスsbpaddをセットする。
【0051】第2クワドレット用レジスタ1231に
は、16ビットのデスティネーションID(desID) 、お
よびアドレスレジスタ1229にセットされる48ビッ
トのパケットアドレスsbpaddのうち32ビット〜47ビ
ットの16ビットがセットされる。
【0052】第3クワドレット用レジスタ1231に
は、アドレスレジスタ1229にセットされる48ビッ
トのパケットアドレスsbpaddのうち0ビット〜31ビッ
トの32ビットがセットされる。
【0053】第4クワドレット用レジスタ1231に
は、転送データ長生成回路1225で生成された転送デ
ータ長dlcount がセットされる。
【0054】コントローラ1234は、第1〜第4クワ
ドレット用レジスタ1230〜1234にセットされた
データに基づいて1394ヘッダを生成し、送信時に
は、HDDコントローラ30から読み出したストレージ
デバイスであるハードディスクのデータを付加して書き
込み要求パケットを生成し、また受信時には、読み出し
要求パケットを生成し、要求用FIFO124に格納す
る。また、ロード信号LDをデータ長レジスタ1228
およびアドレスレジスタ1229に出力し、比較回路1
224によるエンド信号S1224を受けて一連のパケ
ット生成を終了する。
【0055】この要求パケット生成回路122では、起
動されると、CR107にセットされた最大長データma
x-payload が最大データ長算出回路1221に入力され
て最大データ長maxpl が算出され、信号S1221とし
て比較回路1223に出力される。また、tcode生
成回路1222では、CR107にて指定されるdビッ
トデータが入力され、d=1(送信)の場合には
「1」、d=0(受信)の場合には「5」のtcode
が生成されて、1394ヘッダの第1クワドレット用レ
ジスタ1230の所定ビットに設定される。
【0056】また、起動時には、データ長レジスタ12
28に、コントローラ1234から供給されるロード信
号LDを受けてCR107の転送データ長(xfer lengt
h) がセットされる。データ長レジスタ1228のセッ
トデータは比較回路1223および減算器1227に供
給される。同様に、アドレスレジスタ1229に、ロー
ド信号LDを受けて、CR107のデスティネーション
オフセット(des offset)がセットされる。アドレスレジ
スタ1229のセットデータはレジスタ1231,12
32および加算器1226に供給される。
【0057】比較回路1223では、データ長レジスタ
1228に設定される転送データ長sbpdl と最大データ
長算出回路1221による最大データ長maxpl とが比較
されその結果が転送データ長生成回路1225に出力さ
れる。転送データ長生成回路1225では、比較回路1
223の比較結果を受けて、比較結果が sbpdl≧maxpl
の場合には転送データ長 dlcountがmaxpl に設定され、
sbpdl<maxpl の場合には転送データ長 dlcountがレジ
スタ1228のセット値に設定されてレジスタ123
3、加算器1226および減算器1227に出力され
る。
【0058】加算器1226では、アドレスレジスタ1
229の先頭パケットアドレスsbpaddに、転送データ長
生成回路1225により供給された転送データ長 dlcou
ntが加算され、これによって得られた新パケットアドレ
スsbpaddがアドレスレジスタ1229に出力される。ま
た、減算器1227では、データ長レジスタ1228に
セットされた残りデータ長sbpdl から転送データ長生成
回路1225により供給された転送データ長dlcountが
減じられ、これによって得られた残りデータ長sbpdl が
データ長レジスタ1228に出力される。
【0059】ここでdビットが「1」で書き込み(送
信)の場合には、コントローラ1234により第1〜第
4クワドレット用レジスタ1230〜1234にセット
されたデータに基づいて1394ヘッダが生成され、H
DDコントローラ30から読み出したストレージデバイ
スであるハードディスクのデータが付加されて書き込み
要求パケットが生成され、要求用FIFO124に格納
される。そして、コントローラ1234からロード信号
LDがデータ長レジスタ1228およびアドレスレジス
タ1229に出力される。
【0060】データ長レジスタ1228では、コントロ
ーラ1234から供給されるロード信号LDを受けて、
減算器1227から出力された残りデータ長sbpdl がセ
ットされ、アドレスレジスタ1229は、コントローラ
1234から供給されるロード信号LDを受けて、加算
器1226から出力された新パケットアドレスsbpaddが
セットされる。そして、上述したと同様のパケット生
成、格納動作が、比較回路1224によるエンド信号S
1224が入力されるまで繰り返し行われる。
【0061】また、dビットが「0」で読み出し(受
信)の場合の動作は、ハードディスクからのデータの読
み出し動作を除いて書き込み時と同様に行われる。
【0062】応答パケットデコード回路123は、受信
時に第1FIIFO124に格納されたデータを読み出
し、1394ヘッダを取り除いて、データを所定のタイ
ミングでトランスポートデータインタフェース回路12
1を介してHDDコントローラ30に出力する。
【0063】要求用FIFO124は、送信(書き込
み)時にはパケット化された送信データが格納され、受
信(読み出し)の場合には、1394ブロック読み出し
要求コマンドが格納される。なお、要求用FIFO12
4は、送るべきデータを記憶しているときは、その旨を
示すたとえばローレベル(「0」)でアクティブの信号
EMTをトランザクションコントローラ126に出力す
る。
【0064】応答用FIFO125は、受信(読み出
し)の場合には、ホストコンピュータ側から1394シ
リアルバスBSを伝送されてきた受信データが格納され
る。なお、応答用FIFO125は、残りの記憶容量を
示す信号S125をトランザクションコントローラ12
6に出力する。
【0065】トランザクションコントローラ126は、
送信時に要求用FIFO124に格納されたパケット化
された送信データ、および受信時に要求用FIFO12
4に格納された1394ブロック読み出し要求コマンド
(要求パケット)のリンク・レイヤコア回路100のリ
ンクコア101への出力制御を行う。また、送信時に、
リンク・レイヤ回路100の分別回路105からの応答
パケットを受けて、そのリトライコードrcodeをC
R107に書き込み、受信時には分別回路105からの
応答パケットを応答用FIFO125に格納する。
【0066】次に、上記構成において、SBP−2規格
で決められたパケットを転送する場合のコンピュータデ
ータの送信および受信動作を説明する。
【0067】まず、送信動作、すなわち、ターゲットで
あるハードディスクからイニシエータであるホストコン
ピュータにデータを転送するときであって、ストレージ
デバイス(ハードディスク)からホストコンピュータの
メモリへデータを書き込む動作を行う場合について説明
する。
【0068】ホストコンピュータから1394シリアル
バスBSを転送されてきたSBP−2規格に基づいたO
RB(Operation Request Block) 等のパケットデータが
フィジカル・レイヤ回路20、リンク・レイヤ回路10
0のリンクコア101を介して分別回路105に入力さ
れる。
【0069】分別回路105では、受信パケットを受け
てホストコンピュータからターゲットであるトランザク
ション・レイヤ回路に対しての応答パケット(Response
Packet) であるかその他のパケットであるかの分別が行
われる。そしてこの場合、その他のパケットであること
から受信データが受信用FIFO104に格納される。
受信用FIFO104に格納されたORB等の受信デー
タは、CPUインタフェース回路102を介してローカ
ルプロセッサ40に入力される。ローカルプロセッサ4
0では、CPUインタフェース回路102を介してOR
Bの内容に従ってCR107のトランザクション・レイ
ヤ回路用レジスタの初期化が行われる。これにより、ト
ランザクション・レイヤ回路120が起動される。ま
た、ローカルプロセッサ40からは、CPUインタフェ
ース102を通してCR107に対して、応答パケット
の最大データ長を計算するための最大データ長を指定す
るための4ビットの最大長データ(max-payload) 、プラ
イオリティpri、トランザクションラベルtl、13
94シリアルバスの転送レートspd(0:s100,
1:s200)、デスティネーションID(des ID) 、
転送データ長xfer length 、デスティネーションオフセ
ットdes offset[47:0]、さらにはdビットがセットされ
る。これらのデータは、要求パケット生成回路122に
供給される。
【0070】起動されたトランザクション・レイヤ回路
120では、要求パケット生成回路122において、ト
ランスポートインタフェース121を介してHDDコン
トローラ30に対してのデータの要求が始められる。要
求に応じ、トランスポートインタフェース121を介し
て送られたきた送信データは、要求パケット生成回路1
22においてSBP−2規格に従ってトランスポートデ
ータインタフェース回路121を介して得た図示しない
ハードディスクに記録されたコンピュータデータをパケ
ットに分けられるように1個以上のデータに分けられ、
CR107にセットされた転送データ長等のデータに基
づいてSBPプロトコルのアドレスが算出され、パケッ
ト毎に増加する1394バスアドレスとトランザクショ
ンラベルtl(=a)やトランザクションコードtco
de(たとえば1または5)等が設定された4クラドレ
ットからなる1394ヘッダが付加されて要求用FIF
O124に格納される。
【0071】要求用1FIFO124に1つの1394
パケットサイズ以上のデータが格納されると、そのデー
タはトランザクションコントローラ126によりリンク
・レイヤ回路100のリンクコア101に送られる。そ
して、リンクコア101によって、フィジカル・レイヤ
回路20を介して1394シリアルバスBSに対しアー
ビトレーションが掛けられる。これにより、バスの獲得
ができたならば、転送データを含む書き込み要求パケッ
ト(Write Request Packet)がフィジカル・レイヤ回路2
0、1394シリアルバスBSを介してホストコンピュ
ータに送信される。
【0072】送信後、ホストコンピュータから書き込み
要求パケットに対するAckコードと、場合によっては
書き込み応答パケット(Write Response Packet) が送ら
れてきて、フィジカル・レイヤ回路20、リンク・レイ
ヤ回路100のリンクコア101を介して分別回路10
5に入力される。
【0073】分別回路105では、受信パケットのトラ
ンザクションコードtcodeおよびトランザクション
ラベルtlのチェックが行われ、ホストコンピュータか
らターゲットであるトランザクション・レイヤ回路12
0に対しての応答パケット(Response Packet) であると
判別されると、その応答パケットがトランザクション・
レイヤ回路120のトランザクションコントローラ12
6に入力される。
【0074】トランザクションコントローラ126で
は、入力された応答パケットのAckコードと応答コー
ド(Response code) が正常ならば次のデータのリンクコ
ア101への送出が行われる。以上の動作が繰り返され
て、コンピュータデータのホストコンピュータのメモリ
への書き込み(送信)動作が行われる。
【0075】以上の送信に関するトランザクション・レ
イヤ回路120の動作の概略を図3に示す。
【0076】次に、受信動作、すなわち、ホストコンピ
ュータからターゲットにデータを転送するときであっ
て、ストレージデバイス(ハードディスク)がホストコ
ンピュータのメモリのデータを読み出す動作を行う場合
について説明する。
【0077】ホストコンピュータから1394シリアル
バスBSを転送されてきたSBP−2規格に基づいたO
RB等のパケットデータがフィジカル・レイヤ回路2
0、リンク・レイヤ回路100のリンクコア101を介
して分別回路105に入力される。
【0078】分別回路105では、受信パケットを受け
てホストコンピュータからターゲットであるトランザク
ション・レイヤ回路に対しての応答パケット(Response
Packet) であるかその他のパケットであるかの分別が行
われる。そしてこの場合、その他のパケットであること
から受信データが受信用FIFO104に格納される。
受信用FIFO104に格納されたORB等の受信デー
タは、CPUインタフェース回路102を介してローカ
ルプロセッサ40に入力される。ローカルプロセッサ4
0では、CPUインタフェース回路102を介してOR
Bの内容に従ってCR107のトランザクション・レイ
ヤ回路用レジスタの初期化が行われる。これにより、ト
ランザクション・レイヤ回路120が起動される。ま
た、ローカルプロセッサ40からは、CPUインタフェ
ース102を通してCR107に対して、応答パケット
の最大データ長を計算するための最大データ長を指定す
るための4ビットの最大長データ(max-payload) 、プラ
イオリティpri、トランザクションラベルtl、13
94シリアルバスの転送レートspd(0:s100,
1:s200)、デスティネーションID(des ID) 、
転送データ長xfer length 、デスティネーションオフセ
ットdes offset[47:0]、さらにはdビットがセットされ
る。これらのデータは、要求パケット生成回路122に
供給される。
【0079】また、この初期化と並行して、ローカルプ
ロセッサ40からは、要求パケットで指定される応答パ
ケットに含まれる最大データ長を計算するための最大デ
ータ長を指定するための4ビットの最大長データ(max-p
ayload) がCPUインタフェース102を通してCR1
07にセットされる。この最大長データは、トランザク
ション・レイヤ回路120の要求パケット生成回路12
2に供給される。
【0080】起動されたトランザクション・レイヤ回路
120では、要求パケット生成回路122において、S
BP−2規格に従って、CR107にセットされた転送
データ長等のデータに基づいてSBPプロトコルのアド
レスが算出され、パケット毎に増加する1394バスア
ドレスとトランザクションラベルtl(=a)やトラン
ザクションコードtcode(たとえば1または5)等
が設定され、指定されたアドレス、データ長分の139
4ブロック読み出し要求コマンド(Block readRequest C
ommand)がパケット化されて要求用FIFO124に格
納される。
【0081】要求用FIFO124に格納された読み出
し要求コマンドパケットは、トランザクションコントロ
ーラ126によりリンク・レイヤ回路100のリンクコ
ア101に送られる。そして、リンクコア101によっ
て、フィジカル・レイヤ回路20を介して1394シリ
アルバスBSに対しアービトレーションが掛けられる。
これにより、バスの獲得ができたならば、読み出し要求
パケット(Read Request Packet) がフィジカル・レイヤ
回路20、1394シリアルバスBSを介してホストコ
ンピュータに送信される。
【0082】送信後、ホストコンピュータから読み出し
要求パケットに対するAckコードと、指定されたデー
タ長分のデータを含んだ読み出し応答パケット(Read R
esponse Packet) が送られてきて、フィジカル・レイヤ
回路20、リンク・レイヤ回路100のリンクコア10
1を介して分別回路105に入力される。
【0083】分別回路105では、受信パケットのトラ
ンザクションコードtcodeおよびトランザクション
ラベルtlのチェックが行われ、ホストコンピュータか
らターゲットであるトランザクション・レイヤ回路に対
しての応答パケット(Response Packet) であると判別さ
れると、その応答パケットがトランザクション・レイヤ
回路120のトランザクションコントローラ126に入
力される。
【0084】トランザクションコントローラ126で
は、分別回路105からの応答パケットが応答用FIF
O125に格納される。応答用FIFO125に格納さ
れたデータは、応答パケットデコード回路123によっ
て読み出され、1394ヘッダが取り除かれて、所定の
タイミングでトランスポートデータインタフェース回路
121を介してHDDコントローラ30に出力される。
以上の動作が繰り返されて、コンピュータデータのスト
レージデバイス(ハードディスク)への書き込み(受
信)動作が行われる。
【0085】以上の受信に関するトランザクション・レ
イヤ回路129の動作の概略を図4に示す。
【0086】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、ストレージデバイスが接続され、ストレージデ
バイスのデータを読み出し、自己指定のトランザクショ
ンラベルを付加して送信アシンクロナスパケットとして
シリアルインタフェースバスBSに送出し、他ノードの
データを当該ストレージデバイスへ転送する場合に、自
己指定のラベルを付加した要求パケットを生成してシリ
アルインタフェースバスBSに送出し、他ノードからの
この要求パケットに対する応答パケットを受信し、応答
パケットからデータ部を取り出してストレージデバイス
へ転送するデータ処理回路としてのトランザクション・
レイヤ回路120を設けたので、ストレージデバイスに
格納される、あるいはストレージデバイスから読み出さ
れる大容量のデータをSBP−2規格に合わせてたIE
EE1394パケットにして送受信することができ、I
EEE1394シリアルバスインタフェースのアシンク
ロナス パケットを用いて大容量のデータ転送を実現す
ることができる。そして、SBP−2規格に基づいたO
RBのフェッチ、データ転送、イニシエータへのステイ
タス送信といったシーケンスを簡略化でき、ディスクド
ライバ、テープストリーマ等のコンピュータ周辺機器の
データをIEEE1394シリアルバスに接続する際に
最適な設計が可能となる。
【0087】また、リンク・レイヤ回路100のCR1
07からデータ転送起動の指示を受けると、送信(書き
込み)の場合、SBP−2規格に従ってトランスポート
データインタフェース回路121を介して得た図示しな
いハードディスクに記録されたコンピュータデータをパ
ケットに分けられるように1個以上のデータに分け、C
R107にセットされた転送データ長等のデータに基づ
いてSBPプロトコルのアドレスを算出し、パケット毎
に増加する1394バスアドレスとトランザクションラ
ベルtl(=a)やトランザクションコードtcode
(たとえば1または5)等を設定した4クラドレットか
らなる1394ヘッダを付加して要求用FIFO124
に格納し、受信(読み出し)の場合には、SBP−2規
格に従って、CR107にセットされた転送データ長等
のデータに基づいてSBPプロトコルのアドレスを算出
し、パケット毎に増加する1394バスアドレスとトラ
ンザクションラベルtl(=a)やトランザクションコ
ードtcode等を設定し、指定されたアドレス、デー
タ長分の1394ブロック読み出し要求コマンド1個以
上のパケットにして要求用FIFO124に格納する要
求パケット生成回路122を設けたので、自ノードから
他ノード内のアドレス空間へデータを転送する場合、ま
たは他ノード内のアドレス空間から自ノードへデータを
転送する場合に、必要なパケットの生成を行うことがで
きる。
【0088】さらに、トランザクション・レイヤ回路1
20に要求用FIFO124および応答用FIFO12
5を設けるとともに、リンク・レイヤ回路100に送信
用FIFO103および受信用FIFO104を設けた
ので、要求用FIFO124および応答用FIFO12
5によるデータのやりとりと並列して、データ以外の通
常の1394パケットの送受信を行うことできる。
【0089】また、リンクコア101を介したアシンク
ロナス通信用パケットの第1クワドレッドにあるトラン
ザクションコードtcode(Transaction code)および
トランザクションラベルtl(Transaction label) をチ
ェックし、イニシエータであるホストコンピュータから
ターゲットであるトランザクション・レイヤ回路に対し
ての応答パケット(Response Packet) であるかその他の
パケットであるかの分別を行い、応答パケットのみをト
ランザクション・レイヤ回路120に入力させ、その他
のパケットを受信用FIFO104に格納する分別回路
105を設けたので、たとえばトランザクション・レイ
ヤ回路120側で致命的なエラーがおきてデータの読み
出し/書き込み動作が止まってしまったとしても、デー
タの次の入力されてくるコマンドの読み出しができなる
ことがなく、データの読み出し/書き込みの状況にかか
わりなくコマンドの受信を円滑に行うことができる利点
がある。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自ノードから他ノード内のアドレス空間へデータを転送
する場合、または他ノード内のアドレス空間から自ノー
ドへデータを転送する場合に、必要なパケットの生成を
行うことができる。その結果、大容量のデータを所定の
規格に合わせてたパケットにして送受信することがで
き、また、円滑な送受信処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るIEEE1394シリアルインタ
フェース回路の一実施形態を示すブロック構成図であ
る。
【図2】本発明に係る要求パケット生成回路の構成例を
示すブロック図である。
【図3】本発明に係るトランザクション・レイヤ回路に
おける送信動作の概略を示す図である。
【図4】本発明に係るトランザクション・レイヤ回路に
おける受信動作の概略を示す図である。
【図5】IEEE1394規格のアシンクロナス転送を
説明するための図である。
【符号の説明】
10…リンク/トランザクションレイヤ集積回路、20
…フィジカル・レイヤ回路、30…HDDコントロー
ラ、40…ローカルプロセッサ、100,100a…リ
ンク・レイヤ回路、101…リンクコア、102…CP
Uインタフェース回路、103…アシンクロナス送信用
FIFO、104…アシンクロナス受信用FIFO、1
05,105a…分別回路、106…リゾルバ、107
…コントロールレジスタ、120…トランザクション・
レイヤ回路、121…トランスポートデータインタフェ
ース回路、121…要求パケット生成回路、123…応
答パケットデコード回路、124…要求用FIFO、1
25…応答用FIFO、126…トランザクションコン
トローラ、1221…最大データ長算出回路、1222
…トランザクションコード(tcode)生成回路、1
223,1224…比較回路、1225…転送データ長
(dlcount)生成回路、1226…加算器、1227…減
算器、1228…データ長レジスタ(sbpdl、1229…
アドレスレジスタ(sbpadd)、1230…1394ヘッダ
の第1クワドレット用レジスタ、1231…1394ヘ
ッダの第2クワドレット用レジスタ、1232…139
4ヘッダの第3クワドレット用レジスタ、1233…1
394ヘッダの第4クワドレット用レジスタ、1234
…コントローラ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自ノードとシリアルインタフェースバス
    を介して接続された他ノード間でパケットの送受信を行
    うシリアルインタフェース回路であって、 自ノードのデータを他ノードへ転送する場合に、転送す
    べきデータを1個以上のデータに分割し、先頭バスアド
    レスから転送データ分を加えて次のパケットの先頭アド
    レスを算出し、少なくとも算出したバスアドレスを付加
    した送信パケットを順次に生成して上記シリアルインタ
    フェースバスに送出するデータ処理回路を有するシリア
    ルインタフェース回路。
  2. 【請求項2】 他ノードからの制御パケットを受け、当
    該制御パケットの内容が自ノードから他ノードへのデー
    タ転送要求を示すときに、上記データ処理回路を起動さ
    せ、少なくとも上記先頭アドレスデータおよび転送すべ
    きデータ長のデータを上記データ処理回路に供給する制
    御回路を有する請求項1記載のシリアルインタフェース
    回路。
  3. 【請求項3】 上記データ処理回路は、記憶手段を有
    し、生成した送信パケットを当該記憶手段に格納し、格
    納した送信パケットを所定のタイミングで上記シリアル
    インタフェースバスに送出する請求項1記載のシリアル
    インタフェース回路。
  4. 【請求項4】 上記データ処理回路は、記憶手段を有
    し、生成した送信パケットを当該記憶手段に格納し、格
    納した送信パケットを所定のタイミングで上記シリアル
    インタフェースバスに送出する請求項2記載のシリアル
    インタフェース回路。
  5. 【請求項5】 自ノードとシリアルインタフェースバス
    を介して接続された他ノード間でパケットの送受信を行
    うシリアルインタフェース回路であって、 他ノードのデータを自ノードへ転送する場合に、データ
    を1個以上のパケットにして転送できるように、先頭バ
    スアドレスから転送データ分を加えて次のパケットの先
    頭アドレスを算出し、少なくとも算出したバスアドレス
    を付加した要求パケットを順次に生成して上記シリアル
    インタフェースバスに送出するデータ処理回路を有する
    シリアルインタフェース回路。
  6. 【請求項6】 他ノードからの制御パケットを受け、当
    該制御パケットの内容が他ノードから自ノードへのデー
    タ転送要求を示すときに、上記データ処理回路を起動さ
    せ、少なくとも上記先頭アドレスデータおよび転送すべ
    きデータ長のデータを上記データ処理回路に供給する制
    御回路を有する請求項5記載のシリアルインタフェース
    回路。
  7. 【請求項7】 上記データ処理回路は、第1の記憶手段
    および第2の記憶手段を有し、生成した要求パケットを
    当該第1の記憶手段に格納し、格納した要求パケットを
    所定の所定のタイミングで上記シリアルインタフェース
    バスに送出し、受信したデータを上記第2の記憶手段に
    格納し、格納した受信データを所定のタイミングで転送
    する請求項5記載のシリアルインタフェース回路。
  8. 【請求項8】 上記データ処理回路は、第1の記憶手段
    および第2の記憶手段を有し、生成した要求パケットを
    当該第1の記憶手段に格納し、格納した要求パケットを
    所定の所定のタイミングで上記シリアルインタフェース
    バスに送出し、受信したデータを上記第2の記憶手段に
    格納し、格納した受信データを所定のタイミングで転送
    する請求項6記載のシリアルインタフェース回路。
  9. 【請求項9】 自ノードとシリアルインタフェースバス
    を介して接続された他ノード間でパケットの送受信を行
    うシリアルインタフェース回路であって、 自ノードのデータを他ノードへ転送する場合に、転送す
    べきデータを1個以上のデータに分割し、先頭バスアド
    レスから転送データ分を加えて次のパケットの先頭アド
    レスを算出し、少なくとも算出したバスアドレスを付加
    した送信パケットを順次に生成して上記シリアルインタ
    フェースバスに送出し、他ノードのデータを自ノードへ
    転送する場合に、データを1個以上のパケットにして転
    送できるように、先頭バスアドレスから転送データ分を
    加えて次のパケットの先頭アドレスを算出し、少なくと
    も算出したバスアドレスを付加した要求パケットを順次
    に生成して上記シリアルインタフェースバスに送出する
    データ処理回路を有するシリアルインタフェース回路。
  10. 【請求項10】 他ノードからの制御パケットを受け、
    当該制御パケットの内容が自ノードから他ノードへのデ
    ータ転送要求を示すとき、および他ノードから自ノード
    へのデータ転送要求を示すときに、上記データ処理回路
    を起動させ、少なくとも上記先頭アドレスデータおよび
    転送すべきデータ長のデータを上記データ処理回路に供
    給する制御回路を有する請求項9記載のシリアルインタ
    フェース回路。
  11. 【請求項11】 上記データ処理回路は、第1の記憶手
    段および第2の記憶手段を有し、生成した送信パケット
    を当該第1の記憶手段に格納し、格納した要求パケット
    を所定の所定のタイミングで上記シリアルインタフェー
    スバスに送出し、受信したデータを上記第2の記憶手段
    に格納し、格納した受信データを所定のタイミングで転
    送する請求項9記載のシリアルインタフェース回路。
  12. 【請求項12】 上記データ処理回路は、第1の記憶手
    段および第2の記憶手段を有し、生成した送信パケット
    を当該第1の記憶手段に格納し、格納した要求パケット
    を所定の所定のタイミングで上記シリアルインタフェー
    スバスに送出し、受信したデータを上記第2の記憶手段
    に格納し、格納した受信データを所定のタイミングで転
    送する請求項10記載のシリアルインタフェース回路。
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