JP2010258792A - 無線送信装置、無線受信装置および無線通信装置 - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置および無線通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】メモリサイズを小さくしながら、連続したデータ通信を行なう。
【解決手段】複数個のデータを順番に送信する端末は、データの読出と書込を並行して行なうFIFOメモリ43と、ホストシステムから順番に従って与えられるデータを受理し、受理したデータを出力するCPU30と、FIFOアクセス部44とを備える。FIFOアクセス部44は、CPU30から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指すレジスタFTLVの値だけ、入力データをFIFOメモリ43に書込む。そして、入力するデータのサイズだけ書込みが完了したことを検出すると、FIFOメモリ43から、当該サイズだけ入力データを読出し、無線ネットワークに送信する。そして、CPU30は、入力データの読出開始に応答して、順番に従う次位のデータをFIFOアクセス部44に与える。
【選択図】図3

Description

本発明は無線送信装置、無線受信装置および無線通信装置に関し、特に、連続したデータの受信および送信が可能な無線送信装置、無線受信装置および無線通信装置に関する。
IrDA(登録商標:Infrared Data Association)方式を用いた赤外線通信は、パーソナルコンピュータなどの端末機とその外部接続機との間の通信手段として用いられ、端末機と外部接続機間のオフライン通信を可能にしている。IrDA方式に従うデータは、フレーム単位で通信される。フレームを通信するために、従来の通信端末は、フレームのデータは最大2kB(キロバイト)のサイズを有することに着目し、たとえば通信データを格納するメモリのサイズとして16kBを準備する。このメモリは、2kB×4段×2バンクの構成を有し、読出アドレスやバンクを切換えることにより、フレームの連続送信を可能にしている。この場合、単純なバンク切換えで可能であるものの、必要とされるメモリサイズが比較的大きく、コストの増大、またメモリを搭載する基板の大型化が避けられない。
また、フレームを送信する場合、1フレーム目のデータをメモリから読出し送信し完了した後、次に送信すべき2フレーム目のデータをメモリに書込むように動作するため、フレーム−フレーム間の送信インターバルが長くなり、通信に関する実効レートは低下する。また、インターバルの長さは、通信装置のCPU(Central Processing Unit)がデータをメモリに書込むのに要する時間、すなわちCPUの処理能力に大きく依存する。このようなフレーム送信時の課題は、同様にフレーム受信時においても生じている。
上述したメモリサイズの大型化を解消するために、本出願人は、たとえば特開2000−196696号公報(特許文献1)において、FIFO(First-In First-Out)回路を用いた通信用IC(Integrated Circuit)を提供している。当該公報においては、IrDA通信専用機能を有する回路は、受信側と送信側のそれぞれの経路において、FIFO回路を個別に備える。FIFO回路を用いることによりメモリのバンク切換を行なうことなく、割込信号をかけながらデータの蓄積と読出を行なう。
特開2000−196696号公報
しかしながら、上述した特許文献1の構成であっても、IrDA通信専用機能を有する通信回路は、送信のためのFIFO回路と受信のためのFIFO回路とを個別に備える必要があるので、実質的には必要とされるメモリサイズは大きくなる。
それゆえにこの発明の目的は、通信のためのデータを格納するために必要とされるメモリサイズを小さくしながら、連続したデータ通信を行なうことができる無線送信装置、無線受信装置および無線通信装置を提供することである。
この発明のある局面に従うと、無線通信ネットワークに接続されて、複数個のデータを順番に送信する無線送信装置は、データの読出と書込を並行して行なうことが可能なFIFO(First-In−First−Out)メモリと、順番に従って与えられるデータを受理し、受理したデータを出力する受理部と、FIFOメモリをアクセスするメモリアクセス部とを備え、メモリアクセス部は、受理部から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指す所定サイズだけ、入力データをFIFOメモリに書込む書込手段と、入力するデータの所定サイズだけの書込手段による書込み完了を検出したことに応じて、無線ネットワークに送信するために、FIFOメモリから、所定サイズだけ入力データを読出す読出手段と、を含み、受理部は、読出手段による入力データの読出開始に応答して、書込手段に、順番に従う次位のデータを与える。
好ましくは、メモリアクセス部は、読出手段による入力データの読出完了を検出したことに応答して、無線ネットワークに送信するために、FIFOメモリから、次位のデータを、当該次位のデータについての所定サイズだけ読出す手段を含む。
好ましくは、書込手段が、受理部からデータを入力する毎に、当該入力データの所定サイズを指す値を格納する第1サイズ記憶部と、FIFOメモリの書込まれたデータのうち、未だ読出されていないデータのサイズを指す値を格納する第2サイズ記憶部と、をさらに備え、読出手段は、第1サイズ記憶部の値と、第2サイズ記憶部の値とが一致したことに応じて、書込み完了を検出する。
好ましくは、読出手段による入力データの読出開始に応答して、第1サイズ記憶部の値が読出されて格納され、且つ入力データの読出に従い当該値が減じられる第3サイズ記憶部を、さらに備え、受理部は、第3サイズ記憶部の値が0よりも大きいときに、書込手段に、順番に従う次位のデータを与える。
好ましくは、第3サイズ記憶部の値が減じられて0になったとき、次位のデータの読出しを開始する。
好ましくは、データの読出完了から、所定期間が経過したとき、次位のデータの読出を開始する。
この発明の他の局面に従うと、無線通信ネットワークに接続されて、複数個のデータを順番に受信する無線受信装置は、データの読出と書込を並行して行なうことが可能なFIFO(First-In−First−Out)メモリと、受信したデータが順番に従って与えられて、与えられるデータを受理する受理部と、FIFOメモリをアクセスするメモリアクセス部とを備え、メモリアクセス部は、受理部から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指す所定サイズだけ、FIFOメモリに入力データを書込む書込手段と、入力するデータの所定サイズだけの書込手段による書込み完了を検出したことに応じて、外部に出力するためにFIFOメモリから、所定サイズだけ入力データを読出す読出手段と、を含み、受理部は、書込手段による入力データの書込完了に応答して、書込手段に、順番に従う次位のデータを与える。
好ましくは、書込手段が、受理部からデータを入力する毎に、当該入力データの所定サイズを指す値が格納され、且つ入力データの読出に従い当該値が減じられるサイズ記憶部を、さらに備え、受理部は、サイズ記憶部の値が減じられて0になったとき、データの読出し完了を検出する。
好ましくは、データの読出完了から、所定期間が経過したとき、次位のデータの読出を開始する。
この発明のさらに他の局面に従うと、無線通信ネットワークに接続されて、複数個のデータを順番に送信および受信する無線通信装置は、データの読出と書込を並行して行なうことが可能なFIFO(First-In−First−Out)メモリと、順番に従って与えられるデータを受理し、受理したデータを出力する受理部と、FIFOメモリをアクセスするメモリアクセス部とを備える。
そして、メモリアクセス部は、送信モードに従い動作する送信モード部と、受信モードに従い動作する受信モード部とを含む。
送信モード部は、受理部から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指す所定サイズだけ、入力データをFIFOメモリに書込む送信書込手段と、入力するデータの所定サイズだけの送信書込手段による書込み完了を検出したことに応じて、無線ネットワークに送信するために、FIFOメモリから、所定サイズだけ入力データを読出す送信読出手段と、を有し、受理部は、送信読出手段による入力データの読出開始に応答して、送信書込手段に、順番に従う次位のデータを与える。
また、受信モード部は、無線通信ネットワークを介して受信されたデータであって、受理部から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指す所定サイズだけ、FIFOメモリに入力データを書込む受信書込手段と、入力するデータの所定サイズだけの受信書込手段による書込み完了を検出したことに応じて、外部に出力するためにFIFOメモリから、所定サイズだけ入力データを読出す受信読出手段と、を含み、受理部は、受信書込手段が入力データの書込を完了したことに応答して、受信書込手段に、順番に従う次位のデータを与える。
本発明によれば、データの読出と書込を並行して行なうことが可能なFIFOメモリを用いて、連続したデータ送信(データ読出)および連続したデータ受信(データ書込)が可能となり、通信に係る単位時間当たりの通信データ量である実効レートを向上させることができる。
この発明の実施の形態に係る無線ネットワークの概略構成図である。 この発明の実施の形態に係る端末の概略構成図である。 この発明の実施の形態に係る通信部のプロトコルコントローラの機能構成図である。 この発明の実施の形態に係るフレームの概略構成図である。 この発明の実施の形態に係る片方向通信のシーケンスを示す図である。 この発明の実施の形態に係る双方向通信のシーケンスを示す図である。 本実施の形態に係るFIFOメモリの概略構成図である。 フレーム送信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム送信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム送信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム送信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム送信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム送信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム送信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム受信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム受信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム受信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム受信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム受信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 フレーム受信時のFIFOメモリにおけるデータの書込例を示す図である。 本実施の形態に係るフレーム送信時のレジスタの内容と動作を説明する図である。 本実施の形態に係るフレーム送信時の割込信号のタイミングを示す図である。 本実施の形態に係るフレーム受信時のレジスタの内容と動作を説明する図である。 本実施の形態に係るフレーム受信時のレジスタの内容と動作を説明する図である。 本実施の形態に係るフレーム受信時の割込信号のタイミングを示す図である。 本実施の形態に係る送信モード時の処理フローチャートである。 本実施の形態に係る送信モード時の処理フローチャートである。 本実施の形態に係る受信モード時の処理フローチャートである。 本実施の形態に係る受信モード時の読出要求に応じた処理フローチャートである。 本実施の形態に係る受信モード時のホストシステム側の処理フローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照して本実施の形態に係る無線通信ネットワークNTは、本発明の情報通信端末の一実施の形態である端末1を含む。無線通信ネットワークNTは、複数の端末1によって構成される、基地局を使用しない無線通信(アドホック通信)ネットワークである。本実施の形態では情報通信のための端末1として、パーソナルコンピュータである端末AとB、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)である端末Cおよび携帯型電話機である端末Dを含むが、適用される情報通信端末はこれらに限定されない。
端末1の代表的な構成例が図2に示される。図2を参照して端末1は、ホストシステム100、通信部200、ならびにLED(Light Emitting Diode)またはLD(Laser Diode)を含んで赤外線を出力する赤外線発光部300およびフォトダイオードなどの受光素子を含む赤外線受光部400を備える。ホストシステム100は、当該ホストシステム100の動作を全体的に制御するCPU101を含む。また、ホストシステム100では、種々のアプリケーションプログラムが実行される。各アプリケーションプログラムは、HD(Hard Disc)102に格納されている。また、ホストシステム100は、CPU101のワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)103、情報を表示するディスプレイ104、音声を出力するスピーカ105、キーやボタンなどの外部からの情報の入力に用いられる入力部106、通信部200との間で情報のやり取りを行なうインターフェイス107、および時間を計るためのタイマ108を含む。
通信部200は、IrDA方式の通信制御を行なうための機能を有するプロトコルコントローラ3、プロトコルコントローラ3とホストシステム100との間の情報のやり取りを行なうインターフェイス2、プロトコルコントローラ3から出力されたデータをIrDA方式に従い変調し、変調によって得られた信号を赤外線発光部300に出力する変調部6、赤外線受光部400によって受信された信号をIrDA方式に従い復調し、復調の結果得られたデータをプロトコルコントローラ3に出力する復調部5を備える。
インターフェイス2および107は、たとえば16bit幅のデータをパラレルで入出力することが可能なPIO(Parallel Input/Output Controller)が適用される。
図3には、プロトコルコントローラ3の構成が示されて、図4にはプロトコルコントローラ3で処理されながら送受信されるフレームの構成が示される。図4を参照して、本実施の形態に係るフレーム300は、プリアンブル部310、フレームの開始(先頭)を指すスタートフラグSTAを格納するスタートフラグ部320、本体部330およびフレームの終了(終端)を指すストップフラグSTOを格納するストップフラグ部340を含む。本体部330は、送信すべきデータを格納するための領域である。本体部330には、当該フレームを送信する、または受信する端末1に予め割当てられたアドレスを格納するアドレス部331、コントロール部332、画像、音声、テキストなどの各種データを格納するデータ部333およびフレームの誤り検出のための符号を格納するFCS(Frame Check Sequence)部334を有する。本実施の形態においては、本体部330のサイズは、最大2kBであると想定する。
図3を参照しプロトコルコントローラ3の構成を説明する。図3にはプロトコルコントローラ3の周辺回路として、プロトコルコントローラ3とデータをやり取りする回路が示される。
プロトコルコントローラ3は、プロトコルコントローラ3自体の動作を制御するためのCPU30、プログラムおよびデータを格納するためのROM(Read Only Memory)31、通信モードを指示するデータ33を含む各種データを格納するためのRAM32、割込用タイマ34、送信インターバルを決定するためのタイマ35、各部からの信号を入力し、CPU30に対し割込信号を出力するための割込コントローラ36、クロック回路37、各種レジスタをコントロールするためのレジスタコントローラ38、レジスタコントローラ38により制御されるレジスタ群42、通信のためのデータを格納するSRAM(Static Random Access Memory)であるFIFOメモリ43、およびFIFOメモリ43をアクセスするためのFIFOアクセス部44を含む。プロトコルコントローラ3の各部はバス47を介して相互にデータ転送を行なう。FIFOメモリ43からFIFOアクセス部44によって読出されたデータは、バス47を経由して、インターフェイス2を介し、ホストシステム100に送信される。また、インターフェイス2を介してホストシステム100から受信したデータは、バス47を経由して、FIFOアクセス部44によりFIFOメモリ43に書込まれる。
割込用タイマ34は、クロック37からのクロック信号に基づき、一連のフレーム受信の完了を検出し、検出信号INT7を出力する。送信インターバルタイマ35は、クロック37からのクロック信号に基づき、フレームの送信間隔を決定する。
レジスタ群42は、レジスタFTLV、FLV、FLV2、FLV3およびFLV4を有する。レジスタコントローラ38は、演算部39、レジスタ群42のレジスタの状態を検出するためのレジスタステート検出部40およびコピー部41を有する。レジスタステート検出部40は、レジスタ群42のレジスタの値を読出し、読出した値について所定条件が成立するか否かを検出する。条件成立が検出されたとき、所定動作が行われる。所定動作には、コピー部41による、レジスタ群42のあるレジスタの値を読出し、他のレジスタに格納する動作が含まれる。この動作を、コピーという。
FIFOメモリ43は、データを書込むべきアドレスを指示するためのライトポインタWPおよび読出すべきデータのアドレスを指示するためのリードポインタRPを備える。リードポインタRPおよびライトポインタWPは、FIFOアクセス部44によって制御され、現在データを書込んでいるアドレスと現在データを読出しているアドレスとをそれぞれ指示する。これら指示される書込アドレスの値はデータ45として、また、読出アドレスの値はデータ46としてFIFOアクセス44内の記憶部(たとえば、レジスタ)に格納される。
復調部5は赤外線受光部400から出力された受信信号をバッファ51に溜め込み(書込み)ながら書込まれた受信信号を、復調器52がIrDA方式に従い復調する。バッファ51の受信信号は解析部53によって解析されて、解析結果に基づき、スタートフラグSTAを検出すると、フレームの受信開始を検出する。復調部5は、受信開始を検出すると信号INT1を出力する。同様にして、解析結果に基づき、ストップフラグSTOを検出すると、フレームの受信完了を検出する。受信完了を検出すると信号INT2を出力する。
変調部6は、FIFOアクセス部44によってFIFOメモリ43から読出されたデータを入力しバッファ61に書込む。バッファ61のデータは、変調器62によってIrDA方式に従い変調されて、変調によって得られた信号は赤外線発光部300に出力される。赤外線発光部300は与えられる信号に従い赤外線を発光する。
FIFOメモリ43には本体部330のデータが格納されると想定する。プロトコルコントローラ3では、FIFOメモリ43から読出したデータに基づき図4の送信用のフレームを生成する機能、およびFIFOメモリ43に書込むために受信した図4のフレームから本体部330のデータを検出する機能を有するが、ここでは、説明を簡単にするためにこれら機能の詳細は略す。
レジスタコントローラ38は、フレームの送信完了を検出すると、検出したことを指示する信号INT3を出力する。また、レジスタFTLVに格納された値とFLVに格納された値とが一致したこと(以下、マッチングという)を検出して、検出したことを指示する信号INT4を出力する。また、受信フレームのデータのFIFOメモリ43からの読出完了を検出すると、検出したことを指示する信号INT5を出力する。また、受信モード時に受信データを読出すための信号INT8を出力する。
上述の信号INT1〜INT8は、割込コントローラ36に与えられる。割込コントローラ36は、与えられる信号に基づき、割込信号RDE_EI、TXE_EI、WRE_EIおよびEOF_EIのいずれかを生成し、生成した割込信号をCPU30に出力する。CPU30は、割込コントローラ36から入力する信号の種類に応じた指示信号を、他の各部に出力する。これにより、当該指示信号を入力した部分は、指示信号に応じた処理を実行する。
図5と図6には、本実施の形態に適用される通信シーケンスの一例が示される。ここでは、IrDA方式に従いIrSimple(登録商標)の仕様のもとに、図5または図6に示される通信シーケンスが提供される。
本実施の形態のように赤外線による光通信の場合、図1の端末Aと端末Bが通信すると想定した場合、端末Aの赤外線発光部および受光部300および400と、端末Bの赤外線発光部および受光部300および400とを向かい合わせた姿勢で通信を行なうことが必要となる。このような制限されたポジションをとることが要求されるため、通信時間を短くすることが端末の利便性を高め望ましい。取分け、端末Dのような携帯電話機の場合に望まれる。
そこで、本実施の形態では、図5および図6に示されるような片方向シーケンスおよび双方向シーケンスのいずれかの通信シーケンスを採用して、接続(サーチコネクションおよびディスコネクション)に要する時間と、データ転送(データエクスチェンジ)に要する時間の短縮化を図っている。図5の片方向シーケンスの場合、端末Aが接続要求を端末Bに対して通知すると(サーチコネクション)、その後は端末Aから端末Bに対してデータが連続して送信される。データ送信完了後は、端末Aが接続を解消(ディスコネクション)する通知を端末Bに対して送信する。
図6の双方向シーケンスの場合、サーチコネクションにおいて端末Aと端末Bの間で双方向にやり取りが行なわれて、接続が確立する。その後は、端末Aから端末Bに対して連続してデータが送信される。データ送信完了後は、再度、端末Aと端末Bが双方向に通信し、接続を解消する。
本実施の形態は、片方向シーケンスおよび双方向シーケンスのいずれにも適用することができるが、説明を簡単にするために、ここでは片方向シーケンスに従いデータ通信が行なわれると想定し説明する。
ここで、FIFOメモリ43は、図7に示されるように、フレームのデータが最大2kBのサイズを有することに鑑みて、連続して2個のフレーム分のデータを格納可能な例えば5kBの容量(サイズ)を有している。FIFOメモリ43は先頭アドレス(H“XS”)から最終アドレス(H“XE”)で示される領域を有する。
一連のフレームの送信/受信が開始される前は、または一連のフレーム受信/送信が完了したときは、リードポインタRPおよびライトポインタWPはFIFOメモリ43の先頭アドレス(H“XS”)に位置している。
データの書込が開始されると、ライトポインタWPは、破線矢印431方向に移動しながらデータを書込むべきアドレスを指示する。ライトポインタWPの移動は、すなわち書込むべきアドレスの更新は、FIFOアクセス部44により制御される。制御により、リードポインタRPおよびライトポインタWPはFIFOメモリ43の先頭アドレス(H“XS”)から最終アドレス(H“XE”)の方向に移動する。この移動に伴いアドレスの値は順次インクリメントされる。移動により最終アドレス(H“XE”)に位置すると、リードポインタRPおよびライトポインタWPはFIFOメモリ43の先頭アドレス(H“XS”)に戻り、リードポインタRPおよびライトポインタWPの指示する値は、FIFOメモリ43の先頭アドレス(H“XS”)を指す。
図8〜図14を参照して、フレーム送信時のFIFOメモリ43におけるデータの書込/読出の状況について手順を追って説明する。
図8を参照して、1番目フレームのデータの書込が完了すると、ライトポインタWPは1フレーム目のデータを格納した領域E1の最終アドレスを指示する。1番目フレームのデータの書込が完了すると、領域E1からデータの読出が行なわれる。読出されたデータは送信される。データ読出が開始されると、リードポインタRPは破線矢印432方向に移動しながら、読出すべきデータのアドレスを指示する。リードポインタRPの移動は、すなわち読出すべきアドレスの更新は、FIFOアクセス部44により制御される。この移動に伴ってリードポインタRPが指示するアドレスに格納されたデータが領域E1から読出される。
図9を参照して、領域E1からデータを読出している状態において、2番目のフレームのデータが書込開始される。ここでは、2番目のフレームのデータが領域E1に続く領域E2に格納されると想定する。2番目のフレームのデータが書込み開始されると書込ポインタWPは破線矢印431方向に移動しながら、すなわち領域E2におけるデータを書込むべきアドレスが更新されながら、ライトポインタWPが指示するアドレスにデータが書込まれる。
データの書込と読出の並行動作がさらに継続すると、図10に示されるように領域E2に2番目フレームのデータの書込が完了し、書込ポインタWPは領域E2の最終アドレスを指示する。そして、読出ポインタRPは、領域E2の2番目フレームのデータを読出すために領域E1のデータの読出完了後、破線矢印432方向に移動を続け、リードポインタRPが指示する領域E2のアドレスのデータが読出される。領域E2のデータを読出している状態において、図11に示されるように、書込ポインタWPが破線矢印431方向に移動しながら3番目フレームのデータの書込が開始される。
図12に示されるように、3番目フレームのデータ格納領域は領域E3である。領域E3は、図示されるように、領域E2の最終アドレスからアドレスH“XE”までの領域と、領域E1の一部の領域すなわち既にデータの読出しが完了した領域とからなる。
図12に示されるように、領域E2からの2番目フレームのデータ読出と領域E3における3番目フレームのデータ書込が並行して行なわれる状態において、図13のように、2番目フレーム目のデータ読出が完了する前に、領域E3の3番目フレームのデータ書込が完了する。3番目フレームのデータは、2番目フレームのデータに比べるとサイズが小さいためである。続いて、領域E2からのデータ読出完了後は、図14のように、リードポインタRPは領域E3を移動しながら、領域E3のデータは、書込まれた順番に従い読出される。
このように、フレーム送信時には、FIFOメモリ43では、データは書込まれた順番に従い読出されて、かつ読出しが完了した領域は次位に送信するべきデータを書込むための領域に供されて、連続的なデータの書込みと読出しを実現している。そして、FIFOメモリ43では、送信すべきデータの書込と読出を並行して行なうことができる。この結果、比較的小容量のメモリでありながらフレームの連続送信が可能となる。
次に、図15〜図20を参照して、フレーム受信時のFIFOメモリ43におけるデータの書込/読出の状況について手順を追って説明する。受信が開始される前は、または一連のフレーム受信が完了したときは、リードポインタRPおよびライトポインタWPはFIFOメモリ43の先頭アドレス(H“XS”)に位置している。
図15を参照して、受信が開始されて、1番目フレームのデータ受信が完了すると、FIFOメモリ43には1番目フレームのデータ格納が完了する。1番目フレームのデータが格納された領域をE1と称する。ライトポインタWPは、1番目フレームのデータ格納(受信)完了後は、領域E1の最終アドレスを指示する。
1番目フレームのデータの書込完了に従い、FIFOメモリ43の先頭アドレスに位置していたリードポインタRPが破線矢印432方向に移動しながら、リードポインタRPが指示するアドレスのデータ(1フレーム目のデータ)が読出されて、読出されたデータはホストシステム100側へ送信される。
続いて、図16に示されるように、領域E1における1番目フレームのデータの読出に並行して、2番目フレームのデータが受信される。領域E1に続く領域E2は、2番目フレームのデータの格納領域となる。領域E2において、ライトポインタWPが破線矢印431方向に移動しながら、ライトポインタWPが指示するアドレスに、受信された2番目フレームのデータが順次書込まれる。
このように、1番目フレームの受信データの読出と2番目フレームのデータの受信および書込とが並行して行なわれて、ここでは、図17のように、1番目フレームのデータの読出が完了したとき(リードポインタRPは領域E1の最終アドレスを指示する)、領域E2において2番目フレームのデータの書込が完了する(領域E2の最終アドレスをライトポインタWPが指示する)。この状態において、さらに3番目フレームのデータが受信されると、領域E2に続く領域E3において、3番目フレームのデータはライトポインタWPを移動させながら書込開始される。
ここで、3番目フレームのデータは、1番目および2番目フレームのデータに比べるとはるかにサイズが小さいので、3番目フレームのデータの書込開始時には、まだ2番目フレームのデータの読出が開始されていない。なお、受信データのFIFOメモリ43からの読出の開始は、上位システムであるホストシステム100から指令が与えられるタイミングに従い行なわれる。
ホストシステム100のCPU101の性能によるが、ホストシステム100は、所定のインターバル(本実施の形態では、たとえば300μs(マイクロ秒))でデータの読出を行なう。したがって、図18のように領域E1の1番目フレームのデータ読出が完了した場合において、その読出完了から所定のインターバル(300μs)が経過していない間は、ホストシステム100からの読出要求がなされないので、領域E2の2番目フレームのデータの読出は開始されない。この間においても、前述したように連続してフレームが受信されるので、3番目フレームおよび4番目フレームのデータが順次FIFOメモリ43に書込まれていく(図19参照)。領域E4に4番目フレームのデータの書込が完了した時点で書込ポインタWPはFIFOメモリ43の最終アドレス(H“XE”)を指示する。この時点で、ホストシステム100の読出要求が与えられたとすると、既に受信されてFIFOメモリ43に格納済みのデータの読出しが開始する。これにより、領域E1の最終アドレスを指示していたリードポインタRPが、破線矢印432の方向に移動しながら、領域E2の2番目フレームのデータ→領域E3の3番目フレームのデータ→領域E4の4番目フレームのデータの読出が順番に読出される(図20参照)。
このように、フレームの連続受信動作においては、基本的には、次位のフレームの受信中(FIFOメモリ43に書込中)に、前に受信されたフレームのデータをFIFOメモリ43から読出す動作が行なわれる。この動作を繰返すことにより、比較的にサイズの小さいFIFOメモリ43を用いて、連続送信されるフレームを、連続して受信することが可能となる。
(通信の動作)
本実施の形態に係るフレームの送信および受信の処理について、端末Aが端末Bにデータを送信する場合を想定し説明する。
端末Aのホストシステム100のRAM103には、送信すべきデータ(画像データ、音声データ、テキストデータなど)が送信すべき順番と関連付けて格納されていると想定する。
(送信処理)
送信処理について、図21に示される動作と図22の割込信号のタイミングチャートに基づき、図26および図27の送信モードの処理フローチャートに従い説明する。
なお、送信すべきフレームは3個であり、1番目の送信フレームのデータサイズは2048byte、2番目フレームのデータサイズは512byteおよび3番目フレームは1024byteのデータサイズを有すると想定する。
図21では、送信モード時の端末1で実行される処理のそれぞれに対応して、当該処理を実行するタイミング(タイミング‘A’〜‘L’のいずれか)と、レジスタFTLV、FLVおよびFLV2に格納される値と、割込信号TXE_EIおよびWRE_EIの信号レベルを表形式にして示す。この信号レベルは、割込信号が発生した時点で‘1’となり、非発生時は‘0’を指す。図21の動作を説明するために、図22のタイミングチャートは、時間tの経過に従い送信フレームが模式的に示されるともに、図21のタイミング‘A’〜‘L’が指示され、また、タイミング‘A’〜‘L’に関連付けて割込信号TXE_EIおよびWRE_EIが示される。
レジスタFTLVには、送信すべきフレーム毎に、当該フレームのデータ(データ部333に相当)のサイズが、ホストシステム100のCPU101から与えられるデータに基づき書込まれる。
レジスタFLVには、ライトポインタWPの指すアドレスとリードポインタRPの指すアドレスの差分(WP−RP)が格納される。すなわち、演算部39は、FIFOアクセス部44からデータ45とデータ44を入力し、入力したデータ間の差を算出し、算出結果をレジスタFLVに格納する。したがって、レジスタFLVの値は、FIFOメモリ43に書込まれたデータであって、まだ読出されていないデータのサイズ(容量)を指す。
レジスタFLV2には、現在送信すべきフレームのデータのうち、未だ、送信完了(読出完了)していないデータのサイズが格納される。
(初期設定)
送信モードにおいて、タイミング‘A’では、初期データの設定がされる。具体的には、CPU101は、通信部200に対し連続送信モードの要求を通知する(ステップT3)。通知されたモードの信号は、通信部200のRAM32にデータ33として格納される(ステップT23、T25)。このとき、FIFOアクセス部44によってライトポインタWPおよびリードポインタRPはFIFOメモリ43の先頭アドレスに指示するようにセットされる。
(1番目のフレーム送信設定)
続いて、タイミング‘B’では、ホストシステム100のCPU101は、RAM103の1番目に送信すべきフレームのデータを読出す(ステップT5)。また、読出したデータのサイズを検出し、検出したサイズを通信部200に送信する(ステップT7)。ホストシステム100のCPU101は、RAM103から読出したフレームのデータを、通信部200に送信する(ステップT9)。読出したデータの送信が完了するまで(ステップT11でYES)、データ送信が継続する(ステップT11でNO、ステップT9)。
通信部200では、CPU30は受信したフレームのデータサイズを、レジスタコントローラ38を制御して、レジスタFTLVに書込む(ステップT27、T29)。また、CPU30は受信したフレームのデータをFIFOアクセス部44に与えるので、FIFOアクセス部44は受信データをFIFOメモリ43に書込む(ステップT31、T33)。データ受信が終了しデータ書込完了が検出されるまで(ステップT35でYES)、データの受信と書込は継続して行なわれる(ステップT35でNO、T31、T33)。
この書込時に、FIFOメモリ43のリードポインタWPにより指示される書込アドレスは逐次更新されるのでレジスタFLVの値も逐次更新される。
(1番目のフレーム送信スタート)
上述のデータ書込時のタイミング‘C’では、レジスタステート検出部40がレジスタFTLVとFLVとの値を読出し、読出した値について、(FTLVの値≦FLVの値)のマッチングの条件が成立するか否かを検出する。すなわち当該フレームのデータについてFIFOメモリ43への書込が完了したか否かを検出する。当該条件の成立を検出する、すなわち書込完了を検出すると(ステップT35でYES)、レジスタコントローラ38は、フレームの書込完了の検出信号INT4を生成し出力する。そして、書込完了の検出に応じてコピー部41は、レジスタFTLVの値をレジスタFLV2にコピーする(ステップT37)。
割込コントローラ36は、信号INT4を入力すると、応じて割込信号WRE_EIを生成し出力する(ステップT39)。出力された割込信号WRE_EIは、CPU30を介してホストシステム100のCPU101およびFIFOアクセス部44に与えられる。
FIFOアクセス部44は、割込信号WRE_EIを入力すると、応じてFIFOメモリ43からリードポインタRPが指示するアドレスから1番目フレームのデータを読出す。この読出しに並行して、リードポインタRPのデータ46に従いレジスタFLV2の値が更新される。これにより、レジスタFLV2の値は、1番目フレームのデータのうち未だ読出されていないデータサイズを指す。
読出されたデータは変調部6に出力される。変調部6においては、読出されたデータをバッファ61に入力し、変調器62はバッファ61のデータに基づき、フレーム300を生成して、変調処理して、端末Bに送信する(図27のステップT53、T55およびT57)。この読出および送信の処理は、ホストシステム100から送信モード終了が通知されて、FIFOアクセス部44が参照するRAM32のデータ33が、モード終了を指示するまで(ステップT19、T41およびT51でYES)、継続する。
(2番目のフレーム送信設定)
また、タイミング‘D’では、ホストシステム100のCPU101は、送信すべきデータがRAM103に残っていると判定すると(ステップT13でYES)、割込信号WRE_EIの入力に応答して(ステップT15)、次位に送信すべきフレーム(2番目のフレーム)のデータをRAM103から読出すとともに、当該フレームのデータのサイズを検出する(ステップT17、T7)。読出したデータと検出したデータサイズとは、1番目のフレームの場合と同様に、通信部200に送信されて、データはFIFOメモリ43に格納されるとともに、サイズはレジスタFTLVに格納される。送信すべきデータがRAM103にはないと判定すると(ステップT13でNO)、CPU101は送信モード終了を検出して、送信モード終了指示信号を通信部200に送信する(ステップT19)。
送信処理においては、FIFOメモリ43について(データ読出速度<データ書込速度)であるので、2番目のフレームのデータサイズにかかわらず、すなわち2番目のフレームが上述の512byteより小さいデータサイズ、または大きいデータサイズであったとしても、図21のタイミング‘C’および‘D’に示されるように、1番目フレームのデータ送信(読出)中に、2番目フレームのデータの書込が完了する。
(1番目のフレーム送信完了)
続く、タイミング‘E’において、1番目フレームの送信完了が検出されると、すなわちレジスタステート検出部40がレジスタFLV2の値が0を指示することを検出すると(ステップT57でYES)、検出信号INT3を出力する。
割込コントローラ36は、信号INT3を入力すると、割込信号TXE_EIを生成し出力する(ステップT59)。
(2番目のフレーム送信スタート)
CPU30は、割込信号TXE_EIを入力すると、当該割込信号を、送信インターバルタイマ35に与える。送信インターバルタイマ35は、割込信号TXE_EIが与えられると、クロック37からのクロック信号に基づき所定期間、たとえば100μsを計時する(ステップT61、T63でNO)。100μs計時終了後(ステップT63でYES)、送信インターバルタイマ35は信号INT6を割込コントローラ36に出力する。割込コントローラ36は、信号INT6を入力したことに応じて割込信号WRE_EIを生成し、CPU30に出力する。CPU30は割込信号WRE_EIをFIFOアクセス部44およびホストシステム100に送信する。これにより、続くタイミング‘F’において、前述と同様に、次位のフレーム(2番目フレーム)のデータのFIFOメモリ43からの読出と送信が開始される(図21のタイミング‘F’参照)。この送信開始に先立って、レジスタステート検出部40が、レジスタFLV2の値が0を指示するとの条件成立を検出したことに応じて、コピー部41は、レジスタFTLVの値(2番目フレームのデータサイズ)をレジスタFLV2にコピーしている。
(3番目のフレーム送信設定)
また、続くタイミング‘G’においては、ホストシステム100側は、割込信号WRE_EIを入力したことに応じて(ステップT15でYES)、次位フレームのデータのRAM103からの読出を開始し、また、そのデータサイズを読出したデータとともに通信部200に送信する。通信部200では、2番目のフレーム(読出)送信中において次位のフレーム(3番目のフレーム)のデータとサイズがFIFOメモリ43とレジスタFTLVにそれぞれ書込まれる。そして、2番目フレームの送信中に、3番目フレームのデータの書込が完了する。
以降のタイミング‘H’、‘I’、‘J’および‘K’においては、1番目および2番目フレームの送信処理と同様に、レジスタFTLV、FLVおよびFLV2の値を参照しながら、割込信号WRE_EIおよびTXE_EIを発生させて、2番目フレームの送信完了の検出、つづく3番目フレームの送信開始、続いて3番目フレームの送信完了が検出される。この2番目フレーム送信完了から3番目フレームの送信開始までの所定の間隔Fiは、上述のように送信インターバルタイマ35によって計時される、たとえば100μsが当てられる。
以上の送信処理を経て、タイミング‘L’では、ホストシステム100のCPU101が、RAM103の送信すべきデータがすべて読出完了(送信完了)したことを検出する(ステップT13でNO)。この検出に応じて、送信モード終了を通信部200に通知する(ステップT19)。通信部200のCPU30は、モード終了の通知を受信したことに応じて、RAM32のデータ33を、モード終了を指示するように更新する(ステップT41)。通信部200では、データ33がモード終了を指示することが検出されることに応じて、フレーム送信処理は終了する(ステップT51でYES)。
このように、FIFOメモリ43を用いて、データを読出しながらフレームを送信している最中において、次位に送信するべきフレームのデータ書込を行なうようにして比較的に小サイズのメモリを用いて連続送信を可能にする。
また、連続送信のために、FIFOメモリ43の状態を表示するレジスタFTLVおよびFLVの他に、現在送信中フレームの残りのデータサイズ(未送信のデータサイズ)を表示するレジスタFLV2を備える。動作においては、レジスタFLVの値がレジスタFTLVの値以上になったことが検出(マッチングが検出)されたとき、すなわちフレームのデータのFIFOメモリ43への書込完了が検出されたとき、当該フレームの送信(読出)を開始するとともに、次位フレームのデータの書込を開始する。送信が継続して、その後、レジスタFLV2の値が“0”になったことが検出されたとき、すなわち該フレームの送信が完了したとき、所定の送信間隔Fiの後に、次位に送信するべきフレームについてのFIFOメモリ43からのデータ読出(送信)を開始する。
送信処理では、マッチング検出およびレジスタFLV2の値の検出の結果に基づきフレームのFIFOメモリ43への書込完了および読出完了を検出しながら、FIFOメモリ43から送信すべきフレームのデータ読出(送信)を開始することから、フレームのデータサイズにかかわらず、連続した送信が可能となる。
(受信処理)
上述の端末Aの送信処理により連続して送信されるフレームを受信する端末Bの受信処理について、図23および図24に示される動作と図25の割込信号のタイミングチャートに基づき、図28、図29および図30の受信モードの処理フローチャートに従い説明する。
なお、データとして送信すべきフレームは3個であり、1番目の送信フレームのデータサイズは2048byte、2番目フレームのデータサイズは512byteおよび3番目フレームは4byteのデータサイズを有すると想定する。続いて、図5または図6に示すディスコネクションのためのフレーム(以下、DISCフレームという)を受信すると想定する。ここでは、DISCフレームのデータサイズは16byteとしている。
図23と図24では、受信モード時の端末1で実行される処理のそれぞれに対応して、当該処理を実行するタイミング(タイミング‘a’〜‘z’および‘aa’〜‘ah’)と、レジスタFLV、FLV2、FLV3およびFLV4に格納される値と、割込信号EOF_EIおよびRDE_EIの信号レベルを表形式にして示す。この信号レベルは、割込信号が発生した時点で‘1’となり、非発生時は‘0’を指す。図23と図24の動作を説明するために、図25のタイミングチャートは、時間tの経過に従い送信フレームが模式的に示されるともに、図25のタイミング‘a’〜‘ah’が指示され、また、これらタイミングに関連付けて割込信号EOF_EIおよびRDE_EIが示される。
受信モードでは、レジスタFTLVは参照されない。レジスタFLVには、送信モードと同様の値を格納する。すなわち、端末Aから受信されてFIFOメモリ43に書込まれたデータであって、まだ読出されていないデータのサイズ(容量)を指す。
レジスタFLV2、FLV3およびFLV4には、送信すべきフレームであって、未だ送信(読出)完了していないフレームそれぞれのデータのサイズが格納される。これらレジスタの値は、対応フレームのデータ読出しに伴い更新されるライトポインタWPが指示するアドレスのデータ46を用いて更新されるので、対応フレームのデータ読出完了時には‘0’となる。
なお、ここでは、FIFOメモリ43はデータ読出と受信したデータの書込が並行して行われ、(書込み速度<読出し速度)であると想定する。
(初期設定)
タイミング‘a’の初期設定においては、ホストシステム100のCPU103は、連続受信モードの信号を通信部200に送信するので、通信部200のRAM32には、受信モードを指示するデータ33が格納される。CPU30はデータ33が受信モードを指示することを検出したことに応じて、受信動作を開始する。このとき、各レジスタの値は0で初期化されて、またFIFOメモリ43の内容も初期化されていると想定する。
(1番目フレームの受信)
タイミング‘b’〜‘d’において、1番目フレームが受信される(ステップT71)。具体的には、復調部5は、端末Aから送信されるフレームのデータを受信し、バッファ51に格納しながら、そのフレームの内容を解析部53によって解析する。解析結果、フラグSTAを検出するとフレームの受信開始の検出信号INT1を出力し、フラグSTOを検出するとフレームの受信終了の検出信号INT2を出力する。
FIFOアクセス部44は、復調部5からの信号INT1の入力に応じて、データ書込を開始する。これにより、受信されて復調されて、FIFOアクセス部44に与えられたデータは、FIFOアクセス部44の書込動作によって、FIFOメモリ43に書込まれる(ステップT73)。このデータ書込の過程において、演算部39はFIFOアクセス部44から与えられるデータ45と46に基づき差分を算出し、レジスタコントローラ38は、算出した差分を(すなわち書込まれて、未だ読出されていないデータサイズを)レジスタFLVに格納する。
1番目フレームの受信が完了すると、レジスタコントローラ38では、信号INT2の入力に応じて、所定条件に従ったコピー動作が行なわれる(ステップT75)。つまり、レジスタステート検出部40は、信号INT2の入力を検出し、且つレジスタFLV2の値が0であることを検出したときに、レジスタFLVの値をレジスタFVL2へコピーする。
また、1番目フレームの受信が完了すると、割込コントローラ36は信号INT2の入力に応じて、割込信号RDE_EIを生成してCPU30に出力する。CPU30は、読出許可を与えるための割込信号RDE_EIをホストシステム100に送信する(ステップT77)。
ホストシステム100のCPU103は、割込信号RDE_EIを入力すると、読出処理を開始するまでの所定時間(プロセスインターバルPi)を、タイマ108を用いて計時する。ホストシステム100における他の割込処理の優先順位に従い、ここでは、たとえば300μsが計時される(ステップT97、T99でNO)。300μsの計時を終了すると(ステップT99でYES)、CPU101は、FIFOメモリ43からの受信データの読出要求を通信部200に対して出力する(ステップT101)。
(2番目フレームの受信)
タイミング‘e’〜‘k’では、2番目フレームの受信が行われる。
図30におけるホストシステム100側のプロセスインターバルPi(300μs)の計時期間においても、通信部200においては次位のフレーム(2番目のフレーム)の受信が行なわれて、FIFOメモリ43に受信データが格納される。したがって、2番目フレームデータ受信中に、300μsの計時が終了すると、ホストシステム100からの読出要求に応じてCPU30は、FIFOアクセス部44を制御して、FIFOメモリ43から、リードポインタRPが指示するアドレスに基づき1番目のフレームデータの読出を開始させる。
ここで、1番目フレームのデータの読出は、レジスタFLV2から読出したサイズ分のデータを、FIFOアクセス部44によって、FIFOメモリ43から読出して、ホストシステム100に送信することによってなされる(ステップT79、T81、T83)。データ46に基づきレジスタFLV2の値を減算しながら、サイズ分のデータを読出しを継続し、1番目フレームのデータが読出完了したとき、レジスタFLV2の値は‘0’を指示する。レジスタステート検出部40は、レジスタFLV2の値が0を指示することを検出すると(ステップT85でYES)、読出完了の検出信号INT5を出力する。割込コントローラ36は信号INT5を入力すると、応じてフレーム読出完了の割込信号EOF_EIをCPU30に出力する(ステップT87)。
CPU30は割込信号EOF_EIを入力すると、当該割込信号をレジスタコントローラ38に与える。レジスタコントローラ38では割込信号EOF_EIを入力すると、レジスタステート検出部40は、所定条件が成立するかを検出する(ステップT89)。条件成立を検出したとき(ステップT89でYES)、コピー部40によりコピー動作が行われる(ステップT91)。なお、所定条件成立を検出できないとき(ステップT89でNO)、一連の受信動作を終了する。
本実施の形態では、受信モード後、1番目の受信フレームの読出(1回目の割込信号EOF_EI発生)では、レジスタコントローラ38は、当該割込信号EOF_EIを破棄する。したがって、割込信号EOF_EIをトリガとした処理は行われない。
その後、2番目フレームのデータ受信が完了すると、1番目フレームと同様に、レジスタFLV2の値が0であるという条件を検出したことに応じて、レジスタFLVの値をレジスタFLV2へコピーする(ステップT89、T91)。また、前述したようにCPU30によって割込信号RDE_EIが出力される(ステップT93)。割込信号RDE_EIにより、ホストシステム100側において前述したプロセスインターバルPiが計時されて、計時終了に応じて、後のタイミング‘r’〜‘u’において、読出要求が通信部200に出力されて読出要求に応じて通信部200において2番目のフレームデータのFIFOメモリ43からの読出が行なわれる。
(3番目フレームの受信)
タイミング‘l’〜‘n’では、3番目フレームのデータ受信が行われる。3番目フレームは、1番目フレームおよび2番目フレームのデータサイズよりも小さいサイズ(4byte)である。したがって、3番目フレーム目を受信開始し受信を完了後であっても、2番目フレームのデータはFIFOメモリ43から読出完了(レジスタFLV2の値≠0)していない。
3番目フレームのデータの受信完了(FIFOメモリ43への書込完了)を検出したとき、信号INT2の入力に応じてレジスタステート検出部40は所定条件(レジスタFLV2の値≠0、且つレジスタFLV3の値=0、且つレジスタFLV4の値=0)が成立するか否かを検出する。条件成立を検出すると、コピー部41は(レジスタFLVの値−レジスタFLV2の値)をレジスタFLV3へコピーする。
(4番目フレームの受信)
タイミング‘o’〜‘q’では、4番目フレーム(DISCフレーム)の受信が行われる。3番目フレームのデータに続いて、4番目フレームのデータが受信される。4番目フレームのデータサイズは16byteである。
4番目フレームのデータの受信が完了すると、信号INT2の入力に応じて、レジスタステート検出部40により所定条件(レジスタFLV2の値≠0、且つレジスタFLV3の値≠0、且つレジスタFLV4の値=0)が成立するか否かを検出する。条件成立を検出すると、コピー部41は(レジスタFLVの値−レジスタFLV2の値−レジスタFLV3の値)を、レジスタFLV4へコピーする。
(フレーム受信完了後の動作)
一連のフレーム受信完了(1番目〜4番目のフレーム受信完了)は、割込用タイマ34により検出される。割込用タイマ34は、復調部5から信号INT1を入力しており、その入力間隔を計時する。計時した間隔が所定時間を超えると検出したとき、一連のフレーム受信完了を検出して、信号INT7を割込コントローラ36に出力する。割込コントローラ36は、信号INT7を入力すると、CPU30に対して、図24の受信後動作を行なうように指示する。
CPU30は、ホストシステム100から読出要求の入力を待機する。読出要求を入力すると(タイミング‘r’)、レジスタFLV2の値が指すサイズだけ、FIFOアクセス部44によりFIFOメモリ43からデータ読出がされる(タイミング‘s’、‘t’)。なお、この読出開始時には、リードポインタRPは、1番目フレームの領域E1の最終アドレスを指すので、リードポインタRPを移動させながら次位の領域E2に格納されている2番目フレームのデータを読出す。この読出しに連動して、レジスタFLV2の値が減算されて、読出し終了後には‘0’を指す。このとき、割込信号EOF_EIが出力される(タイミング‘u’)。
CPU30は、割込信号EOF_EIの入力に応じてレジスタコントローラ38を制御する。この制御により、レジスタステート検出部40は所定条件(レジスタFLVの値≠0、且つレジスタFLV4の値≠0)が成立するか否かを検出する。条件成立を検出すると、コピー部41は(レジスタFLV3の値をレジスタFLV2へ、レジスタFLV4の値をレジスタFLV3へ、値0をレジスタFLV4へそれぞれコピーする(タイミング‘v’)。コピー動作に応じて、レジスタコントローラ38は信号INT8を出力する。割込コントローラ36は、信号INT8を入力すると、割込信号RDE_EIを出力する(タイミング‘w’)。
ホストシステム100は、割込信号RDE_EIを入力すると、プロセスインターバルPiの計時後、読出要求を通信部200に出力する。
CPU30は、ホストシステム100から読出要求を入力すると(タイミング‘x’)、レジスタFLV2の値が指すサイズだけ、FIFOアクセス部44によりFIFOメモリ43からデータ読出しがされる(タイミング‘y’、‘z’)。なお、この読出開始時には、リードポインタRPは、2番目フレームの領域E2の最終アドレスを指すので、リードポインタRPを移動させながら次位の領域E3に格納されている3番目フレームのデータを読出す。この読出しに連動して、レジスタFLV2の値が減算されて、読出し終了後には‘0’を指す。このとき、割込信号EOF_EIが出力される(タイミング‘aa’)。
CPU30は、割込信号EOF_EIの入力に応じてレジスタコントローラ38を制御する。この制御により、レジスタステート検出部40は所定条件(レジスタFLV3の値≠0、且つレジスタFLV4の値≠0)が成立するか否かを検出する。条件成立を検出すると、コピー部41は(レジスタFLV3の値をレジスタFLV2へ、レジスタFLV4の値をレジスタFLV3へ、値0をレジスタFLV4へそれぞれコピーする(タイミング‘ab’)。コピー動作に応じて、レジスタコントローラ38は信号INT8を出力する。割込コントローラ36は、信号INT8を入力すると、割込信号RDE_EIを出力する(タイミング‘ac’)。
以下、タイミング‘ad’〜‘ag’において、上述と同様に、4番目のフレームのデータが読出される。
ホストシステム100のCPU101は、4番目フレームのデータに基づきDISCフレームと検出すると、読出要求は出力しない。通信部200では、クロック37を用いて読出要求の入力間隔を計時しており、CPU30は、入力間隔が所定期間を超えると判定したとき、一連の受信動作を終了する。
受信動作においては、通信部200のFIFOメモリ43を介して受信データの書込と読出とが並行して行われる。これにより、連続したフレーム受信が可能となる。連続したフレーム受信動作を制御するために、受信する各フレームのデータサイズを表示するレジスタ(FLV2、FLV3およびFLV4)を設け、受信したフレームの最後に付されたストップフラグSTOの受信を検出したことをトリガに、コピー動作によって受信フレームそれぞれのデータサイズをこれらレジスタに格納する。一方、ホストシステム100側は、スレーブICである通信部200から与えられる割込信号RDE_EIをトリガに、レジスタが指す受信した各フレームのデータサイズ分だけFIFOメモリ43より読出を行なうよう動作している。このように、受信するフレームごとに、受信データサイズをレジスタに格納し、次位のフレームの受信(書込)中に、レジスタに格納されたサイズに基づき、前に受信したフレームのデータをFIFOメモリ43から読出すという動作を繰返す。これにより、比較的小容量のメモリを用いて、連続したフレームの受信処理が可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 端末、100 ホストシステム、200 通信部、3 プロトコルコントローラ、30 CPU、32 RAM、33 通信モードのデータ、34 割込用タイマ、35 送信インターバルタイマ、36 割込コントローラ、38 レジスタコントローラ、39 演算部、40 レジスタステート検出部、41 コピー部、42 レジスタ群、43 FIFOメモリ、44 FIFOアクセス部。

Claims (8)

  1. 無線通信ネットワークに接続されて、複数個のデータを順番に送信する無線送信装置であって、
    データの読出と書込を並行して行なうことが可能なFIFO(First-In−First−Out)メモリと、
    前記順番に従って与えられるデータを受理し、受理したデータを出力する受理部と、
    前記FIFOメモリをアクセスするメモリアクセス部とを備え、
    前記メモリアクセス部は、
    前記受理部から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指す所定サイズだけ、入力データを前記FIFOメモリに書込む書込手段と、
    入力するデータの前記所定サイズだけの前記書込手段による書込み完了を検出したことに応じて、前記無線ネットワークに送信するために、前記FIFOメモリから、前記所定サイズだけ前記入力データを読出す読出手段と、を含み、
    前記受理部は、前記読出手段による前記入力データの読出開始に応答して、前記書込手段に、前記順番に従う次位のデータを与える、無線送信装置。
  2. 前記メモリアクセス部は、前記読出手段による前記入力データの読出完了を検出したことに応答して、前記無線ネットワークに送信するために、前記FIFOメモリから、次位のデータを、当該次位のデータについての前記所定サイズだけ読出す手段を含む、請求項1に記載の無線送信装置。
  3. 前記書込手段が、前記受理部からデータを入力する毎に、当該入力データの前記所定サイズを指す値を格納する第1サイズ記憶部と、
    前記FIFOメモリの書込まれたデータのうち、未だ読出されていないデータのサイズを指す値を格納する第2サイズ記憶部と、をさらに備え、
    前記読出手段は、前記第1サイズ記憶部の値と、第2サイズ記憶部の値とが一致したことに応じて、前記書込み完了を検出する、請求項1または2に記載の無線送信装置。
  4. 前記読出手段による前記入力データの読出開始に応答して、前記第1サイズ記憶部の値が読出されて格納され、且つ前記入力データの読出に従い当該値が減じられる第3サイズ記憶部を、さらに備え、
    前記受理部は、前記第3サイズ記憶部の前記値が0よりも大きいときに、前記書込手段に、前記順番に従う次位のデータを与える、請求項1から3のいずれかに記載の無線送信装置。
  5. 前記第3サイズ記憶部の値が減じられて0になったとき、前記次位のデータの読出しを開始する、請求項2に記載の無線送信装置。
  6. 無線通信ネットワークに接続されて、複数個のデータを順番に受信する無線受信装置であって、
    データの読出と書込を並行して行なうことが可能なFIFO(First-In−First−Out)メモリと、
    受信したデータが前記順番に従って与えられて、与えられるデータを受理する受理部と、
    前記FIFOメモリをアクセスするメモリアクセス部とを備え、
    前記メモリアクセス部は、
    前記受理部から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指す所定サイズだけ、前記FIFOメモリに入力データを書込む書込手段と、
    入力するデータの前記所定サイズだけの前記書込手段による書込み完了を検出したことに応じて、外部に出力するために前記FIFOメモリから、前記所定サイズだけ前記入力データを読出す読出手段と、を含み、
    前記受理部は、前記書込手段による前記入力データの書込完了に応答して、前記書込手段に、前記順番に従う次位のデータを与える、無線受信装置。
  7. 前記書込手段が、前記受理部からデータを入力する毎に、当該入力データの前記所定サイズを指す値が格納され、且つ前記入力データの読出に従い当該値が減じられるサイズ記憶部を、さらに備え、
    前記受理部は、前記サイズ記憶部の前記値が減じられて0になったとき、前記データの読出し完了を検出する、請求項6に記載の無線受信装置。
  8. 無線通信ネットワークに接続されて、複数個のデータを順番に送信および受信する無線通信装置であって、
    データの読出と書込を並行して行なうことが可能なFIFO(First-In−First−Out)メモリと、
    前記順番に従って与えられるデータを受理し、受理したデータを出力する受理部と、
    前記FIFOメモリをアクセスするメモリアクセス部とを備え、
    前記メモリアクセス部は、送信モードに従い動作する送信モード部と、受信モードに従い動作する受信モード部とを含み、
    前記送信モード部は、
    前記受理部から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指す所定サイズだけ、入力データを前記FIFOメモリに書込む送信書込手段と、
    入力するデータの前記所定サイズだけの前記送信書込手段による書込み完了を検出したことに応じて、前記無線ネットワークに送信するために、前記FIFOメモリから、前記所定サイズだけ前記入力データを読出す送信読出手段と、を有し、
    前記受理部は、前記送信読出手段による前記入力データの読出開始に応答して、前記送信書込手段に、前記順番に従う次位のデータを与え、
    前記受信モード部は、
    前記無線通信ネットワークを介して受信されたデータであって、前記受理部から与えられるデータを入力する毎に、当該入力データのサイズを指す所定サイズだけ、前記FIFOメモリに入力データを書込む受信書込手段と、
    入力するデータの前記所定サイズだけの前記受信書込手段による書込み完了を検出したことに応じて、外部に出力するために前記FIFOメモリから、前記所定サイズだけ前記入力データを読出す受信読出手段と、を含み、
    前記受理部は、前記受信書込手段が前記入力データの書込を完了したことに応答して、前記受信書込手段に、前記順番に従う次位のデータを与える、無線通信装置。
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