JPH11161207A - 機能素子アレイおよびこれを用いた画像表示装置 - Google Patents

機能素子アレイおよびこれを用いた画像表示装置

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JPH11161207A
JPH11161207A JP32930497A JP32930497A JPH11161207A JP H11161207 A JPH11161207 A JP H11161207A JP 32930497 A JP32930497 A JP 32930497A JP 32930497 A JP32930497 A JP 32930497A JP H11161207 A JPH11161207 A JP H11161207A
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wiring
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array
display device
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JP32930497A
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Inventor
Miki Mori
三樹 森
Yukio Kizaki
幸男 木崎
Kazuki Taira
和樹 平
Takeshi Ito
伊藤  剛
Tsutomu Hasegawa
励 長谷川
Yujiro Hara
雄二郎 原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼り合わせにより構成され、電気的に接続さ
れた大型の機能素子アレイを提供する。 【解決手段】 複数の機能素子及び前記機能素子を駆動
するための配線を主面に有する第1の基板と、複数の機
能素子及び前記機能素子を駆動するための配線を主面に
有する第2の基板とが側面で接合された機能素子アレイ
である。前記第1の基板の主面に設けられた配線に接続
して、この基板の主面から裏面に貫通して形成された第
1のスルーホールと、前記第2の基板の主面に設けられ
た配線に接続して、この基板の主面から裏面に貫通して
形成された第2のスルーホールと、前記第1及び第2の
スルーホールに接続して、前記第1の基板から第2の基
板にわたって、これらの基板の裏面に形成された裏面配
線とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型の機能素子ア
レイおよびこれを用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、30インチを越える大型の画像表
示装置が普及してきており、画像表示装置としてはCR
Tが広く用いられている。しかしながら、CRTは一つ
の電子銃で全ての画像を表示するために、画面サイズが
大きくなるにしたがってディスプレイの奥行きを大きく
とらなければならない。
【0003】例えば液晶表示装置は、フラットな画像表
示装置であるため、上述したようなCRTに比べ奥行き
が小さい。なお、液晶表示装置は、透光性基板の片面に
透明電極で共通電極を形成した対向基板と、TFTおよ
び信号線を形成したアレイ基板とを離間対向して配置
し、これらの基板間の間隙に液晶を封入した構造であ
る。このようなアレイ基板上では、微細なTFTを高精
度に形成する領域には装置の制約による限界があり、液
晶表示装置の大画面化を図るためには、例えば、図16
に示すように、予め製造された液晶表示装置101a,
101bにおけるアレイ基板102a,102b同士、
および対向基板103a,103b同士をシール部材1
04等により側面で貼り合わせる構造が考えられてい
る。
【0004】こうして得られた大型液晶表示装置におい
ては、2つの液晶表示装置の隣接する領域は電気的に接
続されていないので、各パネルでの信号の供給は、それ
ぞれのパネル毎にその外周側から別個に行なう必要があ
る。このように外周側からパネル毎に信号を供給するた
めには、貼り合わされた各基板の少なくとも一辺は外周
を構成していなければならず、例えば、縦横に3枚ずつ
配置した9枚の基板を貼り合わせた場合には、中央に配
置された基板に信号を供給することができない。したが
って、基板の貼り合わせによる大型化においては、2×
2の4枚が限界であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、液晶
表示装置の側面同士を貼り合わせて構成された従来の大
型の画像表示装置では、貼り合わされた表示装置間は電
気的に接続されていないため、信号供給を考慮すると貼
り合わせ枚数は4枚が限界であった。
【0006】複数の基板を貼り合わせて構成され、かつ
隣接する基板が電気的に接続された大型の薄膜トランジ
スタアレイによってアレイ基板を構成すれば、さらに大
画面の画像表示装置が得られるものの、このような薄膜
トランジスタアレイとして使用し得る機能素子アレイ
は、未だ得られていないのが現状である。
【0007】そこで本発明は、貼り合わせにより構成さ
れ、電気的に接続された大型の機能素子アレイ、および
これを用いた画像表示装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数の機能素子および前記機能素子を駆
動するための配線を主面に有する第1の基板と、複数の
機能素子および前記機能素子を駆動するための配線を主
面に有する第2の基板とが側面で接合され、前記第1の
基板の主面に設けられた配線に接続して、この基板の主
面から裏面に貫通して形成された第1のスルーホール
と、前記第2の基板の主面に設けられた配線に接続し
て、この基板の主面から裏面に貫通して形成された第2
のスルーホールと、前記第1および第2のスルーホール
に接続して、前記第1の基板から第2の基板にわたっ
て、これらの基板の裏面に形成された裏面配線とを具備
し、前記第1の基板の主面に設けられた配線と前記第2
の基板の主面に設けられた配線とは、前記第1のスルー
ホール、前記裏面配線および前記第2のスルーホールを
介して電気的に接続されていることを特徴とする機能素
子アレイを提供する。
【0009】また本発明は、複数の機能素子および前記
機能素子を駆動するための配線を主面に有する第1の基
板と、複数の機能素子および前記機能素子を駆動するた
めの配線をを主面に有する第2の基板とが側面で接合さ
れ、前記第1の基板の主面に設けられた配線に接続し
て、この基板の接合部側面に形成された第1の側面配線
と、前記第2の基板の主面に設けられた配線に接続し
て、この基板の接合部側面に形成された第2の側面配線
と、前記第1および第2の側面配線に接続され、これら
の基板の裏面に形成された裏面配線とを具備し、前記第
1の基板の主面に形成された配線と記第2の基板の主面
に形成された配線とは、前記第1の側面配線、前記裏面
配線および前記第2の側面配線を介して電気的に接続さ
れていることを特徴とする機能素子アレイを提供する。
【0010】さらに本発明は、複数の機能素子および前
記機能素子を駆動するための配線を主面に有する第1の
基板と、複数の機能素子および前記機能素子を駆動する
ための配線を主面に有する第2の基板とがシール領域を
介して側面で接合され、前記第1の基板の主面に設けら
れた配線と前記第2の基板の主面に設けられた配線と
は、前記第1の基板と第2の基板との接合部に設けられ
たシール領域またはスペーサ領域に含有された導電材料
を介して、電気的に接続されていることを特徴とする機
能素子アレイを提供する。
【0011】前記機能素子は、一対のトランジスタと画
素電極とにより構成することができ、この場合には、表
面に共通電極が形成された対向基板、かかる構成の機能
素子アレイからなる薄膜トランジスタアレイを含むアレ
イ基板、および前記対向基板とアレイ基板との間隙に、
シール用樹脂を用いて封入された液晶を具備する画像表
示装置が提供される。
【0012】また、前記機能素子はエミッタ電極を含む
ものでもよく、この場合には、表面にアノード電極と蛍
光体とが順次形成されたアノード基板、前記アノード基
板に離間・対向して配置され、かかる構成の機能素子ア
レイからなるエミッタアレイを含むカソード基板を具備
し、前記アノード基板とカソード基板との間隙は真空に
保持されている画像表示装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の機
能素子アレイ、およびこれを用いた画像表示装置を詳細
に説明する。
【0014】(実施例1)まず、一対のトランジスタお
よび画素電極により機能素子を構成して、複数のトラン
ジスタおよび画素電極が主面に形成された薄膜トランジ
スタアレイを例に挙げて説明する。
【0015】図1に、本実施例の薄膜トランジスタアレ
イの一例の平面図を示す。なお、図1に示した平面図
は、主面側からみた状態である。
【0016】図示する薄膜トランジスタアレイにおいて
は、複数のトランジスタ(TFT)1、画素電極2、ゲ
ート線3、および信号線4がそれぞれ主面に形成された
4枚の基板7a、7b、7cおよび7dが側面で接合さ
れている。例えば基板7aの主面に形成されたゲート線
3と、この基板7aに隣接する基板7dの主面に形成さ
れたゲート線3とは、各基板に設けられたスルーホール
5およびこれらの基板の裏面に形成された裏面配線6を
介して電気的に接続されている。また、基板7aの主面
に形成された信号線4と、この基板7aに隣接する基板
7bの主面に形成された信号線4とも同様に、各基板に
設けられたスルーホール5およびこれらの基板の裏面に
形成された裏面配線6を介して電気的に接続されてい
る。
【0017】なお、スルーホール部5を含め、TFT
1、ゲート線3および信号線4など、画素部2以外は組
み上げられた後には、例えばブラックマトリックス(B
M)で覆われるので視認されない構造となる。
【0018】本実施例の薄膜トランジスタアレイは、ス
ルーホールおよび裏面配線の形成以外については、従来
のアレイ基板と同様の方法で製造することができる。例
えば、基板主面にBMを設け、裏面に配線を形成する場
合、45°の視角で配線が形成されるためには、基板厚
さ1.1mmのガラス基板とした場合、配線端面からの
BMオーバーラップ量は585μmとすればよい。これ
らは、簡単な作図により決定することができる。
【0019】図1に示した薄膜トランジスタアレイにお
いては、スルーホール5は、基板の最も外側に配置され
た画素電極2の列に設けられているので、スルーホール
5と貼り合わされた基板端部との間には画素電極は存在
しない構成である。すなわち、スルーホールは基板同士
の貼り合わせ部近傍に設けられている。用いる基板の材
質やスルーホールの形成方法などによっては、このよう
に貼り合わせ部近傍にスルーホールが設けられている
と、基板の欠けやクラックが発生して信頼性が損なわれ
るおそれがある。これを避けるためには、図2に示した
ように、貼り合わせ部より1画素分程度内側にスルーホ
ール5を設けてもよい(なお、図2にはスルーホール5
および裏面配線6は1組のみ示し、それ以外は省略した
が同様に設けることができる)。
【0020】本実施例の薄膜トランジスタアレイは、例
えば、以下のようにして製造することができる。
【0021】まず、TFTや画素電極を形成するための
透明基板を用意し、所定の位置にスルーホールを形成す
る。ここで用い得る基板としては、ガラスやプラスチッ
ク等が挙げられ、ガラスとしては無アルカリガラスを使
用することが最も多い。また、プラスチックとしては、
アクリル、ポリエーテルスルホン、およびポリイミドな
どエンジニアリングプラスチックを含め広い範囲の材料
を使用することが可能である。これらのうち、プラスチ
ック基板は、その加工性が優れているので、スルーホー
ルの形成が容易であるという利点がある。
【0022】スルーホールの形成に当たっては、エッチ
ング、ドリル加工、レーザー加工およびウォータージェ
ット等を用いることができ、スルーホールの大きさや形
成する位置は、ブラックマトリックスの幅、その他の設
計仕様等に応じて適宜決定することが可能である。
【0023】こうして形成されたスルーホールは、メッ
キ法、蒸着法、メタルの穴埋め法などにより内部の導通
をとる。これら以外にも、銅など広く金属を用いて導通
をとることができる。なお、本実施例の薄膜トランジス
タアレイを液晶表示装置のアレイ基板として用いる場合
には、液晶の漏洩を防ぐ目的で、スルーホールに穴埋め
を施す。穴埋めにはレジストによる方法を用いたり、ス
ルーホールの導通をとるための導電材料で穴埋めを行な
うこともできる。
【0024】穴埋め後には、必要に応じて研磨等を行な
って基板表面に平坦化処理を施してもよい。
【0025】以上のようにしてスルーホールの穴埋めを
行なった透明基板の主面の所定の領域に、TFTおよび
画素電極等を常法により形成することによって、一次ア
レイ基板(例えば、図1における7a)が得られる。
【0026】こうして所定枚数の一次アレイ基板を作製
し、それらを側面で貼り合わせて大型のアレイ基板を得
る。一次アレイ基板の貼り合わせ方法は特に限定されな
いが、例えば、次のような手法を採用することができ
る。まず、側面にエンプラ−ポリアセタールを主成分と
する樹脂等の接着剤を塗布して、側面同士を接合し、次
いで120℃で1時間加熱する。これによって、所定の
枚数のアレイ基板を貼り合わせてなる大型のアレイ基板
が得られる。
【0027】なお、ここで得られた大型アレイ基板にお
いては、隣接する2枚の一次アレイ基板の貼り合わせ部
を介して、各一次アレイ基板のスルーホールが隣接する
ように配置されている。
【0028】その後、貼り合わせ部を介して隣接する任
意の2つのスルーホールを接続するように、基板の裏面
に印刷等により裏面配線を形成する。またさらに、転写
印刷やメッキ、感光性銀ペースト、レジネートペースト
での成膜とパターニング等により裏面配線を形成しても
よい。
【0029】以上の工程により、図1および図2に示し
たような本実施例の薄膜トランジスタアレイが得られ
る。なお、本実施例の薄膜トランジスタアレイにおける
TFTおよび画素電極の配置は図示した例に限定される
ものではなく、隣接するアレイ基板の主面に設けられた
配線同士が、スルーホールと裏面配線とによって電気的
に接続される構造であれば、適宜変更することが可能で
ある。
【0030】こうして得られた本実施例の薄膜トランジ
スタアレイをアレイ基板として用いた液晶表示装置の一
例の断面図を、図3および図4に模式的に示す。図3
(a)は、アレイ基板および対向基板とも3枚貼り合わ
せて構成した例を表わしており、アレイ基板7aの主面
に設けられた配線(図示せず)は、スルーホール5およ
び裏面配線6を介して、隣接する基板7bの主面に形成
された配線(図示せず)と電気的に接続されている。ま
た、対向基板9側においても貼り合わされた基板間は、
スルーホール5’および裏面配線6’を介して電気的接
続を得ている。なお図中、8はシールを表わす。
【0031】図3(b)は、対向基板を1枚とし、アレ
イ基板を3枚貼り合わせて構成した例を表わしている。
対向基板は、アレイ基板とは異なって大型化が可能であ
るので、対向基板は1枚とし、アレイ基板のみを貼り合
わせて液晶表示装置を作製することもできる。この場合
には、図3(a)に示した液晶表示装置と比較すると、
貼り合わせ部のシール幅が約1/2になっている。
【0032】図3(c)は、アレイ基板の配線構造に変
更を加えた例を示したものである。主面のみの配線では
抵抗が高く、例えばゲート線の場合ゲート遅延が生じる
場合があるので、アレイ基板の主面および裏面に同様の
配線を施すことにより抵抗の低減を図った。この場合
も、隣接するアレイ基板に形成された配線同士は、裏面
配線によって電気的に接続されている。
【0033】図4(a)は、図3(b)に示した液晶表
示装置の上下に、支持基板10および支持基板11をそ
れぞれ設けた構造であり、このように支持基板を配置す
ることによって、液晶表示装置の強度を高めることがで
きる。また、図4(b)は、TFT 1が形成されたア
レイ基板を段違い4枚貼り合わせた構造である。アレイ
基板を段違いにすることで、貼り合わせ部の非表示領域
を削減することができる。図4(c)は、対向基板を2
枚、アレイ基板を4枚貼り合わせて構成した例であり、
シール幅は、図3(a)に示した液晶表示装置の場合と
同程度になっている。
【0034】いずれの構成とした場合も、外周を構成す
る辺を有していない基板も電気的接続を得ることができ
る。
【0035】なお、図3および4に示した液晶表示装置
において、基板間の電気的接続は、印刷法による裏面配
線により得たが、これに限定されるものではない。例え
ば、図5(a)に示すようにワイヤー13を用いたり、
図5(b)に示すように基板の裏面に実装されたジャン
パーチップ14を用いて基板間の導通をとることもでき
る。ジャンパーチップの実装には、固相拡散接合、異方
性導電膜接合、および導電ペースト法など、一般のチッ
プオングラス実装法を採用することができる。さらに、
基板間の導通には種々の方法があり、それらのうちいず
れも用いてもよい。
【0036】次に、図4(a)に示した構造の液晶表示
装置を例に挙げて、その製造方法を説明する。なお、T
FTの形成等、一般的な液晶表示装置の製造方法に関し
ては省略する。
【0037】まず、TFTを形成するためのガラス基板
を用意し、この所定の領域に、感光性ガラスを用いてエ
ッチングによりスルーホールを形成した。
【0038】次に、ニッケルの無電解めっき、電解めっ
きなどを施すことによりスルーホール内の導通をとった
後、その内部にメッキ後ポリイミドを埋め込むことで穴
埋めを行なった。その後、スルーホールが形成された基
板表面に研磨を行なって平坦化処理を施した。
【0039】このようにスルーホールが穴埋めされたガ
ラス基板の主面の所定領域に、TFTおよび画素電極等
を常法により形成した。これを複数枚用意して、上述し
たように接着剤で側面同士を貼り合わせた後、貼り合わ
せ部を介して隣接するスルーホールを接続するよう裏面
配線を印刷により形成した。なお、ペーストとしては熱
硬化型の銅ペーストを用いた。支持基板があって中間膜
を用いる場合は、側面同士を接着剤で貼らずに、支持基
板に貼る際に一緒に側面同士を貼る(重ねる)こともで
きる。
【0040】こうして得られた大型のアレイ基板と、常
法により作製した対向基板とを重ね合わせてセル化を行
なった。セル化のプロセスには種々の方法があるが、い
ずれを用いても構わない。ここではまず、ガラス用の中
間膜を用いて、支持基板上に対向基板を貼り合わせた。
なお、貼り合わせの方法はこれに限定されず、任意の方
法を用いて支持基板と所定の基板とを貼り合わせること
ができる。
【0041】こうして支持基板に貼り合わせた対向基板
の上に、シールを形成した。シールは、レジストによる
シール形成、印刷、およびディスペンスなどにより形成
することができる。ここでは、貼り合わせ部のシールは
レジストを塗布してレジスト膜を成膜し、このレジスト
膜の所定の領域に露光を行なった後、エッチングするこ
とにより得、周囲はディスペンスにより形成した。
【0042】次いで、滴下法により液晶を供給し、その
上にアレイ基板を貼り合わせて封着した。液晶の供給に
当たっては、滴下法以外にも遠心法や真空注入法を用い
ることができる。また、カプセル液晶や固体液晶を用い
る場合には、印刷やコーティングにより液晶を供給して
もよい。
【0043】さらに、アレイ基板と支持基板とを合せガ
ラス用の中間膜により貼り合わせて、図4(a)に示し
た液晶表示装置を完成させた。
【0044】なお、上述した例では、貼り合わせ部を介
して隣接するスルーホールを電気的に接続するための裏
面配線を、アレイ基板の裏面に形成したが、これに限定
されるものではなく、アレイ基板に接触して配置される
支持基板上に設けた配線を裏面配線として用いてもよ
い。具体的には、まず、貼り合わされたアレイ基板の接
合部を介して隣接する2つのスルーホールを電気的に接
続するように、支持基板表面の所定の位置に配線を形成
する。こうして支持基板上に形成された配線と、アレイ
基板裏面におけるスルーホールの端部とが接続するよう
に、支持基板とアレイ基板とを貼り合わせる。このよう
に支持基板上に設けられた配線と接続することによっ
て、貼り合わせ部を介して隣接するアレイ基板の間の導
通をとることも可能である。
【0045】以上、図4(a)に示した液晶表示装置の
製造方法について説明したが、若干の変更を加えること
により、図3(a)に示した液晶表示装置を製造するこ
ともできる。この場合には、スルーホールの形成および
穴埋めを行ない、TFT等を形成することによってアレ
イ基板を作製し、このアレイ基板と同等の大きさの対向
基板とを貼り合わせて液晶セルを得る。アレイ基板と対
向基板との間隙に液晶を注入することによって、一次液
晶表示装置を所定の個数製造する。こうして液晶が注入
された一次液晶表示装置におけるアレイ基板の側面同
士、および対向基板の側面同士を接着剤で貼り合わせて
大型の液晶表示装置を得る。最後に、2枚のアレイ基板
の接合部を挟んで隣接する2つのスルーホールを接続す
るよう、アレイ基板の裏面の所定の領域に配線を形成す
ることによって、図3(a)に示した液晶表示装置が得
られる。
【0046】このように、スルーホールと裏面配線とを
介して基板間の電気的接続をとることができ、複数の基
板を貼り合わせた大型の液晶表示装置を供給することが
できる。
【0047】以上、一対のトランジスタおよび画素電極
を機能素子として用いた薄膜トランジスタアレイ、およ
びこれを用いた液晶表示装置を貼り合わせた例を述べた
が、これ以外にもFEDおよびPDPなど多くの画像表
示装置を、本実施例を応用して製造することができる。
【0048】図6に、本実施例を適用したFEDの一例
の断面図を示す。
【0049】図示するFED20においては、エミッタ
電極(カソード電極)26およびゲート電極29等がガ
ラス基板24の主面上に設けられてなるカソード基板2
1は、2枚のカソード基板を側面で貼り合わせることに
より構成されている。なお、図中、25および28は絶
縁層を示している。カソード基板においては、エミッタ
電極26およびゲート電極29等がそれぞれ形成された
2枚のガラス基板24aと、24bとが貼り合わせ部3
2を介して接合されている。また、これらの基板24a
および24bには、それぞれスルーホール30aおよび
30bが設けられており、ガラス基板の裏面に形成され
た裏面配線31によって、スルーホール30aおよび3
0bが接続されている。すなわち、基板24aに設けら
れたエミッタ電極26は、スルーホール30a、裏面配
線31およびスルーホール30bを介して、基板24b
に設けられたエミッタ電極26と電気的に接続されてい
る。
【0050】このように、機能素子としてエミッタ電極
を用いたエミッタアレイの場合も、本実施例を適用する
ことによって大型化を図ることが可能である。
【0051】こうして得られたエミッタアレイを含むカ
ソード基板21と、透明電極34および蛍光体層33が
ガラス基板35上に順次形成されたアノード基板22と
は、図示するように離間対向して配置されており、2つ
の基板の間隙は真空に保持されてFED20が構成され
る。
【0052】このように、エミッタアレイを含むカソー
ド基板に本実施例を適用した場合も、電気的に接続され
た大型の基板が得られるので、かかるカソード基板を用
いることにより大型の画像表示装置を製造することが可
能である。
【0053】(実施例2)本実施例においては、一対の
トランジスタおよび画素電極により機能素子を構成し
て、複数のトランジスタおよび画素電極が主面に形成さ
れた薄膜トランジスタアレイを例に挙げて説明する。
【0054】図7に、本実施例の薄膜トランジスタアレ
イの一例の平面図を示す。なお、図7に示した平面図
は、主面側からみた状態である。
【0055】図示する薄膜トランジスタアレイにおいて
は、複数のトランジスタ(TFT)41,画素電極4
2,ゲート線43、および信号線44がそれぞれ主面に
形成された4枚の基板47a、47b、47cおよび4
7dが側面で接合されている。例えば基板47aの主面
に形成されたゲート線43と、この基板47aに隣接す
る基板47dの主面に形成されたゲート線43とは、各
基板の接合部の側面に設けられた側面配線45、および
これらの基板の裏面に形成された裏面配線46を介して
電気的に接続されている。また、基板47aの主面に形
成された信号線44と、この基板47aに隣接する基板
47bの主面に形成された信号線44とも同様に、各基
板の接合部の側面に設けられた側面配線45、およびこ
れらの基板の裏面に形成された裏面配線46を介して電
気的に接続されている。
【0056】なお、側面配線部45を含め、TFT4
1、ゲート線43および信号線44など画素部42以外
は、組み上げられた後は、例えばブラックマトリックス
(BM)で覆われ、視認されない構造となる。
【0057】本実施例の薄膜トランジスタアレイは、側
面配線および裏面配線の形成以外は、上述の実施例1の
場合と同様の方法で製造することができる。
【0058】すなわち、TFT、画素電極および配線が
主面に形成されたアレイ基板の所定の側面、具体的には
アレイ基板の接合される側面に、主面の配線と電気的に
接続するように側面配線を形成する。側面配線は印刷や
転写等の方法で形成することができ、印刷の場合には、
導電ペーストを用いることができる。また転写の場合に
は、予めパターンが形成された配線を基板側面に転写す
ればよい。
【0059】こうして側面配線が形成された複数の一次
アレイ基板を用意し、側面配線同士が接続するように、
2枚の基板の側面を前述の実施例1の場合と同様の手法
により接着剤で貼り合わせて大型のアレイ基板を得る。
さらに、側面配線に接続するよう、アレイ基板の裏面に
裏面配線を印刷等により形成する。裏面配線は、実施例
1の場合と同様の手法で形成することができる。なお、
側面配線のみの接続では充分な接続信頼性が得られない
ので、本実施例においては、さらに接合された2枚のア
レイ基板の裏面にも裏面配線を設けた。
【0060】以上のような工程により、図7に示したよ
うな本実施例の薄膜トランジスタアレイが得られる。な
お、本実施例の薄膜トランジスタアレイにおけるTFT
および画素電極の配置は図示した例に限定されるもので
はなく、隣接するアレイ基板の主面に形成された配線同
士が、接合部に設けられた側面配線と裏面配線とで電気
的に接続される構造であれば適宜変更することができ
る。
【0061】こうして得られた本実施例の薄膜トランジ
スタアレイをアレイ基板として用いた液晶表示装置の一
例の断面図を、図8に模式的に示す。図8(a)は、ア
レイ基板および対向基板とも3枚貼り合わせて構成した
例を示しており、アレイ基板47aの主面に設けられた
配線(図示せず)は、側面配線45および裏面配線46
を介して、隣接する基板47bの主面に形成された配線
(図示せず)と電気的に接続されている。また、対向基
板49側においても貼り合わされた基板間は、スルーホ
ール45’および裏面配線46’を介して電気的接続を
得ている。なお図中、48はシールを表わす。
【0062】図8(b)は、対向基板を1枚とし、アレ
イ基板を3枚貼り合わせて構成した例を表わしている。
対向基板は、アレイ基板とは異なって大型化が可能であ
るので、対向基板は1枚とし、アレイ基板のみを貼り合
わせて液晶表示装置を作製することもできる。この場合
には、図8(a)に示した構造と比較すると、貼り合わ
せ部のシール幅が約1/2になっている。
【0063】図8(c)は、図8(b)に示した液晶表
示装置の上下に、支持基板50および支持基板51をそ
れぞれ設けた構造であり、このように支持基板を配置す
ることによって、液晶表示装置の強度を高めることがで
きる。また、図8(d)は、TFT 41が形成された
アレイ基板を段違い4枚貼り合わせた構造である。アレ
イ基板を段違いにすることで、貼り合わせ部の非表示領
域を削減することができる。図8(e)は、対向基板を
2枚、アレイ基板を4枚貼り合わせて構成した例であ
り、シール幅は、図8(a)に示した液晶表示装置の場
合と同程度になっている。
【0064】いずれの構成とした場合も、外周を構成す
る辺を有していない基板も電気的接続が得られる。
【0065】なお、図8に示した液晶表示装置おける基
板間の電気的接続は、印刷法による裏面配線により得た
が、これに限定されず、実施例1で説明したような他の
方法により接続してもよい。
【0066】(実施例3)まず、一対のトランジスタお
よび画素電極により機能素子を構成して、複数のトラン
ジスタおよび画素電極が主面に形成された薄膜トランジ
スタアレイを例に挙げて説明する。
【0067】図9に、本実施例の薄膜トランジスタアレ
イの一例の平面図を示す。なお、図9に示した平面図
は、主面側から見た状態である。
【0068】図示する薄膜トランジスタアレイにおいて
は、複数のトランジスタ(TFT)61、画素電極6
2、ゲート線63、および信号線64がそれぞれ主面に
形成された4枚の基板67a、67b、67cおよび6
7dが側面で接合されている。例えば基板67aとこれ
に隣接する基板67dとはシール領域65を介して側面
で接合されており、これらの基板67aおよび67dの
主面に形成されたゲート線63は、シール領域65に含
有された導電材料66により電気的に接続されている。
また、基板67aとこれに隣接する基板67bとはシー
ル領域65を介して側面で接合されており、これらの基
板67aおよび67bの主面に形成された信号線64
は、シール領域65に含有された導電材料66により電
気的に接続されている。
【0069】本実施例の薄膜トランジスタアレイは、導
電材料を含有するシール部材を用いる以外は、常法によ
り製造することができる。
【0070】すなわち、TFT、画素電極および配線が
主面に形成されたアレイ基板を、一次アレイ基板として
所定の枚数用意し、2枚の基板の側面を異方性導電シー
ル部材、あるいは、貼り合わせ面側に導電部材が形成さ
れたレジストシールで接合することによって、図9に示
したような本実施例の薄膜トランジスタアレイが得られ
る。
【0071】なお、本実施例の薄膜トランジスタアレイ
におけるTFTおよび画素電極の配置は、図示した例に
限定されるものではなく、隣接するアレイ基板の主面に
形成された配線同士が、シール部材に含有された導電材
料により電気的に接続される構造であれば、適宜変更す
ることができる。
【0072】ここで、本実施例の薄膜トランジスタアレ
イをアレイ基板として用いた液晶表示装置の一例の断面
図を、図10に模式的に示す。図10は、導電材料を含
有するシール領域66を介して、アレイ基板3枚が電気
的に接続された断面図を示す。図10に示した液晶表示
装置における貼り合わせ部分(円で囲まれた領域)の拡
大図の例を、図11(a)および図11(b)に示す。
図11(a)は、異方性導電シール部材でシールした例
であり、図11(b)は貼り合わせ面側に導電部材72
が形成されたレジストシールを示す。
【0073】図11(a)および図11(b)に示した
液晶表示装置は、例えば、以下のようにして製造するこ
とができる。なお、TFTの形成等、一般の液晶表示装
置の製造方法は省略する。
【0074】図11(a)に示した液晶表示装置を製造
するに当たっては、まず、対向基板上のアレイ基板を貼
り合わせる部分に、異方性導電シール部材をディスペン
スする。次いで、アレイ基板を貼り合わせ、基板間の配
線を異方性導電シール部材を介して接続した。
【0075】異方性導電部材には、直径5〜10μm程
度の微小な導電粒子71が分散されており、アレイ基板
に圧力を加えて対向基板と封着する際には、この導電粒
子が樹脂層を破ってアレイ基板の主面に設けられた配線
と接続される。
【0076】また、図11(b)の貼り合わせ面側に導
電部材72が形成されたレジストシールの形成に当たっ
ては、まず対向基板上にレジストを塗布してレジスト膜
を成膜し、シール部に対応する部分のパターニングを行
なってレジストシールとする。こうして得られたレジス
トシールの先端部にメッキを施したり、導電部材を転写
する等の手法により導電性を付与する。
【0077】本実施例では、対向基板にレジストシール
を形成し、パターニングされた銀からなる導電ペースト
をレジストシールに転写して、導電性を有するシール部
材を形成した。さらに、この導電性を有するシール部材
にアレイ基板を貼り合わせることによって、隣接するア
レイ基板の主面に設けられた配線をレジストシール先端
に形成された導電部材を介して電気的に接続した。ま
た、スペーサーをアレイ基板側に散布し、対向基板側に
レジストシールを形成する製法もある。
【0078】なお、レジストシールとしては、感光性ポ
リイミド、感光性ベンゾシクロブテン(BCB)、感光
性アクリル樹脂およびポリシランなどが好ましいが、非
感光性の樹脂を用いてもよい。感光性樹脂を用いた場合
には、パターニング等の工程が容易であるという利点が
ある。また、レジストシールに接着性をもたせるために
は、エポキシ樹脂などの接着剤を収容したマイクロカプ
セルを、これらの樹脂中に含有させる方法もある。この
カプセルから接着剤が浸出して2つの基板同士が固定さ
れる。
【0079】本実施例の薄膜トランジスタアレイをアレ
イ基板として用いた液晶表示装置は、図12に示すよう
に変更することも可能である。
【0080】図示する液晶表示装置においては、対向基
板69およびアレイ基板67ともに導電材料を含有する
シール領域66を介して電気的に接続されていれる。さ
らに、アレイ基板は支持基板73に接合され、対向基板
は支持基板74に接合されている。なお、図12におい
て、アレイ基板の主面に設けられた配線は省略した。
【0081】図12のシール領域(円で囲んだ部分)の
拡大図を図13に示す。アレイ基板67a,67bの配
線が接続されている部分(黒の塗りつぶし)の対向基板
69a,69b側は絶縁となっており(四角枠)、導電
材料を含有するシール領域66を介してアレイ基板上の
配線同士、対向基板の共通電極同士は電気的接続がなさ
れている。一方、アレイ基板上の配線と対向基板の共通
電極とは絶縁されている。対向基板の共通電極間の電気
的接続は、アレイ基板の配線領域以外の部分で、導電材
料を含有するシール領域を介して電気的接続がとられて
いる。
【0082】またさらに、本実施例の薄膜トランジスタ
アレイをアレイ基板として用いた液晶表示装置は、図1
4に示すように変更することも可能である。
【0083】図14(a)は、TFTが形成されたアレ
イ基板を段違いに4枚貼り合わせた例である。アレイ基
板を段違いにすることで、貼り合わせ部の非表示領域を
削減できる。また、図14(b)は、対向基板を2枚、
アレイ基板を4枚貼り合わせた例である。なお、図14
(a)および図14(b)においては、配線は省略して
いる。また、これらの液晶表示装置においては、中央の
シール領域では基板間の電気的接続をとっていない。
【0084】以上、一対のトランジスタおよび画素電極
を機能素子として用いた薄膜トランジスタアレイ、およ
びこれを用いた液晶表示装置を貼り合わせた例を述べた
が、これ以外にもFEDおよびPDPなど多くの画像表
示装置を、本実施例を応用して製造することができる。
また本実施例では、シール領域の一部を基板間の電気的
接続に用いたが、シール領域にせずスペーサとして、そ
れによって接続をとることもできる。
【0085】図15に、本実施例を適用したFEDの一
例の断面図を示す。
【0086】図示するFED80においては、フィール
ドエミッションアレイ96aおよび96bを側面の貼り
合わせしろ94で貼り合わせてなる大型のフィールドエ
ミッションアレイが、絶縁膜85を介してガラス基板8
4の主面上に設けられて、カソード基板81を構成して
いる。各フィールドエミッションアレイ96aおよび9
6bには、エミッタ電極(カソード電極)86およびゲ
ート電極89等がそれぞれ形成されている。なお、図1
5中、85および88は絶縁層を示している。
【0087】こうして構成されたカソード基板81と、
透明電極91および蛍光体層92がガラス基板90上に
順次形成されたアノード基板82とは、スペーサー97
を介して離間対向して配置されており、これら2つの基
板の間隙は真空に保持されて、FED80が構成され
る。
【0088】カソード基板81において、フィールドエ
ミッションアレイ96aおよび96bのエミッタ電極8
6間の接続は、ガラス基板84上に形成されたカソード
線(図示せず)を介して行なわれている。また、これら
のフィールドエミッションアレイ96aおよび96bに
おけるゲート電極84同士は、スペーサー97の端部に
形成された配線95を介して電気的に接続されている。
【0089】スペーサー97端部の配線95とゲート電
極89とは、種々の方法で電気的に接続することができ
る。例えば固相拡散接合、異方性導電膜を形成する方法
などにより、これらを接続することができる。なお、配
線95が例えば導電ペーストのときには、導電ペースト
の接着力によって接合でき、真空封着時の圧接により接
合してもよい。
【0090】図示する例においては、真空封着時のシー
ル(真空封止)の工程でスペーサー97に圧縮力がかか
るかたちで、ゲート線89と配線95とを電気的に接続
した。
【0091】このように、フィールドエミッションアレ
イを含むカソード基板に本実施例を適用した場合も、電
気的に接続された大型の基板が得られるので、大型の画
像表示装置を製造することができる。
【0092】特に図15に示した構成の場合には、カソ
ード基板81とアノード基板82との間の間隙に配置さ
れるスペーサー97としての機能と、隣接するフィール
ドエミッションアレイのゲート電極89同士を電気的に
接続するための機能とを兼ねることが可能である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
貼り合わせにより構成され、電気的に接続された大型の
機能素子アレイが提供される。かかる機能素子アレイ
は、大画面の画像表示装置を得るための薄膜トランジス
タアレイあるいはフィールドエミッションアレイとして
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の薄膜トランジスタアレイの一例を表
す平面図。
【図2】実施例1の薄膜トランジスタアレイの他の例を
表す平面図。
【図3】実施例1の画像表示装置の一例を表わす断面
図。
【図4】実施例1の画像表示装置の他の例を模式的に表
わす断面図。
【図5】実施例1の画像表示装置の他の例を模式的に表
わす断面図。
【図6】本発明を適用したFEDの一例を表わす断面
図。
【図7】実施例2の薄膜トランジスタアレイの一例を示
す平面図。
【図8】実施例2の液晶表示装置の一例を模式的に表わ
す断面図。
【図9】実施例2の薄膜トランジスタアレイの一例を示
す平面図。
【図10】実施例3の液晶表示装置の一例を模式的に表
わす断面図。
【図11】図10に示した液晶表示装置のシール部分を
示す拡大図。
【図12】実施例3の液晶表示装置の他の例を模式的に
表わす断面図。
【図13】図12に示した液晶表示装置におけるシール
部を示す拡大図。
【図14】実施例3の液晶表示装置の他の例を模式的に
表わす断面図。
【図15】本発明を適用したFEDの一例を表わす断面
図。
【図16】従来の液晶表示装置を模式的に示す断面図。
【符号の説明】
1,41,61…TFT 2,42,62…画素部 3,43,63…ゲート線 4,44,64…信号線 5,5’…スルーホール 6,6’,46,46’…裏面配線 7a〜7d,47a〜47d,67a〜67d…基板 8,48,68…シール 9,49,69…対向基板 10,11,50,51,73,74…支持基板 13…ワイヤー 14…ジャンパーチップ 20,80…FED 21,81…カソード基板 22,82…アノード基板 24,,35,84,90…ガラス基板 25,28,85,88…絶縁層 26,86…エミッタ電極(カソード電極) 29,89…ゲート電極 30a,30b…スルーホール 31…裏面電極 32,94…貼り合わせしろ 33,92…蛍光体層 34,91…透明電極 45,45’…側面配線 65…シール領域 66…導電材料 71…導電微粒子 72…導電部材 95…配線 96a,96b…フィールドエミッションアレイ 97…スペーサー 100…大型液晶表示装置 101a,101b…液晶表示装置 102a,102b…アレイ基板 103a,103b…対向基板 104…接着剤 105…シール部材 106…液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 剛 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 長谷川 励 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 原 雄二郎 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能素子および前記機能素子を駆
    動するための配線を主面に有する第1の基板と、複数の
    機能素子および前記機能素子を駆動するための配線を主
    面に有する第2の基板とが側面で接合され、 前記第1の基板の主面に設けられた配線に接続して、こ
    の基板の主面から裏面に貫通して形成された第1のスル
    ーホールと、 前記第2の基板の主面に設けられた配線に接続して、こ
    の基板の主面から裏面に貫通して形成された第2のスル
    ーホールと、 前記第1および第2のスルーホールに接続して、前記第
    1の基板から第2の基板にわたって、これらの基板の裏
    面に形成された裏面配線とを具備し、 前記第1の基板の主面に設けられた配線と前記第2の基
    板の主面に設けられた配線とは、前記第1のスルーホー
    ル、前記裏面配線および前記第2のスルーホールを介し
    て電気的に接続されていることを特徴とする機能素子ア
    レイ。
  2. 【請求項2】 複数の機能素子および前記機能素子を駆
    動するための配線を主面に有する第1の基板と、複数の
    機能素子および前記機能素子を駆動するための配線をを
    主面に有する第2の基板とが側面で接合され、 前記第1の基板の主面に設けられた配線に接続して、こ
    の基板の接合部側面に形成された第1の側面配線と、 前記第2の基板の主面に設けられた配線に接続して、こ
    の基板の接合部側面に形成された第2の側面配線と、 前記第1および第2の側面配線に接続され、これらの基
    板の裏面に形成された裏面配線とを具備し、 前記第1の基板の主面に形成された配線と記第2の基板
    の主面に形成された配線とは、前記第1の側面配線、前
    記裏面配線および前記第2の側面配線を介して電気的に
    接続されていることを特徴とする機能素子アレイ。
  3. 【請求項3】 複数の機能素子および前記機能素子を駆
    動するための配線を主面に有する第1の基板と、複数の
    機能素子および前記機能素子を駆動するための配線を主
    面に有する第2の基板とがシール領域を介して側面で接
    合され、前記第1の基板の主面に設けられた配線と前記
    第2の基板の主面に設けられた配線とは、 前記第1の基板と第2の基板との接合部に設けられたシ
    ール領域またはスペーサ領域に含有された導電材料を介
    して、電気的に接続されていることを特徴とする機能素
    子アレイ。
  4. 【請求項4】 前記機能素子は、一対のトランジスタと
    画素電極とからなる請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載の機能素子アレイ。
  5. 【請求項5】 表面に共通電極が形成された対向基板、
    請求項4に記載の機能素子アレイからなる薄膜トランジ
    スタアレイを含むアレイ基板、および前記対向基板とア
    レイ基板との間隙に、シール用樹脂を用いて封入された
    液晶を具備する画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記機能素子は、エミッタ電極を含む請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の機能素子アレ
    イ。
  7. 【請求項7】 表面にアノード電極と蛍光体とが順次形
    成されたアノード基板、 前記アノード基板に離間・対向して配置され、請求項6
    に記載の機能素子アレイからなるエミッタアレイを含む
    カソード基板を具備し、 前記アノード基板とカソード基板との間隙は真空に保持
    されている画像表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031799A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Honeywell Internatl Inc 集積ディスプレイモジュール
WO2014043850A1 (zh) * 2012-09-18 2014-03-27 深圳市柔宇科技有限公司 一种大尺寸显示屏及其制造方法
EP3584840A4 (en) * 2017-02-17 2021-03-10 BOE Technology Group Co., Ltd. ARRAY SUBSTRATE AND DISPLAY DEVICE

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