JPH1116119A - 複合磁気ヘッド装置 - Google Patents
複合磁気ヘッド装置Info
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- JPH1116119A JPH1116119A JP16471897A JP16471897A JPH1116119A JP H1116119 A JPH1116119 A JP H1116119A JP 16471897 A JP16471897 A JP 16471897A JP 16471897 A JP16471897 A JP 16471897A JP H1116119 A JPH1116119 A JP H1116119A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来部品を共用し組立の効率化を図るととも
に小形に構成して情報信号等を高精度に記録再生する。 【解決手段】 下位仕様磁気ディスクを対象とした第1
のヘッド部3と、上位仕様磁気ディスクを対象とした第
2のヘッド部4とが一体化されてなる。第2のヘッド部
4の記録再生コイル35のコイル始端35aとコイル終
端35bとを第1のヘッド部3のイレーズコイル22を
構成するボビン27に設けられたコモン端子28と空き
端子30とに接続することによって配線数を削減し、フ
レキシブル配線基板6を幅狭とする。
に小形に構成して情報信号等を高精度に記録再生する。 【解決手段】 下位仕様磁気ディスクを対象とした第1
のヘッド部3と、上位仕様磁気ディスクを対象とした第
2のヘッド部4とが一体化されてなる。第2のヘッド部
4の記録再生コイル35のコイル始端35aとコイル終
端35bとを第1のヘッド部3のイレーズコイル22を
構成するボビン27に設けられたコモン端子28と空き
端子30とに接続することによって配線数を削減し、フ
レキシブル配線基板6を幅狭とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に対
してデータ信号、音声信号、画像信号等の情報信号或い
は制御信号(以下、単に情報信号等という。)の記録及
び/又は再生(以下、単に記録再生という。)を行う磁
気ヘッド装置に関し、特に情報信号等の記録密度を異に
する磁気記録媒体に対して互換使用が可能とされた複合
磁気ヘッド装置に関する。
してデータ信号、音声信号、画像信号等の情報信号或い
は制御信号(以下、単に情報信号等という。)の記録及
び/又は再生(以下、単に記録再生という。)を行う磁
気ヘッド装置に関し、特に情報信号等の記録密度を異に
する磁気記録媒体に対して互換使用が可能とされた複合
磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、フロッピーディスクドライブ装
置は、一般に、可撓性を有する磁気ディスクを比較的低
速で回転駆動させるとともにその主面に磁気ヘッドのデ
ィスク摺動面を接触させた状態で情報信号等の記録再生
を行うことを基本構成としており、低価格で信頼性が高
いといった特徴を有している。普及率が極めて高い3.
5インチ磁気ディスクを用いる標準フロッピーディスク
ドライブ装置は、この磁気ディスクの1枚当たりの情報
信号等の記憶容量が1.44Mバイト、線記録密度(k
BPI)が17.4、トラック密度(kTPI)が13
5とされ、情報信号等の転送レートが250Kb/s
(又は500Kb/s)、磁気ディスクの駆動回転数が
300rpm等の要件を基本仕様としている。この標準
フロッピーディスクドライブ装置には、一般にフェライ
ト・ヘッドからなる磁気ヘッドが備えられる。
置は、一般に、可撓性を有する磁気ディスクを比較的低
速で回転駆動させるとともにその主面に磁気ヘッドのデ
ィスク摺動面を接触させた状態で情報信号等の記録再生
を行うことを基本構成としており、低価格で信頼性が高
いといった特徴を有している。普及率が極めて高い3.
5インチ磁気ディスクを用いる標準フロッピーディスク
ドライブ装置は、この磁気ディスクの1枚当たりの情報
信号等の記憶容量が1.44Mバイト、線記録密度(k
BPI)が17.4、トラック密度(kTPI)が13
5とされ、情報信号等の転送レートが250Kb/s
(又は500Kb/s)、磁気ディスクの駆動回転数が
300rpm等の要件を基本仕様としている。この標準
フロッピーディスクドライブ装置には、一般にフェライ
ト・ヘッドからなる磁気ヘッドが備えられる。
【0003】ところで、パーソナル用コンピュータ等に
おいては、低価格化と操作性の簡易化或いはネットワー
ク網の整備・充実等を背景として普及台数や用途のめざ
ましい拡大が図られている。パーソナル用コンピュータ
等は、このような状況から、取り扱う情報信号等につい
て、従来の文書データ信号を中心としたものから大型コ
ンピュータと同様に画像情報信号やグラフィックスデー
タ信号等のマルチデータまで幅広い情報信号等が取り扱
われるようになっている。そして、パーソナル用コンピ
ュータにおいては、かかる状況に対応するためにディス
ク交換型外部記憶装置の標準装備が図られており、フロ
ッピーディスクドライブ装置の採用も検討されている。
おいては、低価格化と操作性の簡易化或いはネットワー
ク網の整備・充実等を背景として普及台数や用途のめざ
ましい拡大が図られている。パーソナル用コンピュータ
等は、このような状況から、取り扱う情報信号等につい
て、従来の文書データ信号を中心としたものから大型コ
ンピュータと同様に画像情報信号やグラフィックスデー
タ信号等のマルチデータまで幅広い情報信号等が取り扱
われるようになっている。そして、パーソナル用コンピ
ュータにおいては、かかる状況に対応するためにディス
ク交換型外部記憶装置の標準装備が図られており、フロ
ッピーディスクドライブ装置の採用も検討されている。
【0004】標準型フロッピーディスクドライブ装置
は、上述した記憶容量や駆動回転数等の仕様からマルチ
メディアデータを取り扱う大容量の情報信号等の取り扱
いには不向きであり、その仕様のままでパーソナル用コ
ンピュータディスクの交換型外部記憶装置として適用し
た場合には記憶容量が不足するといった問題がある。し
たがって、フロッピーディスクドライブ装置において
は、磁気ディスクに対して情報信号等の高密度記録を可
能とするとともにこの磁気ディスクを高速で回転駆動し
てデータ転送レートの改善を図った大容量化装置の開発
が進められている。なお、以下の説明において、大容量
化仕様を上位仕様と称し、また標準仕様を下位仕様と称
するものとする。
は、上述した記憶容量や駆動回転数等の仕様からマルチ
メディアデータを取り扱う大容量の情報信号等の取り扱
いには不向きであり、その仕様のままでパーソナル用コ
ンピュータディスクの交換型外部記憶装置として適用し
た場合には記憶容量が不足するといった問題がある。し
たがって、フロッピーディスクドライブ装置において
は、磁気ディスクに対して情報信号等の高密度記録を可
能とするとともにこの磁気ディスクを高速で回転駆動し
てデータ転送レートの改善を図った大容量化装置の開発
が進められている。なお、以下の説明において、大容量
化仕様を上位仕様と称し、また標準仕様を下位仕様と称
するものとする。
【0005】フロッピーディスクドライブ装置において
は、上述した下位仕様フロッピーディスクドライブ装置
に対して、1枚当たりの情報信号等の記憶容量が100
Mバイト、線記録密度(kBPI)が43.3、トラッ
ク密度(kTPI)が2118とされた上位仕様3.5
インチ磁気ディスクが用いられ、この上位仕様磁気ディ
スクを1200乃至3600rpmの高速で回転駆動す
るようにした上位仕様フロッピーディスクドライブ装置
が提供されている。そして、この上位仕様フロッピーデ
ィスクドライブ装置には、一般に磁気ヘッド装置として
メタルインギャップ・ヘッド(MIGヘッド)が備えら
れる。なお、上位仕様フロッピーディスクドライブ装置
には、磁気ヘッド装置として、例えば薄膜磁気ヘッドや
MRヘッド等の採用も検討されている。
は、上述した下位仕様フロッピーディスクドライブ装置
に対して、1枚当たりの情報信号等の記憶容量が100
Mバイト、線記録密度(kBPI)が43.3、トラッ
ク密度(kTPI)が2118とされた上位仕様3.5
インチ磁気ディスクが用いられ、この上位仕様磁気ディ
スクを1200乃至3600rpmの高速で回転駆動す
るようにした上位仕様フロッピーディスクドライブ装置
が提供されている。そして、この上位仕様フロッピーデ
ィスクドライブ装置には、一般に磁気ヘッド装置として
メタルインギャップ・ヘッド(MIGヘッド)が備えら
れる。なお、上位仕様フロッピーディスクドライブ装置
には、磁気ヘッド装置として、例えば薄膜磁気ヘッドや
MRヘッド等の採用も検討されている。
【0006】ところで、下位仕様磁気ヘッド装置は、装
置間での情報信号等の記録再生の互換性を保証するため
に、トラックピッチに対して幾分狭いトラック幅で情報
信号等の記録が行われる。このため、下位仕様磁気ヘッ
ド装置には、記録トラックに対してやや幅広とされたコ
ア部材に記録再生ギャップとイレーズギャップとが形成
されて構成されている。記録再生ギャップは、記録トラ
ックの幅全体に情報信号等を記録する。イレーズギャッ
プは、この記録再生ギャップのディスク回転方向の後方
側に位置され、記録トラックの両側を無信号部とする。
したがって、下位仕様磁気ヘッド装置は、トラッキング
サーボを行うこと無く、各記録トラック間のガードバン
ドが保証されるように構成されている。
置間での情報信号等の記録再生の互換性を保証するため
に、トラックピッチに対して幾分狭いトラック幅で情報
信号等の記録が行われる。このため、下位仕様磁気ヘッ
ド装置には、記録トラックに対してやや幅広とされたコ
ア部材に記録再生ギャップとイレーズギャップとが形成
されて構成されている。記録再生ギャップは、記録トラ
ックの幅全体に情報信号等を記録する。イレーズギャッ
プは、この記録再生ギャップのディスク回転方向の後方
側に位置され、記録トラックの両側を無信号部とする。
したがって、下位仕様磁気ヘッド装置は、トラッキング
サーボを行うこと無く、各記録トラック間のガードバン
ドが保証されるように構成されている。
【0007】一方、上位仕様磁気ヘッド装置は、磁気デ
ィスクに対して情報信号等が高密度に記録されることか
ら、精密なトラッキングサーボが行われる。このため、
上位仕様磁気ヘッド装置には、一般にイレーズギャップ
が形成されていない。また、上位仕様磁気ヘッド装置
は、各記録トラック間のクロストークを減少させるため
にそのコア部材が下位仕様磁気ヘッド装置のコア部材に
対して幅狭に構成されている。
ィスクに対して情報信号等が高密度に記録されることか
ら、精密なトラッキングサーボが行われる。このため、
上位仕様磁気ヘッド装置には、一般にイレーズギャップ
が形成されていない。また、上位仕様磁気ヘッド装置
は、各記録トラック間のクロストークを減少させるため
にそのコア部材が下位仕様磁気ヘッド装置のコア部材に
対して幅狭に構成されている。
【0008】また、磁気ヘッドは、一般にジンバルバネ
部材を介してキャリッジに支持され、このジンバルバネ
部材の作用により回転駆動される磁気ディスクに対して
疑似接触接状態を保持して径方向に移動しながら情報信
号等の記録再生を行うように構成されている。そして、
磁気ヘッドは、記録再生コイルとイレーズコイルとが、
ジンバルバネ部材の背面側に導かれたフレキシブル配線
基板を介してプリアンプと接続するように構成してい
る。
部材を介してキャリッジに支持され、このジンバルバネ
部材の作用により回転駆動される磁気ディスクに対して
疑似接触接状態を保持して径方向に移動しながら情報信
号等の記録再生を行うように構成されている。そして、
磁気ヘッドは、記録再生コイルとイレーズコイルとが、
ジンバルバネ部材の背面側に導かれたフレキシブル配線
基板を介してプリアンプと接続するように構成してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上位仕様フ
ロッピーディスクドライブ装置においては、普及率の高
い下位仕様磁気ディスクの互換使用が必須であるととも
に、上位仕様磁気ディスクが装填されて高速で回転駆動
された場合においても情報信号等を高精度に記録再生す
ることが課題とされる。このため、上位仕様フロッピー
ディスクドライブ装置には、上位仕様磁気ヘッドととも
に下位仕様磁気ヘッドが備えられる。この場合、上位仕
様フロッピーディスクドライブ装置には、装置の小型化
を図るために、上位仕様磁気ヘッド部と下位仕様磁気ヘ
ッド部とを一体化してなる複合磁気ヘッド装置が搭載さ
れる。
ロッピーディスクドライブ装置においては、普及率の高
い下位仕様磁気ディスクの互換使用が必須であるととも
に、上位仕様磁気ディスクが装填されて高速で回転駆動
された場合においても情報信号等を高精度に記録再生す
ることが課題とされる。このため、上位仕様フロッピー
ディスクドライブ装置には、上位仕様磁気ヘッドととも
に下位仕様磁気ヘッドが備えられる。この場合、上位仕
様フロッピーディスクドライブ装置には、装置の小型化
を図るために、上位仕様磁気ヘッド部と下位仕様磁気ヘ
ッド部とを一体化してなる複合磁気ヘッド装置が搭載さ
れる。
【0010】かかる複合磁気ヘッド装置は、下位仕様磁
気ヘッドと上位仕様磁気ヘッドとのそれぞれの特性を充
足して合理的に構成されなければならない。上位仕様磁
気ヘッドは、高密度化の対応として、狭トラックピッチ
化された磁気ディスクに対して磁気ギャップを介して磁
束が効率的に作用されるようにするために、この磁気ギ
ャップが絞り込まれて小型化される。上位仕様磁気ヘッ
ドは、小型化を図るために断面積の小さなコア部材を用
いた場合に、ヘッド・インピーダンスが大きくなるとと
もに、充分なコイルの巻数を確保することが困難となり
ヘッド出力が低下する。
気ヘッドと上位仕様磁気ヘッドとのそれぞれの特性を充
足して合理的に構成されなければならない。上位仕様磁
気ヘッドは、高密度化の対応として、狭トラックピッチ
化された磁気ディスクに対して磁気ギャップを介して磁
束が効率的に作用されるようにするために、この磁気ギ
ャップが絞り込まれて小型化される。上位仕様磁気ヘッ
ドは、小型化を図るために断面積の小さなコア部材を用
いた場合に、ヘッド・インピーダンスが大きくなるとと
もに、充分なコイルの巻数を確保することが困難となり
ヘッド出力が低下する。
【0011】このため、上位仕様磁気ヘッドにおいて
は、一般に記録再生コイルを大型化となるボビンを用い
ずにいわゆる直捲きコイルによって構成し、コイルの巻
数を確保するようにしている。記録再生コイルは、コイ
ルの始端と終端とがフレキシブル配線基板に形成したラ
ンドにそれぞれ半田付け等によって接続される。
は、一般に記録再生コイルを大型化となるボビンを用い
ずにいわゆる直捲きコイルによって構成し、コイルの巻
数を確保するようにしている。記録再生コイルは、コイ
ルの始端と終端とがフレキシブル配線基板に形成したラ
ンドにそれぞれ半田付け等によって接続される。
【0012】一方、下位仕様磁気ヘッドにおいては、比
較的大きなコア部材が備えられることから、一般に記録
再生コイル及びイレーズコイルがそれぞれ端子を有する
ボビンに捲線を施してなるボビン型コイルが用いられて
いる。記録再生コイル及びイレーズコイルは、それぞれ
コア部材に装着されるとともに、各端子がフレキシブル
配線基板に形成したランドの取付孔に嵌合された後半田
付けされる。
較的大きなコア部材が備えられることから、一般に記録
再生コイル及びイレーズコイルがそれぞれ端子を有する
ボビンに捲線を施してなるボビン型コイルが用いられて
いる。記録再生コイル及びイレーズコイルは、それぞれ
コア部材に装着されるとともに、各端子がフレキシブル
配線基板に形成したランドの取付孔に嵌合された後半田
付けされる。
【0013】図6は、下位仕様磁気ヘッド52と上位仕
様磁気ヘッド53とを一体化してなるヘッド組立体51
とフレキシブル配線基板54とを備える複合磁気ディス
ク装置50の結線図を示している。下位仕様磁気ヘッド
52は、記録再生ギャップ55aが形成された記録再生
コア部材55と、この記録再生コア部材55に装着され
た記録再生コイル56と、イレーズギャップ57aが形
成されたイレーズコア部材57と、このイレーズコア部
材57に装着されたイレーズコイル58とから構成され
る。
様磁気ヘッド53とを一体化してなるヘッド組立体51
とフレキシブル配線基板54とを備える複合磁気ディス
ク装置50の結線図を示している。下位仕様磁気ヘッド
52は、記録再生ギャップ55aが形成された記録再生
コア部材55と、この記録再生コア部材55に装着され
た記録再生コイル56と、イレーズギャップ57aが形
成されたイレーズコア部材57と、このイレーズコア部
材57に装着されたイレーズコイル58とから構成され
る。
【0014】下位仕様磁気ヘッド52の記録再生コイル
56には、図示しないボビンにコイル始端端子56a
と、コイル終端端子56b及び共通端子を構成する中間
端子56cとが設けられている。また、イレーズコイル
58には、図示しないボビンにコイル始端端子58aと
コイル終端端子58bとが設けられるとともに、空き端
子58cが設けられている。空き端子58cは、磁気デ
ィスクを挟んで上下に配設される磁気ヘッドにイレーズ
コイル58のコイルボビンが共用されるようにするとと
もにフレキシブル配線基板54の端子バランスを図るた
めに形成されている。
56には、図示しないボビンにコイル始端端子56a
と、コイル終端端子56b及び共通端子を構成する中間
端子56cとが設けられている。また、イレーズコイル
58には、図示しないボビンにコイル始端端子58aと
コイル終端端子58bとが設けられるとともに、空き端
子58cが設けられている。空き端子58cは、磁気デ
ィスクを挟んで上下に配設される磁気ヘッドにイレーズ
コイル58のコイルボビンが共用されるようにするとと
もにフレキシブル配線基板54の端子バランスを図るた
めに形成されている。
【0015】上位仕様磁気ヘッド53は、記録再生ギャ
ップ59aが形成された記録再生コア部材59と、この
記録再生コア部材59のコア部にコイルを直捲きしてな
る記録再生コイル60とから構成されている。
ップ59aが形成された記録再生コア部材59と、この
記録再生コア部材59のコア部にコイルを直捲きしてな
る記録再生コイル60とから構成されている。
【0016】フレキシブル配線基板54には、ジンバル
バネ部材に接続されるアース線61が引き出される。フ
レキシブル配線基板54には、下位仕様磁気ヘッド52
の記録再生コイル56のコイル始端端子56aが接続さ
れる第1の配線62と、コイル終端端子56bが接続さ
れる第2の配線63と、下位仕様磁気ヘッド52のイレ
ーズコイル58のコイル始端端子58aが接続される第
3の配線64と、コイル終端端子58bが接続される第
4の配線65とが設けられている。また、フレキシブル
配線基板54には、上位仕様磁気ヘッド53の記録再生
コイル60のコイル始端60aが半田付けされる第5の
配線66と、コイル終端60bが半田付けされる第6の
配線67とが設けられている。
バネ部材に接続されるアース線61が引き出される。フ
レキシブル配線基板54には、下位仕様磁気ヘッド52
の記録再生コイル56のコイル始端端子56aが接続さ
れる第1の配線62と、コイル終端端子56bが接続さ
れる第2の配線63と、下位仕様磁気ヘッド52のイレ
ーズコイル58のコイル始端端子58aが接続される第
3の配線64と、コイル終端端子58bが接続される第
4の配線65とが設けられている。また、フレキシブル
配線基板54には、上位仕様磁気ヘッド53の記録再生
コイル60のコイル始端60aが半田付けされる第5の
配線66と、コイル終端60bが半田付けされる第6の
配線67とが設けられている。
【0017】複合磁気ディスク装置50においては、下
位仕様磁気ヘッド52の記録再生コイル56とイレーズ
コイル58及び上位仕様磁気ヘッド53の記録再生コイ
ル60の配線のために、フレキシブル配線基板54にア
ース線61を含めて8本の配線が必要となる。フレキシ
ブル配線基板54は、多数の配線が設けられることによ
り幅広となってその可撓特性が劣化し、ジンバルバネ部
材の動作に影響を及ぼすといった問題点がある。
位仕様磁気ヘッド52の記録再生コイル56とイレーズ
コイル58及び上位仕様磁気ヘッド53の記録再生コイ
ル60の配線のために、フレキシブル配線基板54にア
ース線61を含めて8本の配線が必要となる。フレキシ
ブル配線基板54は、多数の配線が設けられることによ
り幅広となってその可撓特性が劣化し、ジンバルバネ部
材の動作に影響を及ぼすといった問題点がある。
【0018】このため、複合磁気ディスク装置50にお
いては、図6に示すように、下位仕様磁気ヘッド52の
記録再生コイル56の中間端子56cを、イレーズコイ
ル58のコイル始端端子58aが接続される第3の配線
64に接続することによってフレキシブル配線基板54
の小型化を図っている。しかしながら、フレキシブル配
線基板54は、なお合計7本の配線61乃至67が設け
られるため、その可撓特性が劣化して動作特性に影響を
及ぼすといった問題があった。
いては、図6に示すように、下位仕様磁気ヘッド52の
記録再生コイル56の中間端子56cを、イレーズコイ
ル58のコイル始端端子58aが接続される第3の配線
64に接続することによってフレキシブル配線基板54
の小型化を図っている。しかしながら、フレキシブル配
線基板54は、なお合計7本の配線61乃至67が設け
られるため、その可撓特性が劣化して動作特性に影響を
及ぼすといった問題があった。
【0019】また、複合磁気ディスク装置50は、上述
したように上位仕様磁気ヘッド53の記録再生コイル6
0のコイル始端60aとコイル終端60bとをそれぞれ
第5の配線66と第6の配線67とに直接半田付けしな
ければならないため、組立が面倒となる。また、この半
田付けは、充分な工程管理が必要とされるとともに、フ
レキシブル配線基板54の特性を劣化させるといった問
題点がある。
したように上位仕様磁気ヘッド53の記録再生コイル6
0のコイル始端60aとコイル終端60bとをそれぞれ
第5の配線66と第6の配線67とに直接半田付けしな
ければならないため、組立が面倒となる。また、この半
田付けは、充分な工程管理が必要とされるとともに、フ
レキシブル配線基板54の特性を劣化させるといった問
題点がある。
【0020】したがって、本発明は、構造が簡易であっ
て組立性の向上を図るとともに動作特性が保持されて情
報信号等の記録再生が高精度に行われるようにした複合
磁気ヘッド装置を提供することを目的に提案されたもの
である。
て組立性の向上を図るとともに動作特性が保持されて情
報信号等の記録再生が高精度に行われるようにした複合
磁気ヘッド装置を提供することを目的に提案されたもの
である。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係る複合磁気ヘッド装置は、記録再生ギャップとイ
レーズギャップとが形成され第1の磁気記録媒体を対象
として情報信号等の記録再生を行う第1のヘッド部と、
記録再生ギャップが形成され第1の磁気記録媒体に対し
て情報信号等の高密度化が図られた第2の磁気記録媒体
を対象として情報信号等の記録再生を行う第2のヘッド
部と、これら第1のヘッド部の記録再生コイル及びイレ
ーズコイルと第2のヘッド部の記録再生コイルがそれぞ
れ接続される複数のランドを有するフレキシブル配線基
板とを備えて構成される。複合磁気ヘッド装置は、第2
のヘッド部の記録再生コイルのコイル始端とコイル終端
とをそれぞれ第1のヘッド部のコモン端子とイレーズコ
イルの空き端子とに接続することによって、フレキシブ
ル配線基板に形成されるランドと配線とを6個によって
構成する。
明に係る複合磁気ヘッド装置は、記録再生ギャップとイ
レーズギャップとが形成され第1の磁気記録媒体を対象
として情報信号等の記録再生を行う第1のヘッド部と、
記録再生ギャップが形成され第1の磁気記録媒体に対し
て情報信号等の高密度化が図られた第2の磁気記録媒体
を対象として情報信号等の記録再生を行う第2のヘッド
部と、これら第1のヘッド部の記録再生コイル及びイレ
ーズコイルと第2のヘッド部の記録再生コイルがそれぞ
れ接続される複数のランドを有するフレキシブル配線基
板とを備えて構成される。複合磁気ヘッド装置は、第2
のヘッド部の記録再生コイルのコイル始端とコイル終端
とをそれぞれ第1のヘッド部のコモン端子とイレーズコ
イルの空き端子とに接続することによって、フレキシブ
ル配線基板に形成されるランドと配線とを6個によって
構成する。
【0022】以上のように構成された本発明に係る複合
磁気ヘッド装置によれば、第2のヘッド部の記録再生コ
イルのコイル始端とコイル終端とがそれぞれ第1のヘッ
ド部のコモン端子とイレーズコイルの空き端子とに接続
されることによって、フレキシブル配線基板との接続が
ボビンに付設された端子を介して行われることからコア
部材に対するコイル組立及びフレキシブル配線基板との
電気的接続が簡単にかつ高精度に行われる。また、複合
磁気ヘッド装置は、フレキシブル配線基板のランド及び
配線数の増加が抑制されて小型に形成されることからそ
の可撓特性が充分に保持される。したがって、複合磁気
ヘッド装置は、磁気記録媒体に対するヘッド支持機構の
スムーズな動作特性が保持されて情報信号等の高精度の
記録再生が行われる。
磁気ヘッド装置によれば、第2のヘッド部の記録再生コ
イルのコイル始端とコイル終端とがそれぞれ第1のヘッ
ド部のコモン端子とイレーズコイルの空き端子とに接続
されることによって、フレキシブル配線基板との接続が
ボビンに付設された端子を介して行われることからコア
部材に対するコイル組立及びフレキシブル配線基板との
電気的接続が簡単にかつ高精度に行われる。また、複合
磁気ヘッド装置は、フレキシブル配線基板のランド及び
配線数の増加が抑制されて小型に形成されることからそ
の可撓特性が充分に保持される。したがって、複合磁気
ヘッド装置は、磁気記録媒体に対するヘッド支持機構の
スムーズな動作特性が保持されて情報信号等の高精度の
記録再生が行われる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形
態として図面に示した複合磁気ヘッド装置1は、図示し
ないディスク支持機構に支持されて回転駆動される磁気
ディスクの主面を挟んで一対が対向配置され、この磁気
ディスクの両主面からそれぞれ情報信号等の記録再生を
行うようにしたいわゆる両面型フロッピーディスクドラ
イブ装置に備えられる。また、複合磁気ヘッド装置1
は、例えばディスク径が3.5インチとされ300rp
mで回転駆動される下位仕様磁気ディスクと、情報信号
等が高密度に記録されるとともに例えば1200rpm
乃至3600rpmの高速で回転駆動される上位仕様磁
気ディスクとを互換使用可能とする兼用型フロッピーデ
ィスクドライブ装置に搭載される複合磁気ヘッド装置で
ある。
態を図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形
態として図面に示した複合磁気ヘッド装置1は、図示し
ないディスク支持機構に支持されて回転駆動される磁気
ディスクの主面を挟んで一対が対向配置され、この磁気
ディスクの両主面からそれぞれ情報信号等の記録再生を
行うようにしたいわゆる両面型フロッピーディスクドラ
イブ装置に備えられる。また、複合磁気ヘッド装置1
は、例えばディスク径が3.5インチとされ300rp
mで回転駆動される下位仕様磁気ディスクと、情報信号
等が高密度に記録されるとともに例えば1200rpm
乃至3600rpmの高速で回転駆動される上位仕様磁
気ディスクとを互換使用可能とする兼用型フロッピーデ
ィスクドライブ装置に搭載される複合磁気ヘッド装置で
ある。
【0024】兼用型フロッピーディスクドライブ装置
は、複合磁気ヘッド装置1を回転駆動される磁気ディス
クの表裏主面に対して疑似接触状態に保持して情報信号
等の記録再生動作を行う。兼用フロッピーディスクドラ
イブ装置は、複合磁気ヘッド装置1を、下位仕様磁気デ
ィスクが装填された場合にはノントラッキングサーボに
よって情報信号等の記録再生動作を行い、また上位仕様
磁気ディスクが装填された場合にはトラッキングサーボ
をかけながら情報信号等の記録再生動作を行う。
は、複合磁気ヘッド装置1を回転駆動される磁気ディス
クの表裏主面に対して疑似接触状態に保持して情報信号
等の記録再生動作を行う。兼用フロッピーディスクドラ
イブ装置は、複合磁気ヘッド装置1を、下位仕様磁気デ
ィスクが装填された場合にはノントラッキングサーボに
よって情報信号等の記録再生動作を行い、また上位仕様
磁気ディスクが装填された場合にはトラッキングサーボ
をかけながら情報信号等の記録再生動作を行う。
【0025】複合磁気ヘッド装置1は、下位仕様磁気デ
ィスクを対象として情報信号等の記録再生を行う下位仕
様磁気ヘッド部3と、上位仕様ディスクを対象として情
報信号等の記録再生を行う上位仕様磁気ヘッド部4とを
一体化してなるヘッド組立体2を備えている。ヘッド組
立体2は、ジンバルバネ部材5を介してヘッド支持機構
に支持されるとともに、フレキシブル配線基板6を介し
てプリアンプと接続されている。ヘッド組立体2は、ジ
ンバルバネ部材5に搭載された状態において、図2に示
すようにシールドケース7が被冠されることによって電
磁波障害の発生が防止されている。
ィスクを対象として情報信号等の記録再生を行う下位仕
様磁気ヘッド部3と、上位仕様ディスクを対象として情
報信号等の記録再生を行う上位仕様磁気ヘッド部4とを
一体化してなるヘッド組立体2を備えている。ヘッド組
立体2は、ジンバルバネ部材5を介してヘッド支持機構
に支持されるとともに、フレキシブル配線基板6を介し
てプリアンプと接続されている。ヘッド組立体2は、ジ
ンバルバネ部材5に搭載された状態において、図2に示
すようにシールドケース7が被冠されることによって電
磁波障害の発生が防止されている。
【0026】ヘッド組立体2は、磁気ディスクの回転方
向の長さ寸法が3.0mm、幅寸法が2.8mm、高さ
寸法が2.7mmの外形仕様によって形成されている。
ヘッド組立体2は、そのディスク摺動面10が、図4及
び図5に示すように、磁気ディスクの回転方向と平行に
設けられたグルーブ溝11を介して幅方向に第1の領域
12と第2の領域13とに区割りされて構成されてい
る。また、ヘッド組立体2は、ディスク摺動面10が曲
率半径を異にする複合凸曲面として構成されている。
向の長さ寸法が3.0mm、幅寸法が2.8mm、高さ
寸法が2.7mmの外形仕様によって形成されている。
ヘッド組立体2は、そのディスク摺動面10が、図4及
び図5に示すように、磁気ディスクの回転方向と平行に
設けられたグルーブ溝11を介して幅方向に第1の領域
12と第2の領域13とに区割りされて構成されてい
る。また、ヘッド組立体2は、ディスク摺動面10が曲
率半径を異にする複合凸曲面として構成されている。
【0027】また、ヘッド組立体2は、そのディスク摺
動面10が、中心からの半径を異にする互いに同心の内
周凸曲面領域部14と、外周凸曲面領域部15と、外周
領域部16とに区割りされている。内周凸曲面領域部1
4は、中心から半径0.9mmの領域で、曲率半径が1
000mm以上、具体的には9000mmの凸曲面領域
として構成されている。外周凸曲面領域部15は、中心
から半径1.25mmの領域で、曲率半径が50mm以
上1000mm未満、具体的には100mmの凸曲面領
域として構成されている。外周領域部16は、ブレンド
加工を施こして外周凸曲面領域部15から連続する緩や
かな傾斜曲面として構成されるとともに外周縁に円弧状
の面取りが施されている。外周領域部16は、15°乃
至20°の傾斜角が付されて構成されている。
動面10が、中心からの半径を異にする互いに同心の内
周凸曲面領域部14と、外周凸曲面領域部15と、外周
領域部16とに区割りされている。内周凸曲面領域部1
4は、中心から半径0.9mmの領域で、曲率半径が1
000mm以上、具体的には9000mmの凸曲面領域
として構成されている。外周凸曲面領域部15は、中心
から半径1.25mmの領域で、曲率半径が50mm以
上1000mm未満、具体的には100mmの凸曲面領
域として構成されている。外周領域部16は、ブレンド
加工を施こして外周凸曲面領域部15から連続する緩や
かな傾斜曲面として構成されるとともに外周縁に円弧状
の面取りが施されている。外周領域部16は、15°乃
至20°の傾斜角が付されて構成されている。
【0028】ヘッド組立体2は、内周凸曲面領域部14
内に、後述する下位仕様磁気ヘッド部3の記録再生ギャ
ップ17とイレーズギャップ20及び上位仕様磁気ヘッ
ド部4のメタルインギャップ32とが配置されて構成さ
れている。複合磁気ヘッド装置1は、ヘッド組立体2の
ディスク摺動面10を上述した複合凸曲面によって構成
することにより、高速で回転駆動される上位仕様磁気デ
ィスクに対してもその主面からの浮上現象が抑制され、
疑似接触状態を保持して情報信号等を高精度に記録再生
するようにする。また、複合磁気ヘッド装置1は、ヘッ
ド組立体2がそのディスク摺動面10を外周領域部16
に緩やかな傾斜曲面を施すとともに外周縁に円弧状の面
取りを施した構成によって、記録再生時に磁気ディスク
の主面から接離動作する場合においても磁気ディスクを
損傷させることは無い。
内に、後述する下位仕様磁気ヘッド部3の記録再生ギャ
ップ17とイレーズギャップ20及び上位仕様磁気ヘッ
ド部4のメタルインギャップ32とが配置されて構成さ
れている。複合磁気ヘッド装置1は、ヘッド組立体2の
ディスク摺動面10を上述した複合凸曲面によって構成
することにより、高速で回転駆動される上位仕様磁気デ
ィスクに対してもその主面からの浮上現象が抑制され、
疑似接触状態を保持して情報信号等を高精度に記録再生
するようにする。また、複合磁気ヘッド装置1は、ヘッ
ド組立体2がそのディスク摺動面10を外周領域部16
に緩やかな傾斜曲面を施すとともに外周縁に円弧状の面
取りを施した構成によって、記録再生時に磁気ディスク
の主面から接離動作する場合においても磁気ディスクを
損傷させることは無い。
【0029】ヘッド組立体2は、ディスク摺動面10の
第1の領域12に下位仕様磁気ヘッド部3と上位仕様磁
気ヘッド部4とが配設されて構成されている。下位仕様
磁気ヘッド部3は、従来の下位仕様フロッピーディスク
ドライブ装置に搭載される磁気ヘッド装置と同様のトン
ネル・イレーズ型のバルク・タイプ・ヘッドとして構成
されている。下位仕様磁気ヘッド部3は、記録再生ギャ
ップ17が形成された第1のコア部材18と、イレーズ
ギャップ19が形成された第2のコア部材20とが磁気
ディスクの回転方向に対して直列の状態でガラス接合さ
れてなる。なお、イレーズギャップ19は、下位仕様磁
気ディスクの記録トラックの両側領域を無音領域とする
ために、第2のコア部材20の幅方向に離間して一対が
形成されてなる。
第1の領域12に下位仕様磁気ヘッド部3と上位仕様磁
気ヘッド部4とが配設されて構成されている。下位仕様
磁気ヘッド部3は、従来の下位仕様フロッピーディスク
ドライブ装置に搭載される磁気ヘッド装置と同様のトン
ネル・イレーズ型のバルク・タイプ・ヘッドとして構成
されている。下位仕様磁気ヘッド部3は、記録再生ギャ
ップ17が形成された第1のコア部材18と、イレーズ
ギャップ19が形成された第2のコア部材20とが磁気
ディスクの回転方向に対して直列の状態でガラス接合さ
れてなる。なお、イレーズギャップ19は、下位仕様磁
気ディスクの記録トラックの両側領域を無音領域とする
ために、第2のコア部材20の幅方向に離間して一対が
形成されてなる。
【0030】下位仕様磁気ヘッド部3には、第1のコア
部材18の詳細を省略するコア脚部に記録再生コイル2
1が組み付けられている。また、下位仕様磁気ヘッド部
3には、第2のコア部材20の詳細を省略するコア脚部
にイレーズコイル22が組み付けられている。記録再生
コイル21は、ボビン23の外周にコイルを捲き線して
なり、このボビン23の下方フランジにコイル始端21
aが接続される始端端子24と、コイル終端21bが接
続される終端端子25と、中間タップ21cが接続され
るコモン端子26の3本の端子が設けられている。
部材18の詳細を省略するコア脚部に記録再生コイル2
1が組み付けられている。また、下位仕様磁気ヘッド部
3には、第2のコア部材20の詳細を省略するコア脚部
にイレーズコイル22が組み付けられている。記録再生
コイル21は、ボビン23の外周にコイルを捲き線して
なり、このボビン23の下方フランジにコイル始端21
aが接続される始端端子24と、コイル終端21bが接
続される終端端子25と、中間タップ21cが接続され
るコモン端子26の3本の端子が設けられている。
【0031】イレーズコイル22も、ボビン27の外周
にコイルを捲き線してなり、このボビン27の下方フラ
ンジにコイル始端22aが接続される始端端子28と、
コイル終端22bが接続される終端端子29と、空き端
子30の3本の端子が設けられている。空き端子30
は、磁気ディスクに対して表裏面に配設される複合磁気
ヘッド装置にそれぞれ同一の成形金型によって成形され
たボビン27が兼用して使用することができるようにす
るために、上下対象の形状とすることによって形成され
ている。したがって、この空き端子30は、イレーズコ
イル22のコイルと結線されていない端子であるが、後
述するように上位仕様磁気ヘッド部4の記録再生コイル
35の引き出しに用いられている。
にコイルを捲き線してなり、このボビン27の下方フラ
ンジにコイル始端22aが接続される始端端子28と、
コイル終端22bが接続される終端端子29と、空き端
子30の3本の端子が設けられている。空き端子30
は、磁気ディスクに対して表裏面に配設される複合磁気
ヘッド装置にそれぞれ同一の成形金型によって成形され
たボビン27が兼用して使用することができるようにす
るために、上下対象の形状とすることによって形成され
ている。したがって、この空き端子30は、イレーズコ
イル22のコイルと結線されていない端子であるが、後
述するように上位仕様磁気ヘッド部4の記録再生コイル
35の引き出しに用いられている。
【0032】下位仕様磁気ヘッド部3は、記録再生コイ
ル21のボビン23に設けられた始端端子24、終端端
子25及びコモン端子26と、イレーズコイル22のボ
ビン27に設けられた始端端子28及び終端端子29と
が、詳細を後述するように、フレキシブル配線基板6に
形成された配線端子と電気的に接続される。下位仕様磁
気ヘッド部3には、第1のコア部材18のコア脚部と第
2のコア部材20のコア脚部とに、それぞれ図示しない
バックコア部材が組み付けられている。これらバックコ
ア部材は、第1のコア部材18及び第2のコア部材20
とに対してそれぞれ閉磁気回路を構成する。
ル21のボビン23に設けられた始端端子24、終端端
子25及びコモン端子26と、イレーズコイル22のボ
ビン27に設けられた始端端子28及び終端端子29と
が、詳細を後述するように、フレキシブル配線基板6に
形成された配線端子と電気的に接続される。下位仕様磁
気ヘッド部3には、第1のコア部材18のコア脚部と第
2のコア部材20のコア脚部とに、それぞれ図示しない
バックコア部材が組み付けられている。これらバックコ
ア部材は、第1のコア部材18及び第2のコア部材20
とに対してそれぞれ閉磁気回路を構成する。
【0033】下位仕様磁気ヘッド部3は、第1のコア部
材18に形成された記録再生ギャップ17が、回転駆動
される下位仕様磁気ディスクに記録された情報信号等を
再生し或いは下位仕様磁気ディスクに情報信号等を記録
する。下位仕様磁気ヘッド部3は、図5に示すように記
録再生ギャップ17が磁気ディスクの走行方向の中心よ
りやや前方側に位置して形成されている。また、下位仕
様磁気ヘッド部3は、第2のコア部材20に形成された
一対のイレーズギャップ19によって下位仕様磁気ディ
スクの各記録トラックの両側部分を情報信号等の無記録
部とすることにより、各記録トラックに情報信号等が一
定幅で記録されるようにして記録トラック間のガードバ
ンドを保持する。
材18に形成された記録再生ギャップ17が、回転駆動
される下位仕様磁気ディスクに記録された情報信号等を
再生し或いは下位仕様磁気ディスクに情報信号等を記録
する。下位仕様磁気ヘッド部3は、図5に示すように記
録再生ギャップ17が磁気ディスクの走行方向の中心よ
りやや前方側に位置して形成されている。また、下位仕
様磁気ヘッド部3は、第2のコア部材20に形成された
一対のイレーズギャップ19によって下位仕様磁気ディ
スクの各記録トラックの両側部分を情報信号等の無記録
部とすることにより、各記録トラックに情報信号等が一
定幅で記録されるようにして記録トラック間のガードバ
ンドを保持する。
【0034】なお、上述した下位仕様磁気ヘッド部3
は、トンネル・イレーズ型のバルク・タイプ・ヘッドに
よって構成されるが、従来のフロッピーディスクドライ
ブ装置に用いられるその他の磁気ヘッド、例えばラミネ
ート・タイプ・ヘッド或いはストラドル・イレーズ・ヘ
ッド等の適宜の磁気ヘッドによって構成してもよいこと
は勿論である。
は、トンネル・イレーズ型のバルク・タイプ・ヘッドに
よって構成されるが、従来のフロッピーディスクドライ
ブ装置に用いられるその他の磁気ヘッド、例えばラミネ
ート・タイプ・ヘッド或いはストラドル・イレーズ・ヘ
ッド等の適宜の磁気ヘッドによって構成してもよいこと
は勿論である。
【0035】上位仕様磁気ヘッド部4は、非磁性材によ
って成形されたスペーサ部材31によって磁気的に分離
されて、下位仕様磁気ヘッド部3に対してヘッドの中心
側に位置して磁気ディスクの回転方向Aと平行に配設さ
れている。上位仕様磁気ヘッド部4は、記録再生ギャッ
プ32が形成された第3のコア部材33からなる。記録
再生ギャップ32は、ギャップ溝にスパッタ法等によっ
て金属磁性膜が成膜形成されたメタルインギャップによ
って構成されている。メタルインギャップ32は、ヘッ
ド組立体2の長さ方向のほぼ中央に位置して形成されて
いる。したがって、複合磁気ヘッド装置1においては、
情報信号等の記録再生に際してこのメタルインギャップ
32の傾斜損失が抑制されるようにして、情報信号等の
高精度の記録再生が行われるように構成されている。
って成形されたスペーサ部材31によって磁気的に分離
されて、下位仕様磁気ヘッド部3に対してヘッドの中心
側に位置して磁気ディスクの回転方向Aと平行に配設さ
れている。上位仕様磁気ヘッド部4は、記録再生ギャッ
プ32が形成された第3のコア部材33からなる。記録
再生ギャップ32は、ギャップ溝にスパッタ法等によっ
て金属磁性膜が成膜形成されたメタルインギャップによ
って構成されている。メタルインギャップ32は、ヘッ
ド組立体2の長さ方向のほぼ中央に位置して形成されて
いる。したがって、複合磁気ヘッド装置1においては、
情報信号等の記録再生に際してこのメタルインギャップ
32の傾斜損失が抑制されるようにして、情報信号等の
高精度の記録再生が行われるように構成されている。
【0036】第3のコア部材33は、上述した下位仕様
磁気ヘッド部3を構成する第1のコア部材18及び第2
のコア部材20に対して小形に形成されている。この第
3のコア部材33は、磁気ディスクの回転方向の両側に
それぞれ補強部材34a,34bが水ガラス或いは低融
点ガラスによって接合されることによって、図5に示す
ように全体として第1のコア部材18及び第2のコア部
材20と同一の長さに構成される。なお、補強部材34
a,34bは、例えばチタン酸カルシウム等の耐磨耗特
性、耐摺動特性及び機械的特性に優れた非磁性体のセラ
ミック材を素材として形成される。
磁気ヘッド部3を構成する第1のコア部材18及び第2
のコア部材20に対して小形に形成されている。この第
3のコア部材33は、磁気ディスクの回転方向の両側に
それぞれ補強部材34a,34bが水ガラス或いは低融
点ガラスによって接合されることによって、図5に示す
ように全体として第1のコア部材18及び第2のコア部
材20と同一の長さに構成される。なお、補強部材34
a,34bは、例えばチタン酸カルシウム等の耐磨耗特
性、耐摺動特性及び機械的特性に優れた非磁性体のセラ
ミック材を素材として形成される。
【0037】第3のコア部材33には、詳細を省略する
コア脚部に直接捲き線が施されることによって記録再生
コイル35が構成されている。さらに、第3のコア部材
33には、閉磁気回路を構成する図示しないバックコア
部材がコア脚部に組み付けられている。記録再生コイル
35は、そのコイル始端35a及びコイル終端35bと
が下位仕様磁気ヘッド部3のイレーズコイル22に設け
られた始端端子28及び空き端子30を介してフレキシ
ブル配線基板6の配線端子と電気的に接続されている。
コア脚部に直接捲き線が施されることによって記録再生
コイル35が構成されている。さらに、第3のコア部材
33には、閉磁気回路を構成する図示しないバックコア
部材がコア脚部に組み付けられている。記録再生コイル
35は、そのコイル始端35a及びコイル終端35bと
が下位仕様磁気ヘッド部3のイレーズコイル22に設け
られた始端端子28及び空き端子30を介してフレキシ
ブル配線基板6の配線端子と電気的に接続されている。
【0038】上位仕様磁気ヘッド部4は、上述したよう
に第3のコア部材33に補強部材34a,34bを接合
することによって、メタルインギャップ32が磁気ディ
スクの回転方向に対してほぼ中心に位置して形成され
る。上位仕様磁気ヘッド部4は、第3のコア部材33を
第1のコア部材18及び第2のコア部材20に対して小
形化したことから、下位仕様磁気ヘッド部3に対する磁
気的影響が抑制されかつ上位仕様磁気ディスクの各記録
トラック間のクロストークが抑制される。また、上位仕
様磁気ヘッド部4は、ギャップ構成部位が実質的に小型
化されてメタルインギャップ32を介して上位磁気ディ
スクに対して磁界を効率的に作用させることから、磁気
効率の向上が図られる。
に第3のコア部材33に補強部材34a,34bを接合
することによって、メタルインギャップ32が磁気ディ
スクの回転方向に対してほぼ中心に位置して形成され
る。上位仕様磁気ヘッド部4は、第3のコア部材33を
第1のコア部材18及び第2のコア部材20に対して小
形化したことから、下位仕様磁気ヘッド部3に対する磁
気的影響が抑制されかつ上位仕様磁気ディスクの各記録
トラック間のクロストークが抑制される。また、上位仕
様磁気ヘッド部4は、ギャップ構成部位が実質的に小型
化されてメタルインギャップ32を介して上位磁気ディ
スクに対して磁界を効率的に作用させることから、磁気
効率の向上が図られる。
【0039】上位仕様磁気ヘッド部4は、メタルインギ
ャップ32によって回転駆動される上位仕様磁気ディス
クに記録された情報信号等を再生し或いは上位仕様磁気
ディスクに情報信号等を記録する。上位仕様磁気ヘッド
部4は、メタルインギャップ32の磁気効率が向上され
ていることによって、より高密度記録を図るために高周
波数の記録波長が用いられる場合においても情報信号等
を高精度に記録再生することを可能とする。
ャップ32によって回転駆動される上位仕様磁気ディス
クに記録された情報信号等を再生し或いは上位仕様磁気
ディスクに情報信号等を記録する。上位仕様磁気ヘッド
部4は、メタルインギャップ32の磁気効率が向上され
ていることによって、より高密度記録を図るために高周
波数の記録波長が用いられる場合においても情報信号等
を高精度に記録再生することを可能とする。
【0040】スペーサ部材31は、例えばチタン酸カル
シウム等の耐磨耗性、耐摺動特性及び機械的特性に優れ
た非磁性体のセラミック材を素材としている。スペーサ
部材31は、下位仕様磁気ヘッド部3と上位仕様磁気ヘ
ッド部4との間に磁気ディスクの回転方向の全域に亘っ
て介在して溶融ガラスによって接合される。スペーサ部
材31は、下位仕様磁気ヘッド部3と上位仕様磁気ヘッ
ド部4との間を磁気的に分離する。
シウム等の耐磨耗性、耐摺動特性及び機械的特性に優れ
た非磁性体のセラミック材を素材としている。スペーサ
部材31は、下位仕様磁気ヘッド部3と上位仕様磁気ヘ
ッド部4との間に磁気ディスクの回転方向の全域に亘っ
て介在して溶融ガラスによって接合される。スペーサ部
材31は、下位仕様磁気ヘッド部3と上位仕様磁気ヘッ
ド部4との間を磁気的に分離する。
【0041】ヘッド組立体2は、下位仕様磁気ヘッド部
3の一方側面に第1のスライダ部材36を溶融ガラスに
よって接合するとともに、上位仕様磁気ヘッド部4の一
方側面に第2のスライダ部材37を溶融ガラスによって
接合して構成している。これら第1のスライダ部材36
及び第2のスライダ部材37も、チタン酸カルシウム等
の耐磨耗性、耐摺動特性及び機械的特性に優れた非磁性
体のセラミック材を素材とする。第2のスライダ部材3
7には、ディスク摺動面10を構成する主面に磁気ディ
スクの回転方向の全域に亘って上述したグルーブ溝11
が凹設されている。グルーブ溝11は、図5に示すよう
にディスク摺動面10の幅方向の中央領域に位置して凹
設されている。
3の一方側面に第1のスライダ部材36を溶融ガラスに
よって接合するとともに、上位仕様磁気ヘッド部4の一
方側面に第2のスライダ部材37を溶融ガラスによって
接合して構成している。これら第1のスライダ部材36
及び第2のスライダ部材37も、チタン酸カルシウム等
の耐磨耗性、耐摺動特性及び機械的特性に優れた非磁性
体のセラミック材を素材とする。第2のスライダ部材3
7には、ディスク摺動面10を構成する主面に磁気ディ
スクの回転方向の全域に亘って上述したグルーブ溝11
が凹設されている。グルーブ溝11は、図5に示すよう
にディスク摺動面10の幅方向の中央領域に位置して凹
設されている。
【0042】以上のように構成されるヘッド組立体2
は、下位仕様磁気ヘッド部3の記録再生コイル21及び
イレーズコイル22と上位仕様磁気ヘッド部4の記録再
生コイル35とが、それぞれのコイル捲線を図1に示す
ようにして接続されている。すなわち、下位仕様磁気ヘ
ッド部3の記録再生コイル21は、そのコイル始端21
aがボビン23に設けた始端端子24に接続されるとと
もにコイル終端21bが終端端子25に接続される。ま
た、記録再生コイル21は、その中間タップ21cから
引き出したコイル中間線がイレーズコイル22のボビン
27に設けた始端端子28に共通接続される。イレーズ
コイル22は、そのコイル始端22aがボビン27に設
けた始端端子28に接続されるとともにコイル終端22
bが終端端子29に接続される。
は、下位仕様磁気ヘッド部3の記録再生コイル21及び
イレーズコイル22と上位仕様磁気ヘッド部4の記録再
生コイル35とが、それぞれのコイル捲線を図1に示す
ようにして接続されている。すなわち、下位仕様磁気ヘ
ッド部3の記録再生コイル21は、そのコイル始端21
aがボビン23に設けた始端端子24に接続されるとと
もにコイル終端21bが終端端子25に接続される。ま
た、記録再生コイル21は、その中間タップ21cから
引き出したコイル中間線がイレーズコイル22のボビン
27に設けた始端端子28に共通接続される。イレーズ
コイル22は、そのコイル始端22aがボビン27に設
けた始端端子28に接続されるとともにコイル終端22
bが終端端子29に接続される。
【0043】上位仕様磁気ヘッド部4の記録再生コイル
35は、上述したように下位仕様磁気ヘッド部3のイレ
ーズコイル22のボビン27に設けた始端端子28と空
き端子30を利用してその捲き線の接続が行われる。す
なわち、記録再生コイル35は、そのコイル始端35a
がイレーズコイル22のボビン27に設けた始端端子2
8に共通接続される。また、記録再生コイル35は、そ
のコイル終端35bがイレーズコイル22のボビン27
に設けた空き端子30に接続される。なお、イレーズコ
イル22の始端端子28は、後述するようにフレキシブ
ル配線基板6の第4の配線54に接続されるが、この第
4の配線54に対して記録再生コイル21の中間タップ
21cが接続されることによってコモン端子を構成して
いる。
35は、上述したように下位仕様磁気ヘッド部3のイレ
ーズコイル22のボビン27に設けた始端端子28と空
き端子30を利用してその捲き線の接続が行われる。す
なわち、記録再生コイル35は、そのコイル始端35a
がイレーズコイル22のボビン27に設けた始端端子2
8に共通接続される。また、記録再生コイル35は、そ
のコイル終端35bがイレーズコイル22のボビン27
に設けた空き端子30に接続される。なお、イレーズコ
イル22の始端端子28は、後述するようにフレキシブ
ル配線基板6の第4の配線54に接続されるが、この第
4の配線54に対して記録再生コイル21の中間タップ
21cが接続されることによってコモン端子を構成して
いる。
【0044】ヘッド組立体2は、上述したように組立状
態においてすでに下位仕様磁気ヘッド部3の記録再生コ
イル21とイレーズコイル22及び上位仕様磁気ヘッド
部4の記録再生コイル35とが、それぞれボビン23,
27に設けられた各端子24乃至26及び端子28乃至
30に接続されて構成される。したがって、ヘッド組立
体2は、上位仕様磁気ヘッド部4の記録再生コイル35
を構成するために独立の端子付きボビンを不要とするこ
とから、その小型化が図られる。また、ヘッド組立体2
は、この上位仕様磁気ヘッド部4の記録再生コイル35
が実質的に端子付きボビンによって構成されることか
ら、ジンバルバネ部材5に対する組立或いはフレキシブ
ル配線基板5との接続が簡単に行われて作業性の向上が
図られる。さらに、ヘッド組立体2は、従来の下位仕様
磁気ヘッド装置に用いられる端子付きボビンをそのまま
利用することができ、部品の互換性が図られる。
態においてすでに下位仕様磁気ヘッド部3の記録再生コ
イル21とイレーズコイル22及び上位仕様磁気ヘッド
部4の記録再生コイル35とが、それぞれボビン23,
27に設けられた各端子24乃至26及び端子28乃至
30に接続されて構成される。したがって、ヘッド組立
体2は、上位仕様磁気ヘッド部4の記録再生コイル35
を構成するために独立の端子付きボビンを不要とするこ
とから、その小型化が図られる。また、ヘッド組立体2
は、この上位仕様磁気ヘッド部4の記録再生コイル35
が実質的に端子付きボビンによって構成されることか
ら、ジンバルバネ部材5に対する組立或いはフレキシブ
ル配線基板5との接続が簡単に行われて作業性の向上が
図られる。さらに、ヘッド組立体2は、従来の下位仕様
磁気ヘッド装置に用いられる端子付きボビンをそのまま
利用することができ、部品の互換性が図られる。
【0045】ヘッド組立体2は、図2に示すように、ジ
ンバルバネ部材5の一方主面上に実装される。ジンバル
バネ部材5は、弾性板によって全体略矩形を呈して形成
され、その外周部38に形成された取付孔を有する取付
片38a,38bを介して図示しないヘッドキャリッジ
に取り付けられる。ジンバルバネ部材5には、図2及び
図3に示すように、第1の環状溝39によって区割りさ
れるとともに一対の短絡片39a,39bにより外周部
と連設された弾性変位部40と、第1の環状溝39と同
心の第2の環状溝41によって弾性変位部40の内側領
域に区割りされるとともに一対の短絡片41a,41b
によって連設されたヘッド取付部42とが形成されてい
る。
ンバルバネ部材5の一方主面上に実装される。ジンバル
バネ部材5は、弾性板によって全体略矩形を呈して形成
され、その外周部38に形成された取付孔を有する取付
片38a,38bを介して図示しないヘッドキャリッジ
に取り付けられる。ジンバルバネ部材5には、図2及び
図3に示すように、第1の環状溝39によって区割りさ
れるとともに一対の短絡片39a,39bにより外周部
と連設された弾性変位部40と、第1の環状溝39と同
心の第2の環状溝41によって弾性変位部40の内側領
域に区割りされるとともに一対の短絡片41a,41b
によって連設されたヘッド取付部42とが形成されてい
る。
【0046】第1の環状溝39の短絡片39a,39b
は、互いに相対向する位置に形成されるとともにととも
に、取付片38a,38bに対して周方向にそれぞれ9
0°ズレた位置に形成されている。また、第2の環状溝
41の短絡片41a,41bは、互いに相対向する位置
に形成されるとともに、第1の環状溝39の短絡片39
a,39bに対してそれぞれ周方向に90°ズレた位
置、換言すれば外周部38の取付片38a,38bに対
応して形成されている。
は、互いに相対向する位置に形成されるとともにととも
に、取付片38a,38bに対して周方向にそれぞれ9
0°ズレた位置に形成されている。また、第2の環状溝
41の短絡片41a,41bは、互いに相対向する位置
に形成されるとともに、第1の環状溝39の短絡片39
a,39bに対してそれぞれ周方向に90°ズレた位
置、換言すれば外周部38の取付片38a,38bに対
応して形成されている。
【0047】ジンバルバネ部材5には、図3に示すよう
に、ヘッド取付部42に対応する裏面側にフレキシブル
配線基板6の接続端子部43が導かれて接合される。フ
レキシブル配線基板6は、一端部に図示しないプリアン
プとコネクタ接続されるコネクタ部6aが設けられてい
る。フレキシブル配線基板6は、キャリッジを介してジ
ンバルバネ部材5に取り付けられたヘッド組立体2を磁
気ディスクの内外周に亘って移動動作させるに足る長さ
を有している。
に、ヘッド取付部42に対応する裏面側にフレキシブル
配線基板6の接続端子部43が導かれて接合される。フ
レキシブル配線基板6は、一端部に図示しないプリアン
プとコネクタ接続されるコネクタ部6aが設けられてい
る。フレキシブル配線基板6は、キャリッジを介してジ
ンバルバネ部材5に取り付けられたヘッド組立体2を磁
気ディスクの内外周に亘って移動動作させるに足る長さ
を有している。
【0048】接続端子部43は、全体矩形を呈してお
り、その中央部にジンバルバネ部材5の中心部に突き当
てられる図示しないピボットの逃げ孔44が設けられて
いる。接続端子部43には、図3に示すように、それぞ
れ端子取付孔が形成された第1のランド45乃至第6の
ランド50が、逃げ孔44を挟んで左右に3個ずつ設け
られている。同図において、右側の3個の第1のランド
45乃至第3のランド47には、ヘッド組立体2がジン
バルバネ部材5に実装された状態において、このジンバ
ルバネ部材5に設けた図示しないガイド孔を貫通された
記録再生コイル21のボビン23に設けられた始端端子
24、終端端子25及び中間端子26がそれぞれ相対嵌
合される。これら始端端子24、終端端子25及び中間
端子26は、第1のランド45乃至第3のランド47に
貫通された状態でそれぞれ半田付けされる。
り、その中央部にジンバルバネ部材5の中心部に突き当
てられる図示しないピボットの逃げ孔44が設けられて
いる。接続端子部43には、図3に示すように、それぞ
れ端子取付孔が形成された第1のランド45乃至第6の
ランド50が、逃げ孔44を挟んで左右に3個ずつ設け
られている。同図において、右側の3個の第1のランド
45乃至第3のランド47には、ヘッド組立体2がジン
バルバネ部材5に実装された状態において、このジンバ
ルバネ部材5に設けた図示しないガイド孔を貫通された
記録再生コイル21のボビン23に設けられた始端端子
24、終端端子25及び中間端子26がそれぞれ相対嵌
合される。これら始端端子24、終端端子25及び中間
端子26は、第1のランド45乃至第3のランド47に
貫通された状態でそれぞれ半田付けされる。
【0049】また、左側の3個の第4のランド48乃至
第6のランド50には、ヘッド組立体2がジンバルバネ
部材5に実装された状態において、このジンバルバネ部
材5に設けた図示しないガイド孔を貫通されたイレーズ
コイル22のボビン27に設けられた始端端子28、終
端端子29及び空き端子30がそれぞれ相対嵌合され
る。これら始端端子28、終端端子29及び空き端子3
0は、第4のランド48乃至第6のランド50に貫通さ
れた状態でそれぞれ半田付けされる。
第6のランド50には、ヘッド組立体2がジンバルバネ
部材5に実装された状態において、このジンバルバネ部
材5に設けた図示しないガイド孔を貫通されたイレーズ
コイル22のボビン27に設けられた始端端子28、終
端端子29及び空き端子30がそれぞれ相対嵌合され
る。これら始端端子28、終端端子29及び空き端子3
0は、第4のランド48乃至第6のランド50に貫通さ
れた状態でそれぞれ半田付けされる。
【0050】フレキシブル配線基板6には、接続端子部
43とコネクタ部6aの間に、図1に示すように第1の
配線51乃至第6の配線56が設けられている。フレキ
シブル配線基板6は、従来の下位仕様磁気ヘッド装置に
用いられるフレキシブル配線基板と比較して配線数が1
本多い構成ではあるが、上述した従来の複合磁気ヘッド
装置50に用いられるフレキシブル配線基板54と比較
して配線数が1本少ない構成となっている。したがっ
て、フレキシブル配線基板6は、その可撓特性が充分保
持されてジンバルバネ部材5の動作への影響が抑制され
る。
43とコネクタ部6aの間に、図1に示すように第1の
配線51乃至第6の配線56が設けられている。フレキ
シブル配線基板6は、従来の下位仕様磁気ヘッド装置に
用いられるフレキシブル配線基板と比較して配線数が1
本多い構成ではあるが、上述した従来の複合磁気ヘッド
装置50に用いられるフレキシブル配線基板54と比較
して配線数が1本少ない構成となっている。したがっ
て、フレキシブル配線基板6は、その可撓特性が充分保
持されてジンバルバネ部材5の動作への影響が抑制され
る。
【0051】第1の配線51は、そのランド51aを介
してジンバルバネ部材5にアース接続されている。第2
の配線52は、第1のランド45と接続されることによ
って、下位仕様磁気ヘッド部3の記録再生コイル21の
コイル始端21aの入出力線を構成する。第3の配線5
3は、第2のランド46と接続されることによって、記
録再生コイル21のコイル終端21bの入出力線を構成
する。第4の配線54は、第4のランド28と接続され
ることによって、下位仕様磁気ヘッド部3のイレーズコ
イル22のコイル始端22a及び上位仕様磁気ヘッド部
4の記録再生コイル35のコイル終端35bの入出力線
を構成する。第5の配線55は、第5のランド29と接
続されることによって、イレーズコイル22のコイル終
端22bの入出力線を構成する。第6の配線56は、第
6のランド30と接続されることによって、上位仕様磁
気ヘッド部4の記録再生コイル35のコイル始端35a
の入出力線を構成する。
してジンバルバネ部材5にアース接続されている。第2
の配線52は、第1のランド45と接続されることによ
って、下位仕様磁気ヘッド部3の記録再生コイル21の
コイル始端21aの入出力線を構成する。第3の配線5
3は、第2のランド46と接続されることによって、記
録再生コイル21のコイル終端21bの入出力線を構成
する。第4の配線54は、第4のランド28と接続され
ることによって、下位仕様磁気ヘッド部3のイレーズコ
イル22のコイル始端22a及び上位仕様磁気ヘッド部
4の記録再生コイル35のコイル終端35bの入出力線
を構成する。第5の配線55は、第5のランド29と接
続されることによって、イレーズコイル22のコイル終
端22bの入出力線を構成する。第6の配線56は、第
6のランド30と接続されることによって、上位仕様磁
気ヘッド部4の記録再生コイル35のコイル始端35a
の入出力線を構成する。
【0052】以上のように構成された複合磁気ヘッド装
置1は、ヘッド支持機構に支持されて下位仕様磁気ディ
スクと上位仕様磁気ディスクとの互換使用を可能とする
兼用フロッピーディスクドライブ装置に搭載される。複
合磁気ヘッド装置1は、下位仕様磁気ディスクが装填さ
れると、下位仕様磁気ヘッド部3によって情報信号等の
記録再生が行われる。また、複合磁気ヘッド装置1は、
上位仕様磁気ディスクが装填されてこれが例えば360
0rpmの高速で回転駆動される場合においても、ヘッ
ド組立体2のディスク摺動面10を上述した複合凸曲面
として構成したことによって上位仕様磁気ディスクから
の浮上現象が抑制されて疑似接触状態を保持し、上位仕
様磁気ヘッド部4により情報信号等の記録再生が高精度
に行われる。
置1は、ヘッド支持機構に支持されて下位仕様磁気ディ
スクと上位仕様磁気ディスクとの互換使用を可能とする
兼用フロッピーディスクドライブ装置に搭載される。複
合磁気ヘッド装置1は、下位仕様磁気ディスクが装填さ
れると、下位仕様磁気ヘッド部3によって情報信号等の
記録再生が行われる。また、複合磁気ヘッド装置1は、
上位仕様磁気ディスクが装填されてこれが例えば360
0rpmの高速で回転駆動される場合においても、ヘッ
ド組立体2のディスク摺動面10を上述した複合凸曲面
として構成したことによって上位仕様磁気ディスクから
の浮上現象が抑制されて疑似接触状態を保持し、上位仕
様磁気ヘッド部4により情報信号等の記録再生が高精度
に行われる。
【0053】複合磁気ヘッド装置1は、下位仕様磁気ヘ
ッド部3と上位仕様磁気ヘッド部4の入出力線が設けら
れたフレキシブル配線基板6が全体として下位仕様磁気
ヘッド装置のフレキシブル配線基板とほぼ同等の幅狭に
構成されていることから、このフレキシブル配線基板6
の可撓特性が充分に保持される。したがって、複合磁気
ヘッド装置1は、ジンバルバネ部材5やキャリッジ等の
可動各部がスムーズに動作して情報信号等の記録再生が
高精度に行われる。
ッド部3と上位仕様磁気ヘッド部4の入出力線が設けら
れたフレキシブル配線基板6が全体として下位仕様磁気
ヘッド装置のフレキシブル配線基板とほぼ同等の幅狭に
構成されていることから、このフレキシブル配線基板6
の可撓特性が充分に保持される。したがって、複合磁気
ヘッド装置1は、ジンバルバネ部材5やキャリッジ等の
可動各部がスムーズに動作して情報信号等の記録再生が
高精度に行われる。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る複合磁気ヘッド装置によれば、第2のヘッド部の記録
再生コイルの両端を第1のヘッド部のコモン端子とイレ
ーズコイルの空き端子とにそれぞれ接続して構成したこ
とによって、各ヘッド部の入出力線を設けたフレキシブ
ル配線基板の可撓性が充分に保持され可動各部がスムー
ズに動作することから情報信号等の記録再生が高精度に
行われる。また、複合磁気ヘッド装置は、第1のヘッド
部と第2のヘッド部の各コイルが端子付きボビンによっ
て構成されかつボビンの共用化が図られることから、組
立及び配線作業が簡易化されまた装置の小型化が図られ
る。
る複合磁気ヘッド装置によれば、第2のヘッド部の記録
再生コイルの両端を第1のヘッド部のコモン端子とイレ
ーズコイルの空き端子とにそれぞれ接続して構成したこ
とによって、各ヘッド部の入出力線を設けたフレキシブ
ル配線基板の可撓性が充分に保持され可動各部がスムー
ズに動作することから情報信号等の記録再生が高精度に
行われる。また、複合磁気ヘッド装置は、第1のヘッド
部と第2のヘッド部の各コイルが端子付きボビンによっ
て構成されかつボビンの共用化が図られることから、組
立及び配線作業が簡易化されまた装置の小型化が図られ
る。
【図1】本発明の実施の形態として示す複合磁気ヘッド
装置の各ヘッド部とフレキシブル配線基板との間の結線
状態を説明する図である。
装置の各ヘッド部とフレキシブル配線基板との間の結線
状態を説明する図である。
【図2】同複合磁気ヘッド装置について、シールドケー
スを取り外して示した斜視図である。
スを取り外して示した斜視図である。
【図3】同複合磁気ヘッド装置の要部底面図である。
【図4】同複合磁気ヘッド装置を構成するヘッド組立体
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】同ヘッド組立体の要部平面図である。
【図6】従来の複合磁気ヘッド装置の各ヘッド部とフレ
キシブル配線基板との間の結線状態を説明する図であ
る。
キシブル配線基板との間の結線状態を説明する図であ
る。
1 複合磁気ヘッド装置、2 ヘッド組立体、3 下位
仕様磁気ヘッド部(第1のヘッド部)、4 上位仕様磁
気ヘッド部(第2のヘッド部)、5 ジンバルバネ部
材、6 フレキシブル配線基板、10 ディスク摺動
面、17 下位仕様磁気ヘッド部の記録再生ギャップ、
18 同第1のコア部材、19 同イレーズギャップ、
20 同第2のコア部材、21 同記録再生コイル、2
1a 記録再生コイルのコイル始端、21b 同コイル
終端、21c 中間タップ、22 同イレーズコイル、
22a イレーズコイルのコイル始端、22b 同コイ
ル終端、23 同記録再生コイルのボビン、24 始端
端子、25 終端端子、26中間端子、27 同イレー
ズコイルのボビン、28 始端端子、29 終端端子、
30 空き端子、31 スペーサ部材、32 上位仕様
磁気ヘッド部の記録再生ギャップ(メタルインギャッ
プ)、35 同記録再生コイル、35a 記録再生コイ
ルのコイル始端、35b 同コイル終端、42 ジンバ
ルバネ部材のヘッド取付部、43 フレキシブル配線基
板の接続端子部、45乃至50 接続端子部に形成され
たランド、51乃至56 フレキシブル配線基板に設け
られた配線
仕様磁気ヘッド部(第1のヘッド部)、4 上位仕様磁
気ヘッド部(第2のヘッド部)、5 ジンバルバネ部
材、6 フレキシブル配線基板、10 ディスク摺動
面、17 下位仕様磁気ヘッド部の記録再生ギャップ、
18 同第1のコア部材、19 同イレーズギャップ、
20 同第2のコア部材、21 同記録再生コイル、2
1a 記録再生コイルのコイル始端、21b 同コイル
終端、21c 中間タップ、22 同イレーズコイル、
22a イレーズコイルのコイル始端、22b 同コイ
ル終端、23 同記録再生コイルのボビン、24 始端
端子、25 終端端子、26中間端子、27 同イレー
ズコイルのボビン、28 始端端子、29 終端端子、
30 空き端子、31 スペーサ部材、32 上位仕様
磁気ヘッド部の記録再生ギャップ(メタルインギャッ
プ)、35 同記録再生コイル、35a 記録再生コイ
ルのコイル始端、35b 同コイル終端、42 ジンバ
ルバネ部材のヘッド取付部、43 フレキシブル配線基
板の接続端子部、45乃至50 接続端子部に形成され
たランド、51乃至56 フレキシブル配線基板に設け
られた配線
Claims (3)
- 【請求項1】 記録再生ギャップが形成された第1のコ
ア部材と、この第1のコア部材に組み付けられた第1の
記録再生コイルと、上記第1のコア部材と磁気的に分離
されて一体化されるとともにイレーズギャップが形成さ
れた第2のコア部材と、この第2のコア部材に組み付け
られたイレーズコイルとを備え、第1の磁気記録媒体を
対象として情報信号等を所定のトラック幅で記録すると
ともに記録された情報信号等を再生する第1のヘッド部
と、 記録再生ギャップが形成されるとともにスペーサ部材を
介して上記第1のコア部材及び第2のコア部材と磁気的
に分離されて一体化された第3のコア部材と、この第3
のコア部材に組み付けられた第2の記録再生コイルとを
備え、第2の磁気記録媒体を対象として情報信号等を記
録するとともに記録された情報信号等を再生する第2の
ヘッド部と、 上記第1のヘッド部の第1の記録再生コイル及びイレー
ズコイルと上記第2のヘッド部の第2の記録再生コイル
とがそれぞれ接続される複数のランドが形成されたフレ
キシブル配線基板とを備え、 上記第2のヘッド部の第2の記録再生コイルのコイル始
端とコイル終端とを上記第1のヘッド部のイレーズコイ
ルを構成するボビンに設けられたコモン端子と空き端子
とにそれぞれ接続することによって、上記フレキシブル
配線基板が6個のランドと6本の配線とによって構成さ
れたことを特徴とする複合磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】 上記第1のヘッド部と第2のヘッド部と
を一体化したヘッド組立体を一方主面に搭載支持するジ
ンバルバネ部材と、このジンバルバネ部材の他方主面に
重ね合わされるとともに上記各コイルが接続される複数
個のランドが形成されたフレキシブル配線基板とを備
え、 このフレキシブル配線基板には、形成される上記6個の
ランドが、中心対称に左右それぞれ3個ずつ形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の複合磁気ヘッド装
置。 - 【請求項3】 上記第2の磁気記録媒体は、上記第1の
磁気記録媒体に対して情報信号等を高密度に記録可能と
する磁気記録媒体であることを特徴とする請求項1に記
載の複合磁気ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16471897A JPH1116119A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 複合磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16471897A JPH1116119A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 複合磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1116119A true JPH1116119A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15798580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16471897A Withdrawn JPH1116119A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 複合磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1116119A (ja) |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP16471897A patent/JPH1116119A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |