JPH1116057A - 院内インフォメーションシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】病院内を自動走行し広報、運搬、清掃等を行う
移動表示装置を核とするインフォメーションシステムの
提案を目的とする。 【解決手段】患者の受付管理およびお知らせなどのデー
タを入力する手段と、インフォメーションデータを生成
し記憶する手段と、通信する手段と、他センター装置３
よりデータを受信し移動表示装置に再転送もしくは再指
令を出す手段と、センターにある表示装置２に表示出力
信号を出力する手段とを有するセンター装置１と、通信
装置４と、および、センター装置１より受信したインフ
ォメーションデータを記憶する手段と、映像および音声
等の信号を生成し表示出力する手段と、センター装置１
よりの指令に基づき指定の場所に自動走行する手段と、
検体やカルテなどを運搬する手段と、自動走行する際、
床などを清掃する手段とを有する移動表示装置５とで構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【本発明の技術分野】病院内で、来診患者にお知らせや
受診状況などのインフォメーションを表示出力する共
に、清掃、運搬等の作業を行う移動表示システムに係わ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、病院内のインフォメーション提
供、清掃、カルテの運搬、検査血液や尿などの検査検体
運搬業務は、インフォメーション表示システム、無人清
掃ロボット、カルテ搬送リフト、および、無人搬送車
等、それぞれ独立したシステムで関連性はなく運用され
ており、効率的なシステムの提案が求められている。

【発明が解決しようとする課題】

【０００３】以上の内容に鑑み、本発明は、病院内を自
動走行し広報、運搬、清掃等を行う移動表示装置を核と
するインフォメーションシステムの提案を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】図１に示すように、患者
の受付管理、カルテ管理、診療順番管理、および、お知
らせなどのデータを入力する手段と、記憶したデータよ
り患者へのインフォメーションデータを生成し記憶する
手段と、移動表示装置に通信回線を経由して通信する手
段と、通信回線に接続されている他センター装置より各
種データを受信し移動表示装置に再転送もしくは再指令
を出す手段と、センターにある表示装置に表示出力信号
を出力する出力する手段とを有するセンター装置と、通
信回線もしくはセンター装置と移動表示装置との間を通
信接続する通信装置と、通信装置と通信接続する手段
と、センター装置より受信したインフォメーションデー
タを記憶する手段と、記憶したインフォメーションデー
タより映像および音声等の信号を生成し表示出力する手
段と、センター装置よりの指令に基づき指定の場所に自
動走行する手段と、検査物やカルテなどを運搬する手段
と、自動走行する際床などを清掃する手段とを有する移
動表示装置とで構成する。

【０００５】さらに、センター装置を図２に示すよう
に、患者へのお知らせ、各診療科毎の受付管理データ、
および薬局管理データなどのインフォメーションを入力
するインフォメーション入力部と、入力したインフォメ
ーションより、移動表示装置に送出するインフォメーシ
ョンデータを生成するインフォメーションデータ生成部
と、インフォメーションデータを記憶するインフォメー
ションデータメモリと、インフォメーションデータより
映像および音声の表示信号を生成出力する表示信号生成
部と、移動表示装置への運搬要求を受付ける運搬要求受
付部と、移動表示装置の走行データを受信する走行デー
タ受信部と、受信した走行データを記憶する走行データ
メモリと、運搬要求と走行データより移動表示装置の行
き先を指令する走行指令部と、手動操作のための操作部
と、通信回線を経由してデータの送受信を制御する通信
制御部とで構成する。

【０００６】さらに、センター装置に、カメラやビデオ
等の映像信号源よりの映像信号を入力する映像入力部
と、音声機器よりの音声信号を入力する音声入力部と、
入力した映像および音声などのＡＶデータを記憶するＡ
Ｖメモリとを追加設置する。

【０００７】さらに、他センター装置は図４に示すよう
に、少なくとも、診療を受ける各診療科もしくは総合の
受付を行う患者受付部と、患者の氏名、ＩＤ、診療科な
どの患者データを記憶している患者データメモリと、来
院患者に受付番号を発行する受付番号発行部と、患者の
カルテの保管などを管理しているカルテ管理部と、各診
療科毎の受付番号と診療完了者の受付番号から受診待ち
の先頭番号および順位などを管理する受付管理部と、移
動表示装置に運搬要求を出す運搬要求部と、センター装
置と、通信回線を経由して、もしくは直接通信接続する
通信制御部とで構成する。

【０００８】さらに、通信制御部を、ＬＡＮや構内ＷＡ
Ｎなどの通信手段、微弱電波をデジタル変調してワイヤ
レスで送受信する電波通信手段、もしくは、赤外線をデ
ジタル変調してワイヤレスで送受信する光通信手段とす
る。

【０００９】さらに、通信装置を、ＬＡＮや構内ＷＡＮ
などの通信手段、微弱電波をデジタル変調してワイヤレ
スで送受信するスペクトラム拡散方式の電波通信手段、
赤外線をデジタル変調してワイヤレスで送受信する光通
信手段し、該通信装置を前記移動表示装置の走行経路に
複数台設置とする。

【００１０】さらに、移動表示装置は図３に示すよう
に、通信装置を経由してセンター装置と通信接続する通
信制御部と、センター装置より受信したインフォメーシ
ョンデータを記憶する受信データメモリと、受信データ
より画像および音声などの表示出力信号を生成する表示
信号生成部と、画像信号を映像表示するＰＤＰなどの映
像表示部と、スピーカなどの音声出力部と、インフォメ
ーション選択、運搬先データの入力、インフォメーショ
ンデータ入力などの操作を行う操作部と、操作のガイダ
ンスデータを生成する操作ガイダンス部と、院内の走行
路地図を記憶している走行路マップメモリと、床に設置
された走行路標識などを検出する走行路検出部と、走行
路の障害物を検出する障害物センサと、該移動表示装置
のポジションを検出するポジションセンサーと、検出さ
れたポジションデータよりマップ上のポジションを演算
出力するポジションデータ演算部と、ポジションと運搬
先データより走行方向、走行路順などのデータを演算出
力する走行データ演算部と、該移動表示装置の走行およ
び操舵などの運転制御を行う運転制御部と、駆動車輪を
回転駆動するモータの電力制御を行う走行駆動部と、操
舵車輪の操舵装置を駆動するモータの電力制御を行う操
舵駆動部と、走行中回転ブラシと吸引による清掃を行う
スイパーと、スイーパの運転制御を行う清掃制御部と、
スイーパの駆動モータの電力制御を行う清掃駆動部と、
試験検体およびカルテなどを運搬する運搬トレイおよび
運搬バックなどを収納する運搬トレイ収納部とで構成す
る。

【００１１】さらに、移動表示装置に、配達先を文字や
コード手段などで表示した配達先指定カードと、配達先
指定カードを収容し該カードの配達先表示部を外部より
検出可能とする透明窓を有する、運搬トレイもしくはカ
ルテ等を収納運搬するカルテ運搬バックと、配達先指定
カードの配達先表示を読取る配達先読取部とを追加設置
する。

【００１２】さらに、前記配達先指定カードの配達先表
示を、文字とバーコードの併記表示とし配達先読取部は
前記配達先指定カードの配達先表示読取り方式をバーコ
ード読取手段、文字と磁気コードの併記表示とし配達先
読取部は配達先指定カードの配達先表示読取り方式を磁
気コード読取手段、文字のみの表示とし配達先読取部は
配達先指定カードの配達先表示読取り方式をＯＣＲ読取
手段、もしくは、文字とマークコードの併記表示とし配
達先読取部は配達先指定カードの配達先表示読取り方式
をマークコード読取手段とする。 または、前記配達先
指定カードをＩＣカードとし該配達先表示を文字とカー
ドに内蔵されたＩＣメモリへの併記表示とし、配達先読
取部は前記ＩＣカードを電磁誘導手段で読取る。

【００１３】さらに、ポジションセンサを、赤外線信号
を検出する赤外線受光センサーとし院内の主要箇所にポ
ジションを表すコード信号を重畳した赤外線信号を送出
する灯台を設置する、受信波の方向が検出可能なアレー
アンテナを有する微弱電波受信手段とし院内の主要箇所
にポジションを表すコード信号を重畳した超微弱電波信
号送出する灯台を設置する、もしくは、複数の超音波信
号受信手段とし院内の主要箇所にポジションを表すコー
ド信号を重畳した超音波送出する灯台を設置する。

【００１４】

【発明の実施の形態】センター装置は、他センター装置
よりの、患者へのお知らせ、各診療科毎の受付管理デー
タ、薬局管理データなどのインフォメーションデータを
受信し受信データメモリに一時記憶させ、自己入力した
インフォメーションデータと合わせ移動表示装置に送出
するインフォメーションデータを生成し、インフォメー
ションメモリに記憶する。 また他センター装置から、
もしくは自己装置よりの運搬要求を受付け、前述のイン
フォメーションデータと共に、通信装置を経由して移動
表示装置に送出する。さらに、追加設置された、カメラ
やビデオからの映像および音声データをＡＶメモリに一
時記憶し、インフォメーションデータに重畳して送出す
る。

【００１５】移動表示装置は、センター装置よりのイン
フォーメションデータと走行指令を受信し、該データを
表示出力する一方清掃をしながら指定場所を検索し自動
走行すると共に、前記検査用検体やカルテなどのを配達
指定先を読取り該配達指定先に運搬し、且つ自動走行す
ると共に該移動表示装置の現状位置を通信装置を経由し
て前記センター装置に送信出力する。

【００１６】さらに、移動表示装置は、運搬要求先に出
向き運搬対象物を受け取ると、配達先読取部は配達先指
定カードの配達先表示データを自動読取入力する。 走
行路マップメモリに記憶している院内の走行路地図と前
述の配達先表示データとより、走行方向、走行路順など
のデータを演算し、該移動表示装置の走行および操舵な
どの運転制御を行う。 走行中、回転ブラシと吸引装置
とで構成するスイーパで清掃を行うと共に、障害物や人
を障害物センサで検出し、衝突回避動作を行う。さら
に、ポジションセンサにより、院内に設けられた主要ポ
ジションデータ（例えば、内科待合所、薬局前、血液検
査室前など）を発信する灯台からの信号を受信し、現状
ポジションを補正すると共に、表示部に表示出力するイ
ンフォメーションを該ポジションに相応しい内容に切替
て表示出力する。

【００１７】

【実施例】図１は本発明による院内インフォメーション
システムの一実施例のブロック図、図２は本発明による
センター装置の一実施例の要部ブロック図、図３は移動
表示装置の一実施例の要部ブロック図および外観構造
図、図４は本発明による他センター装置の一実施例の要
部ブロック図、図５は本発明による運搬トレイ、運搬バ
ックおよび配達先指定カードの一実施例である。図１に
おいて、１は、センター装置、患者の受付管理、カルテ
の管理、診療順番管理、および、お知らせなどのデータ
を入力する手段と、記憶したデータより患者へのインフ
ォメーションデータを生成し記憶する手段と、移動表示
装置に通信回線を経由して通信する手段と、通信回線に
接続されている他センター装置より各種データを受信し
移動表示装置に再転送もしくは再指令を出す手段と、セ
ンターにある表示装置に表示出力信号を出力する出力す
る手段とを有するセンター装置である。２は、センター
装置より出力される映像および音声信号を表示出力する
表示装置である。 ３は、患者の受付管理、カルテの管
理、診療順番管理、および、お知らせ入力等を制御し、
センター装置にそのデータを送信する他センター装置で
ある。 ４は信回線もしくはセンター装置と移動表示装
置との間を通信接続する通信装である。 ６はＬＡＮな
どの通信回線である。

【００１８】５は、通信装置と通信接続する手段と、セ
ンター装置より受信したインフォメーションデータを記
憶する手段と、記憶したインフォメーションデータより
映像および音声等の信号を生成し表示出力する手段と、
センター装置よりの指令に基づき指定の場所に自動走行
する手段と、カルテや検査物などを運搬する手段と、自
動走行する際床などを清掃する手段とを有する移動表示
装置である。

【００１９】図２において、１から６迄は省略し、１０
は患者へのお知らせ、各診療科毎の受付管理データ、薬
局管理データなどのインフォメーションを入力するイン
フォメーション入力部、１１はカメラやビデオ等の映像
信源よりの映像信号を入力する映像入力部、１２は音声
機器よりの音声信号を入力する音声入力部、１３は入力
したインフォメーションデータ、およびインフォメーシ
ョンデータ生成部が生成したデータを記憶するインフォ
メーションデータメモリである。 １４は入力した映像
および音声データを記憶するＡＶデータメモリ、１５は
他センター装置および移動表示装置より受信したデータ
を記憶する受信データメモリ、１６は入力したインフォ
メーションより、移動表示装置に送出するインフォメー
ションデータを生成するインフォメーションデータ生成
部である。 ２５はインフォメーションデータを記憶す
るインフォメーションデータメモリと入力したインフォ
メーションデータとより映像および音声の表示信号を生
成出力する表示信号生成出力部である。

【００２０】１７は通信回線を経由してデータの送受信
を制御する通信制御部、１８はインフォメーションデー
タおよび制御データを変調して通信制御部に出力し、受
信データよりインフォメーションデータおよび制御デー
タを復調する変調・復調部である。 １９は移動表示装
置の運搬要求を受付ける運搬要求受付部である。 ２０
は、移動表示装置が表示出力するインフォメーションの
種類を、時刻や病院内のポジションによって選択切替を
指令するインフォメーション切替信号生成部である。
２１は移動表示装置の走行データを受信する走行データ
受信部、２２は受信した走行データを記憶する走行デー
タメモリ、２３は運搬要求データを受付ける運搬要求受
付部、２４は運搬要求と走行データより移動表示装置の
行き先を指令する走行指令部、２６は手動操作のための
操作部、２７はセンター装置内の動作シーケンスのプロ
グラムを記憶しているシステムメモリ、２８は前記動作
シーケンスに沿って該装置の動作シーケンスを制御する
制御部である。

【００２１】図３において、５０は通信装置を経由して
センター装置と通信接続する通信制御部、５０ａは該通
信制御部のアンテナ、５１はセンター装置より受信した
インフォメーションデータを記憶する受信データメモ
リ、５２は受信データより画像および音声などの表示出
力信号を生成する表示信号生成出力部、５３は画像信号
を映像表示するＰＤＰなどの映像表示部、５４はスピー
カなどの音声出力部である。 ５５はセンター装置より
の指令、もしくは、検出されたポジションデータと表示
インフォメーションの関係から、出力するインフォメー
ションの切替判断を行うインフォメーション切替判断部
である。

【００２２】５６は操作のガイダンスデータを生成する
操作ガイダンス部、５７はインフォメーション選択、運
搬先データの入力、インフォメーションデータ入力など
の操作を行う操作部である。 ５８は配達先指定カード
に表示されている配達先コードを読取入力する配達先読
取部、５９は院内の走行路地図を記憶している走行路マ
ップメモリ、６０は床に設置された走行路標識などを検
出する走行路検出部、６１は該移動表示装置のポジショ
ンを検出するポジションセンサー、６２は検出されたポ
ジションデータよりマップ上のポジションを演算出力す
るポジションデータ演算部、６３は走行路の障害物を検
出する障害物センサである。 ６４はポジションデータ
と運搬先データより走行方向、走行路順などのデータを
演算出力する走行データ演算部、６５は該移動表示装置
の走行および操舵などの運転制御を行う運転制御部、６
６は駆動車輪７５を回転駆動するモータの電力制御を行
う走行駆動部、６７は操舵車輪７６の操舵装置を駆動す
るモータの電力制御を行う操舵駆動部である。

【００２３】床などの塵埃やゴミを吸引清掃する吸引装
置７３と回転ブラシ７４とで構成するスイパー、６８は
スイーパの運転制御を行う清掃制御部、６９はスイーパ
ようの駆動モータの電力制御を行う清掃駆動部、７０は
移動表示装置内の動作シーケンスのプログラムを記憶し
ているシステムメモリ、７１は前記動作シーケンスに沿
って該装置の動作シーケンスを制御する制御部、７２は
２次電池などの電源部である。 ７７は試験検体および
カルテなどを運搬する運搬トレイおよび運搬バックなど
を収納する運搬トレイ収納部、７８は運搬トレイ収納部
の扉蓋で、前述の配達先読取部５８のセンサ部が配設さ
れている。

【００２４】図４において、３は他センター装置、３１
は診療を受ける各診療科もしくは総合の受付を行う患者
受付部、３２は患者の氏名、ＩＤ、診療科などの患者デ
ータを記憶している患者データメモリ、３３は来院患者
に受付番号を発行する受付番号発行部、３４は患者のカ
ルテの保管などを管理しているカルテ管理部、３５は各
診療科毎の受付番号と診療完了者の受付番号から受診待
ちの先頭番号および順番などを管理する受付管理部、３
６は移動表示装置に運搬要求を出す運搬要求部、３６は
センター装置通信回線を経由して、もしくは、直接通信
接続する通信制御部である。

【００２５】図５において、７８ａは検査血液、尿等の
検体を運搬する際に用いる運搬トレイで、側部に配達先
指定カードを収納する収納部７８ｂを備え、該収納部に
は配達先指定カードの配達先コードの表示部７８ｅが外
部より可視可能な透明窓７８ｃを配設している。 ７８
ｆはカルテなどの書類を運搬する際用いるカルテ運搬バ
ックで、側部に配達先指定カードを収納する収納部７８
ｂを備え、該収納部には配達先指定カードの配達先コー
ドの表示部７８ｅが外部より可視可能な透明窓７８ｃを
配設している。 ７８ｄは配達先を指定入力するための
配達先ポジションコードが表示部７８ｅに表示される、
もしくは、記憶された配達先指定カードである。

【００２６】本発明による実施例のシステムは、以上の
要素で構成されている。 以下信号および動作の流れに
沿って、詳細な動作説明を行う。本実施例のシステムに
おいて、移動表示装置１が患者に提供するインフォメー
ションは、各診療科の診療担当医師の紹介、休診日や特
別指導日等のお知らせ、各科の受付状況、順番待ち状
況、あるいは待合室の映像情報などを映像と音声を交え
て提供されるものである。 インフォメーションの素材
データは、他センター装置３の受付管理部３３からの受
付状況および順番待ち状況、並びに操作部３６から入力
された各科毎のお知らせデータ等を、通信回線６経由
で、センター装置１が受信し、受信データメモリ１５に
記憶したデータと、インフォーメション入力部１０より
直接入力しデータとがある。 さらに映像入力部１１お
よび音声入力部１２より入力された、カメラやビデオ再
生装置からのＡＶデータは、ＡＶデータメモリ一旦記憶
される。 インフォメーションデータ生成部１６はこれ
らの素材データを基に、移動表示装置５に送るインフォ
メーションデータを生成し、インフォメーションデータ
メモリ１３に一時記憶する。 この際、表示出力するイ
ンフォメーションの切替条件もしくはタイミングを表す
インフォメーション切替信号をインフォメーション切替
信号生成部２０が生成し、前記インフォメーションデー
タに追記する。 例えば、内科窓口付近では内科のお知
らせ、栄養センター付近では次回の栄養指導の予定日と
言った切換条件を付加する。インフォメーションデータ
メモリの記憶データは定時的に通信制御部１７、通信回
線６、通信装置５を経由して移動表示装置５の通信制御
部１７に送出される。移動表示装置５では、受信したイ
ンフォメーションデータは受信データメモリ５１に随時
記憶する。 この際、通信装置５を通信回線６に接続す
る方法の他に、前記センター装置５に直接接続としても
差し支えない。

【００２７】他センター装置５が設置されている内科で
血液検査の為、検査センターに検体を運搬したい場合、
操作部３６より運搬要求を入力する。 運搬要求部３７
は運搬要求データを生成し、通信制御部３８より該デー
タを内科のポジションコードと共にセンター装置１に送
信する。 これらのデータは運搬要求受付部２３で受付
けられ、走行指定部２４より、移動表示装置５に走行指
令が出される。 移動表示装置５では、該走行指令は、
インフォメーションデータと同様、受信データメモリ５
１の所定部に記憶される。

【００２８】表示信号生成部５２は、記憶されたインフ
ォメーションデータを定時的に読出し、映像および音声
信号などの表示信号を生成出力する。 該映像信号は該
装置の上部に配設されたＰＤＰなどの映像表示部５３に
映像表示され、音声信号は該装置の側に取付けられたス
ピーカなどの音声出力部５４より音声出力される。走行
データ演算部６４は、定時的に読出した走行指令および
運搬要求先のポジションコードと、ポジションセンサ６
１が検出した院内の要所に配設された灯台からのデータ
を基に、ポジションデータ演算部６２が演算出力した該
装置の現状ポジションデータと、走行路マップメモリ５
９のポジションデータとより走行方向、走行順番などの
運転制御データを演算出力する。 運転制御部６５は運
転制御データに沿って、装置の前進、後退、停止などの
走行制御信号と走行方向を制御する操舵制御信号とを出
力する。 両制御信号により、走行駆動部６６による走
行駆動モータの駆動制御と、操舵駆動部６６による操舵
駆動モータの駆動制御とが行われる。

【００２９】一連の駆動制御により、運搬を要求した内
科のポジションに向かって移動表示装置５は走行する。
清掃制御部６９は、システムメモリ７０に記憶されて
いるシーケンスプログラムに沿って、清掃制御信号を出
力する。 該装置の下部にはパワーブラシ７４と吸引掃
除機７３が組合わされたスイーパが設置されており、ス
イパーの駆動モータは清掃駆動部６９により駆動制御さ
れる。走行中、障害物センサー６３により障害物や人が
検出されると、このデータは走行データ演算部６４に送
られ、回避のための運転データ演算出力される。 ポジ
ションセンサ６１は主要箇所に配設された灯台よりのポ
ジションデータを検出し、ポジションデータ演算部６２
に入力される。 ポジションデータ演算部６２は走行路
マップメモリ６２に記憶している走行路マップデータと
前記ポジションデータとを比較演算し、現状ポジション
データを走行データ演算部６４にフィードバックすると
共に、該データをインフォメーション切替判断部５５に
出力する。 また、通信制御部５０より、センター装置
１にも送出する。

【００３０】該現状ポジションデータが栄養指導センタ
ー前の場合、インフォメーション切替判断部５５は、栄
養指導のお知らせのインフォメーションに、表示出力を
切り換える。内科に到着し、検体を入れた運搬トレイ７
８ａを、運搬トレイ収納部７７に収納すると、該収納部
の内部側面（図示されていない）に設置された配達先読
取部５８により、配達先指定カード７８ｄに表示された
配達先コードが読取入力される。 この配達先コードは
走行データ演算部６４に出力され、配達先に向かう運転
データが演算出力される。

【００３１】センター装置の通信制御部１７は、院内に
設置されたＬＡＮに対応したＬＡＮインターフェイスカ
ード、ワイヤレスの見通外通信が可能な微弱電波手段、
もしくは、見通内通信の赤外線光通信手段など、設置条
件により各種選択が可能である。移動表示装置５との通
信を受持つ通信装置５は、構内ＬＡＮの要所に接続コネ
クタを設け定時的に接続伝送するＬＡＮ手段、画像伝送
も可能なスペクトラム拡散型の微弱電波手段、もしく
は、見通内通信の赤外線光通信手段などが選択される。

【００３２】インフォメーションの切替やポジションの
補正に用いるポジションの検出は、院内の要所にポジシ
ョンコード信号を発信する灯台を設け、このポジション
コード信号を受信演算することにより成される。 セン
サの方式は、赤外線受光手段、受信波の方向が検出可能
なアレーアンテナを有する微弱電波受信手段とし灯台か
ら発信する電波は該灯台の極近傍のみ受信可能な出力と
している、もしくは、複数の超音波信号受信手段とし受
信信号の位相差より正確な該灯台からの方角を演算出力
する、などのが選択される。

【００３３】障害物センサは、超音波を指向性を持たせ
て発射しその反射波を受信する超音波手段６３と、赤外
線光の反射光を受光する赤外線手段６１と、図示してい
ないがバンパー部に触覚型センサとを併用している。

【００３４】運搬要求が無い時、移動表示装置５は、予
め受信データメモリ５１に記憶された設定プログラムに
沿って清掃作業とインフォメーションを表示出力する。

【００３５】

【発明の効果】本発明は以上に説明した形態で実施さ
れ、以下の効果を奏する。移動表示装置５は、センター
装置１よりのインフォーメションデータと走行指令を受
信し、該データを表示出力する一方清掃をしながら指定
場所を検索し、自動走行すると共に該移動表示装置の現
状位置を通信装置４を経由して前記センター装置に送信
出力する。さらに、移動表示装置５は、運搬希望先に出
向き、運搬対象物を受け取ると、配達先読取部５８は配
達先指定カード７８ｄの配達先表示データを自動読取入
力する。 走行路マップメモリ５９に記憶している院内
の走行路地図と前述の配達先表示データとより、走行方
向、走行路順などのデータを演算し、該移動表示装置５
の走行および操舵などの運転制御を行う。 走行中、ス
イーパで回転ブラシ７４と吸引装置７３による清掃を行
うと共に、障害物及び人を障害物センサ６３で検出し、
衝突回避動作を行う。 さらに、ポジションセンサ６１
により、院内に設けられた主要ポジションデータ（例え
ば、内科待合所、薬局前、血液検査室前など）を発信す
る灯台からの信号を受信し、現状ポジションを補正する
と共に、映像表示部５３および音声出力部５４に表示出
力するインフォメーションを該ポジションに相応しい内
容に切替て表示出力する。これら一連の動作により、病
院内を自動走行し広報、運搬、清掃等を行う移動表示装
置を核とするインフォメーションシステムが構築され
た。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による院内インフォメーションシステム
の一実施例のブロック図である。

【図２】本発明によるセンター装置の一実施例の要部ブ
ロック図である。

【図３】本発明による移動表示装置の一実施例の要部ブ
ロック図および外観構造図である。

【図４】本発明による他センター装置の一実施例の要部
ブロック図である。

【図５】本発明による図５は本発明による運搬トレイ、
運搬バックおよび配達先指定カードの一実施例である。

【符号の説明】 １ センター装置 ２ 表示装置 ３ 他センター装置 ４ 通信装置 ５ 移動表示装置 ６ 通信回線 １０ インフォメーション入力部 １１ 映像入力部 １２ 音声入力部 １３ インフォメーションデータメモリ １４ ＡＶデータメモリ １５、５１ 受信データメモリ １６ インフォメーションデータ生成部 １７、５０、３８ 通信制御部 ２０ インフォメーション切換信号生成部 ２１ 走行データ受信部 ２２ 走行データメモリ ２３ 運搬要求受付部 ２４ 走行指令部 ２５、５２ 表示信号生成出力部 ２６、３６、５７ 操作部 ５３ 映像表示部 ５４ 音声出力部 ５５ インフォメーション切換判断部 ５６ 操作ガイダンス部 ５８ 配達先読取部 ５９ 走行路マップメモリ ６１ ポジションセンサ ６２ ポジションデータ演算部 ６３ 障害物センサ ６４ 走行データ演算部 ６５ 運転制御部 ６６ 走行駆動部 ６７ 操舵駆動部 ６８ 清掃制御部 ６９ 清掃駆動部 ７２ 電源部 ７３ 吸引装置 ７４ 回転ブラシ ７７ 運搬トレイ収納部 ７８ａ 運搬トレイ ７８ｂ カード収納部 ７８ｃ 透明窓 ７８ｄ 配達先指定カード ７８ｅ 表示部 ７８ｆ カルテ運搬バック

Claims (22)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】病院等で、センター装置により患者の受付
   管理、カルテの管理、診療順番管理、および患者へのイ
   ンフォメーションサービスなどを一元的に行う院内イン
   フォメーションシステムに於いて、 前記患者の受付管理、カルテ管理、診療順番管理、およ
   びお知らせなどのデータを入力・記憶する手段と、前記
   記憶したデータより患者へのインフォメーションデータ
   を生成し記憶する手段と、後述の移動表示装置に通信回
   線を経由して通信接続する手段と、通信回線に接続され
   ている他センター装置より各種データを受信し前記移動
   表示装置に再転送もしくは再指令を出す手段と、センタ
   ーにある表示装置に表示出力信号を出力する手段とを有
   するセンター装置と、 前記通信回線もしくは前記センター装置と前記移動表示
   装置との間を通信接続する通信装置と、 前記通信装置と通信接続する手段と、前記センター装置
   より受信した前記インフォメーションデータを記憶する
   手段と、前記記憶したインフォメーションデータより映
   像および音声等の信号を生成し表示出力する手段と、前
   記センター装置よりの指令に基づき指定の場所に自動走
   行する手段と、検査用検体やカルテなどを運搬する手段
   と、前記自動走行する際床などを清掃する手段とを有す
   る移動表示装置とで構成し、前記移動表示装置は、前記
   センター装置よりのインフォーメションデータと走行指
   令を受信し、該データを表示出力する一方清掃をしなが
   ら指定場所を検索し自動走行すると共に、前記検査用検
   体やカルテなどのを配達指定先を読取り該配達指定先に
   運搬し、且つ該移動表示装置の現状位置を前記通信装置
   を経由して前記センター装置に送信出力することを特徴
   とする院内インフォメーションシステム。
2. 【請求項２】前記センター装置を、 患者へのお知らせ、各診療科毎の受付管理データ、薬局
   管理データなどのインフォメーションを入力するインフ
   ォメーション入力部と、前記入力したインフォメーショ
   ンより、前記移動表示装置に送出するインフォメーショ
   ンデータを生成するインフォメーションデータ生成部
   と、前記インフォメーションデータを記憶するインフォ
   メーションデータメモリと、前記インフォメーションデ
   ータより映像および音声の表示信号を生成出力する表示
   信号生成部と、前記移動表示装置への運搬要求を受付け
   る運搬要求受付部と、前記移動表示装置の走行データを
   受信する走行データ受信部と、前記受信した走行データ
   を記憶する走行データメモリと、前記運搬要求と走行デ
   ータより前記移動表示装置の行き先を指令する走行指令
   部と、手動操作のための操作部と、前記通信回線を経由
   してデータの送受信を制御する通信制御部とで構成する
   ことを特徴とする請求項１に記載の院内インフォメーシ
   ョンシステム。
3. 【請求項３】前記センター装置に、カメラやビデオ等の
   映像信号源よりの映像信号を入力する映像入力部と、音
   声機器よりの音声信号を入力する音声入力部と、前記入
   力した映像および音声などのＡＶ(Audio Visual)データ
   を記憶するＡＶメモリとを追加設置し、前記移動表示装
   置に送出するインフォメーションデータに映像および音
   声データを付加することを特徴とする請求項２に記載の
   院内インフォメーションシステム。
4. 【請求項４】前記他センター装置は、少なくとも、診療
   を受ける各診療科もしくは総合の受付を行う患者受付部
   と、患者の氏名、ＩＤ、診療科などの患者データを記憶
   している患者データメモリと、来院患者に受付番号を発
   行する受付番号発行部と、患者のカルテの保管などを管
   理しているカルテ管理部と、前記各診療科毎の受付番号
   と診療完了者の受付番号から受診待ちの先頭番号および
   順位などを管理する受付管理部と、前記移動表示装置に
   運搬要求を出す運搬要求部と、前記センター装置と、前
   記通信回線を経由して、もしくは直接通信接続する通信
   制御部とで構成することを特徴とする請求項１に記載の
   院内インフォメーションシステム。
5. 【請求項５】前記通信制御部を、ＬＡＮ（Local Area N
   etwork) や構内ＷＡＮ(Wide Area Network) などの通信
   手段とすることを特徴とする請求項２または４に記載の
   院内インフォメーションシステム。
6. 【請求項６】前記通信制御部を、微弱電波をデジタル変
   調してワイヤレスで送受信する電波通信手段とすること
   を特徴とする請求項２または４に記載の院内インフォメ
   ーションシステム。
7. 【請求項７】前記通信制御部を、赤外線をデジタル変調
   してワイヤレスで送受信する光通信手段とすることを特
   徴とする請求項２または４に記載の院内インフォメーシ
   ョンシステム。
8. 【請求項８】前記通信装置を、ＬＡＮや構内ＷＡＮなど
   の通信手段とすることを特徴とする請求項１に記載の院
   内インフォメーションシステム。
9. 【請求項９】前記通信装置を、微弱電波をデジタル変調
   してワイヤレスで送受信するスペクトラム拡散方式の電
   波通信手段とすることを特徴とする請求項１に記載の院
   内インフォメーションシステム。
10. 【請求項１０】前記通信装置を、赤外線をデジタル変調
    してワイヤレスで送受信する光通信手段とし、該通信装
    置を前記移動表示装置の走行経路に複数台設置すること
    を特徴とする請求項１に記載の院内インフォメーション
    システム。
11. 【請求項１１】前記移動表示装置は、 前記通信装置を経由して前記センター装置と通信接続す
    る通信制御部と、前記センター装置より受信したインフ
    ォメーションデータを記憶する受信データメモリと、前
    記受信データより映像および音声などの表示出力信号を
    生成する表示信号生成部と、映像信号を映像表示するＰ
    ＤＰ(Plazma Display Panel)などの映像表示部と、スピ
    ーカなどの音声出力部と、インフォメーション選択、運
    搬先データの入力、インフォメーションデータ入力など
    の操作を行う操作部と、操作のガイダンスデータを生成
    する操作ガイダンス部と、院内の走行路地図を記憶して
    いる走行路マップメモリと、走行路の障害物を検出する
    障害物センサと、該移動表示装置のポジションを検出す
    るポジションセンサーと、前記検出されたポジションデ
    ータより前記マップ上のポジションを演算出力するポジ
    ションデータ演算部と、前記ポジションと前記運搬先デ
    ータより走行方向、走行路順などのデータを演算出力す
    る走行データ演算部と、該移動表示装置の走行および操
    舵などの運転制御を行う運転制御部と、駆動車輪を回転
    駆動するモータの電力制御を行う走行駆動部と、操舵車
    輪の操舵装置を駆動するモータの電力制御を行う操舵駆
    動部と、走行中回転ブラシと吸引による清掃を行うスイ
    パーと、前記スイーパの運転制御を行う清掃制御部と、
    前記スイーパの駆動モータの電力制御を行う清掃駆動部
    と、試験検体およびカルテなどを運搬する運搬トレイお
    よび運搬バックなどを収納する運搬トレイ収納部とで構
    成し、 前記センター装置よりの指令を受け、運搬要求先を前記
    走行路マップ上より、走行路を検索演算出力し自動走行
    すると共に、前記スイーパを作動させつつ、ポジション
    データに対応したインフォメーションデータを表示出力
    することを特徴とする請求項１に記載の院内インフォメ
    ーションシステム。
12. 【請求項１２】前記移動表示装置に、配達先を文字やコ
    ード手段などで表示した配達先指定カードの配達先表示
    を読取る配達先読取部を追加設置し、前記配達先読取部
    は前記配達先指定カードの配達先表示を読取り、配達先
    入力とすることを特徴とする請求項１１に記載の院内イ
    ンフォメーションシステム。
13. 【請求項１３】前記配達先指定カードの配達先表示を文
    字とバーコードの併記表示とし、前記配達先読取部は前
    記配達先指定カードの配達先表示読取り方式をバーコー
    ド読取手段とすることを特徴とする請求項１２に記載の
    院内インフォメーションシステム。
14. 【請求項１４】前記配達先指定カードの配達先表示を文
    字と磁気コードの併記表示とし、前記配達先読取部は前
    記配達先指定カードの配達先表示読取り方式を磁気コー
    ド読取手段とすることを特徴とする請求項１２に記載の
    院内インフォメーションシステム。
15. 【請求項１５】前記配達先指定カードの配達先表示を文
    字のみの表示とし、前記配達先読取部は前記配達先指定
    カードの配達先表示読取り方式をＯＣＲ(Optical Code
    Reader) 読取手段とすることを特徴とする請求項１２に
    記載の院内インフォメーションシステム。
16. 【請求項１６】前記配達先指定カードの配達先表示を文
    字とマークコードの併記表示とし、前記配達先読取部は
    前記配達先指定カードの配達先表示読取り方式をマーク
    コード読取手段とすることを特徴とする請求項１２に記
    載の院内インフォメーションシステム。
17. 【請求項１７】前記配達先指定カードをＩＣカードと
    し、該配達先表示を文字とカードに内蔵されたＩＣメモ
    リへの併記表示とし、前記配達先読取部は前記ＩＣカー
    ドを電磁誘導手段で読取ることを特徴とする請求項１２
    に記載の院内インフォメーションシステム。
18. 【請求項１８】前記ポジションセンサを赤外線信号を検
    出する赤外線受光センサーとし、院内の主要箇所にポジ
    ションを示すコード信号を重畳した赤外線信号を送出す
    る灯台を設置し、該信号を受信し前記移動表示装置のポ
    ジションを補正することを特徴とする請求項１１に記載
    の院内インフォメーションシステム。
19. 【請求項１９】前記ポジションセンサを、受信波の方向
    が検出可能なアレーアンテナを有する微弱電波受信手段
    とし、院内の主要箇所にポジションを示すコード信号を
    重畳した超微弱電波信号送出する灯台を設置し、該信号
    を受信し前記移動表示装置のポジションを補正すること
    を特徴とする請求項１１に記載の院内インフォメーショ
    ンシステム。
20. 【請求項２０】前記ポジションセンサを複数の超音波信
    号受信手段とし、院内の主要箇所にポジションを示すコ
    ード信号を重畳した超音波信号を送出する灯台を設置
    し、該信号を受信し複数の該超音波信号受信出力の位相
    差より、ポジションを演算出力すると共に、前記移動表
    示装置のポジションを補正することを特徴とする請求項
    １１に記載の院内インフォメーションシステム。
21. 【請求項２１】前記検体等を運搬する運搬トレイを、箱
    状体もしくは籠形状体の容器とし、その一側面もしくは
    上部に前記配達先指定カードを収納し且つ該配達先指定
    カードの配達先表示部を外部より検出可能とする透明窓
    を有する収納部を配置することを特徴とする請求項１１
    に記載の院内インフォメーションシステム。
22. 【請求項２２】前記カルテなどの書類を運搬する運搬バ
    ックを、蓋付きのバック形状体とし、その一側面に前記
    配達先指定カードを収納し且つ該配達先指定カードの配
    達先表示部を外部より検出可能とする透明窓を有する収
    納部を配置することを特徴とする請求項１１に記載の院
    内インフォメーションシステム。