JPH11160438A - 粒子の検出及び粒子検出器装置 - Google Patents

粒子の検出及び粒子検出器装置

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JPH11160438A
JPH11160438A JP10023221A JP2322198A JPH11160438A JP H11160438 A JPH11160438 A JP H11160438A JP 10023221 A JP10023221 A JP 10023221A JP 2322198 A JP2322198 A JP 2322198A JP H11160438 A JPH11160438 A JP H11160438A
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JP
Japan
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scintillator
particle detector
electron multiplier
particle
electron
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JP10023221A
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English (en)
Inventor
Shariv Isaac
イサック・シャリヴ
Karuni Ifutaku
イフタク・カルニ
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El Mul Technologies Ltd
Original Assignee
El Mul Technologies Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • H01J49/025Detectors specially adapted to particle spectrometers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/244Detectors; Associated components or circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/244Detection characterized by the detecting means
    • H01J2237/24435Microchannel plates

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電子顕微鏡、質量分析計などのための粒子検出
器を提供する。 【解決手段】シンチレータ4が後置されるマイクロチャ
ネル・プレートまたはマイクロ球面プレートの如き単一
の板状の電子増倍器2を含む。シンチレータ4の前段に
電子増倍器2を用いて、シンチレータ4からの光子の通
過効率を補償する。シンチレータ4の出力電圧を自由に
設定することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子の検出および
粒子検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粒子検出器は、質量分析計、粒子加速器
および顕微鏡を含む多くの用途において重要である。こ
れらの場合の全てにおいて、荷電粒子が検出される必要
がある。粒子のエネルギ即ち存在を増幅が可能である形
態へ変換し、次いで、粒子の存在を推定するため信号の
増幅された形態が測定される検出器が提供される。質量
分析計においては、イオン・ビームが提供され、そのイ
オン・ビームのエネルギおよび電流は分析される材料に
ついての情報を有する。電子顕微鏡においては、電子の
ビームが試料を走査する。このビームは、異なる方法で
試料と相互作用して検出が可能である信号を生じる。透
過型電子顕微鏡においては、これは下記のように達成さ
れる。即ち、電子ビームが、試料を透過して、試料によ
り部分的に吸収される。吸収されないビーム部分は、試
料の離れた側で粒子検出器により検出され、異なる密度
の領域間のコントラストが示される。このためには、比
較的高エネルギのビームを必要とし、試料に対して損傷
を生じるという短所を持つ。更なる短所は、薄い試料が
要求されることである。
【0003】走査型電子顕微鏡で用いられる第2の信号
形態は、試料により反射される元のビームの粒子を含ん
でいる。これら粒子は、後方散乱電子として知られ、典
型的には50eV以上の一次ビームに似たエネルギを呈
する傾向がある。後方散乱電子は、良好な材料のコント
ラスト情報を生じ、異なる材料を弁別することを可能に
する。
【0004】走査型電子顕微鏡の利点を再び利用した第
3の信号形態は、二次電子を含むものである。二次電子
は、一次電子、即ち元のビームの電子により衝突された
時に試料表面により発生される。二次電子は、やや低い
エネルギであり、典型的には5eV以下、厳密には50
eVより低いエネルギである。二次電子は、表面のトポ
グラフィについての情報を保持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の用途において現
在使用される粒子検出器には3つの主な形式がある。1
つはシンチレータとして知られ、2番目は時にシリコン
検出器として知られるソリッドステート検出器であり、
3番目はプレートである。このプレートは、マイクロチ
ャネル・プレート(MCP)として知られる第1のもの
とマイクロ球面プレート(MSP)として知られる第2
のものとの2つの形態にある。シンチレータは、リンで
被覆されたガラスまたは他の透明な基板、あるいは発光
材料で浸漬された透明材料を含んでいる。シンチレータ
は、電子または他の荷電粒子と衝突された時に光子を発
生する。この光子は、光ガイドを通過して光電子増倍管
(PMT)へ入る。PMTは、これに達する光子数に比
例する電子流を生成し、電子信号を増幅して視覚表示装
置またはメモリまたはイメージ処理装置へ送られるほど
強い出力信号を生じる。発光体から光ガイドを経て光電
子増倍器へ光子を伝送する時、著しい光子損失が生じ
る。
【0006】ソリッドステート検出器は、エネルギ電子
が衝突する時、電子ホール対を生成する。これらのホー
ル対は、電子回路により増幅されて視覚表示装置へ送ら
れるに充分な強さの信号を生成する。
【0007】シンチレータにおける問題の1つは、電子
が典型的には10keVの充分なエネルギを持つなら
ば、充分に大きな信号がただ1つの電子から生成される
ことである。従って、このようなエネルギ準位とはほど
遠い二次電子は、検出されるためには加速されねばなら
ない。このため、シンチレータの前面は、+10kV付
近の電圧レベルが与えられる。このような電界強度のゆ
えに、ビームの収差または偏向を防止するために、検出
器を試料から遠くに配置することが必要である。このこ
とは更に、検出効率が低減することを意味する。同じこ
とが、ソリッドステート検出器に妥当する。
【0008】光電子増倍管もまた、動作するために高い
電界を持たねばならないが、同時に、容易に増幅されて
視覚表示装置へ直接送ることができるように出力信号は
望ましくは接地電位になければならない。これを果たす
唯一の方法は、光電子増倍管の前面プレートを強い負電
圧、例えば−1.5kVに置くことである。光子は無論
電界に感応せず、従ってシンチレータと光電子増倍管と
の間に強い負の電界があることは問題でない。
【0009】MCP(またはMSP)は、典型的に厚さ
が0.5ミリメートル付近で、プレートを貫通して延在
するマイクロチャネルを有するプレートである。MCP
におけるマイクロチャネルの半径は典型的に10μmで
あり、チャネルが直線状である。MSPにおいては、マ
イクロチャネルはプレートの2つの面間で長手方向に捩
れている。典型的に1kVの電圧が、プレートの厚さの
両側に印加される。試料からの電子は、マイクロチャネ
ルの壁面に衝突し、1つ以上の二次電子をこの壁面から
放出させる。これら電子は更に、更に離れた点で壁面に
衝突して、更に多くの二次電子を生じる。適切な大きさ
の電界がプレートを挟んで存在するものとすれば、増倍
効果を生じる結果となる。典型的に、千ないし一万の増
倍率を1つのMCPプレートから得ることができる。し
かし、充分な出力信号を保証するためには、かかるプレ
ートの2つまたは3つを相互に重ねることが一般に必要
である。重なる各プレートは、十万ないし一千万程度の
増倍率が全体的に達成されることを保証するに充分な電
界強度を持たねばならない。
【0010】視覚表示装置の目的のためには、出力信号
は接地電位になければならないが、MCP(またはMS
P)のアノードは2ないし3kVであるという問題が再
び生じる。この問題は、コンデンサをバッファとして用
いることにより解決することができる。しかし、これ
は、MCP出力がそのバイアス電流の略々10パーセン
トに制限されるゆえに、低電流に対してのみ有効であ
る。代替的な緩衝方法は、信号を光子に変換して、光ガ
イドを用いることである。いずれの方法も、結果は複雑
でありかつコンパクトでない装置となる。コンパクト性
は、検出器が電子顕微鏡ハウジングのコラム内で又はこ
のコラムからのビームの出口と試料との間に適合しなけ
ればならないので、非常に重要である。
【0011】MCP(またはMSP)に基く検出器の利
点は、シンチレータまたはソリッドステート検出器のい
ずれと比しても低エネルギ電子に対する感度が大きいこ
とである。従って、この検出器は入力面において強い電
界を持つ必要がなく、従って試料あるいはビーム経路に
はるかに近づけて配置することができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特質によ
れば、電子増倍器とシンチレータとを含み、光電子増倍
器が後置された粒子検出器が提供される。実施の一形態
においては、シンチレータから光電子増倍器へ光子を導
くため光ガイドが用いられる。この光ガイドは、光伝送
ロッドの形態を呈し、あるいは可撓性ファイバを含む。
【0013】電子増倍器とシンチレータとの間に電界を
設定するため、電界活性器(electric fie
ld enabler)が構成されることが望ましい。
電子増倍器とシンチレータとは、相互に動作的に近くに
配置され、接近中の粒子がシンチレータに達し得る前に
電子増倍器に衝突するように、接近中の粒子の方向に関
して理想的に定位される。電子増倍器は、マイクロチャ
ネル・プレートMCPあるいはマイクロ球面プレートM
SPでよい。この電子増倍器は、複数のプレートが通常
相互に重なる層状に配置される従来技術とは対照的に、
単一プレートでよい。典型的には500ないし2,50
0ボルトの単一プレートからシンチレータに衝突する5
00ないし10,000個の電子が、シンチレータから
光電子増倍器までの経路における著しい光損失が検出効
率に影響を及ぼすことなく許容し得るほど充分な光子
を、電子増倍器により初期に検出された1個の電子それ
ぞれに対して生成する。検出効率は、電子増倍器に衝突
する最初の電子がどれだけ多く光電子増倍器の出力信号
に検証されるかの尺度である。
【0014】実施の一形態では、シンチレータ自体が発
光材料を含むばかりでなく、発光材料もまた光伝送チャ
ネルを形成してシンチレータを光電子増倍管に接続す
る。従って、1つの材料は、光子の生成と共に光子をP
MTへ導くためにも用いられ,現用システムにおけるよ
うに2つの材料の指標を一致させる必要がない。
【0015】検出された粒子についての空間的情報を得
るために、シンチレータは、それぞれが個々の光電子増
倍管に接続される2つ以上の部分へ分割される。空間的
情報、特に半径方向(radial)情報を得る別の方
法は、試料から離れて第1のシンチレータの後方に配置
される第2のシンチレータを提供することであり、この
場合第1のシンチレータは予め定めた半径の穴を持ち、
第2のシンチレータは更に大きな半径を持ち、かつ各シ
ンチレータが別個の光電子増倍管に接続されている。
【0016】電子増倍器の検出効率が小さいようなエネ
ルギ粒子を検出すべき場合は、電子増倍器が望ましくは
粒子源の方向から薄い箔で遮蔽されねばならない。この
箔は、入射粒子の大半が通過することを許容するほど充
分に薄い。電子増倍器に面するこの薄い箔の面は、二次
電子を発射するように設計された材料層で被覆されるこ
とが望ましい。
【0017】本発明の第2の特質によれば、粒子を受取
り光子を発射する活性領域と光子を外部の検出装置へ通
過させる伝送(conveyance)領域とを含み、
伝送領域が光子の伝送に適する形態に形成された発光材
料を含む、粒子検出器に使用されるシンチレータが提供
される。前記伝送領域は光ガイドである。
【0018】本発明の第3の特質によれば、粒子の検出
のための活性領域を含み、この活性領域がそれぞれ別個
の光電子増倍管に接続することが可能な2つ以上の部分
へ分割される、粒子検出器用のシンチレータが提供され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態を実施するよう動作する装置の概略図である。マイク
ロチャネル・プレート(MCP)の如き電子増倍器2
が、到来する粒子を受取るように配置される。粒子は、
なだれ効果を生じる横断電界を有するMCPと衝突す
る。従来技術において見られる複数の層ではなく、ただ
1つのMCPを設けるだけでよい。生成される電子の増
倍は、信号を形成するため直接用いるには弱すぎるが、
MCPの出力側に設けられるシンチレータ4に光子を生
じるためには充分以上である。典型的には2ないし4k
V程度であるが15kVもの強さの電界がMCPとシン
チレータとの間に配置されており、このことがMCPか
らの電子が検出されるようにシンチレータに向けて充分
に加速されることを保証するのに必要な全てである。電
子の衝突時にシンチレータ4において生成される光子
は、ある形態の光ガイドを経て光電子増倍管6へ通過さ
せられ、光電子増倍管6の出力は視覚表示装置(VD
U)により直接使用することができ、あるいはコンピュ
ータのメモリなどに記録することができる。光電子増倍
管6の出力は、シンチレータ4の入力と電気的な接続が
ないので、任意の要求された電位に設定することができ
る。このため、VDUに供給される信号は接地電位であ
り得る。
【0020】図2は、イオンを検出するための本発明の
構成を示している。当該構成においては、矢印16によ
り示されるイオンが電子増倍器2に衝突する。この電子
増倍器2は、例えば20kVの電圧に保持される。小さ
な電子雲が生成されて、例えば23kVの電圧に保持さ
れるシンチレータ4に向けて加速される。この電子雲
は、出力を形成するため直接用いるには弱すぎるが、シ
ンチレータに光子を生成するためには充分以上である。
このように生成された光子は、光ガイドまたは光ファイ
バ18を介して光電子増倍管6へ送られる。
【0021】図3は、走査型電子顕微鏡の一部として使
用可能なように動作する本発明の実施の一形態を示して
いる。当該実施の形態においては、ビーム発生器8が電
子ビームを生成する。ビーム集束サブシステム10が、
ビームを試料上に集束する。当該ビーム集束サブシステ
ム10は、電磁石の如き磁界生成装置を含み、当業者に
は周知の技術を含んでいる。
【0022】集束されたビームは、試料12の表面にわ
たり走査され、二次電子と後方散乱電子とが生成され
る。電子増倍器(MCPプレート)2が、後方散乱電子
あるいは二次電子のいずれかと並んで適宜配置される。
一般に、後方散乱電子は、ビームの反射が予期される角
度に限定される。二次電子は不規則な角度で現れる。M
CPプレート2は、先に述べたように電子雲を生じる。
単一のMCPプレートにより生成される電子雲もまた、
出力信号を形成するため直接用いるには弱すぎ、従って
シンチレータ4へ送られる。このシンチレータ4は、1
個の電子ではなく電子のなだれを受取り、このため、よ
り低エネルギの電子を検出することができる。このよう
に、高電位の電界をシンチレータの前方領域の周囲に置
くことはもはや必要ではなく、シンチレータを電子ビー
ムを擾乱することなく電子ビームと試料のずっと近くに
置くことができる。シンチレータへ送られるMCPプレ
ート2により生成される電子なだれは、このシンチレー
タで光子へ変換される。従って、出力信号はシンチレー
タに対する入力における電圧から自然に緩衝され、これ
により信号が出力装置として働く視覚表示装置(VD
U)14に達する前に信号を更に緩衝する必要がない。
【0023】本発明の1つの利点は、MCPのエージン
グ過程を遅らせることである。MCPのエージングは、
MCPの使用寿命におけるその全放射電荷量に正比例す
る。本発明においては、1つのMCPにより放射される
全電荷量は、従来のMCP検出器の多層部における最後
のMCPの放射電荷量の百分の一程度である。このた
め、使用寿命の期待値は百倍程度の長さである。
【0024】従来のシンチレータにおいて、リンあるい
は発光材料を含むプラスチックで被覆されたガラス・ス
クリーンが、電子が衝突した時に光子を放出する。光子
は、次に光ガイドまたは光ファイバを介して光電子増倍
管へ送られて、視覚表示装置(VDU)へ送られるのに
充分な強さの信号を生成する。シンチレータ自体は光フ
ァイバと同じ材料でないので、信号損失が接合点におい
て生じる。この接合点は決して完全でなく、2つの材料
が全く同じ屈折率を持つことはない。
【0025】本発明の実施の一形態においては、シンチ
レータの本体を形成するため用いられるのと同じ発光材
料を用いて光ガイドを形成する。このため、信号損失を
生じる接合点がない。発光材料は、光ファイバを形成す
るように延伸され、クラッド層が設けられ、あるいは通
常の方法でアルミニウムで被覆される。
【0026】次に図4を参照する。図4は、粒子の検出
時、即ち粒子に対する有効な応答時のMCPプレート2
の粒子エネルギに対してプロットされた効率のグラフで
ある。MCPの電子検出効率が電子エネルギの関数であ
り、かつ最大効率が300eV付近における電子エネル
ギにおいて生じることが明らかに判る。このため、多く
の後方散乱電子は有効に検出されるには高すぎるエネル
ギであり得る。
【0027】次に、本発明による更に他の実施の形態を
示す図5を参照する。先に述べたように、二次電子と後
方散乱電子とを検出するために、即ち広範囲のエネルギ
にわたる粒子を検出するために、本発明による検出器が
要求される。
【0028】本発明の実施の一形態においては、この問
題は、より高いエネルギの電子を減速し、あるいはその
エネルギの一部を吸収するため、薄い箔20をMCP2
2の前方に配置することによって解決される。これらの
エネルギ粒子もまた、箔を通過する時に二次電子を放出
する。更に他の実施の形態では、より多くの二次電子を
放出する更に薄い層24で金属箔自体が被覆されてい
る。二次電子自体は、検出するにはエネルギが低すぎ、
典型的には1eVであるが、これらの電子を最適な検出
効率レベルまで正確に加速するためには、箔20とMC
P22との間に300Vの電界を設定するだけでよい。
【0029】前記箔の典型的な厚さは0.5μmである
が、特定用途における電子のエネルギに応じて5μm以
下の厚さも有効である。二次電子を放射するためのコー
ティングの典型的な厚さは250ないし400オングス
トロームである。箔に対する典型的な材料は、プラスチ
ック・ポリマーでよく、コーティングに対する典型的な
材料は酸化アルミニウムまたはCsIでよい。
【0030】当該実施の形態の更なる利点は、MCPの
別のエージング過程を遅くすることである。原子と分子
とは、その質量が電子の質量よりもはるかに大きいので
箔を透過することはない。箔は、使用された材料に従っ
て、電子よりも大きな粒子あるいはイオンよりも大きな
粒子にとって不透明である。従って、箔はMCPを汚染
物から遮蔽するように働き、これによりMCPの使用寿
命を延長する。
【0031】次に、本発明の更に他の実施の形態におい
て使用されるMCPを示す図6を参照する。後方散乱電
子の検出のために、検出装置をできるだけビームの線に
近づけることが有利である。従って、図6に示された実
施の形態においては、MCPプレート30がビームの経
路を包囲するような構成で示される。穴32は、ビーム
を通過させるようプレートの中央に構成される。図7
は、これもビームの経路として中央に穴44を持つ発光
ファイバ42から構成されたシンチレータ40を示して
いる。図8は、ビーム50がシンチレータ52とMCP
54の中心の穴を通過して試料56に衝突することを示
している。後方散乱電子は、破線58により示される形
式の経路に略々従い、MCP54に衝突する。結果とし
て生じる電子雲がシンチレータ52にむけて加速され、
このシンチレータで光子を生じる。光子は、視覚表示装
置62に対する入力に適する信号へ変換されるため、シ
ンチレータのファイバを経て光電子増倍管60へ至る。
【0032】次に、本発明の更なる実施の形態で使用さ
れるシンチレータを示す図9を参照する。走査型電子顕
微鏡は、試料を走査するビームがスクリーンを走査する
視覚表示装置におけるビームと同期されるので、試料に
ついての空間的情報を取得する。全ての電子は、検出さ
れる時は常に、所与の瞬間に試料上の特定点に帰属する
として解釈され、表示装置における同じピクセルを形成
することになる。しかし、検出される電子の空間的分布
から試料についての更なる情報を得ることが可能であ
る。このためには、粒子の分布が保持されるように個々
のミニ検出器へ空間的に分割される検出器を備えること
が必要である。以降の記述において、簡単にするため、
2つのミニ検出器を含む検出器について記述する。しか
し、構成プロセスの物理的制約および追加の空間的な情
報が必要とされる程度のみに応じて、より多数のミニ検
出器が可能であることが判るであろう。
【0033】図9は、発光ファイバ72から作られたシ
ンチレータ70を示す。当該実施の形態は、活性(即
ち、検出)領域74以外で、発光ファイバ72が2つの
束76、78に分割され、各束が個々の光電子増倍管に
接続されることを除いて、図7に示された実施の形態と
類似している。
【0034】図10は、ウエーブガイドを有する更に周
知の種類のシンチレータ80を示している。この場合、
光ガイドまたはシンチレータは個々の光電子増倍管に接
続される2つの部分82、84に物理的に分割されてい
る。
【0035】2つの部分に構成されることを必要とする
のはシンチレータのみであることが指摘される。本発明
の実施の形態におけるシンチレータに先行するMCP
は、何らかの修正を必要とすることなく空間的情報を保
持する。
【0036】図11は、空間的情報を得るための別の変
更例を示す。この場合、図6ないし図9に示される実施
の形態におけるように、主ビームが検出器の中心の穴を
通過する。この場合、試料から戻る電子が、半径R2で
半径R0の中心穴を持つMCP90に当たり、向こう側
から出た電子雲がシンチレータ92、94に向けて加速
される。シンチレータ92の方がMCP90に近く、半
径R1の中心穴96を有する。シンチレータ92の表面
に衝突する電子は通常の方法で検出され、通過する電子
は第2の検出器94に衝突する。図12は、3つの半径
R0、R1およびR2間の関係を示している。この3つ
の半径が正しく選定されるならば、二次電子と後方散乱
電子とを弁別することが可能である。
【0037】図13は、MCP100と、比較的大きな
半径の穴を持つ第1のシンチレータ102と、第2のシ
ンチレータ104とを示す図11および図12の実施の
形態の変更例である。各シンチレータは、それぞれ異な
る光電子増倍器106、108に接続される。図13の
場合は、シンチレータは発光ファイバ110から作られ
ている。
【0038】図9ないし図13の実施の形態について
は、MCPを含むものとして述べた。しかし、これらの
実施の形態もまた、適切な電界が試料とシンチレータと
の間に設定されるものとすれば、MCPなしで働くこと
が判るであろう。
【0039】電子顕微鏡の内部は真空である。真空内に
電子検出器の粒子検知部分を置くことが必要である。し
かし、検出器の光電子増倍管部分は、空間における制約
のため通常は真空外に置かれる。このことは、シンチレ
ータから光電子増倍管までの光ファイバ接続が真空シー
ルを通過しなければならないことを意味する。光ファイ
バの周囲に真空シールを設けることは高価となり複雑に
なる。電気的結線の周囲に真空シールを設ける方がはる
かに容易である。従って、必要なことは、光電子増倍管
とVDUとの間の電気的結線を封止することだけであ
る。あるいはまた、光電子増倍管の本体の周囲を封止す
ることが可能であり、これもまた光ファイバの周囲を封
止するよりも容易である。
【0040】特許請求の範囲において、電子増倍器とい
う用語がマイクロチャネル・プレートMCPとマイクロ
球面プレートMSPの両方を含むことが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
発明の理解を深め、発明をどう実施するかを示すため、
単なる例示として、添付の図面を参照する。
【図1】本発明の第1の特質を示すブロック図である。
【図2】イオンを検出するための本発明の実施の一形態
を示すブロック図である。
【図3】試料により散逸される如き電子ビームを検出す
るための本発明の実施の一形態を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の部品の1つの動作特性を示すグラフであ
る。
【図5】マイクロチャネル管の断面図である。
【図6】中心穴を持つMCPを示す図である。
【図7】シンチレータの変更例を示す図である。
【図8】本発明の実施の一形態を示す概略図である。
【図9】本発明の別の特質によるシンチレータを示す図
である。
【図10】本発明の別の特質によるシンチレータを示す
図である。
【図11】本発明の実施の形態によるシンチレータの構
成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態によるシンチレータの構
成を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態によるシンチレータの構
成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598015693 Nitzanim Bldg.,Sore q,Yavne 81104,Israel

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの光電子増倍器が後置さ
    れたシンチレータが後置された電子増倍器を備えた粒子
    検出器。
  2. 【請求項2】 電界活性器が前記電子増倍器と前記シン
    チレータとの間に電界を設定するよう配置される請求項
    1記載の粒子検出器。
  3. 【請求項3】 前記電子増倍器と前記シンチレータとが
    相互に動作的に近くに配置される請求項1または2のい
    ずれかに記載の粒子検出器。
  4. 【請求項4】 接近中の粒子が前記シンチレータに達し
    得る前に前記電子増倍器に当たるように、接近中の電子
    の方向に関して定位される請求項1または2または3の
    いずれかに記載の粒子検出器。
  5. 【請求項5】 前記電子増倍器が単一プレートである請
    求項1ないし4のいずれか一つに記載の粒子検出器。
  6. 【請求項6】 前記シンチレータが発光材料を含み、前
    記発光材料が、前記シンチレータを前記少なくとも1つ
    の光電子増倍管に接続する光伝送チャネルをも形成する
    請求項1ないし5のいずれか一つに記載の粒子検出器。
  7. 【請求項7】 前記シンチレータが少なくとも2つの部
    分に分割され、各部分が個々の光電子増倍管に接続され
    る請求項1ないし6のいずれか一つに記載の粒子検出
    器。
  8. 【請求項8】 前記第1のシンチレータに関して粒子源
    方向とは反対側に配置された第2のシンチレータを更に
    備え、前記第1のシンチレータが予め定めた半径の穴を
    持ち、各シンチレータが別個の光電子増倍管に接続され
    る請求項1ないし7のいずれか一つに記載の粒子検出
    器。
  9. 【請求項9】 薄い箔が試料とソリッドステート電子増
    倍器との間に配置される請求項1ないし8のいずれか一
    つに記載の粒子検出器。
  10. 【請求項10】 前記の薄い箔が二次電子を発するよう
    に設計された材料層で被覆される請求項9記載の粒子検
    出器。
  11. 【請求項11】 粒子を受取り光子を発する活性領域
    と、光子を外部検出装置へ通過させる伝送領域とを備
    え、該伝送領域が光子を伝送するのに適する形態に作ら
    れた発光材料を含む、粒子検出器で使用されるシンチレ
    ータ。
  12. 【請求項12】 前記伝送領域が光ファイバに組込まれ
    た発光材料を含む請求項11記載のシンチレータ。
  13. 【請求項13】 粒子を受取る第1の面と粒子を発する
    第2の面とを有し、前記第1の面が薄い箔により遮蔽さ
    れる電子増倍器。
  14. 【請求項14】 前記薄い箔がプラスチック箔である請
    求項13記載の電子増倍器。
  15. 【請求項15】 前記薄い箔が二次粒子を発するよう設
    計された材料層で被覆される請求項13または14のい
    ずれかに記載の電子増倍器。
  16. 【請求項16】 前記薄い箔が5μm以下の厚さを有す
    る請求項13〜15のいずれか一つに記載の電子増倍
    器。
  17. 【請求項17】 前記薄い箔が実質的に0.5μmの厚
    さを有する請求項13ないし16のいずれか一つに記載
    の電子増倍器。
  18. 【請求項18】 粒子の検出のための活性領域を含み、
    該活性領域が、それぞれ別個の光電子増倍管に接続され
    得る2つの部分へ分割される粒子検出器用シンチレー
    タ。
  19. 【請求項19】 各活性領域部分が、発光材料から形成
    された光伝送手段を介して別個の光電子増倍管に接続可
    能である請求項18記載のシンチレータ。
  20. 【請求項20】 電子顕微鏡の真空チャンバ内部に配置
    される請求項1ないし10のいずれか一つに記載の粒子
    検出器。
  21. 【請求項21】 前記電子顕微鏡の前記真空チャンバ内
    部に配置された光電子増倍管に動作的に接続される請求
    項20記載の粒子検出器。
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