JPH11159680A - 管部材の扼止接続用接続栓装置 - Google Patents

管部材の扼止接続用接続栓装置

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JPH11159680A
JPH11159680A JP9340870A JP34087097A JPH11159680A JP H11159680 A JPH11159680 A JP H11159680A JP 9340870 A JP9340870 A JP 9340870A JP 34087097 A JP34087097 A JP 34087097A JP H11159680 A JPH11159680 A JP H11159680A
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pipe member
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Hidesaburo Ishii
秀三郎 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続栓本体に対する管部材の挿し込み接続、
引き抜き離脱を簡単な操作で確実且つ容易に行い、併せ
て、構成の簡略化、所要部品数の低減、部品加工の工数
および組み立ての簡易化を図る。 【解決手段】 接続栓本体10の装着空間部19内に対
し、先ず、受支段部20aにパッキング部材25を内装
当接して受支させた後、パッキング部材25の押止突縁
部27にロックリング部材30の保持基部31を重ねて
保持させる。また、押止リング部材40の内周面側に対
し、リリースリング部材50での作動筒部51に設けた
係合顎部53を傾斜面53aの作用で次第に撓めながら
強制的に押入させ、該内周面の第2の内周面段部45を
越えて係合顎部53の部分を摺動可能に嵌挿させる。そ
の後、接続栓本体10での装着空間部19内の各係合開
口20cに対し、押止リング部材40の同数の係合凸部
42を同様に次第に撓めながら強制的に押入させ、該装
着空間部19の接続端側内周面20bを越えて各係合開
口20c内に係合凸部42を係止させて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管部材の扼止接続
用接続栓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、流体圧を利用する各種の機器装
置類等においては、加圧流体の流動経路である導入口部
および導出口部等に予め接続栓装置を装着させておき、
該接続栓装置に対して、所要の加圧流体を流通させる管
部材の接続端部をワンタッチで着脱自在に嵌挿させ、且
つ該嵌挿位置(接続位置)で拘束して引留め係止させる
ように構成していることが多い。この場合、接続対象と
なる管部材としては、接続端部の該当周面を挟扼して引
留め拘束する必要上、例えば、ポリウレタン,ポリアミ
ド(商品名・ナイロン),ポリエチレン,ポリテトラフ
ロロエチレン(商品名・テフロン)等の合成樹脂材料を
主材にした幾分かの表面弾性および伸延性を有する接続
チューブ等の中空管を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の管部材の接続栓装置の場合には、接続対象の管部材
をワンタッチで嵌挿させ、且つ該嵌挿位置で拘束ならび
に解放させるための機構構成が比較的複雑化、繁雑化し
易く、所要部品数についても必要以上に増加しがちであ
るほか、種々の制約のもとでの個々の部品加工およびそ
の組み立て、例えば、装置の主体である接続栓本体内へ
の各部品の内装やカシメ付け等を伴う装着に治具を必要
としたりして多くの手間がかかるもので、必然的に装置
自体の製造単価が増加して高価にならざるを得ない等の
不都合を有しており、しかも、装置全体が小型化(例え
ば、組み上げ状態で装置全体の軸方向長さが20mm程
度、直径が10mm程度のものまでが市販されている)
するほど、その傾向が著るしくなるものであった。
【0004】本発明は、従来のこのような問題点を解消
するためになされたもので、その目的とするところは、
接続栓本体に対する接続対象の管部材の挿し込み接続、
それに、引き抜き離脱を簡単な操作で確実且つ容易に行
い得るようにすると共に、併せて、装置構成の可及的簡
略化と所要部品数の低減、それに、部品加工の工数なら
びに組み立ての簡易化を図って比較的廉価な提供を可能
にした管部材の扼止接続用接続栓装置を得ることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る管部材の扼止接続用接続栓装置は、接
続端側から管部材の接続端部を受け入れるため、該管部
材の外径よりもやや大きい内径に形成された接続空間
部、および該接続空間部の接続端側で受支段部を介して
より大きい所要内径に設定された装着空間部を有し、該
装着空間部の所定角間隔を隔てた内周面複数箇所に外面
側へ連通する係合開口を形成した中空筒状の接続栓本体
と、前記段部面に当接して装着空間部内に装着され、接
続される管部材の外周面を密にシールすると共に、接続
端側へ延長される保持端縁部を突設したパッキング部材
と、前記パッキング部材の保持端縁部に圧接保持される
外周縁側の保持基部、および該保持基部の内周部を所要
角範囲毎に所要角度で非接続側へ傾斜するように湾曲さ
れ、且つ管部材の外径相当の接続仮想面を越えて延長さ
せた内周縁側の各扼止エッジ部を有し、該各扼止エッジ
部によって接続される管部材の外周面を弾性的に挟扼す
るロックリング部材と、前記装着空間部内に接続端側か
ら嵌挿されて、前記各係合開口に外周面所定位置に突設
させた同数の係合凸部を係着させた状態で、前記パッキ
ング部材を保持端縁部の外周側で押止する押止突縁部を
有し、且つ前記ロックリング部材の保持基部を押止する
非接続端側の第1の内周面段部、および接続端側の第2
の内周面段部をそれぞれに形成した押止リング部材と、
前記押止リング部材の内側に接続端側から摺動自在に嵌
挿させた状態で、前記ロックリング部材の各扼止エッジ
部面に当接して、常時、非接続方向へ弾圧される先端カ
ム縁部を有し、且つ前記第2の内周面段部に、外周面所
定位置の係合顎部を当接させる作動筒部を有するリリー
スリング部材とを備え、前記リリースリング部材の摺動
操作により、前記各扼止エッジ部を自身の弾性に抗して
接続仮想線外に傾動させ、前記挟扼状態を解放させるよ
うに構成したことを特徴としている。
【0006】また、上記構成において、前記接続栓本
体、押止リング部材およびリリースリング部材を比較的
硬質の合成樹脂材料によって成形させるようにし、さら
に、前記パッキング部材を比較的軟質の合成ゴム材料ま
たは弾性合成樹脂材料によって成形させるようにしてい
る。
【0007】従って、本接続栓装置の構成では、接続対
象管部材の接続に際し、接続栓本体の接続端側から、リ
リースリング部材の作動筒部内を通し、且つロックリン
グ部材での各扼止エッジ部の弾圧力に抗して接続対象管
部材の接続端部を接続空間部内に受け入れることによ
り、該管部材の接続端部は、その外周面に対して加えら
れるところの、パッキング部材によるシール作用と各扼
止エッジ部による扼止作用とで引き留め拘束され、ま
た、引き抜き離脱に際しては、各扼止エッジ部の弾圧力
に抗してリリースリング部材を押し込むことにより、該
各扼止エッジ部による扼止作用が解放されて容易に引き
抜き得るのである。
【0008】一方、本接続栓装置においては、上記装置
態様に構成にし、且つ各部品素材をそれぞれに選定して
あるために、接続栓本体の装着空間部内に対して、先
ず、その受支段部にパッキング部材を当接して受支さ
せ、ついで、該パッキング部材の押止突縁部にロックリ
ング部材の保持基部を重ねて保持させておく。また、押
止リング部材の内周面側に対し、リリースリング部材で
の作動筒部の係合顎部を縮径、つまり、撓めながら強制
的に押入することにより、該内周面の第2の内周面段部
を越えて係合顎部を摺動可能に嵌挿させる。さらに、接
続栓本体での装着空間部内の外面側へ連通させた各係合
開口に対し、押止リング部材の対応する各係合凸部をこ
こでも同様に撓めながら強制的に押入することにより、
該装着空間部の接続端側内周面を越えて各係合開口内に
対応する各係合凸部を係止させる。すなわち、以上の操
作で装置全体を何らの補助手段ならびに治具等を必要と
せずに容易に組み上げ得るのであり、且つ各係合開口内
に係止されている各係合凸部を外側からそれぞれに押下
げて係止を解くことで、各部材を容易に再分解できて、
例えば、メンテナンス等を容易になし得るのである。
【0009】そして、以上のように組み上げた状態で
は、パッキング部材での保持端縁部の外周側が押止リン
グ部材の押止突縁部によって加圧押止状態で定着保持さ
れると共に、ロックリング部材の保持基部が押止リング
部材の第1の内周面段部によって同様に加圧押止状態で
定着保持されることになり、併せて、この組み上げ態様
において、リリースリング部材は、ロックリング部材の
各扼止エッジ部による弾圧力で外側に押し出され、その
係合顎部が押止リング部材の第2の内周面段部に突き当
てられて接続待機状態に維持されると共に、接続後のリ
リース、つまり、引き抜き操作のための摺動を容易に可
能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る管部材の扼止
接続用接続栓装置の実施形態例につき、図1ないし図4
を参照して詳細に説明する。
【0011】図1および図2は、本発明の一実施形態例
を適用した非接続状態における接続栓装置の全体構成を
示す外観側面図および縦断側面図、図3は、同上図2に
おけるA−A矢示部の横断端面図であり、また、図4
は、同上装置のロックリング部材の扼止エッジ部を含む
扼止枠片を拡大して示す部分断面図である。
【0012】即ち、これらの各図の構成において、符号
10は接続栓本体であり、25は該接続栓本体10に内
装されるパッキング部材、30は同様に内装されるロッ
クリング部材、40はこれらのパッキング部材25およ
びロックリング部材30を押止保持する押止リング部
材、50は接続,離脱操作用のリリースリング部材をそ
れぞれに示している。
【0013】これらの各部材については、接続対象とし
ての管部材100を実質的に受け入れた状態で加圧流体
を流通させるため、従来の場合と同様にそれぞれ中空筒
状に形成されており、且つ該各部材のうちで、接続栓本
体10、押止リング部材40およびリリースリング部材
50については、比較的硬質の合成樹脂材料を用いて成
形するのが好ましく、また、パッキング部材25につい
ては、比較的軟質の合成ゴム材料または弾性合成樹脂材
料を用いて成形するのが好ましい。なお、ロックリング
部材30については、比較的強靭な薄板材料を打抜き且
つ賦形成形したものであってよい。
【0014】ここで、前記管部材100については、こ
の場合にもまた、前記ロックリング部材30での後述す
る鋭角状に延長された先端の扼止エッジ部を表面周囲に
喰い込ませることで弾性的且つ逆止的に挟扼して引き留
め拘束作用(いわゆる扼止作用)を果し得るようにする
ため、所要の表面弾性を与えると共に、内部を流通する
加圧流体の多寡,ないしは圧力変動や外部側からの引張
り力に対抗させる必要上、幾分かの伸延性をも有してお
り、その主材としては、先にも述べた如く、例えば、ポ
リウレタン,ポリアミド,ポリエチレン,ポリテトラフ
ロロエチレン等の樹脂材料を用いるのが好ましい。
【0015】本実施形態例の場合、前記接続栓本体10
は、図1および図2に示されているように、基端側にあ
って、図示しない流体圧利用機器類等の流路端部に螺着
結合するための取付け用雄螺条12を螺刻した取付け胴
部11と、該取付け胴部11の先端側接続部に対応して
外周囲に螺合操作用の六角頭部14をもつ保持胴部13
とからなる中空筒状に形成される。
【0016】そして、前記それぞれの両胴部11,13
を通した接続軸線15上の中空筒状の内部には、取り付
け基端側から順次に、導入ないしは導出される加圧流体
の流路16と、前記接続される管部材100の接続端面
101を突き当てる突き当て段部18a,および端部側
外周面102を比較的密に挿入する所要内径の接続挿入
面18bからなる接続空間部17とを形成させ、且つ該
接続空間部17の接続端側で受支段部20aを介してよ
り大きい所要内径に設定され、且つ該内径面上の所定角
間隔を隔てた複数箇所に外面側へ連通する係合開口20
cを形成した装着内周面20bからなる装着空間部19
を形成させてある。
【0017】また、前記パッキング部材25は、前記装
着空間部19の受支段部20a面に当接して装着させた
状態で前記接続挿入面18bの内側、ひいては、前記管
部材100の端部側外周面102に密着してシール可能
な内径を有しており、接続端側相当の端面外周部にあっ
て、押止段部26を形成させ、且つ端面内周部にあっ
て、接続端側へ延長する押止突縁部27を突設させてあ
る。ここで、パッキング部材25の内径面に関しては、
接続方向に沿ってやや膨張する弧状面28とし、且つ該
弧状面28から押止突縁部27にかけて次第に拡径する
傾斜面29を形成するのが好ましいもので、前者の弧状
面28では、管部材100の接続端部の装入を容易にす
るほか、効果的なシール作用を得られるのであり、後者
の傾斜面29では、後述するように各扼止エッジ部を保
護して、その扼止ならびに解放作用をそれぞれに助長す
る。
【0018】次に、前記ロックリング部材30は、先に
も述べたように、弾力性に富む強靭な素材金属薄板をプ
レス成形等で打抜き賦形して全体を一連のリング状に形
成する。即ち、ロックリング部材30は、図4に示され
ているように、放射状方向に等角間隔で複数に区分設定
され、且つ所定の同一外径(この実施形態例の場合、前
記パッキング部材25の押止突縁部27の面内に無理な
く当接して保持され、且つ該保持状態で保形維持し得る
に足る共通の同一外径)線上で中心軸線(前記接続軸線
15に該当)に直交する外周縁側の保持基部31と、該
保持基部31から所要角間隔毎に内側へ円弧状に湾曲
(円弧状湾曲部32)して延長され、且つ延長される先
端側を該湾曲部32を中心に揺動可能とした各扼止枠片
33と、該各扼止枠片33の延長された同一内径(この
実施形態例の場合、前記管部材100の接続端部側外表
面102の周囲に喰い込ませることで逆止的に挟扼して
引き留め拘束作用を得られる程度の共通の同一内径)線
上で隣接する相互間を連接して形成させた各扼止エッジ
部34とで構成されている。
【0019】前記構成のロックリング部材30は、図2
から明らかなように、前記接続栓本体10の装着空間部
19内に装着されているパッキング部材25の押止突縁
部27に対し、各扼止エッジ部34が非接続端側へ延長
されるようにして保持基部31面を突き当てることで内
装保持される。
【0020】また、前記押止リング部材40は、基端部
側に前記装着空間部19の内径よりも大きい外径にされ
た固定フランジ部41を有し、外周面側にあっては、前
記装着空間部19の各係合開口20c内に落ち込んで係
着保持される同数の係合凸部42を形成すると共に、延
出された先端部側に前記パッキング部材25の押止段部
26を押止保持する押止突縁部43を突設してあり、十
分な大きさの内径にされた内周面側にあっては、前記パ
ッキング部材25の押止突縁部27、および該押止突縁
部27に重ねて保持される前記ロックリング部材30の
保持基部31をそれぞれに受け入れ、且つ該保持基部3
1を押止して加圧保持する所要内径の第1の内周面段部
44、および該第1の内周面段部44よりも小径にされ
た第2の内周面段部45をそれぞれに形成してある。
【0021】さらに、前記リリースリング部材50は、
前記管部材100の端部側外周面102を受け入れる内
径にされた主部としての作動筒部51を有しており、該
作動筒部51の基端部側には、操作に必要な十分大きい
外径の操作フランジ部52を設け、外周面先端部にあっ
て、前記押止リング部材40の第2の内周面段部45に
当接される外周側へ突出した係合顎部53を形成すると
共に、該作動筒部51の先端部には、係合顎部53を第
2の内周面段部45に当接させた状態で、前記ロックリ
ング部材30の各扼止エッジ部34面に当接される作動
突縁部54を形成してある。
【0022】この場合、前記押止リング部材40の固定
フランジ部41と前記リリースリング部材50の操作フ
ランジ部52との間には、前記ロックリング部材30の
各扼止エッジ部34による抑止作用を解放するに足る操
作間隙aを与えてあり、さらに、係合顎部53の先端側
の一部を傾斜面53aにしておくのが、組み上げ操作に
有利である。
【0023】以上、装置を構成する各部材については、
それぞれに所定形状に形成されるのみであって、部材相
互間を結合する手段等を一切与えてはいない。そして、
ロックリング部材30を除く各部材は、共に樹脂成形品
とされているために、所定形状の付与が効果的になされ
るもので、部品加工の手間を全く必要としないほか、次
に述べる組み立て手順からも明らかなように、ネジ止め
やカシメ付け等の作業もまた不要になる。
【0024】続いて、本実施形態例による接続栓装置の
組み立て手順、および装置に対する管部材100の接
続、離脱の各作用について述べる。
【0025】本接続栓装置では、接続栓本体10の装着
空間部19内に対して、先ず、その受支段部20aにパ
ッキング部材25を内装当接して受支させ、ついで、該
パッキング部材25の押止突縁部27にロックリング部
材30の保持基部31を重ねて保持させておく。一方、
押止リング部材40の内周面側に対し、リリースリング
部材50での作動筒部51に設けた係合顎部53を傾斜
面53aの作用で次第に縮径させながら、つまり、次第
に撓めながら強制的に押入することにより、該内周面の
第2の内周面段部45を越えて係合顎部53の部分を摺
動可能に嵌挿させる。引続き、接続栓本体10での装着
空間部19内の外側に連通する各係合開口20cに対
し、押止リング部材40上に突出されている同数の各係
合凸部42をここでも同様に次第に撓めながら強制的に
押入することにより、該装着空間部19の接続端側内周
面20bを越えて各係合開口20c内に対応する各係合
凸部42を係止させる。
【0026】すなわち、以上の操作で装置全体を何らの
補助手段ならびに治具等を必要とせずに容易に組み上げ
ることができる。しかも、各係合開口20cに対する各
係合凸部42の係止を解くことにより、装置構成の全体
を容易に分解できてメンテナンス等に役立て得るのであ
る。
【0027】従って、上記構成の接続栓装置において
は、リリースリング部材50の接続端面側から接続栓本
体10内に管部材100を押入させると、該管部材10
0は、ロックリング部材30の内部側へ突出されている
各扼止エッジ部34を押しのけながらパッキング部材2
5の弧状面28を経て進入し、接続空間部17の突き当
て段部18aに接続端面101が突き当てられた時点
で、接続挿入面18b内に接続させ得るのであり、この
管部材100の接続状態では、接続端部側外表面102
がパッキング部材25の弧状面28によって密にシール
されると共に、その外側部分の周囲に各扼止エッジ部3
4が喰い込むことにより、該接続端部側外表面102、
ひいては、管部材100を逆止的に挟扼して正確に引き
留め拘束し得るのである。すなわち、以上が本接続栓装
置に対する管部材100の挿し込み接続態様である。
【0028】また、上記接続状態において、本接続栓装
置から管部材100を引き抜いて離脱させるのには、リ
リースリング部材50を与えられている操作間隙aによ
って許容される範囲内で押し込み操作すればよく、この
押し込み操作に伴い、管部材100の接続端部側外表面
102に喰い込んでいる各扼止エッジ部34が作動突縁
部54によって円弧状湾曲部32を中心に無理なく傾動
され、その喰い込み態様,つまり、引き留め拘束が容易
に解放され、これによって簡単に管部材100の抜き取
りが可能になるのである。
【0029】
【発明の効果】以上、実施形態例によって詳述したよう
に、本発明の接続栓装置によれば、リリースリング部材
側からの接続栓本体への管部材の押入のみによる極めて
簡単な操作により、ロックリング部材の各扼止エッジ部
による管部材に対する挟扼作用で、該管部材の引き留め
接続を正確且つ容易に行い得るもので、また、管部材の
接続状態において、リリースリング部材を押し込むだけ
の操作によって、該管部材の各扼止エッジ部による挟扼
状態を容易に解放できて簡単に引き抜き離脱させ得るの
である。
【0030】また、本装置の構成では、組み上げられた
構成を容易に分解できるほかに、従来の場合とは異なっ
て、全体構造自体が簡略化されており、所要部品数が少
なくて済むほかに、組み上げもまた極めて簡単且つ容易
であることから、廉価な提供が可能である等の実用上有
益な利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を適用した管部材の非接
続状態における接続栓装置の全体構成を示す外観側面図
である。
【図2】同上装置の縦断側面図である。
【図3】同上装置の図2におけるA−A矢示部の横断端
面図である。
【図4】同上装置におけるロックリング部材の扼止エッ
ジ部を含む扼止枠片を拡大して示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 接続栓本体 11 取付け胴部 12 取付け用雄螺条 13 保持胴部 14 螺合用六角頭部 15 接続軸線 16 加圧流体の流路 17 接続空間部 18a 突き当て段部 18b 接続挿入面 19 装着空間部 20a 受支段部 20b 装着内周面 20c 係合開口 25 パッキング部材 26 押止段部 27 押止突縁部 28 弧状面 29 傾斜面 30 ロックリング部材 31 保持基部 32 湾曲部 33 扼止枠片 34 扼止エッジ部 40 押止リング部材 41 固定フランジ部 42 係合凸部 43 押止突縁部 44 第1の内周面段部 45 第2の内周面段部 50 リリースリング部材 51 作動筒部 52 操作フランジ部 53 係合顎部 54 作動突縁部 100 接続対象の管部材 101 管部材の接続端部 102 管部材の端部側外周面 a 操作間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続端側から管部材の接続端部を受け入
    れるため、該管部材の外径よりもやや大きい内径に形成
    された接続空間部、および該接続空間部の接続端側で受
    支段部を介してより大きい所要内径に設定された装着空
    間部を有し、該装着空間部の所定角間隔を隔てた内周面
    複数箇所に外面側へ連通する係合開口を形成した中空筒
    状の接続栓本体と、 前記段部面に当接して装着空間部内に装着され、接続さ
    れる管部材の外周面を密にシールすると共に、接続端側
    へ延長される保持端縁部を突設したパッキング部材と、 前記パッキング部材の保持端縁部に圧接保持される外周
    縁側の保持基部、および該保持基部の内周部を所要角範
    囲毎に所要角度で非接続側へ傾斜するように湾曲され、
    且つ管部材の外径相当の接続仮想面を越えて延長させた
    内周縁側の各扼止エッジ部を有し、該各扼止エッジ部に
    よって接続される管部材の外周面を弾性的に挟扼するロ
    ックリング部材と、 前記装着空間部内に接続端側から嵌挿されて、前記各係
    合開口に外周面所定位置に突設させた同数の係合凸部を
    係着させると共に、た状態で、前記パッキング部材を保
    持端縁部の外周側で押止する押止突縁部を有し、且つ前
    記ロックリング部材の保持基部を押止する非接続端側の
    第1の内周面段部、および接続端側の第2の内周面段部
    をそれぞれに形成した押止リング部材と、 前記押止リング部材の内側に接続端側から摺動自在に嵌
    挿させた状態で、前記ロックリング部材の各扼止エッジ
    部面に当接して、常時、非接続方向へ弾圧される先端カ
    ム縁部を有し、且つ前記第2の内周面段部に外周面所定
    位置の係合顎部を当接させる作動筒部を有するリリース
    リング部材とを備え、 前記リリースリング部材の摺動操作により、前記各扼止
    エッジ部を自身の弾性に抗して接続仮想線外に傾動さ
    せ、前記挟扼状態を解放させるように構成したことを特
    徴とする管部材の扼止接続用接続栓装置。
  2. 【請求項2】 前記接続栓本体、押止リング部材および
    リリースリング部材が、比較的硬質の合成樹脂材料によ
    って成形されている請求項1に記載の管部材の扼止接続
    用接続栓装置。
  3. 【請求項3】 前記パッキング部材が、比較的軟質の合
    成ゴム材料または弾性合成樹脂材料によって成形されて
    いる請求項1に記載の管部材の扼止接続用接続栓装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530876A (ja) * 2003-12-04 2007-11-01 イートン コーポレーション プラグを備えたクイックコネクトカートリッジのアセンブリ

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