JPH11158960A - 排水集合管 - Google Patents

排水集合管

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JPH11158960A
JPH11158960A JP32877897A JP32877897A JPH11158960A JP H11158960 A JPH11158960 A JP H11158960A JP 32877897 A JP32877897 A JP 32877897A JP 32877897 A JP32877897 A JP 32877897A JP H11158960 A JPH11158960 A JP H11158960A
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JP
Japan
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drainage
water guide
pipe
drain
vibration
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Pending
Application number
JP32877897A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yagi
博史 八木
Masao Nakaishi
正雄 仲石
Takeshi Ataka
剛 安宅
Yoshitsugu Takara
義次 宝楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水が衝突する部材から排水集合管本体側へ
の振動伝播を断ち切ることにより、排水集合管自体の減
振をして、騒音発生及び耐久性低下を防止できるように
する。 【解決手段】 排水集合管の排水が衝突する水案内部を
形成した部材を別体に形成して、この水案内部材を防振
体を介して内部に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、中高層集
合住宅等において用いられる、汚水と雑排水を同一の排
水管に流す一管式排水管における排水管中に介装される
排水集合管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一管式排水管用排水集合管にあっ
ては、管内に通気立管と同じ役割を果たす空気コアを、
排水の流れに旋回力を与えることによって形成するため
に、1又は複数枚の羽根を設けたり、排水の落下速度を
減速するために羽根を設けたり、横接続部に接続した横
枝管に立主管又は他の上部横枝管からの排水が逆流する
のを防止するために、横接続部近傍に逆流防止部を設け
たりしている。
【0003】これら羽根及び逆流防止部は、排水を衝突
させてその流れの方向、勢い等を制御する水案内部とな
っており、排水集合管本体と一体成形しているか、又は
別体で形成しても本体に金属接触状態で取り付けられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のよう
に、水案内部が排水集合管と一体成形又は別体で金属接
触していると、排水の衝突によって振動が発生した場
合、その振動が伝播して排水集合管全体が振動板のよう
になり、大きな騒音を発生したり、また、横枝管等に伝
播して配管全体の耐久性低下の原因になることもある。
【0005】防振技術として、排水集合管と床スラブと
の間に防振材を介在させて、床スラブへの振動伝播を防
止する技術は開発されているが(特開平6−30690
4号公報)、排水集合管自体の減振は期待し難く、立主
管及び横枝管への振動伝播は防止されていなく、根本原
因の解消にはなっていない。本発明は、このような種々
の点に鑑み、排水が衝突する水案内部を別体で形成して
その部材から排水集合管本体側への振動伝播を断ち切る
ことにより、排水集合管自体の減振をして、騒音発生及
び耐久性低下を防止できるようにした集合排水管を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、排水が衝突する水案内部を形成
した部材を別体に形成して、この水案内部材を防振体を
介して内部に取り付けていることである。これによっ
て、水案内部を形成した部材が排水衝突により振動して
も、防振体によって排水集合管本体側への振動伝播が断
ち切られ、排水集合管が騒音を発生することがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示す第1の実施の形態にお
いて、1は排水集合管で、上部には、上排水立管を接続
する立接続部3と、便器、流し台、洗面所等からの排水
を排水集合管1に流す横枝管が接続される1又は複数の
横接続部6、9とが設けられ、また、中途部は下細りテ
ーパ状に形成されていてスラブに形成した通孔に挿通状
とされて、モルタルによって固定可能になっており、下
端側は下排水立管と接続可能に形成されている。
【0008】上部の立接続部3の排水流出側の開口3A
には、横接続部6の排水流出側の開口6Aよりも上方側
に内フランジ部3Bが形成されていて、この内フランジ
部3Bの上には、立接続部3の上方側から内嵌された水
案内部材20がフランジ部20Bを介して載置されてい
る。この水案内部材20は、筒部20Aの内周側に下方
に向けて径方向内方側に移行するように傾斜状とした1
又は複数枚のガイド板(水案内部)20Cを有し、上排
水立管内を落下してくる排水を減速し、後述する旋回羽
根に案内するようになっている。
【0009】前記内フランジ部3Bと水案内部材20の
フランジ部20Bとの間にはゴム等の弾性材料で形成さ
れた防振材26Aが設けられており、この防振材26A
はフランジ部同士の金属接触を分断する役目をしてお
り、ガイド板20Cが排水の衝突により振動しても、そ
の振動は防振材26Aで断ち切られ、排水集合管1の本
体には伝播しないようになっている。
【0010】排水集合管1の下細りテーパ状中途部内周
面には、管軸方向に対して傾斜した、或いは管軸廻りに
螺旋状とされた旋回羽根23Bが設けられ、この旋回羽
根23Bが水案内部材を構成している。この旋回羽根2
3Bは排水集合管1内に流下した排水を旋回流に変化さ
せ、排水を管壁に添って流し、排水管の中央部に排水流
のない空間、すなわち空気コアを生じせ、旋回流及び空
気コアによって、「ゴボゴボ音」の原因である管内の空
気圧変動を軽減等し、スムーズで静かな排水流下性能を
発揮するものである。
【0011】前記旋回羽根23Bは、従来技術では羽根
板を排水集合管の内周面に一体成形して形成されていた
が、ここでは、羽根板を排水集合管本体に対して別体に
形成して、ゴム等の防振体26Bを介在させて接着剤で
固着しており、排水の衝突により旋回羽根23Bに発生
する振動を、防振材26Bで遮断するようになってい
る。
【0012】図2、3には第2の実施の形態を示してい
る。なお、前記第1の実施の形態と略同一機能の部材に
は同一符号を付している。図3において、排水集合管1
は上部管体1Aと下部管体1Bとから構成されている。
上部管体1Aの上部には、上排水立管2を接続する立接
続部3が設けられ、下部には、横方向に配置されて便器
4からの排水を排水集合管1に流す横枝管5が接続され
る横接続部6が設けられている。
【0013】一方、下部管体1Bの上部には、上部管体
1Aを接続する接続部7が設けられると共に、この接続
部7の下方側には、横方向に配置されて流し台、洗面所
等からの排水を排水集合管1に流す横枝管8が接続され
る横接続部9が設けられている。また、下部管体1B
は、その下細りテーパ状中途部において、スラブ10に
形成した通孔11に挿通状とされて、モルタル12によ
って固定され、下端側には下排水立管13が接続されて
いる。この下部管体1Bとモルタル12との間に、従来
技術のように防振材を介在させてもよい。
【0014】図2において、上部管体1Aの横接続部6
の排水流出側の開口6Aは、下部管体1Bの横接続部9
の排水流出側の開口9Aよりも上方側に位置すると共
に、これら開口6A,9Aは管体径方向に対向する面に
それぞれ形成されている。また、下部管体1Bの接続部
7の上端部にはフランジ14が形成され、この接続部7
に上部管体1Aの下端側の接続管部15を挿入し、フラ
ンジ14内周側に配置されたシール材16を、接続管部
15に外嵌させると共にフランジ14にボルト・ナット
18,19によって締結される押し輪17によって押圧
することによって、上部管体1Aと下部管体1Bとが接
続されている。
【0015】下部管体1B内の上部には、接続部7の上
方側から内嵌して保持された水案内部材20が設けられ
ている。この水案内部材20は、下部管体1Bの本体部
分の上端側に内嵌される筒部20Aと、この筒部20A
の上端部から径方向外方に張り出されていて接続部7に
接当受持されるフランジ部20Bと、逆流防止部(水案
内部)21とを有している。この逆流防止部21は筒部
20Aの一部を突出してその部分を切り起こすか、また
は、水案内部材20とは別体に形成して、筒部20Aの
内周面に溶接固定して形成している。
【0016】前記逆流防止部21は、下方に向けて径方
向内方側に移行するように傾斜状とされると共に、下部
管体1Bの横接続部9の排水流出側開口9Aの上端側に
位置されており、上部管体1Aの横接続部6の排水流出
側開口6Aから流出される排水が逆流防止部21に衝当
し、下部管体1Bの横接続部9の排水流出側開口9Aを
通して横排水管8へ逆流するのを防止する。
【0017】前記水案内部材20のフランジ部20Bに
はゴム等の弾性材料で形成された防振材26Cが設けら
れており、この防振材26Cは、フランジ部20Bと下
部管体1Bの接続部7及び上部管体1Aの接続管部15
との間、並びに筒部20Aと下部管体1Bとの間に位置
し、それぞれの部材同士の金属接触を分断する役目をし
ており、逆流防止部21が排水の衝突により振動して
も、その振動は防振材26Cで断ち切られ、排水集合管
1の本体には伝播しないようになっている。
【0018】排水集合管1の上部管体1Aの横接続部6
の上方側には、上排水立管2からの排水を片側に寄せる
機能と、横接続部6に接続される横枝管5への逆流を防
止する機能とをする偏流ガイド(水案内部)22が下方
に向かって傾斜状に設けられている。この偏流ガイド2
2は、上部管体1Aと別個に形成した板材22Aであ
り、その板材22Aを防振材26Dを介して上部管体1
Aに接着しており、排水の衝突により板材22Aに発生
する振動を、防振材26Dで遮断するようになってい
る。
【0019】下部管体1Bの下細りテーパ状中途内周面
には水案内部材23が設けられている。この水案内部材
23は、下細りテーパ状筒体23Aの内周面に管軸方向
に対して傾斜した1又は複数枚の旋回羽根23Bが設け
られている。この旋回羽根23Bは排水集合管1内に流
下した排水を旋回流に変化させ、排水を管壁に添って流
し、排水管の中央部に排水流のない空気コアを生じせ
る。
【0020】前記水案内部材23の筒体23Aは、下部
管体1Bの内周面に沿った形状であり、かつ下部管体1
Bとの間に防振体26Eを介在させ、接着剤で固着して
おり、排水の衝突により旋回羽根23Bに発生する振動
を、防振材26Eで遮断するようになっている。なお、
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、種
々変形することができる。例えば、防振体26は弾性を
有する合成樹脂で形成してもよく、排水集合管は他の型
式のものでもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、排水集合
管は、水案内部を形成した部材を別体に形成して、この
水案内部材を防振体を介して内部に取り付けているの
で、排水が衝突することによって水案内部材が振動して
も、その振動は防振体で断ち切られて排水集合管本体側
に伝播することがなく、又は十分に減振され、排水集合
管自体から騒音が発生するのが防止され、また振動によ
る耐久性低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面正面図で
ある。
【図2】第2の実施の形態を示す断面正面図である。
【図3】第2の実施の形態に係る排水集合管の取り付け
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 排水集合管 3 立接続部 6 横接続部 9 横接続部 20 水案内部材 21 逆流防止部(水案内部) 22 偏流ガイド(水案内部) 23 水案内部材 23B 旋回羽根(水案内部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宝楽 義次 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22 号 株式会社クボタ恩加島工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水が衝突する水案内部を形成した部材
    を別体に形成して、この水案内部材を防振体を介して内
    部に取り付けていることを特徴とする排水集合管。
JP32877897A 1997-11-28 1997-11-28 排水集合管 Pending JPH11158960A (ja)

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JP32877897A JPH11158960A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 排水集合管

Applications Claiming Priority (1)

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JP32877897A JPH11158960A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 排水集合管

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JPH11158960A true JPH11158960A (ja) 1999-06-15

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JP (1) JPH11158960A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003232062A (ja) * 2001-12-04 2003-08-19 Noriatsu Kojima 排水管継手
JP2010248735A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Sekisui Chem Co Ltd 継手用アダプター及びこの継手用アダプターを用いた排水構造
JP2012082621A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Sekisui Chem Co Ltd 継手用アダプター及び該継手用アダプターを用いた旋回羽根付き排水管継手

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003232062A (ja) * 2001-12-04 2003-08-19 Noriatsu Kojima 排水管継手
JP2010248735A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Sekisui Chem Co Ltd 継手用アダプター及びこの継手用アダプターを用いた排水構造
JP2012082621A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Sekisui Chem Co Ltd 継手用アダプター及び該継手用アダプターを用いた旋回羽根付き排水管継手

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