JPH11157753A - キャブタイヤケーブル及びその移動装置 - Google Patents
キャブタイヤケーブル及びその移動装置Info
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- JPH11157753A JPH11157753A JP32658597A JP32658597A JPH11157753A JP H11157753 A JPH11157753 A JP H11157753A JP 32658597 A JP32658597 A JP 32658597A JP 32658597 A JP32658597 A JP 32658597A JP H11157753 A JPH11157753 A JP H11157753A
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Abstract
イズのケーブルを用いて、設備の大型化やコストアップ
を招く事なく、余剰ケーブルの処理を整然と行い得るケ
ーブル移動装置とこれに適したキャブタイヤケーブルを
提供する。 【解決手段】シーブ10の正回転でキャブタイヤケーブル
1を正方向へ移動させ余剰ケーブル1aを受け籠40へ送り
込む。シーブ10の逆回転でキャブタイヤケーブル1を逆
方向へ移動させ余剰ケーブル1aを受け籠40から繰り出
す。キャブタイヤケーブル1の移動は、ケーブル1に設
けた突起と、シーブ10に設けた凹部との係合により、シ
ーブ10の回転に伴って確実になされる。
Description
機器への給電用又は信号伝送用のキャブタイヤケーブル
における、余剰ケーブルの整然処理を行うためのケーブ
ル移動装置、並びにこれに適したキャブタイヤケーブル
の構造に関するものである。
給したり電気信号を伝送するに際し、電力用又は信号用
のキャブタイヤケーブルを用いる場合、例えば図8、図
9、図10に示す方法にて余剰ケーブルの処理を行って
きた。各図において符号100 は、フライダクト101 の上
下にパイプバトン102 を固定すると共に、下側のバトン
102 にライト103 を吊り下げた電気機器、104 は該電気
機器100 を昇降させるためのワイヤロープ、110 は給電
用のキャブタイヤケーブルを示し、キャブタイヤケーブ
ル110 は、すのこ200 上に設置したジョイントボックス
120 に一端側を接続すると共に、他端側はフライダクト
101 に接続し、フライダクト101 を中継してライト103
に電源を供給するようになっている。
ン102 上に、電気機器100 の上昇時に発生する余剰ケー
ブル110aを収容する受け籠130 が、電気機器100 と一体
的に昇降移動するよう設置され、電気機器100 が下降す
るときには、余剰ケーブル110aが受け籠130 から繰り出
されるようになっている。
0aを、すのこ200 上に設置した電動又はスプリング駆動
のドラム型リール140 に巻き取るものである。
0 を昇降するワイヤロープ104 にキャブタイヤケーブル
110 の中間部を止め輪105 等で固定し、余剰ケーブル11
0aを空間に垂下させるものである。
余剰ケーブル110aの整然処理を行うための手段として、
電気機器100 の設置場所や各種条件に応じて適宜実用に
供されているが、その技術内容についてより詳細に検討
すると、以下の点で改良の余地を残していた。すなわち
図8の籠受け方式は、受け籠130 を電気機器100 上側に
設置するだけなので構造は簡単であるが、受け籠130 ,
ケーブル100 が、ガイドの無いワイヤ吊り下げ機器のご
とく昇降時に揺れるため、余剰ケーブル110aが受け籠13
0 からはみ出す恐れがあり、これを防止するために可撓
性の高いキャブタイヤケーブル110 を用い、且つ相当に
余裕のある大きさの受け籠130 を設置する必要がある。
また、受け籠130 の重量及び収容される余剰ケーブル11
0aの重量が昇降負荷に加算されるため、電気機器100 を
昇降移動させるワイヤ104 の巻取・繰出装置(図示せ
ず)の大型化が余儀なくされた。
ル140 に巻き取るので動作は比較的安定しているが、ジ
ョイントボックス120 とリール140 を繋ぐ固定側配線12
0aと、巻き取られるケーブル110 との間にスリップリン
グ140a等の手段を介在させる必要があり、耐久性や実施
コストの面で難点があった。また、電気機器100 を上方
で使用する場合、余剰ケーブル110aがリール140 に巻き
取られた状態となり、ケーブルが積層されて放熱が悪く
なるため、余裕のあるサイズ(大径)のケーブル110 を
使用する必要がある。これに伴いリール140 も大型化
し、コストアップにつながるものであった。
単であるが、止め輪105 等によるケーブル110 の固定作
業、及びその保守点検作業等が不安定な高所作業になる
ほか、余剰ケーブル110aが垂下可能な空間を電気機器10
0 上方に確保する必要があるので機器100 の昇降ストロ
ークに大きな制約を受ける等の難点があった。
螺旋状に成形したカールケーブルも一部実用に供されて
いるが、自重負担によりカール状態が伸びて変形するた
め、長距離昇降や重量ケーブルには不適当である。
なされたもので、その目的とするところは、昇降する電
気機器の重量負担を増やす事なく、且つ適正サイズのケ
ーブルを用いるようにして、設備の大型化やこれに伴う
コストアップを招くことなく、余剰ケーブルの処理を整
然と行い得るケーブル移動装置、並びにこれに適したキ
ャブタイヤケーブルを提供することにある。
めに本発明は、シース外周に沿って長手方向に等間隔の
突起を一体化して設けたキャブタイヤケーブル、又は、
シース外周に沿って長手方向に螺旋状の突起を一体化し
て設けたキャブタイヤケーブルと、これらキャブタイヤ
ケーブルの前記突起に凹凸係合する係合部を備えたシー
ブを用いることを要旨とする。
は、シース外面に、シース周方向へ沿う突起を、シース
と一体化させてケーブル軸方向へ等間隔ごとに設けたも
ので、ここでの突起は、シース周方向に沿って連続する
環状のもの、適宜間隔ごとに突出部を設けたものなどが
あげられるが、成形上の便宜や、ケーブル移送の確実性
等を考慮すれば、シース周方向へ沿う環状の突起である
ことが好ましい。
ース外面に、ケーブル軸方向へ沿う螺旋状の突起を、シ
ースと一体化させて設けたことを特徴とする。
するか、若しくはこれと同等以上の強度があれば、別体
の突起を接着・溶着その他の適宜な方法でシース外周に
固着させる等により、シースと一体化させる。
置は、上記突起を有するキャブタイヤケーブルをケーブ
ル軸方向へ送る装置であって、上記シース外周に設けた
突起に凹凸係合する係合部が、外周面に等間隔ごとに設
けられたシーブを備えたことを要旨とする。シーブは、
この種技術分野で周知なケーブル案内用の溝付車である
が、ケーブル案内面となる外周面に、前記の如く係合部
を設ける。また本発明の移動装置は、該シーブを正逆方
向へ選択的に適時回転駆動させる駆動源を有するが、該
駆動源は、例えば昇降移動機器を昇降させるための駆動
源となるモータ等と兼用して用いるか、或いはこの駆動
源とは別個にモータ等を設置して構成することが例示で
きる。
ブタイヤケーブルに対応して適宜形状に形成される。す
なわち、シース周方向へ沿う突起を軸方向へ等間隔ごと
に備えたキャブタイヤケーブルを用いる場合、その突起
が緩嵌合する凹部を、シーブ外周面の周方向へ沿って、
突起形成間隔とほぼ同間隔で形成し、該シーブの回転駆
動により、キャブタイヤケーブルが正逆方向へ選択的に
送られるようにする。また、軸方向へ沿う螺旋状の突起
を備えたキャブタイヤケーブルを用いる場合、その突起
が緩嵌合する螺旋状の凹部を、シーブ外周面の周方向へ
沿って、突起の螺旋リード角とほぼ同角度で形成し、該
シーブの回転駆動により、キャブタイヤケーブルが正逆
方向へ選択的に送られるようにする。
向への回転駆動によってキャブタイヤケーブルを正方向
へ移動させ余剰ケーブルを所定の収容場所へ送り込む一
方、シーブの逆方向への回転駆動によってキャブタイヤ
ケーブルを逆方向へ送って余剰ケーブルを収容場所から
繰り出す。キャブタイヤケーブルの移動は、突起と係合
部(凹部)との係合により、シーブの回転に伴って確実
になされる。
を図1〜図7を参照して説明する。図1は、本発明によ
るキャブタイヤケーブルの第1の実施形態で、キャブタ
イヤケーブル1として丸形ケーブルを用い、該丸形キャ
ブタイヤケーブル1のシース3外面に、該シース3の周
方向へ沿う突起4を、シース3と一体化させてケーブル
1の軸方向へ等間隔ごとに設けてある。
降移動する電気機器100 と、すのこ200 上のジョイント
ボックス120 との間に配線されるもので、給電用又は信
号伝送用の芯線2を一又は複数芯備える(図示例では六
芯のものを示す)と共に、該芯線2をビニル又はゴム等
からなるシース3で被覆した周知の基本構造を有し、電
気機器100 の昇降移動に順応する可撓性を備えている。
へ沿う環状の突起4が形成され、該突起4は、ケーブル
1外径に略相当する間隔をもって、ケーブル1の軸方向
へ等間隔ごとに設けてある。
ルの第2の実施形態を示し、キャブタイヤケーブル1’
は上記ケーブル1同様、芯線2をシース3で被覆した基
本構造を有し、この丸形のキャブタイヤケーブルの外周
に螺旋状の突起4’を設けてある。突起4’は、ケーブ
ル1’の軸方向に沿って、リード角約30度の螺旋状と
なるよう形成してある。
4’は、シース3の成形時に一体成形しても良く、ま
た、これと同等以上の強度があれば、別体の環状突起や
螺旋状突起を、シース3の外周に接着・溶着その他の適
宜な方法で固着してシース3に一体化させても良い。
タイヤケーブル1に適合するケーブル移動用シーブ10
を示し、キャブタイヤケーブル1の案内面となる溝形状
の外周面11に、上記環状突起4に凹凸係合する係合部
を等間隔ごとに設けてある。係合部は、上記環状突起4
が緩嵌合するよう外周面11の幅方向にわたって形成し
た凹部12からなり、該凹部12は、環状突起4の形成
間隔とほぼ同間隔をもって、外周面11の周方向に沿っ
て等間隔ごとに複数設けてある。そうして、上記各凹部
12がケーブル1の各突起4と緩嵌合し、シーブ10を
回転させることで、キャブタイヤケーブル1をその軸方
向に沿って移動させることが出来る。
タイヤケーブル1’に適合するケーブル移動用シーブ2
0を示し、キャブタイヤケーブル1’の案内面となる溝
形状の外周面21に、上記螺旋状突起4’に凹凸係合す
る係合部を等間隔ごとに設けてある。係合部は、上記螺
旋状突起4’が緩嵌合するよう外周面21の幅方向にわ
たって形成した凹部22からなり、該凹部22は、螺旋
状突起4’の螺旋リード角(この例では約30度)とほ
ぼ同一の傾斜角度をもって、外周面11の周方向に沿っ
て等間隔ごとに複数設けてある。そうして、上記凹部2
2がケーブル1’の螺旋状突起4’と緩嵌合し、シーブ
20を回転させることで、キャブタイヤケーブル1’を
その軸方向に沿って移動させることが出来る。
移動装置は、シーブ10,20を所定箇所に回転自在に
支持すると共に、該シーブ10,20を正逆方向へ回転
駆動させる駆動源を備えてなり、該駆動源は通常、正逆
回転モータと歯車伝達機構等から構成するが、例えば、
前述の電気機器100 を昇降させるための駆動源と兼用し
て用いるか、或いはこの駆動源とは別個に設置すること
が可能である。これを図5〜図7を参照して以下に説明
するが、図8〜図10で示す前出の構成部分には同一の
符号を付し、重複する説明を一部省略する。
ワイヤ104 の巻取装置300 のワイヤドラム301 の回転動
と、キャブタイヤケーブル移動装置のシーブ10の回転
動を連動させた形態での実施例で、ワイヤ巻取装置300
は駆動源となる正逆回転モータ302 の駆動軸303 の回転
で回転駆動するワイヤドラム301 を有し、前記駆動軸30
3 に回転伝導装置310 を介してシーブ10を接続させ、
駆動軸303 の回転でシーブ10も回転駆動するよう構成
してある。キャブタイヤケーブル1は、すのこ200 上に
設置したジョイントボックス120に一端側を接続し、中
途部をシーブ10に掛け渡すと共に、他端側はフライダ
クト101 に接続し、フライダクト101 を中継してライト
103 に電源を供給するようになっている。
がシーブ10から外れないように、適当な外れ止め機構
(押さえローラ等)30を併用する。さらに、上記シー
ブ10,ワイヤ巻取装置300 ,ジョイントボックス120
等を設置するすのこ200 の下側には、ジョイントボック
ス120 とシーブ10の間の直下に位置させて受け籠40
を設置し、シーブ10でたぐりよせられた余剰ケーブル
1aが、その受け籠40内に自重で収容されるようにす
る。この受け籠40の重量及び収容された余剰ケーブル
1aの重量は、電気機器100 を昇降させる際の負荷とは
ならない。
0 を適宜選択することにより、ワイヤ104 の巻取速度と
キャブタイヤケーブル1の移動速度を完全に同期化する
ことが可能で、お互いに余分な張力を負担する事なく確
実な余剰ケーブルの処理が可能である。また、上記例で
は、ワイヤドラム301 の回転駆動とシーブ10の回転駆
動を回転伝導装置310 を介して行ったが、同軸による直
結や、さらにワイヤドラム301の一部にシーブ10部分
を成形して一体化することももちろん可能である。
ャブタイヤケーブル移動装置のシーブの回転装置を別々
に設置した形態での実施例で、シーブ10を回転駆動さ
せる正逆回転モータ(図示せず)を、ワイヤ巻取装置30
0 の駆動源となる正逆回転モータ302 とは別個に設ける
ものである。この場合、ケーブルの移動速度とワイヤ巻
取り速度に同期が確保出来ない場合には、少なくともキ
ャブタイヤケーブルに自重以外の張力が印加することの
ないように、キャブタイヤケーブルに適当な弛みを予め
持たせておけば良い。
ャブタイヤケーブルを用いた場合の実施形態を説明した
が、本発明はこれに限定されず、平型キャブタイヤケー
ブルを用いた場合にも適用出来ること勿論である。その
場合、平型ケーブルの外周に上述の環状突起4若しくは
螺旋状突起4’を形成したキャブタイヤケーブルと、こ
れを案内し得る平型の案内溝を有する外周面に上述の凹
部12又は22を備えたシーブを用いれば良く、平型ケ
ーブルの幅に応じた偏平の受け籠に整然と余剰ケーブル
を収容することが出来る。
周に沿って突起を設けたキャブタイヤケーブルと、その
突起に凹凸係合する係合部を備えたシーブを用い、これ
ら突起と係合部を凹凸係合させて、シーブの回転により
キャブタイヤケーブルを所望方向へ移動させるようにし
たので、該ケーブル移動による余剰ケーブルを所望箇所
に設けた収容場所(例えばシーブ直下に設けた受け籠
等)に収容して、余剰ケーブルを整然処理することがで
きる。よって、余剰ケーブルを所望箇所で収容できるよ
うになり、昇降する電気機器の重量負担が増加したり、
大型のケーブル,受け籠,巻取装置等を用いる等による
設備の大型化やコストアップを招くことなく、必要最小
限の設備により低コストで且つ安全に余剰ケーブルの処
理を整然と行うことができる。
し、(a)は一部省略正面図、(b)は(X)−(X)
線に沿う断面図。
し、(a)は一部省略正面図、(b)は(Y)−(Y)
線に沿う断面図。
面図、(b)は(Z)−(Z)線に沿う断面図。
面図。
面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 シース外面に、シース周方向へ沿う突起
を、シースと一体化させてケーブル軸方向へ等間隔ごと
に設けたことを特徴とするキャブタイヤケーブル。 - 【請求項2】 シース外面に、ケーブル軸方向へ沿う螺
旋状の突起を、シースと一体化させて設けたことを特徴
とするキャブタイヤケーブル。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のキャブタイ
ヤケーブルをその軸方向へ送るケーブル移動装置であっ
て、上記シース外周に設けた突起に凹凸係合する係合部
を、外周面に等間隔ごとに設けたシーブを備えたことを
特徴とするキャブタイヤケーブルの移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32658597A JPH11157753A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | キャブタイヤケーブル及びその移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32658597A JPH11157753A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | キャブタイヤケーブル及びその移動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11157753A true JPH11157753A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18189468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32658597A Pending JPH11157753A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | キャブタイヤケーブル及びその移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11157753A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116766986A (zh) * | 2023-07-24 | 2023-09-19 | 重庆市绿色能源发展有限公司 | 一种新能源车充电装置 |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP32658597A patent/JPH11157753A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116766986A (zh) * | 2023-07-24 | 2023-09-19 | 重庆市绿色能源发展有限公司 | 一种新能源车充电装置 |
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