JPH11157652A - スタッキング装置 - Google Patents

スタッキング装置

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JPH11157652A
JPH11157652A JP32415997A JP32415997A JPH11157652A JP H11157652 A JPH11157652 A JP H11157652A JP 32415997 A JP32415997 A JP 32415997A JP 32415997 A JP32415997 A JP 32415997A JP H11157652 A JPH11157652 A JP H11157652A
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JP
Japan
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rollers
product
lid
stopper
stacking device
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Application number
JP32415997A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Konno
秀俊 近野
Masamichi Kaneko
正道 金子
Kazuya Ono
和也 小野
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Nihon Tetra Pak KK
Original Assignee
Nihon Tetra Pak KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理能力を向上させ、スタッキング装置のコス
トを低くし、製品の形状によらず積み重ねることができ
るようにする。 【解決手段】製品の外径より小さい距離をおいて互いに
平行に、かつ、軸方向に傾斜させて配設された一対のロ
ーラ26、27と、該各ローラ26、27の一方の端部
に製品を送る製品案内装置55と、前記各ローラ26、
27の他方の端部において、各ローラ26、27間に載
置された製品と対向させて回転自在に配設されたストッ
パ28と、前記各ローラ26、27とストッパ28との
間に相対的な回転を発生させる駆動手段とを有する。製
品は、ローラ26、27に跨(また)がった状態で、か
つ、直立して載置され、前記ローラ26、27の回転に
伴って回転させられ、ローラ26、27上を一方の端部
から他方の端部に向けて移動させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタッキング装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂製の包装容器おいては、カッ
プ状の容器本体に液体食品を充填(てん)し、充填され
た容器本体を蓋(ふた)体によって密閉することにより
形成されるようになっている。そして、通常、ロータリ
ー型の充填装置が使用され、該充填装置に供給された容
器本体は、ターンテーブルの上に載置され、該ターンテ
ーブルの回転に伴って移動させられる。また、該ターン
テーブルには充填ステーション及びシールステーション
が設定され、前記充填ステーションにおいて、前記容器
本体の上端の開口から液体食品が充填され、前記シール
ステーションにおいて、前記容器本体は、上端に円形の
蓋体を取り付けることによって密閉される。
【0003】そして、該蓋体は、前記容器本体の形状に
対応させて形成され、所定箇所に前記液体食品の飲み口
を備えた製品としての円形の蓋本体、及び前記飲み口を
密閉するプルキャップから成る。したがって、包装容器
内に収容された液体食品を飲用する場合、前記プルキャ
ップを引き剥(は)がし、飲み口から液体食品を注出し
たり、飲み口に唇を当てて直接飲用したりすることがで
きる。
【0004】また、前記シールステーションの近傍に蓋
本体を積み重ねた状態でセットするためのマガジンが配
設される。そして、前記蓋本体は、マガジンから一つず
つ取り出され、コンベヤ等によって搬送され、所定箇所
でプルキャップが取り付けられた後、蓋体となって前記
シールステーションに搬送されるようになっている。続
いて、前記マガジンにセットされた蓋本体がすべて取り
出されると、複数の新しい蓋本体が前記マガジンに再び
セットされるが、セットする作業を簡素化するために、
前記各蓋本体は、あらかじめスタッキング装置によって
積み重ねられ、積み重ねられた状態でマガジンにセット
されるようになっている。
【0005】ところで、前記蓋本体には、飲み口の周縁
にプルキャップを着脱するための壁面が形成されたり、
引き剥がしたプルキャップを仮止めするためのプルキャ
ップ保持空間が形成されたりする。そこで、蓋本体を積
み重ねたときの体積を小さくするために、前記飲み口、
壁面、プルキャップ保持空間等の位置合せを行うように
している。
【0006】そのために、画像処理技術を利用して各蓋
本体を回転させて積み重ねたり、位置合せが行われてい
ない状態で各蓋本体に振動を与えて相対的に回転させて
積み重ねたり、各蓋本体を、成形されたときの向きのま
まスタッキング装置に送ったりしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のスタッキング装置においては、画像処理技術を利用
して各蓋本体を回転させて積み重ねる場合、画像処理に
要する時間が長くなって処理能力が低下してしまうだけ
でなく、画像処理装置が必要になるので、コストが高く
なってしまう。
【0008】また、位置合せが行われていない状態で各
蓋本体に振動を与えて相対的に回転させて積み重ねる場
合、蓋本体の形状によっては、振動を与えても蓋本体を
相対的に回転させることができず、積み重ねることがで
きない。そして、各蓋本体を成形されたときの向きのま
まスタッキング装置に送る場合、成形後、スタッキング
装置に送るまでの間に付加的な工程を入れることができ
ないので、最終製品である蓋体の製造に制約が生じる。
【0009】本発明は、前記従来のスタッキング装置の
問題点を解決して、処理能力を向上させることができ、
コストを低くすることができ、製品の形状によらず積み
重ねることができ、しかも、最終製品の製造に制約が生
じることがないスタッキング装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のス
タッキング装置においては、製品の外径より小さい距離
をおいて互いに平行に、かつ、軸方向に傾斜させて配設
された一対のローラと、該各ローラの一方の端部に製品
を送る製品案内装置と、前記各ローラの他方の端部にお
いて、各ローラ間に載置された製品と対向させて回転自
在に配設されたストッパと、前記各ローラとストッパと
の間に相対的な回転を発生させる駆動手段とを有する。
【0011】本発明の他のスタッキング装置において
は、さらに、前記駆動手段は、前記各ローラとストッパ
とを互いに逆方向に回転させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図4は本発明の
実施の形態における蓋本体の斜視図である。図におい
て、12は製品としての円形の蓋本体であり、該蓋本体
12に図示しないプルキャップを取り付けることによっ
て、図示しないカップ状の容器本体の上端の開口を覆う
蓋体が形成される。なお、本実施の形態において、蓋体
は最終製品を構成する。
【0013】前記蓋本体12は、ガスバリヤ性を有する
プラスチック製のシートから成り、例えば、PP(ポリ
プロピレン)/EVOH(エチレンビニルアルコール共
重合体)/PPの多層構造を有するシートを、真空圧空
成形法等のシート成形技術によって成形することにより
形成される。また、前記プルキャップは、ガスバリヤ性
を有するプラスチック製のシートから成り、例えば、P
P/EVOH/PPの一方の面にイージーピール層が、
他方の面に、例えば、ポリカーボネート等のような耐熱
性の高い樹脂層がそれぞれ被覆された多層構造を有する
シートを、前記シート成形技術によって成形することに
より形成される。この場合、前記イージーピール層は蓋
本体12と対向する側に形成される。
【0014】ところで、該蓋本体12は、円形の頂部1
7、該頂部17の周縁から下方に向けて延び、前記容器
本体を包囲するスカート部18、前記頂部17から下方
に突出させて形成され、設定された深さd1 を有する第
1溝部19、及び該第1溝部19より更に下方に突出さ
せて形成され、設定された深さd2 を有する第2溝部1
0から成り、前記第1溝部19にほぼ三角形の飲み口1
6が形成される。
【0015】ところで、前記第1溝部19は、前記プル
キャップに対応する形状を有し、前記蓋本体12の中心
を通って径方向に延びる。一方、前記第2溝部10は、
前記第1溝部19を包囲して「C」字状に延び、第1の
プルキャップ保持空間61及び第2のプルキャップ保持
空間62を形成する。そして、前記飲み口16の周囲に
おける第1溝部19と頂部17との間の壁面30には、
図示しないフランジ部の周縁に沿って凹溝31が形成さ
れ、該凹溝31に前記プルキャップの周縁が嵌(かん)
入される。
【0016】また、プルキャップの蓋体に対する脱着を
容易にするために、前記壁面30の周方向における3箇
所に切欠部33〜35が形成される。さらに、前記第2
溝部10と頂部17との間の壁面37には、周方向にお
ける4箇所に、引き剥がした後のプルキャップを蓋体に
仮止めするための切欠部45〜48が形成され、前記切
欠部45、46と切欠部47、48とがそれぞれ互いに
対向させられる。
【0017】ところで、図示しない包装容器は、前記容
器本体に液体食品を充填し、前記容器本体を蓋体によっ
て密閉することにより形成されるようになっている。そ
して、通常、ロータリー型の図示しない充填装置が使用
され、該充填装置に供給された容器本体は、ターンテー
ブルの上に載置され、該ターンテーブルの回転に伴って
移動させられる。また、該ターンテーブルには充填ステ
ーション及びシールステーションが設定され、前記充填
ステーションにおいては、前記容器本体の上端の開口か
ら液体食品が充填され、前記シールステーションにおい
て、前記容器本体は、上端に蓋体を取り付けることによ
って密閉される。
【0018】そして、前記シールステーションの近傍に
蓋本体12を積み重ねた状態でセットするための図示し
ないマガジンが配設される。また、前記蓋本体12は、
マガジンから一つずつ取り出され、図示しないコンベヤ
等によって搬送され、所定箇所でプルキャップが取り付
けられた後、蓋体となって前記シールステーションに搬
送されるようになっている。
【0019】そして、前記マガジンにセットされた蓋本
体12がすべて取り出されると、複数の新しい蓋本体1
2が前記マガジンに再びセットされるが、セットする作
業を簡素化するために、前記各蓋本体12は、あらかじ
め図示しないスタッキング装置によって積み重ねられ、
積み重ねられた状態で前記マガジンにセットされるよう
になっている。
【0020】ところで、前記飲み口16の周縁にプルキ
ャップを着脱するための壁面30が形成されたり、引き
剥がしたプルキャップを仮止めするための第1、第2の
プルキャップ保持空間61、62が形成されたりする。
そこで、蓋本体12を積み重ねたときの体積を小さくす
るために、スタッキング装置によって、前記飲み口1
6、壁面30、第1、第2のプルキャップ保持空間6
1、62等の位置合せを行うようにしている。
【0021】次に、スタッキング装置について説明す
る。図1は本発明の実施の形態におけるスタッキング装
置の第1の斜視図、図2は本発明の実施の形態における
スタッキング装置の側面図、図3は本発明の実施の形態
におけるスタッキング装置の第2の斜視図である。図に
おいて、21はベース、22は該ベース21の一方の端
部に配設された第1の脚部、23は前記ベース21の他
方の端部に配設された第2の脚部である。前記第1、第
2の脚部22、23は、いずれも図示しない調整ねじに
よって形成され、該調整ねじを回転させることによっ
て、ベース21の下方に任意の量だけ突出させられる。
この場合、第1の脚部22を多く、第2の脚部23を少
なく突出させることによって、ベース21を所定角度だ
け傾斜させることができる。
【0022】前記ベース21の上には、一方の端部に近
接させて第1のホルダ24が配設され、該第1のホルダ
24と所定の距離をおいて第2のホルダ25が配設さ
れ、該第2のホルダ25に、摩擦係数の大きいウレタン
ゴム製のストッパ28が第1のホルダ24と対向させて
回転自在に配設される。そして、前記第1、第2のホル
ダ24、25間に、一対のローラ26、27が所定の距
離mをおいて互いに平行に、かつ、軸方向に傾斜させて
回転自在に配設される。なお、前記ローラ26、27の
一方の端部はベアリング31によって支持され、他方の
端部はベアリング32によって支持されるとともに、所
定量だけベアリング32を貫通して延び、先端にローラ
ギヤ33が取り付けられる。
【0023】ここで、蓋本体12の外径をnとすると、
該外径nは、 n>m にされ、各ローラ26、27間に蓋本体12を跨(ま
た)がせて、かつ、直立させて載置することができるよ
うに前記距離mが設定される。なお、前記各ローラ2
6、27間に蓋本体12が載置されたとき、蓋本体12
の中心と前記ストッパ28の中心とが同一軸上に置かれ
るように、距離m、ストッパ28の位置等が調整され
る。
【0024】また、前記ベース21の他方の端部には、
駆動手段としてのモータ51が取付ブラケット53を介
して取り付けられ、前記モータ51によって各ローラ2
6、27とストッパ28との間に相対的な回転を発生さ
せることができる。そのために、前記モータ51の図示
しない回転軸に取り付けられたモータギヤと、前記各ロ
ーラ26、27のローラギヤ33とが噛(し)合させら
れ、前記モータ51を駆動することによって、前記各ロ
ーラ26、27を互いに同方向、すなわち、矢印A、B
方向に回転させることができる。また、前記モータギヤ
と、前記ストッパ28の図示しないシャフトに取り付け
られた図示しないストッパギヤとが噛合させられ、前記
モータ51を駆動することによって、前記ストッパ28
を各ローラ26、27と逆方向、すなわち、矢印C方向
に回転させることができる。なお、52は前記モータギ
ヤ、ローラギヤ33、ストッパギヤ等を包囲するカバー
である。
【0025】前記モータ51に隣接させて、制御器54
が配設され、該制御器54によってモータ51の回転数
を制御することができるようになっている。そして、前
記ベース21の一方の端部に、かつ、各ローラ26、2
7の上に蓋本体12を送るための製品案内装置55が配
設される。該製品案内装置55は、前記蓋本体12をほ
ぼ垂直方向に案内するために傾斜させて配設されたガイ
ドテーブル56、該ガイドテーブル56の下端に到達し
た蓋本体12を受けて、ほぼ水平方向に案内し、前記各
ローラ26、27の上に送る一対のガイドバー57、5
8、前記ローラ26に隣接させて配設され、前記ガイド
バー57、58によって案内された蓋本体12が慣性で
飛び出さないように停止させるストッパ59、前記製品
案内装置55の調整を行う調整部材60等から成る。ま
た、前記ガイドテーブル56は、蓋本体12が案内され
ている間に倒れないように、所定角度だけ傾斜させて配
設される。さらに、前記ガイドバー57、58は、蓋本
体12が案内されている間に倒れないように、互いに所
定角度だけ傾斜させた位置に配設される。
【0026】そして、前記ガイドバー57、58は、前
記蓋本体12がガイドテーブル56に対して裏向きにセ
ットされたときに、蓋本体12の周縁がガイドバー58
に当たらないように位置が調整される。したがって、蓋
本体12は、ガイドテーブル56に対して表向きにセッ
トされると、蓋本体12の周縁がガイドバー58に当た
り、ガイドバー57、58によってほぼ水平方向に案内
され、前記各ローラ26、27の上に送られる。また、
蓋本体12は、ガイドテーブル56に対して裏向きにセ
ットされると、そのまま下方に落下して容器71に収容
される。
【0027】ところで、前記ローラ26、27は、ベー
ス21と同じ傾斜角度で傾斜させられていて、前記モー
タ51によって矢印A、B方向に回転させられている。
したがって、蓋本体12は、製品案内装置55によって
ローラ26、27の上に送られると、ローラ26、27
に跨がった状態で、かつ、直立して載置され、前記ロー
ラ26、27の回転に伴って矢印D方向に回転させら
れ、ローラ26、27上を一方の端部から他方の端部に
向けて移動させられる。
【0028】そして、蓋本体12が他方の端部に到達し
てストッパ28に当接させられると、ストッパ28の摩
擦係数がローラ26、27の摩擦係数より大きいので、
蓋本体12は、ストッパ28の回転に引き込まれ、矢印
C方向に回転させられる。このように、複数の蓋本体1
2が連続的に製品案内装置55によってローラ26、2
7の上に送られ、該ローラ26、27の回転に伴って、
ローラ26、27上を一方の端部から他方の端部に向け
て移動させられる。
【0029】この場合、既に他方の端部に到達している
蓋本体12は、ストッパ28の回転に伴って矢印C方向
に回転させられるのに対して、新たに他方の端部に到達
する蓋本体12は、ローラ26、27の回転に伴って矢
印D方向に回転させられる。したがって、既に他方の端
部に到達している蓋本体12と、新たに他方の端部に到
達する蓋本体12とは相対的に回転させられるので、飲
み口16(図4)、壁面30、第1、第2のプルキャッ
プ保持空間61、62等の位置合せが自動的に行われ、
壁面30、第1、第2のプルキャップ保持空間61、6
2等によって形成された凹凸が係合させられる。そし
て、該凹凸の係合に伴って、新たに他方の端部に到達し
た蓋本体12は、既に他方の端部に到達している蓋本体
12の上に積み重ねられ、矢印C方向に回転させられ
る。
【0030】このように、隣接する蓋本体12を相対的
に回転させることによって、前記飲み口16、壁面3
0、第1、第2のプルキャップ保持空間61、62等の
位置合せを行いながら、各蓋本体12を積み重ねること
ができるので、画像処理装置が不要になる。したがっ
て、処理能力を向上させることができるだけでなく、ス
タッキング装置のコストを低くすることができる。
【0031】また、ストッパ28との間に発生する摩擦
を利用して蓋本体12を回転させるようになっているの
で、蓋本体12の形状によらず、隣接する蓋本体12を
確実に相対的に回転させ、積み重ねることができる。そ
して、成形されたときの向きのまま各蓋本体12をスタ
ッキング装置に送る必要がないので、成形後、スタッキ
ング装置に送るまでの間に付加的な工程を入れることが
できる。したがって、蓋体の製造に制約が生じない。
【0032】本実施の形態においては、各ローラ26、
27とストッパ28とを相対的に回転させるために、各
ローラ26、27とストッパ28とを互いに逆方向に回
転させるようにしているが、各ローラ26、27を回転
させ、ストッパ28を停止させることもできる。また、
各ローラ26、27とストッパ28とを互いに異なる回
転数で回転させることもできる。
【0033】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、スタッキング装置においては、製品の外径より小
さい距離をおいて互いに平行に、かつ、軸方向に傾斜さ
せて配設された一対のローラと、該各ローラの一方の端
部に製品を送る製品案内装置と、前記各ローラの他方の
端部において、各ローラ間に載置された製品と対向させ
て回転自在に配設されたストッパと、前記各ローラとス
トッパとの間に相対的な回転を発生させる駆動手段とを
有する。
【0035】この場合、製品は、製品案内装置によって
ローラの上に送られると、ローラに跨がった状態で、か
つ、直立して載置され、前記ローラの回転に伴って回転
させられ、ローラ上を一方の端部から他方の端部に向け
て移動させられる。そして、製品が他方の端部に到達し
てストッパに当接させられると、ストッパの回転に引き
込まれ、ローラと逆方向に回転させられる。
【0036】したがって、既に他方の端部に到達してい
る製品と、新たに他方の端部に到達する製品とは相対的
に回転させられるので、前記製品に形成された凹凸が係
合させられる。そして、該凹凸の係合に伴って、新たに
他方の端部に到達する製品は、既に他方の端部に到達し
ている製品の上に積み重ねられる。この場合、画像処理
装置が不要になるので、処理能力を向上させることがで
きるだけでなく、スタッキング装置のコストを低くする
ことができる。
【0037】また、ストッパとの間に発生する摩擦を利
用して相対的な回転を発生させるようになっているの
で、製品の形状によらず、隣接する製品を確実に相対的
に回転させ、積み重ねることができる。そして、成形さ
れたときの向きのまま各製品をスタッキング装置に送る
必要がないので、成形後、スタッキング装置に送るまで
の間に付加的な工程を入れることができる。したがっ
て、最終製品の製造に制約が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるスタッキング装置
の第1の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるスタッキング装置
の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるスタッキング装置
の第2の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態における蓋本体の斜視図で
ある。
【符号の説明】
12 蓋本体 26、27 ローラ 28 ストッパ 51 駆動手段 55 製品案内装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)製品の外径より小さい距離をおい
    て互いに平行に、かつ、軸方向に傾斜させて配設された
    一対のローラと、(b)該各ローラの一方の端部に製品
    を送る製品案内装置と、(c)前記各ローラの他方の端
    部において、各ローラ間に載置された製品と対向させて
    回転自在に配設されたストッパと、(d)前記各ローラ
    とストッパとの間に相対的な回転を発生させる駆動手段
    とを有することを特徴とするスタッキング装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記各ローラとストッ
    パとを互いに逆方向に回転させる請求項1に記載のスタ
    ッキング装置。
JP32415997A 1997-11-26 1997-11-26 スタッキング装置 Pending JPH11157652A (ja)

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