JPH11156966A - 製函機 - Google Patents

製函機

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JPH11156966A
JPH11156966A JP9330429A JP33042997A JPH11156966A JP H11156966 A JPH11156966 A JP H11156966A JP 9330429 A JP9330429 A JP 9330429A JP 33042997 A JP33042997 A JP 33042997A JP H11156966 A JPH11156966 A JP H11156966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carton
box
box making
supply
cardboard case
Prior art date
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Pending
Application number
JP9330429A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nishikado
厚志 西門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP9330429A priority Critical patent/JPH11156966A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンボールケースのサイズ変更が、短時間に
容易に対応でき、且つ、ダンボールケースが大量に収納
できる供給部を有する製函機を低コストで提供する。 【解決手段】 製函部に製函前の箱1の供給部20が接
続されている製函機であって、上記供給部の接続部が、
略垂直に昇降できることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製函機に関するもの
であり、特に、製函機の製函前の箱を供給する部分に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5はダンボールケースの製函工程の1
例を模式的に示した斜視図である。製函機の主要部分
は、製函前の箱を折り畳まれた状態から立体的な箱体に
組み立てる装置で、通常、図5の矢印の順に、製函前の
箱1(以後、ダンボールケース1と呼ぶ)の側面を開い
て箱状にし、底部の短辺フラップ2を内側に折り畳み、
次いで長辺フラップ3を同様に内側に折り畳んでフラッ
プの端部を正確に対峙させ、突き合わせた状態でこれを
粘着テープ4やホッチキスなどで固定して、箱体を製造
する装置であり、得られた箱体は、後に、商品が中に収
納されて、封函され、包装体とされる。
【0003】近年、包装の自動化、省力化、高速化、少
量多品種化が叫ばれ、各種サイズのダンボールケースに
対応でき、且つ、人手のかからない高速製函機が要求さ
れてきており、更にダンボールケースの供給部は大量に
ダンボールケースがストック(貯蔵)でき、そのサイズ
が変化しても、短時間に容易に調整して製函部に接続で
きる装置が要求されるようになった。
【0004】製函部の箱体を組み立てる基本操作は、ダ
ンボールケースの側面の拡開、及び、底部のフラップ
(短辺、長辺)の折り畳みであり、この二つの基本操作
は、供給部の最端部からその側面を吸引して取り外し、
空中でこれを保持している間に高速で行われ、しかる後
に、折り畳まれた底部が支持台に運ばれてテープ、ホッ
チキスなどで固定される。
【0005】従って、ダンボールケースの製函の操作基
準高さは、ダンボールケースのサイズの大小に関係な
く、フラップが折り畳まれた底部の高さと同一となり、
この底部が乗せられて移動させられる製函部の支持台の
高さと一致し、製函機の固有の値となる。それ故に、ダ
ンボールケースにサイズ変更があった場合は、製函機の
供給部は、上記の操作基準高さに合致する位置に調整し
て、ダンボールケースを製函部に供給されなければなら
ない。
【0006】図3及び図4は従来の製函機の1例を模式
的に示した正面図である。上述のような要望から、図3
に例示される様な製函機が開発され、ダンボールケース
供給部20は、数百個のダンボールケース1が、可動式
押圧板22と横方向の可動式スペーサー21で保持され
ながら、水平可動式の架台23の上に立てられた状態で
貯蔵され、これ等が製函機の処理速度に連動して移動
し、ダンボールケース1は、該供給装置20の前部と後
部にある昇降装置24、25によって、必ず製函部30
の操作基準高さ31、32に合致する位置に調節され
る。上記供給装置は、ダンボールケースが制御された状
態で、所定の操作基準高さに搬送され、極めて高機能の
製函機であるが、設置面積が固定化し、設備が複雑とな
るため、必然的にコストも高くなる問題があった。
【0007】一般に、包装設備は、商品の生産の付属設
備的要素が強く、限られた予算と設置場所で所望の能力
を有することが要求される。従って、既存の供給装置が
有効活用できたり、供給装置のサイズに機械設計上の制
約が少なく、装置の調整の於いて、運転者の行動距離が
小さい範囲に納まることが歓迎される。
【0008】そのため、図3の装置を簡略化して、図4
に例示される様に、供給部の高さ、横方向の可動式スペ
ーサー、水平可動式の架台を固定式に変更して、固定式
スペーサー21、固定式水平架台23にして、ダンボー
ルケース1を立てられた状態で多数配列して、可動する
押圧板22で押しながら供給する装置にし、ダンボール
ケース1を操作基準高さ31の位置に導入するために、
供給部20と製函部30との間に専用接続部40を設
け、該接続部の前部に、略垂直に昇降する昇降装置42
を設けて、ダンボールケース1の供給路41に任意の勾
配を持たせるようにされた。
【0009】しかしながら、専用接続部40は底部に急
に勾配ができ、且つ、ダンボールケース1の表面の摩擦
係数が大きいので、ダンボールケース1群に一定の圧力
が加えられている限り、図4の1Aの実線に示される様
に、ダンボールケース1の供給路41の勾配に追従せ
ず、図4の1Bの2点鎖線に示される様に、水平状態に
配列された状態のままの形状でダンボールケース1群が
移動し、所望の目的が果たせない場合が多かった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題点を解決するためになされたもので、ダンボール
ケースのサイズ変更が、短時間に容易に対応でき、且
つ、ダンボールケースが大量に収納できる供給部を有す
る製函機を低コストで提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の製函機は、製函
部に製函前の箱の供給部が接続されている製函機であっ
て、上記供給部の接続部が、略垂直に昇降できることを
特徴とする。
【0012】本発明の製函機は、製函部に製函前の箱を
導入する供給部に特徴を有し、製函部は、特に限定され
ず、通常の公知の製函部が使用できる。製函部は、既
に、図5に示されている様に、製函前の箱1(ダンボー
ルケース1)の側面を開いて箱状にし、底部の短辺フラ
ップ2、長辺フラップ3を順に内側に折り曲げて固定し
て箱体を製造する装置を意味する。
【0013】製函前の箱とは、紙製、プラスチック製等
のダンボールや肉厚の板材で作製された箱の先駆体を意
味し、上記の図5に示される様に、折り畳まれた状態か
ら機械的に広げて折り畳むことにより立体的な箱体に組
み立てられるものをいう。
【0014】製函機に於いて、供給部の接続部から製函
部の工程を分類すると、ダンボールケースの接続部に於
ける保持工程、ダンボールケースの拡開工程、フラップ
折り畳み工程、フラップ固定工程の4つの工程に分けら
れる。
【0015】接続部に於けるダンボールケースの保持工
程は、供給部の最先端に於いて、略垂直に立てられた状
態で、供給部側と製函部側の二つの側面の端部で保持さ
れ、拡開工程は、製函部側の側面が減圧空気による吸盤
などによって、機械的な拡開装置で保持、捕獲され、次
いで、供給部側の面の保持力に抗して拡開装置が移動し
て、ダンボールケースを拡開し、同時に、供給部側の保
持部から該ケースを取り外し、拡開されて底が開いた箱
が、拡開装置で空中で保持された状態が形成される。
【0016】次に、フラップ折り畳み工程に於いて、空
中で保持され、拡開されて底が開いた箱が、底部の短辺
フラップを内側に折り畳み、次いで長辺フラップを同様
に内側に折り畳んで、長辺フラップの端部を正確に対峙
させた状態にされる。最終工程のフラップ固定工程に於
いては、箱体の長辺フラップの端部を正確に対峙させた
状態で、製函部の支持台に移動させ、該箱体の底部に粘
着テープ等で固定される工程である。
【0017】上述のように、拡開装置は、ダンボールケ
ースを保持した位置をそのまま維持して、該ケースの拡
開工程とフラップ折り畳み工程が空中で行われ、上記製
函部の支持台の高さに該ケースの底部が移動する位置
(操作基準高さ)で操作されることが必要である。それ
故に、拡開装置は、ダンボールケースを正確な位置で、
保持、捕獲する必要がある。
【0018】従って、供給部の接続部は、製函部と供給
部との間であって、ダンボールケースが、拡開装置に正
確な位置で、保持、捕獲される位置にあればよく、供給
部と製函部との一部が相互に重なり合っても構わない。
又、該接続部は、拡開装置が保持したダンボールケース
の位置が移動することがないように、ダンボールケース
を略垂直に供給部側と製函部側の二つの側面の端部で保
持する必要があるため、供給装置の接続部は、略垂直に
昇降できることが必要である。
【0019】そのため、本発明の製函機は、図3に示さ
れる様な従来の供給装置に於いて、昇降装置25を省略
して、供給架台23の勾配は調整できるが、その高さは
固定されている供給架台にし、且つ、接続部に略垂直に
昇降できる昇降設備を1箇所装着することによって成就
でき、ダンボールケースのサイズが変更される場合に
は、接続部の昇降設備24によって、接続部の供給高さ
を調整すればよい。
【0020】上述のような供給部は、供給架台23の長
さに比べ、接続部の調整高さの範囲は小さく、供給架台
23の傾斜は極めて小さいので、事実上、水平面に近
い。具体的に例示すれば、供給架台23の長さは、大量
にダンボールケースを貯蔵しても、高々3000mm程
度あり、ダンボールケースのサイズ変更による接続部の
供給高さを調整する範囲は、高々200mm程度であ
る。それ故に、供給架台23の勾配は、3.8度程度で
あり、ダンボールケースの供給架台23の勾配は、水平
面に近く、図4の供給路41のような急激な勾配の変化
がないので、ダンボールケースは、円滑に製函部に供給
される。
【0021】接続部の昇降設備は、特に限定されるもの
ではなく、小型モーターによるネジ式昇降機構や油圧に
よるシリンダー方式が採用でき、垂直昇降機構は、架台
全体の移動による幾何学的なガイド等によって成就でき
る。
【0022】
【作用】本発明の製函機は、ダンボールケースがサイズ
変更される場合、供給部の接続部だけが略垂直に昇降で
きるようにしてあるので、従来の製函機の供給部の様
に、前後の2箇所で昇降する必要がない。従って、作業
者が製函部から遠くに移動せずに、製函部の操作基準高
さを観察しながら、供給部の接続部の昇降装置を調整す
ることができので、調整が短時間に行え、機構も簡略化
されているので、設備も当然低コストで作製することが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の製函機を更に詳しく説明
するために、図1、図2を用いて、以下に、説明する。
図1、図2は、本発明の製函機の1例を示す模式図であ
り、前者は、ダンボールケースが小型である場合で、後
者はそれが大型である場合である。尚、図1、図2に付
した番号は、これまでに説明された番号と共通である。
【0024】図1、図2に於いて、供給部の最先端にあ
る接続部で、ダンボールケース1を立てた状態で一時固
定装置(図に記載されていない)に嵌め込み、次いでこ
れに合わせて多数のダンボールケース1を固定架台23
の上に乗せ、固定スペーサー21と移動式押圧板22と
で固定、貯蔵した。
【0025】しかる後に、ダンボールケース1のサイズ
に対応して製函操作ができる様に、供給部の昇降装置2
4を用いて、接続部を上昇又は下降させて、ダンボール
ケースの底部が、製函部の2点鎖線で示される操作基準
高さ31に合致する様に調整した。
【0026】かくして、製函機を運転させると、供給部
の最先端の接続部に保持されたダンボールケースは、ダ
ンボールケースの拡開工程、フラップ折り畳み工程が、
製函部の2点鎖線で示される操作基準高さ31の線に沿
って行われ、実線で示した製函部の支持台32の上で、
フラップ固定工程が実施されて、製函が完結する。尚、
ダンボールケースの保持工程は、製函機の運転中は自動
的に行われ、サイズ変更の当初のみに装着作業が必要で
ある。
【0027】
【発明の効果】本発明の製函機は、上述のように構成さ
れているので、従来の設備が少ないコストで改修でき、
ダンボールケースのサイズ変更作業も容易に短時間で操
作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製函機の1例を模式的に示した図であ
る。
【図2】本発明の製函機の他の例を模式的に示した図で
ある。
【図3】従来の製函機の1例を模式的に示した図であ
る。
【図4】従来の製函機の他の例を模式的に示した図であ
る。
【図5】ダンボールケースの製函工程の1例を模式的に
示した図である。
【符号の説明】
1、 ダンボールケース 1A、ダンボールケースの移動経路 1B、ダンボールケースの移動経路 2、 短辺フラップ 3、 長辺フラップ 4、 粘着テープ 20、供給部 21、スペーサー 22、押圧板 23、架台 24、25、42、昇降装置 30、製函部 31、操作基準高さ 32、支持台 40、専用接続部 41、供給路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製函部に製函前の箱の供給部が接続され
    ている製函機であって、上記供給部の接続部が、略垂直
    に昇降できることを特徴とする製函機。
JP9330429A 1997-12-01 1997-12-01 製函機 Pending JPH11156966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9330429A JPH11156966A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 製函機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9330429A JPH11156966A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 製函機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11156966A true JPH11156966A (ja) 1999-06-15

Family

ID=18232524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9330429A Pending JPH11156966A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 製函機

Country Status (1)

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JP (1) JPH11156966A (ja)

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