JPH1115680A - マルチプロセス管理装置及びプログラム記憶媒体 - Google Patents

マルチプロセス管理装置及びプログラム記憶媒体

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JPH1115680A
JPH1115680A JP9170118A JP17011897A JPH1115680A JP H1115680 A JPH1115680 A JP H1115680A JP 9170118 A JP9170118 A JP 9170118A JP 17011897 A JP17011897 A JP 17011897A JP H1115680 A JPH1115680 A JP H1115680A
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unit
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JP9170118A
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Taketoshi Yoshida
武俊 吉田
Toshiaki Yoshino
利明 吉野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ネットワークに接続される複数の計
算機上で動作する複数のプロセスの管理を実行するマル
チプロセス管理装置に関し、高効率のプロセス管理を実
現することを目的とする。 【解決手段】プロセスの発行するメッセージを取得する
取得手段11と、取得手段11の取得するメッセージ
と、プロセスの動作を記述するファイルに設定される制
御情報とに従い、管理対象のプロセスに設定される制御
情報を同一ファイルに従うものについては共通な形態に
従いつつ記憶する記憶手段13と、取得手段11の取得
するメッセージに従ってプロセスの動作状態を特定する
特定手段15と、特定手段15の特定するプロセスの動
作状態と、記憶手段13の記憶するプロセスに設定され
る制御情報とから、プロセスの制御処理を実行する制御
手段16とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続される複数の計算機上で動作する複数のプロセスの管
理を実行するマルチプロセス管理装置と、その実現に用
いられるプログラムを記憶するプログラム記憶媒体とに
関し、特に、高効率のプロセス管理を実現するマルチプ
ロセス管理装置と、その実現に用いられるプログラムを
記憶するプログラム記憶媒体とに関する。
【0002】近年、ネットワークやパーソナルコンピュ
ータなどの普及により、処理の分散化が進みつつある。
このような環境において、ネットワークに接続される各
計算機上で動作するプロセスが要求どおりに動作してい
るのかを監視し、動作していなければ、そのプロセスを
修正し再実行する必要がある。このようなプロセスの管
理は、ユーザインタフェースの向上を図って、効率的に
実行できるようにしていく必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来、ネットワークに接続される計算機
上で動作するプロセスの管理を実行する場合、プロセス
の内部状態に応じたプログラムモジュールの選択が矛盾
なく正しく行われているのか否かを監視して、矛盾を起
こしたプロセスがある場合には、そのプロセスを管理す
るものに対して、その旨を通知するという構成を採って
いた。
【0004】図17に従って、この従来技術について詳
細に説明するならば、ネットワークに接続される計算機
上で動作する複数のエージェントと、その管理を行うシ
ミュレータとがある場合に、各エージェントは、プログ
ラムデータベースからプログラムデータを読み出し、そ
れが持つ内部状態欄が内部状態データベースに格納され
る内部状態データと一致するのか否かを調べて、その検
査に合格したプログラムデータの動作欄を実行すべき動
作として、シミュレータの入力バッファに出力する。
【0005】この出力を受けて、シミュレータは、入力
バッファから動作データを取り出し、動作定義データベ
ースに格納される動作定義データに基づいて、それらの
各動作データの状態を決定し、それらの状態データの集
合が無矛盾となる動作データの極大集合を求めて、それ
らの各動作データの状態データを対応するエージェント
の内部状態データベースに格納することで、エージェン
トの管理を行うという構成を採っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、プロセスの内部状態などの矛盾を見
つけ出すことはできても、それに至るまでの原因となる
過程を見つけ出し、それに従って修正し実行するという
環境が提供されていなかった。
【0007】しかも、ネットワークに接続される計算機
上で動作するプロセスは、数百数千に達するにもかかわ
らず、それらのプロセスに対する制御情報の効率的な管
理について考慮されていないという問題点があった。
【0008】更に、従来技術では、ネットワークに接続
される計算機をグループ化して、そのグループの中で動
作するプロセスとしてどのようなものがあるのか表示す
るものはあるものの、他のグループで動作するプロセス
を同時に表示するものはなく、これから、プロセス全体
を同時に管理することができないという問題点があっ
た。
【0009】更に、従来技術では、プロセスの実行モー
ドをエディタウィンドウに相当するものを使って指定す
るようにしているが、これでは、その都度、実行モード
の変更対象となるプロセスのエディタウィンドウを開設
しなければならず、作業効率が低下するという問題点が
あった。
【0010】更に、従来技術では、プロセス名をキー入
力することで、所望のプロセスのエディタウィンドウを
表示するようにしているが、これでは、プロセスの数が
多くなるに従ってエディタウィンドウの数も多くなるこ
とで、必要とするエディタウィンドウを見失いやすくな
るとともに、表示中のプロセスとは別のプロセスに問題
がある場合に、そのプロセスのエディタウィンドウを動
的に表示できないことで、効率的にプロセスの管理を実
行できないという問題点があった。
【0011】更に、従来技術では、ある現象を確認し損
なう場合には、再度、プロセスを起動しなければなら
ず、また、再度起動しても、その現象が再現されない場
合があり、プロセスの開発効率が低いという問題点があ
った。
【0012】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、ネットワークに接続される複数の計算機で動
作する複数のプロセスの管理を実行する構成を採るとき
にあって、高効率のプロセス管理を実現する新たなマル
チプロセス管理装置の提供と、その実現に用いられるプ
ログラムを記憶するプログラム記憶媒体の提供とを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明を具備するマルチプロセ
ス管理装置であって、ネットワークに接続される複数の
計算機上で動作する複数のプロセスの管理を実行するも
のである。
【0014】マルチプロセス管理装置1は、ディスプレ
イ10と、取得手段11と、データベース手段12と、
記憶手段13と、登録手段14と、特定手段15と、制
御手段16と、表示手段17と、第2の表示手段18
と、指示手段19と、選択手段20と、入力手段21
と、送信手段22と、変更手段23と、作成手段24
と、生成手段25とを備える。
【0015】このディスプレイ10は、ユーザに情報を
表示する。取得手段11は、プロセスの発行するメッセ
ージを取得する。データベース手段12は、取得手段1
1の取得するメッセージをプロセス毎に時系列の順番に
従って記憶する。
【0016】記憶手段13は、管理対象のプロセスに設
定される制御情報を同一ファイルに従うものについては
共通な形態に従いつつ記憶する。登録手段14は、ユー
ザと対話することで、プロセスの動作を記述するファイ
ルに設定される制御情報(プロセスの停止条件となるブ
レークポイントなど)を設定するとともに、その設定し
た制御情報と、取得手段11の取得するメッセージとに
従って、記憶手段13に対してデータを登録する。
【0017】特定手段15は、取得手段11の取得する
メッセージに従ってプロセスの動作状態を特定する。制
御手段16は、特定手段15の特定するプロセスの動作
状態と、記憶手段13の記憶するプロセスに設定される
制御情報とから、プロセスを停止させるなどの制御処理
を実行する。
【0018】表示手段17は、指定されるプロセスの動
作状態情報を、ディスプレイ10に表示する。第2の表
示手段18は、各計算機で動作するプロセスとしてどの
ようなものがあるのかを、ディスプレイ画面に図式的に
表示するとともに、それらの各プロセスの動作状態を明
示表示する。
【0019】指示手段19は、第2の表示手段18に対
して、図式情報の拡大縮小を指示する。選択手段20
は、第2の表示手段18の表示するプロセスの中から処
理対象となるプロセスを選択する。入力手段21は、第
2の表示手段18の表示する表示画面に対して、プロセ
スに送信するメッセージを入力する。送信手段22は、
入力手段21の入力するメッセージを選択手段20の選
択するプロセスに送信する。
【0020】変更手段23は、第2の表示手段18の表
示する表示画面を介して、プロセスの動作モードの変更
要求が発行されるときに、選択手段20の選択するプロ
セスの動作モードを変更する。作成手段24は、第2の
表示手段18の表示する表示画面を介して、表示手段1
7の表示する表示画面の作成要求が発行されるときに、
空データを持つその表示画面を作成する。生成手段25
は、作成手段24の作成する表示画面を介して、その表
示画面の表示対象となるプロセスを生成する。
【0021】ここで、本発明のマルチプロセス管理装置
1の持つプロセス管理機能は具体的にはプログラムで実
現されるものであり、このプログラムは、マルチプロセ
ス管理装置1にインストールされてメモリ上で動作する
ことで、本発明を実現することになる。
【0022】このように構成される本発明のマルチプロ
セス管理装置1では、登録手段14は、取得手段11が
プロセス識別子とファイル名とを指定するメッセージを
取得すると、そのプロセスの管理域を生成するととも
に、そのファイルの管理域が未だ生成されていないとき
にはそれを生成し、そして、対話処理に従ってプロセス
に対する制御情報を設定して、そのファイル管理域に格
納するとともに、そのプロセス管理域がそのファイル管
理域をポイントするようにセットする。
【0023】この登録手段14の処理に従って、記憶手
段13は、管理対象のプロセスに設定される制御情報を
同一ファイルに従うものについては共通な形態に従いつ
つ記憶することになる。
【0024】このようにして、記憶手段13が管理対象
のプロセスの制御情報を共通的な形態で管理する構成を
採るときにあって、制御手段16は、特定手段15の特
定するプロセスの動作状態と、記憶手段13の記憶する
制御情報とから、プロセスの制御処理を実行する。例え
ば、記憶手段13が制御情報としてプロセスの停止条件
となるブレークポイントを管理するときには、制御手段
16は、特定手段15の特定するプロセスの動作状態が
記憶手段13の記憶するブレークポイントの条件を充足
するときに、そのプロセスの動作を停止させるように制
御する。
【0025】この構成を採るときにあって、表示手段1
7は、指定されるプロセスの動作状態情報をディスプレ
イ10に表示するので、ユーザは、そのプロセスの動作
状態を正確に把握できるようになる。
【0026】また、第2の表示手段18は、各計算機で
動作するプロセスとしてどのようなものがあるのかを、
ディスプレイ10に図式的に表示するとともに、それら
の各プロセスの動作状態を明示表示するので、ユーザ
は、各計算機で動作するプロセスとしてどのようなもの
があるのかということと、それらの各プロセスの動作状
態を一目で分かるようになる。このとき、指示手段19
は、第2の表示手段18に対して、図式情報の拡大縮小
を指示するので、ユーザは、この指示手段19を操作す
ることで、見やすい形でそれらを確認できるようにな
る。
【0027】また、表示手段17は、選択手段20の選
択するプロセスの動作状態情報をディスプレイ10に表
示するので、ユーザは、簡単な操作により、必要とする
プロセスの動作状態情報を見ることができようになる。
【0028】また、送信手段22は、入力手段21が第
2の表示手段18の表示する表示画面に対してプロセス
への送信メッセージを入力すると、その入力メッセージ
を選択手段20の選択するプロセスに送信するので、ユ
ーザは、簡単な操作により、プロセスに対してメッセー
ジを送信することができるようになる。
【0029】また、変更手段23は、第2の表示手段1
8の表示する表示画面を介して、プロセスの動作モード
の変更要求が発行されると、選択手段20の選択するプ
ロセスの動作モードを変更するので、ユーザは、簡単な
操作により、プロセスの動作モードを変更できるように
なる。
【0030】また、作成手段24は、第2の表示手段1
8の表示する表示画面を介して、表示手段17の表示す
る表示画面の作成要求が発行されると、空データを持つ
その表示画面を作成し、これを受けて、生成手段25
は、ユーザと対話することで、作成手段24の作成する
表示画面を介して、その表示画面の表示対象となるプロ
セスを生成するので、ユーザは、簡単な操作により、新
たなプロセスを生成できるようになる。
【0031】また、データベース12は、取得手段11
の取得するメッセージをプロセス別に時系列順に記憶す
るので、ユーザは、このヒストリデータに従って、再現
性のないプロセスの現象についても正確に解析できるよ
うになる。
【0032】このようにして、本発明のマルチプロセス
管理装置1では、プロセスに対する制御情報を効率的に
管理しつつ、プロセスの内部状態などに矛盾が発生する
ときに、その制御情報を使って、それに至るまでの原因
となる過程を見つけ出すことができる。そして、同一の
環境下でプロセスを修正することができるようになると
ともに、再現性のないプロセスの現象についても正確に
解析できるようになるので、プロセスの開発効率を上げ
ることができる。
【0033】更に、指定されるプロセスの動作状態情報
を表示する画面の他に、各計算機で動作するプロセスと
してどのようなものがあるのかを図式的に表示するとと
もに、それらの各プロセスの動作状態を明示表示する構
成を採り、更に、このシステム構成全体を表示する表示
画面を使って、動作状態情報の表示対象となるプロセス
を選択したり、プロセスへメッセージを送信したり、プ
ロセスの動作モードを変更したり、新たなプロセスの生
成を実現する構成を採るので、ユーザは、簡単な操作に
より、プロセスの管理を実行できるようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図2に、本発明の一実施例を図示す
る。
【0035】図中、1は本発明を具備するマルチプロセ
ス管理装置であって、ネットワークに接続される計算機
上で動作するプロセスのデバッグ処理を実行するもの、
40aはネットワークに接続されるホスト計算機(HO
STA)であって、testAというプロセス名を持つよう
な複数のプロセスを実行するもの、40bはネットワー
クに接続されるホスト計算機(HOSTB)であって、
testBというプロセス名を持つような複数のプロセスを
実行するもの、40cはネットワークに接続されるホス
ト計算機(HOSTC)であって、testCというプロセ
ス名を持つような複数のプロセスを実行するもの、40
dはネットワークに接続されるホスト計算機(HOST
D)であって、testDというプロセス名を持つような複
数のプロセスを実行するもの、50はソースコードデー
タベースであって、ホスト計算機40a〜dで実行され
るプロセスのソースコードを格納するものである。
【0036】ここで、ソースコードデータベース50の
格納するソースコードは、実際には、各ホスト計算機4
0a〜dに分散して存在しており、マルチプロセス管理
装置1や各ホスト計算機40a〜dは、これらのソース
コードをネットワークを介して自由に入手できるので、
あたかも、このソースコードデータベース50があるか
のように図示してある。
【0037】本発明のマルチプロセス管理装置1は、ホ
スト計算機40a〜dで実行されるプロセスの発行する
デバッグ処理に必要となる管理メッセージを入手し、そ
れらを使って、プロセスのデバッグ処理を実行するもの
である。
【0038】プロセスの発行する管理メッセージには、
次に示すものがある。 (1)実行中のプログラムソースの行番号を通知する The line message ・・・(line,プロセス識別子,ファ
イル名,実行行) というフォーマット形式を持つ「lineメッセージ」。
【0039】(2)手続きや関数などが呼ばれたことを
通知する The entry message・・・(entry, プロセス識別子,手
続き名) というフォーマット形式を持つ「entry メッセージ」。
【0040】(3)手続きや関数などが終了したことを
通知する The exit message ・・・(exit,プロセス識別子,関数
名,手続き名) というフォーマット形式を持つ「exitメッセージ」。
【0041】(4)関数が終了し値を返したことを通知
する The return message ・・・(return,プロセス識別子,
関数名,戻り値) というフォーマット形式を持つ「returnメッセージ」。
【0042】(5)変数に値が割り当てられたことを通
知する The assign message ・・・(assign,プロセス識別子,
変数名,割当値) というフォーマット形式を持つ「assignメッセージ」。
【0043】(6)プロセスが生成されたことを通知す
る The fork message ・・・(fork,プロセス識別子,親プ
ロセス識別子) というフォーマット形式を持つ「forkメッセージ」。
【0044】(7)プロセスが消滅したことを通知する The die message・・・(die, プロセス識別子) というフォーマット形式を持つ「die メッセージ」。
【0045】(8)あるプロセスが他のプロセスにメッ
セージを送信したことを通知する The send message ・・・(send,送信元プロセス識別
子,送信先プロセス識別子,メッセージ) というフォーマット形式を持つ「sendメッセージ」。
【0046】(9)メッセージキューに溜まったメッセ
ージが受け付けられたことを通知する The accept message ・・・(accept,送信元プロセス識
別子,送信先プロセス識別子,メッセージ) というフォーマット形式を持つ「acceptメッセージ」。
【0047】(10)実行時にエラーが発生したことを通
知する The error message・・・(error, プロセス識別子,エ
ラー種別,エラー詳細) というフォーマット形式を持つ「error メッセージ」。
【0048】ここで、「lineメッセージ」で指定するフ
ァイルは、プロセスの動作を記述するものである。更に
具体的に説明するならば、プロセスは命令列から構成さ
れており、その命令列がファイルとなる。このファイル
は、各ホスト計算機上に展開されることになる。
【0049】上述したように、本発明のマルチプロセス
管理装置1は、プロセスの発行するこれらの管理メッセ
ージを入手し、それを使って、プロセスのデバッグ処理
を実行するものである。
【0050】このプロセスのデバッグ処理を実行するた
めに、本発明のマルチプロセス管理装置1は、図2に示
すように、VADマネージャ30と、デバッグ・メッセ
ージ・レコーダ31と、デバッグ・メッセージ・データ
ベース32と、制御情報データベース33と、プロセス
・レイアウト・コントローラ34と、プロセス・レイア
ウト・ウィンドウ35と、エディタ・コントローラ36
と、エディタ・ウィンドウ37とを備えるとともに、表
示メッセージを受信し表示システムに合わせた表示制御
を行うダイアロックス38とを備える。
【0051】このVADマネージャ30は、装置全体の
制御を実行する。デバッグ・メッセージ・レコーダ31
は、プロセスから送られてくる管理メッセージを受信し
て、VADマネージャ30に通知するとともに、デバッ
グ・メッセージ・データベース32に格納する。デバッ
グ・メッセージ・データベース32は、図3に示すよう
に、プロセスから送られてくる管理メッセージをプロセ
ス毎に時系列の順番に従って格納する。
【0052】制御情報データベース33は、プロセスの
デバッグ処理に必要となるブレークポイントを管理す
る。具体的には、図4に示すように、プロセス対応に設
けられるプロセス別制御情報管理域330と、ファイル
対応に設けられるファイル別制御情報管理域331とい
うデータ構造に従って、このブレークポイントを効率的
に管理する構成を採っている。
【0053】このファイル別制御情報管理域331は、
管理するファイルの管理番号(ファイル別制御情報管理
域331での管理番号)と、管理するファイルの存在場
所とそのファイル名とを記述するファイル識別子と、管
理するファイルに割り付けられたブレークポイント(プ
ロセスの停止条件を示し、変数の値やプロセスの実行行
で指定される)とを管理する。
【0054】一方、プロセス別制御情報管理域330
は、プロセスの識別子と、プロセスに対応付けて設けら
れるエディタ・ウィンドウ37の識別子と、プロセスが
現在実行中のファイルの管理番号と、プロセスの実行モ
ード(ステップモードとシーケンシャルモードとがあ
る)と、プロセスが現在実行中の実行行とそのときのフ
ァイルの管理番号との対応関係とを管理する。
【0055】この管理構成に従って、制御情報データベ
ース33は、図5に示すように、異なるプロセス別制御
情報管理域330に登録される異なるプロセスが、同一
のファイル別制御情報管理域331を使って、ブレーク
ポイントを共通管理する構成を採るので、ブレークポイ
ントの効率的な管理が実現されることになる。
【0056】プロセス・レイアウト・コントローラ34
は、プロセス管理の制御処理を実行するものであって、
具体的には、プロセス・レイアウト・ウィンドウ35を
表示したり、エディタ・ウィンドウ37を起動するなど
の処理を行う。プロセス・レイアウト・ウィンドウ35
は、ネットワークに存在するプロセスとしてどのような
ものがあるのかを示すプロセス・レイアウトを表示す
る。
【0057】このプロセス・レイアウト・ウィンドウ3
5の表示処理を実現するために、プロセス・レイアウト
・コントローラ34は、VADマネージャ30から通知
される管理メッセージを保持するバッファを備えてい
る。
【0058】図6に、プロセス・レイアウト・コントロ
ーラ34により表示されるプロセス・レイアウト・ウィ
ンドウ35の一実施例を図示する。この図に示すよう
に、プロセス・レイアウト・ウィンドウ35は、例え
ば、「HostA.fujisan.co.jp」というホスト計算機で動
作するプロセスとしては、「TestA」と「TestB」とい
うプロセスがあるというように、各ホスト計算機を1つ
のグループとして、その上で動作するプロセスとしてど
のようなものがあるのかを同一画面上に視覚的に表示す
る構成を採っている。そして、この表示にあたって、例
えば、正常動作しているプロセスについては青色で表示
し、エラーの発生しているプロセスについては赤色で表
示するというように、プロセスの動作状態を明示表示す
る構成を採っている。
【0059】更に、このプロセス・レイアウト・ウィン
ドウ35は、プロセスに送信する管理メッセージの入力
域(図中のInput send Message)と、プロセスの間でや
り取りされる管理メッセージの表示域(図中のContents
Specified Mesaage Que)と、エディタ・ウィンドウ3
7の表示対象となるプロセスの選択を指示するポインテ
ィングボタン350と、プロセス・レイアウトの拡大縮
小を指示するレイアウト拡大縮小ボタン351と、新し
いエディタ・ウィンドウ37の生成を指示するウィンド
ウ生成ボタン352と、メッセージ入力域に入力される
管理メッセージの送信を指示するメッセージ送信ボタン
353と、プロセスの動作モードの変更を指示するモー
ド変更ボタン354とを有している。
【0060】ユーザは、このプロセス・レイアウト・ウ
ィンドウ35を参照することで、管理対象となるプロセ
スとしてどのようなものがあり、現在、それらのプロセ
スがどのような動作状態にあるのかを一目で把握できる
ようになるとともに、これらのボタンを操作すること
で、プロセスのデバッグ処理を効率的に実行できるよう
になる。
【0061】エディタ・コントローラ36は、プロセス
対応に設けられて、対となるプロセスのエディタ・ウィ
ンドウ37を表示する。エディタ・ウィンドウ37は、
割り付けられるプロセスの動作状態情報を表示する。
【0062】このエディタ・ウィンドウ37の表示処理
を実現するために、エディタ・コントローラ36は、V
ADマネージャ30から通知される管理メッセージを保
持するバッファを備えている。
【0063】図7に、エディタ・コントローラ36によ
り表示されるエディタ・ウィンドウ37の一実施例を図
示する。エディタ・ウィンドウ37は、プロセス対応に
設けられるものであり、この図に示すように、表示対象
のプロセスの識別子を表示する表示域(図中のEditor W
indow 欄) と、ネットワークに存在するプロセスの識別
子の一覧を表示する表示域(図中のProcess List欄)
と、表示対象のプロセスが送信し、また、表示対象のプ
ロセスに送信されてきた管理メッセージの内容や状態の
一覧を表示する表示域(図中のMessage List欄)と、変
数に割り当てられた値の一覧を表示する表示域(図中の
Valiable List 欄) と、表示対象のプロセスの実行中に
発生したエラーメッセージの一覧を表示する表示域(図
中のErorr List欄)と、表示対象のプロセスが呼び出し
た関数や手続きとそれからの戻り値の一覧を表示する表
示域(図中のProcedure/Function List 欄) と、表示対
象のプロセスが新たに生成したプロセスの識別子の一覧
を表示する表示域(図中のFork List 欄)と、表示対象
のプロセスのソースコード(ファイル)を現在の実行行
を明示しつつ表示する表示域(図中のSource Code 欄)
と、コンパイル指示や、実行指示や、ステップモードの
設定指示や、セーブ指示や、ロード指示や、ブレークポ
イントの設定指示や、消滅指示を実行するためのメニュ
ーバーとを有している。ここで、ソースコードの表示域
は、新たに生成するソースコードの入力域としても使用
されることになる。
【0064】ユーザは、このエディタ・ウィンドウ37
を参照することで、プロセスの動作状態を正確に把握で
きるとともに、メニューバーを操作することで、プロセ
スのソースコードの修正や作成や、プロセスのデバッグ
に必要となるブレークポイントの設定などを自在に実行
できるようになる。
【0065】図7に示したように、エディタ・ウィンド
ウ37は、表示対象となるプロセスの詳細な動作状態情
報を表示する。これから、このエディタ・ウィンドウ3
7があれば、ネットワークに接続されるプロセスの動作
状態を正確に把握できることになる。しかしながら、こ
のエディタ・ウィンドウ37だけ表示する構成を採って
いると、プロセスの数が数百数千にもなると、ユーザ
は、管理すべきプロセスのエディタ・ウィンドウ37を
呼び出すことすら簡単にできなくなる。
【0066】そこで、本発明のマルチプロセス管理装置
1では、図8に示すように、このエディタ・ウィンドウ
37とともに、図6に示したプロセス・レイアウト・ウ
ィンドウ35を表示する構成を採って、これらの2つの
ウィンドウを使って、プロセスを効率的にデバッグする
構成を採るものである。
【0067】図9に、デバッグ・メッセージ・レコーダ
31の実行する処理フローの一実施例、図10及び図1
1に、VADマネージャ30の実行する処理フローの一
実施例、図12ないし図15に、プロセス・レイアウト
・コントローラ34の実行する処理フローの一実施例、
図16に、エディタ・コントローラ36の実行する処理
フローの一実施例を図示する。ここで、これらの処理フ
ローを実行するプログラムは、フロッピィディスクや回
線などを介してインストールされることになる。
【0068】次に、これらの処理フローに従って、本発
明について詳細に説明する。先ず最初に、デバッグ・メ
ッセージ・レコーダ31の実行する処理について説明す
る。
【0069】デバッグ・メッセージ・レコーダ31は、
ネットワークを介して、プロセスから上述したデバッグ
処理の管理メッセージが送られてくると、図9の処理フ
ローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、デバッ
グ・メッセージ・データベース32の中に、プロセス毎
にファイルを作成して、そのファイル(既に作成してい
る場合には、その作成済みのファイル)に、受信した管
理メッセージのログを記録し、続いて、ステップ2で、
その受信した管理メッセージをVADマネージャ30に
通知して、処理を終了する。
【0070】このようにして、デバッグ・メッセージ・
レコーダ31は、プロセスから送信されてくる管理メッ
セージをデバッグ・メッセージ・データベース32にロ
ギングしていくとともに、VADマネージャ30に通知
していくように処理するのである。
【0071】次に、VADマネージャ30の実行する処
理について説明する。VADマネージャ30は、デバッ
グ・メッセージ・レコーダ31を介してプロセスからの
管理メッセージを受信すると、図10の処理フローに示
すように、先ず最初に、ステップ1で、制御情報データ
ベース33の作成更新処理を実行する。
【0072】すなわち、受信した管理メッセージが上述
の「lineメッセージ」で、その第4要素の実行行の値が
“1”を示しているときには、そのプロセスに対するプ
ロセス別制御情報管理域330を作成していないので、
それを作成する処理を行う。また、その第3要素のファ
イル名に対応するファイル別制御情報管理域331が存
在しないときには、それを作成して、ファイル名をファ
イル識別子として設定するとともに、シーケンシャルな
ファイル管理番号を設定する。
【0073】そして、受信した管理メッセージに従っ
て、プロセス別制御情報管理域330を新たに作成する
ときには、それが持つ各要素に値を設定し、作成済みの
ときには、それが持つ各要素の値を更新する。例えば、
プロセス別制御情報管理域330を新たに作成するとき
には、エディタ・ウィンドウ37が生成されていないの
で、エディタウィンドウ識別子には“NULL”を設定
し、実行中のファイル管理番号には、管理メッセージで
通知されるファイル名の指すファイル別制御情報管理域
331に登録されるファイル管理番号を設定し、実行モ
ードには、デフォルトのステップモードを設定し、実行
行番号には、管理メッセージで通知される実行行の
“1”を設定する。
【0074】続いて、ステップ2で、制御情報データベ
ース33から、管理メッセージを送信してきたプロセス
に対して設定されるブレークポイントを読み出す。ここ
で、このブレークポイントは、図7に示したエディタ・
ウィンドウ37のメニューバーの操作に従って、ユーザ
により設定されることになる。
【0075】続いて、ステップ3で、受信した管理メッ
セージに従って、管理メッセージを送信してきたプロセ
スで、ブレークポイントの条件が成立したのか否かをチ
ェックし、続くステップ4で、ブレークポイントの条件
成立を判断するときには、ステップ5に進んで、管理メ
ッセージの発行元のプロセスに対して、動作停止を指示
するメッセージを出力する。
【0076】一方、ステップ4で、ブレークポイントの
条件不成立を判断するときには、ステップ6に進んで、
管理メッセージの発行元のプロセスに対して、動作続行
を指示するメッセージを出力する。
【0077】ステップ5/ステップ6でのメッセージ送
信処理を終了すると、ステップ7に進んで、受信した管
理メッセージを、その発行元のプロセスに対応付けられ
るエディタ・コントローラ36に通知するとともに、そ
のプロセスのソースコードがエディタ・コントローラ3
6で表示しているソースコードを超えるものとなるとき
には、ソースコードデータベース50からソースコード
を入手してエディタ・コントローラ36に通知する。
【0078】そして、続くステップ8で、受信した管理
メッセージからプロセス・レイアウトに必要となる情報
を抽出して、プロセス・レイアウト・コントローラ34
に通知して処理を終了する。
【0079】このようにして、VADマネージャ30
は、プロセスから管理メッセージを受信すると、そのプ
ロセスに対して設定されているブレークポイントの条件
が成立したのか否かを判断して、ブレークポイントの条
件が成立するときには、そのプロセスの動作を停止させ
ていくのである。
【0080】この処理に従って、ユーザは、プロセスの
デバッグを効率的に実行できるようになる。また、VA
Dマネージャ30は、エディタ・ウィンドウ37のメニ
ューバーの操作に従って、デバッグ・メッセージ・デー
タベース32に格納される管理メッセージのログデータ
の参照要求が発行されると、図11の処理フローに示す
ように、先ず最初に、ステップ1で、参照要求発行元の
エディタ・ウィンドウ37に従って、参照要求のあるプ
ロセスを特定する。
【0081】続いて、ステップ2で、デバッグ・メッセ
ージ・データベース32から、その特定したプロセスの
管理メッセージを時系列順に1つ読み出し、続くステッ
プ3で、全ての管理メッセージの読み出しを完了すると
きは、処理を終了し、管理メッセージを読み出せたとき
には、ステップ4に進んで、その読み出した管理メッセ
ージを参照要求発行元のエディタ・コントローラ36に
通知してから、ステップ2に戻っていく。
【0082】このようにして、VADマネージャ30
は、デバッグ・メッセージ・データベース32に格納さ
れる管理メッセージのログデータの参照要求が発行され
ると、それをエディタ・コントローラ36に通知するこ
とで、エディタ・ウィンドウ37に表示するように処理
するのである。
【0083】この管理メッセージのログデータに従っ
て、ユーザは、再現性のないプロセスのバグを効率的に
デバッグできるようになる。次に、プロセス・レイアウ
ト・コントローラ34の実行する処理について説明す
る。
【0084】プロセス・レイアウト・コントローラ34
は、VADマネージャ30を介してプロセスからの管理
メッセージを受信すると、図12の処理フローに示すよ
うに、先ず最初に、ステップ1で、その管理メッセージ
からプロセスの動作状態情報を抽出する。続いて、ステ
ップ2で、その抽出した動作状態情報に従ってプロセス
・レイアウト・ウィンドウ35を更新する。
【0085】すなわち、プロセスの生成に合わせて、プ
ロセス・レイアウト・ウィンドウ35に新たなプロセス
を追加したり、プロセスの消滅に合わせて、プロセス・
レイアウト・ウィンドウ35からプロセスを消去した
り、プロセスの動作状態を示す色情報を変更する処理を
行うのである。なお、プロセス・レイアウト・コントロ
ーラ34は、VADマネージャ30から通知される管理
メッセージを格納するバッファを有しており、これを使
って、プロセス・レイアウト・ウィンドウ35中に表示
されるヒストリデータを表示していくように処理するこ
とになる。
【0086】このようにして、プロセス・レイアウト・
コントローラ34は、プロセス・レイアウト・ウィンド
ウ35を更新しながら表示していくように処理するので
ある。
【0087】このプロセス・レイアウト・ウィンドウ3
5の表示処理に従って、ユーザは、管理対象となるプロ
セスとしてどのようなものがあり、現在、それらのプロ
セスがどのような動作状態にあるのかを一目で把握でき
るようになる。また、プロセス・レイアウト・コントロ
ーラ34は、ポインティングボタン350が操作される
と、図13(a)の処理フローに示すように、先ず最初
に、ステップ1で、プロセス・レイアウト・ウィンドウ
35上でマウスクリックされるプロセスを特定する。
【0088】続いて、ステップ2で、現在表示中のエデ
ィタ・ウィンドウ37を特定し、続くステップ3で、そ
の特定したエディタ・ウィンドウ37がステップ1で特
定したプロセスのものであるのか否かを判断して、ステ
ップ1で特定したプロセスのものであることを判断する
ときには、現在、そのプロセスのエディタ・ウィンドウ
37がディスプレイ画面に表示中であるので、そのまま
処理を終了する。
【0089】一方、ステップ3で、ステップ2で特定し
たエディタ・ウィンドウ37がステップ1で特定したプ
ロセスのものでないことを判断するときには、ステップ
4に進んで、ステップ1で特定したプロセスに対応付け
られるエディタ・コントローラ36に対して、エディタ
・ウィンドウ37をディスプレイ画面に表示するように
指示する。
【0090】このようにして、プロセス・レイアウト・
コントローラ34は、ポインティングボタン350が操
作されると、ユーザの指定するプロセスの動作状態情報
を表示するエディタ・ウィンドウ37を表示していくよ
うに処理するのである。
【0091】このプロセス・レイアウト・コントローラ
34の処理に従って、ユーザは、ワンタッチの操作によ
り、自分の希望するエディタ・ウィンドウ37を表示で
きるようになって、自分の希望するプロセスの動作状態
情報を簡単に表示できるようになる。
【0092】また、プロセス・レイアウト・コントロー
ラ34は、レイアウト拡大縮小ボタン351が操作され
ると、図13(b)の処理フローに示すように、先ず最
初に、ステップ1で、マウスの左ボタンがクリックされ
るのか、右ボタンがクリックされるのかをチェックする
ことで、プロセス・レイアウトの拡大指示なのか、プロ
セス・レイアウトの縮小指示なのかを決定し、続いて、
ステップ2で、マウスの左ボタン/右ボタンのクリック
操作が続く間、プロセス・レイアウトを拡大/縮小して
いくことで、プロセス・レイアウト・ウィンドウ35の
表示範囲を変更する。
【0093】このようにして、プロセス・レイアウト・
コントローラ34は、レイアウト拡大縮小ボタン351
が操作されると、プロセス・レイアウト・ウィンドウ3
5の表示範囲を変更していくように処理するのである。
【0094】このプロセス・レイアウト・コントローラ
34の処理に従って、ユーザは、見やすい形で、プロセ
ス・レイアウト・ウィンドウ35を見ることができるよ
うになる。
【0095】また、プロセス・レイアウト・コントロー
ラ34は、メッセージ送信ボタン353が操作される
と、図14(a)の処理フローに示すように、先ず最初
に、ステップ1で、ユーザから入力されてくる送信対象
の管理メッセージを入力する。続いて、ステップ2で、
プロセス・レイアウト・ウィンドウ35上でマウスクリ
ックされるプロセスを特定することで、送信先となるプ
ロセスを決定する。
【0096】続いて、ステップ3で、ステップ2で決定
した送信先プロセスの識別子を取得し、続くステップ4
で、その取得したプロセス識別子を指定して、VADマ
ネージャ30に対して、ステップ1で入力した管理メッ
セージの送信を指示することで、その管理メッセージを
ステップ2で決定した送信先プロセスに送信する。
【0097】このようにして、プロセス・レイアウト・
コントローラ34は、メッセージ送信ボタン353が操
作されると、ユーザの入力してきた管理メッセージを、
ユーザの指定するプロセスに送信していくように処理す
るのである。
【0098】このプロセス・レイアウト・コントローラ
34の処理に従って、ユーザは、デバッグに必要となる
管理メッセージを簡単にプロセスに送信できるようにな
ることで、効率的なデバッグ処理を実行できるようにな
る。
【0099】また、プロセス・レイアウト・コントロー
ラ34は、ウィンドウ生成ボタン352が操作される
と、図14(b)の処理フローに示すように、空のエデ
ィタ・ウィンドウ37を生成するとともに、それに対応
付けられるエディタ・コントローラ36を生成する。
【0100】このようにして、プロセス・レイアウト・
コントローラ34は、ウィンドウ生成ボタン352が操
作されると、ネットワークに存在するプロセスとは関係
のない空のエディタ・ウィンドウ37を生成するのであ
る。
【0101】このプロセス・レイアウト・コントローラ
34の処理に従って、ユーザは、空のエディタ・ウィン
ドウ37に対してソースコードを入力することで、新た
なプロセスを生成して、それをネットワーク上のホスト
計算機にロードしていくことができるようになるので、
効率的なデバッグ処理を実行できるようになる。
【0102】また、プロセス・レイアウト・コントロー
ラ34は、モード変更ボタン354が操作されると、図
15の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ
1で、プロセス・レイアウト・ウィンドウ35上でマウ
スクリックされるプロセスを特定することで、動作モー
ドの変更対象となるプロセスを決定する。
【0103】続いて、ステップ2で、その決定したプロ
セスの識別子を取得し、続くステップ3で、処理対象の
プロセスの現在の動作モードを取得する。なお、この動
作モードは、処理対象のプロセスに対応付けられるエデ
ィタ・コントローラ36が管理しており、それを参照す
ることで取得できる。
【0104】続いて、ステップ4で、ステップ3で取得
した動作モードがステップモードを表示しているのか否
かを判断して、ステップモードを表示していることを判
断するときには、ステップ5に進んで、ステップ2で取
得したプロセス識別子を指定して、VADマネージャ3
0に対して、シーケンシャルモードで動作することを指
示するメッセージの送信依頼を発行することで、ステッ
プ1で特定したプロセスの動作モードをシーケンシャル
モードに変更する。
【0105】一方、ステップ4で、ステップ3で取得し
た動作モードがステップモードを表示していないことを
判断するとき、すなわち、シーケンシャルモードを表示
していることを判断するときには、ステップ6に進ん
で、ステップ2で取得したプロセス識別子を指定して、
VADマネージャ30に対して、ステップモードで動作
することを指示するメッセージの送信依頼を発行するこ
とで、ステップ1で特定したプロセスの動作モードをス
テップモードに変更する。
【0106】このようにして、プロセス・レイアウト・
コントローラ34は、モード変更ボタン354が操作さ
れると、ユーザの選択するプロセスの動作モードを変更
していくように処理するのである。
【0107】このプロセス・レイアウト・コントローラ
34の処理に従って、ユーザは、エディタ・ウィンドウ
37を用いずに、ワンタッチの操作により、自分の希望
するプロセスの動作モードを変更できるようになる。
【0108】次に、エディタ・コントローラ36の実行
する処理について説明する。エディタ・コントローラ3
6は、VADマネージャ30を介してプロセスからの管
理メッセージを受信すると、図16の処理フローに示す
ように、先ず最初に、ステップ1で、その管理メッセー
ジからプロセスの動作状態情報を抽出する。続いて、ス
テップ2で、その抽出した動作状態情報に従ってエディ
タ・ウィンドウ37を更新(表示中のときには、更新し
て表示し、表示中でないときには、表示要求に備えて更
新する)する。
【0109】すなわち、プロセスから送られてきた管理
メッセージに従って、ネットワークに存在するプロセス
の識別子の一覧を更新し、プロセス間でやり取りされた
管理メッセージの内容や状態の一覧を更新し、変数に割
り当てられた値の一覧を更新し、エラーメッセージの一
覧を更新し、プロセスが呼び出した関数や手続きとそれ
からの戻り値の一覧を更新し、プロセスが新たに生成し
たプロセスの識別子の一覧を更新するとともに、実行行
に合わせて、ソースコードをスクロールするのである。
【0110】ここで、このエディタ・ウィンドウ37の
表示処理を実現するために、プロセス・レイアウト・コ
ントローラ34は、VADマネージャ30から通知され
る管理メッセージを保持するバッファを備えている。ま
た、エディタ・コントローラ36と、それが表示するエ
ディタ・ウィンドウ37は、プロセスに対応付けて生成
されるものであり、プロセスが新たに生成されるときに
は、それに合わせて、新たに生成されることになる。
【0111】このようにして、エディタ・コントローラ
36は、プロセスから送られてくる管理メッセージに従
って、エディタ・ウィンドウ37を更新しながら表示し
ていくように処理するのである。
【0112】このエディタ・ウィンドウ37の表示処理
に従って、ユーザは、プロセスの動作状態情報を正確に
確認できるので、正確なデバック処理を実行できるよう
になる。
【0113】また、エディタ・ウィンドウ37には、図
7に示したように、デバック処理の動作に必要となる各
種処理を起動するためのメニューバーを備えている。こ
れから、ユーザによりこのメニューバーが操作される
と、その操作の指示する処理を実行する。
【0114】例えば、プロセスのソースコードを修正し
たり、新たなソースコードを生成したり、プロセスに対
して1ステップずつの実行を指示したり、ブレークポイ
ントを設定するといった処理を行うことになる。
【0115】図示実施例に従って本発明を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施
例では、プロセスのデバック処理を具体例にして本発明
を説明したが、本発明はデバッグ処理以外のプロセス管
理にもそのまま適用できるのである。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセスから送られてくるメッセージに基づき、プロ
セスが数百数千になっても効率的な制御情報の管理が行
え、プロセスの動作矛盾やその処理に至るまでの過程
を視覚的に表示することで、プロセス動作の誤りを簡単
に特定できるようになり、ネットワーク上のプロセス
を一元的に把握できるようになり、処理中のプロセス
に対する詳細な動作状態情報を管理できるようになり、
プロセスの動作モードの変更を任意の時間で行えるよ
うになり、動作記述の修正、翻訳が簡単にできるよう
になるとともに、プロセスを制御するメッセージを自在
に作成し、それを使ってプロセスを動作させることで、
プロセス動作の誤りの過程が簡単に特定できるようにな
り、ログデータを使って、問題の現象をプロセスを再
実行することなく再現できるようになることから、プロ
セスの開発などの管理作業の効率を著しく高めることが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】デバッグ・メッセージ・データベースの一実施
例である。
【図4】制御情報データベースの一実施例である。
【図5】制御情報データベースの一実施例である。
【図6】プロセス・レイアウト・ウィンドウの一実施例
である。
【図7】エディタ・ウィンドウの一実施例である。
【図8】ディスプレイ画面の説明図である。
【図9】デバッグ・メッセージ・レコーダの実行する処
理フローである。
【図10】VADマネージャの実行する処理フローであ
る。
【図11】VADマネージャの実行する処理フローであ
る。
【図12】プロセス・レイアウト・コントローラの実行
する処理フローである。
【図13】プロセス・レイアウト・コントローラの実行
する処理フローである。
【図14】プロセス・レイアウト・コントローラの実行
する処理フローである。
【図15】プロセス・レイアウト・コントローラの実行
する処理フローである。
【図16】エディタ・コントローラの実行する処理フロ
ーである。
【図17】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 マルチプロセス管理装置 10 ディスプレイ 11 取得手段 12 データベース手段 13 記憶手段 14 登録手段 15 特定手段 16 制御手段 17 表示手段 18 第2の表示手段 19 指示手段 20 選択手段 21 入力手段 22 送信手段 23 変更手段 24 作成手段 25 生成手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続される複数の計算機
    上で動作する複数のプロセスの管理を実行するマルチプ
    ロセス管理装置において、 プロセスの発行するメッセージを取得する取得手段と、 上記取得手段の取得するメッセージと、プロセスの動作
    を記述するファイルに設定される制御情報とに従い、管
    理対象のプロセスに設定される制御情報を同一ファイル
    に従うものについては共通な形態に従いつつ記憶する記
    憶手段と、 上記取得手段の取得するメッセージに従ってプロセスの
    動作状態を特定する特定手段と、 上記特定手段の特定するプロセスの動作状態と、上記記
    憶手段の記憶するプロセスに設定される制御情報とか
    ら、該プロセスの制御処理を実行する制御手段とを備え
    ることを、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマルチプロセス管理装置
    において、 記憶手段は、制御情報としてプロセスの停止条件となる
    ブレークポイントを管理し、 制御手段は、特定手段の特定するプロセスの動作状態が
    記憶手段の記憶するブレークポイントの条件を充足する
    ときに、該プロセスの動作を停止させるように制御する
    ことを、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のマルチプロセス管
    理装置において、 指定されるプロセスの動作状態情報を、ディスプレイ画
    面に表示する表示手段を備えることを、 特徴とするマルチメディア管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のマルチプロセ
    ス管理装置において、 各計算機で動作するプロセスとしてどのようなものがあ
    るのかを、ディスプレイ画面に図式的に表示するととも
    に、それらの各プロセスの動作状態を明示表示する第2
    の表示手段を備えることを、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のマルチプロセス管理装置
    において、 第2の表示手段に対して、図式情報の拡大縮小を指示す
    る指示手段を備えることを、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のマルチプロセス管
    理装置において、 第2の表示手段の表示するプロセスの中から表示手段の
    表示対象となるプロセスを選択する選択手段を備え、 表示手段は、選択手段の選択するプロセスの動作状態情
    報をディスプレイ画面に表示することを、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載のマルチプロセス管
    理装置において、 第2の表示手段の表示するプロセスの中から処理対象と
    なるプロセスを選択する選択手段と、 第2の表示手段の表示する表示画面に対して、プロセス
    に送信するメッセージを入力する入力手段と、 上記入力手段の入力するメッセージを上記選択手段の選
    択するプロセスに送信する送信手段とを備えることを、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  8. 【請求項8】 請求項4又は5記載のマルチプロセス管
    理装置において、 第2の表示手段の表示するプロセスの中から処理対象と
    なるプロセスを選択する選択手段と、 第2の表示手段の表示する表示画面を介して、プロセス
    の動作モードの変更要求が発行されるときに、上記選択
    手段の選択するプロセスの動作モードを変更する変更手
    段とを備えることを、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項4又は5記載のマルチプロセス管
    理装置において、 第2の表示手段の表示する表示画面を介して、表示手段
    の表示する表示画面の作成要求が発行されるときに、空
    データを持つ該表示画面を作成する作成手段と、 上記作成手段の作成する表示画面を介して、該表示画面
    の表示対象となるプロセスを生成する生成手段とを備え
    ることを、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9記載のマルチプロセ
    ス管理装置において、 取得手段の取得するメッセージをプロセス毎に時系列の
    順番に従って記憶するデータベース手段を備えること
    を、 特徴とするマルチプロセス管理装置。
  11. 【請求項11】 ネットワークに接続される複数の計算
    機上で動作する複数のプロセスの管理を実行するマルチ
    プロセス管理装置の実現に用いられるプログラムを記憶
    するプログラム記憶媒体であって、 プロセスの発行するメッセージを取得する取得手段と、 上記取得手段の取得するメッセージと、プロセスの動作
    を記述するファイルに設定される制御情報とに従い、管
    理対象のプロセスに設定される制御情報を同一ファイル
    に従うものについては共通な形態に従いつつ記憶する記
    憶手段に対して、データを登録する登録手段と、 上記取得手段の取得するメッセージに従ってプロセスの
    動作状態を特定する特定手段と、 上記特定手段の特定するプロセスの動作状態と、上記記
    憶手段の記憶するプロセスに設定される制御情報とか
    ら、該プロセスの制御処理を実行する制御手段とを実現
    するプログラムを記憶することを、 特徴とするプログラム記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6708271B1 (en) 1999-08-18 2004-03-16 Denso Corporation Interactive multi-module system having a communication manager for achieving linked operation of plurality of modules and for defining whether and how an individual module can access a particular function
KR100462988B1 (ko) * 2000-11-24 2004-12-23 엘지전자 주식회사 컴퓨터 시스템의 다중 프로세스 관리 방법
KR100472406B1 (ko) * 2000-12-15 2005-03-07 엘지전자 주식회사 메시지 큐 처리 방법
KR100663787B1 (ko) 2006-09-22 2007-01-03 주식회사 이루기술 범용 실시간 관제시스템

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