JPH11156541A - 極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源 - Google Patents

極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源

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JPH11156541A
JPH11156541A JP26742998A JP26742998A JPH11156541A JP H11156541 A JPH11156541 A JP H11156541A JP 26742998 A JP26742998 A JP 26742998A JP 26742998 A JP26742998 A JP 26742998A JP H11156541 A JPH11156541 A JP H11156541A
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紀典 本宮
Atsuhiro Kawamoto
篤寛 川本
Shigeki Yonemori
茂樹 米森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極性の切り換えによるアーク切れを抑制でき
る極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源を
提供する。 【解決手段】 消耗電極と母材との間に印加する溶接出
力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り
換える消耗電極式アーク溶接電源において、短絡・アー
ク判別部8は溶接電圧検出部7が検出した溶接出力電圧
波形から短絡とアークとの判別信号を出力し、計測回路
部11は短絡開放アーク再生時点から所定時間t0 を計
測する。極性切換制御部10は極性比率指令部9が指令
する所定の極性比率によりアーク期間中に極性を切り換
えるとき、切り換えが短絡開放アーク再生時点から計測
回路部11が所定時間t0 を計測中に発生したときは切
り換えを禁止して計測終了時点で切り換える。短絡開放
アーク再生時点直後の切り換えが禁止されてアーク切れ
を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消耗電極と母材と
の間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性と
に交互に繰り返し切り換え、特に短絡を伴う消耗電極式
アーク溶接における極性切換制御方法および消耗電極式
アーク溶接電源に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消耗電極と母材との間に印加する
電圧を逆極性と正極性とで交互に繰り返し切り換える消
耗電極式アーク溶接電源は、短絡期間では極性を切り換
えず、アーク期間で極性を切り換えるように制御してい
る。
【0003】以下、従来の極性切換制御方法および消耗
電極式アーク溶接電源について図面を参照しながら説明
する。
【0004】図11は従来の消耗電極式アーク溶接電源
の構成を示すブロック図である。図11において、1は
入力交流電源、2は溶接出力部、3は第1スイッチング
素子、4は第2スイッチング素子、5および6は出力端
子、7は溶接電圧検出部、8は短絡・アーク判別部、9
は極性比率指令部、10は極性切換制御部である。
【0005】上記構成においてその動作を説明する。ま
ず、極性比率指令部9により逆極性と正極性の比率が決
定される。また、溶接電圧検出部7は、溶接出力電圧を
検出する。つぎに、短絡・アーク判別部8は、溶接電圧
検出部7の出力信号を入力して、その波形から消耗電極
と母材とが短絡状態であるかアーク状態であるかを判別
し、短絡期間とアーク期間とを示す信号を出力する。極
性切換制御部10は、極性比率指令部9の出力信号と短
絡・アーク判別部8の出力信号とを入力し、短絡・アー
ク判別部8の出力信号によりアーク期間であって、極性
比率指令部9の出力信号が逆極性を指令している場合に
は、第1スイッチング素子3をオン、第2スイッチング
素子4をオフとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力
端子5と出力端子6との間に逆極性で供給し、また、短
絡・アーク判別部8の出力信号によりアーク期間であっ
て、極性比率指令部9の出力信号が正極性を指令してい
る場合には、第1スイッチング素子3をオフ、第2スイ
ッチング素子4をオンとし、溶接出力部2が出力する電
圧を出力端子5と出力端子6との間に正極性で供給す
る。これにより、短絡期間中では極性の切り換えを行わ
ず、アーク期間中に極性の切り換えを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の極性
切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源では、短
絡が開放してアークが再生した時点(以下、短絡開放ア
ーク再生時点と称す)の直後付近で極性の切り換えが発
生する場合があり、このタイミングで極性を切り換える
と、アーク長が長くなっているためにアーク切れを発生
し易くなり、溶接欠陥、ビード外観の不均一、スパッタ
発生量の増加という問題点があった。
【0007】本発明は上記の課題を解決するもので、逆
極性と正極性とを切り換えるときのアーク切れの発生を
抑制できる極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶
接電源を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極
性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗
電極式アーク溶接電源において、アーク期間中に極性を
切り換える場合、所定の極性比率に対応する極性の切り
換えが短絡開放アーク再生時点から所定時間までの間に
発生した場合には極性の切り換えを禁止して前記所定時
間を経過した時点で極性を切り換えるようにした極性切
換制御方法である。
【0009】本発明により、アーク期間中に極性を切り
換える場合において、短絡開放アーク再生時点直後近く
における極性の切り換えが禁止され、アーク切れが抑制
されて溶接欠陥、ビード外観の不均一、およびスパッタ
発生量の増加を防止することができる。
【0010】請求項2に係わる本発明は、消耗電極と母
材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極
性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接
電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検
出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間と
アーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性
と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、
短絡開放アーク再生時点から所定時間を計測する計測回
路部と、前記極性比率指令部の出力信号と前記計測回路
部の出力信号とを入力して極性の切り換えを制御する極
性切換制御部とを備え、前記極性切換制御部は前記極性
比率指令部の出力信号によりアーク期間中に極性を切り
換えるとき、極性の切り換えが前記計測回路部の計測中
に発生した場合には極性の切り換えを禁止してその計測
が終了した時点で極性を切り換えるようにした消耗電極
式アーク溶接電源である。
【0011】本発明により、請求項1に係わる本発明と
同じ作用と効果を得ることができる。
【0012】請求項3に係わる本発明は、消耗電極と母
材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極
性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接
電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検
出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間と
アーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性
と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、
前記短絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延
させる遅延回路部と、前記極性比率指令部の出力信号と
前記遅延回路部の出力信号とを入力して極性の切り換え
を制御する極性切換制御部とを備え、前記極性切換制御
部は前記極性比率指令部の出力信号によりアーク期間中
に極性を切り換えるとき、極性の切り換えが短絡開放ア
ーク再生時点から前記所定時間遅延した短絡期間中に発
生した場合には極性の切り換えを禁止してその計測が終
了した時点で極性を切り換えるようにした消耗電極式ア
ーク溶接電源である。
【0013】本発明により、請求項1および請求項2に
係わる本発明と同じ作用と効果を得ることができる。
【0014】請求項4に係わる本発明は、消耗電極と母
材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極
性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接
電源において、短絡期間中における極性の切り換えを禁
止するとともに、所定の極性比率に対応する極性の切り
換えが短絡開放アーク再生時点から所定時間までの間に
発生した場合には極性の切り換えを禁止して前記所定時
間を経過した時点で極性を切り換えるようにした極性切
換制御方法である。
【0015】本発明により、請求項1ないし請求項3に
係わる本発明と同じ作用と効果を得ることができるとと
もに、従来の消耗電極式アーク溶接電源と同様に短絡期
間中の極性切り換えも禁止することができる。
【0016】請求項5に係わる本発明は、消耗電極と母
材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極
性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接
電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検
出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間と
アーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性
と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、
前記短絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延
させる遅延回路部と、前記極性比率指令部の出力信号と
前記短絡・アーク判別部の出力信号と前記遅延回路部の
出力信号とを入力して極性の切り換えを制御する極性切
換制御部とを備え、前記極性切換制御部は前記極性比率
指令部の出力信号により極性を切り換えるとき、短絡期
間中は極性の切り換えを禁止するとともに、前記極性比
率に対応する極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点
から前記所定時間遅延した短絡期間中に発生した場合に
は極性の切り換えを禁止してその遅延した短絡期間の終
了時点で極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク
溶接電源である。
【0017】本発明により、請求項4に係わる本発明と
同じ作用と効果を得ることができる。
【0018】請求項6に係わる本発明は、消耗電極と母
材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極
性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接
電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検
出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間と
アーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、前記短
絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延させる
遅延回路部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号と前
記遅延回路部の出力信号とを入力して逆極性と正極性と
の所定の比率を指令する極性比率指令部と、前記極性比
率指令部の出力信号を入力して極性の切り換えを制御す
る極性切換制御部とを備え、前記極性比率指令部は、所
定の極性比率に応じた極性切り換えの出力信号を前記極
性切換制御部へ出力して極性を切り換えるとき、短絡期
間中は極性比率の時間カウントを禁止するとともに、短
絡開放アーク再生時点から前記所定時間遅延した短絡期
間も極性比率の時間カウントを禁止して極性を切り換え
るようにした消耗電極式アーク溶接電源である。
【0019】本発明により、請求項4ないし請求項5に
係わる本発明と同じ作用と効果を得ることができるとと
もに、従来の消耗電極式アーク溶接電源と同様に短絡期
間中の極性切り換えも禁止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源の実
施の形態1について図面を参照しながら説明する。本発
明は請求項1および請求項2に係わる。
【0021】図1は本実施の形態の構成を示すブロック
図である。なお、図11に示した従来例と同じ構成要素
には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。図1に
おいて、11は短絡開放アーク再生時点から所定時間t
0 を計測する計測回路部である。本実施の形態が従来例
と異なる点は、計測回路部11とを備え、極性比率に対
応する極性の切り換えがアーク期間の先頭近傍で発生し
た場合には極性の切り換えを禁止したのち所定の時間を
経過した時点でその極性の切り換えを実行するようにし
たことにある。この場合の所定の時間を所定時間t0 と
している。
【0022】上記構成においてその動作を説明する。図
2は、本実施の形態の動作を示す波形図である。図にお
いて、(a)は溶接電圧検出部7の出力信号(溶接出力
電圧波形)、(b)は短絡・アーク判別部8の出力信
号、(c)は計測回路部11の出力信号、(d)は極性
比率指令部9の出力信号、(e)は極性切換制御部10
の出力信号を示す。
【0023】まず、溶接電圧検出部7は、溶接出力電圧
を検出し(a)に示した信号を出力する。つぎに、短絡
・アーク判別部8は、前記溶接電圧検出部7の出力信号
を入力し、(b)に示したように短絡期間SではLレベ
ル、アーク期間AではHレベルの信号を出力する。ま
た、計測回路部11は、短絡・アーク判別部8の出力信
号を入力し、(b)に示した信号波形がLレベルからH
レベルに変わった時点、すなわち短絡開放アーク再生時
点を起点とし、所定時間t0 の間はLレベルとなる
(c)に示した信号を出力する。また、極性比率指令部
9は、設定された所定の逆極性と正極性との比率に応じ
て、(d)に示したように、逆極性の期間ではHレベ
ル、正極性の期間ではLレベルの信号を出力する。
【0024】極性切換制御部10は、極性比率指令部9
の出力信号と計測回路部11の出力信号とを入力し、計
測回路部11の出力信号がLレベルの期間中、すなわち
計測回路部11が所定時間t0 を計測中に、極性比率指
令部9の出力信号がHレベルからLレベルに変わった場
合には直前のHレベルを保持して出力し、所定時間t0
を計測終了した時点でLレベルを出力し、また、計測回
路部11の出力信号がLレベルの期間中、すなわち計測
回路部11が所定時間t0 を計測中に、極性比率指令部
9の出力信号がLレベルからHレベルに変わった場合に
は直前のLレベルを保持して出力し、所定時間t0 を計
測終了した時点でHレベルを出力する。
【0025】すなわち、極性切換制御部10は、計測回
路部11の出力信号がLレベルの期間では、極性比率指
令部9の出力信号がHレベルと、Hレベルから変わった
Lレベルとに対して、第1スイッチング素子3をオン、
第2スイッチング素子4をオフとし、溶接出力部2の出
力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に逆極性で
供給し、また、計測回路部11の出力信号がLレベルの
期間では、極性比率指令部9の出力信号のLレベルと、
Lレベルから変わったHレベルとに対して、第1スイッ
チング素子3をオフ、第2スイッチング素子4をオンと
し、溶接出力部2が出力する電圧を出力端子5と出力端
子6との間に正極性で供給している。
【0026】以上の動作により、短絡開放アーク再生時
点から計測回路部11が計測する所定時間t0 の間は極
性の切り換えが禁止され、前記所定時間を経過した時点
で極性を切り換える。
【0027】以上のように本実施の形態によれば、アー
ク期間で極性を切り換える場合、極性の切り換えが短絡
開放アーク再生時点から計測回路部11が計測する所定
時間t0 までの間に発生した場合は極性の切り換えを禁
止して、所定時間t0 の計測を終了した時点で極性を切
り換えるようにしたことにより、短絡開放アーク再生時
点から所定時間t0 までに発生した極性の切り換えが禁
止され、アークに移行した直後における極性の切り換え
でアークが消滅したり不安定になることを防止すること
ができる。
【0028】(実施の形態2)以下、本発明の極性切換
制御方法および消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態
2について図面を参照しながら説明する。本発明は請求
項1および請求項3に係わる。
【0029】図3は本実施の形態の構成を示すブロック
図である。なお、実施の形態1で示した図1と同じ構成
要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。図
において、12は短絡・アーク判別部8の出力信号を所
定時間t0 だけ遅延させて出力する遅延回路部である。
また、図4は遅延回路部12の構成例を示す回路図であ
る。図に示したように、遅延回路部12は、コンデンサ
と抵抗とで構成されている。本実施の形態が実施の形態
1と異なる点は、計測回路部11に代えて遅延回路部1
2を備え、実施の形態1と同様の動作をさせていること
にある。
【0030】上記構成においてその動作を説明する。図
5は、本実施の形態の動作を示す波形図である。図にお
いて、(a)は溶接電圧検出部7の出力信号(溶接出力
電圧波形)、(b)は短絡・アーク判別部8の出力信
号、(c)は遅延回路部12の出力信号、(d)は極性
比率指令部9の出力信号、(e)は極性切換制御部10
の出力信号を示す。
【0031】まず、溶接電圧検出部7は、溶接出力電圧
を検出し(a)に示した信号を出力する。つぎに、短絡
・アーク判別部8は、前記溶接電圧検出部7の出力信号
を入力し、(b)に示したように短絡期間SではLレベ
ル、アーク期間AではHレベルの信号を出力する。ま
た、遅延回路部12は、短絡・アーク判別部8の出力信
号を入力し、(b)に示した信号を所定時間t0 だけ遅
延させて(c)に示した信号を出力する。また、極性比
率指令部9は、設定された所定の逆極性と正極性との比
率に応じて、(d)に示したように、逆極性の期間では
Hレベル、正極性の期間ではLレベルの信号を出力す
る。
【0032】極性切換制御部10は、極性比率指令部9
の出力信号と遅延回路部12の出力信号とを入力し、短
絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号が
Lレベルである期間中、すなわち短絡開放アーク再生時
点から所定時間t0 だけ遅延された短絡期間中に、極性
比率指令部9の出力信号がHレベルからLレベルに変わ
った場合には直前のHレベルを保持して出力し、その遅
延された短絡期間が終了した時点でLレベルを出力す
る。また、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12
の出力信号がLレベルである期間中、すなわち短絡開放
アーク再生時点から所定時間t0 だけ遅延された短絡期
間中に、極性比率指令部9の出力信号がLレベルからH
レベルに変わった場合には直前のLレベルを保持して出
力し、その遅延された短絡期間が終了した時点でHレベ
ルを出力する。
【0033】すなわち、極性切換制御部10は、短絡開
放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号がLレ
ベルの期間では、極性比率指令部9の出力信号がHレベ
ルと、Hレベルから変わったLレベルとに対して、第1
スイッチング素子3をオン、第2スイッチング素子4を
オフとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力端子5と
出力端子6との間に逆極性で供給し、また、短絡開放ア
ーク再生時点から遅延回路部12の出力信号がLレベル
の期間では、極性比率指令部9の出力信号のLレベル
と、Lレベルから変わったHレベルとに対して、第1ス
イッチング素子3をオフ、第2スイッチング素子4をオ
ンとし、溶接出力部2が出力する電圧を出力端子5と出
力端子6との間に正極性で供給している。
【0034】以上の動作により、短絡開放アーク再生時
点から遅延回路部12により所定時間t0 だけ遅延され
た短絡期間中は極性の切り換えが禁止され、前記遅延さ
れた短絡期間が終了した時点で極性を切り換える。
【0035】以上のように本実施の形態によれば、アー
ク期間で極性を切り換える場合、極性の切り換えが短絡
開放アーク再生時点から遅延回路部12により所定時間
t0だけ遅延された短絡期間に発生した場合は極性の切
り換えを禁止して、その遅延された短絡期間が終了した
時点で極性を切り換えるようにしたことにより、実施の
形態1と同様に、短絡開放アーク再生時点から所定時間
t0 までに発生した極性の切り換えが禁止され、アーク
に移行した直後における極性の切り換えでアークが消滅
したり不安定になることを防止することができる。
【0036】(実施の形態3)以下、本発明の極性切換
制御方法および消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態
3について図面を参照しながら説明する。本発明は請求
項4および請求項5に係わる。
【0037】図6は本実施の形態の構成を示すブロック
図である。なお、実施の形態2で示した図3と同じ構成
要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本
実施の形態が実施の形態2と異なる点は、極性切換制御
部10が極性比率指令部9の出力信号と遅延回路部12
の出力信号とを入力するとともに、短絡・アーク判別部
8の出力信号も入力し、実施の形態1ないし実施の形態
2と同様の切り換え禁止を実施するとともに、短絡期間
Sにおける極性の切り換えも禁止するようにしたことに
ある。
【0038】上記構成においてその動作を説明する。図
7は本実施の形態の動作を示す波形図である。図におい
て、(a)は溶接電圧検出部7の出力信号(溶接出力電
圧波形)、(b)は短絡・アーク判別部8の出力信号、
(c)は遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク判別
部8の出力信号との論理積(負論理の論理和)、(d)
は極性比率指令部9の出力信号、(e)は極性切換制御
部10の出力信号を示す。
【0039】まず、溶接電圧検出部7は溶接出力電圧を
検出し、(a)に示した信号を出力する。つぎに、短絡
・アーク判別部8は溶接電圧検出部7の出力信号を入力
し、(b)に示したように短絡期間SではLレベル、ア
ーク期間AではHレベルの信号を出力する。遅延回路部
12は、短絡・アーク判別部8の出力信号を入力し、所
定時間t0 だけ遅らせた信号を出力する。また、極性比
率指令部9は、設定された所定の逆極性と正極性の比率
に応じて、(d)に示したように、逆極性の期間はHレ
ベル、正極性の期間はLレベルの信号を出力する。な
お、(c)に示した論理積の信号は極性切換制御部10
の内部で生成される。
【0040】極性切換制御部10は、極性比率指令部9
の出力信号と遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク
判別部8の出力信号とを入力し、(b)に示した短絡・
アーク判別部8の出力信号がLレベルである期間に発生
した極性の切り換えは実行せず、また、短絡開放アーク
再生時点から短絡・アーク判別部8の出力信号と遅延回
路部12の出力信号との論理積をとった(c)の信号が
Lレベルの間で極性比率指令部9の出力がHレベルから
Lレベルに変わった場合にはLレベルになる直前のHレ
ベルを保持して出力し、(c)の信号がHレベルになっ
た時点でLレベルを出力する。また、短絡開放アーク再
生時点から(b)に示した短絡・アーク判別部8の出力
信号と遅延回路部12の出力信号との論理積をとった
(c)の信号がLレベルの間で極性比率指令部9の出力
信号がLレベルからHレベルに変わった場合にはHレベ
ルになる直前のLレベルを保持して出力し、(c)の信
号がHレベルになった時点でHレベルを出力する。
【0041】すなわち、極性切換制御部10は、短絡・
アーク判別部8の出力信号がLレベルである期間と、短
絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号が
Lレベルの期間とでは、極性比率指令部9の出力信号の
Hレベルと、Hレベルから変わったLレベルとに対し
て、第1スイッチング素子3をオン、第2スイッチング
素子4をオフとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力
端子5と出力端子6との間に逆極性で供給し、また、短
絡・アーク判別部8の出力信号がLレベルである期間
と、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力
信号がLレベルの期間とでは、極性比率指令部9の出力
信号のLレベルと、Lレベルから変わったHレベルとに
対して、第1スイッチング素子3をオフ、第2スイッチ
ング素子4をオンとし、溶接出力部2の出力する電圧を
出力端子5と出力端子6との間に正極性で供給してい
る。
【0042】以上の動作により、短絡期間における極性
の切り換えを禁止するとともに、実施の形態2で説明し
た動作を併せて実行することになる。
【0043】なお、図8は、遅延回路部12の他の構成
例を示す回路図である。図に示したように、コンデン
サ、抵抗、およびダイオードで構成され、充電時定数を
放電時定数よりも大きくして波形の立ち上がりにおける
遅延を大きくし、立ち下がりにおける遅延を小さくする
ことにより、図7(c)に示した波形とほぼ同じ波形を
論理積によらずに得ることが可能である。この場合には
極性切換制御部10における論理積処理を無用にするこ
とができる。
【0044】以上のように本実施の形態によれば、極性
切換制御部10において極性比率指令部の出力信号と遅
延回路部12の出力信号とを入力するとともに短絡・ア
ーク判別部の出力信号も入力し、短絡期間における極性
の切り換えも禁止するようにしたことにより、実施の形
態2と同様の効果を得るとともに、従来と同様に短絡期
間では極性を切り換えないようにすることができる。
【0045】(実施の形態4)以下、本発明の極性切換
制御方法および消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態
4について図面を参照しながら説明する。本発明は請求
項4および請求項6に係わる。
【0046】図9は本実施の形態の構成を示すブロック
図である。なお、実施の形態3で示した図6と同じ構成
要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本
実施の形態が実施の形態3と異なる点は、極性比率指令
部9が遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク判別部
8の出力信号とを入力し、実施の形態1ないし実施の形
態3と同様に切り換えを禁止するとともに、実施の形態
3と同様に短絡期間Sにおける極性の切り換えも禁止す
るように極性比率を設定し、極性切換制御部10は極性
比率指令部9の上記設定通りの極性比率で極性を切り換
えるようにしたことにある。
【0047】上記構成においてその動作を説明する。図
10は本実施の形態の動作を示す波形図である。図にお
いて、(a)は溶接電圧検出部7の出力信号(溶接出力
電圧波形)、(b)は短絡・アーク判別部8の出力信
号、(c)は遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク
判別部8の出力信号との論理積(負論理の論理和)、
(d)は極性比率指令部9の出力信号を示す。
【0048】まず、溶接電圧検出部7は溶接出力電圧を
検出し、(a)に示した信号を出力する。つぎに、短絡
・アーク判別部8は溶接電圧検出部7の出力信号を入力
し、(b)に示したように短絡期間S(tn1、tn2、t
p1、およびtp2)ではLレベル、アーク期間AではHレ
ベルの信号を出力する。遅延回路部12は、短絡・アー
ク判別部8の出力信号を入力し、所定時間t0 だけ遅ら
せた信号を出力する。なお、(c)に示した論理積の信
号は極性比率指令部9の内部で生成される。
【0049】極性比率指令部9は、遅延回路部12の出
力信号と短絡・アーク判別部8の出力信号とを入力し、
短絡・アーク判別部8の出力信号と遅延回路部12の出
力信号との論理積をとった(c)の信号がLレベルの間
では極性比率の時間カウントを停止し、設定された所定
の逆極性と正極性の極性比率に応じて、(d)に示した
ように、逆極性の期間(tn +tn1+t0 )および(t
n +tn2+t0 )ではHレベル、正極性の期間(tp +
tp1+t0 )および(tp +tp2+t0 )ではLレベル
の信号を出力する。このとき、所定の極性比率はtn :
tp である。
【0050】すなわち、極性比率指令部9は、所定の極
性比率に対応した逆極性時間tn には、短絡・アーク判
別部8の出力信号がHレベルからLレベルに変わった時
点から遅延回路部12の出力信号がLレベルからHレベ
ルに変わるまでの時間を加算した期間(tn1+t0 )ま
たは(tn2+t0 )をHレベルとして極性切換制御部1
0に出力し、第1スイッチング素子3をオン、第2スイ
ッチング素子4をオフとし、溶接出力部2の出力する電
圧を出力端子5と出力端子6との間に逆極性で供給し、
また、所定の極性比率に対応した正極性時間tp には、
短絡・アーク判別部8の出力信号がHレベルからLレベ
ルに変わった時点から遅延回路部12の出力信号がLレ
ベルからHレベルに変わるまでの時間を加算した期間
(tp1+t0 )または(tp2+t0 )をHレベルとして
極性切換制御部10に出力し、第1スイッチング素子3
をオフ、第2スイッチング素子4をオンとし、溶接出力
部2の出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に
正極性で供給している。
【0051】以上の動作により、短絡期間における極性
の切り換えを禁止するとともに、実施の形態3で説明し
た動作を併せて実行することになる。
【0052】なお、遅延回路部12は実施の形態3と同
様に図8に示した構成とすることにより、図10(c)
に示した波形とほぼ同じ波形を論理積によらずに得るこ
とが可能である。この場合には極性比率指令部9におけ
る論理積処理を無用にすることができる。
【0053】以上のように本実施の形態によれば、極性
比率指令部9において遅延回路部12の出力信号と短絡
・アーク判別部8の出力信号を入力し、短絡期間におけ
る極性比率の時間カウントを停止するとともに、短絡開
放アーク再生時点から所定時間t0 の期間も極性比率の
時間カウントを禁止することにより、実施の形態3と同
様の効果を得るとともに、従来例と同様に短絡期間では
極性を切り換えないようにすることができる。
【0054】また、実施の形態1ないし実施の形態4に
おける所定時間t0 は、溶接電流指令値、シールドガス
の種類、消耗電極の種類に対応して可変としてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1ないし請求項6に係わるいずれの本発明の極性切換制
御方法および消耗電極式アーク溶接電源においても、短
絡開放アーク再生時点から所定時間は極性の切り換えを
禁止することにより、逆極性と正極性との極性切り換え
時におけるアーク切れの発生を抑制することができ、ま
た、請求項4ないし請求項6に係わる本発明の極性切換
制御方法および消耗電極式アーク溶接電源では短絡期間
中の極性切り換えも禁止することにより従来の極性切換
制御方法と同様の安定な極性切り換えも可能となる。
【0056】さらに、極性切り換えを禁止する条件を溶
接電流指令値、シールドガスの種類、消耗電極の径に応
じて決定することにより、溶接状態に対応した適切な極
性切り換えでアーク切れの発生を抑制することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消耗電極式アーク溶接電源の実施の形
態1の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態の動作を示す波形図
【図3】本発明の消耗電極式アーク溶接電源の実施の形
態2の構成を示すブロック図
【図4】同実施の形態における遅延回路部の構成を示す
回路図
【図5】同実施の形態の動作を示す波形図
【図6】本発明の消耗電極式アーク溶接電源の実施の形
態3の構成を示すブロック図
【図7】同実施の形態の動作を示す波形図
【図8】遅延回路部の他の構成例を示す回路図
【図9】本発明の消耗電極式アーク溶接電源の実施の形
態4の構成を示すブロック図
【図10】同実施の形態の動作を示す波形図
【図11】従来の消耗電極式アーク溶接電源の構成を示
すブロック図
【符号の説明】
1 入力交流電源 2 溶接出力部 3 第1スイッチング素子 4 第2スイッチング素子 5,6 出力端子 7 溶接電圧検出部 8 短絡・アーク判別部 9 極性比率指令部 10 極性切換制御部 11 計測回路部 12 遅延回路部 A アーク期間 S 短絡期間 t0 所定時間 tn 所定の極性比率における逆極性時間 tp 所定の極性比率における正極性時間 tn1,tn2 逆極性期間における短絡時間 tp1,tp2 正極性期間における短絡時間

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消耗電極と母材との間に印加する溶接出
    力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り
    換える消耗電極式アーク溶接電源において、アーク期間
    中に極性を切り換える場合、所定の極性比率に対応する
    極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から所定時間
    までの間に発生した場合には極性の切り換えを禁止して
    前記所定時間を経過した時点で極性を切り換えるように
    した極性切換制御方法。
  2. 【請求項2】 消耗電極と母材との間に印加する溶接出
    力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り
    換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出
    力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出
    力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短
    絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を
    指令する極性比率指令部と、短絡開放アーク再生時点か
    ら所定時間を計測する計測回路部と、前記極性比率指令
    部の出力信号と前記計測回路部の出力信号とを入力して
    極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前
    記極性切換制御部は前記極性比率指令部の出力信号によ
    りアーク期間中に極性を切り換えるとき、極性の切り換
    えが前記計測回路部の計測中に発生した場合には極性の
    切り換えを禁止してその計測が終了した時点で極性を切
    り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源。
  3. 【請求項3】 消耗電極と母材との間に印加する溶接出
    力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り
    換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出
    力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出
    力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短
    絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を
    指令する極性比率指令部と、前記短絡・アーク判別部の
    出力信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記
    極性比率指令部の出力信号と前記遅延回路部の出力信号
    とを入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部
    とを備え、前記極性切換制御部は前記極性比率指令部の
    出力信号によりアーク期間中に極性を切り換えるとき、
    極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から前記所定
    時間遅延した短絡期間中に発生した場合には極性の切り
    換えを禁止してその遅延した短絡期間の終了時点で極性
    を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源。
  4. 【請求項4】 消耗電極と母材との間に印加する溶接出
    力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り
    換える消耗電極式アーク溶接電源において、短絡期間中
    における極性の切り換えを禁止するとともに、所定の極
    性比率に対応する極性の切り換えが短絡開放アーク再生
    時点から所定時間までの間に発生した場合には極性の切
    り換えを禁止して前記所定時間を経過した時点で極性を
    切り換えるようにした極性切換制御方法。
  5. 【請求項5】 消耗電極と母材との間に印加する溶接出
    力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り
    換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出
    力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出
    力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短
    絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を
    指令する極性比率指令部と、前記短絡・アーク判別部の
    出力信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記
    極性比率指令部の出力信号と前記短絡・アーク判別部の
    出力信号と前記遅延回路部の出力信号とを入力して極性
    の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極
    性切換制御部は前記極性比率指令部の出力信号により極
    性を切り換えるとき、短絡期間中は極性の切り換えを禁
    止するとともに、前記極性比率に対応する極性の切り換
    えが短絡開放アーク再生時点から前記所定時間遅延した
    短絡期間中に発生した場合には極性の切り換えを禁止し
    てその遅延した短絡期間の終了時点で極性を切り換える
    ようにした消耗電極式アーク溶接電源。
  6. 【請求項6】 消耗電極と母材との間に印加する溶接出
    力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り
    換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出
    力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出
    力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短
    絡・アーク判別部と、前記短絡・アーク判別部の出力信
    号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記短絡・
    アーク判別部の出力信号と前記遅延回路部の出力信号と
    を入力して逆極性と正極性との所定の比率を指令する極
    性比率指令部と、前記極性比率指令部の出力信号を入力
    して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備
    え、前記極性比率指令部は、所定の極性比率に応じた極
    性切り換えの出力信号を前記極性切換制御部へ出力して
    極性を切り換えるとき、短絡期間中は極性比率の時間カ
    ウントを禁止するとともに、短絡開放アーク再生時点か
    ら前記所定時間遅延した短絡期間も極性比率の時間カウ
    ントを禁止して極性を切り換えるようにした消耗電極式
    アーク溶接電源。
  7. 【請求項7】 所定時間が、溶接電流指令値により決定
    されるようにした請求項1ないし請求項6のいずれかに
    記載の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電
    源。
  8. 【請求項8】 所定時間が、シールドガスの種類、消耗
    電極の種類により決定されるようにした請求項1ないし
    請求項6のいずれかに記載の極性切換制御方法および消
    耗電極式アーク溶接電源。
  9. 【請求項9】 所定時間が、溶接電流指令値、シールド
    ガスの種類、消耗電極の種類により決定されるようにし
    た請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の極性切換
    制御方法および消耗電極式アーク溶接電源。
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