JP3867415B2 - 極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源 - Google Patents
極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3867415B2 JP3867415B2 JP26742998A JP26742998A JP3867415B2 JP 3867415 B2 JP3867415 B2 JP 3867415B2 JP 26742998 A JP26742998 A JP 26742998A JP 26742998 A JP26742998 A JP 26742998A JP 3867415 B2 JP3867415 B2 JP 3867415B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polarity
- arc
- unit
- circuit
- short
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
- Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換え、特に短絡を伴う消耗電極式アーク溶接における極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、消耗電極と母材との間に印加する電圧を逆極性と正極性とで交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源は、短絡期間では極性を切り換えず、アーク期間で極性を切り換えるように制御している。
【0003】
以下、従来の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源について図面を参照しながら説明する。
【0004】
図11は従来の消耗電極式アーク溶接電源の構成を示すブロック図である。図11において、1は入力交流電源、2は溶接出力部、3は第1スイッチング素子、4は第2スイッチング素子、5および6は出力端子、7は溶接電圧検出部、8は短絡・アーク判別部、9は極性比率指令部、10は極性切換制御部である。
【0005】
上記構成においてその動作を説明する。まず、極性比率指令部9により逆極性と正極性の比率が決定される。また、溶接電圧検出部7は、溶接出力電圧を検出する。つぎに、短絡・アーク判別部8は、溶接電圧検出部7の出力信号を入力して、その波形から消耗電極と母材とが短絡状態であるかアーク状態であるかを判別し、短絡期間とアーク期間とを示す信号を出力する。極性切換制御部10は、極性比率指令部9の出力信号と短絡・アーク判別部8の出力信号とを入力し、短絡・アーク判別部8の出力信号によりアーク期間であって、極性比率指令部9の出力信号が逆極性を指令している場合には、第1スイッチング素子3をオン、第2スイッチング素子4をオフとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に逆極性で供給し、また、短絡・アーク判別部8の出力信号によりアーク期間であって、極性比率指令部9の出力信号が正極性を指令している場合には、第1スイッチング素子3をオフ、第2スイッチング素子4をオンとし、溶接出力部2が出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に正極性で供給する。これにより、短絡期間中では極性の切り換えを行わず、アーク期間中に極性の切り換えを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源では、短絡が開放してアークが再生した時点(以下、短絡開放アーク再生時点と称す)の直後付近で極性の切り換えが発生する場合があり、このタイミングで極性を切り換えると、アーク長が長くなっているためにアーク切れを発生し易くなり、溶接欠陥、ビード外観の不均一、スパッタ発生量の増加という問題点があった。
【0007】
本発明は上記の課題を解決するもので、逆極性と正極性とを切り換えるときのアーク切れの発生を抑制できる極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係わる本発明は、消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、アーク期間中に極性を切り換える場合、所定の極性比率に対応する極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から所定時間までの間に発生した場合には極性の切り換えを禁止して前記所定時間を経過した時点で極性を切り換えるようにした極性切換制御方法である。
【0009】
本発明により、アーク期間中に極性を切り換える場合において、短絡開放アーク再生時点直後近くにおける極性の切り換えが禁止され、アーク切れが抑制されて溶接欠陥、ビード外観の不均一、およびスパッタ発生量の増加を防止することができる。
【0010】
請求項2に係わる本発明は、消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、短絡開放アーク再生時点から所定時間を計測する計測回路部と、前記極性比率指令部の出力信号と前記計測回路部の出力信号とを入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極性切換制御部は前記極性比率指令部の出力信号によりアーク期間中に極性を切り換えるとき、極性の切り換えが前記計測回路部の計測中に発生した場合には極性の切り換えを禁止してその計測が終了した時点で極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源である。
【0011】
本発明により、請求項1に係わる本発明と同じ作用と効果を得ることができる。
【0012】
請求項3に係わる本発明は、消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記極性比率指令部の出力信号と前記遅延回路部の出力信号とを入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極性切換制御部は前記極性比率指令部の出力信号によりアーク期間中に極性を切り換えるとき、極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から前記所定時間遅延した短絡期間中に発生した場合には極性の切り換えを禁止してその計測が終了した時点で極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源である。
【0013】
本発明により、請求項1および請求項2に係わる本発明と同じ作用と効果を得ることができる。
【0014】
請求項4に係わる本発明は、消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、短絡期間中における極性の切り換えを禁止するとともに、所定の極性比率に対応する極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から所定時間までの間に発生した場合には極性の切り換えを禁止して前記所定時間を経過した時点で極性を切り換えるようにした極性切換制御方法である。
【0015】
本発明により、請求項1ないし請求項3に係わる本発明と同じ作用と効果を得ることができるとともに、従来の消耗電極式アーク溶接電源と同様に短絡期間中の極性切り換えも禁止することができる。
【0016】
請求項5に係わる本発明は、消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記極性比率指令部の出力信号と前記短絡・アーク判別部の出力信号と前記遅延回路部の出力信号とを入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極性切換制御部は前記極性比率指令部の出力信号により極性を切り換えるとき、短絡期間中は極性の切り換えを禁止するとともに、前記極性比率に対応する極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から前記所定時間遅延した短絡期間中に発生した場合には極性の切り換えを禁止してその遅延した短絡期間の終了時点で極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源である。
【0017】
本発明により、請求項4に係わる本発明と同じ作用と効果を得ることができる。
【0018】
請求項6に係わる本発明は、消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号と前記遅延回路部の出力信号とを入力して逆極性と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、前記極性比率指令部の出力信号を入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極性比率指令部は、所定の極性比率に応じた極性切り換えの出力信号を前記極性切換制御部へ出力して極性を切り換えるとき、短絡期間中は極性比率の時間カウントを禁止するとともに、短絡開放アーク再生時点から前記所定時間遅延した短絡期間も極性比率の時間カウントを禁止して極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源である。
【0019】
本発明により、請求項4ないし請求項5に係わる本発明と同じ作用と効果を得ることができるとともに、従来の消耗電極式アーク溶接電源と同様に短絡期間中の極性切り換えも禁止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。本発明は請求項1および請求項2に係わる。
【0021】
図1は本実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、図11に示した従来例と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。図1において、11は短絡開放アーク再生時点から所定時間t0 を計測する計測回路部である。本実施の形態が従来例と異なる点は、計測回路部11とを備え、極性比率に対応する極性の切り換えがアーク期間の先頭近傍で発生した場合には極性の切り換えを禁止したのち所定の時間を経過した時点でその極性の切り換えを実行するようにしたことにある。この場合の所定の時間を所定時間t0 としている。
【0022】
上記構成においてその動作を説明する。図2は、本実施の形態の動作を示す波形図である。図において、(a)は溶接電圧検出部7の出力信号(溶接出力電圧波形)、(b)は短絡・アーク判別部8の出力信号、(c)は計測回路部11の出力信号、(d)は極性比率指令部9の出力信号、(e)は極性切換制御部10の出力信号を示す。
【0023】
まず、溶接電圧検出部7は、溶接出力電圧を検出し(a)に示した信号を出力する。つぎに、短絡・アーク判別部8は、前記溶接電圧検出部7の出力信号を入力し、(b)に示したように短絡期間SではLレベル、アーク期間AではHレベルの信号を出力する。また、計測回路部11は、短絡・アーク判別部8の出力信号を入力し、(b)に示した信号波形がLレベルからHレベルに変わった時点、すなわち短絡開放アーク再生時点を起点とし、所定時間t0 の間はLレベルとなる(c)に示した信号を出力する。また、極性比率指令部9は、設定された所定の逆極性と正極性との比率に応じて、(d)に示したように、逆極性の期間ではHレベル、正極性の期間ではLレベルの信号を出力する。
【0024】
極性切換制御部10は、極性比率指令部9の出力信号と計測回路部11の出力信号とを入力し、計測回路部11の出力信号がLレベルの期間中、すなわち計測回路部11が所定時間t0 を計測中に、極性比率指令部9の出力信号がHレベルからLレベルに変わった場合には直前のHレベルを保持して出力し、所定時間t0 を計測終了した時点でLレベルを出力し、また、計測回路部11の出力信号がLレベルの期間中、すなわち計測回路部11が所定時間t0 を計測中に、極性比率指令部9の出力信号がLレベルからHレベルに変わった場合には直前のLレベルを保持して出力し、所定時間t0 を計測終了した時点でHレベルを出力する。
【0025】
すなわち、極性切換制御部10は、計測回路部11の出力信号がLレベルの期間では、極性比率指令部9の出力信号がHレベルと、Hレベルから変わったLレベルとに対して、第1スイッチング素子3をオン、第2スイッチング素子4をオフとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に逆極性で供給し、また、計測回路部11の出力信号がLレベルの期間では、極性比率指令部9の出力信号のLレベルと、Lレベルから変わったHレベルとに対して、第1スイッチング素子3をオフ、第2スイッチング素子4をオンとし、溶接出力部2が出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に正極性で供給している。
【0026】
以上の動作により、短絡開放アーク再生時点から計測回路部11が計測する所定時間t0 の間は極性の切り換えが禁止され、前記所定時間を経過した時点で極性を切り換える。
【0027】
以上のように本実施の形態によれば、アーク期間で極性を切り換える場合、極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から計測回路部11が計測する所定時間t0 までの間に発生した場合は極性の切り換えを禁止して、所定時間t0 の計測を終了した時点で極性を切り換えるようにしたことにより、短絡開放アーク再生時点から所定時間t0 までに発生した極性の切り換えが禁止され、アークに移行した直後における極性の切り換えでアークが消滅したり不安定になることを防止することができる。
【0028】
(実施の形態2)
以下、本発明の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。本発明は請求項1および請求項3に係わる。
【0029】
図3は本実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1で示した図1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。図において、12は短絡・アーク判別部8の出力信号を所定時間t0 だけ遅延させて出力する遅延回路部である。また、図4は遅延回路部12の構成例を示す回路図である。図に示したように、遅延回路部12は、コンデンサと抵抗とで構成されている。本実施の形態が実施の形態1と異なる点は、計測回路部11に代えて遅延回路部12を備え、実施の形態1と同様の動作をさせていることにある。
【0030】
上記構成においてその動作を説明する。図5は、本実施の形態の動作を示す波形図である。図において、(a)は溶接電圧検出部7の出力信号(溶接出力電圧波形)、(b)は短絡・アーク判別部8の出力信号、(c)は遅延回路部12の出力信号、(d)は極性比率指令部9の出力信号、(e)は極性切換制御部10の出力信号を示す。
【0031】
まず、溶接電圧検出部7は、溶接出力電圧を検出し(a)に示した信号を出力する。つぎに、短絡・アーク判別部8は、前記溶接電圧検出部7の出力信号を入力し、(b)に示したように短絡期間SではLレベル、アーク期間AではHレベルの信号を出力する。また、遅延回路部12は、短絡・アーク判別部8の出力信号を入力し、(b)に示した信号を所定時間t0 だけ遅延させて(c)に示した信号を出力する。また、極性比率指令部9は、設定された所定の逆極性と正極性との比率に応じて、(d)に示したように、逆極性の期間ではHレベル、正極性の期間ではLレベルの信号を出力する。
【0032】
極性切換制御部10は、極性比率指令部9の出力信号と遅延回路部12の出力信号とを入力し、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号がLレベルである期間中、すなわち短絡開放アーク再生時点から所定時間t0 だけ遅延された短絡期間中に、極性比率指令部9の出力信号がHレベルからLレベルに変わった場合には直前のHレベルを保持して出力し、その遅延された短絡期間が終了した時点でLレベルを出力する。また、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号がLレベルである期間中、すなわち短絡開放アーク再生時点から所定時間t0 だけ遅延された短絡期間中に、極性比率指令部9の出力信号がLレベルからHレベルに変わった場合には直前のLレベルを保持して出力し、その遅延された短絡期間が終了した時点でHレベルを出力する。
【0033】
すなわち、極性切換制御部10は、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号がLレベルの期間では、極性比率指令部9の出力信号がHレベルと、Hレベルから変わったLレベルとに対して、第1スイッチング素子3をオン、第2スイッチング素子4をオフとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に逆極性で供給し、また、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号がLレベルの期間では、極性比率指令部9の出力信号のLレベルと、Lレベルから変わったHレベルとに対して、第1スイッチング素子3をオフ、第2スイッチング素子4をオンとし、溶接出力部2が出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に正極性で供給している。
【0034】
以上の動作により、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12により所定時間t0 だけ遅延された短絡期間中は極性の切り換えが禁止され、前記遅延された短絡期間が終了した時点で極性を切り換える。
【0035】
以上のように本実施の形態によれば、アーク期間で極性を切り換える場合、極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12により所定時間t0 だけ遅延された短絡期間に発生した場合は極性の切り換えを禁止して、その遅延された短絡期間が終了した時点で極性を切り換えるようにしたことにより、実施の形態1と同様に、短絡開放アーク再生時点から所定時間t0 までに発生した極性の切り換えが禁止され、アークに移行した直後における極性の切り換えでアークが消滅したり不安定になることを防止することができる。
【0036】
(実施の形態3)
以下、本発明の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態3について図面を参照しながら説明する。本発明は請求項4および請求項5に係わる。
【0037】
図6は本実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態2で示した図3と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施の形態が実施の形態2と異なる点は、極性切換制御部10が極性比率指令部9の出力信号と遅延回路部12の出力信号とを入力するとともに、短絡・アーク判別部8の出力信号も入力し、実施の形態1ないし実施の形態2と同様の切り換え禁止を実施するとともに、短絡期間Sにおける極性の切り換えも禁止するようにしたことにある。
【0038】
上記構成においてその動作を説明する。図7は本実施の形態の動作を示す波形図である。図において、(a)は溶接電圧検出部7の出力信号(溶接出力電圧波形)、(b)は短絡・アーク判別部8の出力信号、(c)は遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク判別部8の出力信号との論理積(負論理の論理和)、(d)は極性比率指令部9の出力信号、(e)は極性切換制御部10の出力信号を示す。
【0039】
まず、溶接電圧検出部7は溶接出力電圧を検出し、(a)に示した信号を出力する。つぎに、短絡・アーク判別部8は溶接電圧検出部7の出力信号を入力し、(b)に示したように短絡期間SではLレベル、アーク期間AではHレベルの信号を出力する。遅延回路部12は、短絡・アーク判別部8の出力信号を入力し、所定時間t0 だけ遅らせた信号を出力する。また、極性比率指令部9は、設定された所定の逆極性と正極性の比率に応じて、(d)に示したように、逆極性の期間はHレベル、正極性の期間はLレベルの信号を出力する。なお、(c)に示した論理積の信号は極性切換制御部10の内部で生成される。
【0040】
極性切換制御部10は、極性比率指令部9の出力信号と遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク判別部8の出力信号とを入力し、(b)に示した短絡・アーク判別部8の出力信号がLレベルである期間に発生した極性の切り換えは実行せず、また、短絡開放アーク再生時点から短絡・アーク判別部8の出力信号と遅延回路部12の出力信号との論理積をとった(c)の信号がLレベルの間で極性比率指令部9の出力がHレベルからLレベルに変わった場合にはLレベルになる直前のHレベルを保持して出力し、(c)の信号がHレベルになった時点でLレベルを出力する。また、短絡開放アーク再生時点から(b)に示した短絡・アーク判別部8の出力信号と遅延回路部12の出力信号との論理積をとった(c)の信号がLレベルの間で極性比率指令部9の出力信号がLレベルからHレベルに変わった場合にはHレベルになる直前のLレベルを保持して出力し、(c)の信号がHレベルになった時点でHレベルを出力する。
【0041】
すなわち、極性切換制御部10は、短絡・アーク判別部8の出力信号がLレベルである期間と、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号がLレベルの期間とでは、極性比率指令部9の出力信号のHレベルと、Hレベルから変わったLレベルとに対して、第1スイッチング素子3をオン、第2スイッチング素子4をオフとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に逆極性で供給し、また、短絡・アーク判別部8の出力信号がLレベルである期間と、短絡開放アーク再生時点から遅延回路部12の出力信号がLレベルの期間とでは、極性比率指令部9の出力信号のLレベルと、Lレベルから変わったHレベルとに対して、第1スイッチング素子3をオフ、第2スイッチング素子4をオンとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に正極性で供給している。
【0042】
以上の動作により、短絡期間における極性の切り換えを禁止するとともに、実施の形態2で説明した動作を併せて実行することになる。
【0043】
なお、図8は、遅延回路部12の他の構成例を示す回路図である。図に示したように、コンデンサ、抵抗、およびダイオードで構成され、充電時定数を放電時定数よりも大きくして波形の立ち上がりにおける遅延を大きくし、立ち下がりにおける遅延を小さくすることにより、図7(c)に示した波形とほぼ同じ波形を論理積によらずに得ることが可能である。この場合には極性切換制御部10における論理積処理を無用にすることができる。
【0044】
以上のように本実施の形態によれば、極性切換制御部10において極性比率指令部の出力信号と遅延回路部12の出力信号とを入力するとともに短絡・アーク判別部の出力信号も入力し、短絡期間における極性の切り換えも禁止するようにしたことにより、実施の形態2と同様の効果を得るとともに、従来と同様に短絡期間では極性を切り換えないようにすることができる。
【0045】
(実施の形態4)
以下、本発明の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態4について図面を参照しながら説明する。本発明は請求項4および請求項6に係わる。
【0046】
図9は本実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態3で示した図6と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施の形態が実施の形態3と異なる点は、極性比率指令部9が遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク判別部8の出力信号とを入力し、実施の形態1ないし実施の形態3と同様に切り換えを禁止するとともに、実施の形態3と同様に短絡期間Sにおける極性の切り換えも禁止するように極性比率を設定し、極性切換制御部10は極性比率指令部9の上記設定通りの極性比率で極性を切り換えるようにしたことにある。
【0047】
上記構成においてその動作を説明する。図10は本実施の形態の動作を示す波形図である。図において、(a)は溶接電圧検出部7の出力信号(溶接出力電圧波形)、(b)は短絡・アーク判別部8の出力信号、(c)は遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク判別部8の出力信号との論理積(負論理の論理和)、(d)は極性比率指令部9の出力信号を示す。
【0048】
まず、溶接電圧検出部7は溶接出力電圧を検出し、(a)に示した信号を出力する。つぎに、短絡・アーク判別部8は溶接電圧検出部7の出力信号を入力し、(b)に示したように短絡期間S(tn1、tn2、tp1、およびtp2)ではLレベル、アーク期間AではHレベルの信号を出力する。遅延回路部12は、短絡・アーク判別部8の出力信号を入力し、所定時間t0 だけ遅らせた信号を出力する。なお、(c)に示した論理積の信号は極性比率指令部9の内部で生成される。
【0049】
極性比率指令部9は、遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク判別部8の出力信号とを入力し、短絡・アーク判別部8の出力信号と遅延回路部12の出力信号との論理積をとった(c)の信号がLレベルの間では極性比率の時間カウントを停止し、設定された所定の逆極性と正極性の極性比率に応じて、(d)に示したように、逆極性の期間(tn +tn1+t0 )および(tn +tn2+t0 )ではHレベル、正極性の期間(tp +tp1+t0 )および(tp +tp2+t0 )ではLレベルの信号を出力する。このとき、所定の極性比率はtn :tp である。
【0050】
すなわち、極性比率指令部9は、所定の極性比率に対応した逆極性時間tn には、短絡・アーク判別部8の出力信号がHレベルからLレベルに変わった時点から遅延回路部12の出力信号がLレベルからHレベルに変わるまでの時間を加算した期間(tn1+t0 )または(tn2+t0 )をHレベルとして極性切換制御部10に出力し、第1スイッチング素子3をオン、第2スイッチング素子4をオフとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に逆極性で供給し、また、所定の極性比率に対応した正極性時間tp には、短絡・アーク判別部8の出力信号がHレベルからLレベルに変わった時点から遅延回路部12の出力信号がLレベルからHレベルに変わるまでの時間を加算した期間(tp1+t0 )または(tp2+t0 )をHレベルとして極性切換制御部10に出力し、第1スイッチング素子3をオフ、第2スイッチング素子4をオンとし、溶接出力部2の出力する電圧を出力端子5と出力端子6との間に正極性で供給している。
【0051】
以上の動作により、短絡期間における極性の切り換えを禁止するとともに、実施の形態3で説明した動作を併せて実行することになる。
【0052】
なお、遅延回路部12は実施の形態3と同様に図8に示した構成とすることにより、図10(c)に示した波形とほぼ同じ波形を論理積によらずに得ることが可能である。この場合には極性比率指令部9における論理積処理を無用にすることができる。
【0053】
以上のように本実施の形態によれば、極性比率指令部9において遅延回路部12の出力信号と短絡・アーク判別部8の出力信号を入力し、短絡期間における極性比率の時間カウントを停止するとともに、短絡開放アーク再生時点から所定時間t0 の期間も極性比率の時間カウントを禁止することにより、実施の形態3と同様の効果を得るとともに、従来例と同様に短絡期間では極性を切り換えないようにすることができる。
【0054】
また、実施の形態1ないし実施の形態4における所定時間t0 は、溶接電流指令値、シールドガスの種類、消耗電極の種類に対応して可変としてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1ないし請求項6に係わるいずれの本発明の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源においても、短絡開放アーク再生時点から所定時間は極性の切り換えを禁止することにより、逆極性と正極性との極性切り換え時におけるアーク切れの発生を抑制することができ、また、請求項4ないし請求項6に係わる本発明の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源では短絡期間中の極性切り換えも禁止することにより従来の極性切換制御方法と同様の安定な極性切り換えも可能となる。
【0056】
さらに、極性切り換えを禁止する条件を溶接電流指令値、シールドガスの種類、消耗電極の径に応じて決定することにより、溶接状態に対応した適切な極性切り換えでアーク切れの発生を抑制することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態1の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態の動作を示す波形図
【図3】本発明の消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態2の構成を示すブロック図
【図4】同実施の形態における遅延回路部の構成を示す回路図
【図5】同実施の形態の動作を示す波形図
【図6】本発明の消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態3の構成を示すブロック図
【図7】同実施の形態の動作を示す波形図
【図8】遅延回路部の他の構成例を示す回路図
【図9】本発明の消耗電極式アーク溶接電源の実施の形態4の構成を示すブロック図
【図10】同実施の形態の動作を示す波形図
【図11】従来の消耗電極式アーク溶接電源の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 入力交流電源
2 溶接出力部
3 第1スイッチング素子
4 第2スイッチング素子
5,6 出力端子
7 溶接電圧検出部
8 短絡・アーク判別部
9 極性比率指令部
10 極性切換制御部
11 計測回路部
12 遅延回路部
A アーク期間
S 短絡期間
t0 所定時間
tn 所定の極性比率における逆極性時間
tp 所定の極性比率における正極性時間
tn1,tn2 逆極性期間における短絡時間
tp1,tp2 正極性期間における短絡時間
Claims (9)
- 消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、アーク期間中に極性を切り換える場合、所定の極性比率に対応する極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から所定時間までの間に発生した場合には極性の切り換えを禁止して前記所定時間を経過した時点で極性を切り換えるようにした極性切換制御方法。
- 消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、短絡開放アーク再生時点から所定時間を計測する計測回路部と、前記極性比率指令部の出力信号と前記計測回路部の出力信号とを入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極性切換制御部は前記極性比率指令部の出力信号によりアーク期間中に極性を切り換えるとき、極性の切り換えが前記計測回路部の計測中に発生した場合には極性の切り換えを禁止してその計測が終了した時点で極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源。
- 消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記極性比率指令部の出力信号と前記遅延回路部の出力信号とを入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極性切換制御部は前記極性比率指令部の出力信号によりアーク期間中に極性を切り換えるとき、極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から前記所定時間遅延した短絡期間中に発生した場合には極性の切り換えを禁止してその遅延した短絡期間の終了時点で極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源。
- 消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、短絡期間中における極性の切り換えを禁止するとともに、所定の極性比率に対応する極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から所定時間までの間に発生した場合には極性の切り換えを禁止して前記所定時間を経過した時点で極性を切り換えるようにした極性切換制御方法。
- 消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、逆極性と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記極性比率指令部の出力信号と前記短絡・アーク判別部の出力信号と前記遅延回路部の出力信号とを入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極性切換制御部は前記極性比率指令部の出力信号により極性を切り換えるとき、短絡期間中は極性の切り換えを禁止するとともに、前記極性比率に対応する極性の切り換えが短絡開放アーク再生時点から前記所定時間遅延した短絡期間中に発生した場合には極性の切り換えを禁止してその遅延した短絡期間の終了時点で極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源。
- 消耗電極と母材との間に印加する溶接出力電圧の極性を逆極性と正極性とに交互に繰り返し切り換える消耗電極式アーク溶接電源において、前記溶接出力電圧を検出する溶接電圧検出部と、検出された溶接出力電圧の波形から短絡期間とアーク期間とを判別する短絡・アーク判別部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路部と、前記短絡・アーク判別部の出力信号と前記遅延回路部の出力信号とを入力して逆極性と正極性との所定の比率を指令する極性比率指令部と、前記極性比率指令部の出力信号を入力して極性の切り換えを制御する極性切換制御部とを備え、前記極性比率指令部は、所定の極性比率に応じた極性切り換えの出力信号を前記極性切換制御部へ出力して極性を切り換えるとき、短絡期間中は極性比率の時間カウントを禁止するとともに、短絡開放アーク再生時点から前記所定時間遅延した短絡期間も極性比率の時間カウントを禁止して極性を切り換えるようにした消耗電極式アーク溶接電源。
- 所定時間が、溶接電流指令値により決定されるようにした請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源。
- 所定時間が、シールドガスの種類、消耗電極の種類により決定されるようにした請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源。
- 所定時間が、溶接電流指令値、シールドガスの種類、消耗電極の種類により決定されるようにした請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26742998A JP3867415B2 (ja) | 1997-09-20 | 1998-09-04 | 極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27356397 | 1997-09-20 | ||
JP9-273563 | 1997-09-20 | ||
JP26742998A JP3867415B2 (ja) | 1997-09-20 | 1998-09-04 | 極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11156541A JPH11156541A (ja) | 1999-06-15 |
JP3867415B2 true JP3867415B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=26547866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26742998A Expired - Fee Related JP3867415B2 (ja) | 1997-09-20 | 1998-09-04 | 極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3867415B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4916759B2 (ja) * | 2006-04-20 | 2012-04-18 | 株式会社ダイヘン | 消耗電極交流パルスアーク溶接の極性切換制御方法 |
EP2716395B1 (en) * | 2011-06-03 | 2016-04-06 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Arc welding control method and arc welding device |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP26742998A patent/JP3867415B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11156541A (ja) | 1999-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1752248B1 (en) | Arc welding device control method and arc welding device | |
JP3521602B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JPS63156618A (ja) | 放電加工装置 | |
US4193070A (en) | Method and arrangement for controlling the electrical relationships of a current-intensive glow discharge | |
JP3867415B2 (ja) | 極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源 | |
JP3867414B2 (ja) | 極性切換制御方法および消耗電極式アーク溶接電源 | |
JP3458632B2 (ja) | 溶接電圧検出方法およびアーク溶接機 | |
JP2000176641A (ja) | Tig溶接装置 | |
JP2001245438A (ja) | 充電器 | |
JP4341527B2 (ja) | 消耗電極式アーク溶接方法 | |
US6169261B1 (en) | Apparatus and method for generating an electric discharge for use in the line cutting of a workpiece | |
JP2534374B2 (ja) | ア―ク溶接機 | |
JPH09108836A (ja) | 消耗電極式交流アーク溶接機の制御方法 | |
JPS6229182Y2 (ja) | ||
JPH0687082A (ja) | ハイブリッド集積回路用溶接器 | |
JP3277011B2 (ja) | 溶接ロボットの始端位置検出装置 | |
JP3770693B2 (ja) | 消耗電極式アーク溶接電源 | |
JP7265308B2 (ja) | 溶接装置 | |
JPH0814594B2 (ja) | 電解コンデンサ不良判別回路 | |
JPH07251266A (ja) | ティグ溶接機の制御装置 | |
JPH05337738A (ja) | ワイヤ電極とワーク間の絶縁状態検出装置 | |
JPH0331551B2 (ja) | ||
JP2000176640A (ja) | Tig溶接におけるアークスタート方法 | |
JPH0592267A (ja) | 溶接電源の出力制御装置 | |
JPS5854941B2 (ja) | ホウデンカコウソウチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040412 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040826 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060919 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061002 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |