JPH11156180A - 溶融ガラスもしくは溶融スラグから金属を枯渇させる方法および装置 - Google Patents

溶融ガラスもしくは溶融スラグから金属を枯渇させる方法および装置

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JPH11156180A
JPH11156180A JP10226941A JP22694198A JPH11156180A JP H11156180 A JPH11156180 A JP H11156180A JP 10226941 A JP10226941 A JP 10226941A JP 22694198 A JP22694198 A JP 22694198A JP H11156180 A JPH11156180 A JP H11156180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、溶融ガラスもしくは溶融ス
ラグに含有される金属成分を枯渇させるための方法およ
び装置を提案することにある。 【解決手段】 金属成分を含有する溶融ガラスもしくは
溶融スラグ(9)から金属を枯渇させる方法であって、
燃焼性還元剤(13)を溶融物の表面(15)より下の
溶融ガラス(9)中へ直接に吹き込んで金属成分を還元
し、さらに還元剤を溶融物(9)の外部で燃焼させて溶
融物(9)を加熱することを特徴とする金属の枯渇方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属成分を含有す
る溶融ガラスもしくは溶融スラグから金属を枯渇させる
方法およびこの方法を実施する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ゴミ焼却プラントにおいて、焼却ゴミの
容積の約20〜25%はスラグを形成する。このスラグ
はまだ約5〜10%の各種の金属、主として鉄を含有す
る。スラグの他に、たとえばフライアッシュもしくはボ
イラーアッシュおよびフイルタ粉塵のような微細な固体
残留物も生成される。これら生成物を再使用または廃棄
する際、水溶性重金属化合物はたとえば許容しえない水
の汚染などの諸問題をもたらしうる。
【0003】この環境汚染に対処するには、ゴミ焼却プ
ラントからの固体残留物を融解によりガラス状態にして
重金属および他の環境汚染性物質を水不溶性ガラスマト
リックス中に結合させることが、たとえばCH 68
6,764号から知られている。
【0004】前記CH特許公報は導電性電気加熱による
還元電極炉を開示しており、液体溶融物が電気抵抗物質
を形成する。電気エネルギーを、溶融物に浸漬された炭
素もしくはグラファイト電極を介し溶融物中へ導入す
る。或る種の重金属が溶融ガラスから分離されず、した
がつて水不溶性ガラスマトリックス中に結合するという
事実はこの還元炉の欠点と見なすべきである。このよう
に汚染されるガラスマトリックスは建築材料として使用
することができない。たとえばガラスマトリックスをさ
らに処理して磨砕により粒子または粉末を形成させたと
すれば、ガラスマトリックスに含有される或る種の重金
属は再び洗い出される可能性がある。この理由から得ら
れるガラスは慣用方法にて処分される。
【0005】還元炉が比較的高価な電気エネルギーを用
いて操作されるという事実も公知方法の他の欠点と見な
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、溶融
ガラスもしくは溶融スラグに含有される金属成分を枯渇
させるための方法および装置を提案することにある。さ
らに本発明による方法は、操作を経済的に一層効率的に
することを意図する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば請求項1に記載の特徴を有する方法により解決され
る。請求項1に従属する請求項2〜12は上記方法の更
に有利な構成に関するものである。さらに上記課題は請
求項13に記載の特徴を有する装置により解決される。
請求項13に従属する請求項14〜17は上記装置の更
に有利な構成に関するものである。
【0008】溶融ガラスもしくは溶融スラグから金属を
枯渇させる目的で本発明の方法を使用する場合、燃焼性
還元剤、たとえば化石に基づく還元剤を、溶融ガラスも
しくは溶融スラグ中へ溶融物の表面より下にガス状で直
接吹き込むか、或いはキャリヤガスを用いて固体状で吹
き込む。
【0009】還元が、還元剤の供給に際し全く生じず、
溶融ガラスもしくは溶融スラグにおいてのみ生ずるよう
に、還元剤が酸素を殆ど又は全く含有しないことが好ま
しい。このようにして、溶融物中に存在する金属酸化物
および重金属酸化物はその金属状態まで還元される。
【0010】この方法は、導入される還元剤が溶融ガラ
スもしくは溶融スラグの混合をもたらすことで還元剤が
溶融ガラスの全体に分散し、その結果として金属成分
(特に酸化性金属化合物)の実質的還元が達成されると
いう利点を有する。この方法の1具体例においては、還
元剤を吹き込むことにより溶融物中に乱流が発生する。
【0011】溶融ガラスにおける金属成分は、主として
金属酸化物および他の金属化合物を含み、それらは純金
属まで還元される。
【0012】本発明方法の有利な構成においては、溶融
ガラスの自然対流を溶融ガラス中に吹き込まれる還元剤
により強化して、特に熱源を溶融物の表面より上方に配
置した際に熱輻射により溶融物中へ導入されるエネルギ
ーの導入および分散を増大させる。
【0013】本発明方法の有利な構成においては、撹拌
作用により還元剤が溶融ガラスの全領域中へ混入され、
その結果、金属酸化物のほぼ完全な還元が得られるよう
な速度にて、還元剤を溶融ガラス中へ導入する。還元剤
としての化石加熱剤の使用は、溶融ガラスの表面に出現
する過剰の還元剤と、たとえば一酸化炭素のような反応
生成物が、溶融物より上方に配置されて酸素、空気もし
くは空気と酸素との混合物が供給されるランスによって
着火および燃焼されるという利点を有する。溶融物の上
方における後燃焼は所要のエネルギーを放出して、これ
を輻射熱として溶融物に伝達する。これは一方では溶融
ガラスを加熱することを可能にし、他方では溶融ガラス
の温度を維持することができる。放出される輻射熱は、
導入される化石加熱剤の容量により制御することができ
る。
【0014】本発明方法の有利な構成においては、酸素
および/または空気を溶融物の表面より上方に化学量論
量または化学量論量以下の量で供給する。化学量論量以
下の量の場合、残留する燃焼性フラクションの完全燃焼
を下流の工程で行わねばならない。
【0015】本発明による方法の他の利点は、たとえば
室温にて液状である重質燃料油のような低品質の加熱剤
をも使用しうるという事実である。この種の加熱剤は、
溶融ガラス中へ供給する前に加熱して、ガス状で供給す
ることができる。
【0016】本発明による方法の他の利点は、溶融ガラ
スに注入された還元剤の機械的作用および還元剤の極め
て均一な分布に基づいて、多数の部位で還元が生ずると
いう事実である。これは、反応器の全断面にわたり酸化
性溶融物から沈殿する小液滴をもたらす。
【0017】本発明による方法は、特にゴミ焼却プラン
トからの固体残渣(特にスラグ)の処理に適し、ゴミの
焼却から生ずるスラグを溶融させてガラス質溶融物を形
成すると共に金属成分を溶融物から分離させる。しかし
ながら、本発明による方法はたとえば使用済ガラスをリ
サイクルする際に溶融ガラスを精製するのにも適してい
る。
【0018】さらに、還元剤は固体状で(特に石炭粉と
して)不活性キャリヤガスを用いて供給することもでき
る。適する不活性ガスはたとえば窒素である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による方法および本発明に
よる装置を2種の実施例を参照して以下詳細に説明す
る。
【0020】図1によれば、加熱室2を有する溶融炉1
は上側部分におけるいわゆる上側炉3と下側部分におけ
るトラフ4とを備える。供給部材5が加熱室2に対し中
心配置されて加熱室2の壁部を垂直に貫通すると共に下
端部セクションに出口開口部を備え、ランスとして設計
された供給部材5は出口開口部が溶融ガラス9中に浸漬
されるよう加熱室2の内部に配置される。供給部材5
は、好ましくは耐熱性セラミックもしくはグラファイト
で作成されたランスとして設計される。供給部材5はさ
らに加熱室2に対し偏心配置することもでき、或いは複
数の供給部材5a、5b、5cを図2に示したように設
けることもできる。供給部材5、5a、5b、5cは、
好ましくは殆どまたは全く酸素を含有しない燃焼性還元
剤13を供給すべく使用される。
【0021】他の1つもしくはそれ以上の供給部材6を
加熱室2の上部領域に配置し、これら供給部材は外側か
ら上側炉3中へ開口し、ランスとして設計されると共に
酸素、空気または空気と酸素との混合物よりなるガス1
2の流れを供給すべく使用される。
【0022】さらに、オフガスダクト7を加熱室2の上
側領域に配置する。加熱室2はその最下点にて、閉鎖自
在な出口開口部8を備える。
【0023】溶融炉1の操作に際し、酸化性金属および
重金属化合物を有する溶融ガラス9および/または溶融
ガラスに含有された金属成分は加熱室2の内部に位置
し、還元された金属化合物がトラフ4の底部領域に金属
沈降物10または溶融金属を形成する。溶融ガラス9は
溶融物表面15を形成し、溶融物の表面15より上方に
形成された上側炉3の空間11は熱ガス状物質を内蔵す
る。
【0024】本発明による溶融炉1は、化石加熱剤(た
とえば天然ガス)が供給部材5を介し還元剤13として
溶融ガラス9中へ直接吹き込まれるよう操作される。溶
融ガラス9における還元剤13およびガス状反応生成物
は溶融物の表面15の方向へ上昇し、したがって溶融ガ
ラス9の自然対流を促進する。有利には還元剤13は、
撹拌作用もしくは乱流が溶融ガラス9にて発生するよう
溶融ガラス9中へ吹き込まれる。撹拌作用を増大させる
には、図2に示したように複数の供給部材5a、5b、
5cを設けることも可能であり、これら供給部材は還元
剤13を種々異なる位置にて溶融ガラス9中へ供給し、
供給部材5a、5b、5cは、そこから流出する還元剤
13ができるだけ強力な撹拌作用を発生するように、或
いは図2に示したように溶融ガラス9を回転させるよう
に指向される。さらに、撹拌作用は、供給される還元剤
13の量および/または供給される速度によって影響を
受けうる。撹拌作用の結果、還元剤は溶融ガラス9中に
極めて均一に分配されて、溶融ガラス9に含有される金
属酸化物のできるだけ完全な還元が可能となる。酸素、
空気または酸素と空気との混合物を溶融物の表面15よ
り上方の供給部材6を介して供給し、その結果として溶
融ガラス9の表面に出現する過剰の還元剤および反応生
成物COが着火される。この過程でエネルギーが放射熱
の形態で放出され、これを用いて溶融ガラス9を加熱し
或いは溶融ガラス9の温度を維持する。ランスとして設
計された供給部材6は好ましくは溶融物の表面15より
上方に均一分布にて配置される。燃焼した熱ガス14は
オフガスダクト7を介して散逸する。
【0025】還元剤13、酸素、空気または酸素と空気
との混合物の供給容積または供給速度を調整することに
より、撹拌作用と金属酸化物の還元と溶融ガラス9の温
度とを制御することができる。たとえばセンサを用いて
溶融ガラスの温度を監視すると共に還元剤13の供給を
所定温度が維持されるよう制御することができる。撹拌
作用を発生させると共に維持するには、最小容積の還元
剤13を供給することが必要とされる。溶融過程および
還元過程につき必要とされる温度はたとえば1300〜
1500℃の範囲である。追加の熱エネルギーは、図示
されていないが加熱室2の外部もしくは内部に配置され
る他の熱源によって溶融炉1に供給することもできる。
【0026】金属沈降物10を沈澱させるには、好まし
くは撹拌作用をほとんど有さない比較的静止した相が必
要とされる。加熱室2の底部に蓄積する金属沈降物10
は出口開口部8を介して排出でき、この場合は排出に際
し還元剤13の供給を減少または中断させる。
【0027】ランスとして設計される供給部材5は、溶
融炉1の操作に際し連続消費されると共に、ポスト誘導
装置16(図1にのみ図示する)により下方向へ自動誘
導されて、供給部材5の出口開口部が溶融炉1の操作に
際し溶融ガラス9中に常に浸漬されるようにする。供給
部材5は中空内部を有するランスとして設計することが
できる。たとえばランスはセラミックもしくはグラファ
イトで構成することができる。セラミックで作成された
ランスは、冷却を行なわなくとも殆ど摩耗を示さずに2
000℃までの温度で使用しうるという利点を有する。
ランスは、追加セクションを加熱室2の外部に位置する
ランス5のセクションに取り付けて、加熱室2の内部で
消費されるランス5が常に外部から下方向へ誘導されう
るよう、下方向に誘導することができる。有利な構成に
おいては、加熱室2中へ侵入する複数のランス5を設
け、1個のランス5を使用から外してたとえば新たなラ
ンス5を取り付け或いは過程の中断なしにランス5を交
換することができる。ランス5内を流れる還元剤13は
ランス5を冷却して、その使用寿命を増大させ或いはそ
の摩耗を減少させうる。
【0028】加熱室2には、上側炉3の領域およびトラ
フ4の領域におけると同じ耐熱性ライニングを施すこと
ができる。
【0029】出発物質は液状もしは固体状にて溶融炉1
中へ導入することができる。固体物質を使用する場合、
これらはバッチ式で導入される。溶融は、溶融炉1に配
置された1つもしくはそれ以上の上側バーナーによって
行うことができる。溶融物が生成された後、本発明によ
る方法を実施することができる。
【0030】高レベルの枯渇には、1つもしくはそれ以
上の加熱室を直列配置して撹拌容器のカスケードを形成
させるのが有利であると判明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属を枯渇させる装置の縦断面図。
【図2】金属を枯渇させる装置の他の実施例の断面図。
【符号の説明】
1 溶融炉 2 加熱室 3 上側炉 4 トラフ 5、5a、5b、5c、6 供給部材 7 オフガスダクト 8 出口開口部 9 溶融ガラス 10 金属沈降物 11 空間 12 酸素及び/又は空気 13 還元剤 14 燃焼した熱ガス 15 溶融物表面 16 ポスト誘導装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリケ・カンプマン スイス国、ツエー・ハー−8222・ベーリン ゲン、ノイグリユータルデ・60

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属成分を含有する溶融ガラスもしくは
    溶融スラグ(9)から金属を枯渇させる方法であって、
    燃焼性還元剤(13)を溶融物の表面(15)より下の
    溶融ガラス(9)中へ直接に吹き込んで金属成分を還元
    し、さらに還元剤を溶融物(9)の外部で燃焼させて溶
    融物(9)を加熱することを特徴とする金属の枯渇方
    法。
  2. 【請求項2】 還元剤(13)をガス状形態にて吹き込
    み、且つ当該還元剤が殆どまたは全く酸素を含有しない
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ガス状形態、液状形態もしくは固体状形
    態における化石燃料を還元剤(13)として使用する請
    求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 不活性キャリヤガスを用いて、還元剤
    (13)を固体状形態にて、特に石炭粉として供給する
    請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 還元剤(13)を、溶融浴の全容積にわ
    たり均一に分布する様に導入する請求項1〜4のいずれ
    か一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 溶融物(9)にて乱流および/または回
    転が生ずるように、還元剤(13)を指向させかつ/ま
    たはそのような速度で還元剤(13)を導入する請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 酸素および/または空気を溶融物(9)
    より上方に、特に溶融物の表面(15)の上方にて均一
    である分配で供給して、溶融物の表面(15)にて出現
    する過剰の還元剤および溶融物の表面(15)より上方
    の反応生成物一酸化炭素を燃焼させる請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 過剰の燃焼性還元剤(13)を溶融物
    (9)中へ供給し、供給される熱エネルギーを供給され
    る容量およびその燃焼により制御する請求項5に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 酸素および/または空気を化学量論量ま
    たは化学量論量以下の量にて溶融物の表面(15)より
    上方に供給する請求項1〜8のいずれか一項に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 還元剤(13)の供給を、金属、特に
    溶融金属の出口にて中断または減少させる請求項1〜9
    のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 溶融物(9)がゴミ焼却プラントから
    の固体残留物を含有する請求項1〜10のいずれか一項
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 溶融物(9)が少なくとも部分的にリ
    サイクル用ガラスよりなる請求項1〜8のいずれか一項
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか一項に記載
    された方法を実施するための装置であって、加熱室
    (2)と、この加熱室(2)中へ開口して燃焼性還元剤
    (13)を供給するための少なくとも1個の部材(5)
    とを備え、供給部材(5)を加熱室(2)の操作に際し
    形成される溶融ガラス(9)中に浸漬するよう配置する
    と共に、供給部材(5)を特に耐熱性セラミックもしく
    はグラファイトから作成されたランスとして設計するこ
    とを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 ランスをリセットするためのポスト誘
    導装置(16)を設けて、操作に際し消費されるランス
    を溶融物(9)の方向へ下方に自動誘導する請求項13
    に記載の装置。
  15. 【請求項15】 加熱室(2)が上側炉(3)とトラフ
    (4)とを備えると共に、酸素もしくは空気のための複
    数の供給部材(6)が上側炉(3)中へ開口し、供給部
    材(6)の出口開口部を特に均一分布にて配置してなる
    請求項13または14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 トラフ(4)および上側炉(3)の両
    者が同じ耐熱性ライニングを有する請求項15に記載の
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項13〜16のいずれか一項に
    記載の装置を備えるゴミ焼却プラントまたはリサクルプ
    ラント。
JP10226941A 1997-08-12 1998-08-11 溶融ガラスもしくは溶融スラグから金属を枯渇させる方法および装置 Expired - Lifetime JP2952248B2 (ja)

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