JPH11155840A - 血糖計 - Google Patents

血糖計

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Publication number
JPH11155840A
JPH11155840A JP9325759A JP32575997A JPH11155840A JP H11155840 A JPH11155840 A JP H11155840A JP 9325759 A JP9325759 A JP 9325759A JP 32575997 A JP32575997 A JP 32575997A JP H11155840 A JPH11155840 A JP H11155840A
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JP
Japan
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light
wavelength
blood
emitting element
concentration
Prior art date
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Application number
JP9325759A
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English (en)
Inventor
Taketoshi Sato
武年 佐藤
Yasumichi Kobayashi
保道 小林
Tadashi Miki
匡 三木
Masayo Haji
雅代 土師
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9325759A priority Critical patent/JPH11155840A/ja
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の血糖計は、血液中の各種の成分による
影響や、温度による影響を受けて正確な血糖値を検出す
ることが困難である。 【解決手段】 第1の受光素子4が血液中のグルコース
糖の濃度が変化しても吸光度が変化しない第1の波長の
光を受光し、温度検知手段6がこの信号から血液の温度
を推定して、血糖値検出手段7が温度検知手段6の信号
と第2の発光素子2の光を受ける第2の受光素子5の信
号とから血糖値を演算して、温度による影響を受けるこ
となく血糖値を正確に計測できる血糖計としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血液の採取を不要と
し、簡易に血糖値を測定するための方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、血糖値は健康診断の際の採血血液
によって測定している。しかしこの方法は、個々の測定
毎に比較的多量の血液を必要とし、かなりの苦痛を伴う
ものである。この問題を解決するために発明者らは、発
光素子と受光素子とを使用して、人体を通過した発光素
子が発生した光を波形処理手段によって処理し、少量の
血液を使用して予め求めた定数を使用して、簡単に血糖
値を検査できる血糖計を提案しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記の血糖計
は、血液中の各種の成分による影響や、温度による影響
を受けて正確な血糖値を検出することが困難であるとい
う課題を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光素子が発
光する光の波長を特定することによって、血液中の成分
による影響や、温度による影響を避け、正確な血糖値を
測定できる血糖計としているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、第1
の受光素子が血液中のグルコース糖の濃度が変化しても
吸光度が変化しない第1の波長の光を受光し、この信号
から血液の温度を推定して、第2の発光素子の光を受け
る第2の受光素子の信号から血糖値を演算して、温度に
よる影響を受けることなく血糖値を正確に計測できる血
糖計としている。
【0006】請求項2に記載した発明は、第1の波長を
1525nm±25nmに設定することによって、半導体レーザを
使うことができ、装置全体を小型化できるものである。
【0007】請求項3に記載した発明は、第3の受光素
子が血液中の蛋白質の濃度が変化しても吸光度が変化し
ない第3の波長の光を受光し、血糖値検出手段がこの信
号を受けて血糖値を演算・表示するようにして、蛋白質
の濃度による影響を受けることのない血糖計としてい
る。
【0008】請求項4に記載した発明は、第3の波長を
1690nm±25nmに設定することによって、第3の発光素子
として半導体レーザを使うことができ、装置全体を小型
化できるものである。
【0009】請求項5に記載した発明は、第1の受光素
子が血液中のグルコース糖の濃度が変化しても吸光度が
変化しない第1の波長の光を受光し、第3の受光素子が
血液中の蛋白質の濃度が変化しても吸光度が変化しない
第3の波長の光を受光し、第4の受光素子が血液中のヘ
モグロビンの濃度が変化しても吸光度が変化しない第4
の波長の光を受光し、これらの信号から血糖値検出手段
が血糖値を演算表示するようにして、計算処理する時間
を大幅に短縮した血糖計としている。
【0010】請求項6に記載した発明は、第4の波長を
1575nm±25nmに設定して、半導体レーザを使うことがで
き、装置全体を小型化できるものである。
【0011】請求項7に記載した発明は、第1の受光素
子が血液中のグルコース糖の濃度が変化しても第1の波
長の光を受光し、第3の受光素子が血液中の蛋白質の濃
度が変化しても吸光度が変化しない第3の波長の光を受
光し、第5の受光素子が血液の温度が変化しても吸光度
が変化しない第5の波長の光を受光して、血糖値検出手
段がこれらの信号を受けて血糖値を演算表示する血糖計
としている。
【0012】請求項8に記載した発明は、第5の波長を
1442nm±25nmに設定することによって、第5の発光素子
として半導体レーザを使うことができ、装置全体を小型
化できるものである。
【0013】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて説明する。図1は本実施例の構成を示すブロック図
である。1は第1の波長λ1の光を発する第1の発光素
子、2は第2の波長λ2の光を発する第2の発光素子で
ある。この2つの発光素子が発生する光は、指先等の測
定物3を透過して、或いは反射して、第1の受光素子4
と第2の受光素子5に受光される。第1の受光素子4・
第2の受光素子5が受光する光量は、測定物3によって
吸光され減衰しているものである。第1の受光素子4の
出力信号は、温度検知手段6に伝達されている。また、
第2の受光素子5の受光信号は温度検知手段6の信号と
共に血糖値検出手段7に伝達されている。血糖値検出手
段7はこれらの信号を受けて、測定物3の血糖値を演算
して血糖値表示手段8に表示する。
【0014】本実施例では、温度検知手段6は次のよう
なデータを予め有している。すなわち、図2に示してい
るA0と温度係数Kw(λ1)である。図2は、ある濃度C
の水溶液によって、波長λ1の光が温度Tの条件で吸光
される吸光度Aを求めているものである。すなわち、こ
のときの吸光度Aと温度Tとの間には、図示したような
1次関数の関係が存在するものである。このときの切片
の値をA0、温度係数をKw(λ1)としているものであ
る。
【0015】また血糖値検出手段7は、次のようなデー
タを予め有している。すなわち、第1に、図3に示して
いるAT0と温度係数Kw(λ2)である。図3は、ある濃
度Cの水溶液によって、波長λ2の光が温度Tによって
吸光される吸光度Aを求めているものである。すなわ
ち、このときの吸光度Aと温度Tとの間には、図示した
ような1次関数の関係が存在するものである。このとき
の切片の値をAT0、温度係数をKw(λ2)としているも
のである。第2に、図4に示すAC0と濃度の温度係数
Kg(λ2)である。図4は、温度T、濃度Cの水溶液に
よって波長λ2の光が吸光される吸光度Aを求めている
ものである。すなわち、このときの吸光度Aと濃度Cと
の間には、図示したような1次関数の関係が存在するも
のである。このときの切片の値をAC0、温度係数をKg
(λ2)としているものである。なお前記AC0は、純水
による吸光度を示しているものである。
【0016】また、発明者らは図5に示すような実験を
行っている。すなわち、温度T・濃度Cの水溶液中に波
長λの光を通過させたときに、この水溶液によって吸光
される吸光度Aを求めているものである。図5の横軸は
波長λで、縦軸は吸光度Aを示している。また、このと
きの特性AC1(T1)は温度がT1で濃度がC1のと
きの吸光度の変化を、特性AC2(T1)は温度がT1
で濃度がC2のときの吸光度の変化を、特性AC1(T
1)と特性AC2(T1)とは、いくつかの交点を有し
ている。λ1は、これらの交点の内の一つである波長で
ある。この波長λ1は、温度Tが変化しても吸光度はA
1と一定の値を示しているものである。本実施例の第一
の発光素子1が発生している光は、この波長λ1に設定
されているものである。
【0017】以下本実施例の動作について説明する。第
1の発光素子1が発生した波長λ1の光は、測定物3を
透過あるいは測定物3によって反射されて、第1の受光
素子4によって受光される。このとき、第1の受光素子
4が受光する受光量は、波長λ1の特性に従って変化す
る。すなわち、温度による影響を受けずに測定物3の濃
度、すなわち血液中のグルコース糖の濃度によって変化
するものとなっている。第1の受光素子4は、第1の発
光素子1の光を受けて、受光量に応じた信号を温度検知
手段6に伝達する。温度検知手段6は、この信号を受け
て測定物3の温度を演算する。この演算は以下のように
して実行する。
【0018】すなわち、図2に示している波長λ1の吸
光度Aは、(数1)で表現される1次関数で表現でき
る。
【0019】 A=Kw(λ1)*T+A0 (数1) (数1)中のAにA1をTにT1を、AにA2をTにT
2を代入すると、(数2)・(数3)に示す関係とな
る。
【0020】 A1=Kw(λ1)*T1+A0 (数2) A2=Kw(λ1)*T2+A0 (数3) ここで、前記しているように温度検知手段6は内部にK
w(λ1)とA0とを有しているものである。従って、
A1またはA2が得られれば温度T1または温度T2を
演算することができる。
【0021】こうして得た温度情報は、第2の受光素子
5の受光信号と共に血糖値検出手段7に伝達される。こ
うして血糖値検出手段7は、第2の受光素子5が受けた
波長λ2の吸光度Aのデータから測定物3の濃度を演算
する。すなわち、第2の受光素子5から受けたデータ
が、図6に示しているAC2(T2)という特性上の一
点であるとした場合に、吸光度A3、A4、A5は温度
Tによるものと濃度Cによるものとの和で示される。つ
まり、(数4)・(数5)・(数6)によって示され
る。
【0022】 A3=AC1+AT1 (数4) A4=AC2+AT1 (数5) A5=AC2+AT2 (数6) 温度Tによるものは、AT1、AT2であり、濃度Cに
よるものはAC1、AC2である。AT1、AT2は、
前記図3に示している温度Tに対して1次関数で表現さ
れるものであり、AC1、AC2は前記図4に示してい
る濃度Cに対して1次関数で表現されるものである。本
実施例の血糖値検出手段7は、図3に示しているAT0
とKw(λ2)を、また図4に示しているAC0とKg
(λ2)を有しているものである。そこで温度検知手段
6から温度T1またはT2を示すデータを受けると、A
C1・AC2・AT1・AT2はいずれも演算できるも
のである。
【0023】以上のように本実施例によれば、温度によ
る影響を受けることなく血糖値を正確に計測できる血糖
計を実現するものである。
【0024】また本実施例では、第1の波長λ1を1525n
m±25nmに設定しているものである。この波長は非侵襲
領域に属し、すなわち人体組織に対して影響を与えない
帯域の波長となっている。また、血糖値の主体であるグ
リコース糖の濃度による影響が最も少ない波長となって
いるものである。このため第1の発光素子1として半導
体レーザを使うことができ、装置全体を小型化できるも
のである。
【0025】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図7は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、第3の発光素子9が発生す
る光を測定物3を介してあるいは測定物3によって反射
させて、第3の受光素子10によって受けるようにして
いる。また、第3の受光素子10の出力は血糖値検出手
段11に伝達しており、血糖値検出手段11が血糖値を
演算して演算結果を血糖値表示手段8に表示するように
している。
【0026】本実施例では第3の発光素子9が発生する
光の波長を、図8に示す実験からλ3に設定しているも
のである。図8は、アルブミンやグロブリン等の蛋白質
(以下単に蛋白質と称する)を含む水溶液と純水を使用
して、この中を種々の波長の光を通過させたときに、こ
の光が吸光されて減衰する特性を示している。横軸には
波長を、縦軸には吸光度を採っている。図中のAw
(T)は、純水とした場合を示している。またAp(T)
は、蛋白質を高濃度に含有する水溶液を使用した場合を
示している。この特性Aw(T)と特性Ap(T)との交点は、
蛋白質によって吸光度が変化しない波長を示している。
この波長をλ3とすると、λ3は実施例1で説明した波
長λ1とは一致しないものである。本実施例では前記し
ているように、第3の発光素子9が発生する光の波長を
このλ3に設定しているものである。
【0027】また図9は、光の波長をλ3に設定し、こ
の波長λ3の光の吸光度を蛋白質だけの水溶液を使用
し、温度を一定として計測した結果を示している。この
ときの吸光度A6は、蛋白質の濃度Cに関係なく一定と
なっている。つまり水溶液中の蛋白質の濃度を高めたと
きに、吸光度が増加する増加率を濃度係数とすると、波
長λ3での濃度係数Kp(λ3)は0となるものである。
【0028】以下、本実施例の動作について説明する。
発明者らは血液組成に近似した水溶液を使用して、グル
コース糖、アルブミンやグロブリンなどの蛋白質によっ
て波長λの光の吸光度A(λ)を調べている。この結
果、溶液の温度が一定であれは、吸光度A(λ)は、溶
液中の各成分の濃度による吸光度の和として表現できる
ことを見いだしている。つまり吸光度A(λ)は、(数
7)で表す事が出来る。
【0029】 A(λ)=Kg(λ)*Cg+Kp(λ)*Cp (数7) 第3の受光素子10が受光する光の波長はλ3であり、
(数7)のλにλ3を代入すると、(数8)に示す式と
なる。
【0030】 A(λ3)=Kg(λ3)*Cg+Kp(λ3)*Cp (数8) (数8)のKp(λ3)*Cpは、図9に示した実験から一定
値A6であるため、(数8)は(数9)に変換できる。
【0031】 A(λ3)=Kg(λ3)*Cg+A6 (数9) つまり、波長λ3の光を使用して吸光度を測定すると、
温度が一定であれば吸光度のA(λ3)とA6の差がグル
コース糖の濃度、つまり血糖値に直接関係するものであ
る。血糖値検出手段11はKg(λ3)とA6は予め記憶し
ている。従って第3の受光素子10から受けたA(λ3)
からA6を減じ、Kg(λ3)で除することによって、グル
コース糖の濃度による血糖値を算出し、血糖値表示手段
8により血糖値を表示する。
【0032】以上のように本実施例によれば、蛋白質の
影響を受けないで正確に血糖値を計測できる血糖計を実
現するものである。
【0033】また本実施例では、第3の波長を1690nm±
25nmに設定しているものである。この波長は非侵襲領
域、すなわち人体組織に対して影響を与えない帯域の波
長となっている。また、血液中の蛋白質の濃度による影
響が最も少ない波長となっているものである。このため
第3の発光素子9として半導体レーザを使うことがで
き、装置全体を小型化できるものである。
【0034】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図10は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、第1の発光素子1と第3
の発光素子9と第4の発光素子15と、それぞれの発光
素子の光を受ける第1の受光素子4・第3の受光素子1
0・第4の受光素子16を使用している。第1の発光素
子1・第1の受光素子4・第3の発光素子9・第3の受
光素子10は、前記各実施例で説明したものと同様のも
のである。第4の発光素子15は、血液中のヘモグロビ
ンの濃度が変化しても光の吸光度が変化しない波長λ4
の光を発生している。また18は、第1・第3・第4の
受光素子の出力より血糖値を検出する血糖値検出手段、
8は血糖値検出手段により測定された血糖値を表示する
血糖値表示手段である。
【0035】図11は第4の受光素子11に設定してい
る光の波長を決定したデータである。すなわち、図11
は水溶液中のヘモグロビンの濃度を変化させたときの吸
光度の特性を光の波長を種々変えて実験しているもので
ある。横軸は光の波長、縦軸は吸光度を示している。図
中のAw(S)は、純水とした場合を示している。またAq(S)
は、ヘモグロビンを高濃度に含有する水溶液を使用した
場合を示している。この特性Aw(S)と特性Aq(S)と
の交点は、ヘモグロビンの濃度によって吸光度が変化し
ない波長を示している。この波長をλ4とすると、λ4
は前記各実施例で説明した波長λ1や波長λ3とは一致
しないものである。本実施例では前記しているように、
第4の発光素子11が発生する光の波長をこのλ4に設
定しているものである。
【0036】以下本実施例の動作について説明する。図
12は、発明者らが水溶液を使用して実験した結果を示
している。すなわち、水溶液としてヘモグロビンと蛋白
質とグルコース糖とを含有したものを使用している。こ
の水溶液に光の波長を変化させたときの、吸光度の特性
を採っているものである。今、グルコース糖の濃度をC
g、蛋白質の濃度をCp、ヘモグロビンの濃度をCHbとす
る。また、グルコース糖の濃度Cgの変化により吸光度が
変化しない光の波長をλ1、アルブミンやグロブリンの
蛋白質の濃度の変化により吸光度が変化しない波長をλ
3、ヘモグロビンの濃度の変化により吸光度が変化しな
い波長をλ4とする。また、波長λ1の時のグルコース糖
の吸光度の濃度係数をKg(λ1)と、波長λ3の時のグル
コース糖の吸光度の濃度係数をKg(λ3)と、波長λ3の
時のヘモグロビンの吸光度の濃度係数をKHb(λ3)と、
波長λ3の時の蛋白の吸光度の濃度係数をKp(λ3)と
し、また波長λ4の時のグルコース糖の吸光度の濃度係
数をKg(λ4)と、波長λ4の時の蛋白の吸光度の濃度係
数をKp(λ4)と、波長λ4の時のヘモグロビンの吸光度
の濃度係数をKHb(λ4)とすると、波長λ1・波長λ3
・波長λ4の吸光度は、(数10)・(数11)・(数
12)に示す式で表現できる。すなわちそれぞれの吸光
度は、グルコース糖の濃度Cgによって決まる部分と、ア
ルブミンやグロブリンの蛋白質の濃度Cpによって決ま
る部分と、ヘモグロビンの濃度CHbによって決まる部分
の和によって決定される。
【0037】 A(λ1)=Kg(λ1)*Cg+Kp(λ1)*Cp+KHb(λ1)*CHb (数10) A(λ3)=Kg(λ3)*Cg+Kp(λ3)*Cp+KHb(λ3)*CHb (数11) A(λ4)=Kg(λ4)*Cg+Kp(λ4)*Cp+KHb(λ4)*CHb (数12) このとき、蛋白質の濃度Cpとヘモグロビンの濃度CHb
と吸光度との関係は、実施例1で説明した図4のものと
同様で、1次関数の関係となっている。また本実施例で
は、血糖値検出手段13は濃度係数Kp(λ1)・KHb(λ
1)・Kg(λ3)・KHb(λ3)・Kg(λ4)・Kp(λ4)を予め
有している。
【0038】血糖値検出手段13は、第1の受光素子4
から波長λ1の信号を、第3の受光素子10から波長λ
3の信号を、また第4の受光素子12から波長λ4の信
号を受けている。つまり、図12に示しているA(λ
1,T)、A(λ3,T)、A(λ4,T)を受けてい
る。波長λ1・波長λ3・波長λ4の吸光度の特性か
ら、(数10)・(数11)・(数12)中のKg(λ1)
・Kp(λ3)・KHb(λ4)は0となる。従ってそれぞれの
式は、(数11)・(数12)・(数13)に示すよう
に変換される。
【0039】 A(λ1)=Kp(λ1)*Cp+KHb(λ1)*CHb (数11) A(λ3)=Kg(λ3)*Cg+KHb(λ3)*CHb (数12) A(λ4)=Kg(λ4)*Cg+Kp (λ4)*Cp (数13) 各式の左辺であるA(λ1)・A(λ3)・A(λ4)は図1
2に示しているものであり、第1の受光素子4・第3の
受光素子10・第4の受光素子12から血糖値検出手段
13に伝達されているものである。血糖値検出手段13
は、この情報から3つの成分Cg・Cp・CHbを求めるも
のである。つまり、血液中の主成分であるグルコース糖
の濃度、アルブミンやグロブリンの等の蛋白質の濃度、
またヘモグロビンの濃度を演算する。また、こうして演
算したグルコース糖の濃度を血糖値表示手段8に血糖値
として表示するものである。
【0040】以上のように本実施例によれば、血液成分
の濃度が変化しても吸光度が変化しない波長λ1・λ3
・λ4に着目しているものである。ここで、血液成分の
中では、ヘモグロビンの濃度が最も多く、継いで蛋白
質、最も薄いものはグルコース糖である。ここでλ4を
選定することによって、グルコース糖の濃度を正確に、
また短時間で測定できるものである。短時間で測定でき
る理由は、式中の変数が少なくなるためである。また本
実施例では血液中の血糖値を求める場合について示して
いるが、一般の水溶液に適用したときに水溶液中の成分
が多くなれば、その効果は更に大きくなる。
【0041】またこのとき、ヘモグロビンの濃度が変化
しても光の減衰度が変化しない第4の波長として1575nm
±25nmを使用している。この波長は非侵襲領域、すなわ
ち人体組織に対して影響を与えない帯域の波長となって
いる。また、血液中のヘモグロビンの濃度による影響が
最も少ない波長となっているものである。このため第3
の発光素子9として半導体レーザを使うことができ、装
置全体を小型化できるものである。第4の受光素子とし
て半導体レーザを用いることができ、小型で簡単な計測
が出来るものである。
【0042】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について図13に基づいて説明する。図13は本実施例
の構成を示すブロック図である。1はグルコース糖の濃
度が変化しても光の吸光度が変化しない波長λ1の光を
発生する第1の発光素子、9は血清あるいは血漿中のア
ルブミンやグロブリンの蛋白質の濃度が変化しても光の
吸光度が変化しない波長λ3の光を発生する第3の発光
素子、20は溶液の温度により吸光度が変化しない波長
λ5の光を発生する第5の発光素子である。それぞれの
発光素子の光は、測定物3を透過してあるいは測定物3
に反射されて第1の受光素子4、第3の受光素子10、
第5の受光素子21に受光される。またそれぞれの受光
素子の信号は、血糖値検出手段22に伝達されているも
のである。血糖値検出手段22は、各受光素子の情報か
ら血糖値を演算して血糖値表示手段8に表示する。
【0043】以下本実施例の動作について説明する。図
14は発明者らが水溶液を使用して調べた波長と吸光度
との関係を示す特性図である。水溶液中のグルコース糖
の濃度をCg、蛋白質の濃度をCp、水溶液の温度をTと
すると、光の波長と吸光度との関係はA(λ,T)とい
う特性となっている。すなわち、温度Tの時の波長λ1
の光の吸光度はA(λ1,T)であり、温度Tの時の波長λ3
の光の吸光度はA(λ3,T)であり、温度Tの時の波長λ5
の光の吸光度はA(λ5,T)である。このそれぞれの吸光
度は、波長λ1の時の蛋白の吸光度の濃度係数をKp(λ
1)、波長λ1の時の水の吸光度の温度係数をKw(λ1)、
波長λ1の時のグルコース糖の吸光度の濃度係数をKg
(λ1)、波長λ3の時のグルコース糖の吸光度の濃度係数
をKg(λ3)、波長λ3の時の水の吸光度の温度係数をKw
(λ3)、波長λ3の時の蛋白の吸光度の濃度係数をKp(λ
3)、波長λ5の時のグルコース糖の吸光度の濃度係数を
Kg(λ5)、波長λ5の時の水の吸光度の温度係数をKw
(λ5)、波長λ5の時の蛋白の吸光度の濃度係数をKp(λ
5)とすると、各成分の濃度による吸光度と溶液の温度に
よる吸光度の和で表される。つまり(数14)・(数1
5)・(数16)に示しているものである。
【0044】 A(λ1,T)=Kg(λ1)*Cg+Kp(λ1)*Cp+Kw(λ1)*T (数14) A(λ3,T)=Kg(λ3)*Cg+Kp(λ3)*Cp+Kw(λ3)*T (数15) A(λ5,T)=Kg(λ5)*Cg+Kp(λ5)*Cp+Kw(λ5)*T (数16) 本実施例の血糖値検出手段16は、前記式中に示して吸
光度の濃度係数Kp(λ1)・Kg(λ3)・Kw(λ1)・Kw(λ
3)・Kg(λ5)・Kp(λ5)を予め有しているものである。
また第5の受光素子15から受ける信号は、波長λ5の
ものであり、溶液温度による影響を受けないものであ
る。また、波長λ1・波長λ3の特性から、Kg(λ1)・
Kp(λ3)・Kw(λ5)は0であるため、(数14)・(数
15)・(数16)は(数17)・(数18)・(数1
9)に示すように変換される。
【0045】 A(λ1,T)=Kg(λ1)*Cp+Kw(λ1)*T (数17) A(λ3,T)=Kg(λ3)*Cg+Kw(λ3)*T (数18) A(λ5,T)=Kg(λ5)*Cg+Kp(λ5)*Cp (数19) 本実施例の血糖値検出手段16は、第1の受光素子4か
らA(λ1,T)を、第3の受光素子10からA(λ3,T)を、
第5の受光素子15からA(λ5,T)を受けているもので
ある。従って血糖値検出手段16は、この3つの数式解
いて、温度Tとグルコース糖の濃度Cgと蛋白質の濃度C
pとを求めることができる。すなわち、グルコース糖の
濃度による血糖値を算出し、血糖値表示手段8により血
糖値を表示できるものである。
【0046】以上のように本実施例によれば、蛋白質と
グルコース糖と温度の影響を受けないで正確に血糖値を
計測できる血糖計を実現するものである。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、血液中のグ
ルコース糖の濃度が変化しても光の減衰度が変化しない
第1の波長の光を発光する第1の発光素子と、前記第1
の波長以外の波長の光を発光する第2の発光素子と、人
体を透過したあるいは人体を反射した第1の発光素子の
光を受光する第1の受光素子と、人体を透過したあるい
は人体を反射した第2の発光素子の光を受光する第2の
受光素子と、第1の受光素子の出力信号から温度を検知
する温度検知手段と、温度検知手段の信号とその水温検
知手段により得られた温度情報により、第2の波長によ
る光の減衰度に補正をかけグルコース糖の濃度を検出す
る血糖値検出手段と、血糖値を表示する血糖値表示手段
とからなる構成として、温度による影響を受けることな
くグルコース糖による血糖値を正確に計測できる血糖計
を実現するものである。
【0048】請求項2に記載した発明は、第1の波長を
1525nm±25nmに設定した構成とすることによって、発光
素子に半導体レーザを使うことができ、装置全体を小型
化できるものである。
【0049】請求項3に記載した発明は、血液中の蛋白
質の濃度が変化しても吸光度が変化しない第3の波長の
光を発光する発光素子と、人体を透過したあるいは人体
によって反射された前記発光素子が発光した光を受ける
第3の受光素子と、第3の受光素子の信号を受けて血糖
値を演算し、血糖値表示手段に血糖値を表示する血糖値
検出手段とからなる構成として、蛋白質の濃度による影
響を受けることのない血糖計を実現するものである。
【0050】請求項4に記載した発明は、第3の波長を
1690nm±25nmに設定した構成として、発光素子に半導体
レーザを使うことができ、装置全体を小型化できるもの
である。
【0051】請求項5に記載した発明は、血液中のグル
コース糖の濃度が変化しても吸光度が変化しない第1の
波長の光を発光する第1の発光素子と、血液中の蛋白質
の濃度が変化しても吸光度が変化しない第3の波長の光
を発光する第3の発光素子と、血液中のヘモグロビンの
濃度が変化しても吸光度が変化しない第4の波長の光を
発光する第4の発光素子と、人体を透過したあるいは人
体によって反射された第1の発光素子の光を受光する第
1の受光素子と、人体を透過したあるいは人体によって
反射された第3の発光素子の光を受光する第3の受光素
子と、人体を透過したあるいは人体によって反射された
第4の発光素子の光を受光する第4の受光素子と、第1
の受光素子の信号と第3の受光素子の信号と、第4の受
光素子の信号とから血糖値を検出し、血糖値表示手段に
表示する血糖値検出手段とからなる構成として、グルコ
ース糖の濃度による影響と、蛋白質の濃度による影響を
受けることなく正確な血糖値を測定できる血糖計として
いる。
【0052】請求項6に記載した発明は、第4の波長を
1575nm±25nmに設定した構成とすることによって、発光
素子に半導体レーザを使うことができ、装置全体を小型
化できるものである。
【0053】請求項7に記載した発明は、血液中のグル
コース糖の濃度が変化しても第1の波長の光を発光する
第1の発光素子と、血液中の蛋白質の濃度が変化しても
吸光度が変化しない第3の波長の光を発光する第3の発
光素子と、血液の温度が変化しても吸光度が変化しない
第5の波長の光を発光する第5の発光素子と、人体を透
過したあるいは人体によって反射された第1の発光素子
の光を受光する第1の受光素子と、人体を透過したある
いは人体によって反射された第3の発光素子の光を受光
する第3の受光素子と、人体を透過したあるいは人体に
よって反射された第5の発光素子の光を受光する第5の
受光素子と、第1の受光素子の信号と第3の受光素子の
信号と第5の受光素子の信号とから血糖値を検出し、血
糖値表示手段に表示する血糖値検出手段とからなる構成
として、計算処理する時間を大幅に短縮した血糖計を実
現できるものである。
【0054】請求項8に記載した発明は、第5の波長を
1442nm±25nmに設定した構成とすることによって、発光
素子に半導体レーザを使うことができ、装置全体を小型
化できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である血糖計の構成を示
すブロック図
【図2】同、波長λ1の光の温度による吸光度の変化を
示す特性図
【図3】同、波長λ2の光の温度による吸光度の変化を
示す特性図
【図4】同、波長λ2の光の濃度による吸光度の変化を
示す特性図
【図5】同、温度T・濃度Cの水溶液中に波長λの光を
通過させたときに、この水溶液によって吸光される吸光
度の変化を示す特性図
【図6】同、濃度C2温度T2の水溶液によって波長λ
の光が吸光される特性を示す特性図
【図7】本発明の第2の実施例である血糖計の構成を示
すブロック図
【図8】同、蛋白質を含む水溶液中と純水中を波長λの
光を通過させたときに、この光が吸光される特性を示す
特性図
【図9】同、波長λ3の光の蛋白質だけの水溶液によっ
て吸光される特性を示す特性図
【図10】本発明の第3の実施例である血糖計の構成を
示すブロック図
【図11】同、水溶液中のヘモグロビンの濃度を変化さ
せたときの波長λの光の吸光度の特性を示す特性図
【図12】同、ヘモグロビンと蛋白質とグルコース糖と
を含有する水溶液によって波長λの光が吸光される特性
を示す特性図
【図13】本発明の第4の実施例である血糖計の構成を
示すブロック図
【図14】同、グルコース糖と蛋白質とを含む水溶液に
よって波長λの光が吸光される特性を示す特性図
【符号の説明】 1 第1の発光素子 2 第2の発光素子 4 第1の受光素子 5 第2の発光素子 6 温度検知手段 7 血糖値検出手段 8 血糖値表示手段 9 第3の発光素子 10 第3の受光素子 11 血糖値検出手段 15 第4の発光素子 16 第4の受光素子 18 血糖値検出手段 20 第5の発光素子 21 第5の受光素子 22 血糖値検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土師 雅代 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液中のグルコース糖の濃度が変化して
    も吸光度が変化しない第1の波長の光を発光する第1の
    発光素子と、前記第1の波長以外の波長の光を発光する
    第2の発光素子と、人体を透過したあるいは人体によっ
    て反射された第1の発光素子の光を受光する第1の受光
    素子と、人体を透過したあるいは人体によって反射され
    た第2の発光素子の光を受光する第2の受光素子と、第
    1の受光素子の出力信号から温度を検知する温度検知手
    段と、温度検知手段の信号と第2の受光素子の信号とか
    ら血糖値を演算し、血糖値表示手段に血糖値を表示する
    血糖値検出手段とからなる血糖計。
  2. 【請求項2】 第1の波長を1525nm±25nmに設定した請
    求項1記載の血糖計。
  3. 【請求項3】 血液中の蛋白質の濃度が変化しても吸光
    度が変化しない第3の波長の光を発光する第3の発光素
    子と、人体を透過したあるいは人体によって反射された
    前記発光素子が発光した光を受ける第3の受光素子と、
    第3の受光素子の信号を受けて血糖値を演算し、血糖値
    表示手段に血糖値を表示する血糖値検出手段とからなる
    血糖計。
  4. 【請求項4】 第3の波長を1690nm±25nmに設定した請
    求項3記載の血糖計。
  5. 【請求項5】 血液中のグルコース糖の濃度が変化して
    も吸光度が変化しない第1の波長の光を発光する第1の
    発光素子と、血液中の蛋白質の濃度が変化しても吸光度
    が変化しない第3の波長の光を発光する第3の発光素子
    と、血液中のヘモグロビンの濃度が変化しても吸光度が
    変化しない第4の波長の光を発光する第4の発光素子
    と、人体を透過したあるいは人体によって反射された第
    1の発光素子の光を受光する第1の受光素子と、人体を
    透過したあるいは人体によって反射された第3の発光素
    子の光を受光する第3の受光素子と、人体を透過したあ
    るいは人体によって反射された第4の発光素子の光を受
    光する第4の受光素子と、第1の受光素子の信号と第3
    の受光素子の信号と、第4の受光素子の信号とから血糖
    値を検出し、血糖値表示手段に表示する血糖値検出手段
    とからなる血糖計。
  6. 【請求項6】 第4の波長を1575nm±25nmに設定した請
    求項5記載の血糖計。
  7. 【請求項7】 血液中のグルコース糖の濃度が変化して
    も第1の波長の光を発光する第1の発光素子と、血液中
    の蛋白質の濃度が変化しても吸光度が変化しない第3の
    波長の光を発光する第3の発光素子と、血液の温度が変
    化しても吸光度が変化しない第5の波長の光を発光する
    第5の発光素子と、人体を透過したあるいは人体によっ
    て反射された第1の発光素子の光を受光する第1の受光
    素子と、人体を透過したあるいは人体によって反射され
    た第3の発光素子の光を受光する第3の受光素子と、人
    体を透過したあるいは人体によって反射された第5の発
    光素子の光を受光する第5の受光素子と、第1の受光素
    子の信号と第3の受光素子の信号と第5の受光素子の信
    号とから血糖値を検出し、血糖値表示手段に表示する血
    糖値検出手段とからなる血糖計。
  8. 【請求項8】 第5の波長を1442nm±25nmに設定した請
    求項7記載の血糖計。
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