JPH11155835A - 呼気圧検出装置 - Google Patents

呼気圧検出装置

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JPH11155835A
JPH11155835A JP34716197A JP34716197A JPH11155835A JP H11155835 A JPH11155835 A JP H11155835A JP 34716197 A JP34716197 A JP 34716197A JP 34716197 A JP34716197 A JP 34716197A JP H11155835 A JPH11155835 A JP H11155835A
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pressure
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Yasunori Sukai
保徳 須貝
Etsunori Yamaguchi
悦範 山口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電気式人工喉頭の呼気圧検出装置に関するも
のである。 【解決手段】球帯の側面に圧力検出器1が配置され、そ
の近くがより深く、遠くがより浅くなるように空間部分
をもつため、効率よく呼気圧を検出できるものである。
さらに呼吸の流れによって、上下する弁5を持ち、息を
吸うときでも呼気圧検出装置を気管孔より離す必要のな
いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、喉頭癌などの理由によ
る喉頭摘出手術によって、声を失った喉頭摘出者が使用
する電気式人工喉頭の呼気圧検出装置に関する。
【従来の技術】従来の電気式人工喉頭は、代用音源の断
続を行うスイッチのみの発生であり、一定音の声しか出
せないものであった。その問題を解決するため、特許第
2123888号にあるような生体情報を検出し、その
情報をもとに抑揚を制御する電気式人工喉頭があるが、
その生体情報の一つである、呼気圧を効率良く検出する
検出器が存在しなかった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】健常者が発声を行う場
合には、発声の内容にあわせ声帯音源の基本周波数など
を変化させ、抑揚を表現しているのは周知の事実であ
る。この時、抑揚と呼気圧は深く関係しており、健常者
は、呼気圧を無意識の内に変化させ、抑揚をつけている
ことが判明している。特許第2123888号では、生
体情報を検出することにより、その情報によって、抑揚
を制御する構成の電気式人工喉頭を提供しているが、そ
れに使用される生体情報の一つである呼気圧検出装置に
ついては、その原理を確認する手段はあっても、実用に
耐えるものが存在しなかった。本発明は、上記の問題を
解決するためになされたものであり、抑揚を制御できる
電気式人工喉頭の実用に耐える、呼気圧検出装置を提供
するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】第1図は、本願発明の呼
気圧検出装置の断面図と上面図である。1は、圧力検出
器であり、2は球帯状の呼気圧検出装置の本体、3は呼
気圧を1の圧力検出器に導くための球帯状内部の空間で
あり、1の圧力検出器の近くはその空間が大きく、1の
圧力検出器より遠い部分は、その空間が小さくなってお
り、その間は、連続的な曲面で構成されている。尚、呼
気圧は4の導入口より3の呼気圧を圧力検知器に導く空
間に導入されるように、開放状態となっており、5は、
呼気圧によって上下に動く弁である。
【0004】
【実施例】第2図は、本願発明の呼気圧検出装置を説明
するための図である。喉頭摘出者は、12の口と気管が
手術によって、切り放され、11の気管孔という呼吸専
用の穴が設けられる。呼吸の圧力を検出するために、1
1の気管孔に本願発明の10の呼気圧検出装置を軽く押
し当て、息を吸う時は、10の呼気圧検出装置に内蔵さ
れている弁が呼気圧によって、吸引されることにより、
結果的に弁が開き、13の経路を通って、息を吸うこと
ができる。逆に、息を吐く時は、呼気圧によって、10
の呼気圧検出装置に内蔵されている弁が押され、結果的
に弁が閉じる。弁が閉じることによって、行き場がなく
なった呼気は、10の呼気圧検出装置の内壁にぶつかる
ことになる。仮に、10の呼気圧検出装置の内壁がいず
れの場所も一定の空間であったり、左右対称な空間であ
った場合、10の呼気圧検出装置の内壁にぶつかった呼
気は、再び、気管孔の方に戻ったりして、結果的に呼気
流れを一端せき止めた状況になりながら、圧力検出器に
導かれることになり、11の気管孔からの呼気を効率よ
く検出することができない。しかし、第2図のように圧
力検出器のある方向が深く、圧力検出器のない方向が浅
く、その間が連続的な曲面で構成されている場合は、呼
気圧は、一端せき止めるのではなく、円滑に14の経路
を通って、圧力検出器の方に導かれるため、極めて損失
が少なく、効率よく呼気圧を検出することができる。実
際の効果としては、10の呼気圧検出装置の内壁を左右
対称な円形状にした場合と本願発明の構造とした場合で
は、同じ、圧力の空気を送った場合において、検出する
圧力の値で2倍程度の差が出ることを確認している。
【0005】
【発明の効果】1)効率よく呼気圧を検出できるため、
使用者は必要以上に息んで、息を吐く必要がなく、疲労
度も軽減され、長時間使用することができる。 2)息を吸うことができる弁構造があるため、息を吸う
度に呼気圧検出装置を気管孔から離す必要がない。 3)上記のことから、呼気圧を検出し、その情報によっ
て抑揚を制御する電気式人工喉頭に適しているため、容
易にアクセントやイントネーションといった抑揚をつけ
た発声が可能となる。又、抑揚のある発声によって、喉
頭摘出者の精神的苦痛をやわらげる効果もある。
【0006】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の構造を説明するための図である。
【図2】本願発明の実施例を説明するための図である。
【符号の説明】 1 圧力検出器 2 呼気圧検出装置本体 3 空間 4 呼気導入口 5 弁 10 呼気圧検出装置 11 気管孔 12 口 13 息を吸う経路 14 息を吐く経路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形の形状が球帯であり、その側面に圧
    力検出器が配置される構造をもち、球帯の内部は、側面
    に配置されている圧力検知器側の方がより深く、圧力検
    知器が配置されているのと反対側はより浅くなるよう
    に、内部に異なる体積の空間部分を持つように、球帯の
    半径の大きい部分が開放されている構造であり、空間の
    浅い部分から、深い部分までの間は、曲面によって、組
    み合わされる構造の呼気圧検出装置。
  2. 【請求項2】 前記の呼気圧検出装置について、球帯の
    上部に呼吸の導入用の穴を持ち、その内部に呼吸の流れ
    によって、上下する弁をもつ構造とし、球帯の外部か
    ら、球帯の内部への呼吸の流れの場合は、弁と穴の間に
    すき間が発生し、球帯内部から、球帯外部への呼吸の流
    れの場合は、呼吸の圧力によって、弁と穴の間のすき間
    が閉じ、側面に配置されている圧力検知器に、呼吸の流
    れが導かれる構造の呼気圧検出装置。 【0001】
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010110541A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Tatsu Ifukube 生体情報取得装置
JP2014233631A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 リウ チン フォンChing−Feng LIU 発声補助システム

Cited By (3)

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JP2010110541A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Tatsu Ifukube 生体情報取得装置
JP2014233631A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 リウ チン フォンChing−Feng LIU 発声補助システム
TWI465227B (ja) * 2013-06-04 2014-12-21

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