JPH11155765A - 非常用トイレ - Google Patents
非常用トイレInfo
- Publication number
- JPH11155765A JPH11155765A JP32644697A JP32644697A JPH11155765A JP H11155765 A JPH11155765 A JP H11155765A JP 32644697 A JP32644697 A JP 32644697A JP 32644697 A JP32644697 A JP 32644697A JP H11155765 A JPH11155765 A JP H11155765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- floor member
- manhole
- floor
- road surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Non-Flushing Toilets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 女性に使い易い非常用トイレにする。
【解決手段】 便室の床材1の周縁部に、下方に突出し
てマンホール39の外側の路面38に当接する支持脚1
0を設け、支持脚10により、床材1上で使用者が動い
て、床材1が撓んでも、マンホール39の縁や路面38
に、床材1が当接して当接音を発しない高さに床材1を
保持した非常用トイレ。
てマンホール39の外側の路面38に当接する支持脚1
0を設け、支持脚10により、床材1上で使用者が動い
て、床材1が撓んでも、マンホール39の縁や路面38
に、床材1が当接して当接音を発しない高さに床材1を
保持した非常用トイレ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害時等に使用さ
れる非常用トイレに関する。
れる非常用トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】災害時等に使用される非常用トイレとし
て、特開平5−245062号として公開され、特許第
2652484号として特許公報に記載された災害時用
トイレがある。
て、特開平5−245062号として公開され、特許第
2652484号として特許公報に記載された災害時用
トイレがある。
【0003】そして、前記災害時用トイレは、下水道の
マンホール口上面に敷設可能で、汚物を下水道内に落下
させるための通孔を有する敷板と、敷板の外周側に立設
される用便者を隠すための囲い部とにより構成されるも
のである。
マンホール口上面に敷設可能で、汚物を下水道内に落下
させるための通孔を有する敷板と、敷板の外周側に立設
される用便者を隠すための囲い部とにより構成されるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記災害時用トイレ
は、構成が簡単で、簡易で迅速に、マンホールにトイレ
の設営が可能な災害時用トイレである。
は、構成が簡単で、簡易で迅速に、マンホールにトイレ
の設営が可能な災害時用トイレである。
【0005】しかしながら、道路等に設置したマンホー
ルの縁と、マンホールの外側の路面とは、完全な同一平
面に形成されていることは少なく、一般に数耗の段差が
あるように凹凸に形成されている。
ルの縁と、マンホールの外側の路面とは、完全な同一平
面に形成されていることは少なく、一般に数耗の段差が
あるように凹凸に形成されている。
【0006】そして、前記のように、凹凸のあるマンホ
ール口上面に、敷板を敷設して、その敷板の上に使用者
が乗り、使用者が身体の重心を動かすと、用便中であっ
ても、敷板が部分的に上下に動き、敷板が部分的にマン
ホールの縁や路面に当接し、当接音を発生させることと
なる。
ール口上面に、敷板を敷設して、その敷板の上に使用者
が乗り、使用者が身体の重心を動かすと、用便中であっ
ても、敷板が部分的に上下に動き、敷板が部分的にマン
ホールの縁や路面に当接し、当接音を発生させることと
なる。
【0007】そうすると、トイレの内部の状況が外部に
伝わることとなり、特に使用者が女性の場合は、トイレ
が使い難いものとなる。本発明は、前記事項に鑑みなさ
れたものであり、構成が簡単で、簡易で迅速にマンホー
ルに設置できるトイレを、女性等に使い易い非常用トイ
レにすることを課題とする。
伝わることとなり、特に使用者が女性の場合は、トイレ
が使い難いものとなる。本発明は、前記事項に鑑みなさ
れたものであり、構成が簡単で、簡易で迅速にマンホー
ルに設置できるトイレを、女性等に使い易い非常用トイ
レにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、便室の床材1
の周縁部に、下方に突出してマンホール39の外側の路
面38に当接する3箇以上の支持脚10を設け、支持脚
10により、便室の床材1上で便室の使用者が動いて、
床材1が撓んでも、マンホール39の縁や路面38に、
床材1が当接して当接音を発しない高さに床材1を保持
し、床板3にマンホール39内に便を落下させる排便口
17を設けると共に、床板3上に便室を覆う遮蔽部を設
けて非常用トイレとした。
の周縁部に、下方に突出してマンホール39の外側の路
面38に当接する3箇以上の支持脚10を設け、支持脚
10により、便室の床材1上で便室の使用者が動いて、
床材1が撓んでも、マンホール39の縁や路面38に、
床材1が当接して当接音を発しない高さに床材1を保持
し、床板3にマンホール39内に便を落下させる排便口
17を設けると共に、床板3上に便室を覆う遮蔽部を設
けて非常用トイレとした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図に基づいて本発明の実施の
形態の説明をする。図1〜図3は本発明の一実施の形態
の説明用の図である。
形態の説明をする。図1〜図3は本発明の一実施の形態
の説明用の図である。
【0010】この実施の形態は、枠片2を四角形に組立
て、或いは、さらに四角形で対向する枠片2の間に、図
3の左右方向に延びる補助枠片を架設した枠体の上に、
床板3を設けて四角形の便室の床材1を形成している。
て、或いは、さらに四角形で対向する枠片2の間に、図
3の左右方向に延びる補助枠片を架設した枠体の上に、
床板3を設けて四角形の便室の床材1を形成している。
【0011】そして、四角形の床材1の周縁部の4箇所
には、下方に突出してマンホール39の外側に形成して
ある路面38に当接する4個の支持脚10が設けてあ
る。そして、前記支持脚10の下端部は、金属製である
が、この下端部はゴム等の摩擦力が大きく、かつ、弾力
性に富んだ材料で形成することも考えられるものであ
る。
には、下方に突出してマンホール39の外側に形成して
ある路面38に当接する4個の支持脚10が設けてあ
る。そして、前記支持脚10の下端部は、金属製である
が、この下端部はゴム等の摩擦力が大きく、かつ、弾力
性に富んだ材料で形成することも考えられるものであ
る。
【0012】さらに、支持脚10は、車輪を固定できる
キャスターとすることも考えられる。そして、支持脚1
0をキャスターとした場合は便器16の下部が、枠片2
よりも下方に突出しないように形成するとよい。なお、
キャスター(10)の上部を伸長可能に形成し、非常用
トイレを移動する際に、便器16の下部を地面に当接し
ないようにすることもできる。
キャスターとすることも考えられる。そして、支持脚1
0をキャスターとした場合は便器16の下部が、枠片2
よりも下方に突出しないように形成するとよい。なお、
キャスター(10)の上部を伸長可能に形成し、非常用
トイレを移動する際に、便器16の下部を地面に当接し
ないようにすることもできる。
【0013】そして、この実施の形態では、床材1を構
成する枠片2の下端は、路面38から略25耗程上方に
離れた高い位置にあるように形成されている。そして、
前記支持脚10により、便室の床材1上で便室の使用者
が動いて、床材1が撓んでも、マンホール39の縁や路
面38に、床材1が当接して当接音を発しない高さに床
材1を保持している。
成する枠片2の下端は、路面38から略25耗程上方に
離れた高い位置にあるように形成されている。そして、
前記支持脚10により、便室の床材1上で便室の使用者
が動いて、床材1が撓んでも、マンホール39の縁や路
面38に、床材1が当接して当接音を発しない高さに床
材1を保持している。
【0014】そして、床板3には、合成樹脂製の便器1
6の下部が挿入できる孔が設けてあり、便器16の下部
を前記床板3に設けた孔に挿入する。そして、便器16
の外側の中程に、水平方向に突出して形成されている図
示してないフランジを、前記床板3に設けた孔の縁に係
止して、便器16を床板3で保持するように形成してあ
る。
6の下部が挿入できる孔が設けてあり、便器16の下部
を前記床板3に設けた孔に挿入する。そして、便器16
の外側の中程に、水平方向に突出して形成されている図
示してないフランジを、前記床板3に設けた孔の縁に係
止して、便器16を床板3で保持するように形成してあ
る。
【0015】そして、便器16の後部に設けた、下方に
突出する筒状部が、マンホール39内に便を落下させる
排便口17となるものである。さらに、床板3に図に示
すような便器16を設けない場合は、床板3に設けた孔
が排便口17となる。
突出する筒状部が、マンホール39内に便を落下させる
排便口17となるものである。さらに、床板3に図に示
すような便器16を設けない場合は、床板3に設けた孔
が排便口17となる。
【0016】そして、便器16の前部には、蛇腹状で半
筒状のきんかくし18が設けてあり、このきんかくし1
8は、弾力性を有する合成樹脂で形成され、押圧力を加
えない場合は、図1及び図2に示すように伸長している
ものである。
筒状のきんかくし18が設けてあり、このきんかくし1
8は、弾力性を有する合成樹脂で形成され、押圧力を加
えない場合は、図1及び図2に示すように伸長している
ものである。
【0017】そして、非常用トイレの収納時には、上方
より押圧して、きんかくし18を押し潰していたもので
ある。そして、床材1の前部には手摺19が着脱可能に
設けてある。
より押圧して、きんかくし18を押し潰していたもので
ある。そして、床材1の前部には手摺19が着脱可能に
設けてある。
【0018】そして、床材1の4箇所の隅部には、金属
製、または、合成樹脂製の管で形成された支柱25が取
外し可能に立設されており、この支柱25は、ぞれぞ
れ、継目26により3つの部分に分解できるものであ
る。
製、または、合成樹脂製の管で形成された支柱25が取
外し可能に立設されており、この支柱25は、ぞれぞ
れ、継目26により3つの部分に分解できるものであ
る。
【0019】そして、支柱25の上部には、屋根32が
取外し可能に設置してある。そして、屋根32の周縁部
から、入口部を形成した図示してない遮蔽部が吊下げら
れることにより、床板3上に便室を覆う遮蔽部を設ける
ようにしてある。
取外し可能に設置してある。そして、屋根32の周縁部
から、入口部を形成した図示してない遮蔽部が吊下げら
れることにより、床板3上に便室を覆う遮蔽部を設ける
ようにしてある。
【0020】
【発明の効果】本発明は、非常用トイレの便室の床材1
の周縁部に、下方に突出してマンホール39の外側の路
面38に当接する支持脚10を設け、支持脚10によ
り、便室の床材1上で便室の使用者が動いて、床材1が
撓んでも、マンホール39の縁や路面38に、床材1が
当接して当接音を発しない高さに床材1を保持したもの
である。
の周縁部に、下方に突出してマンホール39の外側の路
面38に当接する支持脚10を設け、支持脚10によ
り、便室の床材1上で便室の使用者が動いて、床材1が
撓んでも、マンホール39の縁や路面38に、床材1が
当接して当接音を発しない高さに床材1を保持したもの
である。
【0021】前述の如く、本発明は、床材1の上で使用
者が動いても、床材1の当接音は発生しないので、構成
が簡単で、簡易で迅速にマンホール39に設置できる非
常用トイレを、女性等が床材1の撓みを気に掛けること
なく使用できる使い易いトイレにできたものである。
者が動いても、床材1の当接音は発生しないので、構成
が簡単で、簡易で迅速にマンホール39に設置できる非
常用トイレを、女性等が床材1の撓みを気に掛けること
なく使用できる使い易いトイレにできたものである。
【0022】そして、路面38と床板3の上面との段差
は、床材1が撓んでも路面38に当接しないのを目的と
したものであり、小さな段差であるので、高齢者などで
あっても容易に使用できるものである。
は、床材1が撓んでも路面38に当接しないのを目的と
したものであり、小さな段差であるので、高齢者などで
あっても容易に使用できるものである。
【図1】本発明の一実施の形態の説明用の側面図
【図2】本発明の一実施の形態の説明用の正面図
【図3】本発明の一実施の形態の説明用の、図1のA−
A線で断面した平面図
A線で断面した平面図
1 床材 2 枠片 3 床板 10 支持脚 16 便器 17 排便口 18 きんかくし 19 手摺 25 支柱 26 継目 32 屋根 38 路面 39 マンホール
Claims (1)
- 【請求項1】 便室の床材1の周縁部に、下方に突出し
てマンホール39の外側の路面38に当接する3箇以上
の支持脚10を設け、支持脚10により、便室の床材1
上で便室の使用者が動いて、床材1が撓んでも、マンホ
ール39の縁や路面38に、床材1が当接して当接音を
発しない高さに床材1を保持し、床板3にマンホール3
9内に便を落下させる排便口17を設けると共に、床板
3上に便室を覆う遮蔽部を設けた非常用トイレ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32644697A JPH11155765A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 非常用トイレ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32644697A JPH11155765A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 非常用トイレ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11155765A true JPH11155765A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18187906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32644697A Pending JPH11155765A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 非常用トイレ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11155765A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019013327A1 (ja) * | 2017-07-14 | 2019-01-17 | 株式会社Lixil | 移動式衛生設備ユニット |
JP2019019662A (ja) * | 2017-07-14 | 2019-02-07 | 株式会社Lixil | 移動式衛生設備ユニット |
JP2020090833A (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | アロン化成株式会社 | 防臭弁機構およびそれを備えた蓋 |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP32644697A patent/JPH11155765A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019013327A1 (ja) * | 2017-07-14 | 2019-01-17 | 株式会社Lixil | 移動式衛生設備ユニット |
JP2019019662A (ja) * | 2017-07-14 | 2019-02-07 | 株式会社Lixil | 移動式衛生設備ユニット |
JP2020090833A (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | アロン化成株式会社 | 防臭弁機構およびそれを備えた蓋 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060123 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060131 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060606 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |