JPH11155686A - 椅子の肘掛け装置 - Google Patents
椅子の肘掛け装置Info
- Publication number
- JPH11155686A JPH11155686A JP9328875A JP32887597A JPH11155686A JP H11155686 A JPH11155686 A JP H11155686A JP 9328875 A JP9328875 A JP 9328875A JP 32887597 A JP32887597 A JP 32887597A JP H11155686 A JPH11155686 A JP H11155686A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armrest
- fixing member
- section
- support
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C1/00—Chairs adapted for special purposes
- A47C1/02—Reclining or easy chairs
- A47C1/022—Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts
- A47C1/03—Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts the parts being arm-rests
- A47C1/0308—Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts the parts being arm-rests adjustable by rotation
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Dentistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 肘掛け部の上下角度調節を無段階でしかも簡
単に行えるとともに、肘を通常の使用状態において支え
ることができる程度の弾性を肘掛け部に付与することに
より、肘に無理な圧迫感を与えず、更に機構が簡単で部
品点数も少なく、コスト低減化が図れる椅子の肘掛け装
置を提供する。 【解決手段】 座部又は脚部から立ち上がった支持部５
に対して肘掛け部６が上下角度調節可能な椅子の肘掛け
装置であって、支持部の上端に肘掛け部を水平な支軸に
て上下傾動可能に連結するとともに、支持部の前側又は
後側に延設した固定部材９と固定部材の上方に対応する
肘掛け部の内部（傾動部材１０）間とを、固定部材の下
面に配した回転ハンドル２１と、固定部材を貫通して回
転ハンドルと肘掛け部の一方に固定し且つ他方に螺合し
て関係づけた螺軸２２とで連係するとともに、螺軸に引
張り力が加わる方向に支持部又は固定部材に対して肘掛
け部を弾性付勢（圧縮コイルばね２７）してなる角度調
節手段を有する。
単に行えるとともに、肘を通常の使用状態において支え
ることができる程度の弾性を肘掛け部に付与することに
より、肘に無理な圧迫感を与えず、更に機構が簡単で部
品点数も少なく、コスト低減化が図れる椅子の肘掛け装
置を提供する。 【解決手段】 座部又は脚部から立ち上がった支持部５
に対して肘掛け部６が上下角度調節可能な椅子の肘掛け
装置であって、支持部の上端に肘掛け部を水平な支軸に
て上下傾動可能に連結するとともに、支持部の前側又は
後側に延設した固定部材９と固定部材の上方に対応する
肘掛け部の内部（傾動部材１０）間とを、固定部材の下
面に配した回転ハンドル２１と、固定部材を貫通して回
転ハンドルと肘掛け部の一方に固定し且つ他方に螺合し
て関係づけた螺軸２２とで連係するとともに、螺軸に引
張り力が加わる方向に支持部又は固定部材に対して肘掛
け部を弾性付勢（圧縮コイルばね２７）してなる角度調
節手段を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子の肘掛け装置
に係わり、更に詳しくは肘掛け部が上下角度調節可能な
椅子の肘掛け装置に関する。
に係わり、更に詳しくは肘掛け部が上下角度調節可能な
椅子の肘掛け装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、椅子の座部又は脚部から立ち上が
った支持部に対して肘掛け部が上下角度調節可能なもの
も既に提供されている。そして、肘掛け部の角度調節機
構としては、支持部の上端に肘掛け部の中央部を傾動可
能に枢着するとともに、支持部の前後一端部に複数の係
合凹部を上下方向に所定間隔で形成し、該係合凹部に肘
掛け部の前後一端部に突設した突起を弾性的に嵌合して
多段階に角度調節するものがある。
った支持部に対して肘掛け部が上下角度調節可能なもの
も既に提供されている。そして、肘掛け部の角度調節機
構としては、支持部の上端に肘掛け部の中央部を傾動可
能に枢着するとともに、支持部の前後一端部に複数の係
合凹部を上下方向に所定間隔で形成し、該係合凹部に肘
掛け部の前後一端部に突設した突起を弾性的に嵌合して
多段階に角度調節するものがある。
【０００３】しかし、従来の肘掛け部の角度調節機構
は、機構が複雑で部品点数も多くコスト高であるととも
に、多段階の調節であるので、最適の角度に調節し難い
といった使用上の不都合もある。また、肘掛け部の角度
を調節した後は、該肘掛け部はその支持部に対して固定
的であるので、やや硬さを肘に感じるものであった。
は、機構が複雑で部品点数も多くコスト高であるととも
に、多段階の調節であるので、最適の角度に調節し難い
といった使用上の不都合もある。また、肘掛け部の角度
を調節した後は、該肘掛け部はその支持部に対して固定
的であるので、やや硬さを肘に感じるものであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、肘掛け部の上下角度
調節を無段階でしかも簡単に行えるとともに、肘を通常
の使用状態において支えることができる程度の弾性を肘
掛け部に付与することにより、肘に無理な圧迫感を与え
ず、更に機構が簡単で部品点数も少なく、コスト低減化
が図れる椅子の肘掛け装置を提供する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、肘掛け部の上下角度
調節を無段階でしかも簡単に行えるとともに、肘を通常
の使用状態において支えることができる程度の弾性を肘
掛け部に付与することにより、肘に無理な圧迫感を与え
ず、更に機構が簡単で部品点数も少なく、コスト低減化
が図れる椅子の肘掛け装置を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、座部又は脚部から立ち上がった支持部に対
して肘掛け部が上下角度調節可能な椅子の肘掛け装置で
あって、前記支持部の上端に肘掛け部を水平な支軸にて
上下傾動可能に連結するとともに、前記支持部の前側又
は後側に設けた固定部材と該固定部材の上方に対応する
肘掛け部の内部間とを、前記固定部材の下面に配した回
転ハンドルと、該固定部材を貫通して該回転ハンドルと
肘掛け部の一方に固定し且つ他方に螺合して関係づけた
螺軸とで連係するとともに、前記螺軸に引張り力が加わ
る方向に支持部又は固定部材に対して肘掛け部を弾性付
勢してなる角度調節手段を有する椅子の肘掛け装置を構
成した。
決のために、座部又は脚部から立ち上がった支持部に対
して肘掛け部が上下角度調節可能な椅子の肘掛け装置で
あって、前記支持部の上端に肘掛け部を水平な支軸にて
上下傾動可能に連結するとともに、前記支持部の前側又
は後側に設けた固定部材と該固定部材の上方に対応する
肘掛け部の内部間とを、前記固定部材の下面に配した回
転ハンドルと、該固定部材を貫通して該回転ハンドルと
肘掛け部の一方に固定し且つ他方に螺合して関係づけた
螺軸とで連係するとともに、前記螺軸に引張り力が加わ
る方向に支持部又は固定部材に対して肘掛け部を弾性付
勢してなる角度調節手段を有する椅子の肘掛け装置を構
成した。
【０００６】更に、前記支持部の上端に前記肘掛け部の
内部に固定した傾動部材を水平な支軸にて上下傾動可能
に連結してなり、前記角度調節手段が、前記固定部材に
形成した通孔に前記回転ハンドルに固定した螺軸を下方
から挿通して前記傾動部材に設けた連結具の螺孔に螺合
するとともに、前記螺軸に巻回した圧縮コイルばねを固
定部材の上面と連結具間に圧縮介装してなるものである
ことが好ましい。
内部に固定した傾動部材を水平な支軸にて上下傾動可能
に連結してなり、前記角度調節手段が、前記固定部材に
形成した通孔に前記回転ハンドルに固定した螺軸を下方
から挿通して前記傾動部材に設けた連結具の螺孔に螺合
するとともに、前記螺軸に巻回した圧縮コイルばねを固
定部材の上面と連結具間に圧縮介装してなるものである
ことが好ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づき更に詳細に説明する。図１は本発明に係る椅子
を示し、図２は肘掛け部を略水平に設定した状態、図３
は肘掛け部を前上がりに傾斜させて設定した状態を示
し、図中符号１は椅子の脚部、２は座部、３は背凭れ
部、４は肘掛け装置、５は支持部、６は肘掛け部をそれ
ぞれ示している。
に基づき更に詳細に説明する。図１は本発明に係る椅子
を示し、図２は肘掛け部を略水平に設定した状態、図３
は肘掛け部を前上がりに傾斜させて設定した状態を示
し、図中符号１は椅子の脚部、２は座部、３は背凭れ
部、４は肘掛け装置、５は支持部、６は肘掛け部をそれ
ぞれ示している。
【０００８】本発明の実施形態に係る肘掛け装置４は、
座部２又は脚部１から立ち上がった支持部５に対して肘
掛け部６を高さ調節可能且つ上下角度調節可能に設けた
ものである。前記支持部５は、座部２に固定した支持ア
ーム７の上部に、中空状の昇降体８を上下スライド可能
に外嵌した構造を有する。そして、前記支持アーム７と
昇降体８との間には、支持アーム７に対して昇降体８の
高さを調節し且つその高さを維持するための高さ調節機
構が設けられている。また、前記昇降体８の上端には、
角度調節機構を構成する固定部材９が固着されており、
同様に角度調節機構を構成する肘掛け部６の補強を兼ね
た傾動部材１０が前記固定部材９に対して角度調節可能
に取付けている。
座部２又は脚部１から立ち上がった支持部５に対して肘
掛け部６を高さ調節可能且つ上下角度調節可能に設けた
ものである。前記支持部５は、座部２に固定した支持ア
ーム７の上部に、中空状の昇降体８を上下スライド可能
に外嵌した構造を有する。そして、前記支持アーム７と
昇降体８との間には、支持アーム７に対して昇降体８の
高さを調節し且つその高さを維持するための高さ調節機
構が設けられている。また、前記昇降体８の上端には、
角度調節機構を構成する固定部材９が固着されており、
同様に角度調節機構を構成する肘掛け部６の補強を兼ね
た傾動部材１０が前記固定部材９に対して角度調節可能
に取付けている。
【０００９】本発明に係る椅子の肘掛け装置４を図２及
び図３に基づいて更に詳しく説明する。前記支持部５を
構成する昇降体８の上端に固定部材９を固定する。該固
定部材９は、本実施形態では金属板で作製し、一部が支
持部５よりも前側に延長して支持板１１となっている。
そして、前記固定部材９には、軸受板１２を略支持部５
の中央部に上方へ突設している。
び図３に基づいて更に詳しく説明する。前記支持部５を
構成する昇降体８の上端に固定部材９を固定する。該固
定部材９は、本実施形態では金属板で作製し、一部が支
持部５よりも前側に延長して支持板１１となっている。
そして、前記固定部材９には、軸受板１２を略支持部５
の中央部に上方へ突設している。
【００１０】一方、前記肘掛け部６は、合成樹脂製の上
部カバー部材１３と下部カバー部材１４とを接合して中
空状に形成し、該上部カバー部材１３には下面に多数の
補強リブ１５，…と前記傾動部材１０を取付ける台座１
６，１６を一体成形し、前記下部カバー部材１４には前
記固定部材９を受け入れる開口１７を形成している。そ
して、金属板からなる前記傾動部材１０の基板１８を前
記補強リブ１５，…の下縁に接触状態で前記台座１６，
１６にネジ止め固定し、肘掛け部６としての強度と剛性
を確保している。
部カバー部材１３と下部カバー部材１４とを接合して中
空状に形成し、該上部カバー部材１３には下面に多数の
補強リブ１５，…と前記傾動部材１０を取付ける台座１
６，１６を一体成形し、前記下部カバー部材１４には前
記固定部材９を受け入れる開口１７を形成している。そ
して、金属板からなる前記傾動部材１０の基板１８を前
記補強リブ１５，…の下縁に接触状態で前記台座１６，
１６にネジ止め固定し、肘掛け部６としての強度と剛性
を確保している。
【００１１】そして、前記傾動部材１０は、前記基板１
８の両側縁を下方へ折曲して形成した側板１９，１９の
略中央部を、前記固定部材９の軸受板１２に、水平な支
軸２０にて上下傾動可能に連結している。
８の両側縁を下方へ折曲して形成した側板１９，１９の
略中央部を、前記固定部材９の軸受板１２に、水平な支
軸２０にて上下傾動可能に連結している。
【００１２】前記肘掛け部６を支持部５に対して上下角
度調節するための角度調節手段は、前記支持部５の前側
に延設した固定部材９の支持板１１と該支持板１１の上
方に対応する肘掛け部６の内部間とを、前記支持板１１
の下面に配した回転ハンドル２１と、該支持板１１を貫
通して該回転ハンドル２１と肘掛け部６の一方に固定し
且つ他方に螺合して関係づけた螺軸２２とで連係すると
ともに、前記螺軸２２に引張り力が加わる方向に固定部
材９に対して肘掛け部６を弾性付勢してなるものであ
る。
度調節するための角度調節手段は、前記支持部５の前側
に延設した固定部材９の支持板１１と該支持板１１の上
方に対応する肘掛け部６の内部間とを、前記支持板１１
の下面に配した回転ハンドル２１と、該支持板１１を貫
通して該回転ハンドル２１と肘掛け部６の一方に固定し
且つ他方に螺合して関係づけた螺軸２２とで連係すると
ともに、前記螺軸２２に引張り力が加わる方向に固定部
材９に対して肘掛け部６を弾性付勢してなるものであ
る。
【００１３】具体的には、前記角度調節手段は、前記固
定部材９の支持板１１に形成した通孔２３に前記回転ハ
ンドル２１に固定した螺軸２２を下方から挿通し、該螺
軸２２を前記傾動部材１０の両側板１９，１９間に水平
な支持ピン２４で枢着した連結具２５の螺孔２６に螺合
するとともに、前記螺軸２２に巻回した圧縮コイルばね
２７を固定部材９の支持板１１の上面と連結具２５間に
圧縮介装してなるものである。尚、前記圧縮コイルばね
２７の代わりに、前記支軸２０にキックばねのコイル部
を巻回し、両脚部を固定部材９と傾動部材１０に当接し
たものでも良い。また、前記螺軸２２の一端を前記連結
具２５に固定し、通孔２３を貫通した螺軸２２の他端に
回転ハンドル２１を螺合しても良いのである。
定部材９の支持板１１に形成した通孔２３に前記回転ハ
ンドル２１に固定した螺軸２２を下方から挿通し、該螺
軸２２を前記傾動部材１０の両側板１９，１９間に水平
な支持ピン２４で枢着した連結具２５の螺孔２６に螺合
するとともに、前記螺軸２２に巻回した圧縮コイルばね
２７を固定部材９の支持板１１の上面と連結具２５間に
圧縮介装してなるものである。尚、前記圧縮コイルばね
２７の代わりに、前記支軸２０にキックばねのコイル部
を巻回し、両脚部を固定部材９と傾動部材１０に当接し
たものでも良い。また、前記螺軸２２の一端を前記連結
具２５に固定し、通孔２３を貫通した螺軸２２の他端に
回転ハンドル２１を螺合しても良いのである。
【００１４】そして、前記回転ハンドル２１を一方向に
回転させると、圧縮コイルばね２７の弾性力に抗して支
持板１１に対して連結具２５が引き付けられて、傾動部
材１０、即ち肘掛け部６が支軸２０を中心として回転し
て肘掛け部６の前部が下降し、また回転ハンドル２１を
逆方向に回転させると支持板１１に対して連結具２５が
離れて、傾動部材１０、即ち肘掛け部６が支軸２０を中
心として逆回転して肘掛け部６の前部が上昇する。つま
り、前記回転ハンドル２１を回転させることによって、
支持部５に対する肘掛け部６の上下角度を無段階に調節
することができるのである。
回転させると、圧縮コイルばね２７の弾性力に抗して支
持板１１に対して連結具２５が引き付けられて、傾動部
材１０、即ち肘掛け部６が支軸２０を中心として回転し
て肘掛け部６の前部が下降し、また回転ハンドル２１を
逆方向に回転させると支持板１１に対して連結具２５が
離れて、傾動部材１０、即ち肘掛け部６が支軸２０を中
心として逆回転して肘掛け部６の前部が上昇する。つま
り、前記回転ハンドル２１を回転させることによって、
支持部５に対する肘掛け部６の上下角度を無段階に調節
することができるのである。
【００１５】ここで、図２は肘掛け部６を略水平状態と
なした状態で、通常は肘掛け部６の前部が最も下降した
状態であり、図３は肘掛け部６の前部を上昇させて傾斜
した状態である。肘掛け部６の角度は、着座者の体格に
応じて座部２の高さと肘掛け部６の高さを調節した後、
該肘掛け部６の上面が机の前縁に向くように調節するこ
とが望ましい。肘掛け部６の角度を前述のように設定し
た場合、該肘掛け部６の上面に肘を載せ、手首を机天板
に載せた状態で、ワープロやパソコンの入力手段の一つ
であるマウスを操作することができるので、その操作が
楽になるのである。また、キーボードを操作する場合も
同様である。
なした状態で、通常は肘掛け部６の前部が最も下降した
状態であり、図３は肘掛け部６の前部を上昇させて傾斜
した状態である。肘掛け部６の角度は、着座者の体格に
応じて座部２の高さと肘掛け部６の高さを調節した後、
該肘掛け部６の上面が机の前縁に向くように調節するこ
とが望ましい。肘掛け部６の角度を前述のように設定し
た場合、該肘掛け部６の上面に肘を載せ、手首を机天板
に載せた状態で、ワープロやパソコンの入力手段の一つ
であるマウスを操作することができるので、その操作が
楽になるのである。また、キーボードを操作する場合も
同様である。
【００１６】また、前記肘掛け部６をどのような角度に
調節した場合でも、肘掛け部６の前部を下方へ押せば、
前記圧縮コイルばね２７が圧縮されて、螺軸２２が通孔
２３を下方へ移動するので、該肘掛け部６の前部が弾性
的に下方へ変位する。ここで、前記圧縮コイルばね２７
の弾性力は、通常の使用状態、即ち肘を肘掛け部６の上
面の全体に単に載せた状態では圧縮されないような強さ
に設定してある。従って、通常の使用状態では肘掛け部
６は変位しないが、肘掛け部６の前部に肘を載せて荷重
が前部に集中した場合や衝突した場合、あるいは肘掛け
部６の前部を肘で強く押した場合には、前述のように肘
掛け部６の前部が下方へ弾性的に変位すし、肘に加わる
圧迫力を軽減できるようにしている。
調節した場合でも、肘掛け部６の前部を下方へ押せば、
前記圧縮コイルばね２７が圧縮されて、螺軸２２が通孔
２３を下方へ移動するので、該肘掛け部６の前部が弾性
的に下方へ変位する。ここで、前記圧縮コイルばね２７
の弾性力は、通常の使用状態、即ち肘を肘掛け部６の上
面の全体に単に載せた状態では圧縮されないような強さ
に設定してある。従って、通常の使用状態では肘掛け部
６は変位しないが、肘掛け部６の前部に肘を載せて荷重
が前部に集中した場合や衝突した場合、あるいは肘掛け
部６の前部を肘で強く押した場合には、前述のように肘
掛け部６の前部が下方へ弾性的に変位すし、肘に加わる
圧迫力を軽減できるようにしている。
【００１７】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の椅子の肘掛け装
置は、肘掛け部の上下角度調節を無段階でしかも簡単に
行うことができ、例えば、机天板に載置したワープロや
パソコンのマウスやキーボードを操作する場合、肘掛け
部の手口の高さを机天板と略同じ高さに設定して肘掛け
部の前端上面を机天板の手前縁に連続させて手首部分の
安楽な支持状態を実現した場合でも、肘掛け部に角度を
つけることによって、肩から肘までの最適距離を確保で
き、また肘を通常の使用状態において支えることができ
る程度の弾性を肘掛け部に付与することができるので、
肘に無理な圧迫感を与えず、更に機構が簡単で部品点数
も少ないのでコスト低減化を図ることができる。
置は、肘掛け部の上下角度調節を無段階でしかも簡単に
行うことができ、例えば、机天板に載置したワープロや
パソコンのマウスやキーボードを操作する場合、肘掛け
部の手口の高さを机天板と略同じ高さに設定して肘掛け
部の前端上面を机天板の手前縁に連続させて手首部分の
安楽な支持状態を実現した場合でも、肘掛け部に角度を
つけることによって、肩から肘までの最適距離を確保で
き、また肘を通常の使用状態において支えることができ
る程度の弾性を肘掛け部に付与することができるので、
肘に無理な圧迫感を与えず、更に機構が簡単で部品点数
も少ないのでコスト低減化を図ることができる。
【図１】本発明の肘掛け装置を適用した椅子の側面図で
ある。
ある。
【図２】同じく肘掛け部が略水平状態の場合の要部の拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図３】同じく肘掛け部が傾斜状態の場合の要部の拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
１ 脚部 ２ 座部 ３ 背凭れ部 ４ 肘掛け装置 ５ 支持部 ６ 肘掛け部 ７ 支持アーム ８ 昇降体 ９ 固定部材 １０ 傾動部材 １１ 支持板 １２ 軸受板 １３ 上部カバー部材 １４ 下部カバー部材 １５ 補強リブ １６ 台座 １７ 開口 １８ 基板 １９ 側板 ２０ 支軸 ２１ 回転ハンドル ２２ 螺軸 ２３ 通孔 ２４ 支持ピン ２５ 連結具 ２６ 螺孔 ２７ 圧縮コイルばね
Claims (2)
- 【請求項１】 座部又は脚部から立ち上がった支持部に
対して肘掛け部が上下角度調節可能な椅子の肘掛け装置
であって、前記支持部の上端に肘掛け部を水平な支軸に
て上下傾動可能に連結するとともに、前記支持部の前側
又は後側に延設した固定部材と該固定部材の上方に対応
する肘掛け部の内部間とを、前記固定部材の下面に配し
た回転ハンドルと、該固定部材を貫通して該回転ハンド
ルと肘掛け部の一方に固定し且つ他方に螺合して関係づ
けた螺軸とで連係するとともに、前記螺軸に引張り力が
加わる方向に支持部又は固定部材に対して肘掛け部を弾
性付勢してなる角度調節手段を有することを特徴とする
椅子の肘掛け装置。 - 【請求項２】 前記支持部の上端に前記肘掛け部の内部
に固定した傾動部材を水平な支軸にて上下傾動可能に連
結してなり、前記角度調節手段が、前記固定部材に形成
した通孔に前記回転ハンドルに固定した螺軸を下方から
挿通して前記傾動部材に設けた連結具の螺孔に螺合する
とともに、前記螺軸に巻回した圧縮コイルばねを固定部
材の上面と連結具間に圧縮介装してなるものである請求
項１記載の椅子の肘掛け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9328875A JPH11155686A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 椅子の肘掛け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9328875A JPH11155686A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 椅子の肘掛け装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11155686A true JPH11155686A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18215081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9328875A Pending JPH11155686A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 椅子の肘掛け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11155686A (ja) |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP9328875A patent/JPH11155686A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041221 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050517 |