JPH11155618A - つえ先部品 - Google Patents
つえ先部品Info
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- JPH11155618A JPH11155618A JP33012697A JP33012697A JPH11155618A JP H11155618 A JPH11155618 A JP H11155618A JP 33012697 A JP33012697 A JP 33012697A JP 33012697 A JP33012697 A JP 33012697A JP H11155618 A JPH11155618 A JP H11155618A
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- Japan
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- rubber
- cane
- toe
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Abstract
有効に確保しつつ、軽量化と使用寿命の延命化とが有利
に図られ得、以てつえの使用者にかかる負担を効果的に
軽減させることが出来るつえ先部品を提供する。 【解決手段】 ウレタン樹脂材料にて構成すると共に、
接地部位14の外周部に環状の外側突起22を設け、更
に、該接地部位14における、該外側突起22にて囲ま
れた内側部分に、該外側突起22と同一の高さを有し、
且つ複数の硬質粒子26が、接地面28上に露呈するよ
うに埋設された内側突起24を設けて、構成した。
Description
つえ先部品の改良された構造に関するものである。
等、日常生活において介助者が必要とされる者等は、立
ち上がったり、歩行したりする際等に、自らの体重を支
えるため等に、棒状つえや松葉づえ、多脚つえ等、各種
のつえを使用している。
通常、その下端部に、適度な硬度と弾性を有し、且つ滑
り抵抗性に優れたゴム材料からなるつえ先部品が取り付
けられている。それによって、路面や床等につえをつい
た際に、つえ先部品が、それら路面や床等に対して滑り
抵抗を発揮しつつ、弾性変形せしめられて、路面や床に
対する滑りが防止され得ると共に、つえをついた際の衝
撃が緩和され得るようになっているのである。
るつえ先部品は、ゴム材料自体が比較的重いもので、し
かも耐摩耗性に劣るものであることから、重量が大き
く、また使用寿命が比較的短いといった欠点を有してい
た。そのため、かかるゴム製のつえ先部品が取り付けら
れてなる、従来のつえにあっては、その全体重量が大き
く、取扱性に劣るものとなっていたばかりでなく、つえ
先部品を、度々交換する必要があったのであり、それ
が、使用者にとって大きな負担となっていたのである。
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、緩衝作用や滑り防止作用を確保しつつ、
軽量化と使用寿命の延命化とが有利に図られ得、以てつ
えの使用者にかかる負担を効果的に軽減させることが出
来るつえ先部品を提供することにある。
るために、種々検討を重ねた結果、従来のつえ先部品を
与えるゴム材料と同程度の弾性と硬度とを有し、しか
も、それよりも軽く、且つ耐摩耗性に優れたウレタン樹
脂材料を、かかるゴム材料に代えて、つえ先部品の形成
材料として用いることを着想した。そして、この着想に
基づいて、そのようなウレタン樹脂材料からつえ先部品
を成形したところ、その成形されたつえ先部品が、つえ
に取り付けられた使用状態下で、従来のゴム製のつえ先
部品と同程度以上の緩衝作用と、それよりも優れた使用
耐久性を発揮するものの、滑り抵抗性が小さく、十分な
滑り防止作用が得られないことが判明したのである。
レタン樹脂材料を用い、そして、このウレタン樹脂材料
から形成されるつえ先部品の滑り抵抗性を高めて、ゴム
製の従来品に匹敵する十分な滑り防止作用が発揮され得
るように構成することによって、上述の如き課題が解決
され得ることを、本発明者は見い出したのである。
ものであって、その特徴とするところは、つえの下端部
に取り付けられるつえ先部品において、ウレタン樹脂材
料から形成されてなり、且つ接地部位の外周部に設けた
環状の外側突起を有する一方、該環状の外側突起にて囲
まれた該接地部位の内側部分に、該外側突起と同一高さ
の内側突起を有し、更に、該内側突起に、複数の硬質粒
子が、該内側突起の接地面上に露呈するように埋設され
ていることにある。
ては、ゴム材料よりも優れた耐摩耗性を有するウレタン
樹脂材料にて形成されていることから、つえに取り付け
られた使用状態下での摩耗量が確実に小さく為され得
て、使用寿命が有効に延命化され得るのであり、また、
そのように、使用状態下での摩耗量が小さく為され得て
いることによって、使用耐久性の低下を招くことなく、
路面や床等に接触する接地部位の厚さを従来品よりも薄
くして、小型化することが出来、しかも、それに加え
て、ウレタン樹脂材料が、単位体積当たりの重量におい
て、ゴム材料よりも軽いものであるところから、従来の
ゴム製のつえ先部品に比して、有利に軽量化され得るの
である。
形成材料たるウレタン樹脂材料が、適度な硬度と弾性と
を有するものであるのに加えて、接地部位の外周部に環
状の外側突起が設けられているところから、つえに取り
付けられた使用状態下で、路面や床等に接触せしめられ
た際に、環状の外側突起が、使用者の体重等にて簡単に
押し潰されることなく、該環状の内側乃至は外側に倒さ
れるように弾性変形せしめられ得、それによって、路面
や床等につえついた際の衝撃が有利に緩和され得るので
ある。
のような環状の外側突起にて囲まれた、接地部位の内側
部分に、複数の硬質粒子が接地面上に露呈するように埋
設された内側突起が、外側突起と同一高さをもって形成
されていることから、つえに取り付けられた使用状態下
で路面や床等に接触せしめられた際に、上述の如く、外
側突起が弾性変形させられる一方で、内側突起の接地面
と、該接地面に露呈する複数の硬質粒子とが、それら路
面や床等に接触せしめられ、そして、そのような接触状
態下で、つえ先部品に対して、路面上や床上等を摺動さ
せる方向に作用力が加えられた際には、かかる複数の硬
質粒子が路面や床等の表面に係合乃至は食い込むような
状態となって、それら内側突起と路面乃至は床との間
に、より大きな摩擦力が生ぜしめられ、それによって、
路面や床等に対する滑りが有効に防止され得るのであ
る。
は、緩衝作用や滑り防止作用を有効に確保しつつ、軽量
化と使用寿命の延命化とが有利に図られ得、それによっ
て、つえ先部品の取り付けに伴うつえの重量の増大量
と、つえ先部品の取替え回数とを可及的に小さく乃至は
少なく抑えることが出来、その結果として、そのような
つえの使用者にかかる負担を、従来品を使用する場合に
比して、極めて効果的に軽減させることが出来るのであ
る。
の如く、つえをついた際の衝撃が、主に、環状の外側突
起の弾性変形により緩和されるようになっているところ
から、つえをついた際に、内側突起が、大きな衝撃や過
度の弾性変形を受けることが可及的に阻止され得るので
あり、それによって、そのような内側突起に埋設された
複数の硬質粒子が、該内側突起から脱落せしめられるよ
うなことが有利に防止され得、その結果として、それら
複数の硬質粒子による滑り防止作用が、より安定的に、
且つ長期にわたって確保され得ることとなるのである。
においては、有利には、前記硬質粒子が、炭化珪素の粒
子にて構成されることとなる。それによって、つえ先部
品の滑り防止作用が、より一層効果的に確保され得るの
である。
かにするために、本発明に係るつえ先部品の構成につい
て、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
るつえ先部品として、棒状つえに取り付けられるものの
一例が、その正面形態において、概略的に示されてい
る。かかる図1からも明らかなように、つえ先部品10
は、本発明に従う樹脂材料からなる一体成形品にて構成
されており、その上側部位を与える、下方に向かうに従
って次第に大径となる略円錐台形状の取付部12と、該
一体成形品の下側部位を構成する、略段付円柱状の接地
部14とを有して、成っている。
ゴム材料よりも軽量で、且つ該ゴム材料と同様な弾性
と、それよりも優れた耐摩耗性とを有するウレタン樹脂
材料を用いて、公知の手法により、上述の如き所定形状
に成形することによって、形成されているのである。な
お、ここでは、そのようなウレタン樹脂材料として、特
に、常温で、ゴム製の従来品と同程度の50〜70°
(ショアA型デュロメーターにより測定した値)の硬さ
をもって硬化するものが、使用されている。
るつえ先部品10においては、取付部12の中心部に、
上方に開口する取付孔16が、軸方向に真っ直ぐ延びる
ように形成されている。更に、この取付孔16は、つえ
先部品10が取り付けられるべきつえの下端部の外径よ
りも僅かに小さな内径と、前記接地部14に達する深さ
とをもって、構成されている。これによって、図4に仮
想線で示される如く、つえ18の下端部が、取付部12
の取付孔16内に圧入され得るようになっており、以て
つえ先部品10が、取付部12において、つえ18の下
端部に、固定的に取り付けられるようになっているので
ある。なお、図4中、20は、取付孔16内に嵌入され
た座金であり、取付孔16内に圧入されたつえ18の下
端縁部に当接せしめられて、該つえ18の下端縁部が、
取付孔16の底部に食い込み、つえ先部品10を損傷さ
せることを阻止するためのものである。
る接地部14は、ゴム製の従来品の当該部位に比して、
十分に薄い厚さ(具体的には、略2/3程度の厚さ)を
もって構成されている。それによって、つえ先部品10
の全体が、ゴム製の従来品よりも小型化されている。
外周部位には、円環状の外側突起22が設けられている
一方、その内周部位には、該外側突起22よりも径の小
さな円環形状を呈する内側突起24が、該外側突起22
と同心的に位置する状態で、設けられている。即ち、こ
の外側突起22は、接地部14の下端外周部において、
所定の高さと厚みとをもって下方に突出し、且つ該外周
部の周方向に沿って連続的に延びるようにして、一体形
成されているのであり、また、内側突起24は、かかる
外側突起22にて囲まれた接地部14の内側部位におい
て、該外側突起22の内側面に対して所定距離を隔てた
位置に、該外側突起22と同一の高さと、それよりも大
なる厚みとをもって下方に突出し、且つ該外側突起22
の内側面に沿って、その周方向に連続して延びるように
して、一体形成されているのである。
起24に対して、複数の硬質粒子26が、埋設されてい
る。この硬質粒子26は、偏平な形状と、0.35〜
0.85mm程度の平均粒径とを有し、研削用として一
般に用いられる、硬度の高い炭化珪素の粒子からなって
いる。そして、このような硬質粒子26の複数が、それ
ぞれの一部部位を内側突起24の接地面28上に露呈せ
しめた状態で、該内側突起24に埋設されている。
0は、ゴム材料よりも軽く、しかも耐摩耗性に優れたウ
レタン樹脂材料から、ゴム製の従来品よりも小さな形状
をもって形成されていることから、かかるゴム製の従来
品に比して、有利に軽量化され得ていると共に、優れた
使用耐久性が付与され得ているのである。
その形成材料たるウレタン樹脂材料が、ゴム材料と同様
な弾性と、ゴム製の従来品と同程度の50〜70°の硬
度(ショアA型デュロメーターにより測定した値)とを
有するものであることに加えて、接地部14の下端外周
部に円環状の外側突起22が設けられて、構成されてい
ることから、つえ18に取り付けられた使用状態下で、
硬い路面や床等に接触せしめられた際に、円環状の外側
突起22が、容易に押し潰されることなく、該円環状の
外側乃至は内側に倒されるように弾性変形せしめられ得
て、使用者の体重等が負荷された状態で、路面や床等に
接触せしめられた際の衝撃が、極めて有利に緩和され得
ることとなる。
は、接地部14における外側突起22の内側に、該外側
突起22と同一高さを有する内側突起24が、硬度の高
い炭化珪素からなる硬質粒子26の複数を埋設し、且つ
それら埋設された複数の硬質粒子26のそれぞれの一部
部位を接地面28上に露出せしめた状態で、形成されて
いるところから、つえ18の下端部に取り付けられた状
態で、路面や床等に接触せしめられ、そして、そのよう
な接触状態下において、内側突起24が、それら路面上
や床面上を摺動させられる方向に作用力が加えられた際
に、内側突起24の接地面28上における硬質粒子26
の露出部位が、路面や床等の表面に係合乃至は食い込む
ような状態となり、それによって、それら内側突起24
と路面や床との間に、より大きな摩擦力が生ぜしめら
れ、以て路面や床等に対する滑りが有効に防止され得る
のである。
あっては、それが取り付けられるつえ18の使用状態下
で、該つえ18をついた際の衝撃の緩和作用や滑り防止
作用を有効に確保しつつ、つえ先部品10の取付けに伴
うつえ18の重量の増大を可及的に抑制し得ると共に、
一つのものがより長期にわたって使用され得るのであ
り、それによって、そのようなつえ18の使用者にかか
る負担を、従来品を使用する場合に比して、極めて効果
的に軽減させ得るのである。
上述の如く、それが取り付けられるつえ18の使用時に
おける緩衝作用が、主に、接地部14に設けられた外側
突起22の弾性変形によって発揮せしめられ得るように
なっているところから、つえ18の使用時において、内
側突起24が受ける衝撃の大きさや弾性変形量が可及的
に抑えられ得るのであり、それによって、そのような内
側突起24に埋設された複数の硬質粒子26が、該内側
突起24から脱落させられるようなことが、効果的に防
止され得、その結果として、それら複数の硬質粒子26
による滑り防止作用が、より長期にわたって安定的に維
持され得ることとなる。
あっては、内側突起24に埋設される硬質粒子26が偏
平形状を有していることから、内側突起24の接地面2
8上における硬質粒子26の露出部位が、角張った形状
となり易く、それによって、内側突起24とそれが接触
せしめられる路面や床との間に、より一層大きな摩擦力
が生ぜしめられ得、以てかかる硬質粒子26による滑り
防止作用が、更に一層有効に発揮され得るのである。
ン樹脂材料として、特に、常温で硬化するタイプのもの
が使用されていることから、かかるウレタン樹脂材料の
取扱が容易となり、以てつえ先部品10の容易に成形さ
れ得るといった利点が得られることとなる。
品10が、上述の如き優れた特徴を有するものであるこ
とは、本発明者等により、以下に示されるようにして行
なわれた試験の結果からも、明確に認識され得るところ
である。
ム製のつえ先部品を与えるゴム材料と、本具体例に係る
つえ先部品10を構成するウレタン樹脂材料〔三井東圧
化学(株)製、商品名:ハイプレンP−306〕のそれ
ぞれの耐摩耗性を比較するために、かかるゴム材料から
なるゴム円板〔直径:52mm、厚さ:13mm、硬度
(ショアA型デュロメーターにより測定した値):7
0〕と、ウレタン樹脂材料からなり、該ゴム円板と同一
の大きさを有する樹脂円板〔直径:52mm、厚さ:1
3 mm、硬度(ショア社のA型デュロメーターにより
測定した値):68〕とを準備した。そして、それらゴ
ム円板と樹脂円板とを用い、JIS K7204に準拠
して、摩耗輪による摩耗試験(試験条件は、摩耗輪:C
S−17、負荷荷重:243g、回転数:1000回と
した。)を行なって、ゴム円板と樹脂円板の摩耗質量
を、それぞれ調べた。その結果、ゴム円板の摩耗質量
は、0.326gであり、また、樹脂円板の摩耗質量
は、0.023gであった。
ン樹脂材料と、硬質粒子として、平均粒径が0.35〜
0.85mmの範囲で、偏平形状を呈する炭化珪素の粒
子〔昭和電工(株)製、商品名:デンシックC、粒度:
♯36)とを、それぞれ、所定量準備し、そして、この
ウレタン樹脂材料と炭化珪素の粒子とを用いて、公知の
金型成形手法により、図1乃至図4に示される如き構造
を有するつえ先部品10(実施例)を成形した。また、
比較のために、ゴム製の従来品(従来例)を準備した。
そして、それら2種類のつえ先部品(実施例と従来例)
の重量を、それぞれ、測定した。その結果、ウレタン樹
脂製のつえ先部品(実施例)の重量は、20gで、ゴム
製のつえ先部品(従来例)は、32gであった。
施例と従来例)を用い、製品安全協会が規定するつえ先
ゴムの摩擦抵抗測定試験方法に準拠して、該2種類のつ
え先部品の摩擦抵抗試験を行なった。即ち、表面が平滑
で、厚さ2mm以上のステンレス鋼板上に、つえ先部品
を立てた状態で載置し、更に、そのつえ先部品上に重量
1kgの重錘を乗せた状態で、つえ先部品の下端部を緩
やかに水平に引っ張って、つえ先部品が移動した時の引
っ張り荷重を調べた。そして、かかる試験を、前記2種
類のつえ先部品(実施例と比較例)について、それぞ
れ、4回ずつ行なった。その結果を、下記表1に示し
た。なお、この摩擦抵抗測定試験では、表面が平滑なス
テンレス鋼板として、JIS G4305(1991)
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼板に規定する表面仕上N
o.2Bまたはこれと同等以上の表面仕上によって、表
面が平滑に研磨されたものを用いた。
に従う構造を有し、ウレタン樹脂材料から形成されたつ
え先部品たる実施例と、従来と同様な構造を有し、ゴム
材料から形成されたつえ先部品たる比較例とを比較した
場合、実施例の方が、摩擦抵抗試験における移動時の引
っ張り荷重値が、明らかに大きな値となっている。ま
た、前述した摩耗試験の結果からも明らかなように、実
施例を構成するウレタン樹脂材料の摩耗質量(0.02
3g)は、比較例の形成材料たるゴム樹脂材料の摩耗質
量(0.326g)の1/14以下の値となっている。
さらに、前述の如く、比較例の重さが32gであるのに
対して、実施例の重量は、20gで、実施例の方が、極
めて軽くなっている。これらによって、本発明に従う構
造とされたつえ先部品が、従来品と比較して、同程度以
上の滑り抵抗性と、より優れた耐摩耗性とを有し、しか
も、軽量化され得ていることが、明確に認識され得るの
である。
0の上側部位が、下方に向かって次第に大径となる略円
錐台形状とされる一方、その下側部位が、略段付円柱形
状とされた形状をもって構成されていたが、つえ先部品
10の形状は、その全体形状においても、また部分形状
においても、何等これに限定されるものではない。
上側部位を構成する取付部12に、つえ18の下端部の
外径よりも僅かに小さな内径を有する取付孔16が設け
られ、この取付孔16に対して、つえ18の下端部が圧
入されることによって、つえ先部品10が、つえ18の
下端部に取り付けられるようになっていたが、かかるつ
え先部品のつえの下端部への取付構造も、決して、これ
に限定されるものでないことは、勿論である。
が、円環形状を有して構成されていたが、この外側突起
22は、環状を呈するものであれば、その具体的形状
が、特に限定されるものではなく、つえ先部品の全体形
状等に応じて、適宜に変更され得るものである。
体例に示されるものに何等限定されるものではなく、接
地面28の面積が十分に確保され得るのであれば、例え
ば、円形突部形状や角形突部形状等、各種の形状が、何
れも有利に採用され得るのである。
子26として、偏平な形状と、0.35〜0.85mm
程度の平均粒径とを有する炭化珪素の粒子が用いられて
いたが、硬質粒子26は、その材質、形状、及び大きさ
等が、何等これに限定されるものでないことは、言うま
でもないところである。
部に取り付けられるつえ先部品に対して、本発明を適用
したものの具体例を示したが、本発明が、その他、松葉
づえや多脚つえ等、各種のつえの下端部に取り付けられ
るつえ先部品に対しても、有利に適用され得るものであ
ることは、勿論である。
してきたが、本発明が、上記の記載によって、何等の制
約をも受けるものでないことは、言うまでもないところ
である。また、本発明には、上記の具体例の他にも、本
発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に
基づいて種々なる変更、修正、改良等を加え得るもので
あることが、理解されるべきである。
明に従うつえ先部品にあっては、それが取り付けられる
つえの使用状態下での緩衝作用や滑り防止作用を有効に
確保しつつ、軽量化と使用寿命の延命化とが有利に図ら
れ得、それによって、つえ先部品の取り付けに伴うつえ
の重量の増大量と、つえ先部品の取替え回数とを可及的
に小さく乃至は少なく抑えることが出来、その結果とし
て、そのようなつえの使用者にかかる負担を、従来品を
使用する場合に比して、極めて効果的に軽減させること
が出来るのである。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 つえの下端部に取り付けられるつえ先部
品にして、 ウレタン樹脂材料から形成されてなり、且つ接地部位の
外周部に設けた環状の外側突起を有する一方、該環状の
外側突起にて囲まれた該接地部位の内側部分に、該外側
突起と同一高さの内側突起を有し、更に、該内側突起
に、複数の硬質粒子が、該内側突起の接地面上に露呈す
るように埋設されていることを特徴とするつえ先部品。 - 【請求項2】 前記硬質粒子が、炭化珪素の粒子である
ことを特徴とする請求項1に記載のつえ先部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33012697A JP3923153B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | つえ先部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33012697A JP3923153B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | つえ先部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11155618A true JPH11155618A (ja) | 1999-06-15 |
JP3923153B2 JP3923153B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=18229105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33012697A Expired - Lifetime JP3923153B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | つえ先部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3923153B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006130138A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Seiichi Shinohara | 杖用先端弾性部材及び歩行用杖 |
KR101319079B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-10-17 | 오달석 | 지팡이의 미끄럼 방지구 |
-
1997
- 1997-12-01 JP JP33012697A patent/JP3923153B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006130138A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Seiichi Shinohara | 杖用先端弾性部材及び歩行用杖 |
KR101319079B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-10-17 | 오달석 | 지팡이의 미끄럼 방지구 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3923153B2 (ja) | 2007-05-30 |
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