JPH11155397A - 水田給水装置 - Google Patents

水田給水装置

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JPH11155397A
JPH11155397A JP9324395A JP32439597A JPH11155397A JP H11155397 A JPH11155397 A JP H11155397A JP 9324395 A JP9324395 A JP 9324395A JP 32439597 A JP32439597 A JP 32439597A JP H11155397 A JPH11155397 A JP H11155397A
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JP
Japan
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water
pressure
suppressor
float
level
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Application number
JP9324395A
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Inventor
Katsuji Tashiro
勝司 田代
Keiichi Hirata
敬一 平田
Toshimitsu Kimura
敏光 木村
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering and Services Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイプラインから水田に水を供給するに当り、
水頭圧が減じられ、かつ所定の水位とされた水を貯える
ようにする。 【解決手段】パイプラインから供給される水の水圧を減
づる制圧器を設け、かつ該制圧器で減圧された水を貯え
る水槽を設け、該水槽の水の浮揚力によって作動するフ
ロートを設け、該フロートの作用により前記制圧器から
の水の供給を制御して貯水水位を所定水位に調整する水
位調整装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水田給水(取水)装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、オープン水路(水頭圧約
1m以下)に水門を設けて水位の調整を行っていた。
【0003】また、一般技術として水位調整装置として
水洗トイレの貯水槽に使用されるボールタップ方式の水
位調整装置が知られている。これによれば、ある水位に
達した水はボールタップの作用により弁が開放されて排
水口より排出されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パイプラインから水を
水田に供給しようとする場合、水圧は高圧、例えば2.
5kg/cm2(水頭圧約25m)にも達することにな
るために、パイプラインから直接水田に水を供給するこ
とはできない。すなわち、相当の水圧があるためにこの
水圧の状態で水を供給することは水田を傷めることにも
なりかねず、即実施することはできない。
【0005】本発明は、パイプラインを使用して水田に
水を供給する場合に発生するかかる問題を解決しようと
するもので、水圧を和らげ、水田に必要とされる水位に
水を貯えつつ供給を行うことができ、それによって水田
さらには稲を傷めることなく水の供給を行うことを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1)パイプラ
インとパイプラインとの間に制圧器を設け、2)パイプ
ラインからの高圧水を制圧器で減圧し、3)減圧された
水を貯えてパイプラインに排出し、4)制圧器にはフロ
ート方式によって減圧調整ならびに所定水位に維持する
機構を設けるようにした。更に、制圧器自体に水位を調
整する機能を持たせて所定水位を任意に調整できるよう
にした。
【0007】具体的には本発明は、水位を調整した水を
水田に供給する水田給水装置において、パイプラインか
ら供給される水の水圧を減ずる制圧器を設け、かつ該制
圧器で減圧された水を貯える水槽を設け、該水槽の水の
浮揚力によって作動するフロートを設け、該フロートの
作用により前記制圧器からの水の供給を制御して貯水水
位を所定水位に調整する水位調整装置を設けた水田給水
装置を提供する。
【0008】更に、水位を調整した水を水田に供給する
水田給水装置において、パイプラインから供給される水
の水圧を減ずる制圧器を設け、該制圧器に、該制圧器で
減圧されて所定の水位に達した水を水田に供給する水位
調整装置を取り付け、かつ前記制圧器および該水位調整
装置は一体的に高さ方向に位置調整される水田給水装置
を提供する。
【0009】更に、水位を調整した水を水田に供給する
水田給水装置において、パイプラインから供給される水
の水圧を減ずる制圧器を設け、該制圧器で減圧された水
を貯める水槽を設け、該制圧器に該水槽の水の浮揚力に
よって作動するフロートを設けて、該フロートの作用に
より前記制圧器からの水の供給を制御する貯水水位を所
定水位に調整する水位調整装置を取り付け、かつ前記制
圧器および該水位調整装置は一体的に高さ方向に位置調
整される水田給水装置を提供する。
【0010】これらの場合に、前記制圧器は、水の浮力
によって上向きの力を受けるフロートと、これによって
開放・閉塞される弁によって構成され、該弁の開放閉塞
に伴って減圧がされるように構成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明にかかる一実施例を図
面に基づいて説明する。
【0012】図1は、一つの実施例の全体構成を示す。
図において、水田給水装置は、導入側パイプライン(導
水管)1、水槽2、パイプライン1の接続された制圧器
3、水槽2内の水によって浮揚力の与えられるフロート
4、フロート4の作用により制圧器3の制御を行う制御
機構5からなる。制圧器3は円筒6(図を理解し易すく
するために一点鎖線です示す。)とその底面に設けられ
る親弁7(一点鎖線で示す。)とそれに組み合わされる
子弁8とからなり、取り付け具10によって水槽2に取
り付けてある。フロート4には水位ハンドル9、案内バ
ー19が設けられている。制御機構5はリンク機構をな
しており、リンクバー11の一端は子弁8に固着片12
を介して固着され、他端はフロート4の後方まで延びて
横バー14に接続されている。
【0013】リンクバー11の途中には支点バー13が
設けてあり、その先端は親弁に接しており、支点バー1
3を支点としてリンクバー11は回動する。案内バー1
9の先端には耐腐食性のあるひも15がつながれてお
り、回転子16を介して横バー14に接続してある。水
槽2にはその側壁20に取水口蓋21が設けてあり、こ
の蓋を経て導出側パイプライン(図示せず)に接続され
る。また、水槽2の中央部には噴流板22(従って、左
右室は連通されている)が設けてあり、これに設けた穴
23を通してリンクバー11が設けてある。
【0014】このような構成になっているので、水槽2
内の水位が上昇するとフロート4は上昇し、横バー14
は下方に動いてリンクバー11を支点を中心として回動
せしめ、子弁8を親弁7に対し閉塞方向に動かす。親弁
7と子弁8との開放状態に応じて、水頭圧は調整されて
制圧弁3から水槽2に減圧された水が流れる。このよう
にして水圧調整された水は所定の水位で貯えられて、取
水口蓋21よりパイプラインへと流れ出、水田に供給さ
れる。
【0015】図2は他の実施例の全体構成を示す。構成
は本質的に図1の構成と同じである。フロート4’とし
てボール状のものが使用され、リンクバー11’は支点
31を中心として回動し、フロート4’の上昇に伴って
ボールタップとしての子弁8’は親弁7’に接近し、パ
イプライン1からの水の流入を制御することになる。こ
の例の場合、パイプライン1と制圧器3との間にはホー
ス32がフランジ33を介して設けてある。
【0016】制圧器3は、水槽上壁を貫通する保持棒4
1によって保持され、その先端部にはジャッキ42が取
り付けてあり、これには更に設定値表示針43が設けて
ある。ジャッキ42はジャッキ用ハンドル44によって
図に鎖線で示すように動作され、保持棒41を上動作さ
せる。
【0017】水槽2内にはフロートガイド51に案内さ
れたフロート52が設けてあり、フロート52には実水
位表示針53が設けてあって、スケール54によって水
位が判るようになっている。55は水抜き栓である。
【0018】このような構成になっているので、制圧器
3はジャッキ42によって持ち上げられ、これに伴って
フロート4’も鎖線で示すように上昇する。従って、水
槽2内の所定水位はその分だけ上昇せしめられる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、パイプラインから水頭
圧の高い水を水田に供給するに当って、制圧器により水
頭圧が減じられ、所定の水位に水が貯えられ、かつ制圧
器はこの水位によって制御されて減圧作用を行うので、
所定の水頭圧とされた水が所定の水位で貯えられた後に
水田に供給されることになる。このため、給水を行った
ときに水田更には稲を傷めるということがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す一部断面図。
【図2】他の実施例の全体構成図。
【符号の説明】
1…パイプライン(導水管)、2…水槽、3…制圧器、
4…フロート、5…制御機構、7…親弁、8…子弁、1
1…リンクバー、12…固着片、13…支点バー、21
…取水口蓋、22…噴流板、41…保持棒、42…ジャ
ッキ、43…設定値表示針、44…ジャッキ用ハンド
ル、51…フロートガイド、52…フロート、53…実
水位表示針

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水位を調整した水を水田に供給する水田給
    水装置において、 パイプラインから供給される水の水圧を減ずる制圧器を
    設け、かつ該制圧器で減圧された水を貯える水槽を設
    け、該水槽の水の浮揚力によって作動するフロートを設
    け、該フロートの作用により前記制圧器からの水の供給
    を制御して貯水水位を所定水位に調整する水位調整装置
    を設けたことを特徴とする水田給水装置。
  2. 【請求項2】水位を調整した水を水田に供給する水田給
    水装置において、 パイプラインから供給される水の水圧を減ずる制圧器を
    設け、 該制圧器に、該制圧器で減圧されて所定の水位に達した
    水を水田に供給する水位調整装置を取り付け、かつ前記
    制圧器および該水位調整装置は一体的に高さ方向に位置
    調整されることを特徴とする水田給水装置。
  3. 【請求項3】水位を調整した水を水田に供給する水田給
    水装置において、 パイプラインから供給される水の水圧を減ずる制圧器を
    設け、 該制圧器で減圧された水を貯める水槽を設け、該制圧器
    に該水槽の水の浮揚力によって作動するフロートを設け
    て、該フロートの作用により前記制圧器からの水の供給
    を制御する貯水水位を所定水位に調整する水位調整装置
    を取り付け、かつ前記制圧器および該水位調整装置は一
    体的に高さ方向に位置調整されることを特徴とする水田
    給水装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかにおいて、 前記制圧器は、水の浮力によって上向きの力を受けるフ
    ロートと、これによって開放・閉塞される弁によって構
    成され、該弁の開放閉塞に伴って減圧がされることを特
    徴とする水田調整装置。
JP9324395A 1997-11-26 1997-11-26 水田給水装置 Pending JPH11155397A (ja)

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