JPH11154859A - 多値信号伝送方法および多値信号伝送システム並びに半導体集積回路 - Google Patents

多値信号伝送方法および多値信号伝送システム並びに半導体集積回路

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JPH11154859A
JPH11154859A JP9318057A JP31805797A JPH11154859A JP H11154859 A JPH11154859 A JP H11154859A JP 9318057 A JP9318057 A JP 9318057A JP 31805797 A JP31805797 A JP 31805797A JP H11154859 A JPH11154859 A JP H11154859A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 信号を送信する側の出力バッファ回路が複数
の電源電圧を必要とせず一つの電源電圧で動作して多値
レベルの信号を送信可能なデータ伝送技術を提供する。 【解決手段】 異なるオン抵抗を有し第1電源電圧端子
VDDと出力端子OUT間に並列接続された複数(2のn
乗)のPチャネルMOSFETQ,Qと、異なるオ
ン抵抗を有し出力端子と第2電源電圧端子VSS間に並列
接続された複数のNチャネルMOSFETQ,Q
と、内部回路より複数ビットのデータ信号を受けてM
OSFETを選択的にオン状態にする出力制御回路12
とで送信側の出力バッファ回路10を構成し、出力端子
と受信側の入力端子INとの間に接続される伝送線路3
00の受信側端部に伝送線路とほぼ同一のインピーダン
スを有する終端抵抗Reの一端を接続し、終端抵抗の他
端を第1電源電圧および第2電源電圧の中間レベルとさ
れた外部電源電圧端子VTTに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路間
のデータ伝送技術さらにはディジタル集積回路間の多値
レベルの信号伝送に適用して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロジックLSI(大規模半導体集
積回路)のようなディジタル集積回路間のデータ伝送
は、“1”,“0”の2つの論理レベルを有する信号に
よる伝送が一般的であった。しかしながら、かかる2値
信号によるデータ伝送方式では、1本の信号線で1ビッ
トの情報しか伝送できないため、ASIC(特殊用途向
け半導体集積回路)のようなカスタムLSIにおいて
は、信号線の数および入出力ピンの本数が非常に多くな
る。
【0003】そこで、1本の信号線に多値レベルの信号
をのせて送受信する方式が提案されている(特開平5−
336174号、特開平6−270687号等)。かか
る多値信号方式によれば、例えば1本の信号線に4値レ
ベルの信号をのせることにより、1本の信号線で2ビッ
トのデータを伝送できるため信号線の本数およびLSI
の入出力ピン数を大幅に減らすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている多値信号を用いたデータ伝送方式は、信号
の送信側のバッファ回路が複数の電源電圧で動作する回
路方式であった。例えば4値の場合には4つの電源電
圧、8値の場合には8つの電源電圧を必要とする。その
ため、LSIに対して外部から複数の電源電圧を供給す
るか内部に電源回路を設けることが必要となり、外部に
電源回路を設ける方式では実装密度が低下してしまうと
ともに、内部電源回路方式ではチップサイズが増大して
しまうという問題点があることが明らかになった。
【0005】この発明は上記のような問題点に着目して
なされたものでその目的とするところは、信号を送信す
る側の出力バッファ回路が複数の電源電圧を必要とせず
一つの電源電圧で動作して多値レベルの信号を送信可能
なデータ伝送技術を提供することにある。
【0006】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0008】すなわち、互いに異なるオン抵抗を有し第
1電源電圧端子と出力端子との間に並列形態に接続され
た複数(2のn乗)のPチャネルMOSFETと、互い
に異なるオン抵抗を有し出力端子と第2電源電圧端子と
の間に並列形態に接続された複数のNチャネルMOSF
ETと、内部回路より複数ビット(nビット)のデータ
信号を受けて上記MOSFETを選択的にオン状態にす
る信号を形成する出力制御回路とにより送信側の出力バ
ッファ回路を構成するとともに、上記出力端子と受信側
の入力端子との間に接続される伝送線路の受信側端部に
当該伝送線路とほぼ同一のインピーダンスを有する終端
抵抗の一端を接続し、この終端抵抗の他端を上記第1電
源電圧および第2電源電圧の中間レベルとされた外部電
源電圧端子に接続するようにしたものである。
【0009】上記した手段によれば、第1電源電圧端子
と出力端子との間および出力端子と第2電源電圧端子と
の間に接続された複数のMOSFETが、出力されるn
ビットのデータに応じていずれかがオン状態とされ、そ
のオン状態のMOSFETの抵抗と伝送線路終端の終端
抵抗との比によって外部電源電圧を分圧した電位が受信
側のLSIの入力バッファ回路に入力されることにより
1本の信号線で多値レベルの信号を送信することができ
る。このとき送信側のLSIの出力バッファ回路の電源
電圧は2値信号の伝送時と同じく2電源であるため、内
部電源回路が不用となり、チップサイズを低減すること
ができるとともに、消費電力も抑えることができる。
【0010】また、外部電源電圧もひとつで良いため外
付けの電源回路も簡単な回路で済むという利点がある。
さらに、伝送線路の終端と外部電源電圧端子との間に伝
送線路とほぼ同一のインピーダンスを有する終端抵抗が
接続されているため、伝送線路終端での信号の反射を防
止しつつ受信側のLSIに入力される信号のノイズを吸
収することができ、回路の誤動作を防止することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0012】図1において、100はデータ送信側のL
SI、10はそのLSI100に設けられた出力バッフ
ァ回路、200はデータ受信側のLSI、20はそのL
SI200に設けられた入力バッファ回路で、これらの
LSI100,200は特に制限されないが1枚のプリ
ント基板の所定の位置に実装される。また300は、上
記プリント基板に形成されたプリント配線または同軸ケ
ーブル等からなり、上記LSI100および200間を
接続する伝送線路としての信号線である。なお、図示し
ないが、上記LSI間で双方向のデータ送信を可能にす
る場合には、LSI100にLSI200の入力バッフ
ァ回路20と同様な入力バッファ回路が、またLSI2
00にはLSI100の出力バッファ回路10と同様な
出力バッファ回路が設けられる。
【0013】この実施例における出力バッファ回路は、
例えば3.3Vのような電源電圧端子VDDと出力端子O
UTとの間に並列形態に接続された2個のPチャネルM
OSFET Q1およびQ2と、出力端子OUTと電源
電圧端子VSS(接地電位)との間に並列形態に接続され
た2個のNチャネルMOSFET Q3,Q4とからな
る出力段11と、上記各MOSFET Q1〜Q4のゲ
ートを制御して内部回路から供給される2ビットの出力
データ信号S1,S2に応じて選択的にオン状態にする
信号を形成する出力制御回路12とから構成されてい
る。
【0014】特に制限されないが、上記出力制御回路1
2は出力データ信号S1,S2を入力信号とするORゲ
ート回路G1および同じく出力データ信号S1,S2を
入力信号とするANDゲート回路G2とから構成されて
おり、ORゲート回路G1の出力信号は上記出力段11
のPチャネルMOSFET Q2のゲート端子に、また
ANDゲート回路G2の出力信号は上記Nチャネル出力
MOSFET Q4のゲート端子にそれぞれ供給されて
いる。一方、上記出力段11のMOSFETQ1,Q3
のゲート端子には上記出力データ信号S1,S2のうち
の一方の信号S1が供給されるように構成されている。
【0015】これによって、出力バッファ回路10は、
その真理値を示す表1のように、出力データ信号S1,
S2に応じて、出力MOSFET Q1,Q2がオンで
Q3,Q4がオフの出力状態aと、出力MOSFET
Q1がオンでQ2〜Q4がオフの出力状態bと、出力M
OSFET Q3がオンでQ1,Q2,Q4がオフの出
力状態cと、出力MOSFET Q3,Q4がオンでQ
1,Q2がオフの出力状態dとされるように制御され
る。
【0016】
【表1】 一方、上記LSI200の入力バッファ回路20は、各
々異なる参照電圧Vref1,Vref2,Vref3がしきい値とし
て差動入力端子の一方に印加された3個のセンスアンプ
SA1,SA2,SA3からなる入力レベル弁別回路2
1と、これらのセンスアンプのうちSA2の出力信号を
反転するインバータG11およびこのインバータG11
の出力とセンスアンプSA1の出力信号とを入力信号と
するANDゲート回路G12、該ANDゲート回路G1
2の出力信号と上記センスアンプSA3の出力信号とを
入力信号とするORゲート回路G13とからなるデータ
復元回路22とによって構成されており、上記センスア
ンプSA2とORゲート回路G13の出力信号が復元さ
れたデータ信号として内部回路に供給されるように構成
されている。上記センスアンプSA1,SA2,SA3
およびゲート回路G11,G12,G13は、送信側の
LSI100の出力バッファ回路10と同一の電源電圧
VDDとVSS(接地電位)によって動作する。
【0017】また、送信側LSI100の出力バッファ
回路が接続された外部出力端子OUTと、受信側LSI
200の入力バッファ回路20が接続された入力端子I
Nとの間に接続された伝送線路としての信号線300の
受信側端部に当該伝送線路とほぼ同一のインピーダンス
を有する終端抵抗Reの一端が接続され、この終端抵抗
Reの他端は上記第1電源電圧VDDおよび第2電源電圧
VSSとしての接地電位との中間レベルとされた外部電源
電圧端子VTTに接続されている。
【0018】この実施例においては、3.3Vの電源電
圧VDDに対し外部電源電圧VTTは、VDD/2である約
1.65Vとされている。また、終端抵抗Reは伝送線
路300のインピーダンスに合わせて例えば50Ωとさ
れている。出力バッファ回路20を構成するMOSFE
T Q1〜Q4のうちQ1はゲート端子にVSS(0V)
が印加されたオン状態の抵抗Rq1onが121Ω、Q2は
オン抵抗Rq2onが19Ω、Q3はゲート端子にVDD
(3.3V)が印加されたオン状態の抵抗Rq3onが12
1Ω、Q4はオン抵抗Rq4onが19Ωとなるように、そ
れぞれの素子定数が設定されている。
【0019】これによって、MOSFET Q1,Q2
がオン、Q3,Q4がオフされた状態では、電源電圧V
DDからQ1,Q2−信号線300−終端抵抗Reを通っ
て電源電圧VTTへ電流が流れ、受信側のLSI200の
入力端子INの電位Viは約2.89Vのような電位と
なる。これが伝送される信号の最も高いレベルVHHであ
る。次に、MOSFET Q2がオン、Q1,Q3,Q
4がオフされた状態では、電源電圧VDDからQ2−信号
線300−終端抵抗Reを通って電源電圧VTTへ電流が
流れ、受信側のLSI200の入力端子INの電位Vi
は約2.06Vのような電位となる。これが伝送される
信号の2番目に高いレベルVHLである。
【0020】また、MOSFET Q3がオン、Q1,
Q2,Q4がオフされた状態では、電源電圧VTTから終
端抵抗Re−信号線300−Q3を通って電源電圧VSS
へ電流が流れ、受信側のLSI200の入力端子INの
電位Viは約1.24Vのような電位となる。これが伝
送される信号の3番目のレベルVLHである。次に、MO
SFET Q3,Q4がオン、Q1,Q2がオフされた
状態では、電源電圧VTTから終端抵抗Re−信号線30
0−Q1,Q2を通って電源電圧VDDへ電流が流れ、受
信側のLSI200の入力端子INの電位Viは約0.
41Vのような電位となる。これが伝送される信号の最
も低いレベルVLLである。
【0021】一方、受信側のLSI200の入力バッフ
ァ回路20は、図3に示すように、しきい値としての参
照電圧Vref1がVHHとVHLの中間の2.475V、Vre
f2がVHLとVLHの中間の1.65V(=VTT)、Vref3
がVLHとVLLの中間の0.825Vとされている。
【0022】上記のような値に設定されることによっ
て、受信側LSI200の入力バッファ回路20におい
ては、表1に示すように、入力電圧Viが、VHHのとき
はすべてのセンスアンプSA1,SA2,SA3の出力
b1,b2,b3がロウレベル、ViがVHLのときはセ
ンスアンプSA1の出力b1のみがハイレベルでSA
2,SA3の出力はロウレベル、ViがVLHのときはセ
ンスアンプSA1,SA2の出力b1,b2がハイレベ
ルでSA2,SA3の出力はロウレベル、ViがVLLの
ときはすべてのセンスアンプSA1,SA2,SA3の
出力がハイレベルとなる。その結果、内部回路に供給さ
れる2ビットの入力データ信号T1,T2は、送信側L
SI100において出力バッファ回路10に供給される
出力データ信号S1,S2と同一の組合せとなり、伝送
データが復元される。
【0023】なお、上記実施例において例として上げた
終端抵抗Reや出力MOSFETQ1〜Q4のオン抵抗
の数値は一例であり、以下の条件を満たしていればよ
い。すなわち、 VDD>Vref1>Vref2>Vref3>VSS,VDD>VTT>V
SS VHH=(VDD−VTT)×(Re+Rq1on//Rq2on)>V
ref3 VHL=(VDD−VTT)×(Re+Rq1on)>Vref2 VHH=VTT×Rq3on/(Re+Rq3on)>Vref1 VHH=VTT×(Rqon3//Rq4on)/(Re+Rq3on//R
q4on)<Vref1 である。
【0024】上記実施例におけるセンスアンプSA1〜
SA3は、図2(A),(B)に示すような差動増幅回
路を用いて構成することができる。また、外部電源電圧
VTTは電源電圧VDDを抵抗分割することにより形成する
ことができる。
【0025】なお、終端抵抗Reは外付け抵抗とする代
わりにLSI内部に形成してもよい。また、実施例では
しきい値を与える参照電圧Vref1,Vref2,Vref3をLS
Iの外部から印加するようにしているが、LSI内部に
おいて抵抗分割による方法等で形成するようにしてもよ
い。さらに、出力バッファ回路10内の出力制御回路を
構成するORゲートの代わりにNANDゲートを、また
ANDゲートの代わりにNORゲートを用いることがで
きる。出力制御回路を工夫して、出力の可否を示すイネ
ーブル信号に基づいて出力MOSFET Q1〜Q4が
全てオフ状態となる出力ハイインピーダンス状態をとり
得るように出力バッファ回路を構成して、外部端子を入
力と出力とで共用できるようにしてもよい。
【0026】また、実施例においては、センスアンプS
A1〜SA3および論理ゲートG11〜G13からなる
入力バッファ回路10を受信側のLSI200内に設け
ているが、図1に示されているような入力バッファ回路
を半導体チップ上に複数個形成したインタフェース用チ
ップを用意して、受信側のLSIの外部入力端子に外付
けするようにしてもよい。
【0027】さらに、実施例では、4値レベルの信号を
伝送する方式を例にとって説明したが、本発明はそれに
限定されず、8値信号など2のn段階のレベルを有する
信号に変換して出力することも可能である。
【0028】以上説明したように、上記実施例は、互い
に異なるオン抵抗を有し第1電源電圧端子と出力端子と
の間に並列形態に接続された2個のPチャネルMOSF
ETと、互いに異なるオン抵抗を有し出力端子と第2電
源電圧端子との間に並列形態に接続された2個のNチャ
ネルMOSFETと、内部回路より2ビットのデータ信
号を受けて上記MOSFETを選択的にオン状態にする
信号を形成する出力制御回路とにより送信側の出力バッ
ファ回路を構成するとともに、上記出力端子と受信側の
入力端子との間に接続される伝送線路の受信側端部に当
該伝送線路とほぼ同一のインピーダンスを有する終端抵
抗の一端を接続し、この終端抵抗の他端を上記第1電源
電圧および第2電源電圧の中間レベルとされた外部電源
電圧端子に接続するようにしたので、第1電源電圧端子
と出力端子との間および出力端子と第2電源電圧端子と
の間に接続された複数のMOSFETが、出力される2
ビットのデータに応じていずれかがオン状態とされ、そ
のオン状態のMOSFETの抵抗と伝送線路終端の終端
抵抗との比によって外部電源電圧を分圧した電位が受信
側のLSIの入力バッファ回路に入力されることにより
1本の信号線で4値レベルの信号を送信することができ
るとともに、このとき送信側のLSIの出力バッファ回
路の電源電圧は2値信号の伝送時と同じく2電源である
ため、内部電源回路が不用となり、チップサイズを低減
することができるとともに、消費電力も抑えることがで
きるという効果がある。
【0029】また、外部電源電圧もひとつで良いため外
付けの電源回路も簡単な回路で済むとともに、伝送線路
の終端と外部電源電圧端子との間に伝送線路とほぼ同一
のインピーダンスを有する終端抵抗が接続されているた
め、伝送線路終端での信号の反射を防止しつつ受信側の
LSIに入力される信号のノイズを吸収することがで
き、回路の誤動作を防止することができるという効果が
ある。
【0030】以上本発明を実施例に基づき具体的に説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。例えば上記実施例では、Pチャネ
ルMOSFET Q1,Q2を同時にオンするか、Q1
のみをオンさせるか、NチャネルMOSFET Q3,
Q4を同時にオンするか、Q3のみをオンさせるかして
いるが、出力すべきデータS1,S2に応じて出力MO
SFET Q1〜Q4のいずれか一つをオン状態にする
ように制御してもよい。また、入力バッファ回路20の
データ復元回路22も、実施例のインバータG11,A
NDゲートG12およびORゲートG13に限定され
ず、入力電圧Viに基づいて出力データS1,S2に対
応したデータT1,T2を復元できるものであればどの
ような回路構成であってもよい。
【0031】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0032】すなわち、信号を送信する側の出力バッフ
ァ回路が複数の電源電圧を必要とせず一つの電源電圧で
動作して多値レベルの信号を送信可能なデータ伝送シス
テムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多値信号の伝送システムの一実施
例を示す回路構成図である。
【図2】入力バッファ回路を構成するセンスアンプの具
体例を示す回路図である。
【図3】電源電圧と受信側の入力電圧レベルとしきい値
レベルとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10 出力バッファ回路 11 出力段 12 出力制御回路 20 入力バッファ回路 21 入力レベル弁別回路 22 データ復元回路 100 送信側LSI 200 受信側LSI 300 伝送線路 Re 終端抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なるオン抵抗を有し第1電源電
    圧端子と出力端子との間に並列形態に接続された2のn
    乗個の第1導電型電界効果トランジスタと、互いに異な
    るオン抵抗を有し出力端子と第2電源電圧端子との間に
    並列形態に接続された2のn乗個の第2導電型電界効果
    トランジスタと、内部回路よりnビットのデータ信号を
    受けて上記MOSFETを選択的にオン状態にする信号
    を形成する出力制御回路とにより構成された出力回路を
    送信側の半導体集積回路に設けるとともに、上記出力端
    子と受信側の半導体集積回路の入力端子との間に接続さ
    れる伝送線路の受信側端部に当該伝送線路とほぼ同一の
    インピーダンスを有する終端抵抗の一端を接続し、この
    終端抵抗の他端を上記第1電源電圧および第2電源電圧
    の中間レベルとされた外部電源電圧端子に接続して上記
    送信側の半導体集積回路の出力回路より多値レベルの信
    号を形成して送信するようにしたことを特徴とする多値
    信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 互いに異なるオン抵抗を有し第1電源電
    圧端子と出力端子との間に並列形態に接続された2のn
    乗個の第1導電型電界効果トランジスタと、互いに異な
    るオン抵抗を有し出力端子と第2電源電圧端子との間に
    並列形態に接続された2のn乗個の第2導電型電界効果
    トランジスタと、内部回路よりnビットのデータ信号を
    受けて上記MOSFETを選択的にオン状態にする信号
    を形成する出力制御回路とにより構成された出力回路を
    備えた半導体集積回路と、該半導体集積回路からの信号
    を受信しレベルに応じてデータを復元する入力回路を備
    えた半導体集積回路と、上記送信側の半導体集積回路の
    出力端子と上記受信側の半導体集積回路の入力端子との
    間に接続される伝送線路と、該伝送線路とほぼ同一のイ
    ンピーダンスを有し伝送線路の受信側端部と上記第1電
    源電圧および第2電源電圧の中間レベルとされた外部電
    源電圧端子との間に接続された終端抵抗とを備えてなる
    ことを特徴とする多値信号伝送システム。
  3. 【請求項3】 上記入力回路は、受信した信号のをレベ
    ルを所定のしきい値を有する複数の差動回路で弁別する
    入力レベル弁別回路と、弁別された信号に基づいてデー
    タ復元する論理ゲート回路からなるデータ復元回路とに
    より構成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    多値信号伝送システム。
  4. 【請求項4】 互いに異なるオン抵抗を有し第1電源電
    圧端子と出力端子との間に並列形態に接続された2のn
    乗個の第1導電型電界効果トランジスタと、互いに異な
    るオン抵抗を有し出力端子と第2電源電圧端子との間に
    並列形態に接続された2のn乗個の第2導電型電界効果
    トランジスタと、内部回路よりnビットのデータ信号を
    受けて上記MOSFETを選択的にオン状態にする信号
    を形成する出力制御回路とにより構成された出力回路を
    備えてなることを特徴とする半導体集積回路。
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