JPH11154429A - ワイヤハーネス用組立作業板の作成方法 - Google Patents
ワイヤハーネス用組立作業板の作成方法Info
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- JPH11154429A JPH11154429A JP9319420A JP31942097A JPH11154429A JP H11154429 A JPH11154429 A JP H11154429A JP 9319420 A JP9319420 A JP 9319420A JP 31942097 A JP31942097 A JP 31942097A JP H11154429 A JPH11154429 A JP H11154429A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤハーネスの寸法精度の向上と品質の安
定化を図る。 【解決手段】 作業板本体11の取付孔11aに布線用
治具12を平面方向に移動可能な状態で仮配置し、布線
用治具12の上端の保持部12aを嵌入して位置決めす
るための位置決め孔14aが形成された位置決め板14
を設け、該位置決め板14を連結部材15を介して作業
板本体11の上方対向位置に配置すると共に、上記位置
決め孔14aに布線用治具12の上端の保持部12aを
嵌入して、該保持部12aを基準として布線用治具12
の作業板本体11への平面方向の取付位置を調整し、つ
いで、上記布線用治具12の下端の取付部12bを作業
板本体11の取付孔11aに固定し、しかる後、上記位
置決め板14および連結部材15を作業板本体11から
取り外すようにする。
定化を図る。 【解決手段】 作業板本体11の取付孔11aに布線用
治具12を平面方向に移動可能な状態で仮配置し、布線
用治具12の上端の保持部12aを嵌入して位置決めす
るための位置決め孔14aが形成された位置決め板14
を設け、該位置決め板14を連結部材15を介して作業
板本体11の上方対向位置に配置すると共に、上記位置
決め孔14aに布線用治具12の上端の保持部12aを
嵌入して、該保持部12aを基準として布線用治具12
の作業板本体11への平面方向の取付位置を調整し、つ
いで、上記布線用治具12の下端の取付部12bを作業
板本体11の取付孔11aに固定し、しかる後、上記位
置決め板14および連結部材15を作業板本体11から
取り外すようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス用
組立作業板の作成方法に関し、詳しくは、布線用治具の
機能領域である上端の保持部の位置を基準として、作業
板本体に正確に取り付けできるようにするものである。
組立作業板の作成方法に関し、詳しくは、布線用治具の
機能領域である上端の保持部の位置を基準として、作業
板本体に正確に取り付けできるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤハーネスW/Hは、図7に
示すように、ワイヤハーネス用組立作業板の作業板本体
1に立設された種々の布線用治具2によって、電線束W
を所定経路に布線すると共に、コネクタC等の部品を所
定位置に配置することで組み立てられる。電線束Wに
は、布線作業完了後、テープ巻きや、種々の外装部品の
取り付け作業が行なわれるため、その作業領域を確保す
る関係上、上記布線用治具2は作業板本体1の表面から
所要高さ(約100mm程度)間隔を有する位置に機能
領域である保持部2aを設けている。(例えば特開平9
−161562号公報)
示すように、ワイヤハーネス用組立作業板の作業板本体
1に立設された種々の布線用治具2によって、電線束W
を所定経路に布線すると共に、コネクタC等の部品を所
定位置に配置することで組み立てられる。電線束Wに
は、布線作業完了後、テープ巻きや、種々の外装部品の
取り付け作業が行なわれるため、その作業領域を確保す
る関係上、上記布線用治具2は作業板本体1の表面から
所要高さ(約100mm程度)間隔を有する位置に機能
領域である保持部2aを設けている。(例えば特開平9
−161562号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記作業板
本体1に布線用治具2を取り付けるには、作業板本体1
の表面に布線用治具2の取付位置等が表示された布線用
図面3を貼り付け、該布線用図面で指示された取付位置
に取付孔1aを形成し、該取付孔1aに布線用治具2の
下端の取付部2bを嵌入してナット2c、2dにて締付
固定するようにしている(図6)。この方法によれば、
布線用治具2の下端側では、所定の取付孔1aの位置に
対し、正確に布線用治具2を合致させることができる
が、図8に示すように、上端の保持部2a側では、布線
用治具2自体に傾きが生じた場合は、位置ずれを起こす
こととなる。
本体1に布線用治具2を取り付けるには、作業板本体1
の表面に布線用治具2の取付位置等が表示された布線用
図面3を貼り付け、該布線用図面で指示された取付位置
に取付孔1aを形成し、該取付孔1aに布線用治具2の
下端の取付部2bを嵌入してナット2c、2dにて締付
固定するようにしている(図6)。この方法によれば、
布線用治具2の下端側では、所定の取付孔1aの位置に
対し、正確に布線用治具2を合致させることができる
が、図8に示すように、上端の保持部2a側では、布線
用治具2自体に傾きが生じた場合は、位置ずれを起こす
こととなる。
【0004】この布線用治具2の傾きの原因は、取付孔
1aを手工具で形成するため取付孔1a自体が傾斜して
形成され、布線用治具2自体に若干の反りがある場合等
に起因し、また、下端の取付部2bでの傾きは僅かであ
っても、上端の保持部2aでの位置ずれ幅Xは大きくな
り、これらがワイヤハーネスW/Hの寸法精度に影響を
およぼすこととなっている。すなわち、ワイヤハーネス
の組立工程は、コンベアで循環する多数の組立作業板を
使用するため、組立作業板毎に特有の誤差が生じ、一定
した品質を維持することが困難であった。
1aを手工具で形成するため取付孔1a自体が傾斜して
形成され、布線用治具2自体に若干の反りがある場合等
に起因し、また、下端の取付部2bでの傾きは僅かであ
っても、上端の保持部2aでの位置ずれ幅Xは大きくな
り、これらがワイヤハーネスW/Hの寸法精度に影響を
およぼすこととなっている。すなわち、ワイヤハーネス
の組立工程は、コンベアで循環する多数の組立作業板を
使用するため、組立作業板毎に特有の誤差が生じ、一定
した品質を維持することが困難であった。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ワイヤハーネスを組み立てるための作業板本体へ
の布線用治具を取り付けに際し、該布線用治具の機能部
分である上端の保持部を基準として取付固定することに
より、組み立てられるワイヤハーネスの寸法精度を向上
することを課題としている。
ので、ワイヤハーネスを組み立てるための作業板本体へ
の布線用治具を取り付けに際し、該布線用治具の機能部
分である上端の保持部を基準として取付固定することに
より、組み立てられるワイヤハーネスの寸法精度を向上
することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスを構成する
電線、部品等を所定経路に沿って布線、配置するために
使用する布線用治具を、作業板本体の所定位置に位置決
めしながら取り付けるワイヤハーネス用組立作業板の作
成方法であって、上記作業板本体の表面に印された上記
布線用治具の取付位置に、所要のクリアランスを有する
取付孔を形成すると共に、該取付孔に布線用治具の下端
の取付部を挿通して作業板本体の平面方向に所要の調整
範囲移動可能な状態で仮配置し、一方、上記作業板本体
の所定位置に取り付けられる布線用治具の取付位置に対
応して、該布線用治具の上端の保持部を嵌入して位置決
めするための位置決め孔が形成された位置決め板を設
け、上記位置決め板を連結部材を介して作業板本体の上
方に対向する所定間隔位置に配置すると共に、上記位置
決め孔に布線用治具の上端の保持部を嵌入して、該保持
部を基準として布線用治具の作業板本体への平面方向の
取付位置を調整し、ついで、上記布線用治具の下端の取
付部を作業板本体の取付孔に固定し、しかる後、上記位
置決め板および連結部材を作業板本体から取り外すよう
にしたことを特徴とするワイヤハーネス用組立作業板の
作成方法を提供している。
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスを構成する
電線、部品等を所定経路に沿って布線、配置するために
使用する布線用治具を、作業板本体の所定位置に位置決
めしながら取り付けるワイヤハーネス用組立作業板の作
成方法であって、上記作業板本体の表面に印された上記
布線用治具の取付位置に、所要のクリアランスを有する
取付孔を形成すると共に、該取付孔に布線用治具の下端
の取付部を挿通して作業板本体の平面方向に所要の調整
範囲移動可能な状態で仮配置し、一方、上記作業板本体
の所定位置に取り付けられる布線用治具の取付位置に対
応して、該布線用治具の上端の保持部を嵌入して位置決
めするための位置決め孔が形成された位置決め板を設
け、上記位置決め板を連結部材を介して作業板本体の上
方に対向する所定間隔位置に配置すると共に、上記位置
決め孔に布線用治具の上端の保持部を嵌入して、該保持
部を基準として布線用治具の作業板本体への平面方向の
取付位置を調整し、ついで、上記布線用治具の下端の取
付部を作業板本体の取付孔に固定し、しかる後、上記位
置決め板および連結部材を作業板本体から取り外すよう
にしたことを特徴とするワイヤハーネス用組立作業板の
作成方法を提供している。
【0007】上記の方法によれば、布線用治具の上端に
位置する機能部分である保持部が、位置決め板の位置決
め孔により正確に所定位置に配置できる。そして、保持
部が位置決めされた後、仮配置状態の布線用治具の下端
の取付部を作業板本体に固定できるため、布線用治具の
傾き等に係わりなくワイヤハーネスの寸法精度に直接影
響を及ぼす保持部を正確に配置することができる。よっ
て、複数の組立作業板で製造されるワイヤハーネスの安
定品質を確保することができる。
位置する機能部分である保持部が、位置決め板の位置決
め孔により正確に所定位置に配置できる。そして、保持
部が位置決めされた後、仮配置状態の布線用治具の下端
の取付部を作業板本体に固定できるため、布線用治具の
傾き等に係わりなくワイヤハーネスの寸法精度に直接影
響を及ぼす保持部を正確に配置することができる。よっ
て、複数の組立作業板で製造されるワイヤハーネスの安
定品質を確保することができる。
【0008】上記作業板本体への布線用治具の仮配置
は、具体的には、布線用治具下端の取付部であるネジ部
に挿通したナットと、やや大きめの座金により行なわれ
る。作業板本体の取付孔に上記ネジ部を挿通し、座金を
台座として布線用治具を起立姿勢に保持する。この状態
では、布線用治具は、やや大きめの取付孔のクリアラン
スの範囲内で平面方向に移動可能状態で仮配置される。
なお、作業板本体に対する布線用治具の高さは、ナット
調整により座金の高さ位置を上下させることにより調整
される。
は、具体的には、布線用治具下端の取付部であるネジ部
に挿通したナットと、やや大きめの座金により行なわれ
る。作業板本体の取付孔に上記ネジ部を挿通し、座金を
台座として布線用治具を起立姿勢に保持する。この状態
では、布線用治具は、やや大きめの取付孔のクリアラン
スの範囲内で平面方向に移動可能状態で仮配置される。
なお、作業板本体に対する布線用治具の高さは、ナット
調整により座金の高さ位置を上下させることにより調整
される。
【0009】請求項2では、上記連結部材は、作業板本
体と位置決め板との間に立設されると共に、作業板本体
と位置決め板との間を布線用治具の高さに対応する所定
間隔に保持するための支柱を有し、布線用治具の高さに
応じて、支柱の長さの異なる連結部材を選択的に使用す
るようにしている。このようにすれば、同一の組立作業
板内に保持部の高さ位置の異なる布線用治具を立設する
場合、これに対応する寸法の支柱を有する連結治具に交
換することで、共通の位置決め板を使用することができ
る。なお、連結部材は、具体的には、作業板本体と位置
決め板との間の四隅に立設される支柱と、該支柱の下端
に突出され作業板本体に形成された受け孔に嵌入するピ
ンと、支柱の上端に突設され位置決め板に形成された挿
通孔を通してナットにより位置決め板に固定されるネジ
棒とを備えている。
体と位置決め板との間に立設されると共に、作業板本体
と位置決め板との間を布線用治具の高さに対応する所定
間隔に保持するための支柱を有し、布線用治具の高さに
応じて、支柱の長さの異なる連結部材を選択的に使用す
るようにしている。このようにすれば、同一の組立作業
板内に保持部の高さ位置の異なる布線用治具を立設する
場合、これに対応する寸法の支柱を有する連結治具に交
換することで、共通の位置決め板を使用することができ
る。なお、連結部材は、具体的には、作業板本体と位置
決め板との間の四隅に立設される支柱と、該支柱の下端
に突出され作業板本体に形成された受け孔に嵌入するピ
ンと、支柱の上端に突設され位置決め板に形成された挿
通孔を通してナットにより位置決め板に固定されるネジ
棒とを備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本発明のワイヤハーネス用組立作業
板の作成方法では、図1に示すように、ワイヤハーネス
W/Hを所定形態に組み立てるための組立作業板10と
は別に、位置決め板14と連結部材15を用いる。上記
組立作業板10は、ベニヤ合板等からなる長方形の作業
板本体11と、該作業板本体11の表面にワイヤハーネ
スW/Hの布線経路に沿って立設される布線用治具12
からなっている。
参照して説明する。本発明のワイヤハーネス用組立作業
板の作成方法では、図1に示すように、ワイヤハーネス
W/Hを所定形態に組み立てるための組立作業板10と
は別に、位置決め板14と連結部材15を用いる。上記
組立作業板10は、ベニヤ合板等からなる長方形の作業
板本体11と、該作業板本体11の表面にワイヤハーネ
スW/Hの布線経路に沿って立設される布線用治具12
からなっている。
【0011】上記布線用治具12は、図5に示すよう
に、布線すべき電線束Wの保持用のものとしては、支軸
12eの上端にU字状の保持部12aを備え、下端にネ
ジ部を形成した取付部12bを備えている。該取付部1
2bには、上下のナット12c、12d間に位置させる
ようにして座金12fを挿通している。該座金12f
は、取付部12bの軸寸法に基づく標準のものより大き
めの外径を有するもの、すなわち後述の作業板本体11
に形成される大きめの取付孔11aより大径のものを使
用している。なお、布線用治具12としては、上記のも
のに限らず、コネクタ等の接続部品、クランプ等の外装
部品を所定位置に保持するもの等、ワイヤハーネスW/
Hの組立に用いる種々のものを含む。
に、布線すべき電線束Wの保持用のものとしては、支軸
12eの上端にU字状の保持部12aを備え、下端にネ
ジ部を形成した取付部12bを備えている。該取付部1
2bには、上下のナット12c、12d間に位置させる
ようにして座金12fを挿通している。該座金12f
は、取付部12bの軸寸法に基づく標準のものより大き
めの外径を有するもの、すなわち後述の作業板本体11
に形成される大きめの取付孔11aより大径のものを使
用している。なお、布線用治具12としては、上記のも
のに限らず、コネクタ等の接続部品、クランプ等の外装
部品を所定位置に保持するもの等、ワイヤハーネスW/
Hの組立に用いる種々のものを含む。
【0012】上記作業板本体11の表面には、図2に示
すように、布線用治具12の取付位置、電線束Wの布線
位置等が表示された布線図面13を貼り付け、該布線図
面13で指示された位置に、布線用治具12の取付部1
2bの外径に比し倍程度の大きめの取付孔11aを形成
している。上記布線用治具12の取付部12bに対する
大きめの取付孔11aのクリアランスを、布線用治具1
2の平面方向の調整範囲としている。
すように、布線用治具12の取付位置、電線束Wの布線
位置等が表示された布線図面13を貼り付け、該布線図
面13で指示された位置に、布線用治具12の取付部1
2bの外径に比し倍程度の大きめの取付孔11aを形成
している。上記布線用治具12の取付部12bに対する
大きめの取付孔11aのクリアランスを、布線用治具1
2の平面方向の調整範囲としている。
【0013】上記位置決め板14には、上記作業板本体
11と同様に布線図面13aを貼り付けると共に、布線
用治具12の取付位置に対応して保持部12aを嵌入し
て位置決めするための位置決め孔14aを形成してい
る。該位置決め孔14aは、上記保持部12aに外接す
る円形とするか、もしくは保持部12aの形状に応じて
長孔状、角孔状等とすることで、布線用治具12の方向
性を規制するようにしてもよい。
11と同様に布線図面13aを貼り付けると共に、布線
用治具12の取付位置に対応して保持部12aを嵌入し
て位置決めするための位置決め孔14aを形成してい
る。該位置決め孔14aは、上記保持部12aに外接す
る円形とするか、もしくは保持部12aの形状に応じて
長孔状、角孔状等とすることで、布線用治具12の方向
性を規制するようにしてもよい。
【0014】つぎに、上記連結部材15は、図4に示す
ように、作業板本体11と位置決め板14とを、布線用
治具12の保持部12aが位置決め孔14aに嵌入する
高さに保持するための大径の支柱15aと、該支柱15
aの下端に突設された小径のピン15b、および上端に
突設されたネジ棒15cとからなっている。上記連結部
材15は、作業板本体11と位置決め板14との間の四
隅部に介在されるものであり、作業板本体11にはピン
15bが嵌入する受け孔11bを形成し、一方、位置決
め板14には、上記ネジ棒15cが挿通される挿通孔1
4bを形成し、ナット14cにて位置決め板14側に連
結部材15を固定するようにしている。
ように、作業板本体11と位置決め板14とを、布線用
治具12の保持部12aが位置決め孔14aに嵌入する
高さに保持するための大径の支柱15aと、該支柱15
aの下端に突設された小径のピン15b、および上端に
突設されたネジ棒15cとからなっている。上記連結部
材15は、作業板本体11と位置決め板14との間の四
隅部に介在されるものであり、作業板本体11にはピン
15bが嵌入する受け孔11bを形成し、一方、位置決
め板14には、上記ネジ棒15cが挿通される挿通孔1
4bを形成し、ナット14cにて位置決め板14側に連
結部材15を固定するようにしている。
【0015】次に、組立作業板10の作成工程について
説明する。まず、図3に示すように、作業板本体11の
各取付孔11aに、布線用治具12の取付部12bを嵌
入して布線用治具12を立設状態に仮配置する。その
際、布線用治具12の取付部12bには、予めナット1
2cを螺合すると共に、該ナット12cにより位置規制
される座金12fを挿入し、該座金12fを台座として
布線用治具12を起立姿勢に保持するようにしている。
上記操作に際し、ナット12cを回して座金12fを上
下することにより布線用治具12の高さ位置を調整す
る。
説明する。まず、図3に示すように、作業板本体11の
各取付孔11aに、布線用治具12の取付部12bを嵌
入して布線用治具12を立設状態に仮配置する。その
際、布線用治具12の取付部12bには、予めナット1
2cを螺合すると共に、該ナット12cにより位置規制
される座金12fを挿入し、該座金12fを台座として
布線用治具12を起立姿勢に保持するようにしている。
上記操作に際し、ナット12cを回して座金12fを上
下することにより布線用治具12の高さ位置を調整す
る。
【0016】ついで、図4に示すように、作業板本体1
1の四隅の受け孔11bに、ピン15bを嵌入して連結
部材15を立設する。かかる状態において、位置決め板
14を作業板本体11の上方に対向位置させ、連結部材
15のネジ棒15cを位置決め板14の挿通孔14bに
挿通すると同時に、各布線用治具12をそれぞれ対応す
る位置決め孔14a内に嵌入するようにして、位置決め
板14を連結部材15に支持させる。そして、図5に示
すように、挿通孔14bから突出するネジ棒15cにナ
ット14cを螺合して、連結部材15を位置決め板14
側に固定する。
1の四隅の受け孔11bに、ピン15bを嵌入して連結
部材15を立設する。かかる状態において、位置決め板
14を作業板本体11の上方に対向位置させ、連結部材
15のネジ棒15cを位置決め板14の挿通孔14bに
挿通すると同時に、各布線用治具12をそれぞれ対応す
る位置決め孔14a内に嵌入するようにして、位置決め
板14を連結部材15に支持させる。そして、図5に示
すように、挿通孔14bから突出するネジ棒15cにナ
ット14cを螺合して、連結部材15を位置決め板14
側に固定する。
【0017】上記のように、仮配置状態の布線用治具1
2の保持部12aが、位置決め板14の位置決め孔14
aに嵌入することによって、保持部12aを基準として
各布線用治具12が平面方向に移動して位置調整され
る。ついで、位置決め完了後、作業板本体11の取付孔
11aから下方突出する布線用治具12の取付部12b
に、座金12fを介してナット12dを螺合して締め付
けることにより、各布線用治具12を固定する。このよ
うにして、全ての布線用治具12の固定作業を完了した
後、位置決め板14と連結部材15を一体的に取り外す
ことで布線用治具12の取付作業を完了する。
2の保持部12aが、位置決め板14の位置決め孔14
aに嵌入することによって、保持部12aを基準として
各布線用治具12が平面方向に移動して位置調整され
る。ついで、位置決め完了後、作業板本体11の取付孔
11aから下方突出する布線用治具12の取付部12b
に、座金12fを介してナット12dを螺合して締め付
けることにより、各布線用治具12を固定する。このよ
うにして、全ての布線用治具12の固定作業を完了した
後、位置決め板14と連結部材15を一体的に取り外す
ことで布線用治具12の取付作業を完了する。
【0018】なお、高さの異なる布線用治具12を取り
付けるには、それぞれの高さに応じた連結部材15に取
り替えて上記操作を繰り返すことにより、同一の位置決
め板14を使用して、保持部12aを基準とする布線用
治具12の位置決め操作を行なうことができる。
付けるには、それぞれの高さに応じた連結部材15に取
り替えて上記操作を繰り返すことにより、同一の位置決
め板14を使用して、保持部12aを基準とする布線用
治具12の位置決め操作を行なうことができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明に
係わるワイヤハーネス用組立作業板の作成方法では、布
線用治具の機能部分である上端の保持部を基準として位
置決め操作を行なうことができる。よって、布線用治具
の下端の取付部を基準とするもののように、布線用治具
自体の傾斜等に影響されることなく、布線用治具を正確
に配置することができ、ワイヤハーネスの寸法精度向上
と品質の安定化を期待することができる。
係わるワイヤハーネス用組立作業板の作成方法では、布
線用治具の機能部分である上端の保持部を基準として位
置決め操作を行なうことができる。よって、布線用治具
の下端の取付部を基準とするもののように、布線用治具
自体の傾斜等に影響されることなく、布線用治具を正確
に配置することができ、ワイヤハーネスの寸法精度向上
と品質の安定化を期待することができる。
【図1】 ワイヤハーネスの組立作業板に位置決め板を
重ねた状態を示す斜視図である。
重ねた状態を示す斜視図である。
【図2】 組立作業板を示す斜視図である。
【図3】 組立作業板本体に布線用治具を仮配置した状
態の断面図である。
態の断面図である。
【図4】 仮配置状態の布線用治具の位置調整状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】 位置調整後の布線用治具の固定状態を示す断
面図である。
面図である。
【図6】 従来の布線用治具の取付状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】 組立作用板上でのワイヤハーネスの組立状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図8】 傾斜した布線用治具の取付状態を示す図であ
る。
る。
W/H ワイヤハーネス 11 作業板本体 11a 取付孔 12 布線用治具 12a 保持部 14 位置決め板 14a 位置決め孔 15 連結部材 15a 支柱
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスを構成する電線、部品等
を所定経路に沿って布線、配置するために使用する布線
用治具を、作業板本体の所定位置に位置決めしながら取
り付けるワイヤハーネス用組立作業板の作成方法であっ
て、 上記作業板本体の表面に印された上記布線用治具の取付
位置に、所要のクリアランスを有する取付孔を形成する
と共に、該取付孔に布線用治具の下端の取付部を挿通し
て作業板本体の平面方向に所要の調整範囲移動可能な状
態で仮配置し、 一方、上記作業板本体の所定位置に取り付けられる布線
用治具の取付位置に対応して、該布線用治具の上端の保
持部を嵌入して位置決めするための位置決め孔が形成さ
れた位置決め板を設け、 上記位置決め板を連結部材を介して作業板本体の上方に
対向する所定間隔位置に配置すると共に、上記位置決め
孔に布線用治具の上端の保持部を嵌入して、該保持部を
基準として布線用治具の作業板本体への平面方向の取付
位置を調整し、 ついで、上記布線用治具の下端の取付部を作業板本体の
取付孔に固定し、 しかる後、上記位置決め板および連結部材を作業板本体
から取り外すようにしたことを特徴とするワイヤハーネ
ス用組立作業板の作成方法。 - 【請求項2】 上記連結部材は、作業板本体と位置決め
板との間に立設されると共に、作業板本体と位置決め板
との間を布線用治具の高さに対応する所定間隔に保持す
るための支柱を有し、布線用治具の高さに応じて、支柱
の長さの異なる連結部材を選択的に使用するようにして
いる請求項1に記載のワイヤハーネス用組立作業板の作
成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9319420A JPH11154429A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ワイヤハーネス用組立作業板の作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9319420A JPH11154429A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ワイヤハーネス用組立作業板の作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11154429A true JPH11154429A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18110001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9319420A Withdrawn JPH11154429A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ワイヤハーネス用組立作業板の作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11154429A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109494541A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-19 | 长沙五七二飞机工业有限责任公司 | 一种通用型下线样板 |
-
1997
- 1997-11-20 JP JP9319420A patent/JPH11154429A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109494541A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-19 | 长沙五七二飞机工业有限责任公司 | 一种通用型下线样板 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |