JPH11154009A - 数値制御装置の送り速度制御方法 - Google Patents

数値制御装置の送り速度制御方法

Info

Publication number
JPH11154009A
JPH11154009A JP32135697A JP32135697A JPH11154009A JP H11154009 A JPH11154009 A JP H11154009A JP 32135697 A JP32135697 A JP 32135697A JP 32135697 A JP32135697 A JP 32135697A JP H11154009 A JPH11154009 A JP H11154009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
deceleration
input
acceleration
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32135697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Suetomi
孝典 末富
Shusuke Oba
秀典 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP32135697A priority Critical patent/JPH11154009A/ja
Publication of JPH11154009A publication Critical patent/JPH11154009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止信号および起動信号入力時に数値制御装
置によって機械を滑らかに停止させ、滑らかに起動させ
ることにより機械にショックが出ないようにする。 【解決手段】 ファンクションジェネレータ4とサーボ
制御器9の間に、加減速に必要な時間分の移動指令を記
憶するバッファ12を備えて、停止信号7の入力時にバ
ッファに蓄える数回分の移動指令を減速指令に変換して
出力することで滑らかに減速し、運転再開時にもそのバ
ッファに残った移動指令を加速用に出力して滑らかに加
速し、機械にショックが出ないようにするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC工作機械にお
ける数値制御装置の送り速度制御方法に関し、特に停止
・起動信号が入力された時の加減速制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来技術における数値制御装置
の概略構成図であり、停止・起動信号が入力された場合
の送り速度制御方式を説明する図である。図4におい
て、起動信号1が入力されると、プログラムメモリ2か
ら運転プログラムを呼び出し、プログラム解析部3にお
いてプログラムを解析する。その解析内容を基にファン
クションジェネネレータ4は、単位時間当りの移動指令
5を作成して積算器8へ出力する。停止・起動信号制御
器6は停止信号7を監視し、信号が入力すれば移動指令
5の出力を停止する。移動指令5は積算器8で積算さ
れ、サーボ制御器9への位置指令10となりモータ軸1
1を駆動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、停止信号が入力した場合に急に停止してしま
うために、モータ軸を高速で運転している場合には機械
にショックが生じてしまう、また、運転再開時にもステ
ップ状の動作で急に高速で動き出してしまうために機械
にショックが生ずるという問題があった。そこで、本発
明は、停止・起動信号が入力しても機械が滑らかに停
止、起動して、機械にショックを生ずることのない数値
制御装置の送り速度制御方法を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、加減速に必要な時間分の移動指令を記憶
する移動指令バッファを備えて、停止信号が入力したら
入力直後に、移動指令バッファに蓄えられている移動指
令のうち、加減速時間中に減速停止するように設定され
た数回分相当の移動指令を減速指令に変換し出力するこ
とにより予定時間中に滑らかに減速し、運転再開時に
も、そのバッファの減速指令に変換した分を差し引いた
残りの移動指令を出力して滑らかに加速することを特徴
としている。上記構成によれば、停止信号入力時にはバ
ッファに蓄積する移動指令の中の数回分を減速指令に変
えて出力し、再起動時にもステップ状の変化を避けバッ
ファ内の残りの移動指令を出力して加速するので、停止
信号と、これに続いて起動信号が入力された場合でも、
機械は滑らかに停止し、滑らかに起動するため、機械に
ショックが出るなどの問題は発生しない。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る数値制御装置の構成図である。図2は図1に示す移
動指令バッファの詳細を示す図である。図3は図1に示
す数値制御装置の送り速度制御方法のフローチャートで
ある。図1に示す本実施の形態は、図4に示した従来の
数値制御装置の構成に、移動指令バッファ12を新たに
付け加えた構成である。この移動指令バッファ12は複
数個のバッファを有し、その中には複数個の単位時間当
りの移動指令を蓄えることができる容量を持ち、例え
ば、図2に示すような内容のものであり、ここにはn個
の移動指令Vi(図2では10個)を格納し、簡単にす
るために各移動指令は一定速度のものとして図示してい
る。全体の移動指令をViとすれば、積算器8へ出力さ
れる単位時間当りの移動指令をVとし、移動指令バッフ
ァ12内には、Vm〜Vm+n−1までの移動指令が蓄
えられている。Vi’は停止信号7が入力した時に、減
速指令に変換する移動指令の数量であり、Vi”は起動
信号1の再入力時に、加速分として払い出す残りの移動
指令数である。図2にはVi’は前から4個分の移動指
令V1〜V4までを、Vi”は後の6個分のV5〜V1
0を、4:6の比率として図示しているが、これは特に
限定するものではなく、このVi’とVi”の比率は移
動指令バッファ12に蓄積される実際の移動指令より、
数値制御装置で設定される、例えば、S字形加減速パタ
ーン、加減速時間等より最適値が選択される。 移動指
令バッファ12に蓄えられる、加減速に必要な時間分の
移動指令の数量nは、数値制御装置に設定された加減速
時間をTacc、単位周期をTsとすれば、 n=Tacc/Ts ・・・ (1) で表される。NCプログラムの運転中は、ファンクショ
ンジェネレータ4から出力された移動指令5は、移動指
令バッファ12を通過しながら積算器8へ出力されて行
く。従って、運転中は、常に移動指令バッファ12には
複数個の移動指令が蓄えられている。停止信号7が入力
すると、停止起動信号制御器6は移動指令バッファ12
に蓄えられている移動指令Viの一部を減速指令に変換
する。この場合、元の移動指令Viと新たに変換した減
速指令との差は、移動指令バッフア12にそのまま残さ
れる。その後、再度起動信号1が入力すると、減速、停
止処理の時に移動指令バッファ12に残した移動指令を
出力した後、従来と同様に通常のファンクションジェネ
レータ4からの移動指令を出力する。
【0006】つぎに図3のフローチャートを参照して加
減速動作について詳しく説明する。停止・起動信号によ
る加減速ルーチンにおいて、先ず、停止信号7が入力し
たか?を判断する(S100)。入力していなければ停
止起動信号制御器6は引き続き停止信号7を監視する。
停止信号7が入力したら、移動指令バッファ12に格納
された移動指令Viの数量nを、n=Tacc/Ts、
として求め確認する(S101)。そして、加減速時間
Tacc内に減速停止させるために、数値制御装置内の
設定値に相当する移動指令バッファ12内の移動指令
を、以下の(2)式に示す減速指令Vi’(図2参照)
に変換して、積分器8へ出力する(S102)。 Vi’=Vi−i×{Vi/(n−1)} ・・・(2) 但し、i=0〜n−1 この場合、次の(3)式に示す、変換した減速指令V
i’と元の移動指令Viとの差Vi”(図2参照)を移
動指令バッファ12内に残す(S103)。 Vi”=Vi−Vi’ ・・・(3) 次に、再度、起動信号1が入力されたか?を判断する
(S104)。入力しなければ監視を続行する。起動信
号1が入力したら、S103でバッファ12内に残した
移動指令Vi”を、積分器8へ加速用に出力する(S1
05)。このように、(1)式、(2)式、(3)式の
ような演算を行うことにより、機械にショックが生じな
いように運転を停止、起動することができ、滑らかな加
減速指令を作成することができる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加減速に必要な時間分の移動指令を記憶するバッファを
備え、停止信号の入力時にはバッファ内に蓄えられてい
る数回分の移動指令を減速指令に変換して出力すること
で滑らかに減速し、運転再開時にもバッファに残されて
いる移動指令を加速用に出力するように構成したので、
滑らかに加減速を行うことができ、機械にショックが生
ずるような問題は発生しなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る数値制御装置の構成
図である。
【図2】図1に示す移動指令バッファの詳細を示す図で
ある。
【図3】図1に示す数値制御装置の送り速度制御方法の
フローチャートである。
【図4】従来の数値制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1 起動信号 2 プログラムメモリ 3 プログラム解析部 4 ファンクションジェネレータ 5 移動指令 6 停止・起動信号制御部 7 停止信号 8 積算器 9 サーボ制御器 10 位置指令 11 モータ軸 12 移動指令バッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC工作機械の数値制御を行う場合に、
    NCプログラムの解析内容を基に移動指令を作成出力
    し、停止信号が入力したら移動指令の出力を停止する送
    り速度制御方法において、 補間前の加減速を行うに際し、加減速に必要な時間分の
    移動指令を蓄積する移動指令バッファメモリを有して、
    停止信号とその後起動信号が入力された場合、前記停止
    信号の入力直後の移動指令から数値制御装置に設定され
    た時間分の移動指令を基に減速停止し、前記起動信号が
    入力したら前記移動指令を基に加速することを特徴とす
    る数値制御装置の送り速度制御方法。
  2. 【請求項2】 前記数値制御装置の送り速度制御方法に
    おいて、 前記数値制御装置に設定された時間分の移動指令は、停
    止信号入力直後の前記移動指令バッファメモリ内に蓄え
    た移動指令中の減速停止に要する分に相当し、前記移動
    指令を減速指令に変換して出力することにより減速停止
    することを特徴とする請求項1記載の数値制御装置の送
    り速度制御方法。
  3. 【請求項3】 前記数値制御装置の送り速度制御方法に
    おいて、 前記起動信号入力後の移動指令による加速は、前記停止
    信号入力時に移動指令バッファ内に蓄えてあった全移動
    指令数より前記減速指令に変換した分を差し引いて残っ
    た移動指令を出力して行われることを特徴とする請求項
    1又は2記載の数値制御装置の送り速度制御方法。
JP32135697A 1997-11-21 1997-11-21 数値制御装置の送り速度制御方法 Pending JPH11154009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32135697A JPH11154009A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 数値制御装置の送り速度制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32135697A JPH11154009A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 数値制御装置の送り速度制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11154009A true JPH11154009A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18131671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32135697A Pending JPH11154009A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 数値制御装置の送り速度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11154009A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007172068A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Fanuc Ltd 数値制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007172068A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Fanuc Ltd 数値制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3681972B2 (ja) 加減速制御方法
US9939804B2 (en) Numerical control device and numerical control method
JPH1169886A (ja) ステッピングモータ等の駆動制御集積回路及びその駆動制御集積回路を備えたステッピングモータ
JP2004318762A (ja) 数値制御装置
CN105320075B (zh) 具有重叠控制的速度控制功能的数值控制装置
US11126163B2 (en) Numerical controller
JPH11154009A (ja) 数値制御装置の送り速度制御方法
EP0930554A1 (en) Method of conversion of robot teaching program
JP2001327194A (ja) パルス発振ic並びにそのicを使用したモータの位置決め制御方法とその装置
JPH07110714A (ja) 複数モータによる位置、速度、トルク制御方法
JP2006293791A (ja) 数値制御装置およびその駆動軸停止起動方法
JP3330221B2 (ja) プレス用フィーダ装置の加減速制御装置
JPH07266190A (ja) 数値制御装置
JP3298329B2 (ja) サーボ制御装置およびサーボ制御方法
JP2001154719A (ja) 自由曲線補間方法
JP2541165B2 (ja) サ―ボシステムの位置決め方法
JP3192554B2 (ja) 数値制御装置の送り速度制御装置
JP5381806B2 (ja) 工作機械の数値制御装置、工作機械の数値制御方法、及び工作機械の数値制御プログラム
JPH06180606A (ja) 駆動対象物の制御装置
JPH0386099A (ja) ステッピングモータの加減速制御方法
JP3188396B2 (ja) 数値制御における送り速度制御方法および装置
CN117318574A (zh) 伺服马达控制方法及伺服马达控制装置
JP2640456B2 (ja) 数値制御方式
KR970005563B1 (ko) 공작기계용 수치제어기의 자동가감속 제어장치
JP2919424B2 (ja) 偏差監視機能付き数値制御装置